JPH11174238A - 光ファイバ融着接続部用収納ケース - Google Patents
光ファイバ融着接続部用収納ケースInfo
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- JPH11174238A JPH11174238A JP9347896A JP34789697A JPH11174238A JP H11174238 A JPH11174238 A JP H11174238A JP 9347896 A JP9347896 A JP 9347896A JP 34789697 A JP34789697 A JP 34789697A JP H11174238 A JPH11174238 A JP H11174238A
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Abstract
納する場合に、従来のケースでは作業性が悪く非能率的
であった。 【解決手段】 収納ケース1内の巻付体3の中心部分に
側面からの心線Lの挿入が可能な取り付け用の溝13を形
成しておき、心線Lを巻き付ける場合は、心線Lの途中
の補強スリーブ10を、溝13に挿入して固定する。次に、
補強スリーブ10の端部の心線Lをそれぞれ導入口5を通
して外部に配置してから、蓋2を閉じる。ここで、収納
ケース1を保持した状態で、巻取孔14,15を利用して、巻
付体3を巻取り方向に回転させることで、導入口5から心
線Lの余長部がケース1内に引き込まれる。
Description
ル用成端箱等に用いられて、光ファイバケーブル、光フ
ァイバコードの心線を融着接続して補強スリーブにより
被覆した部分およびその余長部を収納するケースに関す
る。
る光ファイバケーブル、光ファイバコードの心線を接続
する場合は、一般には、両方の心線の端部を突き合わせ
て融着した後、その周囲を補強スリーブにより被覆して
いた。この接続に際しては、両方の心線に一定長さの余
長部を設けているため、接続部である補強スリーブおよ
び心線の余長部を、まとめて収納・保持しておく必要が
ある。特に多数の心線が納められる光ファイバケーブル
用成端箱では、その接続部および余長部を限られた空間
内に効率よくしかも保守点検が容易なように収納してお
く必要があった。
うに、成端箱内に抜き差し自在に保持されたカード型の
収納ケースに、心線の接続部とその余長部を収納してい
た。この収納ケースは、本体31と本体31に開閉自在に軸
支された蓋32からなり、本体31の一端が自在継ぎ手34に
より、成端箱内の保持部33に係合されている。本体31
は、図示の状態から蓋32を閉じ、本体31の長手方向を軸
として90度捻ってから、自在継ぎ手34を支点にし、手前
側を上方に起こして押し込むことで、成端箱の保持部33
に収納される構造となっている。ここでは、ケースのサ
イズを5×80×130mm程度として薄くしているため、他の
ケースとともに横並びに収納することで、狭い空間に多
数のケースを効率よくしかも出し入れ自在に収納するこ
とができる。
手順を説明する。図7のように、手前に引き出して蓋32
をあけた状態のケース本体31の右上部に形成された導入
口35へ、融着接続された心線36の余長部となっている部
分の両端部を押し込む。次いで、直径が70〜80mmの輪を
目安とし、よりが入らないようにしながら、心線36を本
体31内に 8の字収納をする。心線36のほぼ中間に位置
している融着部の補強スリーブは、ケース本体31の内側
左右に形成された固定溝37,38の何れか容易な方に圧入
して固定する。さらに、心線36の残った部分を曲げ半径
30mm以上を確保しながらS字収納をする。心線36の収納
が終了した状態が図9となり、この状態から、蓋32を閉
じ、本体31の長手方向を軸として90度捻ってから、自在
継ぎ手34を支点にして手前側を上方に起こして成端箱の
保持部33に押し込み、作業を終了する。
た従来のケースを用いた収納方法では、心線をいためる
ことがないように、よりの入らない8の字収納をすると
ともに、最小曲げ半径以上を保ちながらS字収納をしな
ければならず、作業者に熟練と細心の注意が要求され、
作業効率が良くないという課題があった。
るために、請求項1の発明は、片面方向からの挿入が可
能な補強スリーブ嵌着用の溝を中心に形成し、その溝両
端の延長線が心線曲げ最小半径以上の曲率半径で外周巻
き付け面に連続する形状に形成された巻付体と、外径が
巻付体の長径よりも大であるとともに溝開口側の反対の
面に巻付体と同軸かつ一体的に形成された摺動円板と、
巻付体の溝開口側に貼着されるとともに外形が巻付体よ
りも大きくかつ中心線部分が切離された押さえシート
と、溝を中心にして巻付体の両側の位置に摺動円板を貫
通して形成された1対の巻取孔と、互いの脱着が可能な
蓋と本体から構成されるとともにそれら両方の外周部に
接線方向の心線導入口が形成されかつ中心部に透孔が形
成されて前記巻付体を回転自在に収納する収納ケースと
