JPH10103524A - 多孔質管のシール構造 - Google Patents

多孔質管のシール構造

Info

Publication number
JPH10103524A
JPH10103524A JP9028931A JP2893197A JPH10103524A JP H10103524 A JPH10103524 A JP H10103524A JP 9028931 A JP9028931 A JP 9028931A JP 2893197 A JP2893197 A JP 2893197A JP H10103524 A JPH10103524 A JP H10103524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
porous tube
packings
porous
packing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9028931A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hisada
隆史 久田
Katsunori Mukai
克典 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP9028931A priority Critical patent/JPH10103524A/ja
Publication of JPH10103524A publication Critical patent/JPH10103524A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多孔質管のシール漏れを実質上完全に防止
し、均一な微粒子を有するエマルジョンの製造や各種の
濾過用に好適に使用される多孔質管のシール構造を提供
する。 【解決手段】 外管12と、該外管内に挿通され管壁に
多数の細孔を有する多孔質管11の両端外面がそれぞれ
パッキング15によりシールされて、前記細孔を通して
分散相となるべき流体を連続相となるべき流体中に圧入
する操作を、両流体が前記細孔以外の部分で直接混じり
合わない状態にて行うことができるようにされた多孔質
管のシール構造であって、多孔質管11の両端外面とパ
ッキング15との間にそれぞれ流体を通過させない薄層
16が介在されている。薄層16を介在させないでも、
パッキング15としてVパッキング又はグランドパッキ
ングを2〜10枚重ねて使用してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エマルジョンの製
造や、各種の濾過用に使用される多孔質管のシール構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】均一な細孔径を有するミクロ多孔質体を
管状に形成した多孔質管は、均一な粒子径を有するエマ
ルジョンの製造や各種の濾過用等に広く使用されてい
る。上記の用途において、多孔質管の内側と外側には成
分の異なる流体が流れるので、多孔質管のシール漏れを
防止することは大変重要である。特に、均一な粒子径を
有するエマルジョンの製造においては、僅かのシール漏
れでも、それにより大粒子が混入するため目的品質が得
られないことになる。
【0003】ところで、従来、特開平2−95433号
公報には、外管(モジュール)内に、均一な細孔径を有
するミクロ多孔質体を管状に形成した多孔質管を装着し
た装置を用い、分散層となるべき外管内の液体を、均一
な細孔径を有するミクロ多孔質体を通して連続相となる
べき多孔質管内の液体中に圧入することにより、均一な
粒子径を有するエマルジョンを製造する技術が開示され
ている。
【0004】この方法によれば、この方法を使用しない
従来法と比較して粒子径の均一性の面で格段に優れた微
粒子を有するエマルジョンを得ることができるので、シ
ラス・ポーラス・グラス(SPG)法と命名された革新
的な技術であった。
【0005】そこで、本発明者は、SPG法による、均
一な粒子径を有する重合体微粒子を有するエマルジョン
の製造の研究を行った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ミクロ
多孔質体を管状に形成した多孔質管は、外面が細孔の存
在により粗面となっているので、多孔質管の外面をOリ
ング等のパッキングでシールする従来の方法では、多孔
質管の僅かなシール漏れにより大粒子が混入してしまっ
