JPH10101525A - スキンケア組成物用水中油型エマルション中の不安定レチノイドの安定化 - Google Patents
スキンケア組成物用水中油型エマルション中の不安定レチノイドの安定化Info
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- JPH10101525A JPH10101525A JP9247382A JP24738297A JPH10101525A JP H10101525 A JPH10101525 A JP H10101525A JP 9247382 A JP9247382 A JP 9247382A JP 24738297 A JP24738297 A JP 24738297A JP H10101525 A JPH10101525 A JP H10101525A
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Abstract
の不安定レチノイドの安定化の提供。 【解決手段】 エマルションが、(a)油滴及びレチノ
イドを包含する油相、(b)水性相、(c)結晶形成化
合物及び結晶定寸化合物を包含するバリア成分を含有す
ることによる。 【効果】 レチノイドは、本発明のエマルション中で安
定化される。
Description
ョン中にレチノール又はその短鎖エステルを含有するス
キンケア組成物に関する。
の皮膚障害の処置において広く使用され、かつ皮膚の補
修剤又は再生剤として使用されている。レチノイン酸
は、種々の皮膚状態、例えばにきび、しわ、乾癬、年齢
によるしみ及び変色を処置するために使用されている。
例えば、バールクイスト(Vahlquist),A.
等、J.Invest.Dermatol.Vol.9
4、ホーランド(Holland)D.B.及びクンリ
フェ(Cunliffe),W.J.(1990)、4
96〜498ページ;エリス(Ellis),C.N.
等、「ファルマコロジー・オブ・レチノールズ・イン・
スキン(Pharmacology ofRetino
ls in Skin)」、バーゼル(Vasel)、
カルガー(Karger)、Vol.3、(198
9)、249〜252ページ;ロヴェ(Lowe),
N.J.等、「ファルマコロジー・オブ・レチノールズ
・イン・スキン」、Vol.3(1989)、240〜
248ページ;PCT特許出願第(WO)93/197
43号明細書参照。
の使用は、レチノイン酸よりも有利であると考えられて
いる。レチノールは、人体内で自然に生じ、通常の上皮
細胞分化に必須である内因性化合物である。レチノール
の短鎖エステルは、生体内で加水分解して、レチノール
を生じる。レチノール及びレチニルエステルは、レチノ
イン酸よりも安全であると考えられる。
ミテートは、スキンコスメティック組成物において広く
使用されている。このような組成物は、例えば、チェズ
ブラフ−ポンズ(Chesebrough−Pond’
s)により製造されたエージ・デファイング・コンプレ
ックス(Age Defying Complex)R
のような水中油型エマルションであってよい。しかしな
がら、本発明の関与により、レチノール又はレチノール
の短鎖エステルが、レチニルパルミテート(実施例7参
照)のようなレチノールの長鎖エステルよりもより効力
があることが分かった。レチニルパルミテートが生体内
でレチノールに加水分解されず、かつ/又は皮膚に浸透
しないと考えられる。
エステルは、レチノイン酸又は長鎖レチニルエステルよ
りも不安定である。イドソン(Idson)、「ビタミ
ンズ・アンド・ザ・スキン(Vitamins and
the Skin)」、コスメティックス&トイレタ
リーズ(Cosmetics & Toiletrie
s)、Vol.108、1993年12月、79〜94
ページ、アルアード・パブリッシング・コーポレーショ
ン(Allured PublishingCor
p.)(1993);ホフマン−ラ ロチェ(Hoff
man−La Roche)Inc.、データ・シート
(Data Sheet)「ビタミンA−ザ‘ノルマラ
イザー’(Vitamin A−The‘Normal
izer’)」、ロチェ・ビタミンズ&ファイン・ケミ
カルズ(Roche Vitamins & Fine
Chemicals);ホフマン−ラ ロチェ In
c.プロダクト・データ(Product Data)
「ビタミンA・アルコール・ブレンド(Vitamin
A Alcohol Blend)」参照。特に、こ
れらは、水の存在下で迅速に分解する。
おいて公知である。例えば、デュラック(Dulak)
等、米国特許(U.S.)第4,888,363号明細
書及びウィルモット(Wilmott)等、米国特許第
4,826,828号明細書参照。しかし、このような
組成物は、一般に、水溶性スキンベネフィット成分を、
特にこのような成分が高い量で包含されるべきである場
合でも包含しない。
マルションも公知である。例えば、欧州特許第440,
398号明細書(ジョンソン・アンド・ジョンソン)、
国際特許出願(WO)第93/00085号明細書(ジ
ョンソン&ジョンソン)及び欧州特許出願第631,7
72号明細書(ジョンソン&ジョンソン)参照。無水組
成物及び油中水型エマルションの双方の一連の欠点は、
連続相が油相であるので、水中油型エマルションより油
っぽく、かつ化粧品としてあまり興味がひかれないこと
である。