を備えたことを特徴とする。
て、摺動円板外径の半分弱の外径からなる2個の円板状
突起を眼鏡状に摺動円板上に配設して巻付体を形成した
ことを特徴とする。
2の発明において、押さえシートに透明または半透明の
材質を用いたことを特徴とする。
態を説明する。図1および図2は本発明の実施形態の使
用状態を示す斜視図であり、本発明の収納ケースは、両
図に示されるように、ケース本体1およびその蓋2と、
その内部に収容される巻付体3とからなる。ケース本体
1は、図1および図2に示されるように、底浅の有底円
筒状をし、その底部の中心に透孔4が形成されるととも
に、その円筒部の外周部にほぼ接線方向の導入口5が形
成されている。蓋2は、ケース本体1との嵌着が可能な
ように、ケース本体1とほぼ同一の形状に形成され、同
様に、透孔6および導入口7が形成されている。
上面図、図4は図3の右側面図、図5は図3のA-A線断
面図、図6は下面図である。これらの図において、8は
摺動円板であり、その外側面の中心部に凸部9が形成さ
れている。摺動円板8の外周および凸部9の外周は、ケ
ース本体1および透孔4と嵌合して回転が可能なよう
に、それらの内径よりもわずかに小さく形成されてい
る。さらに、摺動円板8の内側面には、外径を摺動円板
8の半径よりも若干小さくした1対の円板11,12が、中
心点Oに対して180度の位置に配設されている。
心点Oを通って、両端がそれぞれ円板11,12の外周に沿う
ような方向で溝13が形成されている。溝13の幅、深さお
よび長さは、心線Lの融着接続部を被覆した補強スリー
ブ10を挿入し保持することが可能な寸法であるととも
に、補強スリーブ10が溝13に保持された状態で、そのス
リーブ10の両端から引き伸ばされた心線Lを、円板11,1
2の外周にそれぞれ巻き付けたときの心線Lの曲げ半径
が、その心線Lに許容されている最小曲げ半径以上とな
るように、円板11,12に対して溝13が配設されている。
9までを貫通して巻き取り孔14,15が形成されており、
この巻き取り孔14,15の相互の位置は、溝13および中心
点Oに対して対称である。さらに、円板11,12の頂部に
は、両端が半円形をして円板11,12をともに覆う大きさ
の透明または半透明の押さえシート16が貼着され、さら
に、押さえシート16の中心部に、溝13と交差するよう
に、切れ目17が形成されている。この押さえシート16
は、図4に示されるように、その外縁が円板11,12より
も突出しているため、心線Lを円板11,12に巻き付ける
際にリムとして機能し、心線Lが外れることを防止す
る。また、押さえシート16は透明または半透明であるた
め、目視による内部の確認が可能である。
17の間から、その内部の溝13に補強スリーブ10を挿
入することが可能である。なお、押さえシート16の貼着
に際しては、円板11,12を覆う大きさの1枚のシートを
貼着した後に、その中心部に切れ目17を形成する方法も
可能であるが、別な方法として、予め2枚に分離されて
いるシートを、その中心側端部を互いに突き合わせなが
ら円板11,12に貼着する方法を用いることもできる。ま
た、押さえシート16の巻き取り孔14,15に位置する部分
を切除すると、巻き取り孔14,15を、本体1側だけでな
く、蓋2の透孔6側からも操作することが可能になる。
使用方法について説明する。先ず、図1に示されるよう
に、蓋2を開いて、ケース本体1から巻付体3を取り出
し、押さえシート16の切れ目17の間から、心線Lの融着
接続部である補強スリーブ10を、溝13に挿入して固定す
る。次に、巻付体3を、ケース本体1へ戻すとともに、
図2に示されるように、補強スリーブ10の両端から延長
される2本の心線Lを、巻付体3の周囲にS字状に配置
しながら、ケース本体1の導入口5から外へ引き出し、
その状態でケース本体1に蓋2を被せて閉じる。
で、ケース本体1の中心部の透孔4の位置に、巻付体3
の巻取孔14,15があらわれるので、この巻取孔14,15を用
いて、蓋2側から見て時計方向に巻付体3を回転させ
る。それにより、補強スリーブ10の両端に接続されてい
る1対の心線Lが、S字状に巻付体3に巻取られる。さ
らに、巻付体3を回転させていくことで、心線Lは、導
入口5,7から順に内部に引き込まれて巻取られる。こう
して、心線Lの余長部がほぼ巻き込まれた状態で、収納
ケースごと所定の位置に移動して、作業を終了する。ま
た、このとき、収納ケースを開いて、心線Lが巻き付け
られている巻付体3だけを取り出して、別の収納専用の
容器等に収納することも可能である。
に、巻き付けようとする心線Lの中心部分に位置してい
る補強スリーブ10を、巻付体3の溝13にS字状に挿入し
て固定・保持させるとともに、心線Lを導入口5から外
部へ引き出してからケース本体1に収納して蓋2を閉じ
れば、あとは、巻取孔14,15を用いて巻付体3を回転さ
せるだけで、ケース本体1内に心線Lの余長部分が巻き
込まれていく。その結果、従来の収納ケースで実施して
