JPH10101857A - ヒートシール性熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

ヒートシール性熱可塑性樹脂組成物

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JPH10101857A
JPH10101857A JP26318496A JP26318496A JPH10101857A JP H10101857 A JPH10101857 A JP H10101857A JP 26318496 A JP26318496 A JP 26318496A JP 26318496 A JP26318496 A JP 26318496A JP H10101857 A JPH10101857 A JP H10101857A
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裕之 佐藤
Hiroyuki Nakayama
弘之 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な低温ヒートシール性、成形加工性およ
び耐ブロッキング性に優れたヒートシール性樹脂組成物
の提供。 【解決手段】 下記の(a)、(b)、(c)、(d)
及び(e)成分からなるヒートシール性熱可塑性樹脂組
成物(但し、これら5成分の合計量は100重量%であ
る)。 (a)密度が0.915g/cm3 以下のエチレン−αオレフィン共重合体樹 脂: 20〜70重量% (b)オレフィン系エラストマー: 10〜50重量% (c)スチレン系エラストマー: 10〜50重量% (d)オレフィン系重合体30〜95重量%とビニル単量体70〜5重量%と をグラフト反応条件に付して得られる改質オレフィン系重合体: 5〜60重量% (e)粘着付与剤: 5〜30重量%。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートシール性お
よび接着性、特に低温時の接着性に優れた熱可塑性樹脂
組成物に関し、詳しくは熱可塑性樹脂製の容器、シート
等に加熱接着し、その後剥離する際に容器、シートの基
材から容易に剥離可能なヒートシール性熱可塑性樹脂組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリ
オレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、熱可塑性
ポリエステル等の熱可塑性樹脂は外観、機械的強度、成
形性、包装作業性、経済性等に優れ各種包装容器に広く
用いられている。これらの包装容器は、乳製品、菓子、
豆腐、清涼飲料等の食品を充填し、これを熱封着した包
装容器が主流となっており、これら包装容器に対する要
求が多様化するにしたがい、内容物の保護性だけでな
く、使用時に容易に開封が可能であることが求められて
いる。
【0003】従来、これら容器の熱封着材料としてはホ
ットメルト接着剤や溶液型接着剤をコートしたものが用
いられているが、これらは開封後にシール剤が容器側に
付着し食品衛生上問題があった。また、包装容器と同一
の基材を用いた場合は、完全に封着の状態となり、内容
物保護性は十分であるが、開封が困難となり実用的には
不十分である。
【0004】こうした欠点を改良するため、近年、内容
物保護性と易開封性を兼ね備えた材料が種々提案されて
いる。例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体および粘
着付与剤からなる組成物が一般的に知られている。しか
しながら、内容物保護性の点から容器との接着強度を満
足するには比較的高い酢酸ビニル含量のエチレン−酢酸
ビニル共重合体、またはより多量の粘着付与剤を必要と
する。こうした、高い酢酸ビニル含量の共重合体の使用
および粘着付与剤の配合は、フィルム成形性および成形
後のフィルムのブロッキング等の問題を有している。ま
た、エチレン−酢酸ビニル共重合体は融点が低く、耐熱
性に乏しいことから常温近傍で使用される包装容器には
使用できるが、ボイル等の処理が必要な包装容器には適
さず、実用上不十分なものであった。また、冷凍食品等
低温雰囲気下で流通される包装容器に使用した場合、接
着強度が低下してしまう課題があり、実用上満足なもの
ではなかった。そこで、本発明者は上記欠点を解決する
目的で、(a)オレフィン系樹脂20〜70重量%、
(b)オレフィン系エラストマー10〜50重量%、
(c)スチレン系エラストマー10〜50重量%、
(d)ビニル単量体グラフトオレフィン系重合体5〜4
0重量%及び(e)粘着付与剤5〜30重量%、よりな
る樹脂組成物を提案した(特開平7−309980号公
報)。しかし、低温ヒートシール性は必ずしも満足しう
るものでなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