はレチノールの短鎖エステルを、水中油型エマルション
へと処方することが望まれる。しかしながら、(無水系
又は油中水型エマルションに比較して)このような系に
おいて、レチノイドが水性相に、より著しくさらされる
ことにより、このような系で、不安定なレチノイドを安
定化させることはできなかった。例えば、その1ペー
ジ、34〜37行に、水中油型エマルション中のレチノ
イドが「不安定であり...かつ化学的に分解し、かつ
従って、その申し立てられた使用のための時間にわたっ
て役に立たない(are unstable...an
d chemically degrade and
are,therefore,unavailable
over time fortheir alleg
ed utility)」ことが教義されている前記欧
州特許第440,398号明細書参照。前記国際特許出
願(WO)第930085号明細書は、その8ページ、
2〜7行に、次のように教義している;「はっきりと分
からない理由から、市販製品に関する安定性満足度は、
特定な形のエマルション、すなわち油中水型エマルショ
ンを利用することによってのみ、そのうえ特定な安定化
系を使用することによってのみ、ある特定のレチノイド
に関して達成された(For reasons whi
ch are not clearly unders
tood,stability satisfacto
ry for a commercial produ
ct has beenachievable for
certain specific retinoi
ds only by utilizing a sp
ecific form of emulsion,
i.e.water−in−oil,andthen,
only by employing a speci
fic stabilizing system)」。
レチノイドを含有する油滴を形成するために特定な油相
を使用しかつ油滴のために特定の寸法の結晶のバリア層
を形成するために固体化合物の選択した組合せを使用す
るといったいくつかの重要なパラメータの組合せによっ
て、不安定なレチノイド、すなわち、レチノール又はそ
の短鎖エステルが水中油型エマルション中で安定化され
うるという発見に基づいている。
形成するために本発明において使用される固体化合物及
び/又は油状物は、スキンケア組成物中で、例えば皮膚
軟化剤として使用されている。これらの組成物のいくつ
かは、レチノイド、よりしばしばレチノイン酸又はレチ
ニルパルミテートも包含する。例えば、ルーマニア特許
(RO)第92、576号明細書、同第93、807号
明細書、同第84、823号明細書;米国特許第3、9
06、108号明細書(Felty等);米国特許53
80764号明細書(Herzog);米国特許第4、
981、845号明細書(Pereira);米国特許
第5、037、850号明細書(Elliott等);
米国特許第4、333、924号明細書(Bowley
等);米国特許第5、492、894号明細書(Bas
com等)の要約参照。しかしながら、このような組成
物は、本発明とは、少なくとも、それらが、定義された
大きさの結晶のバリアによって取り巻かれた油滴内に不
安定なレチノイド(レチノール又はその短鎖エステル)
を含有していない点で異なっている。該先行技術は、レ
チノール又はその短鎖エステルを含有する安定な水中油
型エマルションを提供しない。
キンコンディショニング用の水中油型エマルションを包
含し、その際、このエマルションは、 (a)エマルションの0.1〜50重量%の、流状油か
ら構成される油滴、及びエマルションの0.001〜1
0重量%の、レチノール及びレチノールのC2〜C3−エ
ステルからなる群から選択されるレチノイド(ここでレ
チノイドは油中に可溶化される)を包含する油相; (b)エマルションの50〜98重量%の水性相;及び (c)エマルションの1〜20重量%のバリア成分(こ
こでバリア成分は、油滴と水性相との間に結晶バリア層
を提供する)を含有し、その際、バリア層中の結晶の大
きさは、顕微鏡結晶定寸試験(後記)によって測定し
て、1μm〜50μmの範囲であり;かつその際、個々
の油敵対バリア層中の個々の結晶の大きさの比は、5:
1〜100:1の範囲であり;かつその際、流状油及び
バリア成分の混合物の融点は、40℃〜100℃の範囲
である。
る用語は、乾燥肌、光損傷肌、しわの外観、年齢による
しみ、老化した肌の予防及び処置、角質層柔軟性の増大
及び一般に血色のよい輝き及び肌の質の増強を意味す
る。この組成物は、皮膚落屑及び表皮分化を改善するた
めに使用してもよい。
ノイドを含有しかつ定義した大きさの範囲の結晶のバリ
アによって取り囲まれた油滴を考案することによって、
水中油型エマルション中のレチノイドの安定性が実質的
に改善される。レチノイドを含有しかつ結晶バリアによ
って取り巻かれた油滴の存在は、本発明により、融点、
結晶の大きさ及びより詳しく下記する溶解性要件を満た
す流状油及びバリア成分を選択することによって保証さ
れる。
ンの重量によるものである。
マルションは、連続水性相中に油滴を含有する。
ル及びレチノールのC2〜C3エステルからなる群から選
択されるレチノイドを含有する。実施例7中に記載した
ように、これらの化合物は、レチニルパルミテートより
効力がある。
は、次のレチノールの異性体を包含する;全−トランス
−レチノール、13−シス−レチノール、11−シス−
レチノール、9−シス−レチノール、3,4−ジデヒド
