JPH1010180A - 液晶表示パネルの検査装置 - Google Patents

液晶表示パネルの検査装置

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JPH1010180A
JPH1010180A JP8181696A JP18169696A JPH1010180A JP H1010180 A JPH1010180 A JP H1010180A JP 8181696 A JP8181696 A JP 8181696A JP 18169696 A JP18169696 A JP 18169696A JP H1010180 A JPH1010180 A JP H1010180A
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幸廣 平井
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NIPPON MAIKURONIKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査ステージによる液晶表示パネルの移動範
囲を大きくすることなく、検査ステージにおける液晶表
示パネルの移し換えをなくすことにある。 【解決手段】 検査装置は、液晶表示パネルを配置する
検査ステージと、検査用のプローブユニットを支持する
支持手段であって検査ステージが配置された支持手段と
を含む。支持手段は、プローブユニットを、これが液晶
表示パネルの検査のために配置される検査位置であって
検査ステージに対応する検査位置と、プローブユニット
が検査ステージへの液晶表示パネルの配置作業を妨げな
い退避位置とに選択的に移動可能に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネルの
良否を検査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルの検査装置の1つとし
て、液晶表示パネルの受渡しをする受渡しステーション
と、液晶表示パネルの点灯試験をする検査ステーション
とをフレームすなわち筐体に形成し、検査用のプローブ
ユニットを検査ステーションに取り外し可能に組み付
け、液晶表示パネルを検査ステージのワークテーブルに
載置し、検査ステージを液晶表示パネルとともに受渡し
ステーションと検査ステーションとに移動させる装置が
ある。
【0003】この検査装置において、検査ステージを形
成する1つのステージ(Xステージ)は、液晶表示パネ
ルを受渡しステーションと検査ステーションとに選択的
に移動させるための搬送ステージと、液晶表示パネルの
運搬方向におけるアライメントのためのアライメントス
テージとを兼ねている。
【0004】しかし、アライメントが一般に数ミクロン
以下の精度を要求されているから、搬送ステージも数ミ
クロン以下の精度を要求される。このため、搬送ステー
ジとアライメントステージとを兼ねた検査装置では、搬
送ステージを液晶表示パネルの搬送範囲全体にわたって
数ミクロン以下という高精度に維持しなければならない
から、高価になる。特に最近では、液晶表示パネルが大
型化しているから、そのような大型の液晶表示パネルの
検査に適用するためには、液晶表示パネルの搬送範囲を
大きくしなければならず、したがってさらに高価にな
る。
【0005】液晶表示パネルの検査装置の他の1つとし
て、検査ステージを検査ステーションに配置し、液晶表
示パネルをアームにより受渡しステーションと検査ステ
ーションとに移動させる装置がある(特開平5−134
227号公報)。この検査装置によれば、液晶表示パネ
ルの搬送をアームにより行うから、検査ステージの移動
範囲を狭くすることができ、それだけ廉価になる。しか
し、この検査装置では、検査ステーションにおいて検査
ステージのワークテーブルと受渡し用のアームとの間で
液晶表示パネルの移し換えをしなければならないから、
移し換え時にワークテーブルに対する液晶表示パネルの
位置がずれることがあり、また移し換えの時間が無駄で
ある。
【0006】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、検査ステー
ジによる液晶表示パネルの移動範囲を大きくすることな
く、検査ステージにおける液晶表示パネルの移し換えを
なくすことにある。
【0007】
【解決手段、作用、効果】本発明の検査装置は、液晶表
示パネルを配置する検査ステージと、検査用のプローブ
ユニットを支持する支持手段であって検査ステージが配