て、均一な微粒子を有するエマルジョンを得ることがで
きないという問題点があった。
【0007】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、多孔質管のシール漏れを実質上完全に防止し、均一
な微粒子を有するエマルジョンの製造や各種の濾過用に
好適に使用される多孔質管のシール構造を提供すること
を目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の発明は、多孔質管の外面とパッキングとの間に、
流体を通過させない薄層が形成されている多孔質管のシ
ール構造である。
【0009】更に、本発明における請求項2記載の発明
は、管壁に多数の細孔を有する多孔質管の両端外面がそ
れぞれパッキングによりシールされて、前記細孔を通し
て分散相となるべき流体を連続相となるべき流体中に圧
入する操作を、両流体が前記細孔以外の部分で直接混じ
り合わない状態にて行うことができるようにされた多孔
質管のシール構造であって、多孔質管の両端外面とパッ
キングとの間にそれぞれ流体を通過させない薄層が介在
されている多孔質管のシール構造である。
【0010】また、本発明における請求項3記載の発明
は、外管と、該外管内に挿通され管壁に多数の細孔を有
する多孔質管とがパッキングによりシールされ、該パッ
キングは、Vパッキング又はグランドパッキングを2〜
10枚重ねてなることを特徴とする多孔質管のシール構
造である。
【0011】更に、本発明における請求項3記載の発明
は、外管と、該外管内に挿通され管壁に多数の細孔を有
する多孔質管の両端外面とがそれぞれパッキングにより
シールされて、前記細孔を通して分散相となるべき外管
内の流体を連続相となるべき多孔質管内の流体中に圧入
する操作を、両流体が前記細孔以外の部分で直接混じり
合わない状態にて行うことができるようにされた多孔質
管のシール構造であって、上記パッキングは、Vパッキ
ング又はグランドパッキングを2〜10枚重ねてなるこ
とを特徴とする多孔質管のシール構造である。
【0012】本発明において、多孔質管としては、例え
ば、多孔質のアルミナ、ジルコニア、マグネシア、アラ
ルダイト、カーボランダム等のセラミックスの管状成形
物や、CaO−B2 3 −SiO2 −Al2 3 系多孔
質ガラス、CaO−B2 3−SiO2 −Al2 3
Na2 O系多孔質ガラス、CaO−B2 3 −SiO 2
−Al2 3 −Na2 O−MgO系多孔質ガラスの管状
成形物等が挙げられる。
【0013】上記多孔質管は、必要に応じて、シリル化
剤、シランカップリング剤等で表面処理されたものであ
ってもよい。上記多孔質管の形状、寸法は特に制限され
ないが、できるだけ小さくて均一な0.1〜10μmの
細孔を有し、分散相となるべき液体を連続相となるべき
液体中に圧入するときに変形したり破損したりしないも
のが使用される。
【0014】本発明において、パッキングの材質として
は、例えば、テトラフルオロエチレン樹脂、フッ素ゴ
ム、シリコンゴム、バイトンゴム等が挙げられる。パッ
キングの形状としては、例えば、Oリング、Vパッキン
グ、グランドパッキング等が挙げられる。これ等のパッ
キングの厚さ(1枚の厚さ)は、一般に1〜5mmであ
る。
【0015】請求項1及び2記載の発明において、薄層
の材質は、その薄層と接触する流体の通過性が実質上完
全に防止されるものであれば、特に制限はなく、例え
ば、テトラフルオロエチレン樹脂等のシールテープや熱
収縮チューブに使用される樹脂、ガラス等をコーティン
グして薄層を形成できる材料等が挙げられる。
【0016】上記薄層の厚さ、幅、パッキングと接触す
る面の表面粗さ、多孔質管の両端外面との接触状態は、
その薄層と接触する流体の通過性が実質上完全に防止さ
れるものであれば、制限はない。多孔質管とパッキング
との間にそれぞれ薄層を介在させる方法としては、例え
ば、多孔質管の外面にシールテープを巻いたり、熱収縮
チューブを被せた後加熱して被覆したり、ガラスのコー
ティング層を形成したりする方法が挙げられる。上記薄
層の厚さは一般に0.1〜1mmとされ、その幅は一般
に5〜20mmとされる。なお、請求項1及び2記載の
発明において、パッキングは1枚或いは2枚以上を重ね
て使用する。
【0017】他方、請求項3及び4記載の発明において
は、上記請求項1及び2記載の発明で使用するような薄
層は必要としないが、パッキングとしてVパッキング又
はグランドパッキングを使用し、しかもこれ等のパッキ