ロ−レチノール。有利な異性体は、全−トランス−レチ
ノール、13−シス−レチノール、3,4−ジデヒドロ
−レチノール、9−シス−レチノールである。最も有利
なものは、その広い市販での入手性により、全−トラン
ス−レチノールである。
ルである。「レチノール」なる用語は、前に定義したも
のである。本発明で使用するために適当なレチニルエス
テルは、レチノールのC2及びC3エステルであり、レチ
ニルアセテート及びレチニルプロピオネートとしても知
られている。レチニルアセテートは、最も効力があり、
最も市販で入手可能であり、最も安価であるので、特に
有利なエステルである。同じ理由により、本発明で使用
するための最も有利なレチノイドはレチノールである。
明の組成物において、エマルションの0.001〜10
重量%の量で、有利には0.01〜0.5重量%の量
で、最も有利には0.05重量%〜0.2重量%の量で
使用する。
須成分は、流状油である。本発明のエマルション中の油
相は、単一化合物又は化合物の混合物から形成されてい
てよい。本発明による油相は、流状であり、かつ貯蔵温
度(典型的には25℃)で、必要量のレチノール又はそ
のC2〜C3エステルを可溶化することができなくてはな
らない。さらに、油相とバリア成分との混合物は、より
詳しく下記する融点試験を満たさなくてはならない。こ
こで使用した「流状」なる用語は、25℃で、油状物の
少なくとも50%が液体であることを意味する。
れに限定されないが、前記した融点及び溶解性要件を満
たす限り、脂肪酸又は脂肪アルコールのエステル及び炭
化水素、有利には脂肪酸又は脂肪アルコールのモノエス
テルを包含する。最も有利には、流状油は、イソステア
リルパルミテート、トリデシルサリチレート、C12〜C
15オクタノエート、イソプロピルステアレート、イソプ
ロピルミリステート及びイソプロピルパルミテートから
なる群から選択される。
マルション中に、エマルションの0.1〜50重量%、
有利には1〜30重量%、最も有利には5〜15重量%
の量で包含されていてよい。
は、バリア成分である。ここで使用される「バリア成
分」なる用語は、少なくとも2種類の化合物の混合物を
意味し:第一の化合物は、結晶の形成のために使用され
る化合物(「結晶形成化合物」)であり;第二のもの
は、結晶の大きさを制御するために必要とされる化合物
(「結晶定寸化合物」)である。本発明の関与により、
結晶形成化合物のみを使用する場合、形成された結晶は
大きすぎ(実施例4参照)かつレチノイドはこのような
組成物中で不安定であることが分かった。又、第二の結
晶定寸化合物は、それ自体で十分な大きさの結晶を形成
することはできないが、結晶の大きさを制御することが
分かった(実施例5参照)。結晶形成化合物及び結晶定
寸化合物の共存が、レチノイドを安定化するために必要
である。
安定性を確実にするために重要である。油滴を取り巻く
結晶が大きすぎると、結晶は、油/水界面から移行し、
エマルション中に別個のものとして残留する。結晶が小
さすぎると、油相の水への暴露が増大する。どちらの場
合にも、油相中でのレチノイドの安定性は減退する。本
発明のエマルションにおける個々の結晶の平均の大きさ
は、顕微鏡結晶定寸試験によって測定して、1μm〜5
0μmの範囲、有利には1μm〜20μmの範囲及び最
も有利には5μm〜10μmの範囲である。流状相及び
結晶バリアを組成する成分の特性及び量は、結晶の大き
さを決定する。
Crystal Sizing Test) 意図された流状油及びバリアを形成する化合物は、最終
エマルションのために意図されたものと同じ割合で共溶
融される。共溶融混合物1滴を、カバースリップを有す
る顕微鏡スライド上に置く。顕微鏡で結晶の大きさ及び
形を観察する。結晶は、小さくかつ比較的平滑であるべ
きである(鋭い針のようではない)。大きさを、顕微鏡
写真を撮り、結晶を定規で測り、倍率を考慮に入れるこ
とにより測定する。いくつかの結晶(すなわち、少なく
とも5個の結晶及び有利には少なくとも10個の結晶)
の寸法を計り、平均を求めて、非定型性の結晶又は結晶
のクラスターを測定する危険を避ける。
ル(crosspolar)条件下で光学顕微鏡を用い
て、質的に観察してもよい。初めの観察結果が、結晶が
適当な大きさであるという場合に、前記したような顕微
鏡定寸試験を行う。
℃〜100℃の範囲であるような量で選択しなくてはな
らない。融点は、結晶バリアが貯蔵の間に存在し、さら
に、油相が局所適用の間に放出することを保証するため
に、この範囲内でなくてはならない。有利には、混合物
の融点は、40℃〜75℃の範囲、最も有利には45℃
〜55℃の範囲である。さらに、流状油及びバリア成分
の混合物の融点は、かなりシャープでなくてはならな
ず、すなわち、バリア成分及び流状油中の成分が全て互
いに非常に相溶性でなくてはならない。融点における開
きは25℃より上であってはならず、有利には10℃よ
り上であってはならず、最も有利には、融点は示差走査
熱分析(DSC)により測定して、単独シャープピーク
である。
少なくとも2種の化合物の混合物)を、本発明の組成物
において、エマルションの1〜20重量%、有利には約
5〜約15重量%、最も有利には約8〜約12重量%の
量で使用する。
は、少なくとも2種の化合物:結晶形成化合物及び結晶
定寸化合物の相互作用によって形成される。結晶定寸化
合物は、結晶形成化合物の1〜75重量%、有利には5