置された支持手段とを含む。支持手段は、プローブユニ
ットを、これが液晶表示パネルの検査のために配置され
る検査位置であって検査ステージに対応する検査位置
と、プローブユニットが検査ステージへの液晶表示パネ
ルの配置作業を妨げない退避位置とに選択的に移動可能
に支持する。
【0008】プローブユニットは、液晶表示パネルを検
査するときに検査位置へ移動され、液晶表示パネルを検
査ステージに配置するときおよび液晶表示パネルを検査
ステージから除去するときに退避位置へ移動される。こ
のため、プローブユニットが検査ステージに対する液晶
表示パネルの配置および除去の妨げにならないし、検査
ステージによる液晶表示パネルの移動範囲を狭い範囲に
制限することができる。
【0009】本発明によれば、プローブユニットを検査
位置および退避位置へ選択的に移動可能に支持手段に支
持させたから、検査ステージによる液晶表示パネルの移
動範囲を狭くすることができるにもかかわらず、アーム
を用いて検査ステージに対する液晶表示パネルの移し換
えをする必要がない。
【0010】退避位置を検査位置から検査ステージに配
置された液晶表示パネルと平行の水平方向へ離れた位置
とし、支持手段に、検査ステージが配置された筐体と、
該筐体に組み付けられかつプローブユニットを第1およ
び退避位置に選択的に移動可能に受けるガイドとを備え
ることができる。このようにすれば、プローブユニット
の移動が安定する。
【0011】プローブユニットを手動で移動させてもよ
い。しかし、ユニット移動機構により、プローブユニッ
トをガイドに沿って検査位置および退避位置に選択的に
移動させることが好ましい。このようにすれば、プロー
ブユニットの移動が自動化され、検査効率が向上する。
【0012】支持手段は、プローブユニットを傾斜した
状態または水平の状態に受けることができる。好ましい
実施例においては、支持手段は、さらに、検査ステージ
に対応する箇所に開口を有する平板を備え、検査位置お
よび退避位置は前記平板に形成されている。
【0013】好ましい実施例においては、前記検査ステ
ージは、液晶表示パネルを傾斜した状態または水平の状
態に受けるワークテーブルと、該ワークテーブルを、液
晶表示パネルと直交する軸線の周りに角度的に回転させ
るとともに、液晶表示パネルの面内の直交する2方向お
よび前記軸線の方向へ3次元的に移動させるテーブル移
動機構すなわちアライメントステージとを備える。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図6を参照するに、検査シ
ステム10は、四角形の液晶表示体すなわち液晶表示パ
ネルの検査に用いる検査装置12と、複数のプローブユ
ニット14と、該プローブユニットを保管する保管庫1
6とを含む。図1においては、保管庫16を図6におけ
る1−1線に沿って得た断面図として示す。
【0015】液晶表示パネルは、四角形の隣り合う複数
の辺に対応する各端縁部に複数の電極を有するパネルで
ある。以下、液晶表示パネルおよび検査装置のいずれに
おいても、液晶表示パネルの長い端縁の方向(左右方
向)をX方向といい、液晶表示パネルの短い端縁の方向
をY方向といい、液晶表示パネルの表示面と直角の方向
をZ方向という。
【0016】検査装置12は、フレームすなわち筐体2
0を含む。筐体20は、アングル材のような複数の鋼材
と、該鋼材に複数のねじ部材により取り付けられた複数
の板材により箱の形に形成されており、またキャスタの
ような複数の車輪22により床上を移動可能に形成され
ている。筐体20の前面上部は、傾斜した平板すなわち
ベースプレート24により傾斜部とされている。
【0017】ベースプレート24は、液晶表示パネルの
受渡しに用いる四角形の開口26をX方向における一方
側(図示の例では右方側)に有するとともに、開口26
からX方向における他方側(図示の例では左方側)へ伸
びる帯状の開口28をX方向における他方側(図示の例
では左方側)に有する。
【0018】ベースプレート24には、一対のガイド3
0が複数のねじ部材によりベースプレート24の表側に
取り付けられている。両ガイド30は、図示の例ではガ
イドレールであり、またプローブユニット14をX方向
へ移動可能に受けるように開口26,28を間にしてX
方向へ平行に伸びている。両ガイド30は、ガイドロッ
ド、ガイド溝等であってもよい。
【0019】筐体20内のうち、開口26に対応する部
位は、液晶表示パネルの検査をする検査ステージ32が
配置された検査ステーションとされている。図5に示す
ように、検査ステージ32は、液晶表示パネルを傾斜し