ングを2〜10枚重ねて使用することが必要である。請
求項3及び4記載の発明において、パッキングが1枚で
はシール幅が狭くなり、しかも薄層がないこともあっ
て、シール漏れを実質上完全には防止できない。また、
パッキングを11枚以上にしても、枚数を増やした分さ
らにシール性が向上するわけでもない。パッキングの最
適な重ね枚数は、1枚当たりのシール幅によって異なる
が、一般に3〜7枚重ねて使用するのが好ましい。これ
等のパッキングの厚さ(1枚の厚さ)は、一般に1〜5
mmである。
【0018】
【作用】本発明の多孔質管のシール構造において、請求
項1及び2記載の発明は、多孔質管とパッキングとの間
に流体を通過させない薄層が介在されていることによ
り、多孔質管の細孔の存在により粗面となっている部分
が薄層により平滑化されるので、シール漏れが実質上完
全に防止され、多孔質管の細孔を通して分散相となるべ
き流体を連続相となるべき流体中に圧入する操作を、両
流体が前記細孔以外の部分で直接混じり合わない状態に
て行うことができる。
【0019】また、請求項3及び4記載の発明は、パッ
キングとして、Vパッキング又はグランドパッキングを
2〜10枚重ねて使用することにより、請求項1及び2
記載の発明で用いるような薄層を介在させなくても、シ
ール漏れが実質上完全に防止され、多孔質管の細孔を通
して分散相となるべき流体を連続相となるべき流体中に
圧入する操作を、両流体が前記細孔以外の部分で直接混
じり合わない状態にて行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、請求項1記載の多孔質管
のシール構造を説明する断面図である。図1において、
1は二重管であって、多孔質管11が外管12にシール
状態にて接続されている。
【0021】即ち、二重管1は、多孔質管11、外管1
2、鍔付き短管13,13、バックアップ材14,1
4、パッキング15,15、薄層16,16からなる。
パッキング15,15としてはOリング或いはVパッキ
ング或いはグランドパッキングが使用される。多孔質管
11は、管壁に孔径0.1〜10μmの均一な多数の細
孔が設けられたものであって、両端部の外面には薄層1
6,16が設けられている。薄層16,16は、フッ素
樹脂からなるシールテープを多孔質管の両端外面に巻き
付けるようにして形成するか、或いはテトラフルオロエ
チレン樹脂からなる熱収縮チューブを多孔質管の両端外
面に被せた後、加熱収縮させて形成するか、或いはガラ
スをライニングすることにより形成したものである。
【0022】外管12の両端部には、受口121,12
1が設けられ、受口121,121の奥部内面には周方
向に沿って突当り部122,122が設けられている。
各受口121の開口端部の内面には雌ねじ121aが設
けられ、各突当り部122の受口開口側の側面には段部
123が設けられている。
【0023】鍔付き短管13は、外面に雄ねじ131a
が設けられた短管部131の一端外面に鍔部132が設
けられ、鍔部132の設けられた端部の内面に配管接続
用雌ねじ131bが設けられている。鍔付き短管13
が、二重管1の各受口121に、雄ねじ131aを雌ね
じ121aに螺合するようにして、ねじ込みできるよう
になっている。
【0024】外管12内に、多孔質管11がその両端部
を受口121,121内に突出するように挿通され、各
突当り部122の受口開口側の側面の段部123より内
方の側面にパッキング15がその側面を当接するように
して装着され、段部より外方の側面にバックアップ材1
4がその外方の側面を当接し、内方の側面にてパッキン
グ15を押さえるようにして装着されている。
【0025】この状態にて、各受口121に、鍔付き短
管13が雄ねじ131aを雌ねじ121aに螺合するよ
うにしてねじ込まれて、多孔質管11の両端外面とパッ
キング15,15との間にそれぞれ薄層16,16が介
在された多孔質管のシール構造が形成されている。
【0026】図2は、請求項2記載の多孔質管のシール
構造を説明する模式図である。図1を参照して説明した
ように、多孔質管11が外管12にシール状態にて接続
されて二重管1が形成されている。連続相となる液体
は、タンク2からポンプ3を備えた配管4を経て二重管
1の多孔質管11の内側に入り、更に、タンク2へと循
環している。5は流量計である。
【0027】分散相となる液体は、タンク6からポンプ
7を備えた配管8を経て、外管12内に導入され、多孔
質管11の外側からその管壁の細孔を通して多孔質管1
