JPH10100939A - 農作業機のボンネット構造 - Google Patents

農作業機のボンネット構造

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JPH10100939A
JPH10100939A JP25985396A JP25985396A JPH10100939A JP H10100939 A JPH10100939 A JP H10100939A JP 25985396 A JP25985396 A JP 25985396A JP 25985396 A JP25985396 A JP 25985396A JP H10100939 A JPH10100939 A JP H10100939A
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bonnet
radiator
lock
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Kazunori Yamamoto
二教 山本
Toshio Nakao
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体フレームの前部に配置した原動機部に、
前方からエンジンとラジエータとを、上記の順に配設し
た農作業機において、原動機部をカバーしたボンネット
の着脱を簡易にする。 【解決手段】 上記原動機部をカバーしたボンネット
を、上記エンジンとラジエータとの間に設定した分割面
で、前部ボンネットと後部ボンネットとに分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農作業機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、機体フレームの前部にボンネット
にてカバーされた原動機部を配置し、同ボンネットの内
部に、前方からエンジンとラジエータとを上記の順に配
設した農作業機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ボンネ
ットが一体に構成されているため、メンテナンスの際に
ボンネットを取外すと、整備頻度の少ないにもかかわら
ず高温のラジエータが露出して作業の支障になり、更
に、ボンネット後部に計器盤やハンドルコラムが配設さ
れている場合には、これらとボンネットとの分離作業に
面倒な手間を要するという問題がある。
【0004】また、エンジンだけをメンテナンスする場
合でも、ボンネット全体を取外す必要があり、この取外
し作業が面倒であった。なお、エンジンはメンテナンス
の頻度が最も高く、ラジエータのメンテナンスの頻度
は、エンジンに比べて低いものである。
【0005】また、ボンネットを機体に固定するボンネ
ットロック機構と、同機構を開閉操作するロック開閉操
作レバーとの連動連結構造をボンネットの内部に設けた
ものは、体裁は良いが構造が複雑であり、同連動連結構
造を外部に露出させたものでは、構造は簡単であるが体
裁が悪いと言う問題がある。
【0006】また、ロック開閉操作レバーが座席から離
れた位置に配置されているため、ボンネットをロック又
は解除するのに、いちいち座席から離れなくてはならな
いという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、機
体フレームの前部に配置した原動機部に、前方からエン
ジンとラジエータとを、上記の順に配設した農作業機に
おいて、原動機部をカバーしたボンネットを、上記エン
ジンとラジエータとの間に設定した分割面で、前部ボン
ネットと後部ボンネットとに分割したことをことを特徴
とする農作業機を提供せんとするものである。
【0008】また、次のような特徴を併せ有するもので
ある。
【0009】上記エンジンを前部ボンネットの内部に配
置し、ラジエータを後部ボンネットの内部に配置したこ
と。
【0010】前記分割面を前低後高に傾斜させて設定し
たこと。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0012】図1及び図2は、本発明に係る農作業機と