た状態に受けるワークテーブル34と、該ワークテーブ
ルを、液晶表示パネルと直交するZ軸線の周りに角度的
に回転させるとともに、液晶表示パネルの面内の直交す
る2方向(Y,X方向)およびZ軸線の方向へ3次元的
に移動させるアライメントステージすなわちテーブル移
動機構を形成する4つのステージ36,38,40,4
2を含む。
【0020】ステージ36,38,40および42は、
それぞれ、Z軸線の周りに角度的に回転させるθステー
ジ、ワークテーブル34をZ軸線の方向へ移動させるZ
ステージ、ワークテーブル34をY軸線の方向へ移動さ
れるYステージ、および、ワークテーブル34をX軸の
方向へ移動させるXステージである。ワークテーブル3
4、θステージ36、Zステージ38およびYステージ
40は、それぞれ、ステージ36,38,40および4
2に支持されている。
【0021】検査ステージ32は、長方形の基板44の
一方の面にXステージ42において組み付けられてい
る。基板44は、筐体20内をX方向へ伸びかつワーク
テーブル34が開口26の側となるように、傾斜部を形
成するベースプレート24に複数のポール46により組
み付けられている。
【0022】ワークテーブル34は、液晶表示パネルを
傾斜した状態に受けかつ支持するように、ベースプレー
ト24の側に開口する直方体状の箱の形をしており、ま
たその開口を形成する4つの端縁のうち、液晶表示パネ
ルの電極が形成された端縁部に対応する各端縁に溝48
を有する。各溝48は、液晶表示パネルの対応する端縁
部の裏面を真空吸着する真空チャックとして作用するよ
うにバキュームポンプのような図示しない真空源に連通
される。
【0023】ワークテーブル34内には、図示しないバ
ックライトユニットが液晶表示パネルを背面から照明す
るように収容されている。ワークテーブル34には、液
晶表示パネルの粗い位置決めをするための一対の細長い
板状のストッパ50が配置されている。ストッパ50
は、それぞれ、溝48が形成された隣り合う2つの端縁
の外側面に、一部がベースプレート24の側に僅かに突
出した状態に複数のねじ部材により取り付けられてお
り、ワークテーブル34ひいてはプローブユニット14
に対する液晶表示パネルの粗い位置合せのために用いら
れる。
【0024】プローブユニット14は、長方形の板の形
をしたプローブベース52と、1以上のねじ部材により
プローブベース52に組み付けられたL字状の複数のプ
ローブブロック54と、テレビカメラのような一対のア
ライメントカメラ56と、複数の配線を有するフラット
ケーブル58とを備える。
【0025】プローブベース52は、検査すべき液晶表
示パネルと相似形の長方形の開口60を中央に有すると
ともに、ガイド30をX方向へ相対的に移動可能に受け
入れる一対の溝62を裏面に有する。このため、プロー
ブユニット14は、検査ステージ32に対応しかつ液晶
表示パネルの検査のために配置される検査位置と、プロ
ーブユニット14が検査ステージ32への液晶表示パネ
ルの配置作業を妨げない退避位置(待機位置)と、検査
装置12と保管庫16との間でプローブユニット14の
受渡しをする受渡し位置とに選択的に移動可能である。
図示の例では、退避位置と受渡し位置とは同じ位置であ
るが、異なる位置であってもよい。
【0026】各プローブブロック54は、一端部が開口
60を介してプローブベース52の裏側に達するように
プローブベース52の表側に組み付けられている。各プ
ローブブロック54は、複数のプローブを一端部に有す
る。各プローブは、フラットケーブル58の配線に接続
されている。
【0027】各アライメントカメラ56は、プローブユ
ニット14が検査位置に移動されたとき、検査ステージ
32の液晶表示パネルの位置合せマークを開口60を介
して撮影するように、プローブベース52に組み付けら
れている。アライメントカメラ56の出力信号は、プロ
ーブユニット14に対する液晶表示パネルの精密な位置
合せのために用いられる。
【0028】フラットケーブル58は、プローブベース
52から開口28を経て筐体20内へ伸び、X方向への
プローブユニット14の移動にともなって開口28内を
移動する。開口28は、筐体20に対するフラットケー
ブル58の移動を容易にする。
【0029】検査装置12は、また、プローブユニット
14を傾斜した状態でガイド30に沿ってX方向へ移動
させるユニット移動機構64を含む、ユニット移動機構
64は、筐体20の上部に支持されており、また検査装
置12に配置されたプローブユニット14の上部に複数
のねじ部材66により可動部68を分離可能に連結され