1内の連続相となる液体内に圧入される。この操作は、
多孔質管の内側を流れる連続相となる液体に、外側を流
れる分散相となる液体が、実質上完全にシールされた状
態にて直接混ざり合わないようにして行われる。
【0028】また、請求項3及び4に記載の多孔質管の
シール構造では、図1及び図2に示す多孔質管のシール
構造において、多孔質管11の両端外面とパッキング1
5,15との間に薄層16,16を介在させることなし
に、パッキング15,15として、Vパッキング又はグ
ランドパッキングを3〜7枚重ねて使用する。それ以外
は図1及び図2に示す多孔質管のシール構造と同様であ
るので、ここでは図面による説明を省略する。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。 (実施例1)図1及び図2を参照して説明した状態に
て、エマルジョンの製造を行った。多孔質管11とし
て、管壁に孔径0.8μmの均一な多数の細孔が形成さ
れたものを用いた。薄層は、フッ素樹脂からなるシール
テープを用いて、多孔質管の両端外面に巻き付けるよう
にして形成した。薄層の厚さは0.5mm、幅は10m
mであった。パッキングとして厚さ1.2mmのフッ素
ゴム製のOリングを1枚使用し、このOリングパッキン
グの締め付け強さは14kgf・cmとした。
【0030】連続相となる液体として、水588重量部
とポリビニルアルコール12重量部とからなるものを用
い、分散相となる液体として、スチレン50重量部とメ
タクリル酸メチル50重量部とベンゾイルパーオキサイ
ド1.5重量部と水1.0重量部からなるものを用い
た。圧入の圧力は、0.8kg/cm2 G、連続相の流
速3.2m/秒にて行った。
【0031】得られたエマルジョンについて、攪拌状態
にて、90℃に昇温して5時間重合反応を行った後、最
終的に分散している重合体粒子の平均粒子径及び変動係
数(CV値)を測定した。その結果を表1に示す。
【0032】(実施例2)薄層として、テトラフルオロ
エチレン樹脂からなる熱収縮チューブを用いて、多孔質
管の両端外面に被せた後、加熱して形成したもの(薄層
の厚さは0.25mm、幅は15mm)を用いたこと以
外は実施例1と同様にしてエマルジョンの製造を行い、
最終的に分散している重合体粒子の平均粒子径及び変動
係数(CV値)を測定した。その結果を表1に示す。
【0033】(実施例3)薄層として、ガラスをライニ
ングすることにより形成したもの(薄層の厚さは0.7
mm、幅は15mm)を用いたこと以外は実施例1と同
様にしてエマルジョンの製造を行い、最終的に分散して
いる重合体粒子の平均粒子径及び変動係数(CV値)を
測定した。その結果を表1に示す。
【0034】(比較例1)薄層を全く設けなかったこと
以外は実施例1と同様にして、エマルジョンの製造を行
い、最終的に分散している重合体粒子の平均粒子径及び
変動係数(CV値)を測定した。その結果を表1に示
す。
【0035】
【表1】
【0036】(実施例4)薄層を全く設けずに、パッキ
ングとして厚さ2.5mmのフッ素ゴム製のVパッキン
グを3枚重ねて使用したこと以外は実施例1と同様にし
て、エマルジョンの製造を行い、最終的に分散している
重合体粒子の平均粒子径及び変動係数(CV値)を測定
した。その結果を表2に示す。
【0037】(実施例5)薄層を全く設けずに、パッキ
ングとして厚さ2.5mmのフッ素ゴム製のVパッキン
グを5枚重ねて使用したこと以外は実施例1と同様にし
て、エマルジョンの製造を行い、最終的に分散している
重合体粒子の平均粒子径及び変動係数(CV値)を測定
した。その結果を表2に示す。
【0038】(実施例6)薄層を全く設けずに、パッキ
ングとして厚さ2.5mmのフッ素ゴム製のVパッキン
グを7枚重ねて使用したこと以外は実施例1と同様にし
て、エマルジョンの製造を行い、最終的に分散している
重合体粒子の平均粒子径及び変動係数(CV値)を測定
した。その結果を表2に示す。
【0039】(実施例7)薄層を全く設けずに、パッキ
ングとして厚さ3mmのフッ素樹脂製のグランドパッキ
ングを3枚重ねて使用したこと以外は実施例1と同様に
して、エマルジョンの製造を行い、最終的に分散してい
る重合体粒子の平均粒子径及び変動係数(CV値)を測
定した。その結果を表2に示す。
【0040】(実施例8)薄層を全く設けずに、パッキ
ングとして厚さ3mmのフッ素樹脂製のグランドパッキ
ングを7枚重ねて使用したこと以外は実施例1と同様に
して、エマルジョンの製造を行い、最終的に分散してい
