JP5727443B2 - 化粧料 - Google Patents
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Description
特許文献2には、スメクタイト及び水溶性高分子を含有する親水性基材が記載されている。かかる構成により、特許文献2では、展延性及びぬり込みやすさにおいて優れているのでゲル状軟膏基材として特に有用であるが、更に酸性側のpHにおいても粘調性に優れていること、経時的変化が少ないなどの特性も有しているとされている。
(a)カルボキシビニルポリマー、アクリル酸−メタクリル酸アルキル共重合体、及びこれらの塩から選択される少なくとも1種のポリマー 0.1質量%以上3質量%以下
(b)水膨潤性粘土鉱物 0.1質量%以上2質量%以下
(c)脂肪酸の多価金属塩 0.05質量%以上1質量%以下
(d)炭素数12〜22の高級アルコール 0.1質量%以上5質量%以下
(e)水
を含有し、成分(a)及び成分(b)が同一の連続相に含有される、化粧料を提供するものである。
成分(c)脂肪酸の多価金属塩と、成分(d)炭素数12〜22の高級アルコールとを加熱溶解して液状混合物(混合物B)を得る工程と、
成分(a)カルボキシビニルポリマー、アクリル酸−メタクリル酸アルキル共重合体、及びこれらの塩から選択される少なくとも1種のポリマーと、成分(b)水膨潤性粘土鉱物と、成分(e)水とを混合して混合物(混合物A)を得る工程と、
混合物Aと混合物Bとを混合する工程と、
を含む、化粧料の製造方法を提供するものである。
なお、成分(b)水膨潤性粘土鉱物の平均粒径は、成分(b)水膨潤性粘土鉱物を50質量倍の水で分散させて(動的光散乱式粒度分布測定装置LB−500(株式会社堀場製作所製)により)測定することができる。平均粒径はメジアン径を用いた。
本発明の化粧料は、成分(c)脂肪酸の多価金属塩と、成分(d)炭素数12〜22の高級アルコールとを加熱溶解して液状混合物(混合物B)を得る工程と、成分(a)カルボキシビニルポリマー、アクリル酸−メタクリル酸アルキル共重合体、及びこれらの塩から選択される少なくとも1種のポリマーと、成分(b)水膨潤性粘土鉱物と、成分(e)水とを混合して混合物(混合物A)を得る工程と、混合物Aと混合物Bを混合する工程と、を含む製造方法で製造される。
混合物Aは、成分(e)水の全部又は一部に、成分(a)カルボキシビニルポリマー又はアクリル酸−メタクリル酸アルキル共重合体と、成分(b)水膨潤性粘土鉱物とを溶解させる(混合物A)。このとき、塩基性物質を加えて、カルボキシビニルポリマー又はアクリル酸−メタクリル酸アルキル共重合体を中和して塩を形成させたり、混合物AのpHを調製してもよい。また、カルボキシビニルポリマー及びアクリル酸−メタクリル酸アルキル共重合体を共に用いてもよい。
混合物Bは、これとは別に、成分(c)脂肪酸の多価金属塩と、成分(d)炭素数12〜22の高級アルコールとを加熱溶解して液状混合物を調製する(混合物B)。このとき、成分(c)の融点以上で加熱することが好ましく、具体的には、100℃以上に加熱することが好ましい。
次の成分(a)〜(e);
(a)カルボキシビニルポリマー、アクリル酸−メタクリル酸アルキル共重合体、及びこれらの塩から選択されるポリマー
(b)水膨潤性粘土鉱物
(c)脂肪酸の多価金属塩
(d)炭素数12〜22の高級アルコール
(e)水
を含有する、化粧料。
<2>
上記成分(b)水膨潤性粘土鉱物が、スメクタイト粘土、バーミキュライト、ハロイサイト、又は膨潤性雲母から選ばれる天然粘土、又はこれらの合成粘土から得られるものであり、単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることもできる上記<1>に記載の化粧料。
<3>
上記成分(b)水膨潤性粘土鉱物を2種類以上含有する、上記<1>又は<2>に記載の化粧料。
<4>
成分(f)極性油を更に含有する、上記<1>〜<3>いずれか1に記載の化粧料。
<5>
成分(c)と成分(d)との質量比(成分(d)/成分(c))が、0.1〜100、好ましくは0.5〜20であり、より好ましくは2〜15である上記<1>〜<4>いずれか1に記載の化粧料。
<6>
上記成分(d)炭素数12〜22の高級アルコールが20℃、1気圧下で液体である、上記<1>〜<5>いずれか1に記載の化粧料。
<7>
成分(g)ポリマーエマルション又はワックスエマルション、又はポリマーエマルション及びワックスエマルションを更に含有し、上記成分(g)のエマルションの平均粒子径が0.05〜10μmである、上記<1>〜<6>いずれか1に記載の化粧料。
<8>
上記成分(c)脂肪酸の多価金属塩の融点が150℃以下である、好ましくは120〜130℃である上記<1>〜<7>いずれか1に記載の化粧料。
<9>
上記成分(a)の含有量は、化粧料全体に対して0.1〜3質量%、好ましくは0.1〜2.5質量%であり、より好ましくは0.1〜2質量%の範囲である上記<1>〜<8>いずれか1に記載の化粧料。