〜40重量%、最も有利には10〜20重量%の程度で
添加される。
適当な結晶形成化合物は、これに限定されないが、脂肪
酸、脂肪酸とその石けんとの混合物、脂肪アルコール及
び脂肪酸又は脂肪アルコールのエトキシル化された誘導
体、ステロール(例えばラノリン又はコレステロール)
及びそれらの混合物を包含する。有利には、結晶形成化
合物は、C12〜C22(有利にはC16〜C22)脂肪酸又は
アルコール又はそのエトキシル化された誘導体及びそれ
らの混合物からなる群から選択される。最も有利には、
結晶形成化合物は、パルミチン酸、ステアリン酸、ステ
アリルアルコール、セチルアルコール、ベヘン酸、ベヘ
ニルアルコール、コレステロール及びソルビタンステア
レート及びそれらの混合物からなる群から選択される。
脂肪酸又はアルコール(C12〜C22)及びエトキシル化
されたそれらの誘導体からなる群から選択される。有利
には、ヒドロキシル化された脂肪酸又はアルコール又は
混合物が使用される。有利な鎖長は、C16〜C22であ
る。最も有利には、結晶定寸化合物は、グリセリルモノ
ヒドロキシステアレート、ヒドロキシステアリン酸、イ
ソステアリルアルコール、イソステアリン酸及びそれら
の混合物からなる群から選択される。
る実際の結晶中に含有されていてもいなくてもよい。結
晶定寸化合物は、結晶の大きさを調節し、したがって、
適当な結晶バリアを形成する際に必須であるが、その位
置は、結晶中でも、又は油滴中でも、又は二つの位置の
組合せでもよい。
々の結晶の相対的大きさは、5:1〜100:1の範
囲、有利には5:1〜50:1の範囲、最も有利には
5:1〜20:1の範囲である。結晶の大きさは、前記
したような顕微鏡結晶定寸試験により測定される。油滴
の大きさも、顕微鏡結晶定寸試験又は粒径分析器(例え
ば、マステサイザーR(Mastesizer))を用
いて測定されうる。
る粒子の全体的大きさも、本発明によれば重要である。
粒子中のレチノイドの半減期は、粒子の大きさに反比例
する。粒子が大きいほど、レチノイドの拡散はゆっくり
である。またエマルションの物理的安定性は、粒径があ
まりに大きすぎる場合に影響を受ける。従って、粒径
は、レチノイドの化学的安定性を達成し、またエマルシ
ョンの物理的安定性を保つようでなくてはならない。本
発明の関与により、容量平均粒径が5μm〜500μ
m、有利には10μm〜50μmの範囲であるべきであ
ることが分かった。
R等)を用い、かつマステサイザーマニュアルに記載さ
れたようにしてd(5.3)又はd(4.3)平均粒径
を測定することにより測定されうる。
水性相にある。本発明のエマルションの水性相は、少な
くとも20%の水を包含する。しかしながら、本発明の
エマルションの特に有利な点は、これらが大量の水が組
み込んでいてよいということである。有利なエマルショ
ンは、少なくとも40%の水、有利には40%〜95%
の水、最も有利には60%〜70%の水を含有する。水
性相は、場合により、他の水溶性溶剤又は成分を含有し
ていてよい。水性相中に組み込まれる特に有利な水溶性
成分は、より詳しく下記するようなヒドロキシ酸であ
る。水性相の合計は、有利には、エマルションの少なく
とも65重量%、最も有利には少なくとも70重量%で
ある。
5日、有利には20〜45日、最も有利には35〜45
日の半減期を有する。
ステルが、与えられた温度で、その当初濃度の半分まで
分解するのにかかる時間として定義される。
このようなアルコールの乾燥及び刺激作用を避けるため
に、実質的に、メタノール、エタノール又はプロパノー
ルのような低級鎖単純アルコールを有しない。
る。有利な本発明の組成物は、約6〜約9、最も有利に
は約6.5〜約7.5のpHを有する。
を包含する他のエマルションと一緒に混合されていてよ
いことが分かった。さらに、本発明のエマルションは、
本発明の流状油(液状油状物)又はレチノイドを含有し
ない他の油滴を含有していてよい。油相が前記油滴を約
0.1〜約50%含有する水中油型エマルションを含む
限り、その組成物は本発明の範囲内である。
ティック添加物 種々の種類のスキンベネフィット成分が本発明のコスメ
ティックエマルション中に存在していてよい。この範疇
に限定されないが、一般的な例は、抗しわ化合物及び日
焼け止め剤及びなめし剤を包含する。
ある。本発明のエマルションの利点の一つは、高い量の
水性相を組み込むことができることである。従って、一
般には高い量の水溶性活性剤及び特にヒドロキシ酸が、
レチノイド活性剤と共存していてよい。
ヒドロキシ酸、他のヒドロキシカルボン酸(例えば、ジ
ヒドロキシカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸、ヒド
ロキシトリカルボン酸)及びそれらの混合物又はそれら
の立体異性体(DL、D又はL)の組合せから選択され
うる。
ヒドロキシ酸(例えばサリチル酸)、他のヒドロキシカ
ルボン酸(例えば、ジヒドロキシカルボン酸、ヒドロキ
シジカルボン酸、ヒドロキシトリカルボン酸)及びそれ
らの混合物又はそれらの立体異性体(DL、D又はL)
の組合せから選択されうる。
(1)
を有する飽和又は不飽和の直鎖又は分枝鎖炭化水素鎖で
ある]を有するα−ヒドロキシ酸から選択される。
ール酸、乳酸、2−ヒドロキシオクタン酸、ヒドロキシ
ラウリン酸及びそれらの混合物から選択される。立体異
性体が存在する場合、L−異性体が最も有利である。
存在するヒドロキシ酸成分の量は、エマルションの0.
