JPH10100938A - 農作業機 - Google Patents

農作業機

Info

Publication number
JPH10100938A
JPH10100938A JP25985296A JP25985296A JPH10100938A JP H10100938 A JPH10100938 A JP H10100938A JP 25985296 A JP25985296 A JP 25985296A JP 25985296 A JP25985296 A JP 25985296A JP H10100938 A JPH10100938 A JP H10100938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
engine
bonnet
radiator
lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25985296A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Yamamoto
二教 山本
Toshio Nakao
敏夫 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP25985296A priority Critical patent/JPH10100938A/ja
Publication of JPH10100938A publication Critical patent/JPH10100938A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原動機部に、前方からエンジン、冷却ファ
ン、ラジエータを上記の順に配設した農作業機におい
て、エンジンのメンテナンスを安全、かつ、容易にす
る。 【解決手段】 原動機部をカバーしたボンネットを、着
脱可能の前部ボンネットと、機体に取付けた後部ボンネ
ットとを連結して構成し、後部ボンネットの内部に、ラ
ジエータと冷却ファンとを配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農作業機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、機体の前部に搭載した原動機部を
カバーしたボンネットの内部に、前方からエンジン、冷
却ファン、ラジエータを上記の順で配設した農作業機が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、メンテナン
スのためにボンネットを取外した際に、メンテナンスの
頻度が低いにもかかわらず、回転中は危険な冷却ファン
Fや高温のラジエータが露出して危険であった。
【0004】また、ボンネットの後方から冷却風を吸込
むため、冷却ファンの送風効率が低下して、エンジンの
冷却効率が低下すると同時に、エンジンが吸入するボン
ネット内部の空気が高温になり、エンジンの充填効率が
低下するという問題がある。
【0005】これらの問題を解決するために、ボンネッ
ト内部に仕切板を設けることが考えられるが、同仕切板
の着脱に手間がかかかり、更に、仕切板の挿通を要する
部材の着脱に大きな作業量を要するという問題が生ず
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、原
動機部に、前方からエンジン、冷却ファン、ラジエータ
を上記の順に配設した農作業機において、原動機部をカ
バーしたボンネットを、着脱可能の前部ボンネットと、
機体に取付けた後部ボンネットとを連結して構成し、後
部ボンネットの内部に、ラジエータと冷却ファンとを配
置したことを特徴とする農作業機を提供せんとするもの
である。
【0007】また、次のような特徴を併せ有するもので
ある。
【0008】ボンネットの内部を仕切る仕切板を後部ボ
ンネットの内部に設けたこと。
【0009】上記仕切板で、エンジン側と、ラジエータ
及びエンジンの吸気ダクトの吸気開口部側とを仕切るこ
と。
【0010】上記仕切板を上下に分割及び結合可能の上
下仕切板で構成したこと。
【0011】本発明の実施の形態について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1及び図2は、本発明に係る農作業機と
しての田植機Aを示しており、同田植機Aは、自走機体
1と、その後方に昇降機構31を具備する三点リンク機構
3を介して連結した植付部4とで構成されている。
【0013】自走機体1は、機体フレーム11の前後左右
側に前後左右車輪12,12,13,13 を配設し、機体フレーム
11の上面には、前方から順に原動機部16、操向ハンドル
17、座席18を配設しており、原動機部16の内部に配置し
たエンジンEからの動力を、駆動軸28と、座席18下方の
機体フレーム11に取付けたベルト式無段変速機内蔵のミ