スチレン、耐衝撃性ポリスチレン、発泡ポリスチレン、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(A
BS)等のスチレン系樹脂;ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエス
テル;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲ
ン含有樹脂;ポリカーボネート等の各種包装容器等に使
用される基材に対して良好な低温ヒートシール性、接着
性を有し、かつ低温雰囲気下でも接着強度が低下しない
性質を有し、フィルム、シート等への良好な成形加工性
および得られたフィルム、シート等が保存時にブロッキ
ングしない取扱いの優れた性質を有するヒートシール性
熱可塑性樹脂組成物を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、下記の
(a)、(b)、(c)、(d)及び(e)成分からな
るヒートシール性熱可塑性樹脂組成物を提供するもので
ある(これら5成分の合計量は100重量%)。 (a)密度が0.915g/cm3 以下のエチレン−αオレフィン共重合体樹 脂: 20〜70重量% (b)オレフィン系エラストマー: 10〜50重量% (c)スチレン系エラストマー: 10〜50重量% (d)オレフィン系重合体30〜95重量%とビニル単量体70〜5重量%と をグラフト反応条件に付して得られる改質オレフィン系重合体: 5〜60重量% (e)粘着付与剤: 5〜30重量%。
【0007】
【発明の実施の形態】
[1]熱可塑性樹脂組成物の構成成分 (1)エチレン−αオレフィン共重合体樹脂((a)成
分) 本発明の熱可塑性樹脂組成物の一成分を構成するエチレ
ン−αオレフィン共重合体樹脂は、X線回折法による結
晶化度が30%以上、好ましくは35〜50%で、密度
が0.915g/cm3 以下、好ましくは0.89〜
0.91g/cm 3 である結晶性樹脂である。該密度が
上記範囲を超えると、低温ヒートシール性が不良とな
り、上記範囲未満ではヒートシール強度が低下し好まし
くない。
【0008】かかるエチレン−αオレフィン共重合体樹
脂としては、エチレンを主成分とし、これとプロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ブテ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オ
クテン等の炭素数3〜12、好ましくは3〜8程度のα
−オレフィンとの共重合体樹脂を挙げることができる。
共重合体はランダム、ブロックあるいはグラフトといず
れのどの様な結合様式のものも使用できる。これらのエ
チレン−αオレフィン共重合体樹脂は、2種以上を混合
して用いることもできる。該エチレン−αオレフィン共
重合体樹脂のJIS K6760準拠のメルトフローレ
ート(MFR;190℃、2.16kg荷重)は0.1
〜100g/10分、好ましくは0.2〜50g/10
分である。これらエチレン−αオレフィン共重合体樹脂
の具体例としては、エチレン−プロピレン共重合体、エ
チレン−ブテン−1共重合体、エチレン−ヘキセン−1
共重合体、エチレン−オクテン−1共重合体等が代表的
なものである。中でも、エチレン−ブテン−1共重合
体、エチレン−ヘキセン−1共重合体、エチレン−オク
テン−1共重合体が成形性、機械特性の点から好まし
い。
【0009】(2)オレフィン系エラストマー((b)
成分) 本発明の熱可塑性樹脂組成物の一成分を構成するオレフ
ィン系エラストマーは、X線回折法による結晶化度が3
0%未満の非晶性ないしは低結晶性の重合体である。か
かるオレフィン系エラストマーとしては、エチレン、プ
ロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン等のα−オレフィ
ン相互の共重合体、あるいはこれらと非共役ジエンとの
共重合体、あるいは1−ヘキセン等の高級α−オレフィ
ンの単独重合体であって、JIS K6300に準拠し
たムーニー粘度(ML1+4 (100℃))が10〜40
0、好ましくは20〜380であるエラストマー状の重
合体である。ムーニー粘度が10未満のものでは組成物
の物性が低下し、400を超えると加工性が悪化し好ま
しくない。また、密度は0.84〜0.90g/c
3 、好ましくは0.85〜0.895g/cm3 であ
る。これらオレフィン系エラストマーの中では、エチレ
ン含有量が50〜90重量%、好ましくは30〜85重
量%のエチレン系エラストマーが品質、安定性および臭
気の点で特に好ましい。
【0010】これらエラストマーの具体例を挙げると、
エチレン−プロピレン共重合ゴム、エチレン−1−ブテ
ン共重合ゴム、エチレン−プロピレン−1−ブテン共重
合ゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合ゴ
ム、エチレン−1−ブテン−非共役ジエン共重合ゴム、
エチレン−プロピレン−1−ブテン−非共役ジエン共重
合ゴム(非共役ジエンの具体例としては、ジシクロペン
タジエン、1,4−ヘキサジエン、5−メチル−1,4
−ヘキサジエン、7−メチル−1,6−オクタジエン、
1,9−デカジエン等である。)等が挙げられる。これ
らエチレン系エラストマーの中では(a)成分、(d)
成分との相溶性の面からエチレン−プロピレン共重合体
ゴム、エチレン−ブテン−1共重合体ゴム、エチレン−
ヘキセン−1共重合体ゴム、エチレン−オクテン−1共
重合体ゴムが好ましい。
【0011】(3)スチレン系エラストマー((c)成
分) 本発明の熱可塑性樹脂組成物の一成分を構成するスチレ
ン系エラストマーとしては、スチレン、α−メチルスチ
レン等のスチレン系化合物と、1,3−ブタジエン、イ
ソプレン等の共役ジエン(1種又は2種以上の混合物)
とのエラストマー状ランダムまたはブロック共重合体並
びにこれら共重合体の水素添加物である。これらスチレ
ン系エラストマーのなかではスチレン系化合物と共役ジ
エンとのブロック共重合体が好ましい。これら共重合体
の数平均分子量は10,000〜1,000,000好
ましくは20,000〜200,000であるものが好
ましい。これらスチレン系エラストマーの具体例として
は、スチレン・ブタジエン・ランダム共重合体、スチレ
ン・イソプレン・ランダム共重合体、スチレン・ブタジ
エン・イソプレン・ランダム共重合体、スチレン・ブタ
ジエン・スチレン・トリブロック共重合体、スチレン・
イソプレン・スチレン・トリブロック共重合体、ポリス
チレンブロックが末端であるスチレン・イソプレン・ラ
ジアルブロック共重合体、スチレン・ブタジエン・マル
チブロック共重合体、スチレン・イソプレン・マルチブ
ロック共重合体等のスチレン・共役ジエンブロック共重
合体、およびこれらを水素添加した生成物を挙げること
ができる。これらのスチレン系エラストマーの中で好ま
しいものは水素添加されたスチレン・共役ジエンブロッ
ク共重合体である。
【0012】(4)改質ポリオレフィン系重合体
((d)成分) 本発明の熱可塑性樹脂組成物の一成分を構成する改質オ
レフィン重合体は、オレフィン系重合体にビニル単量体
をグラフト反応条件に付して得られる改質重合体であ
る。このような改質オレフィン系重合体(以下「改質P
O」と称す)は下記の方法によって製造されたものであ
ることが好適である。
【0013】原材料 (ア)オレフィン系重合体 オレフィン系重合体としては、エチレン、プロピレン、
1−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ブテン、
4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテ
ン等炭素数2〜12、好ましくは2〜8程度のオレフィ
ンの単独または2種以上の共重合体、ないしはこれらオ
レフィンと非共役ジエン、ビニルエステル、不飽和有機
酸またはその誘導体、ビニル有機シラン等とからなる共
重合体などを挙げることができる。共重合体はランダ
ム、ブロックあるいはグラフトといずれのどの様な結合
様式のものでもよく、樹脂状、あるいはエラストマー状
のものであっても構わない。これらのオレフィン系重合
体は、2種以上を混合して用いることもできる。
【0014】オレフィン系重合体の具体例を挙げれば、
高、中、低密度および直鎖状低密度ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレン−プロピレン共重合体(ランダ
ム、ブロック)、プロピレン−ブテン−1ランダム共重
合体、エチレン−ヘキセン−1共重合体、プロピレン−
エチレン−ブテン−1ランダム共重合体、プロピレンと
炭素数5〜12のα−オレフィンと場合によりエチレン
またはブテン−1とからなる共重合体、エチレン−非共
役ジエン共重合体、プロピレン−非共役ジエン共重合
体、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体(非
共役ジエンの具体例としては、ジシクロペンタジエン、
1,4−ヘキサジエン、5−メチル−1,4−ヘキサジ
エン、7−メチル−1,6−オクタジエン、1,9−デ
カジエン等が挙げられる。)、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−ビニルトリメトキシシラン共重合
体、無水マレイン酸グラフトポリエチレン、無水マレイ
ン酸グラフトポリプロピレン、エチレン−アクリル酸メ
チル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−ア
クリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等