る重合体粒子の平均粒子径及び変動係数(CV値)を測
定した。その結果を表2に示す。
【0041】(比較例2)薄層を全く設けずに、パッキ
ングとして厚さ2.5mmのフッ素ゴム製のVパッキン
グを1枚使用したこと以外は実施例1と同様にして、エ
マルジョンの製造を行い、最終的に分散している重合体
粒子の平均粒子径及び変動係数(CV値)を測定した。
その結果を表2に示す。
【0042】(比較例3)薄層を全く設けずに、パッキ
ングとして厚さ3mmのフッ素樹脂製のグランドパッキ
ングを1枚使用したこと以外は実施例1と同様にして、
エマルジョンの製造を行い、最終的に分散している重合
体粒子の平均粒子径及び変動係数(CV値)を測定し
た。その結果を表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】表1及び2から明らかなように、実施例の
場合には、いずれも、重合体微粒子の平均粒子径及び変
動係数(CV値)が比較例と比べて小さい。
【0045】
【発明の効果】本発明における請求項1、2、3及び4
記載の多孔質管のシール構造は、上記の如き構成とされ
ているので、均一で微細な粒子径を有するエマルジョン
の製造や各種の濾過を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の多孔質管のシール構造の例を説
明する断面図である。
【図2】請求項2記載の多孔質管のシール構造の例を説
明する模式図である。
【符号の説明】
1 二重管 11 多孔質管 12 外管 15 パッキング 16 薄層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16L 55/00 F16L 55/00 E // F16L 11/12 11/12 K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外管と、該外管内に挿通され管壁に多数
    の細孔を有する多孔質管とがパッキングによりシールさ
    れ、上記多孔質管の外面とパッキングとの間に、流体を
    通過させない薄層が形成されていることを特徴とする多
    孔質管のシール構造。
  2. 【請求項2】 外管と、該外管内に挿通され管壁に多数
    の細孔を有する多孔質管の両端外面とがそれぞれパッキ
    ングによりシールされて、前記細孔を通して分散相とな
    るべき外管内の流体を連続相となるべき多孔質管内の流
    体中に圧入する操作を、両流体が前記細孔以外の部分で
    直接混じり合わない状態にて行うことができるようにさ
    れた多孔質管のシール構造であって、多孔質管の両端外
    面とパッキングとの間に、それぞれ流体を通過させない
    薄層が介在されていることを特徴とする多孔質管のシー
    ル構造。
  3. 【請求項3】 外管と、該外管内に挿通され管壁に多数
    の細孔を有する多孔質管とがパッキングによりシールさ
    れ、該パッキングは、Vパッキング又はグランドパッキ
    ングを2〜10枚重ねてなることを特徴とする多孔質管
    のシール構造。
  4. 【請求項4】 外管と、該外管内に挿通され管壁に多数
    の細孔を有する多孔質管の両端外面とがそれぞれパッキ
    ングによりシールされて、前記細孔を通して分散相とな
    るべき外管内の流体を連続相となるべき多孔質管内の流
    体中に圧入する操作を、両流体が前記細孔以外の部分で
    直接混じり合わない状態にて行うことができるようにさ
    れた多孔質管のシール構造であって、上記パッキング
    は、Vパッキング又はグランドパッキングを2〜10枚
    重ねてなることを特徴とする多孔質管のシール構造。
JP9028931A 1996-08-05 1997-02-13 多孔質管のシール構造 Pending JPH10103524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9028931A JPH10103524A (ja) 1996-08-05 1997-02-13 多孔質管のシール構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20581796 1996-08-05
JP8-205817 1996-08-05
JP9028931A JPH10103524A (ja) 1996-08-05 1997-02-13 多孔質管のシール構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10103524A true JPH10103524A (ja) 1998-04-21