しての田植機Aを示しており、同田植機Aは、自走機体
1と、その後方に昇降機構31を具備する三点リンク機構
3を介して連結した植付部4とで構成されている。
【0013】自走機体1は、機体フレーム11の前後左右
側に前後左右車輪12,12,13,13 を配設し、機体フレーム
11の上面には、前方から順に原動機部16、操向ハンドル
17、座席18を配設しており、原動機部16の内部に配置し
たエンジンEからの動力を、駆動軸28と、座席18下方の
機体フレーム11に取付けたベルト式無段変速機内蔵のミ
ッションケース19と、機体フレーム11後端部下面に配設
したリアデフケース20とを介して左右後車輪13,13 に伝
達すると共に、上記動力を前記ミッションケース19か
ら、前輪駆動軸21とフロントデフケース22とを介して左
右前車輪12,12 に伝達して、田植機Aを駆動するように
している。
【0014】また、機体フレーム11と前後左右車輪12,1
2,13,13 との上方を、原動機部16の左右側に張設した左
右ステップ14L,14R と、フロア27と左右リアフェンダ1
5,15とでカバーしている。図中、23は変速レバー、24は
植付けクラッチレバー、25はクラッチペダル、26はブレ
ーキペダル、40は植付部フレーム、41は苗載台、42はフ
ロート、43は植付ケース、44は植付爪である。
【0015】三点リンク機構3は、自走機体1と植付部
4との間に跨設されており、昇降機構31を連動連結した
ロアリンク32と、植付部4を前後傾動させるための前後
傾動機構33を具備したトップリンク34と、ロアリンク32
後端とトップリンク34後端との間に架設したヒッチ35と
で構成されており、同ヒッチ35の下部後面に突設した前
後方向の枢軸36を介して前記植付部フレーム40を左右傾
動自在に枢支し、ヒッチ35の上端部と植付部フレーム40
との間に左右傾動機構45を介設して、同左右傾動機構45
の作動により、植付部4の左右水平を保持するようにし
ている。
【0016】原動機部16は、前述したように、機体フレ
ーム11の前部に配設されており、図3及び図4で示すよ
うに、同原動機部16の内部には、前方から後方に向かっ
て、エンジンE、冷却ファンF、ラジエータRを上記の
順に配設している。
【0017】上記エンジンEは、次のようにして機体フ
レーム11に支持されている。即ち、図5及び図6で示す
ように、機体フレーム11を断面縦長略矩形状断面の左右
サイドメンバ11L,11R で構成し、同左右サイドメンバ11
L,11R の間に、エンジンE後部の後出力軸50a を、機体
中心線CLの左方にオフセット量50d を設けて偏位させ、
かつ、オイルパン51を上記左右サイドメンバ11L,11R の
下面よりも下方に突出させてエンジンEを配置してい
る。
【0018】上記エンジンEは、エンジン支持枠53と、
防振ゴム等の制振部材55とを介して機体フレーム11に取
付けられている、即ち、エンジンEのシリンダブロック
52の左右外側面に、それぞれ左右エンジン支持枠53L,53
R の内側面をボルト54を介して取付け、左右エンジン支
持枠53L,53R の外側前後端部をそれぞれ制振部材55を介
し、左右サイドメンバ11L,11R に突設した制振部材取付
台56にて支持させている。
【0019】上記エンジン支持構造により、エンジン支
持部材がエンジンEの下方にないので、エンジンEを可
及的最低位置に配置して、機体の低重心化による走行安
定性の向上と、後述するボンネットBを低くして前方視
界とを向上することができ、また、操向ハンドルコラム
57を機体中心線CL上に配置しても、上記後出力軸50aと
の干渉を回避でき、操向ハンドルコラム57を合理的かつ
容易に配設でき、更に、オイルパン51への通風が良くな
ってエンジンの冷却効率が向上し、潤滑油の劣化を抑制
して寿命を延長し、オイルパン51最下部に設けたドレン
プラグ51a の着脱が容易になりオイル交換作業が容易に
なる。
【0020】特に、上記後出力軸50a のオフセット量50
d を、前記ミッションケース19の入力軸29のオフセット
量29d よりも小さく設定して、エンジンEの過大なオフ
