JPH1010326A - 光ファイバ心線の余長収納構造 - Google Patents

光ファイバ心線の余長収納構造

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JPH1010326A
JPH1010326A JP8158641A JP15864196A JPH1010326A JP H1010326 A JPH1010326 A JP H1010326A JP 8158641 A JP8158641 A JP 8158641A JP 15864196 A JP15864196 A JP 15864196A JP H1010326 A JPH1010326 A JP H1010326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
connection
extra
length
fiber core
Prior art date
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Pending
Application number
JP8158641A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinori Miyagi
明典 宮城
Yoshikazu Nomura
義和 野村
Yukio Hayashi
幸生 林
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバ心線の接続余長における断線や損
失増大を起こしにくくするとともに、余長収納の作業性
を向上させることを課題とする。 【解決手段】 離間して配置された板状部11、11間
に形成された空間13に、接続された光ファイバ心線接
続部20を含む光ファイバ心線6の接続余長がループ状
に屈曲された状態で収納される構造を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ心線の
接続余長を収納するための光ファイバ心線の余長収納構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを接続するとき、光ファイバ
心線を融着機へ、あるいは光ファイバに光コネクタを取
り付けるため加熱機や研磨機へもっていくために余分な
心線長が必要である。通常は接続の失敗余長および将来
の接続切替え等も見込んで光ファイバ心線の接続端にそ
れぞれ1m程度の接続余長が確保されている。
【0003】光コネクタを接続して光ファイバ心線の接
続が終了すると、この接続余長を光ファイバ心線に許容
される以上の歪みを与えることなく整然とかつコンパク
トに収納する必要が生じる。そのため、通常のクロージ
ャや接続箱、キャビネット等にはこの接続余長を収納す
る余長収納部が設けられている。
【0004】この余長収納部としては、プラスチックあ
るいは金属製のトレーの中に光ファイバ接続部を固定
し、その両側の接続余長を直径60mm以上にロールし
て収納するのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な余長収納部に光ファイバ心線を収納する際には、接続
余長をトレーに納まるようにファイバ心線を直接手で持
ってロールさせる必要があるため、光ファイバ心線の取
り扱い時に誤って断線させてしまったり、許容される以
上に光ファイバ心線を曲げてしまうことで光ファイバ心
線が破断したり長期間経過後に損失が増大するといった
恐れがあった。また、これらの障害を起こさないように
光ファイバ心線を非常に丁寧に扱わなければならないこ
とで接続余長の収納に要する作業時間が非常に長くなる
といった問題があった。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、光ファイバ心線の接続余長における断線や損失
増大といった事象を起こしにくく、しかも接続余長の収
納作業が簡単で作業性に優れた光ファイバ心線の余長収
納構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された光
ファイバ心線の余長収納構造は、光ファイバ心線を接続
する際、接続される双方の光ファイバ心線にそれぞれ確
保された接続余長を収納する余長収納構造であって、離
間して配置された板状体間に形成された空間に、光ファ
イバ心線接続部を含む光ファイバ心線の接続余長がルー
プ状に屈曲された状態で収納されていることを特徴とす
る。
【0008】この光ファイバ心線の余長収納構造におい
ては、光ファイバ心線の接続余長を半回転させてループ
状に屈曲し、このループ状の接続余長を板状体の間に滑
り込ませることで、従来のように光ファイバ心線を直接
手で持ってロールさせたりトレーに収納する作業が省略
されて光ファイバ心線に直接手で触れる作業が少なくな
り、しかも接続余長の収納作業自体が簡略化される。
【0009】請求項2に記載された光ファイバ心線の余
長収納構造は、空間を形成する板状体の上部に、光ファ
イバ心線接続部を保持する接続部保持部が着脱可能に取
り付けられていることを特徴とする。
【0010】この光ファイバ心線の余長収納構造におい
ては、光ファイバ心線の接続余長の途中に位置する光フ
ァイバ心線接続部を接続部保持部で保持し、この接続部
保持部を板状体の上部に取り付けることでループ状の接
続余長が空間からはみ出さないように保持しておける。
また、接続部保持部を持って接続余長の半回転動作や空
間への収納動作を行うことで光ファイバ心線に直接手で
触れる作業がさらに少なくなる。
【0011】請求項3に記載された光ファイバ心線の余
長収納構造は、空間が複数形成され、該空間に光ファイ
バ心線の接続余長がそれぞれループ状に屈曲された状態
で収納されていることを特徴とする。
【0012】この光ファイバ心線の余長収納構造におい
ては、複数形成された空間に光ファイバ心線の接続余長
をそれぞれ個別に収納することで、光ファイバ心線の接