ッションケース19と、機体フレーム11後端部下面に配設
したリアデフケース20とを介して左右後車輪13,13 に伝
達すると共に、上記動力を前記ミッションケース19か
ら、前輪駆動軸21とフロントデフケース22とを介して左
右前車輪12,12 に伝達して、田植機Aを駆動するように
している。
【0014】また、機体フレーム11と前後左右車輪12,1
2,13,13 との上方を、原動機部16の左右側に張設した左
右ステップ14L,14R と、フロア27と左右リアフェンダ1
5,15とでカバーしている。図中、23は変速レバー、24は
植付けクラッチレバー、25はクラッチペダル、26はブレ
ーキペダル、40は植付部フレーム、41は苗載台、42はフ
ロート、43は植付ケース、44は植付爪である。
【0015】三点リンク機構3は、自走機体1と植付部
4との間に跨設されており、昇降機構31を連動連結した
ロアリンク32と、植付部4を前後傾動させるための前後
傾動機構33を具備したトップリンク34と、ロアリンク32
後端とトップリンク34後端との間に架設したヒッチ35と
で構成されており、同ヒッチ35の下部後面に突設した前
後方向の枢軸36を介して前記植付部フレーム40を左右傾
動自在に枢支し、ヒッチ35の上端部と植付部フレーム40
との間に左右傾動機構45を介設して、同左右傾動機構45
の作動により、植付部4の左右水平を保持するようにし
ている。
【0016】原動機部16は、前述したように、機体フレ
ーム11の前部に配設されており、図3及び図4で示すよ
うに、同原動機部16の内部には、前方から後方に向かっ
て、エンジンE、冷却ファンF、ラジエータRを上記の
順に配設している。
【0017】上記エンジンEは、次のようにして機体フ
レーム11に支持されている。即ち、図5及び図6で示す
ように、機体フレーム11を断面縦長略矩形状断面の左右
サイドメンバ11L,11R で構成し、同左右サイドメンバ11
L,11R の間に、エンジンE後部の後出力軸50a を、機体
中心線CLの左方にオフセット量50d を設けて偏位させ、
かつ、オイルパン51を上記左右サイドメンバ11L,11R の
下面よりも下方に突出させてエンジンEを配置してい
る。
【0018】上記エンジンEは、エンジン支持枠53と、
防振ゴム等の制振部材55とを介して機体フレーム11に取
付けられている、即ち、エンジンEのシリンダブロック
52の左右外側面に、それぞれ左右エンジン支持枠53L,53
R の内側面をボルト54を介して取付け、左右エンジン支
持枠53L,53R の外側前後端部をそれぞれ制振部材55を介
し、左右サイドメンバ11L,11R に突設した制振部材取付
台56にて支持させている。
【0019】上記エンジン支持構造により、エンジン支
持部材がエンジンEの下方にないので、エンジンEを可
及的最低位置に配置して、機体の低重心化による走行安
定性の向上と、後述するボンネットBを低くして前方視
界とを向上することができ、また、操向ハンドルコラム
57を機体中心線CL上に配置しても、上記後出力軸50aと
の干渉を回避でき、操向ハンドルコラム57を合理的かつ
容易に配設でき、更に、オイルパン51への通風が良くな
ってエンジンの冷却効率が向上し、潤滑油の劣化を抑制
して寿命を延長し、オイルパン51最下部に設けたドレン
プラグ51a の着脱が容易になりオイル交換作業が容易に
なる。
【0020】特に、上記後出力軸50a のオフセット量50
d を、前記ミッションケース19の入力軸29のオフセット
量29d よりも小さく設定して、エンジンEの過大なオフ
セットに起因するボンネット横幅の増加によるオペレー
タの前方視界の悪化や、重量バランスの悪化を防止して
いる。図中、58はフライホイールである。
【0021】また、右エンジン支持枠53R の中途部から
外側方向にマフラ取付ステー59を突設し、同マフラ取付
ステー59の外側端部に、取付具60を介して右ステップ14
R の下方に配置したマフラ61を取付けて、エンジンEか
らマフラ61を離隔することにより、エンジンEの冷却効
率を向上させている。
【0022】上記マフラ61は縦長略円筒形状に形成され
ており、同マフラ61の外周面から内側方向に前記取付具
60を突設し、同マフラ61の前端部とエンジンEの排気マ
ニフォールド62とを排気管63を介して連通し、同マフラ
61の後端部を外側方向に開口したテールパイプ64を介し
て外気に連通している。
【0023】このように、エンジンEとマフラ61とが右
エンジン支持枠53R を介して一体化しているので、エン
ジンEとマフラ61とが同一振動系に帰属することにな
り、マフラ61の支持構造と、エンジンEとマフラ61間の
連通構造とを、強固かつ簡単にすることができる。
【0024】また、上記エンジンEの上方には、エンジ
ンEと吸気管65を介してエンジンEに連通連結した略円
