JPH079887Y2 - ウィンチ - Google Patents

ウィンチ

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JPH079887Y2
JPH079887Y2 JP1989105707U JP10570789U JPH079887Y2 JP H079887 Y2 JPH079887 Y2 JP H079887Y2 JP 1989105707 U JP1989105707 U JP 1989105707U JP 10570789 U JP10570789 U JP 10570789U JP H079887 Y2 JPH079887 Y2 JP H079887Y2
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JP
Japan
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drum shaft
drum
rotary joint
drive motor
winch
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989105707U
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English (en)
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JPH0344194U (ja
Inventor
英則 松永
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はクレーン等の土木・建設機械に装備されるウィ
ンチに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のウィンチにおいては、実開昭60-30191号
に示されているように、ドラム軸のまわりに主巻用と補
巻用の2つのロープ巻取ドラム(以下、主巻ドラム、補
巻ドラムという)を軸方向に並んで設ける一方、ドラム
軸の一端側に、油圧駆動モータと、同モータの回転力を
減速してドラム軸に伝える減速装置をドラム軸の軸線上
に並んで設け、かつ、ドラム軸の反対側の端部に回転接
手を設け、外部配管を通じてこの回転接手に送られる圧
油を、ドラム軸に設けた油路を介してクラッチ装置に供
給する構成としている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、このように、ドラム軸の軸線上で一端に回転
接手、他端に駆動系(モータおよび減速装置)を分けて
設けた従来のウィンチ構成によると、ウィンチの全長寸
法が長くなる。
しかも、ドラム軸の両側に油圧配管とそのスペース、プ
ラス組立およびメンテナンスのためのスペースが必要と
なる。
このため、ウィンチの設置スペース、とくに軸方向の占
有スペースが大きくなり、このウィンチ軸方向のスペー
スが制限されている機械にとって非常に不利となってい
た。
また、特開昭63-37097号公報に示されているようにウィ
ンチがブームの背面に設置される場合、上記配管および
必要スペース確保のため、ウィンチの片側をキャビンか
ら大きく離間させなければならず、この結果、ドラムが
軸方向の最適位置から外れてしまうという問題が生じて
いた。
そこで本考案は、ウィンチ全長寸法を縮小でき、上記の
ようにウィンチの一側がキャビン等の固定物で位置規制
されるようなレイアウトの場合を含めて、制限されたス
ペース内にコンパクトに設置することができるウィンチ
を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、ドラム軸に2つのドラムを軸方向に並んでそ
れぞれ回転自在に設け、ドラム軸とこの両ドラムとの間
にこれらを個別に断続する2つの油圧クラッチ装置を設
ける一方、ドラム軸の一端側に、駆動モータと、この駆
動モータの出力を減速してドラム軸に伝える減速装置
を、上記駆動モータがドラム軸と平行な軸線上でドラム
と一部オーバーラップする状態で設け、かつ、これら駆
動モータおよび減速装置が設けられた側のドラム軸端部
に、入口ポートと出口ポートとを2つずつ備えた回転接
手を設けるとともに、外部からこの回転接手に導入され
る圧油を上記2つの油圧クラッチ装置に導く2つの油路
をドラム軸に設けてなるものである。
〔作用〕
上記構成によると、駆動系(モータおよび減速装置)と
回転接手をドラム軸の一端側に集約し、さらにモータを
ドラム軸と平行な軸線上でドラムの一部とオーバーラッ
プさせて設けているいるため、ウィンチ全長寸法を縮小
することができる。
また、組立、メンテナンスのためのスペースを片側のみ
に確保すればよく、しかもこのスペースを駆動系と回転
接手とで共用することができるため、ウィンチ設置のた
めのスペースを縮小できるとともに、反対側をキャビン
等の固定物に最大限に接近させることが可能となる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図によって説明する。
第1図において、1はドラム軸で、このドラム軸1のま
わりに主巻および補巻両ドラム2,3が軸方向に並んで回
転自在に設けられている。
両ドラム2,3には、それぞれ軸方向一側に公知のドラム
式油圧クラッチ装置(以下、主巻クラッチ装置、補巻ク
ラッチ装置という)4,5が設けられ、これらクラッチ装
置4,5のクラッチシリンダ(図示せず)に圧油が供給さ
れたときにドラム軸1の回転力がこのクラッチ装置4,5
を介してドラム2,3に伝えられる。
また、ドラム軸1の一端側には、駆動モータ6が、ドラ
ム軸1と平行な軸線上で主巻ドラム2と互いの一部がオ
ーバーラップする状態で設けられるとともに、このモー
タ6の軸線と直角方向に、平歯車から成る減速装置7が
設けられ、モータ6の回転力が減速装置7を介してドラ
ム軸1に伝えられる。
なお、この減速装置7のケーシング8は固定フレーム9
に固定され、ドラム軸1の一端がこのケーシング8に、
他端が直接固定フレーム10にそれぞれ回転自在に支持さ
れている。
一方、ドラム軸1には、第1および第2両油路11,12が
トンネル状に設けられるとともに、上記減速装置7が設
けられた側の端部に回転接手13が装着されている。
この回転接手13は、第2図に詳細に示すように、固定側
であるボディ14と回転側であるステム15とから成り、ボ
ディ14に、図示しない外部油圧配管に接続される2つの
入口ポート16,17、ステム15に2つの出口ポート18,19が
それぞれ設けられるとともに、これら入口ポート16,17
と出口ポート18,19とを連通させる内部流路20,21がボデ
ィ14とステム16とに跨って設けられている。
この回転接手13は、ステム15がドラム軸端部にねじ込ま
