JPH10100635A - スタビライザーバー取付部構造 - Google Patents

スタビライザーバー取付部構造

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JPH10100635A
JPH10100635A JP27894496A JP27894496A JPH10100635A JP H10100635 A JPH10100635 A JP H10100635A JP 27894496 A JP27894496 A JP 27894496A JP 27894496 A JP27894496 A JP 27894496A JP H10100635 A JPH10100635 A JP H10100635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stabilizer bar
lower panel
cross member
front cross
stabilizer
Prior art date
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Pending
Application number
JP27894496A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Watanabe
慎治 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH10100635A publication Critical patent/JPH10100635A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタビライザーバーの取付部であるフロント
クロスメンバの剛性を強くすると共に、安価で容易に製
作できるものを提供する。 【解決手段】 アッパーパネル13およびロアパネル15に
より中空四角状に構成したフロントクロスメンバ9のロ
アパネル15にスタビライザーブラケット10を固着してス
タビライザーバー8を装着し、ロアパネル15のスタビラ
イザーバー取付部に対応する位置のアッパーパネル13に
凹部19を形成し、凹部19の底部をロアパネル15に溶着
し、凹部19の表面開口はフックブラケット17により閉成
した。凹部19をロアパネル15に溶着したことにより、取
付部の剛性が強化され、操縦安定性が向上する。これに
より、取付部の軽量化、コストダウンが図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】自動車の走行を安定にさせる
もののうち、ローリングを防止するために車輪の軸をテ
ンションロッドにより支持する構造がある。後輪駆動の
場合、スタビライザーバー(テンションロッド)はフロ
ントクロスメンバに取り付けられることになる。本発明
は、このスタビライザーバー取付部構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車輪に設けられるローリ
ング防止用のスタビライザーバーは、クロスメンバに支
持され、両端を曲げて略コ字状に形成し、その端部に左
右の車輪を連結させている。片側の車輪を例にとって図
3を参照して説明すると、車輪(前輪)1はタイヤ2、
ホイール3およびドラム4からなり、ドラム4にナック
ル5が装着され、ナックル5にロアアーム6およびタイ
ロッド7が軸着されて回動自在に取り付けられる。ま
た、ロアアーム6にはスタビライザーバー8の端部が接
続されている。
【0003】また、スタビライザーバー8の中間部はフ
ロントクロスメンバ9の表面にブラケット10を介して支
持され、フロントクロスメンバ9は車体前後方向に延長
したフレーム11に取り付けられている。スタビライザー
バー8の支持構造として、フロントクロスメンバの内部
にスタビライザーバーを収容したものもある(実開昭61
-18919号公報参照)。また、車輪1を側面から見た場合
は、図4に示すように、ナックル5にコイルスプリング
12が設けられており、スタビライザーバー8は前方に延
長されフロントクロスメンバ9に支持されている。
【0004】スタビライザーバー8を支持するフロント
クロスメンバ9は、図5に示すように、長尺板状のアッ
パーパネル13とフランジ14付きの断面コ字状のロアパネ
ル15を、フランジ14をスポット溶着して一体に構成した
ものであり、フロントクロスメンバ9は中空の断面四角
状を呈し、端部はロアパネル15のコ字状部を絞って取付
孔16を形成している。また、中空の端部をフックブラケ
ット17により閉塞させている。
【0005】以上説明した車輪1の周辺構造において、
制動時には、タイヤ2からの制動荷重は順次、ホイール
3,ドラム4,ナックル5,ロアアーム6,スタビライ
ザーバー8,ブラケット10を介してフロントクロスメン
バ9へと伝達される。すなわち、図6に示すように、タ
イヤ接地面の前進制動F1 または後退制動F2 はスタビ
ライザーバー8を支持するブラケット10に前方向荷重F
3 または後方向荷重F4 が負荷されることになる。
【0006】このとき、フロントクロスメンバ9の剛性
不足、強度不足があると、フロントクロスメンバ9に断
面変形あるいは亀裂が発生するので、図7ないし図9に
示すように、ブラケット10の取付部やフレーム11の取付
部にパッチ18を追加したり、板厚を増加させたりしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補強の
ためにパッチ18を追加したり、板厚を増加させたりした
場合には、工数の追加、重量の増加となり、コストアッ
プとなる。また、ブラケット10の取付部の面剛性が低い
場合には、スタビライザ効果が低く、スタビライザーバ
ー8の太さを大きくする必要があり、さらに、重量の増
加となり、安価に製作できなくなる。
【0008】本発明は、スタビライザーバーの取付部で
あるフロントクロスメンバの剛性を強くすると共に、安
価で容易に製作できるようにしたスタビライザーバー取
付部構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、長尺のアッパーパネルおよびロアパネルに
より中空の断面角状に構成したフロントクロスメンバを
車体前後方向のフレームで支持すると共に、前記ロアパ
ネルにスタビライザーブラケットを固着してスタビライ
ザーバーを装着したスタビライザーバー取付部構造にお
いて、前記ロアパネルのスタビライザーバー取付部に対
応する位置の前記アッパーパネルに、前記ロアパネルに
ほぼ当接する底部を有する凹部を形成すると共に、該凹
部を前記ロアパネルに接合し、該凹部を、前記アッパー
パネルに当接し前記フロントクロスメンバの端部を閉塞
するフックブラケットにより閉成したことを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、外観上、車体を安定さ
せるスタビライザーバーは、フロントクロスメンバの下
部を構成するロアパネル上にブラケットで支持されるの
で、従来品と同様の組み付け作業が行える。フロントク
ロスメンバについては、その上部を構成するアッパーパ
ネルに、前記ブラケットの位置に対向して凹部を形成
し、凹部はロアパネルの内側面と接触し溶着される。ま
た、凹部にはフックブラケットの面が被覆溶着され、剛
性が強化される。これにより、スタビライザーバーにか
