JPH10102543A - 電気式ショベル系掘削機 - Google Patents

電気式ショベル系掘削機

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JPH10102543A
JPH10102543A JP8256889A JP25688996A JPH10102543A JP H10102543 A JPH10102543 A JP H10102543A JP 8256889 A JP8256889 A JP 8256889A JP 25688996 A JP25688996 A JP 25688996A JP H10102543 A JPH10102543 A JP H10102543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
upper revolving
electric
power supply
hydraulic
Prior art date
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Pending
Application number
JP8256889A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Noshiro
泰範 能代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Co Ltd filed Critical Furukawa Co Ltd
Priority to JP8256889A priority Critical patent/JPH10102543A/ja
Publication of JPH10102543A publication Critical patent/JPH10102543A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑で高価な電気・油圧用旋回継手を使用す
ることなく、簡単な構造で給電ケーブル6を作業に支障
をきたさぬように配設する。 【解決手段】 原動機として電動機13を備えた電気式
ショベル系掘削機1に、上部旋回体12の旋回範囲を制
限する旋回制限手段を設け、給電ケーブル6を下部走行
体11のケーブルフレーム21に導入し、ケーブルフレ
ーム21内に導入された給電ケーブル6は、旋回制限手
段で制限された旋回可能範囲で上部旋回体を旋回自在と
する弛みをケーブルフレーム21内で持たせて、上部旋
回体12側に導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機へ電力を供
給する給電ケーブルを作業に支障をきたさぬように配設
した電気式ショベル系掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ショベル系掘削機は油圧駆動で
あり、油圧ポンプの原動機には内燃機関を用いたものが
多い。しかし、内燃機関を使用すると排気ガスや騒音の
発生が大であり、特に、トンネル掘削等の狭い坑内作業
で使用するのは好ましくない。
【0003】そこで、坑内作業には、油圧ポンプの原動
機に電動機を用いた電気式ショベル系掘削機を使用する
ことが望まれている。従来、電気式ショベル系掘削機で
は、上部旋回体に電動機と油圧ポンプとを設置し、電動
機への給電ケーブルは上部旋回体側に直接接続してお
り、油圧ポンプから下部走行体に駆動用圧油を供給する
ため、上部旋回体と下部走行体との間には、油圧回路を
接続する油圧用旋回継手を設けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、360°旋
回する上部旋回体側に給電ケーブルを直接接続すると、
上部旋回体が旋回するのに伴って給電ケーブルが振り回
され、車体に干渉したり巻付いたりして掘削作業に支障
をきたす。これを防止するには下部走行体側に給電ケー
ブルを接続すればよいが、この場合には、上部旋回体と
下部走行体との間に、電気回路と油圧回路とをそれぞれ
接続するための電気・油圧用旋回継手を設ける必要があ
る。
【0005】しかし、電気・油圧用旋回継手は構造が複
雑で高価であるので、これを用いるとコスト高となる。
本発明は、電気式ショベル系掘削機の給電ケーブルの接
続における上記問題を解決するものであって、複雑で高
価な電気・油圧用旋回継手を使用することなく、簡単な
構造で給電ケーブルを作業に支障をきたさぬように配設
できる低コストの電気式ショベル系掘削機を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、原動機とし
て電動機を備えた電気式ショベル系掘削機において、上
部旋回体の旋回範囲を制限する旋回制限手段を設け、給
電ケーブルを下部走行体のケーブルフレームに導入し、
ケーブルフレーム内に導入された給電ケーブルは、旋回
制限手段で制限された旋回可能範囲で上部旋回体を旋回
自在とする弛みをケーブルフレーム内で持たせて、上部
旋回体側に導入することにより上記課題を解決してい
る。
【0007】この電気式ショベル系掘削機は、給電ケー
ブルを上部旋回体側に直接接続せず下部走行体側に導入
しているので、上部旋回体が旋回するのに伴って給電ケ
ーブルが振り回され、車体に干渉したり巻付いたりして
掘削作業に支障をきたすおそれはない。
【0008】また、下部走行体のケーブルフレーム内に
導入された給電ケーブルは、ケーブルフレーム内で弛み
を持たせて、旋回制限手段で制限された旋回可能範囲で
上部旋回体を旋回自在としており、上部旋回体と下部走
行体との間に、電気回路と油圧回路とをそれぞれ接続す
るための電気・油圧用旋回継手を設ける必要はなく、一
般的な油圧用旋回継手を設けるだけでよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態を示
す電気式ショベル系掘削機の構成図、図2は電動機と給
電ケーブルの配置状態を示す平面図、図3は上部旋回体
の旋回範囲の説明図である。
【0010】電気式ショベル系掘削機1は、下部走行体
11上に、上部旋回体12を設け、この上部旋回体12
上に電気制御盤13と電動機14と油圧ポンプ15とを
設置している。上部旋回体12の前部には、ショベル1
6とこれを支持するブーム17が設けられている。
【0011】上部旋回体12と下部走行体11との間に
は、上部旋回体12の旋回軸Sと同軸に油圧用旋回継手
18が設けられている。油圧ポンプ15からは掘削作業
用の油圧シリンダ19、20や上部旋回体12の旋回用
油圧モータ(図示略)へ油圧管路が接続されると共に、
油圧用旋回継手18を介して、下部走行体11の左右の
