JP2645277B2 - チエーンドライブ式トランスミツシヨンのスプロケツト構造 - Google Patents

チエーンドライブ式トランスミツシヨンのスプロケツト構造

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JP2645277B2 JP9791187A JP9791187A JP2645277B2 JP 2645277 B2 JP2645277 B2 JP 2645277B2 JP 9791187 A JP9791187 A JP 9791187A JP 9791187 A JP9791187 A JP 9791187A JP 2645277 B2 JP2645277 B2 JP 2645277B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、チェーンを介してアウトプットシャフトに
動力を伝達するチェーンドライブ式トランスミッション
のスプロケット構造、特にスプロケットを支持するスプ
ロケットサポータの構造に関するものである。
(従来の技術) チェーンドライブ式トランスミッションにおいては、
例えば米国特許明細書第4,346,622号に開示されている
ように、チェーン駆動用のスプロケットがミッションハ
ウジング内に設けられ、トランスミッションから出力さ
れる動力を上記スプロケットによりチェーンを介してア
ウトプットシャフトに伝達するようになっている。スプ
ロケットはスプロケットサポータにより回転可能に支持
されることとなるが、スプロケットをコンバータハウジ
ングに隣接して設ける場合には、スプロケットサポータ
をコンバータハウジングからミッションハウジング内に
突出して形成することにより、スプロケットに対する所
定の支持強度を確保することが可能となる。この場合、
コンバータハウジングとスプロケットサポータとを一体
で形成することも考えられ、上記米国特許明細書第4,34
6,622号においても、コンバータハウジングではない
が、ミッションハウジングとスプロケットサポータとを
一体で形成するスプロケット構造が採用されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のようにコンバータハウジングと
スプロケットサポータとを一体で形成した場合には次の
ような問題を生ずる。すなわち、スプロケットサポータ
はスプロケットを支持するためその材質も所定の強度が
得られるもの(例えば鋳鉄)を必要とする一方、コンバ
ータハウジングは軽量化の要請からできるだけ軽い材質
とすることが望ましいが、両者を一体で形成した場合に
はこれらを両立させることは極めて困難である。また、
この種のチェーンドライブ式トランスミッションにおい
ては、アウトプットシャフトに動力を伝達する中間ギヤ
が不要となるため、この中間ギヤの支持のためのサポー
ト壁がなくなり、変速歯車機構構成部品をスプロケット
サポータで支持する必要性からスプロケットサポータは
コンバータハウジングから大きく突出する。そのため、
スプロケットサポータがコンバータハウジングと一体に
形成されていると、トランスミッションの一部として組
み込まれる前の部品段階におけるコンバータハウジング
の取扱い(例えば運搬作業)が容易に行い得なくなる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであっ
て、スプロケットサポータをコンバータハウジングから
ミッションハウジング内に突出して形成した場合におい
て、トランスミッション組付前におけるコンバータハウ
ジングの取扱いを容易ならしめ、かつコンバータハウジ
ングの重量を増大させることなくスプロケットサポータ
のスプロケットに対する支持強度を十分に確保すること
ができるチェーンドライブ式トランスミッションのスプ
ロケット構造を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明によるチェーンドライブ式トランスミッション
のスプロケット構造は、スプロケットサポータをコンバ
ータハウジングと別体で形成してボルト締めとすること
により上記目的達成を図るものである。すなわち、チェ
ーンを介してアウトプットシャフトに動力を伝達するス
プロケットが、コンバータハウジングからミッションハ
ウジング内に突出して形成されたスプロケットサポータ
に回転可能に支持されてなるチェーンドライブ式トラン
スミッションのスプロケット構造において、前記スプロ
ケットサポータは、前記コンバータハウジングと別体で
形成されて該コンバータハウジングにボルトで固定され
る一方、先端部が前記ミッションハウジング内に設けら
れた変速歯車機構構成部品としての例えばクラッチドラ
ムを支持していることを特徴とするものである。実施態
様において、前記スプロケットサポータ内には、前記ス
プロケットを支持する支持部分よりも前記コンバータハ
ウジング側の部位から前記クラッチドラム内にオイルを
供給する油路が形成されていることを特徴とするもので
ある。
上記「スプロケットサポータ」は、コンバータハウジ