る。ユニット移動機構64は、検査装置12におけるプ
ローブユニット14の位置を感知する図示しない1以上
のセンサの出力信号を用いる図示しない制御装置により
制御されて、プローブユニット14を、退避位置、受渡
し位置または検査位置へ移動させる。
【0030】ユニット移動機構64の可動部68を移動
させる手段として、リニアモータ、シリンダ機構、回転
源と1以上の歯車とを用いた機構、回転源とピニオンと
ラックとを用いた機構、回転源とボールねじとを用いた
機構等、適宜な機構を用いることができる。
【0031】保管庫16は、フレームすなわち筐体70
と、該筐体に受け入れられた複数の引き出し72とを含
む。筐体70は、アングル材のような複数の鋼材と、該
鋼材に複数のねじ部材により取り付けられた複数の板材
により形成されており、またキャスタのような複数の車
輪74により床上を移動可能に形成されている。
【0032】筐体70は、それぞれがブローブユニット
14を傾斜した状態に保管する複数の保管部76を引き
出し72の上方に有する。各保管部76には、一対のガ
イド78がブローブユニット14を傾斜した状態でX方
向へ移動可能に受けるように配置されている。各保管部
76の両ガイド78は、検査装置12の両ガイド30に
対応されている。保管部76に収納されたブローブユニ
ット14は、図示しないストッパにより、移動不能に維
持される。
【0033】各ガイド78は、筐体70に形成された傾
斜部に取り付けられている。筐体70の傾斜部の傾斜角
度は筐体20の傾斜部すなわちベースプレート24のそ
れと同じであり、また保管庫16のガイド78の位置は
検査装置12のガイド30のそれと同じである。それゆ
えに、両ガイド78は、検査装置12の両ガイド30と
同様に、ブローブユニット14の溝62に相対的移動可
能に受け入れられるようにY方向に間隔をおいてX方向
へ伸びる。
【0034】各保管部76の両ガイド78は、保管庫1
6が検査装置12の左端に図1に示すように配置された
とき、両ガイド78の位置が対応する両ガイド30の位
置と整合するように筐体70に取り付けられている。こ
のため、各ブローブユニット14は、両ガイド30に支
持されたときと同じ傾斜状態に両ガイド78に取り付け
られている。
【0035】保管庫16は、検査装置12の側部に設け
られた突起80を受け入れる複数の凹所82を有する。
各凹所82は、保管部76に対応されている。保管庫1
6が検査装置12の左端に図1に示すように配置された
とき、突起80はいずれかの凹所82に受け入れられ、
その凹所82に対応する保管部76のガイド78は検査
装置12のガイド30と整合する。これにより、その保
管部76に保管されているプローブユニット14を検査
装置に移動させることができるし、検査装置12に移さ
れているプローブユニット14をその保管部76に移動
させることができる。
【0036】通常、1つのプローブユニット14が検査
装置に装着されている。保管庫16は、検査装置12に
連結されていてもよいし、検査装置12に連結されてい
なくてもよい。しかし、複数の検査装置12が設置され
た検査設備の場合、保管庫16を用いて1つの検査装置
12でプローブユニット14の交換をしている間、他の
検査装置12で検査を実行するように、1つの保管庫1
6を複数の検査装置12で共通に利用することが好まし
い。
【0037】検査装置12に装着されたプローブユニッ
ト14は、ねじ部材66によりユニット移動機構64の
可動部68に分離可能に連結されている。保管庫16の
各保管部76の両側面は、保管部76へのプローブユニ
ット14の出し入れを容易にするように、開放されてい
る。しかし、各保管部76の両側面または一方の側面を
蓋により開放可能に閉鎖してもよい。
【0038】検査時、先ず、検査ステージ32が開口2
6を介して露出するように、検査装置12に装着された
プローブユニット14が図3に示す退避位置にユニット
移動機構64により移動される。これにより、そのプロ
ーブユニット14は、検査ステージ32に対する液晶表
示パネルの配置および除去を妨げない。
【0039】次いで、検査すべき液晶表示パネルが検査
ステージ32に人手または機械により配置される。この
とき、液晶表示パネルは、隣り合う2つの縁部がストッ
パ50に当接するように、ワークテーブル34に配置さ
れる。これにより、液晶表示パネルは、ワークテーブル
34に対して位置決められる。この位置決めは、液晶表
示パネルに形成されている各位置合せマークがアライメ
ントカメラ56の視野に入るように位置決める一種の粗
い位置合せである。