01〜20重量%、より有利には0.05〜12重量%
及び最も有利には0.5〜8重量%である。
に使用される材料のものを包含する。実例となる化合物
は、PABAの誘導体、シンナメート及びサリチレート
である。例えば、オクチルメトキシシンナメート及び2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(オキシベ
ンゾンとしても知られている)を使用することができ
る。オクチルメトキシシンナメート及び2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノンは、それぞれ、商標名パ
ルソル(Parsol)MCX及びベンゾフェノン−3
で市販で得られる。エマルション中で使用される日焼け
止め剤の正確な量は、太陽のUV放射からの望まれる保
護の程度に応じて変化しうる。
添加成分は、粘稠剤である。粘稠剤は、通常、エマルシ
ョンの概して0.1〜20重量%、有利には0.5〜1
0重量%の量で存在する。例としての粘稠剤は、商標名
カルボポール(Carbopol)でB.F.グッドリ
ッヒ・カンパニー(Goodrich Compan
y)から得られる架橋ポリアクリレート材料である。キ
サンタン、カラゲナン、ゼラチン、カラヤ、ペクチン及
びイナゴマメゴムのようなゴムを使用してもよい。一定
の環境下で、粘稠機能は、シリコーン又は皮膚軟化剤と
しても役立つ材料によって完成されてもよい。例えば、
10センチストークスを超えるシリコーンゴム及びグリ
セロールステアレートのようなエステルは、二機能性を
有する。
に組み込まれていてよい。これらの粉末は、チョーク、
タルク、フラー土、カオリン、デンプン、スメクタイト
クレー、化学的に変性したケイ酸アルミニウムマグネシ
ウム、有機的に変性したモンモリロナイトクレー、水和
ケイ酸アルミニウム、ヒュームドシリカ、アルミニウム
デンプンオクテニルスクシネート及びそれらの混合物を
包含する。
成物中に組み込まれていてよい。これらの成分は、着色
剤、不透明剤及び香料を包含する。これらの他の少量添
加材料の量は、ほぼエマルションの0.001重量%〜
20重量%で変化してよい。
ことを保証することは重要であり、例えば、高いHLB
の乳化剤を使用する場合、結晶は破壊されうる。
含する: (1)水性相を用意し、混合しながら75〜80℃まで
加熱し; (2)流状油及びバリア成分化合物を含有するがレチノ
イドを含有しない油相を用意し、混合しながら75〜8
0℃まで加熱し; (3)油相を水性相へゆっくりと添加し、その際、双方
の相は75〜80℃であり; (4)工程(3)で得られた混合物を75〜80℃で少
なくとも15分間混合し; (5)混合物を50〜55℃まで冷却後に、混合しなが
らレチノイドを添加し; (6)貯蔵容器中に充填する。
合、ヒドロキシ酸を、有利には、工程(4)の後に、5
0〜60℃で、別に添加する。
用のための製品として、特に皮膚のコンディショニング
及び平滑化、及び乾燥した、しわのある又は老化した肌
の外観を予防又は減少するための薬剤として意図され
る。使用の際に、少量の、例えば1〜100mlの組成
物を、適当な容器又はアプリケータから皮膚の露出面に
適用し、必要に応じて、次いでそれを手又は指又は適当
な装置を用いて皮膚の上に広げかつ/又は擦り込む。
クリーム又はゲルとして処方することができる。組成物
を、その粘度及び消費者による意図された使用に合わせ
て、適当な容器に充填することができる。例えば、ロー
ション又は液状クリームは、ボトル又はロールボールア
プリケータ又はカプセル又は推進薬駆動エーロゾル装置
又は指での操作に適当なポンプを備える容器中に充填す
ることができる。組成物がクリームである場合、変形不
可能な容器、又はチューブ又は蓋付きジャーのような絞
り出し容器中に簡単に貯蔵することができる。
ック上許容性の組成物を含有する密閉容器も提供する。
レン(HDPE)チューブ中に充填する。ジャー又はチ
ューブを密封し、貯蔵のために、30℃、41℃又は5
0℃のオーブン中に入れた。50℃で行われた安定性研
究は、促進安定性研究であった。半減期は、50℃:3
0℃:25℃:20℃で1:6:9:18の比で温度に
左右される。例えば、50℃で40日の半減期は、30
℃で8カ月、25℃(標準室温)で1年及び20℃で2
年に相当する。さらに、安定性研究は、下記するような
過剰の酸素の存在下で、不利な条件での試料の貯蔵によ
り促進された。市販試料における最適安定性に関して、
我々は、アルゴン(有利には)又は窒素の不活性雰囲気
中に系を置くことを推奨する。過剰な空気の不在によ
り、レチノール安定性は少なくとも2倍増大する。曝気
条件下で行われる安定性研究のために、チューブ又はジ
ャーに組成物を1/3充填し、2/3ヘッドスペースを
とり、かつそれぞれの時点で曝気した。当初レチノール
の10%より少量が酸化されずに残留されるまで、組成
物を規則的時間間隔で分析する。
行った。
組成物中でのレチノール酸化が、レチノール濃度に関す
る一次動力学(first order kineti
c)に従うことを示した。それゆえに、反応半減期を決
定するために、レチノール濃度(lnC)の自然対数を
貯蔵時間(t)に対してプロットし、かつスロープkを
有する直線を得、その際、kは、時間の逆数単位(re
ciprocal unit)におけるレチノール酸化
速度である。次いで、研究における系中でのレチノール
の半減期(t1/2)を、ln2/k比によって決定す
る。
エア:ウォーターズ600−MSシステム・コントロー
ラー(Waters 600−MS system c
ontroller)、ウォーターズ 717・オート
サンプラー(Waters 717 autosamp
ler)、ウォーターズ996フォトダイオード・アレ
イ・ディテクター(Waters 966 photo
diode array detector)、ソフト
ウエア:ミレニウム(Millenium)2010)
を用いて、レチノール含量に関して分析した。レチノー
ル分析のために使用したカラムパラメータは次のような
ものであった: カラム: ヌクレオシルC18 5μm(Sigm
a−Aldrich) 250mm×4.6mm カタログ#: Z226181