が代表的なものである。中でも、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
ヘキセン−1共重合体が熱安定性の点で好ましい。ま
た、重合時の触媒種としてはメタロセン触媒を用いたも
のが好ましい。
【0015】(イ)ビニル単量体 改質POを製造する際に使用されるビニル単量体は、特
に限定されるものではないが、具体的にはスチレン、2
−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルス
チレン、ジメチルスチレン、クロロスチレン等の不飽和
芳香族単量体;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビ
ニルエステル類、メチルアクリレート、エチルアクリレ
ート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレ
ート、sec−ブチルアクリレート、ドデシルアクリレ
ート、2−エチルヘキシルアクリレート、ヘキシルアク
リレート、オクチルアクリレート等のアクリル酸エステ
ル類、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
n−ブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリレ
ート、デシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタ
クリレート、グリシジルメタクリレート等のメタクリル
酸エステル類;アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイ
ン酸、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジ(2−エチル
ヘキシル)等の不飽和有機酸;アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル等の不飽和ニトリル類;塩化ビニル、塩
化ビニリデン等の不飽和モノないしジハライド等が挙げ
られる。なかでも、スチレン、メチルメタクリレートが
改質が容易な点で好ましい。上記オレフィン系重合体お
よびビニル単量体をグラフト反応条件に付すに当たって
は、放射線による反応以外は通常ラジカル発生剤を用い
る。
【0016】(ウ)ラジカル発生剤 前記改質POを製造する際に使用されるラジカル発生剤
としては、汎用のものを使用することができるが、後に
記載する好ましいグラフト反応方法との関係で、分解温
度が50℃以上、好ましくは80〜120℃であって、
かつ油溶性であるものが好ましい。ここで「分解温度」
とは、ベンゼン1リットル中にラジカル発生剤0.1モ
ルを添加してある温度で10時間放置したときにラジカ
ル発生剤の分解率が50%となるときの温度である。い
わゆる「10時間の半減期を得るための分解温度」を意
味する。この分解温度が低いものを用いると、ビニル単
量体の重合が異常に進行してしまうことがあり、均質な
改質重合体が得られない欠点がある。しかし、逆に分解
温度が高いものと低いものを適宜組み合わせて段階的な
いし連続的に分解を行わせ、効率よくグラフト反応させ
ることもできる。
【0017】このようなラジカル発生剤としては、例え
ば2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド(分解温
度53℃)、t−ブチルパーオキシピバレート(分解温
度55℃)、o−メチルベンゾイルパーオキサイド(分
解温度73℃)、ビス−3,5,5−トリメチルヘキサ
ノイルパーオキサイド(分解温度59.5℃)、オクタ
ノイルパーオキサイド(分解温度62℃)、ベンゾイル
パーオキサイド(分解温度74℃)、t−ブチルパーオ
キシ−2−エチルヘキサノエート(分解温度72.5
℃)、シクロヘキサノンパーオキサイド(分解温度97
℃)、2,5−ジメチル−2,5−ジベンゾイルパーオ
キシヘキサン(分解温度100℃)、t−ブチルパーオ
キシベンゾエート(分解温度104℃)、ジ−t−ブチ
ル−ジパーオキシフタレート(分解温度107℃)、メ
チルエチルケトンパーオキサイド(分解温度109
℃)、ジクミルパーオキサイド(分解温度117℃)、
ジ−t−ブチルパーオキサイド(分解温度124℃)等
の有機過酸化物;アゾビスイソブチロニトリル(分解温
度79℃)、アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)(分解温度52℃)等のアゾ化合物等がある。
【0018】ラジカル発生剤の使用量は、用いるビニル
単量体の量に対して0.01〜10重量%程度の範囲内
で、ラジカル発生剤の種類、反応条件により適宜加減す
る。使用量がこの量未満では反応が円滑に進まず、一