セットに起因するボンネット横幅の増加によるオペレー
タの前方視界の悪化や、重量バランスの悪化を防止して
いる。図中、58はフライホイールである。
【0021】また、右エンジン支持枠53R の中途部から
外側方向にマフラ取付ステー59を突設し、同マフラ取付
ステー59の外側端部に、取付具60を介して右ステップ14
R の下方に配置したマフラ61を取付けて、エンジンEか
らマフラ61を離隔することにより、エンジンEの冷却効
率を向上させている。
【0022】上記マフラ61は縦長略円筒形状に形成され
ており、同マフラ61の外周面から内側方向に前記取付具
60を突設し、同マフラ61の前端部とエンジンEの排気マ
ニフォールド62とを排気管63を介して連通し、同マフラ
61の後端部を外側方向に開口したテールパイプ64を介し
て外気に連通している。
【0023】このように、エンジンEとマフラ61とが右
エンジン支持枠53R を介して一体化しているので、エン
ジンEとマフラ61とが同一振動系に帰属することにな
り、マフラ61の支持構造と、エンジンEとマフラ61間の
連通構造とを、強固かつ簡単にすることができる。
【0024】また、上記エンジンEの上方には、エンジ
ンEと吸気管65を介してエンジンEに連通連結した略円
筒形状のエアクリーナ66を、同エアクリーナ66の長手方
向を、機体中心線CLと直交する左右方向に伸延させて配
設して、後述するボンネットBの高さを低くすることを
可能とし、後述するバイザー78上端縁とオペレータの目
とを結ぶ直線よりもボンネットBの上面を低くして、前
下方向の視界を良くすると共に、エアクリーナ66の整備
性を良くしており、更に、エアクリーナ66に略L字形状
に屈折した吸気ダクト67の基端を連通連設して、同吸気
ダクト67の吸気開口部67a を前記ラジエータR後方の冷
却風吸入側に位置させて充填効率を高めると共に、同吸
気ダクト67の吸気開口部67a を前高後低の平面でカット
して斜め前下方向に開口させることにより、洗車時の水
滴や雨滴の侵入を防止している。
【0025】冷却ファンFはエンジンEの後側面に回動
自在に支持されており、ファンベルト68を介しエンジン
Eの後出力軸50a で駆動されて、冷却風を後方から吸込
み前方へ排出する。
【0026】ラジエータRは、前記左右サイドメンバ11
L,11R の上面間に架設したクロスメンバー69の上面に載
設されており、前記冷却ファンFで後方から吸込んだ冷
却風が前方に通過する間に、同ラジエータRとエンジン
Eとの間を循環する冷却水を冷却するようにしている。
【0027】かかる原動機部16の下半部は、図1〜図4
で示すように、機体フレーム11の前端に取付けたバンパ
ー70と、左右ステップ14L,14R と一体の下部カバー71と
で下面を除く周囲を囲繞しており、同上半部は上面を含
む全周をボンネットBでカバーしている。
【0028】上記バンパー70は、図3で示すように、バ
ンパー70の下方に設けたバンパー取付軸70a を中心とし
て、実線で示す通常位置から一点鎖線で示す開放位置と
の間で回動可能であり、同バンパー70の後面とエンジン
Eの前端部との間に、エンジンEの前出力軸50b に連動
連結した洗車用ポンプ72を配設しており、バンパー70を
開放し、洗車用ポンプ72にホースを接続して、洗車の用
に供することができる。
【0029】ボンネットBは、図3及び図4で示すよう
に、平面形が略楕円形状の下端縁B3から上方になだらか
に膨出した曲面で形成されており、側面視において、前
記エンジンEの後部と、ボンネットBのラジエータR直
上方位置とを結ぶ前低後高の分割面B4で、着脱容易な前
部ボンネットB1と、ボルトナット等を介して半ば機体に
固定した後部ボンネットB2とに分割されている。従っ
て、前部ボンネットB1を取外すと、メンテナンス頻度が
高いエンジンEの殆ど全部が露出し、一方、メンテナン
ス頻度が低く回転中は危険な冷却ファンFや高温のラジ
エータRが後部ボンネットB2でカバーされるので、安
全、かつ、容易にエンジンメンテナンスを行うことがで
きる。
【0030】前部ボンネットB1には、図1〜図3で示す
ように、前端部に前照灯73を配設し、上部後端縁に後述
するバイザー78の下部を嵌入させるための切欠部を形成