かる外力がフロントクロスメンバに掛かっても、アッパ
ーパネルの凹部がロアパネルの内側面と溶着されている
ので、ブラケットの箇所の形状が強固になり、外力によ
るひずみを防ぎ操縦安定性を向上させる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1に示すように、フロントクロスメンバ9
は長尺板状のアッパーパネル13と、スポット打ち可能な
フランジ14を備えた断面コ字状の長尺なロアパネル15と
からなり、フランジ14をアッパーパネル13に当接させて
溶着させた中空の角状パイプに形成されている。そし
て、ロアパネル15にスタビライザーバー8がブラケット
10を介して支持されている。
【0012】また、アッパーパネル13には、ロアパネル
15のブラケット10の取付部に対向して凹部19が形成さ
れ、凹部19の底面はロアパネル15に接触し、溶着されて
いる。凹部19はプレス等により成形でき、四方に壁面を
作っても良く、対向する一面を壁面とし隣接部分を開口
にしても良い。また、図2に示すように、凹部19の表面
開口はL字状のフックブラケット17の延長した面により
覆われ、フックブラケット17のもう一方の面はフロント
クロスメンバ9の端部開口を溶着により塞いでいる。そ
して、フロントクロスメンバ9およびフックブラケット
17の取付孔16により、車体前後方向に延長したフレーム
11にボルト等により固定される。
【0013】フロントクロスメンバ9のスタビライザー
バー取付部構造を上記の通り、構成したことにより、凹
部19の壁面が中空部を補強し、フロントクロスメンバ9
の取付部の面剛性は大幅に強くなる。したがって、制動
時の外力による取付部の断面変形を防ぐことができ、従
来の対策であるパッチ18の付加、板厚の増加が不要にな
り軽量化を図り、コストを安価にすることができる。ま
た、スタビライザーバー取付部の面剛性が向上したこと
により、スタビライザ効率が向上し、操縦安定性が向上
する。また、スタビライザーバー8の径を小さくするこ
とが可能となり、軽量化、コストダウンを図ることがで
きる。そして、スタビライザーバー取付部の剛性が強く
なることにより、ボディ捩り剛性が強くなり、ボディ強
度が増し、操縦安定性、乗り心地を向上させる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるので、アッパーパネルとロアパネルがスタビライザ
ーバーの取付部付近で凹部により連結され、剛性が強く
なり、スタビライザーバーに伝わる外力に対抗でき、ス
タビライザ効率が良くなり、操縦安定性の向上を図るこ
とができる。また、従来と比較してこの構造は、他の補
強部品を使用しないので簡単であり、工数削減、軽量
化、コストの低下を図ることができる。また、スタビラ
イザーバーの径を小さくすることが可能になり軽量化、
コストの低下を図ることができる。さらに、フックブラ
ケットはフロントクロスメンバの剛性向上および雨水の
侵入防止を図るものである。また、取付部の剛性が強く
なることでボディ捩り剛性が向上し、ボディ強度、操縦
安定性、乗り心地が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例のスタビライザーバー取付
部構造の展開図である。
【図2】図1に示すスタビライザーバー取付部構造の断
面図である。
【図3】従来のスタビライザーバー周囲の模式図であ
る。
【図4】図3に示すスタビライザーバー周囲の側方から
見た模式図である。
【図5】図3に示すスタビライザーバー取付部構造の下
方から見た斜視図である。
【図6】図3に示すスタビライザーバー取付部構造に加
わる力を説明する模式図である。
【図7】図5に示すスタビライザーバー取付部構造の補
強を説明する斜視図である。
【図8】図7に示すスタビライザーバー取付部構造の上
方からみた斜視図である。
【図9】図7に示すスタビライザーバー取付部構造の断
面図である。
【符号の説明】
8 スタビライザーバー 9 フロントクロスメンバ 10 スタビライザーブラケット 11 フレーム 13 アッパーパネル 15 ロアパネル 17 フックブラケット 19 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺のアッパーパネルおよびロアパネル
    により中空の断面角状に構成したフロントクロスメンバ
    を車体前後方向のフレームで支持すると共に、前記ロア
    パネルにスタビライザーブラケットを固着してスタビラ
    イザーバーを装着したスタビライザーバー取付部構造に
    おいて、 前記ロアパネルのスタビライザーバー取付部に対応する
    位置の前記アッパーパネルに、前記ロアパネルにほぼ当
    接する底部を有する凹部を形成すると共に、該凹部を前
    記ロアパネルに接合し、 該凹部を、前記アッパーパネルに当接し前記フロントク
    ロスメンバの端部を閉塞するフックブラケットにより閉
    成したことを特徴とするスタビライザーバー取付部構
    造。
JP27894496A 1996-09-30 1996-09-30 スタビライザーバー取付部構造 Pending JPH10100635A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27894496A JPH10100635A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 スタビライザーバー取付部構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27894496A JPH10100635A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 スタビライザーバー取付部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10100635A true JPH10100635A (ja) 1998-04-21

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ID=17604247

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27894496A Pending JPH10100635A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 スタビライザーバー取付部構造

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JP (1) JPH10100635A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7520514B2 (en) 2004-03-31 2009-04-21 Honda Motor Co., Ltd. Body frame structure

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7520514B2 (en) 2004-03-31 2009-04-21 Honda Motor Co., Ltd. Body frame structure

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