筒形状のエアクリーナ66を、同エアクリーナ66の長手方
向を、機体中心線CLと直交する左右方向に伸延させて配
設して、後述するボンネットBの高さを低くすることを
可能とし、後述するバイザー78上端縁とオペレータの目
とを結ぶ直線よりもボンネットBの上面を低くして、前
下方向の視界を良くすると共に、エアクリーナ66の整備
性を良くしており、更に、エアクリーナ66に略L字形状
に屈折した吸気ダクト67の基端を連通連設して、同吸気
ダクト67の吸気開口部67a を前記ラジエータR後方の冷
却風吸入側に位置させて充填効率を高めると共に、同吸
気ダクト67の吸気開口部67a を前高後低の平面でカット
して斜め前下方向に開口させることにより、洗車時の水
滴や雨滴の侵入を防止している。
【0025】冷却ファンFはエンジンEの後側面に回動
自在に支持されており、ファンベルト68を介しエンジン
Eの後出力軸50a で駆動されて、冷却風を後方から吸込
み前方へ排出する。
【0026】ラジエータRは、前記左右サイドメンバ11
L,11R の上面間に架設したクロスメンバー69の上面に載
設されており、前記冷却ファンFで後方から吸込んだ冷
却風が前方に通過する間に、同ラジエータRとエンジン
Eとの間を循環する冷却水を冷却するようにしている。
【0027】かかる原動機部16の下半部は、図1〜図4
で示すように、機体フレーム11の前端に取付けたバンパ
ー70と、左右ステップ14L,14R と一体の下部カバー71と
で下面を除く周囲を囲繞しており、同上半部は上面を含
む全周をボンネットBでカバーしている。
【0028】上記バンパー70は、図3で示すように、バ
ンパー70の下方に設けたバンパー取付軸70a を中心とし
て、実線で示す通常位置から一点鎖線で示す開放位置と
の間で回動可能であり、同バンパー70の後面とエンジン
Eの前端部との間に、エンジンEの前出力軸50b に連動
連結した洗車用ポンプ72を配設しており、バンパー70を
開放し、洗車用ポンプ72にホースを接続して、洗車の用
に供することができる。
【0029】ボンネットBは、図3及び図4で示すよう
に、平面形が略楕円形状の下端縁B3から上方になだらか
に膨出した曲面で形成されており、側面視において、前
記エンジンEの後部と、ボンネットBのラジエータR直
上方位置とを結ぶ前低後高の分割面B4で、着脱容易な前
部ボンネットB1と、ボルトナット等を介して半ば機体に
固定した後部ボンネットB2とに分割されている。従っ
て、前部ボンネットB1を取外すと、メンテナンス頻度が
高いエンジンEの殆ど全部が露出し、一方、メンテナン
ス頻度が低く回転中は危険な冷却ファンFや高温のラジ
エータRが後部ボンネットB2でカバーされるので、安
全、かつ、容易にエンジンメンテナンスを行うことがで
きる。
【0030】前部ボンネットB1には、図1〜図3で示す
ように、前端部に前照灯73を配設し、上部後端縁に後述
するバイザー78の下部を嵌入させるための切欠部を形成
し、上面に3条の広幅のスリット74よりなる開口面積が
大きい排気窓75を形成して、同排気窓75の内側に、網支
持体76を介し、ラス網、エキスパンデッドメタルプレー
ト又はパンチングメタルプレート等の開口率が大きい排
気網体77を取付けている。従って、ボンネットB内部を
後方から前方に流れる冷却排風がスムーズに排出されて
冷却効率が向上し、更に、排気窓75の開口面積を大きく
しても、従来のように、排気網体をボンネットと一体に
構成した場合に比べて、強度及び剛性が高く、製造コス
トも安価である。
【0031】後部ボンネットB2には、図1〜図3で示す
ように、同後部ボンネットB2の上部前端縁に前方に突出
した延出部を形成し、同延出部に前端縁にバイザー78を
突設した計器盤(図示せず)を配設しており、ラジエー
タRよりも後方に位置する後部ボンネットB2左右側面に
上下2個の冷却風吸入窓79,79 を形成して、各冷却風吸
入窓79,79 の裏面に、それぞれ開口率の大きい吸入網体
79a,79a を張設している。
【0032】また、後部ボンネットB2の内部には、前記
ラジエータRの前面に、上部を斜め後上方向に屈折させ
た仕切板82を取付けて、エンジンEと、ラジエータR及
び吸気ダクト67の吸気開口部67a とを仕切っており、開
放する頻度が低い後部ボンネットB2側に仕切板82を設け
たことで、気密性が向上し、更に、前部ボンネットB1内
部に配置したエンジンEのメンテナンスの際に仕切板82
の着脱を要せず手間が少なくてすむ。
【0033】仕切板82は、図7で示すように、ラジエー
タRの上方でラップした上下仕切板82a,82b を結合ネジ
83で結合して形成しており、上仕切板82a の下端縁の左
右側部と中央左側寄りとに、それぞれ左右ロック支持枠
挿通凹部84a,84b と上吸気ダクト挿通凹部85a とを形成
し、上記上吸気ダクト挿通凹部85a の対向位置に下吸気
ダクト挿通凹部85b を形成して、上下仕切板82a,82b を