し、上面に3条の広幅のスリット74よりなる開口面積が
大きい排気窓75を形成して、同排気窓75の内側に、網支
持体76を介し、ラス網、エキスパンデッドメタルプレー
ト又はパンチングメタルプレート等の開口率が大きい排
気網体77を取付けている。従って、ボンネットB内部を
後方から前方に流れる冷却排風がスムーズに排出されて
冷却効率が向上し、更に、排気窓75の開口面積を大きく
しても、従来のように、排気網体をボンネットと一体に
構成した場合に比べて、強度及び剛性が高く、製造コス
トも安価である。
【0031】後部ボンネットB2には、図1〜図3で示す
ように、同後部ボンネットB2の上部前端縁に前方に突出
した延出部を形成し、同延出部に前端縁にバイザー78を
突設した計器盤(図示せず)を配設しており、ラジエー
タRよりも後方に位置する後部ボンネットB2左右側面に
上下2個の冷却風吸入窓79,79 を形成して、各冷却風吸
入窓79,79 の裏面に、それぞれ開口率の大きい吸入網体
79a,79a を張設している。
【0032】また、後部ボンネットB2の内部には、前記
ラジエータRの前面に、上部を斜め後上方向に屈折させ
た仕切板82を取付けて、エンジンEと、ラジエータR及
び吸気ダクト67の吸気開口部67a とを仕切っており、開
放する頻度が低い後部ボンネットB2側に仕切板82を設け
たことで、気密性が向上し、更に、前部ボンネットB1内
部に配置したエンジンEのメンテナンスの際に仕切板82
の着脱を要せず手間が少なくてすむ。
【0033】仕切板82は、図7で示すように、ラジエー
タRの上方でラップした上下仕切板82a,82b を結合ネジ
83で結合して形成しており、上仕切板82a の下端縁の左
右側部と中央左側寄りとに、それぞれ左右ロック支持枠
挿通凹部84a,84b と上吸気ダクト挿通凹部85a とを形成
し、上記上吸気ダクト挿通凹部85a の対向位置に下吸気
ダクト挿通凹部85b を形成して、上下仕切板82a,82b を
結合したときに、後述する左右ロック支持枠94,94 と吸
気ダクト67とが仕切板82を挿通した状態になるようにし
て仕切板82の着脱を容易にしている。また、下仕切板82
b の上端縁の左右側部に、開閉ロッド挿通孔86を形成し
ている。図中、85c 及び86a はグロメット、88はワイヤ
ハーネス等の挿通孔である。
【0034】また、図3で示すように、ラジエータRの
下端部後面からフロア27の前端部にかけて、側面視略L
字形状の下部仕切板87を張設して、冷却排風が下方から
ラジエータRの後面に回り込むのを防止している。
【0035】前記前部ボンネットB1はボンネットロック
機構90を介し、機体に固定された下部カバー71と後部ボ
ンネットB2とに着脱自在に装着されており、同ボンネッ
トロック機構90は、図8で示すように、前部ボンネット
B1後端縁中央の近傍に、補強板91を介して内側方向に突
出したロックピン92を突設する一方、機体側には、ボン
ネットBの内部に、機体に固着した基板93から前方向に
パイプ形状のロック支持枠94を架設し、同ロック支持枠
94の中途部にロック支持板95を垂設し、同ロック支持板
の前端縁下部に斜め前上方向に開口した略U字形状のロ
ックピン挿入凹部96を形成すると共に、同ロック支持板
95の外側面にロック軸97を外側方向に突設し、同ロック
軸97に外形が略三角形板状のロック板98の中央部を回動
自在に枢着し、同ロック板98の前端縁にロック時におい
て、斜め前下方向に開口し、下端縁に上方凸に湾曲した
湾曲部99を有する略U字形状のロック凹部100 を形成し
ている。
【0036】前記前部ボンネットを機体に固定するボン
ネットロック機構と連動連結したロック開閉操作レバー
を、後部ボンネットの後面に設けたこと。
【0037】上記ボンネットロック機構とロック開閉操
作レバーとを連動連結する部材を、エンジンとラジエー
タとの間に設けた仕切板を挿通させて設けたこと。
【0038】上記ボンネットロック機構90は、前記開閉
ロッド挿通孔86を挿通した連動連結部材としての開閉ロ
ッド101 を介し、後部ボンネットB2の後面から後方向に
突出したロック開閉操作レバー104 に連動連結してい