方、この量超過では改質PO中にゲルが生成しやすく本
発明の効果が発現され難くなる。
【0019】改質POの製造 これら各原料成分をグラフト重合反応に付して改質PO
を製造するのであるが、以下に説明する水性懸濁グラフ
ト手法によって製造することがゲル分をコントロールす
ることが容易な点で特に好ましい方法である。すなわ
ち、オレフィン系重合体粒子、ビニル単量体及びラジカ
ル発生剤を含む水性懸濁液を、この開始剤の分解が実質
的に起こらない温度に昇温し、該ビニル単量体を該オレ
フィン系重合体粒子に含浸させた後、この水性懸濁液を
さらに昇温させてビニル単量体の重合を完結させる方法
が好ましく、この方法について説明する。
【0020】(ア)含浸工程 水性媒体中でオレフィン系重合体粒子にビニル単量体を
含浸させる代表的な好ましい方法としては、オレフィン
系重合体粒子の水性懸濁液に好ましくはラジカル発生剤
(及び必要に応じてその他の添加剤)が溶存しているビ
ニル単量体を加えて攪拌するか、または、ラジカル発生
剤が溶存したビニル単量体の水性分散液にオレフィン系
重合体粒子を加えて攪拌する方法によって始まる。含浸
工程では、工業的には上記ラジカル発生剤が実質的に分
解しない温度に昇温して、効率よく含浸が行われるべき
であり、一般的には室温から100℃、特に60〜90
℃で操作するのが好ましい。
【0021】この工程で、遊離ビニル単量体の量がビニ
ル単量体使用量の80重量%以下となるようにビニル単
量体を含浸させる。含浸時間は2〜8時間程度が普通で
ある。水性分散液中のオレフィン系重合体及びビニル単
量体の含量は、水100重量部に対して5〜100重量
部程度であるのが普通である。このような水性分散液は
単に攪拌を十分に行うだけでも安定に分散状態に維持す
ることができるが、適当な懸濁安定剤を使用すればより
容易かつ安定に懸濁分散液を調整することができる。こ
の場合の懸濁安定剤としては、例えばポリビニルアルコ
ール、メチルセルロース、ヒドロキシセルロース等の水
溶性高分子;アルキルベンゼンスルホネート等のような
陰イオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル等の非イオン性界面活性剤;あるいは酸化マグネ
シウム、リン酸カルシウム等の水不溶性の無機塩等が単
独あるいは混合して水に対して0.01〜10重量%程
度の量で使用される。
【0022】オレフィン系重合体粒子にビニル単量体
(及びラジカル発生剤等)を含浸させる際に、可塑剤、
滑剤、酸化防止剤等の補助材を同時に含浸させることが
できる(これらの補助材はオレフィン重合体に既に添加
されている場合もあり、またグラフト重合反応後に配合
することもできる)。
【0023】(イ)グラフト重合工程 このようにして調整した水性懸濁液を昇温して、使用し
たラジカル発生剤が適当な速度で分解する温度以上にす
れば、含浸されたビニル単量体はグラフト重合して改質
PO粒子が生成する。グラフト重合進行中の水性懸濁液
は、適当に攪拌することが好ましい。重合温度は一般的
に50〜150℃の範囲で適宜選択すべきであるが、グ
ラフト重合工程を通じて一定である必要はない。重合は
2〜10時間程度であるのが普通である。重合圧力は常
圧〜10kg/cm2 程度が普通である。また、ビニル
単量体の重合の結果生じる重合体の分子量調節のため、
n−ブチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、
t−ドデシルメルカプタン等の連鎖移動剤を添加すると
よい。
【0024】重合後、通常のビニル単量体(例えばスチ
レン)の水性懸濁重合の後処理と同様の後処理を行え
ば、使用したオレフィン系重合体粒子の形状がほぼその
まま保持されていて直ちに成形用材料として使用するこ
とができる改質PO粒子が得られる。従って、改質前に
用いるオレフィン系重合体は、粉末状でもよいが、その
後の成形加工時のハンドリングを考慮すると粒子状であ
る方が便利である。すなわち、粒子寸法は、通常成形材
料として用いられる程度のものである方が生成される改
質POをそのまま成形材料に用いることができるので好
ましく、一般には平均粒径1〜8mm、好ましくは3〜
7mm程度である。その寸法は改質処理前後でさして変
化が認められない。
【0025】(5)粘着付与剤((e)成分) 本発明の一成分を構成する粘着付与剤は軟化点(環球
法)が80〜180℃である脂肪族、脂環族あるいは芳
香族の高分子低重合体である。具体例を挙げるとロジ
ン、ロジンエステル、水添ロジン、重合ロジン等のロジ
ン系樹脂;α−ピネン重合体、β−ピネン重合体、ジペ
ンテン重合体、テルペン−フェノール重合体等のテルペ
ン系樹脂;C5 〜C9 の石油樹脂およびそれらの水素添
加物が挙げられる。これらの粘着付与剤は2種以上を混
合して用いることもできる。中でも、色相、臭気の点で
脂環族高分子低重合物が好ましく、具体的には石油樹脂