ング内からミッションハウジング内に延びるタービンシ
ャフト等と同軸で設けるようにしてもよいし、これらと
は別の軸に設けるようにしてもよい。
上記「クラッチドラム内にオイルを供給する油路」
は、「スプロケットを支持する支持部分よりもコンバー
タハウジング側の部位」からオイルを供給するものであ
れば、その部位はコンバータハウジングの内外いずれで
もよく、コンバータハウジング自体に上記油路と連通す
る油路を形成するようにしてもよい。
(作用) 上記構成に示すように、スプロケットサポータがコン
バータハウジングと別体で形成されているので、トラン
スミッション組付前においてコンバータハウジングを運
搬する際等にスプロケットサポータが邪魔になるといっ
た不便を解消することができる上、スプロケットサポー
タとコンバータハウジングとを異なる材質で構成するこ
とが可能となるためコンバータハウジングの重量を増大
させることなくスプロケットサポータのスプロケットに
対する支持強度を十分に確保することができ、しかもス
プロケットサポータのコンバータハウジングへの固定は
ボルトにより行われるため取付作業が極めて簡単であ
る。また、実施態様において、スプロケットサポータ内
には、スプロケットを支持する支持部分よりもコンバー
タハウジング側の部位からクラッチドラム内にオイルを
供給する油路が形成されているので、油圧配管を別個に
設ける必要がなくなる。なお、スプロケットサポータの
先端部は、クラッチドラム内へのオイル供給を可能なら
しめるためクラッチドラムを支持するようになっている
が、このようにスプロケットサポータをその先端部がク
ラッチドラムを支持可能な位置まで延長して形成して
も、スプロケットサポータはコンバータハウジングと別
体なためコンバータハウジングの取扱いに支障を来たす
ことはない。さらに、上記油路形成に当たっても、上記
スプロケットサポータがコンバータハウジングと別体な
ため加工が極めて容易である。
(発明の効果) したがって、本発明によれば、スプロケットサポータ
をコンバータハウジングからミッションハウジング内に
突出して形成した場合において、トランスミッション組
付前におけるコンバータハウジングの取扱性向上、スプ
ロケットサポータのスプロケットに対する支持強度向上
等による作業性および性能の向上を図ることができる。
なお、スプロケットサポータ内に形成される油路は、ス
プロケットサポータ単体の状態でドリル加工することに
より容易に形成することができる。
(実 施 例) 以下添付図面を参照しながら本発明の実施例について
詳述する。
第1図は、本発明によるチェーンドライブ式トランス
ミッションのスプロケット構造の一実施例を示す側断面
図である。
第1図に示すトランスミッションは、フロントエンジ
ンフロントドライブ方式用のものであって、コンバータ
ハウジング1とミッションハウジング2とミッションカ
バー3とがボルト締めされてなり、コンバータハウジン
グ1内にはトルクコンバータ4が収容され、ミッション
ハウジング2内には補助変速装置5、チェーン伝動装置
6および差動歯車装置7が収容されている。トルクコン
バータ4の回転による動力は、タービンシャフト8を介
して補助変速装置5に伝達され、補助変速装置5におい
て所定の変速動作がなされた後、そのアウトプットシェ
ル10に固定されたスプロケット11に伝達される。このス
プロケット11と、タービンシャフト8と平行に配された
アウトプットシャフト12と一体で形成されたスプロケッ
ト13とには、チェーン14が巻き掛けられ、これによりチ
ェーン伝動装置6を構成している。すなわち、スプロケ
ット11の回転は、チェーン14を介してスプロケット13に
伝達され、このスプロケット13と一体で形成されたアウ
トプットシャフト12から遊星歯車15を介して差動歯車装
置7に動力が伝達され、これにより差動歯車装置7にス
プライン結合された左右前輪の車軸(図示せず)を回転
させるようになっている。
チェーン14を駆動するスプロケット11は、コンバータ
ハウジング1からミッションハウジング2内に突出して
形成されたスプロケットサポータ16にニードルベアリン
グ17を介して回転可能に支持されている。このスプロケ
ットサポータ16は、コンバータハウジング1とは別体で
形成され、ボルト18によりコンバータハウジング1に固
定されている。また、スプロケットサポータ16はタービ
ンシャフト8と同軸で配設され、スプロケット11を支持
する円筒状の支持部分16aの先端部は、タービンシャフ
ト8とスプライン結合された3速・4速切換用クラッチ
19のクラッチドラム20を支持している。さらに、スプロ
ケットサポータ16は、コンバータハウジング1内にもタ
ービンシャフト8の外周面に沿って延びていて、ポンプ
インペラ21およびステータ22を支持するようになってい
る。
スプロケットサポータ16内には、コンバータハウジン
グ1に形成された油路23とクラッチドラム20内のピスト
ン25の背面部とを連通する油路24が形成されていて、上
記油路23を介してコントロールバルブ(図示せず)から
供給されるオイルを油路24を通してクラッチドラム20内