る。即ち、前記ロック板98の後端部に仕切板82を挿通し
た開閉ロッド101 の前端部を回動自在に枢着し、前記基
板93の上部を回動自在に挿通した開閉操作軸102 に突設
した連動アーム103 の先端に回動自在に枢着し、同開閉
操作軸102 に後方向に延出したロック開閉操作レバー10
4 の基端を固着して、同ロック開閉操作レバー104 の中
途部を略へ字形状に屈折させ、その後端部を後部ボンネ
ットB2の後面に形成したスリット105 を介して後方に突
出させている。なお、前記連動連結部材にはボーデンケ
ーブルを用いることができる。図中、106 はグリップで
ある。
【0039】かかる構成により、前部ボンネットB1を取
外す際には、ロック開閉操作レバー104 の後端部を一点
鎖線で示す位置に上方回動させると、ロック板98が前方
上がりに回動してロックを解除すると共に、湾曲部99で
ロックピン挿入凹部96からロックピン92を斜め前上方向
に押し出して、前部ボンネットB1の取外しを容易にする
ことができる。
【0040】また、前部ボンネットB1を取付ける際に
は、ロックピン92を斜め前上方向から前記ロックピン挿
入凹部96に押し込むと、同ロックピン92に摺接した湾曲
部99により、ロック板98が半ばロック状態になるまで前
下がりに回動する。その後、ロック開閉操作レバー104
の後端部を、実線で示す位置に下方回動させると、ロッ
ク板98が前下がりに回動して、ロックピン挿入凹部96と
ロック凹部100 とで、ロックピン92の全周を囲繞した形
でロックピン92をロックする。
【0041】このように、ロック時には、ロックピン92
の全周を囲繞した形でロックして、前部ボンネットB1を
確実にロックし、また、ロック解除時には、ロックピン
92を斜め前上方向に押し出して、前部ボンネットB1の取
外しを容易にすることができる。
【0042】更に、ロック開閉操作レバー104 の後端部
を後部ボンネットB2の後面に突出して設けたので、オペ
レータが座席18に着座したままでロック開閉操作レバー
104を操作でき、同ロック開閉操作レバー104 とロック
板98とを、仕切板82を挿通した開閉ロッド101 で連動連
結したので、ロック開閉操作レバー104 とボンネットロ
ック部材との連動連結構造を簡単にすることができる。
なお、機体の前下部にロック開閉操作レバーがあると、
圃場出入の際に同レバーが圃場に突っ込む恐れがある。
【0043】図4中、110 はバッテリであって、前記右
ステップ14R の前端コーナ部111 下面に設けたバッテリ
支持枠112 を介して機体に取付けられており、バッテリ
110の端子113,114 の直上方の上記前端コーナ部111
に、それぞれ端子点検孔115,116 を形成している。
【0044】また、上記右ステップ14R の上面には、ス
テップマット117 を張設しており、同ステップマット11
7 には、各端子点検孔115,116 直上方部分のステップマ
ット117 を、部分的にめくり上げるための切込み118,11
9,120 を形成している。
【0045】このように、重量が大きいバッテリ110
を、右ステップ14R の前端コーナ部111 に配置したの
で、機体の前後重量バランスを改善でき、バッテリ110
の端子113,114 直上方に端子点検孔115,116 を形成し、
ステップマット117 の各端子点検孔115,116 上方位置に
切込み118,119,120 を設けて、各端子点検孔115,116 の
直上方のステップマット117 を部分的にめくり上げ可能
としているので、機体からバッテリ110 を取外さなくて
も端子113,114 のメンテナンスや補充電を行うことがで
き、特に、田植機の場合、年一回しか使用されず長期間
の不使用によりバッテリ110 があがっている可能性が大
きいが、バッテリ110 を機体に装着したままで補充電を
行うことができるので非常に便利である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を得るこ
とができる。
【0047】請求項1記載の発明では、機体フレームの
前部に配置した原動機部に、前方からエンジンとラジエ
ータとを、上記の順に配設した農作業機において、原動