の水素添加物が好ましい。これら粘着付与剤の軟化点
(環球法)は一般的には80〜180℃のものが用いる
ことができるが、接着性および取扱いが容易な点で軟化
点は100〜160℃のものが好ましい。しかし、用途
によっては低軟化点のものと高軟化点のものを混合して
用いることも有効であり、軟化点に限定されるものでは
ない。
【0026】[II]各構成成分の含有割合 本発明の組成物の含有割合は、(a)、(b)、
(c)、(d)及び(e)成分の合計量100重量%中
において、(a)密度が0.915g/cm3 以下、好
ましくは0.880〜0.910g/cm3 のエチレン
−αオレフィン共重合体樹脂:20〜70重量%、
(b)オレフィン系エラストマー:10〜50重量%、
(c)スチレン系エラストマー:10〜50重量%、
(d)改質PO:5〜60重量%、(e)粘着付与剤:
5〜30重量%である。エチレン−αオレフィン系樹脂
の含量が上記未満では成形性の点で不十分であり、上記
超過では接着性の点で満足なものではない。また、オレ
フィン系エラストマーおよびスチレン系エラストマーの
含量が上記未満では常温時および低温時の接着性の点で
不十分であり、上記範囲超過では成形加工性の点で本発
明の目的を達しない。一方、改質POの含量が上記未満
ではフィルム、シートの取扱いの点で好ましくなく、上
記範囲超過では剥離性制御の点で不十分である。更に、
粘着付与剤の量が上記未満では接着力発現の点で不十分
であり、上記範囲超過では取扱いの点で好ましくない。
【0027】本発明の組成物には、これらの必須成分の
他に付加的成分を発明の効果を損なわない範囲の量添加
することができる。付加的成分としては、例えば、他の
熱可塑性樹脂、ゴム物質、無機フィラー、顔料、可塑
剤、各種安定剤(酸化防止剤、帯電防止剤、光安定剤、
アンチブロッキング剤、滑剤)等である。
【0028】[III ]熱可塑性樹脂組成物の製造 上記の成分をドライブレンドして直接成形しても得られ
るが、一般には予めロール、バンバリーミキサー、押出
機等通常の混練機で混練して組成物とした後成形に供さ
れる。成形法は、射出成形、中空成形、押出成形、圧縮
成形等いずれの方法も取ることができる。
【0029】
【実施例】
[実施例1] 改質PO粒子の製造工程 50リットル容量のオートクレーブに水20kg、懸濁
剤の第三リン酸カルシウム0.6kg、およびドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム0.6gを混入して水性
媒質とし、これに粒径3〜4mmの低密度ポリエチレン
(密度:0.92g/cm3 、MFR:45g/10
分)6kgを加え、攪拌して懸濁させた。別に3,5,
5−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド15.6
g、及びベンゾイルパーオキサイド9gをスチレン6k
gに溶解し、これを先の懸濁系に添加し、オートクレー
ブ内に窒素を導入して系内を0.5kg/cm2 に加圧
した。更にオートクレーブ内を55℃に昇温し、この温
度で攪拌しながら5時間放置して重合開始剤を含むスチ
レンを全量低密度ポリエチレン粒子中に含浸させた。次
にこの懸濁液を65℃に昇温し、この温度で攪拌しなが
ら7時間放置して重合を行い、更に110℃に昇温して
3時間維持して重合を完結した。冷却後、内容固形物を
取り出して水洗し、スチレン改質低密度ポリエチレン粒
子12kgを得た。得られた改質低密度ポリエチレンの
MFRは2.5g/10分であった。
【0030】熱可塑性樹脂組成物の製造 エチレン−ブテン−1共重合体樹脂(密度:0.90g
/cm3 、MFR:5g/10分、結晶化度35%)、
エチレン−ブテン−1共重合体ゴム(三井石油化学工業
(株)社製“タフマ−A4085”密度:0.88g/
cm3 、MFR:6.7g/10分、結晶化度19%)
20重量%、水素添加されたスチレン・ブタジエン・ス
チレンブロック共重合体ゴム(旭化成工業(株)社製
“タフテックH1051”密度:0.93g/cm3
MFR:1.0g/10分)20重量%、上記製造工程
で得られたスチレン改質低密度ポリエチレン15重量
%、および粘着付与剤として脂環族飽和炭化水素樹脂
(荒川化学工業(株)社製“アルコンP−140”;環
球法軟化点140℃)15重量%を混合し、これを単軸
押出機(L/D=23)を用い、樹脂温度180℃で溶
融混合し、ダイよりストランド状に押出し、カッティン
グしてペレットとした。
【0031】熱可塑性樹脂フィルムの製造および評価 上記で得られた熱可塑性樹脂組成物のペレットをプラコ
ー社製35mmTダイ成形機を用いて、成形温度230
℃で30μm厚みのフィルムを成形した。本フィルムと
12μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルム間に