【0040】次いで、プローブユニット14がユニット
移動機構64により図4に示す検査位置に移動される。
これにより、プローブユニット14は、検査ステージ3
2の斜め上方に移動され、検査ステージ32にセットさ
れた液晶表示パネルを開口60および26を介してアラ
イメントカメラ56により撮影可能になる。プローブユ
ニット14が検査位置を越えてさらに右方へ移動するこ
とを阻止する1以上のストッパ、またはプローブユニッ
ト14を検査位置に位置決める1以上のストッパを、筐
体20、ベースプレート24またはガイド30に配置し
てもよい。
【0041】次いで、プローブユニット14に対する液
晶表示パネルの位置合せが行われる。この位置合せは、
液晶表示パネルをアライメントカメラ56で撮影し、そ
の液晶表示パネルの各位置合せマークがアライメントカ
メラ56の視野内の所定の位置になるように、ワークテ
ーブル34をθ,YおよびXのステージ36,40およ
び42により変位させることにより行われる。これによ
り、液晶表示パネルは、位置合せマークがプローブユニ
ット14に対し所定の位置関係となるように、位置決め
られる。
【0042】次いで、ワークテーブル34がZステージ
38によりプローブユニット14の側へ移動される。こ
れにより、液晶表示パネルの端子がプローブユニット1
4のプローブに押圧され、液晶表示パネルへの通電が可
能になる。
【0043】次いで、液晶表示パネルの検査が実行され
る。この検査は、たとえば、プローブユニット14を介
して液晶表示パネルに通電することにより液晶表示パネ
ルを所定のパターンに点灯させ、作業者が点灯パターン
を目視することにより、または点灯パターンを他のテレ
ビカメラで撮影し、その画像信号を電気的に処理するこ
とにより、行われる。
【0044】次いで、ワークテーブル34がZステージ
38により斜め下方へ下げられる。これにより、検査ス
テージ32上の液晶表示パネルがプローブユニット14
から離される。
【0045】次いで、プローブユニット14がユニット
移動機構64により退避位置へ移動され、液晶表示パネ
ルが検査ステージ32から除去される。その後は上記工
程が繰り返される。
【0046】プローブユニット14の交換時、先ず、突
起80を所定の凹所82に嵌合させることにより、プロ
ーブユニット14を収納していない空の保管部76のガ
イド78が検査装置12のガイド30と整合するよう
に、保管庫16が検査装置12に連結され、検査装置1
2側のプローブユニット14が空の保管部76に人手ま
たは機械により移動される。この作業は、検査装置12
側のプローブユニット14が検査装置12からその側方
へ突出しない位置に維持された状態で行われ、また検査
装置12側のプローブユニット14を保管庫16に収納
するだけの場合にも行われる。
【0047】次いで、次のプローブユニットを収納して
いる保管部76のガイド78が検査装置12のガイド3
0と整合するように、保管庫16が検査装置12に連結
し直され、その保管部76内のプローブユニット14が
検査装置12側に人手または機械により移動される。こ
の作業は、保管庫16側のプローブユニット14を検査
装置12にセットするだけの場合にも行われる。
【0048】プローブユニット14を検査位置から待機
位置または受渡し位置におよびその逆に移動させると
き、プローブユニット14をガイド30に沿って移動さ
せればよいから、プローブユニットの移動が安定する。
同様に、検査装置12と保管庫16との間でプローブユ
ニット14の受渡しをするとき、プローブユニット14
をガイド30,78に沿って移動させればよいから、プ
ローブユニットの移動が安定するのみならず、プローブ
ユニット14の受渡しが容易になる。
【0049】プローブユニット14を検査装置12の側
から保管庫16の側へおよびその逆に移動させるとき、
突起80が所定の凹所82に嵌合される。このため、検
査装置12に対する保管庫16の位置決めが容易であ
る。また、移し換え時、プローブユニット14をガイド
30,76に沿って移動させるだけでよいから、プロー
ブユニット14の移し換えを人手により行うとしても、
その移し換え作業が容易になる。
【0050】検査システム10によれば、プローブユニ
ット14を検査位置と退避位置とに移動させるようにし
たから、検査ステージ32による液晶表示パネルの移動
範囲を狭い範囲に制限することができ、その結果プロー
ブユニット14が検査ステージ32に対する液晶表示パ
ネルの配置および除去の妨げにならないこととあいまっ
て、検査ステージ32による液晶表示パネルの移動範囲