nmでUV/可視 滞留時間: レチノールに関して約5分。
びに作成した。イソプロパノール中でレチノールブレン
ドを連続的に希釈することによりレチノール標準液を製
造し、最終濃度0、10、20、30、40及び50p
pm(w/w)を有する標準溶液を得た。標準溶液を週
ごとに製造し、−21℃で貯蔵した。
よって製造され、従って、最終レチノール濃度は、標準
曲線の範囲内、有利には約30ppmであった。
ルション試料は、製造するのがより困難である。エマル
ションからのレチノールの完全な抽出を保証するため
に、試料を次の方法で処理した:正確に測定した試料約
0.5gを最初に水6〜7gと混合し、かつ渦を生じさ
せ、スラリーを形成した。次いで、イソプロパノール約
10gをスラリーに添加し、次いで第二の渦巻工程を続
けた。次いで、試料をイソプロパノールを用いて最終重
量に至らせた。引き続き、試料を、0.2μm使い捨て
フィルターを備える使い捨てシリンジを用いて濾過し
た。
ベースで3つ又は5つ製造した。
レチニルアセテートは、レチノールの約30秒間後に溶
出する。
た。
た: 1.オーバーヘッドミキサー中で混合しながら、水相
(A)を75〜80℃まで加熱する 2.混合しながら、油相(B)を75〜80℃まで加熱
する 3.双方の相が75〜80℃で、油相(B)を水相
(A)へゆっくりと添加する 4.油相の残留物を洗い流すために75〜80℃まで加
熱した(C)からの水を使用する 5.75〜80℃で少なくとも15min.混合する 6.冷却を開始する 7.室温で相(D)を製造し、かつ(ABC)に50〜
60℃で添加する 8.混合しながら、50℃〜55℃でバッチにレチノー
ルブレンド(E)を添加する 9.40℃まで冷却しながら混合する 10.混合しながら40℃で(F)を添加する 11.混合を中断し、かつ貯蔵容器中に充填する。
光学顕微鏡で観察した場合に類似の特性を有した:クロ
スポラール下で観察した場合に、それぞれの液滴の周囲
の明るい複屈折サークルの存在によって決定されるよう
な、結晶バリア層によって取り巻かれた直径約50ミク
ロンの球状油滴。このことは、バルク水性相が個々の結
晶を実質的に含まないという事実によって証明された。
顕微鏡結晶定寸試験を用いて、結晶は、規則的に形づけ
られ、かつ直径約8ミクロンであることが分かった。
の範囲外)を製造した:
溶性又は容易に分散性であった。
た。
A〜Gの貯蔵安定性を、前記の方法により測定した(曝
気試験を使用した)。得られた結果を、表1、表1A及
び表1Bにまとめる。
(表1A)は、レチノールが、油環境において(組成物
A)、水環境におけるよりも(組成物B)より安定性で
あることを示す:Aのt1/2は50℃で34日(30
℃で297日)対Bのt1/2は50℃で2日(30℃
で24日)。意外にも、組成物1〜3は、鉱油中のレチ
ノール(組成物A)と同様のレチノール安定性を示し
た:1、2及び3のt1/2はそれぞれ50℃で20
日、39日及び20日、それぞれ30℃で120日、2
60日、149日である。これらの系が80%w/wの
連続水性相を含有するという事実を考慮すると、組成物
1〜3のレチノール安定化は著しい。レチノールは、本
発明の界面結晶バリアの存在によってエマルション内の
分離した油微環境中に保持されるので、安定である。
ン20、ブチレングリコール、グリセリン又はデシルア
ルコールのような極性環境において(t1/2は90℃
でそれぞれ36時間、14時間、19時間及び25時
間)、鉱油のような非極性環境におけるよりも(t1/
2は90℃で77時間)不安定であることを示す。環境
がより極性なほどレチノイドは安定性が低いので、なぜ
レチノール又は短鎖レチノールエステルがレチニルパル
ミテートのような長鎖エステルよりも水性エマルション
系中で低い安定性なのかを理解することができる。レチ
ノール又は短鎖レチノールエステルは、レチニルパルミ
テートのような長鎖エステルよりもより極性であり、よ
り極性である場合、これらは、水のような極性溶剤中
に、長鎖エステルよりも有利に分配される傾向を有す
る。それらが油から極性溶剤中へ分配されればされるほ
どこれらは不安定であり、これは、なぜレチニルパルミ
テートがレチノール又はレチニルアセテートよりもエマ
ルション系中でより安定性であるかを説明している
(B.イドソン(Idson),C&T、Vol 10
8、86ページ:「ビタミンAパルミテート・イズ・ザ
・モースト・スタブル・オブ・アベイレブル・ビタミン
Aエステルズ(vitamin A palmitat
e is the most stable of a
vailable vitamin A ester
s)」、ロチェ(Roche):「レチノール・イズ・
モア・センシティブ・ザン・ファッティー・アシッド・
エステルズ・オブ・ビタミンA(retinol is
more sensitive thanfatty
acid esters of vitamin
A)」参照)。
た。双方の組成物は、レチノールカプセルを含有し、す
なわち、カプセルを形成する硬化したポリアクリル酸/
カラゲナンゲル中に石油ゼリー中のレチノールを分散さ
せ、次いでこれを最終組成物G1又はH中に分散させた
(冷時)。得られる組成物は、本発明の範囲外であっ
た。
〜45℃で混合して、相Aを形成する。予めpH7まで
中和したアキュリン33(ポリアクリル酸)溶液を60
〜70℃まで加熱し、カラゲナンを添加する。BをAに
添加し、低剪断均質化(例えば、デンバー浮選装置)を
用いて650rpmで4分間乳化する。10%KCL及
び0.5%トリトンX−100からなる硬化浴中に一滴
ずつエマルションを注ぐことにより、カプセルを作る。
次いで、カプセルをフィルターペーパ上で乾燥させ、重
量を量り、かつ穏やかな手撹拌により本発明の濃縮エマ
ルションに冷時添加した。表2中に挙げた他の成分を穏
やかな撹拌により冷時添加した。双方の組成物G1及び
H中のレチノール含量は、貯蔵期間の開始時に、0.1
%であると測定された。
ようなバリア成分を含有するが、それらの成分は、レチ
ノールの回りのバリア層として役立たなかった。それと
いうのも、組成物G1及びHを製造するために、レチノ
ールカプセルが、組成物1に後添加されたからである。