ポリエチレン20μmを溶融押出、サンドラミネーショ
ンして貼り合わせ、熱可塑性樹脂組成物層/ポリエチレ
ン層/ポリエチレンテレフタレート層の3層からなる積
層フィルムとした。この積層フィルムの熱可塑性樹脂組
成物の層を接着面とし、ポリスチレンシートと加熱接着
した。加熱接着条件は、熱板式ヒートシーラーを用い、
接着面5mm幅、接着圧力2kg/cm2 、時間1秒、
ヒートシール(熱接着)温度は80℃、100℃、12
0℃、140℃及び160℃である。剥離強度は、イン
ストロン型引張試験機を用い、サンプル幅15mm、引
張速度300mm/分で180度剥離強度を23℃、お
よび−30℃で測定した。結果を表−1に示す。
【0032】[実施例2]〜[実施例4] 表−1に示される熱可塑性樹脂組成物につき実施例1と
同様にして評価した。実施例2と実施例3は、実施例1
における各成分の配合比率を変えて熱可塑性樹脂組成物
のペレットを製造した。また、実施例4は実施例1の改
質PO粒子の製造において低密度ポリエチレンの代わり
に、エチレン−ヘキセン−1共重合体樹脂、(エクソン
ケミカル社製「EXACT4044(商品名)、メタロ
セン触媒を用いた重合品、密度:0.895g/c
3 、MFR:16g/10分)を用い、改質エチレン
−ヘキセン−1共重合体を製造し、他は実施例1と同様
にして評価した。結果を表−1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】[比較例1]〜[比較例4] 表−1に示される熱可塑性樹脂組成物につき、実施例1
と同様にして評価した。結果を表−1に示す。
【0035】
【発明の効果】本熱可塑性樹脂組成物は、各種包装容器
等に使用される基材に対して良好な低温ヒートシール
性、接着性を有し、かつ低温雰囲気下でも接着強度が低
下しない特徴を有し、フィルム、シート等への良好な成
形加工性等の優れた性質を有するものであり、極めて実
用性の優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 93/04 C08L 93/04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(a)、(b)、(c)、(d)
    及び(e)成分からなるヒートシール性熱可塑性樹脂組
    成物(但し、これら5成分の合計量は100重量%であ
    る。)。 (a)密度が0.915g/cm3 以下のエチレン−αオレフィン共重合体樹 脂: 20〜70重量% (b)オレフィン系エラストマー: 10〜50重量% (c)スチレン系エラストマー: 10〜50重量% (d)オレフィン系重合体30〜95重量%とビニル単量体70〜5重量%と をグラフト反応条件に付して得られる改質オレフィン系重合体: 5〜60重量% (e)粘着付与剤: 5〜30重量%。
  2. 【請求項2】 改質オレフィン系重合体(d)が、オレ
    フィン系重合体粒子、ビニル単量体、およびラジカル発
    生剤を含む水性懸濁液を、該ラジカル発生剤の分解が実
    質的に起こらない温度に昇温し、該ビニル単量体を前記
    オレフィン系重合体粒子に含浸させた後、この水性懸濁
    液をさらにラジカル発生剤の分解温度以上に昇温してビ
    ニル単量体を重合するグラフト反応を完結させる方法に
    よって得られたものである、請求項1に記載のヒートシ
    ール性熱可塑性樹脂組成物。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006137827A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Mitsubishi Chemicals Corp 改質エチレン系重合体及び改質エチレン系重合体組成物、並びに改質エチレン系重合体の製造方法
JP2006160985A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Mitsubishi Chemicals Corp 樹脂フィルム用改質剤
JP2006160986A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Mitsubishi Chemicals Corp 易引き裂き性フィルム
JP2006176619A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Mitsubishi Chemicals Corp キャリアテープ用カバーテープ
JP2016222885A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 三井化学株式会社 樹脂組成物およびそれからなる成形体

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