JPH10100132A - ベントナイト混合土の製造装置 - Google Patents

ベントナイト混合土の製造装置

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JPH10100132A
JPH10100132A JP25800296A JP25800296A JPH10100132A JP H10100132 A JPH10100132 A JP H10100132A JP 25800296 A JP25800296 A JP 25800296A JP 25800296 A JP25800296 A JP 25800296A JP H10100132 A JPH10100132 A JP H10100132A
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bentonite
mixed soil
mixer
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water
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JP25800296A
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Kazuo Taira
和男 平
Eizo Fukazawa
栄造 深沢
Yasuhiro Suyama
泰宏 須山
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料のバラツキが少なくて品質のよいベント
ナイト混合土を製造でき、製造能力も高くしかも安価で
製造できる。 【解決手段】 ベントナイト混合土の材料として礫、
砂、ベントナイトなどの材料を一まとめにした程度に混
合された状態のベントナイト混合土を供給する投入設備
と、該投入設備から供給されたベントナイト混合土の攪
拌混合設備7とから構成され、該攪拌混合設備7は材料
が混合された状態のベントナイト混合土を空練りする空
練り部10、空練り後のベントナイト混合土に水を加える
水投入部11、水が加えられたベントナイト混合土をさら
に混合する練混ぜ部12を順次設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射性廃棄物処理
施設などに使用する遮水層を構築するためのベントナイ
ト混合土の製造方法およびその装置に関するものであ
る。
【0002】例えば、放射性廃棄物処理施設や一般廃棄
物処理場、フィルダムなどでは漏水や漏水により地盤が
汚染されることを防止するため、遮水層を設けている。
廃棄物中に含まれている突起物により遮水層に孔があい
た場合、吸水すると膨潤して孔を塞ぐ自己修復機能を有
するものとして、遮水層を止水機能の高いベントナイト
混合土で造成することが多い。
【0003】かかるベントナイト混合土は、礫、砂、ベ
ントナイトなどを混合するものであるが、その混合方法
として、従来は、例えばコンクリートプラントの強制二
軸ミキサや、図8に示すような二軸パグミル型ミキサ31
を使用したり、図11に示すスタビライザ32を使用した
り、また、ベルトコンベア上で材料を搬送しながら混合
する方式を採用している。
【0004】このうち例えば二軸パグミル型ミキサ31は
図9、図10にも示すようにケーシング内に配設され互い
に反対方向に回転するミキサ軸33にこれと直交する方向
にアーム34を設け、該アーム34の先端に45°の角度でス
パイラル状に羽根35を取り付けたものである。
【0005】この二軸パグミル型ミキサ31でベントナイ
ト混合土を製造するには、ベントナイトタンク36内に貯
留のベントナイトをチャージタンク41に移し、ベントナ
イト混合土の材料として骨材ホッパー37に貯留の砂や礫
と前記チャージタンク41に貯留のベントナイトとをエプ
ロンフィーダー38を介してベルトコンベア39で二軸パグ
ミル型ミキサ31に投入する。
【0006】ここではミキサ軸33の回転によりスパイラ
ル状に配置した羽根35が回り、これにより砂や礫とベン
トナイトとが混合されながら排出口側に押し出され、ベ
ントナイト混合土となってベルトコンベア40へと排出さ
れる。
【0007】スタビライザ32でベントナイト混合土を製
造する場合は、遮水層を増築する現場で製造するもので
あり、図12に示すような羽根42で土をかき起こし、この
かき起こした土にベントナイトを混合しながら地上を走
行して、現場でベントナイト混合土を製造する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】コンクリートプラント
の強制二軸ミキサの場合は、材料のバラツキが非常に少
ない品質のよいものが得られるが、製造能力がコンクリ
ート練混ぜ容量の約50%程度と低く、新設の場合はコス
トもかかる。
【0009】二軸バグミル型ミキサの場合は、製造能力
は100 m3 /h程度あるが、材料にバラツキがやや多く
品質の点で問題がある。
【0010】スタビライザによる現地攪拌の方式は、製
造能力は高いが現土と混合するものであるため材料のバ
ラツキが多く品質が安定しない。
【0011】また、ベルトコンベアによる方法は製造能
力は100 m3 /hと高いが、材料のバラツキがやや多
く、水を加えてからの混合の工程がないため、ベントナ
イトが玉になりやすい。
【0012】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、材料のバラツキが少なくて品質のよいベントナイト
混合土を製造でき、製造能力も高くしかも安価で製造で