機部をカバーしたボンネットを、上記エンジンとラジエ
ータとの間に設定した分割面で、前部ボンネットと後部
ボンネットとに分割したことをことによって、前部ボン
ネットだけを取外せるようになり、計器盤やハンドルコ
ラムが配設されている後部ボンネットの取外しを要しな
いことから、メンテナンス準備作業を大幅に省力化でき
る。
【0048】請求項2記載の発明では、上記エンジンを
前部ボンネットの内部に配置し、ラジエータを後部ボン
ネットの内部に配置したことによって、前部ボンネット
を取外すだけで、メンテナンスの頻度が高いエンジン部
分を露出させて、メンテナンス作業をやりやすくするこ
とができる。
【0049】請求項3記載の発明では、前記分割面を前
低後高に傾斜させて設定したことにより、エンジンの上
部の露出度合いが大きくなって、エンジンのメンテナン
スがやりやすくなり、更に、前部ボンネットの着脱に際
し、機体の前方に位置したオペレータが、前部ボンネッ
トを斜め前上方又は斜め後上方に移動させて着脱できる
ことから、同着脱作業が容易になる。
【0050】請求項4記載の発明では、前記前部ボンネ
ットを機体に固定するボンネットロック機構と連動連結
したロック開閉操作レバーを、後部ボンネットの後面に
設けたことによって、オペレータが座席に着座したまま
でボンネットロック機構を解除できるので便利である。
【0051】請求項5記載の発明では、上記ボンネット
ロック機構とロック開閉操作レバーとを連動連結する部
材を、エンジンとラジエータとの間に設けた仕切板を挿
通させて設けたことによって、ボンネットロック機構と
ロック開閉操作レバーとの連動連結構造が簡単になり、
更に、上記連動連結部材がボンネットの表面に露出しな
いので体裁がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る農作業機(田植機)の全体側面
図。
【図2】同平面図。
【図3】原動機部の一部切断側面図。
【図4】同一部切断平面図。
【図5】エンジン支持枠の平面図
【図6】エンジンの一部切断正面図。
【図7】仕切板の正面図。
【図8】ボンネットロック機構の側面図。
【符号の説明】 A 農作業機 B ボンネット B1 前部ボンネット B2 後部ボンネット B4 分割面 E エンジン R ラジエータ 11 機体フレーム 16 原動機部 80 ボンネットロック機構 82 仕切板 94 ロック開閉操作レバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレーム(11)の前部に配置した原動
    機部(16)に、前方からエンジン(E) とラジエータ(R) と
    を、上記の順に配設した農作業機(A) において、 原動機部(E) をカバーしたボンネット(B) を、上記エン
    ジン(E) とラジエータ(R) との間に設定した分割面(B4)
    で、前部ボンネット(B1)と後部ボンネット(B2)とに分割
    したことをことを特徴とする農作業機。
  2. 【請求項2】 上記エンジン(E) を前部ボンネット(B1)
    の内部に配置し、ラジエータ(R) を後部ボンネット(B2)
    の内部に配置したことを特徴とする請求項1記載の農作
    業機。
  3. 【請求項3】 前記分割面(B4)を前低後高に傾斜させて
    設定したことを特徴とする請求項1記載の農作業機。
  4. 【請求項4】 前記前部ボンネット(B1)を機体に固定す
    るボンネットロック機構(80)と連動連結したロック開閉
    操作レバー(94)を、後部ボンネット(B2)の後面に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の農作業機。
  5. 【請求項5】 上記ボンネットロック機構(80)とロック
    開閉操作レバー(94)とを連動連結する部材を、エンジン
    (E) とラジエータ(R) との間に設けた仕切板(82)を挿通
    させて設けたことを特徴とする請求項1記載の農作業
    機。
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