を狭くすることができるにもかかわらず、従来装置のよ
うにアームを用いて検査ステージ32に対する液晶表示
パネルの移し換えをする必要がない。また、プローブユ
ニットをユニット移動機構64によりガイドに沿って移
動させるから、プローブユニット14の移動が自動化さ
れ、検査効率が向上する。しかし、プローブユニット1
4を手動で移動させてもよい。
【0051】図7〜図10を参照するに、検査システム
100で用いる保管庫102は、架台104と、該架台
に移動可能に載置された筐体106と、該筐体を架台1
04に対して移動させる駆動機構108とを備える。し
かし、検査システム100で用いる検査装置12は、突
起80の位置が異なる点を除いて、検査システム10で
用いる装置と同じである。
【0052】架台104は、キャスタのような複数の車
輪110により床上を移動可能に形成されており、また
筐体106のための一対のガイドレール112を上面に
有するとともに、検査装置12に突起80を受け入れる
一対の凹所82を側部に有する。ガイドレール112
は、架台104の上面の左右方向に間隔をおいた位置を
前後方向へ平行に伸びる。
【0053】筐体106は、引き出し72およびそれら
の収納部、車輪74、ならびに、凹所82を備えていな
い代わりに、ガイドレール112に移動可能に嵌合され
る溝を有するガイド114を備えることを除いて、前記
した保管庫16の筐体70と同じである。
【0054】駆動機構108は、架台104に収容され
た制御装置116により制御される。駆動機構108と
して、リニアモータ、シリンダ機構、回転源と1以上の
歯車とを用いた機構、回転源とピニオンとラックとを用
いた機構、回転源とボールねじとを用いた機構等、適宜
な機構を用いることができる。
【0055】プローブユニット14の交換時、先ず、保
管庫100が突起80を凹所82に受け入れた状態に検
査装置12に連結され、空の保管部76のガイド78が
検査装置12のガイド30と整合するように、筐体10
6が駆動機構108により架台104に対して移動さ
れ、その後検査装置12の側のプローブユニット14が
空の保管部76に手動によりまたは機械的に移動され
る。
【0056】次いで、所定のプローブユニット14を収
納している保管部76のガイド78が検査装置12のガ
イド30と整合するように、筐体106が駆動機構10
8により架台104に対して移動され、その後その保管
部76内のプローブユニット14が検査装置12の側に
手動によりまたは機械的に移動される。
【0057】架台104に対する筐体106の位置は、
手動により調整してもよいし、1以上のセンサを用いて
電気的に制御してもよい。
【0058】図11および図12を参照するに、検査装
置120は、プローブユニット14をベースプレート2
4の内側(裏側)に配置している点で検査装置12と相
違する。プローブユニット14は、筐体20の上板の下
側に配置されたユニット移動機構64により支持されて
いるとともに、ベースプレート24の内側(裏側)に配
置された一対のガイド122とにより支持されている。
【0059】検査装置120において、プローブユニッ
ト14は、図11に実線で示す検査位置と、図11に2
点鎖線で示す退避位置(受渡し位置)とに選択的に移動
される。退避位置において、プローブユニット14の一
部は、筐体20から突出する。このため、筐体20は、
プローブユニット14の一部が突出することを許すとと
もに、プローブユニット14を受渡しのために出し入れ
する開口を左側部に有する。
【0060】上記の各実施例のように、プローブユニッ
ト14をユニット移動機構64により検査位置および退
避位置に選択的に移動させるならば、プローブユニット
の移動が自動化され、検査効率が向上する。しかし、プ
ローブユニットを手動で移動させてるようにしてもよ
い。また、突起を保管庫に設け、凹所を検査装置に設け
てもよい。さらに、プローブユニットを検査装置および
保管庫に水平の状態に支持するようにしてもよい。
【0061】なお、フラットケーブル58が一般に筐体
20に配置された電気回路にコネクタにより分離可能に
接続されていることから、プローブユニット14の交換
時には、フラットケーブルを電気回路から分離する作業
とフラットケーブルを電気回路に接続する作業とが行わ
れる。しかし、フラットケーブル58がプローブユニッ
トに分離可能に接続されている場合には、プローブユニ
ットのフラットケーブルを、交換時に交換すべきプロー
ブユニットに対し分離する作業と接続する作業とを行っ
てもよい。
【0062】本発明は、上記実施例に限定されない。た