<10>
上記成分(b)の含有量は、化粧料全体に対して0.1質量%以上、好ましくは0.2質量%以上であり、2質量%以下、好ましくは1質量%以下であり、より好ましくは0.3〜0.6質量%である上記<1>〜<9>いずれか1に記載の化粧料。
<11>
上記成分(c)の含有量は、化粧料全体に対して1.0質量%以下、好ましくは0.5質量%以下であり、0.05質量%以上、好ましくは0.1質量%以上であり、好ましくは0.15質量%以上であり、より好ましくは0.25質量%以上であり、0.05〜1.0質量%、好ましくは0.1〜0.5質量%であり、好ましくは0.15〜0.5質量%であり、より好ましくは0.25〜0.5質量%である上記<1>〜<10>いずれか1に記載の化粧料。
<12>
上記成分(d)の含有量は、化粧料全体に対して0.1質量%以上、好ましく0.25質量%以上であり、より好ましくは0.5質量%以上であり、5質量%以下、好ましくは3質量%以下であり、より好ましくは1.5質量%以下であり、より好ましくは1質量%以下であり、0.1〜5質量%、好ましくは0.25〜3質量%であり、より好ましくは0.5〜1質量%である上記<1>〜<11>いずれか1に記載の化粧料。
<13>
上記成分(e)の含有量は、化粧料全体に対し70質量%以上、好ましくは80〜95質量%である上記<1>〜<12>いずれか1に記載の化粧料。
<14>
上記成分(f)の含有量は、化粧料全体に対して0.1〜10質量%、好ましくは0.1〜5質量%であり、より好ましくは0.25〜3質量%である上記<1>〜<13>いずれか1に記載の化粧料。
<15>
上記成分(g)の含有量は、化粧料全体に対して0.1〜10質量%、好ましくは0.1〜5質量%であり、より好ましくは0.25〜3質量%である上記<1>〜<14>いずれか1に記載の化粧料。
<16>
上記成分(a)は、アンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩であり、好ましくはカリウム塩であり、単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることもできる上記<1>〜<15>いずれか1に記載の化粧料。
<17>
上記成分(b)は、ベントナイト、モンモリロナイト、サポナイト、バイデライト、ヘクトライト、スチブンサイト、ソーコナイト、ノントロナイトのスメクタイト粘土、バーミキュライト、ハロイサイト、膨潤性雲母などの天然粘土;また、これらの合成粘土、及びこれらの混合物であり、好ましくは天然、合成のスメクタイト粘土であり、より好ましくはベントナイト、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライトであり、単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることもできる上記<1>〜<16>いずれか1に記載の化粧料。
<18>
上記成分(b)の平均粒径は、水で分散させたとき、0.02〜2μmの範囲であり、好ましくは0.1〜1.5μmの範囲である上記<1>〜<17>いずれか1に記載の化粧料。
<19>
上記成分(c)は、水酸基を有してもよい炭素数8〜22の飽和又は不飽和脂肪酸の多価金属塩、好ましくは炭素数10〜22の飽和又は不飽和脂肪酸の多価金属塩であり、より好ましくは炭素数12〜18の飽和又は不飽和脂肪酸の多価金属塩であり、単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることもできる上記<1>〜<18>いずれか1に記載の化粧料。
<20>
上記成分(c)の塩は、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、アルミニウムであり、好ましくは亜鉛、アルミニウムとであり、より好ましくは亜鉛であり、単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることもできる上記<1>〜<19>いずれか1に記載の化粧料。
<21>
上記成分(c)は、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、10−ヒドロキシウンデカン酸亜鉛塩であり、好ましくはステアリン酸亜鉛であり、単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることもできる上記<1>〜<20>いずれか1に記載の化粧料。
<22>
上記成分(d)は、炭素数が12〜22のアルキル基を有しており、直鎖アルキル基、分岐鎖アルキル基であり、好ましくはアルキル基が炭素数14〜22であり、より好ましくはミリスチルアルコール、セタノール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、硬化ナタネ油アルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、2−オクチルドデカン−1−オールであり、単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることもできる上記<1>〜<21>いずれか1に記載の化粧料。