れて装着され、この装着状態で一方の出口ポート(以
下、第1出口ポートという)18が第1油路11の入口に、
他方の出口ポート(第2出具千穂とという)19が第2油
路12の入口にそれぞれ連通する。
第1油路11の出口は主巻クラッチ装置4のクラッチシリ
ンダに、第2油路12の出口は補巻クラッチ装置5のクラ
ッチシリンダに、それぞれ図示しない油圧ホースを介し
て接続されている。
これにより、圧油が回転接手13の内部流路20,21および
ドラム軸1の油路11,12を通って両クラッチ装置4,5に供
給されるように構成されている。
このように、駆動系(モータ6および減速装置7)と回
転接手13をドラム軸1の一端側に集約して設け、さらに
モータ6はドラム軸と平行な軸線上で一部ドラムとオー
バーラップする状態で設けているため、ウィンチの全長
寸法を短縮することができる。
また、 駆動系(モータ6)および回転接手13への配管を片側
に集中できること、 組立およびメンテナンス用のスペースは片側(回転接
手等の設置側)のみに確保すればよく、しかもこのスペ
ースは駆動系と回転接手とで共用できることにより、ウ
ィンチの設置スペースを大幅に縮小することができる。
また、クレーンのブームの背面に設置されるウィンチの
ように、一側がキャビンによって位置規制されるレイア
ウトの場合に、回転接手13がキャビンと反対側に位置す
るように配置すれば、ウィンチのキャビン側端部をキャ
ビンにぎりぎりまで接近させることが可能となる。この
ため、ドラム2,3を軸方向の最適位置に容易に配置する
ことができる。
なお、第2油路12の主流路である水平油路12aは、図示
のようにドラム軸中心に設けている。
こうすれば、この水平油路12aをドラム中心から外れた
位置に設ける場合と比較して、穴加工時にドラム軸1と
加工機の双方を同時回転させることができるため、穴加
工が容易となる。
ところで、上記実施例では減速装置7を平歯車のみで構
成したが、減速比を大きくしたい場合には、モータ出力
を遊星歯車減速機構で第1段減速した後、平歯車減速機
構で第2段減速してドラム軸に伝える構成としてもよ
い。
〔考案の効果〕
上記のように本考案によるときは、駆動系(モータおよ
び減速装置)と回転接手をドラム軸の一端側に集約して
設け、さらにモータはドラム軸と平行な軸線上でドラム
と一部オーバーラップする状態で設けたから、実開昭60
-30191号に示されているように駆動系と回転接手および
これらの配管をドラム軸両側に分けて配置した場合と比
較して、ウィンチ全長寸法を短縮することができる。
また、組立およびメンテナンスのためのスペースを片側
に集中してかつ駆動系と回転接手とで共用する状態で設
ければよく、反対側には一切、余分なスペースが不要と
なる。
従って、ウィンチ設置スペース、とくに軸方向の占有ス
ペースを大幅に縮小させることができるため、このウィ
ンチ軸方向のスペースが制限されている機械にとって非
常に有利となる。
また、反対側をキャビン等の固定物に最大限に接近させ
ることが可能となるため、ドラムを軸方向の最適位置に
容易に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図は同実施
例における回転接手取付部分の拡大断面図である。 1……ドラム軸、2,3……ドラム、4,5……油圧クラッチ
装置、6……油圧駆動モータ、7……減速装置、11,12
……ドラム軸の油路、13……回転接手、16,17……同入
口ポート、18,19……同出口ポート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドラム軸に2つのドラムを軸方向に並んで
    それぞれ回転自在に設け、ドラム軸とこの両ドラムとの
    間にこれらを個別に断続する2つの油圧クラッチ装置を
    設ける一方、ドラム軸の一端側に、駆動モータと、この
    駆動モータの出力を減速してドラム軸に伝える減速装置
    を、上記駆動モータがドラム軸と平行な軸線上でドラム
    と一部オーバーラップする状態で設け、かつ、これら駆
    動モータおよび減速装置が設けられた側のドラム軸端部
    に、入口ポートと出口ポートとを2つずつ備えた回転接
    手を設けるとともに、外部からこの回転接手に導入され
    る圧油を上記2つの油圧クラッチ装置に導く2つの油路
    をドラム軸に設けてなることを特徴とするウィンチ。
JP1989105707U 1989-09-08 1989-09-08 ウィンチ Expired - Lifetime JPH079887Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989105707U JPH079887Y2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 ウィンチ

Applications Claiming Priority (1)

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JP1989105707U JPH079887Y2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 ウィンチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0344194U JPH0344194U (ja) 1991-04-24
JPH079887Y2 true JPH079887Y2 (ja) 1995-03-08

Family

ID=31654468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989105707U Expired - Lifetime JPH079887Y2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 ウィンチ

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JP (1) JPH079887Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS509733U (ja) * 1973-05-23 1975-01-31
JPS6030191U (ja) * 1983-08-03 1985-02-28 石川島播磨重工業株式会社 荷役用巻上装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0344194U (ja) 1991-04-24

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