双方の組成物G1及びHは、流状油相中に可溶化される
レチノールを含有したが、この油相は、本発明による結
晶バリア層を形成するバリア成分の組合せにより取り巻
かれていなかった。蛍光顕微鏡写真は、レチノールがカ
プセルのワセリン相内に位置することを示した。光学顕
微鏡法は、均一な界面バリアの存在を示さず、ワセリン
内のランダムに分散された結晶の存在を示した。
方法により測定した(曝気試験を使用した)。得られた
結果を表3にまとめる。
物1及び2の貯蔵安定性と比較した。組成物G1及びH
との対比により、組成物1及び2は、バリア成分をレチ
ノール液滴の回りに含有した。
分の不在下では、半減期は、50℃で組成物1の20日
から組成物G1の6日に;及び組成物2の39日から組
成物Hの12日に減少した。このことは、本発明の組成
物中でのレチノイドの安定化における、レチノール液滴
の回りのバリア成分の存在の重要な役割の証拠である。
本発明の方法を使用することの臨界をも明らかにする。
は、バリア成分中に結晶定寸化合物を含有したが、結晶
形成化合物を含有しなかった。組成物Kは、結晶形成化
合物、すなわちステアリン酸及びステアリルアルコール
が組成物Kに存在しないこと以外、組成物1(pH=
3.6)と同様であった。
測定した(曝気試験を使用した)。得られた結果を表4
にまとめる。
の貯蔵安定性(表1)と比較した。本発明の結晶形成化
合物の不在下で、半減期は、50℃で20日(組成物
1)から4日(組成物K)に減少した。このことは、本
発明の組成物中でのレチノイドの安定化における、結晶
形成化合物の重要な役割の証拠である。組成物Kの顕微
鏡観察は、直径1ミクロンより小さい非常に小さな結晶
の存在を示した(本発明の請求の範囲により記載した範
囲外)。
は、バリア成分中に結晶形成化合物を含有したが、結晶
定寸化合物を含有しなかった。
分間混合しながら、73℃でBをAへ添加することによ
り、レチノール濃縮物を製造した。次いで、この濃縮物
を、35〜40℃で、相D及びEを含まない組成物1に
添加し、約0.1%のレチノール濃度が得られた。アル
ファヒドロキシ酸を添加して、pH=3.6を得た。
にまとめる。
れぞれ50℃で20日(組成物1)から8日(組成物
L)に減少した。このことは、本発明の組成物中でのレ
チノイドの安定化における、結晶定寸化合物の重要な役
割の証拠である。
た際に、大きな不規則に定寸された結晶(直径約60ミ
クロン)の存在によって明らかになった。
成物は、レチノールと不相容性の流状油(高分子量シリ
コーン油)を含有した。
からの高分子量シリコーン油)中の濃縮レチノール分散
液を製造した。次いで、この濃縮物を50〜55℃で、
相D及びEを除いた組成物1に添加し、約0.05%の
レチノール濃度が得られた。
を表6にまとめる。
半減期は、50℃で20日(組成物1)から4日(組成
物N)及び39日(組成物2)から13日(組成物M)
に減少した。レチノイドは、光学顕微鏡での観察により
明らかになったように不溶性であるシリコーン液滴中へ
レチノイドをトラップするためにシリカを用いることに
より、改変された組成物1の油相中へ拡散されないまま
であった(レチノールは高分子量シリコーン中の別個の
液滴として分散されたがレチノールは可溶化しなかっ
た)。このことは、本発明の組成物中でのレチノイドの
安定化における、流体油の重要な役割の証拠である。
あった: 1. 8%L−乳酸対8%L−乳酸/0.174%レチ
ニルアセテート(双方ともエマルションベース中) 2. 8%L−乳酸対8%L−乳酸/0.25%レチニ
ルパルミテート(双方ともエマルションベース中) 3. 8%L−乳酸/0.075%レチノール対8%L
−乳酸/0.09%レチニルアセテート(双方ともエマ
ルションベース中) 処置グループ1は、16人の女性被験者(年齢45才以
上)を有し、グループ2及び3はそれぞれ17人の被験
者を有した。
い:この研究は、単にレチノール対レチニルアセテート
対レチニルパルミテートの相対的効力を確認するために
行うのであって、安定性を確認するためではない。
左/右に無作為化した。被験者自身は、家で、一日二回
(朝と晩)12週間、試験製品を適用した。試験は、二
重盲で行った。前腕に中程度のクレピネス(crepi
ness)(しわ外観)を有する50人の女性被験者が
参加した。被験者は、通常の清浄日課を続けたが、ベー
スライン臨検(0週)前の一週間、前腕及び手にモイス
チャライジング製品をなにも塗ってはならないと指示さ
れた。ベースライン、2週、4週、8週及び12週に、
視覚評価(評価は、クレープ状状態及び総合的外観の査
定を包含する)を行った。可能な限り、評価を、一定の
照明の下で、同じ場所で行った。全ての製品は、使用承
諾を確定するためにそれぞれの臨検において計量した。
た。
んだ/線の入った/しわの寄った皮膚(改善は、よりし
っかりとした、あまり線の入っていない/しわの寄って
いない皮膚を示す)。
表面特徴に関する領域の状態の全体的査定(改善は、よ
りよい全体的皮膚状態を示す)。
点評価等級を使用した:軽度1〜3 小さな、環状の細い線 一見して全く観察されない;皮膚をひねるとよりよく見
える 下外前腕/手背の25%より少ない中程度4〜6 明らかな線の入った模様、「膨れた(puffy)」外
観を有する環状の線 25%以上の範囲だが、全ての外前腕/手背ではない高度7〜9 外下前腕/手背の100%範囲まで 非常に明らかな、よく境界づけられた 長い「膨れた」(深さ)縦線 中間−範疇度合いは、完全な範疇増加を保証しない応答
のために割り当てた。
正体を知らなかった。
プラット・バージョン(Wilcoxon Signe
d−Rank,Pratt version)を行うS
AS−ベース マクロコンピュータープログラム%WS
IGNRNKを用いて分析した。
製品対照、試験箇所(外前腕、手背)、評価時点及び属
性測定に関して、別々に行った。対になった対照統計的
分析を、それぞれの処置グループに関して行った。差
は、p>95%で統計学的に有意であると判断された。
〜表7Cにまとめる。
ルパルミテートを含有する組成物は、同じベース処方物
中の8%L−乳酸より、クレープ状腕皮膚に明らかな改
善をもたらさなかった。反対に、8%L−乳酸及び0.