結合したときに、後述する左右ロック支持枠94,94 と吸
気ダクト67とが仕切板82を挿通した状態になるようにし
て仕切板82の着脱を容易にしている。また、下仕切板82
b の上端縁の左右側部に、開閉ロッド挿通孔86を形成し
ている。図中、85c 及び86a はグロメット、88はワイヤ
ハーネス等の挿通孔である。
【0034】また、図3で示すように、ラジエータRの
下端部後面からフロア27の前端部にかけて、側面視略L
字形状の下部仕切板87を張設して、冷却排風が下方から
ラジエータRの後面に回り込むのを防止している。
【0035】前記前部ボンネットB1はボンネットロック
機構90を介し、機体に固定された下部カバー71と後部ボ
ンネットB2とに着脱自在に装着されており、同ボンネッ
トロック機構90は、図8で示すように、前部ボンネット
B1後端縁中央の近傍に、補強板91を介して内側方向に突
出したロックピン92を突設する一方、機体側には、ボン
ネットBの内部に、機体に固着した基板93から前方向に
パイプ形状のロック支持枠94を架設し、同ロック支持枠
94の中途部にロック支持板95を垂設し、同ロック支持板
の前端縁下部に斜め前上方向に開口した略U字形状のロ
ックピン挿入凹部96を形成すると共に、同ロック支持板
95の外側面にロック軸97を外側方向に突設し、同ロック
軸97に外形が略三角形板状のロック板98の中央部を回動
自在に枢着し、同ロック板98の前端縁にロック時におい
て、斜め前下方向に開口し、下端縁に上方凸に湾曲した
湾曲部99を有する略U字形状のロック凹部100 を形成し
ている。
【0036】上記ボンネットロック機構90は、前記開閉
ロッド挿通孔86を挿通した連動連結部材としての開閉ロ
ッド101 を介し、後部ボンネットB2の後面から後方向に
突出したロック開閉操作レバー104 に連動連結してい
る。即ち、前記ロック板98の後端部に仕切板82を挿通し
た開閉ロッド101 の前端部を回動自在に枢着し、前記基
板93の上部を回動自在に挿通した開閉操作軸102 に突設
した連動アーム103 の先端に回動自在に枢着し、同開閉
操作軸102 に後方向に延出したロック開閉操作レバー10
4 の基端を固着して、同ロック開閉操作レバー104 の中
途部を略へ字形状に屈折させ、その後端部を後部ボンネ
ットB2の後面に形成したスリット105 を介して後方に突
出させている。なお、前記連動連結部材にはボーデンケ
ーブルを用いることができる。図中、106 はグリップで
ある。
【0037】かかる構成により、前部ボンネットB1を取
外す際には、ロック開閉操作レバー104 の後端部を一点
鎖線で示す位置に上方回動させると、ロック板98が前方
上がりに回動してロックを解除すると共に、湾曲部99で
ロックピン挿入凹部96からロックピン92を斜め前上方向
に押し出して、前部ボンネットB1の取外しを容易にする
ことができる。
【0038】また、前部ボンネットB1を取付ける際に
は、ロックピン92を斜め前上方向から前記ロックピン挿
入凹部96に押し込むと、同ロックピン92に摺接した湾曲
部99により、ロック板98が半ばロック状態になるまで前
下がりに回動する。その後、ロック開閉操作レバー104
の後端部を、実線で示す位置に下方回動させると、ロッ
ク板98が前下がりに回動して、ロックピン挿入凹部96と
ロック凹部100 とで、ロックピン92の全周を囲繞した形
でロックピン92をロックする。
【0039】このように、ロック時には、ロックピン92
の全周を囲繞した形でロックして、前部ボンネットB1を
確実にロックし、また、ロック解除時には、ロックピン
92を斜め前上方向に押し出して、前部ボンネットB1の取
外しを容易にすることができる。
【0040】更に、ロック開閉操作レバー104 の後端部
を後部ボンネットB2の後面に突出して設けたので、オペ
レータが座席18に着座したままでロック開閉操作レバー
104を操作でき、同ロック開閉操作レバー104 とロック
板98とを、仕切板82を挿通した開閉ロッド101 で連動連
結したので、ロック開閉操作レバー104 とボンネットロ
ック部材との連動連結構造を簡単にすることができる。
なお、機体の前下部にロック開閉操作レバーがあると、
圃場出入の際に同レバーが圃場に突っ込む恐れがある。
【0041】図4中、110 はバッテリであって、前記右
ステップ14R の前端コーナ部111 下面に設けたバッテリ
支持枠112 を介して機体に取付けられており、バッテリ
110の端子113,114 の直上方の上記前端コーナ部111
に、それぞれ端子点検孔115,116 を形成している。
【0042】また、上記右ステップ14R の上面には、ス
テップマット117 を張設しており、同ステップマット11
7 には、各端子点検孔115,116 直上方部分のステップマ
ット117 を、部分的にめくり上げるための切込み118,11