続切替え等の作業を実施する際に、該当する光ファイバ
心線以外の他の心線に対して外的な影響が及びにくくな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る光ファイバ心線の余
長収納構造の実施形態を図1および図2に示して説明す
る。図1は、クロージャの内部に設置された光ファイバ
心線の余長収納構造を示している。クロージャの両端の
引き込み口近傍には、引き込まれた光ケーブル(あるい
は光コード)1の端部を把持するケーブル把持金具2が
それぞれ配設されている。さらにケーブル把持金具2の
内側には、光ケーブル1に挿通されているテンションメ
ンバ3の端部を把持するテンションメンバ把持金具4が
それぞれ配設されている。これらケーブル把持金具2と
テンションメンバ把持金具4とは、クロージャの軸方向
に沿って平行に離間して配設された2本の連結棒5、5
によって一体に固定されている。
【0014】連結棒5、5間には、光ケーブル1から引
き出されて接続された光ファイバ心線(単心線あるいは
テープ心線)6の接続余長を収納するハードケース10
が設けられている。このハードケース10は、複数の長
方形状の板状部(板状体)11がそれぞれ等しい間隔を
空けて平行に配置され、さらにそれら板状部11が下部
の長辺側を基部12に固定されて一体となった形状を有
しており、この板状部11の間に形成された空間13に
接続余長を1心ずつ収納するようになっている。
【0015】板状部11、11間に形成された空間13
には、一方の光ケーブル(あるいは光コード)1aから
引き出された光ファイバ心線(単心線あるいはテープ心
線)6aと、他方の光ケーブル(あるいは光コード)1
bから引き出された光ファイバ心線(単心線あるいはテ
ープ心線)6bとが接続されて生まれた接続余長がルー
プ状に屈曲された状態で収納されている。この接続余長
は、そのほぼ中央で接続された光ファイバ心線接続部2
0がループの頂き付近に位置するように屈曲され、空間
13に上方から滑り込ませるようにして収納されてい
る。光ファイバ心線接続部20の構造としては、光フ
ァイバ心線どうしを融着接続してその部分を被覆したも
の、メカニカルスプライスを用いたもの、多心MT
フェルール等の光コネクタを用いたもの等が挙げられ
る。
【0016】光ファイバ心線接続部20は、板状部11
の上部中央に着脱可能に取り付けられる接続部保持部3
0に保持されている。この接続部保持部30は、開放し
た下部に光ファイバ心線接続部20を把持する把持手段
31が配設され、上部には着脱を容易に実施できるよう
に取っ手32が設けられており、光ファイバ心線接続部
20を空間13内に配置するように空間13を跨いで板
状部11、11間に取り付けられる。接続部保持部30
をハードケース10に取り付けると、ループ状に屈曲さ
れた接続余長も板状部11、11間からはみ出さず空間
13内に収納されるようになっている。
【0017】なお、ハードケース10に設けられた他の
空間13にも、光ケーブル1a、1bからそれぞれ引き
出されて接続された他の光ファイバ心線6の接続余長が
ループ状に屈曲されて個別に収納されるようになってい
る。
【0018】上記のような光ファイバ心線の余長収納構
造に光ファイバ心線の接続余長を収納する手順を図2に
示して説明する。まず、図2(i)に示すように、一方
の光ケーブル1aから引き出された光ファイバ心線6a
と、他方の光ケーブル1bから引き出された光ファイバ
心線6bとをハードケース10の上方で接続し、その接
続された光ファイバ心線接続部20を接続部保持部30
に納めて把持手段31に把持させる。次に、図2(i
i)に示すように、接続部保持部30を水平面に円を描
くように半回転(180゜)させ、一方の光ケーブル1
aから引き出された光ファイバ心線6aを他方の光ケー
ブル1b側に、他方の光ケーブル1bから引き出された
光ファイバ心線6bを一方の光ケーブル1a側に位置さ
せてハードケース10の上方で接続余長をループ状に屈
曲させる。そして、図2(iii)に示すように、接続
部保持部30をそのまま下方に降ろし、ループ状の接続
余長を所定の空間13に滑り込ませて収納し、さらに接
続部保持部30をハードケース10の上部に装着して接
続余長の収納が完了する。
【0019】上記のような光ファイバ心線の余長収納構
造によれば、接続された光ファイバ心線接続部20を把
持した接続部保持部30を持って光ファイバ心線6の接
続余長を半回転させることでこの接続余長をループ状に
屈曲し、さらに接続部保持部30を持ったままこの接続
余長を板状部11、11間に滑り込ませることで、従来
のように光ファイバ心線を直接手で持ってロールさせた
りトレーに収納する作業が省略されて光ファイバ心線に
直接手で触れる作業が少なくなるので、光ファイバ心線
の断線や損失増大の危険を回避することができる。
【0020】また、接続された光ファイバ心線接続部2
0を保持した接続部保持部30をハードケース10の上
部に装着することでループ状の接続余長が空間13から
はみ出さないように所定の位置に保持しておくことがで
き、これによって光ファイバ心線6の接続余長を安全に
保護することができる。
【0021】さらに、複数形成された空間13に光ファ
イバ心線6の接続余長をそれぞれ個別に収納すること
で、光ファイバ心線6の接続切替え等の作業を実施する
際に、該当する光ファイバ心線以外の光ファイバ心線に
対して外的な影響が及びにくくなり、接続切替え等の作
業を実施し易くすることができる。
【0022】加えて、接続余長の収納および取り出し作
業自体が簡略化されるので、作業性を向上させることが
でき、作業コストの削減を実現することができる。
【0023】なお、本実施形態においては、クロージャ
の内部に設置された余長収納構造について説明したが、
クロージャに限らず、接続余長を収納する必要がある接
続箱、キャビネット等に同様の余長収納構造を設置する
ことが可能である。また、本実施形態においては、一対
の光ファイバ心線6の接続余長をひとつの空間13に収