に送り、これによりピストン25を作動させるようになっ
ている。また、スプロケットサポータ16内には、コンバ
ータハウジング1に形成された油路23とは別の油路(図
示せず)とトルクコンバータ4内とを連通する油路26が
形成されていて、コントロールバルブからのオイルをト
ルクコンバータ4内に供給するようになっている。さら
に、スプロケットサポータ16内には、油路27が形成され
ていて、ニードルベアリング17が収容されたスプロケッ
ト11とスプロケットサポータ16との摺動部分にも連通し
ていて、該摺動部分の潤滑を図るとともに、スプロケッ
ト11に形成された油路28を介してチェーン14と噛合する
スプロケット歯部11aの潤滑を図るようになっている。
なお、上記各油路24、26、27は、スプロケットサポータ
16をコンバータハウジング1に固定する前のスプロケッ
トサポータ16単体の状態で、ドリル加工を施すことによ
り容易に形成することが可能である。
図から明らかなように、スプロケット11は、スプロケ
ットサポータ16のコンバータハウジング1への取付部16
bと補助減速装置5のアウトプットシェル10との間に配
されるが、スプロケットサポータ16の取付部16bにはス
ラストニードルベアリング29が設けられていて、このス
ラストニードルベアリング29によりスプロケット11のス
ラスト荷重を受けるようになっている。また、ボルト18
によるスプロケットサポータ16のコンバータハウジング
1への固定は、スプロケット11のスラストニードルベア
リング29への当接部とスプロケット歯部11aとの間に形
成されるスペースを利用して行うよう、そのボルト取付
位置が設定されている。これにより、スプロケットサポ
ータ16をタービンシャフト8の軸方向に不必要に延長す
ることなく形成できるようになっている。
以上詳述したように、本実施例によるスプロケット構
造においては、スプロケット11を支持するスプロケット
サポータ16がコンバータハウジング1と別体で形成され
ているため、両者を異なる材質で構成することが可能と
なる。したがって、大きなコンバータハウジング1はア
ルミ等比較的軽い材質でこれを構成する一方、スプロケ
ット11を支持するため所定の強度を要するスプロケット
サポータ16は鋳鉄等比較的強度の大きな材質でこれを構
成することができる。また、トランスミッションを組み
付ける前の段階において、コンバータハウジング1の運
搬等を行う際、スプロケットサポータ16のように突出す
る部分がコンバータハウジング1に一体に形成されてい
るとこれが非常に邪魔になるが、このようなものは形成
されていないので取扱いが極めて容易である。さらに、
スプロケットサポータ16をコンバータハウジング1と別
体で形成することにより、スプロケットサポータ16の支
持部分16aをその先端部がクラッチドラム20と嵌着可能
な位置まで延長して形成することが可能となる。そし
て、このようにクラッチドラム20に先端部が嵌着された
スプロケットサポータ16には、複数の油路24、26および
27が形成されているので、これら油路と同等の機能を果
す油圧配管を別個に設ける必要がなく油路構成の簡略化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるチェーンドライブ式トランスミッ
ションのスプロケット構造の一例を示す側断面図であ
る。 1……コンバータハウジング 20……ミッションハウジング 11……スプロケット 12……アウトプットシャフト 14……チェーン 16……スプロケットサポータ 18……ボルト 20……クラッチドラム 24、27……油路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チェーンを介してアウトプットシャフトに
    動力を伝達するスプロケットが、コンバータハウジング
    からミッションハウジング内に突出して形成されたスプ
    ロケットサポータに回転可能に支持されてなるチェーン
    ドライブ式トランスミッションのスプロケット構造にお
    いて、 前記スプロケットサポータは、前記コンバータハウジン
    グと別体で形成されて該コンバータハウジングにボルト
    で固定される一方、先端部が前記ミッションハウジング
    内に設けられた変速歯車機構構成部品を支持することを
    特徴とするチェーンドライブ式トランスミッションのス
    プロケット構造。
  2. 【請求項2】前記スプロケットサポータの先端部で支持
    される変速歯車機構構成部品はクラッチドラムであり、
    かつ前記スプロケットサポータはその内部に、前記スプ
    ロケットを支持する支持部分よりも前記コンバータハウ
    ジング側の部位から前記クラッチドラム内にオイルを供
    給する油路が形成されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のチェーンドライブ式トランスミッシ
    ョンのスプロケット構造。
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