とえば、本発明は、長方形の隅角部に弧状または直線状
に切除した液晶表示パネルの検査装置にも適用すること
ができるし、四角形の液晶表示パネルのみならず、六角
形、八角形等の他の多角形の液晶表示パネルの検査装置
にも適用することができる。また、保管庫を必ずしも必
要ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査装置を用いた検査システムの一実
施例を示す正面図であってプローブユニットを検査装置
から外しかつ保管庫の保管部を断面した図である。
【図2】図1の2−2線に沿って得た図である。
【図3】本発明の検査装置の一実施例を示す正面図であ
って検査装置に装着したプローブユニットを退避位置
(受渡し位置)へ移動させた状態の図である。
【図4】図3の検査装置の正面図であって検査装置に装
着したプローブユニットを検査位置へ移動させた状態の
図である。
【図5】図4の5−5線に沿って得たプローブユニット
近傍の断面図である。
【図6】図1の検査システムで用いる保管庫の一実施例
を示す右側面図である。
【図7】本発明の検査装置を用いた検査システムの他の
実施例を示す正面図であってプローブユニットを検査装
置から外しかつ保管庫の保管部を断面した図である。
【図8】図7の検査システムで用いる保管庫の一実施例
を示す右側面図である。
【図9】図7の検査システムの左側面図である。
【図10】図7の検査システムの正面図であって検査装
置に装着したプローブユニットを退避位置(受渡し位
置)へ移動させた状態の図である。
【図11】本発明の検査装置の他の実施例を示す正面図
であって検査装置に装着したプローブユニットを検査位
置へ移動させた状態の図である。
【図12】図11の検査装置におけるプローブユニット
近傍の断面図である。
【符号の説明】
10,100 検査システム 12,120 検査装置 14 プローブユニット 16,102 保管庫 20 検査装置の筐体 24 ベースプレート(傾斜部) 26,28 開口 30 ガイド 32 検査ステージ 64 ユニット移動機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示パネルを配置する検査ステージ
    と、検査用のプローブユニットを支持する支持手段であ
    って前記検査ステージが配置された支持手段とを含み、
    該支持手段は、前記プローブユニットを、該プローブユ
    ニットが前記液晶表示パネルの検査のために配置される
    第1の位置であって前記検査ステージに対応する検査位
    置と、前記プローブユニットが前記検査ステージへの前
    記液晶表示パネルの配置作業を妨げない退避位置とに選
    択的に移動可能に支持する、液晶表示パネルの検査装
    置。
  2. 【請求項2】 前記退避位置は前記検査位置から前記検
    査ステージに配置された液晶表示パネルと平行の水平方
    向へ離れており、前記支持手段は、前記検査ステージが
    配置された筐体と、該筐体に組み付けられかつ前記プロ
    ーブユニットを前記検査位置および前記退避位置に選択
    的に移動可能に受けるガイドとを備える、請求項1に記
    載の検査装置。
  3. 【請求項3】 前記支持手段は、さらに、前記プローブ
    ユニットを前記ガイドに沿って前記第1および退避位置
    に選択的に移動させるユニット移動機構を備える、請求
    項2に記載の検査装置。
  4. 【請求項4】 前記支持手段は、前記プローブユニット
    を傾斜した状態または水平の状態に受ける、請求項1,
    2または3に記載の検査装置。
  5. 【請求項5】 前記支持手段は、さらに、前記検査ステ
    ージに対応する箇所に開口を有する平板を備え、前記検
    査位置および前記退避位置は前記平板に形成されてい
    る、請求項1〜4のいずれか1項に記載の検査装置。
  6. 【請求項6】 前記検査ステージは、前記液晶表示パネ
    ルを傾斜した状態または水平の状態に受けるワークテー
    ブルと、該ワークテーブルを、前記液晶表示パネルと直
    交する軸線の周りに角度的に回転させるとともに、前記
    液晶表示パネルの面内の直交する2方向および前記軸線
    の方向へ3次元的に移動させるテーブル移動機構とを備
    える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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