Family

ID=26367085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9028931A Pending JPH10103524A (ja) 1996-08-05 1997-02-13 多孔質管のシール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10103524A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010042177A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Yokoi Seisakusho:Kk 消防用ホース及びその製造方法
JP2012006014A (ja) * 2007-11-09 2012-01-12 M Technique Co Ltd エマルションの製造方法及びこれにより得られたエマルション

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012006014A (ja) * 2007-11-09 2012-01-12 M Technique Co Ltd エマルションの製造方法及びこれにより得られたエマルション
US8980958B2 (en) 2007-11-09 2015-03-17 M. Technique Co., Ltd. Method for producing emulsion and thereby obtained emulsion
JP2010042177A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Yokoi Seisakusho:Kk 消防用ホース及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5224153B2 (ja) 黒鉛粘土複合材、並びにこの複合材からなるガスケット又はパッキン
US5486010A (en) Gasket material for use in plate and frame apparatus and method for making and using same
US5645301A (en) Fluid transport coupling
KR0150640B1 (ko) 다층 폴리테트라플루오로에틸렌 다공막의 제조방법
US4133927A (en) Composite material made of rubber elastomer and polytetrafluoroethylene resin
KR101492267B1 (ko) 고무/수지 복합 시일재
US5492336A (en) O-ring gasket material and method for making and using same
KR100438333B1 (ko) 저응력 밀봉 개스킷
JPH0366552B2 (ja)
JPH02218784A (ja) 高圧縮性ガスケツト材料及びその製造方法
JPH10103524A (ja) 多孔質管のシール構造
CA2320647C (en) Gasket
JP2006096991A (ja) Ptfe樹脂成型体、ptfe樹脂成型体を用いた一体化構造、及び、それらの製造方法
JP3984513B2 (ja) 中空糸膜モジュール
JP2007203604A (ja) Ptfe樹脂成型体が接着された構造体、及び、ptfe樹脂成型体の接着方法
JPH10318460A (ja) 流体輸送カップリング
SU1657826A1 (ru) Стыковое соединение трубопровода и способ его монтажа
JP3521364B2 (ja) 脱気装置及び脱気方法
JPH025172Y2 (ja)
CN209738449U (zh) 一种ptfe复合密封垫板
JP2002181275A (ja) プラスチック製チューブの接続構造
JP2003106456A (ja) フッ素樹脂包みガスケット
JP2001512768A (ja) 改良された流体不透過性を有するフルオロ重合体物品
JPH025173Y2 (ja)
JPH09187865A (ja) フッ素樹脂積層パイプ及びその製造方法