9,120 を形成している。
【0043】このように、重量が大きいバッテリ110
を、右ステップ14R の前端コーナ部111 に配置したの
で、機体の前後重量バランスを改善でき、バッテリ110
の端子113,114 直上方に端子点検孔115,116 を形成し、
ステップマット117 の各端子点検孔115,116 上方位置に
切込み118,119,120 を設けて、各端子点検孔115,116 の
直上方のステップマット117 を部分的にめくり上げ可能
としているので、機体からバッテリ110 を取外さなくて
も端子113,114 のメンテナンスや補充電を行うことがで
き、特に、田植機の場合、年一回しか使用されず長期間
の不使用によりバッテリ110 があがっている可能性が大
きいが、バッテリ110 を機体に装着したままで補充電を
行うことができるので非常に便利である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を得るこ
とができる。
【0045】請求項1記載の発明では、原動機部に、前
方からエンジン、冷却ファン、ラジエータを上記の順に
配設した農作業機において、原動機部をカバーしたボン
ネットを、着脱可能の前部ボンネットと、機体に取付け
た後部ボンネットとを連結して構成し、後部ボンネット
の内部に、ラジエータと冷却ファンとを配置したことに
よって、メンテナンスのために前部ボンネットを取外し
た際に、メンテナンスの頻度が高いエンジン部分は露出
するが、一方、メンテナンスの頻度が低く、回転中は危
険な冷却ファンFや高温のラジエータが後部ボンネット
でカバーされているので、安全、かつ、容易にエンジン
メンテナンスを行うことができる。
【0046】請求項2記載の発明では、ボンネットの内
部を仕切る仕切板を後部ボンネットの内部に設けたこと
によって、後部ボンネットは開放する頻度が低いので、
メンテナンスの支障になる可能性が少なく、同仕切板が
ラジエータに近接しているので気密性が向上する。
【0047】請求項3記載の発明では、上記仕切板で、
エンジン側と、ラジエータ及びエンジンの吸気ダクトの
吸気開口部側とを仕切ることによって、吸気開口部が冷
却風吸入側に位置するので、エンジンが新鮮な低温の空
気を吸入することになり、エンジンの充填効率を高める
ことができる。
【0048】請求項4記載の発明では、上記仕切板を上
下に分割及び結合可能の上下仕切板で構成したことによ
って、同仕切板の着脱が容易になり、更に、仕切板の挿
通を要する部材を、上記上下仕切板の結合部分を挿通さ
せることができ、上記挿通部材の着脱が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る農作業機(田植機)の全体側面
図。
【図2】同平面図。
【図3】原動機部の一部切断側面図。
【図4】同一部切断平面図。
【図5】エンジン支持枠の平面図
【図6】エンジンの一部切断正面図。
【図7】仕切板の正面図。
【図8】ボンネットロック機構の側面図。
【符号の説明】
A 農作業機 B ボンネット B1 前部ボンネット B2 後部ボンネット E エンジン F 冷却ファン R ラジエータ 16 原動機部 67 吸気ダクト 67a 吸気開口部 82 仕切板 82a 上仕切板 82b 下仕切板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機部(16)に、前方からエンジン(E)
    、冷却ファン(F) 、ラジエータ(R) を上記の順に配設
    した農作業機(A) において、 原動機部(16)をカバーしたボンネット(B) を、着脱可能
    の前部ボンネット(B1)と、機体に取付けた後部ボンネッ
    ト(B2)とを連結して構成し、後部ボンネット(B2)の内部
    に、ラジエータ(R) と冷却ファン(F) とを配置したこと
    を特徴とする農作業機。
  2. 【請求項2】 ボンネット(B) の内部を仕切る仕切板82
    を後部ボンネット(B2)の内部に設けたことを特徴とする
    請求項1記載の農作業機。
  3. 【請求項3】 上記仕切板(82)で、エンジン(E) 側と、
    ラジエータ(R) 及びエンジン(E) の吸気ダクト(67)の吸
    気開口部(67a) 側とを仕切ることを特徴とする請求項1
    記載の農作業機。
  4. 【請求項4】 上記仕切板(82)を上下に分割及び結合可
    能の上下仕切板(82a)(82b)で構成したことを特徴とする
    請求項1記載の農作業機。