いた8の字収納が不要となり、巻き取り作業が簡単にな
り、その分、作業能率の大幅な向上が可能になった。
心線LをS字状に巻き付けるために、1対の円板11,12
を眼鏡状に配設して巻付体3を構成しているが、巻付体
を他の形状にすることも可能である。例えば、図7のよ
うに溝13を中心に配設し、その両端の心線Lの巻き付け
部分を、いわゆる二つ巴の形状として、巻付体の外周部
分に連続させた形状とすることもできる。また、図示例
では、心線Lの挟み込み防止のために、巻付体3の片面
を押さえシート16で覆っていたが、挟み込み防止用のリ
ムを円板11,12と一体に形成しておくことで、押さえシ
ート16を不要にすることも可能である。
ケースの蓋を開けて巻付体を取り外し、押さえシートの
間から補強スリーブ嵌着用の溝に、心線途中の補強スリ
ーブを挿入して固定する。次に、補強スリーブの端部の
心線をそれぞれ導入口を通して外部に配置してから、蓋
を閉じる。次に、収納ケースを保持した状態で、巻取孔
を利用して、巻付体を巻取り方向に回転させることで、
心線が順次、導入口から引き込まれて、心線の余長部が
ケース内に収納される。このようにして、本発明の収納
ケースを用いることで、心線に不当な外力やよりが加え
られることなく巻き付けが可能となり、作業能率が向上
するとともに、作業者には熟練が不要となる。
る。
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 片面方向からの挿入が可能な補強スリー
ブ嵌着用の溝を中心に形成し、その溝両端の延長線が心
線曲げ最小半径以上の曲率半径で外周巻き付け面に連続
する形状に形成された巻付体と、 外径が巻付体の長径よりも大であるとともに溝開口側の
反対の面に巻付体と同軸かつ一体的に形成された摺動円
板と、 巻付体の溝開口側に貼着されるとともに外形が巻付体よ
りも大きくかつ中心線部分が切離された押さえシート
と、 溝を中心にして巻付体の両側の位置に摺動円板を貫通し
て形成された1対の巻取孔と、 互いの脱着が可能な蓋と本体から構成されるとともにそ
れら両方の外周部に接線方向の心線導入口が形成されか
つ中心部に透孔が形成されて前記巻付体を回転自在に収
納する収納ケースと、 を備えたことを特徴とする光ファイバ融着接続部用収納
ケース。 - 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバ融着接続部用
収納ケースにおいて、 摺動円板外径の半分弱の外径からなる2個の円板状突起
を眼鏡状に摺動円板上に配設して巻付体を形成したこと
を特徴とする光ファイバ融着接続部用収納ケース。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の光ファイ
バ融着接続部用収納ケースにおいて、 押さえシートに透明または半透明の材質を用いたことを
特徴とする光ファイバ融着接続部用収納ケース。
Priority Applications (1)
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JP34789697A JP3796726B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 光ファイバ融着接続部用収納ケース |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH11174238A true JPH11174238A (ja) | 1999-07-02 |
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ID=18393343
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Cited By (5)
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KR100470872B1 (ko) * | 1999-12-16 | 2005-03-07 | 주식회사 케이티 | 양방향 인출용 광섬유 번들 저장함 |
CN103901564A (zh) * | 2014-04-02 | 2014-07-02 | 国家电网公司 | 光纤储纤盒 |
CN112945116A (zh) * | 2021-01-25 | 2021-06-11 | 成都壹程科技有限公司 | 一种带温度自动补偿的光纤应变传感器 |
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-
1997
- 1997-12-17 JP JP34789697A patent/JP3796726B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
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