走行油圧モータ(図示略)に油圧管路が接続されてお
り、油圧ポンプ15は電動機14で駆動されてこれらの
アクチュエータに圧油を供給する。
【0012】この電気式ショベル系掘削機1には、旋回
制限手段(図示略)が設けられており、上部旋回体12
の旋回範囲を制限する。この旋回制限手段としては、任
意の公知の手段を用いることができる。例えば、上部旋
回体12の旋回角度を検出する検出器を設け、この検出
器の検出信号に基づいて旋回用油圧モータの駆動停止を
制御するようにしてもよく、また機械的なストッパを設
けてもよい。
【0013】電気式ショベル系堀削機は、坑内で使用す
る場合作業範囲が限定されるので必ずしも360°旋回
させる必要はない。この旋回範囲の制限は、作業上支障
を生じない範囲を選定して行われる。図3に示す例で
は、上部旋回体12のブーム17が下部走行体11の中
心線X上の真後となる方向から左後方45°の方向とな
るまでの315°の範囲が旋回可能範囲Aとなってお
り、残りの45°の範囲が旋回不能範囲Bとなってい
る。
【0014】電動機14に動力を供給する給電ケーブル
6を下部走行体11のケーブルフレーム21内に導入す
る導入位置は、旋回制限手段で制限された上部旋回体1
2の旋回不能範囲B内に設定し、ここに下部走行体ケー
ブル孔22が設けられている。この位置で給電ケーブル
6を導入するとショベル16が給電ケーブルを損傷する
ことがない。
【0015】この下部走行体ケーブル孔22を経てケー
ブルフレーム21内に導入された給電ケーブル6は、上
部旋回体12の旋回軸S付近に設けた上部旋回体ケーブ
ル孔23から上部旋回体12内に導入されて電気制御盤
13に接続される。
【0016】ケーブルフレーム21内では、ブーム17
が中心線X上の前方を向いた図2の状態で、給電ケーブ
ル6を油圧用旋回継手18の外径の約2倍の径の弧状を
呈するように配設して、旋回制限手段で制限された旋回
可能範囲Aで上部旋回体12を旋回自在とする弛みを持
たせている。
【0017】従って、上部旋回体12がこの位置から時
計方向に180°旋回して旋回可能範囲Aの一端に達す
るまで、給電ケーブル6に引張が生ずることはなく、ま
た、上部旋回体12がこの位置から反時計方向に315
°旋回して旋回可能範囲Aの他端に達するまで、給電ケ
ーブル6はケーブルフレーム21内で干渉を生ずること
はない。
【0018】このように、この電気式ショベル系掘削機
1は、給電ケーブル6を上部旋回体12側に直接接続せ
ず下部走行体11側に導入しているので、上部旋回体1
2が旋回するのに伴って給電ケーブル6が振り回され、
車体に干渉したり巻付いたりして掘削作業に支障をきた
すおそれはない。
【0019】また、下部走行体11のケーブルフレーム
内に導入された給電ケーブル6は、ケーブルフレーム内
で弛みを持たせて、旋回制限手段で制限された旋回可能
範囲で上部旋回体12を旋回自在としており、上部旋回
体12と下部走行体11との間に、電気回路と油圧回路
とをそれぞれ接続するため、構造が複雑で高価な電気・
油圧用旋回継手を設ける必要はなく、一般的な油圧用旋
回継手18を設けるだけでよいのでコストを低減でき
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気式シ
ョベル系掘削機は、給電ケーブルを上部旋回体側に直接
接続せず下部走行体側に導入しているので、上部旋回体
が旋回するのに伴って給電ケーブルが振り回され、車体
に干渉したり巻付いたりして掘削作業に支障をきたすお
それはない。
【0021】下部走行体のケーブルフレーム内に導入さ
れた給電ケーブルは、ケーブルフレーム内で弛みを持た
せて、旋回制限手段で制限された旋回可能範囲で上部旋
回体を旋回自在としており、上部旋回体と下部走行体と
の間に、電気回路と油圧回路とをそれぞれ接続するため
に複雑で高価な電気・油圧用旋回継手を設ける必要はな
く、一般的な油圧用旋回継手を設けるだけでよいのでコ
ストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す電気式ショベル系
掘削機の構成図である。
【図2】電動機と給電ケーブルの配置状態を示す平面図
である。
【図3】上部旋回体の旋回範囲の説明図である。
【符号の説明】
1 電気式ショベル系掘削機 6 給電ケーブル 11 下部走行体 12 上部旋回体 13 電気制御盤 14 電動機 15 油圧ポンプ 16 ショベル 17 ブーム 18 油圧用旋回継手 19 油圧シリンダ 20 油圧シリンダ 21 ケーブルフレーム 22 下部走行体ケーブル孔 23 上部旋回体ケーブル孔 A 旋回可能範囲 B 旋回不能範囲 S 旋回軸 X 中心線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機として電動機を備えた電気式ショ
    ベル系掘削機において、上部旋回体の旋回範囲を制限す
    る旋回制限手段を設け、給電ケーブルを下部走行体のケ
    ーブルフレームに導入し、ケーブルフレーム内に導入さ
    れた給電ケーブルは、旋回制限手段で制限された旋回可
    能範囲で上部旋回体を旋回自在とする弛みをケーブルフ
    レーム内で持たせて、上部旋回体側に導入したことを特
    徴とする電気式ショベル系掘削機。
JP8256889A 1996-09-27 1996-09-27 電気式ショベル系掘削機 Pending JPH10102543A (ja)

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JP8256889A JPH10102543A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 電気式ショベル系掘削機

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100662556B1 (ko) * 2005-10-19 2007-01-02 디엠씨(주) 전동식 버켓크레인
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CN102454179A (zh) * 2010-10-28 2012-05-16 日立建机株式会社 电动挖掘机的供电系统
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JP2019082060A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 株式会社日立建機ティエラ 建設機械

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010807