<23>
上記成分(f)は、エステル油であり、好ましくは、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリン、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、クエン酸トリエチルであり、特に好ましくは20℃で液状のエステル油であり、単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることもできる上記<1>〜<22>いずれか1に記載の化粧料。
<24>
成分(c)と成分(d)との合計量に対する成分(f)の質量比((f)/((c)+(d)))は、0.02〜20、好ましくは0.04〜5であり、より好ましくは0.05〜0.5である上記<1>〜<23>いずれか1に記載の化粧料。
<25>
上記成分(g)のエマルションの平均粒子径は、0.1〜10μmである上記<1>〜<24>いずれか1に記載の化粧料。
<26>
シリコーン油を、0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜5質量%含むことができる上記<1>〜<25>いずれか1に記載の化粧料。
<27>
化粧水、乳液、クリーム、化粧油、美容液、ファンデーション、口紅等のメークアップ化粧料、入浴剤として利用することができ、好ましくはスキンケア製品として利用する上記<1>〜<26>いずれか1に記載の化粧料。
<28>
液体または、固体であり、好ましくは固体であり、より好ましくはゲル状の固体である上記<1>〜<27>いずれか1に記載の化粧料。
<29>
成分(c)脂肪酸の多価金属塩と、成分(d)炭素数12〜22の高級アルコールとを加熱溶解して液状混合物(混合物B)を得る工程と、
成分(a)カルボキシビニルポリマー、アクリル酸−メタクリル酸アルキル共重合体、及びこれらの塩から選択される少なくとも1種のポリマーと、成分(b)水膨潤性粘土鉱物と、成分(e)水と、を混合し混合物(混合物A)を得る工程と、
混合物Aと混合物Bを混合する工程と、を含む、上記<1>〜<28>いずれか1に記載の化粧料の製造方法。
<30>
上記<1>〜<28>いずれか1に記載の化粧料を肌に適用する、化粧料の使用方法。
<31>
肌に適用するための皮膚化粧料の製造のための、上記<1>〜<28>いずれか1に記載の化粧料の使用。
<32>
肌に適用するためのスキンケア製品の製造のための、上記<1>〜<28>いずれか1に記載の化粧料の使用。
表1で示す成分(1)〜(17)を用いた組成の化粧料を調製して、下記のとおりに評価を行った。結果は表1に示す。
具体的には、(2)及び(3)を(17)の45質量%分(対全組成)に溶解させ、これとは別に(5)を(17)の15質量%分(対全組成)に溶解させた。また、(6)を(17)の5質量%分(対全組成)に溶解させた。これら(2)〜(3)、(5)〜(6)を10分間ダブルプラネタリーミキサー(プライミクス株式会社製 T.K.ハイビスミックス fmodel 03型)にて25℃で混錬させてゲルを得た。その間に、(1)と(7)〜(9)とを130℃で加熱溶解させたものに、(4)、(10)〜(13)の混合物を加え、80〜90℃で加熱混合したものを添加してディスパー3000rpmにて混合してエマルションを形成した。得られたエマルションを混錬した上記ゲルに添加して10分間ダブルプラネタリーミキサーにて混錬させた。その後、(14)及び(15)を(17)の5質量%分(対全組成)に溶解したものと(16)とを添加し10分間ダブルプラネタリーミキサーにて混錬させた。その混錬物を容器に入れて製品とした。
なお、(16)の平均粒子径は、下記の通り測定した。
(16)をイオン交換水で10質量倍に希釈し、これをディスポセル(材質:PMMA、サイズ:10×10×45H(mm))に入れ、動的光散乱式粒度分布測定装置LB−500(株式会社堀場製作所製)を用いて測定し、メジアン径を平均粒子径とした。
1.pH
各実施例又は比較例の製造直後のpH、及び、1ヶ月25℃で保存した後のpHについて、HORIBA社製pHメーターF−52を用い、フタル酸塩標準液で補正した後、25℃にて測定した。
25℃において、B8R型ヘリカルスタンド付き回転粘度計(ローターT−B、回転速度5rpm、1分間、東機産業社製)を用いて測定した。
紫外可視吸光光度計UV−1800(島津製作所製)、吸収波長550nmの吸光度(石英セル、光路長が0.05mm、type:AB10−UV−0.5(ジーエルサイエンス株式会社製))で測定した。
製造直後の化粧料を、女性パネラー10名により、洗浄後の前腕屈側部に各実施例又は各比較例の化粧料0.05〜0.1gを適用したとき、塗布時の肌へのざらつきを官能評価した。評価は、ざらつかない場合を2点、あまりざらつかない場合を1点、普通を0点、ややざらつくを−1点、ざらつくを−2点として行い、パネラーの平均点を求めた。