17%レチニルアセテートを含有する同じベース処方物
は、同じベース処方物中の8%L−乳酸より(8週でp
>95%)、双方の評点及び強制選択により(後者のも
のの結果はここでは示さない)、クレープ状皮膚に、明
らかに臨床的に確定された改善をもたらした。さらに、
8%L−乳酸及び0.075%レチノールを含有する同
じベース処方物は、同じベース処方物中の8%L−乳酸
及び0.09%レチニルアセテートより(12週でp>
95%)、双方の評点及び強制選択により、クレープ状
皮膚に、明らかに臨床的に確定された改善をもたらし
た。
ドロキシ酸処方物の抗老化効力を増大させなかった一
方、レチニルアセテートは増大させた。この効力はレチ
ニルアセテートの代わりにレチノールを使用した場合に
さらに改善されるので、レチノールが本発明で使用すべ
き最も有利なレチノイドである。
の組成物は、本発明方法により製造された。これは、コ
スメティック的な使用のために適当である。特に、この
組成物は、その外観及び感触を改善するための、しわの
よった、線の入った、粗い、乾燥した、薄片状の、老化
した及び/又はUV−損傷した肌への適用に、並びにそ
の劣化を妨げ又は遅延するための、健康な肌への適用の
ために適当である。
Claims (10)
- 【請求項1】 スキンコンディショニング組成物用の安
定な水中油型エマルションにおいて、エマルションが、 (a)エマルションの0.1〜50重量%の、流状油か
ら構成される油滴、及びエマルションの0.01〜10
重量%の、レチノール、レチニルアセテート及びレチニ
ルプロピオネートからなる群から選択されるレチノイド
を包含する油相(ここでレチノイドは油中に可溶化され
る); (b)エマルションの50〜98重量%の水性相;及び (c)エマルションの1〜20重量%の、結晶形成化合
物及び結晶定寸化合物を含有するバリア成分(ここでバ
リア成分は、油滴と水性相との間に結晶バリア層を提供
する)を含有し、その際、バリア層中の個々の結晶の平
均的な大きさは、顕微鏡結晶定寸試験によって測定し
て、1μm〜50μmの範囲であり;かつその際、個々
の油敵対バリア層中の個々の結晶の大きさの比は、5:
1〜100:1の範囲であり;かつその際、流状油及び
バリア成分の混合物の融点は、40℃〜100℃の範囲
である、水中油型エマルション。 - 【請求項2】 結晶形成化合物は、C12〜C22脂肪酸、
C12〜C22脂肪酸とその石けんとの混合物、C12〜C22
脂肪アルコール、C12〜C22脂肪酸及びC12〜C22脂肪
アルコールのエトキシル化された誘導体及びそれらの混
合物からなる群から選択される、請求項1記載のエマル
ション。 - 【請求項3】 結晶定寸化合物は、ヒドロキシル化され
た脂肪酸、ヒドロキシル化された脂肪アルコール、及び
エトキシル化されたそれらの誘導体、及びそれらの混合
物からなる群から選択される、請求項1又は2記載のエ
マルション。 - 【請求項4】 流状油は、イソステアリルパルミテー
ト、トリデシルサリチレート、C12〜C15オクタノエー
ト、イソプロピルステアレート、イソプロピルミリステ
ート及びイソプロピルパルミテートからなる群から選択
される、請求項1から3までのいずれか1項記載のエマ
ルション。 - 【請求項5】 レチノイドは、レチノール及びレチニル
アセテートからなる群から選択される、請求項1から4
までのいずれか1項記載のエマルション。 - 【請求項6】 エマルションは、少なくとも40%の水
を含有する、請求項1から5までのいずれか1項記載の
エマルション。 - 【請求項7】 組成物の水性相がアルファヒドロキシ酸
を含有する、請求項1から6までのいずれか1項記載の
エマルション。 - 【請求項8】 50℃での組成物の半減期は、少なくと
も15日である、請求項1から7までのいずれか1項記
載のエマルション。 - 【請求項9】 請求項1から8までのいずれか1項記載
の安定な水中油型エマルションの製造方法において、そ
の方法が、 (1)水性相を用意し、混合しながら75〜80℃の範
囲の温度で加熱し; (2)流状油及びバリア成分化合物を含有する混合物を
用意し、混合物を混合しながら75〜80℃の範囲の温
度まで加熱し; (3)工程(2)の混合物を水性相へゆっくりと添加
し; (4)工程(3)で得られた混合物を75〜80℃の範
囲の温度で少なくとも15分間混合し; (5)工程(4)で得られた混合物を50〜55℃の範
囲の温度まで冷却後に、混合しながらレチノイドを添加
し; (6)貯蔵容器中に充填することを包含する、エマルシ
ョンの製造方法。 - 【請求項10】 さらに、工程(4)の後に、50〜6
0℃の範囲の温度でヒドロキシ酸を添加することを包含
する、請求項9記載の方法。
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