JP25985296A 1996-09-30 1996-09-30 農作業機 Pending JPH10100938A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25985296A JPH10100938A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 農作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25985296A JPH10100938A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 農作業機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10100938A true JPH10100938A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17339879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25985296A Pending JPH10100938A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 農作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10100938A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063259A (ja) * 2001-08-30 2003-03-05 Iseki & Co Ltd 移動農機の冷却装置
KR100656040B1 (ko) 2005-11-08 2006-12-08 두산인프라코어 주식회사 휠로더의 라디에이터 가드
JP2019217811A (ja) * 2018-06-15 2019-12-26 株式会社クボタ 作業車

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063259A (ja) * 2001-08-30 2003-03-05 Iseki & Co Ltd 移動農機の冷却装置
JP4736279B2 (ja) * 2001-08-30 2011-07-27 井関農機株式会社 移動農機の冷却装置
KR100656040B1 (ko) 2005-11-08 2006-12-08 두산인프라코어 주식회사 휠로더의 라디에이터 가드
JP2019217811A (ja) * 2018-06-15 2019-12-26 株式会社クボタ 作業車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5347799A (en) Motor vehicle body paneling
JP6983516B2 (ja) 作業車
WO2019131721A1 (ja) 作業機及び作業機の製造方法
CA2061604C (en) High visibility tractor configuration
JPH10100939A (ja) 農作業機のボンネット構造
JPH10100938A (ja) 農作業機
JPH1098920A (ja) 農作業機
JP3574283B2 (ja) 田植機のエンジン支持構造
JPH09118252A (ja) 自動車の下部車体構造
JP3683658B2 (ja) 農作業機
JPH1098918A (ja) 農作業機のバッテリ取付構造
JPH01132480A (ja) 滑りかじ取りローダ及び組立方法
US5678649A (en) Steering console for a working vehicle
JP6583253B2 (ja) 作業車両
JP4689071B2 (ja) トラクタのボンネット構造
JP4066089B2 (ja) トラクタのエンジンルーム
JPH07132736A (ja) 草刈機
JPS6021287Y2 (ja) 車両その他設備機器類におけるエアクリ−ナの取付装置
JP2511365Y2 (ja) 作業車両用エンジンの吸気装置
JPH0238009Y2 (ja)
JP3445113B2 (ja) 走行車両の冷却空気流通構造
JP2005343348A (ja) トラクタ
JP2005343350A (ja) トラクタ
JP4074402B2 (ja) バーチカルエンジン搭載作業車の冷却機構
JP2896088B2 (ja) 作業車

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040511

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040518

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040720

A02 Decision of refusal

Effective date: 20041026

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02