40mLバイアル瓶(ピアースバイアルCV−400(アズワン社製);蓋に直径17.3mmの孔が空いている)に、5Cの定量ろ紙(東洋濾紙株式会社、ADVANTEC FILTER PAPER 5C)をビンの上にのせ蓋をした。むき出しになっているろ紙部分に水、各実施例又は比較例の化粧料0.05gを塗布し、一昼夜乾燥させた。その後、瓶に精製水を25mL入れ、20℃、湿度40%で3日間放置した。保存前の質量をm1(g)、3日後の質量をm2(g)とし、精製水をろ紙に塗布した場合の水分蒸散量W(g)、実施例又は比較例の化粧料をろ紙に塗布した場合の水分蒸散量S(g)とし、下記式により、水分蒸散抑制率(%)を求めた。
水分蒸散量W(g)=Wm1−Wm2
水分蒸散量S(g)=Sm1−Sm2
水分蒸散抑制率(%)={(W(g)−S(g))/W(g)}×100
各実施例及び比較例の化粧料の保形性については、各化粧料を容器から約1gスパーテルで手に取って、3分間静置後、指で押したときの感触を以下の評価基準で評価した。
×:指で押すと元の形に戻らない
△:わずかな力では元の形に戻る
○:やや力を加えても元の形に戻る
表2〜4で示す成分(1)〜(39)を用いた組成の化粧料を調製して、上記実施例と同様に評価(粘度及びざらつきの評価を除く)を行った。結果を表2〜4に示す。
具体的には、(1)〜(3)を(39)の45質量%分(対全組成)に溶解させた、これとは別に(4)及び(5)を(37)の15質量%分(対全組成)に溶解させた。また、(6)を(39)の5質量%分(対全組成)溶解させた。これら(1)〜(6)を10分間ダブルプラネタリーミキサー(プライミクス株式会社製 T.K.ハイビスミックス fmodel 03型)にて25℃で混錬させてゲルを得た。その間に、(13)〜(19)と(7)〜(11)、(12)とを130℃で加熱溶解させたものに、(20)〜(27)を加え、80〜90℃で加熱混合したものを添加してディスパー3000rpmにて10分間混合してエマルションを形成した。得られたエマルションを混錬した上記ゲルに添加して10分間ダブルプラネタリーミキサーにて混錬させた。その後、(28)及び(29)を(39)の5質量%分(対全組成)に溶解したものと(30)〜(38)を添加し10分間ダブルプラネタリーミキサーにて混錬させた。その混錬物を容器に入れて製品とした。
なお、(30)〜(38)の平均粒子径は、上記実施例と同様に測定した。
Claims (10)
- 次の成分(a)〜(e):
(a)カルボキシビニルポリマー、アクリル酸−メタクリル酸アルキル共重合体、及びこれらの塩から選択される少なくとも1種のポリマー 0.1質量%以上3質量%以下
(b)水膨潤性粘土鉱物 0.1質量%以上2質量%以下
(c)脂肪酸の多価金属塩 0.05質量%以上1質量%以下
(d)炭素数12〜22の高級アルコール 0.1質量%以上5質量%以下
(e)水
を含有し、成分(a)及び成分(b)が同一の連続相に含有される、化粧料。 - 成分(b)水膨潤性粘土鉱物が、スメクタイト粘土、バーミキュライト、ハロイサイト、又は膨潤性雲母から選ばれる天然粘土、又はこれらの合成粘土から得られるものである、請求項1記載の化粧料。
- 成分(b)水膨潤性粘土鉱物を2種類以上含有する、請求項1又は2に記載の化粧料。
- 成分(f)極性油を更に含有する、請求項1乃至3いずれか1項に記載の化粧料。
- 成分(c)と成分(d)との質量比(成分(d)/成分(c))が0.1〜100である、請求項1乃至4いずれか1項に記載の化粧料。
- 成分(d)炭素数12〜22の高級アルコールが20℃、1気圧下で液体である、請求項1乃至5いずれか1項に記載の化粧料。
- 成分(g)ポリマーエマルション及び/又はワックスエマルションを更に含有し、成分(g)の前記エマルションの平均粒子径が0.05〜10μmである、請求項1乃至6いずれか1項に記載の化粧料。
- 成分(c)脂肪酸の多価金属塩の融点が150℃以下である、請求項1乃至7いずれか1項に記載の化粧料。
- 成分(c)脂肪酸の多価金属塩と、成分(d)炭素数12〜22の高級アルコールとを加熱溶解して液状混合物(混合物B)を得る工程と、
成分(a)カルボキシビニルポリマー、アクリル酸−メタクリル酸アルキル共重合体、及びこれらの塩から選択される少なくとも1種のポリマーと、成分(b)水膨潤性粘土鉱物と、成分(e)水とを混合して混合物(混合物A)を得る工程と、
混合物Aと混合物Bとを混合する工程と、
を含む、化粧料の製造方法。 - 前記液状混合物(混合物B)を得る前記工程において、成分(c)脂肪酸の多価金属塩の融点以上に加熱して、成分(c)脂肪酸の多価金属塩を成分(d)炭素数12〜22の高級アルコールに溶解させる、請求項9に記載の化粧料の製造方法。
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