納したが、接続部保持部30に複数の光ファイバ心線接
続部20を保持できるようにして複数の接続余長をひと
つの空間13にひとまとめに収納してもよい。さらに、
空間13をフレキシブルな法板を集積して仕切ることに
よって構成してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた光ファイバ心線の余長収納構造によれば、光ファイ
バ心線の接続余長を半回転させてループ状に屈曲し、こ
のループ状の接続余長を板状体の間に滑り込ませること
で、従来のように光ファイバ心線を直接手で持ってロー
ルさせたりトレーに収納する作業が省略され、光ファイ
バ心線に直接手で触れる作業が少なくなるので、光ファ
イバ心線の断線や損失増大の危険を回避することができ
る。また、接続余長の収納および取り出し作業自体が簡
略化されるので、作業性を向上させることができ、作業
コストの削減を実現することができる。
【0025】請求項2に記載された光ファイバ心線の余
長収納構造によれば、接続部保持部を持って接続余長の
半回転動作や空間への収納動作を行うことで、光ファイ
バ心線に直接手で触れる作業がさらに少なくなるので、
光ファイバ心線の断線や損失増大の危険を回避すること
ができる。また、光ファイバ心線の接続余長の途中に位
置する光ファイバ心線接続部を接続部保持部で保持しこ
の接続部保持部を板状体の上部に取り付けることで、ル
ープ状の接続余長が空間からはみ出さないように保持さ
れるので、当該余長収納構造に収納された光ファイバ心
線を安全に保護することができる。
【0026】請求項3に記載された光ファイバ心線の余
長収納構造によれば、複数形成された空間に光ファイバ
心線の接続余長をそれぞれ個別に収納することで、光フ
ァイバ心線の接続切替え等の作業を実施する際に、該当
する光ファイバ心線以外の光ファイバ心線に対して外的
な影響が及びにくくなるので、接続切替え等の作業を実
施し易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光ファイバ心線の余長収納構造
の実施形態を示す斜視図である。
【図2】 光ファイバ心線の接続余長を収納する手順を
示す状態説明図である。
【符号の説明】
1…光ケーブル、6…光ファイバ心線、10…ハードケ
ース、11…板状部(板状体)、13…空間、20…光
コネクタ(光ファイバ心線接続部)、30…光コネクタ
保持部(接続部保持部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ心線(6a、6b)を接続す
    る際、接続される双方の光ファイバ心線にそれぞれ確保
    された接続余長を収納する光ファイバ心線の余長収納構
    造であって、 離間して配置された板状体(11、11)間に形成され
    た空間(13)に、光ファイバ心線接続部(20)を含
    む光ファイバ心線の接続余長がループ状に屈曲された状
    態で収納されていることを特徴とする光ファイバ心線の
    余長収納構造。
  2. 【請求項2】 前記空間(13)を形成する板状体(1
    1)の上部に、前記光ファイバ心線接続部(20)を保
    持する接続部保持部(30)が着脱可能に取付けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ心線
    の余長収納構造。
  3. 【請求項3】 前記空間(13)が複数形成され、該空
    間に光ファイバ心線(6a、6b)の接続余長がそれぞ
    れループ状に屈曲された状態で収納されていることを特
    徴とする請求項1または2に記載の光ファイバ心線の余
    長収納構造。
JP8158641A 1996-06-19 1996-06-19 光ファイバ心線の余長収納構造 Pending JPH1010326A (ja)

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JP8158641A JPH1010326A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 光ファイバ心線の余長収納構造

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JP8158641A JPH1010326A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 光ファイバ心線の余長収納構造

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JPH1010326A true JPH1010326A (ja) 1998-01-16

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ID=15676158

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JP8158641A Pending JPH1010326A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 光ファイバ心線の余長収納構造

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JP (1) JPH1010326A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6822539B2 (en) * 2001-11-28 2004-11-23 Alps Electric Co., Ltd. Dielectric resonance device with stabilized electric performance

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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