きるベントナイト混合土の製造装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、ベントナイト混合土の材料として
礫、砂、ベントナイトなどの材料を一まとめにした程度
に混合された状態のベントナイト混合土を供給する投入
設備と、該投入設備から供給されたベントナイト混合土
の攪拌混合設備とから構成され、該攪拌混合設備は材料
が混合された状態のベントナイト混合土を空練りする空
練り部、空練り後のベントナイト混合土に水を加える水
投入部、水が加えられたベントナイト混合土をさらに混
合する練混ぜ部を順次設けたことを要旨とするものであ
る。
【0014】第2に、攪拌混合設備は、二軸パグミル型
ミキサを長尺に形成し、該ミキサを長さ方向に3つに区
画し、該ミキサの一方の端に設けたベントナイト混合土
の投入口側の区画をベントナイト混合土の空練り部と
し、これに続く区画に水噴射ノズルを配設して水投入部
とし、他端に設けたベントナイト混合土の排出口側の区
画を練混ぜ部としたことを要旨とするものである。
【0015】第3に、攪拌混合設備は、鉛直落下式の混
合機を少なくとも3台以上複数台並設し、これらの混合
機を鉛直ベルトコンベアで連結し、一方の端に位置する
混合機にベントナイト混合土の投入用設備を臨ませて、
ベントナイト混合土の空練り部とし、これに続く中間に
位置する混合機に水噴射ノズルを配設して、水投入部と
し、他端に位置する混合機にベントナイト混合土の搬出
設備を臨ませて、練混ぜ部としたことを要旨とするもの
である。
【0016】第4に、鉛直落下式の混合機は、対向する
鉛直板から邪魔板状部材を交互に突出させた請求項3記
載のベントナイト混合土の製造装置。
【0017】第5に、攪拌混合設備は、定置式スタビラ
イザを少なくとも2台並設し、一方の定置式スタビライ
ザにベントナイト混合土の投入用設備を臨ませて、ベン
トナイト混合土の空練り部とし、両定置式スタビライザ
間に水噴射設備を配設して、水投入部とし、他方の定置
式スタビライザにベントナイト混合土の搬出設備を臨ま
せて、練混ぜ部としたことを要旨とするものである。
【0018】第6に、攪拌混合設備は、ベントナイト混
合土の空練り部となる鉛直落下式の混合機と水投入部と
なる水噴射設備を備える鉛直落下式の混合機とを鉛直ベ
ルトコンベアで連結し、これに続けて通常の長さの二軸
パグミル型ミキサを配設し、練混ぜ部としたことを要旨
とするものである。
【0019】第7に、攪拌混合設備は、ベントナイト混
合土の空練り部となる定置式スタビライザと水噴射設備
を備える水投入部となる定置式スタビライザを並設し、
これに続けて通常の長さの二軸パグミル型ミキサを配設
し、練混ぜ部としたことを要旨とするものである。
【0020】第8に、攪拌混合設備は、ベントナイト混
合土の空練り部となる鉛直落下式の混合機と水投入部と
なる水噴射設備を備える鉛直落下式の混合機とを鉛直ベ
ルトコンベアで連結し、これに続けて定置式スタビライ
ザを設置して練混ぜ部としたことを要旨とするものであ
る。
【0021】請求項1記載の本発明によれば、材料が混
合された状態のベントナイト混合土を空練りする空練り
部、空練り後のベントナイト混合土に水を加える水投入
部、水が加えられたベントナイト混合土をさらに混合す
る練混ぜ部を順次設けることで、ベントナイト混合土製
造専用の装置として材料にバラツキが少なく、製造能力
も高く安価な装置を得ることができる。
【0022】請求項2記載の本発明によれば、長尺なパ
グミル型ミキサの投入口にベントナイト混合土を投入す
れば、該ミキサ内で攪拌されながら排出口に至るまでの
間に空練りされ、これに水が加えられ、さらに練混ぜら
れるから、コンクリートプラントで使用するミキサと同
様にして、空練り、水を加えてからの練混ぜができ、玉
になることなく材料にバラツキの少ないベントナイト混
合土が製造できる。
【0023】請求項3記載の本発明によれば、一方の端
に位置する鉛直落下式の混合機にベントナイト混合土の
投入用設備からベントナイト混合土を投入すれば、前記
混合機でベントナイト混合土が空練りされ、空練りされ
たベントナイト混合土は鉛直ベルトコンベアでこれに続
く中間に位置する混合機に移送され、ここに設けた水噴
射ノズルで水が加えられ、さらに、鉛直ベルトコンベア
でこれに続く他端に位置する混合機に移送されて、ここ
で練混ぜられ搬出設備から排出されるから、特に製造能
力が大きく、安価に製造できる。
【0024】請求項4記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、鉛直落下式の混合機は、対向する鉛直板から
邪魔板状部材を交互に突出させた構造とすることで、簡
単な構造で安価に製造でき、大量製造が可能となる。
【0025】請求項5記載の本発明によれば、一方の定
置式スタビライザにベントナイト混合土を投入用設備か
ら投入すれば、ここでベントナイト混合土が空練りさ
れ、次いで、隣接の定置式スタビライザとの間に設置の
水噴射設備から空練りしたベントナイト混合土に水を加
え、さらに、他方の定置式スタビライザでベントナイト
混合土を練混ぜることで、スタビライザを使用してベン
トナイト混合土を製造する場合に材料の供給量を一定に
コントロールできるから、現土混合よりも材料のバラツ
キが少なく安価に製造できる。
【0026】請求項6記載の本発明によれば、鉛直落下
式の混合機と鉛直ベルトコンベアでベントナイト混合土
を空練りし、水を加え、以後の練混ぜを二軸パグミル型
ミキサで行うことにより、該ミキサは長尺ではなく通常
の長さのものの使用が可能となる。
【0027】請求項7記載の本発明によれば、定置式ス
タビライザでベントナイト混合土を空練りし、水を加
え、以後の練混ぜを二軸パグミル型ミキサで行うことに
より、この場合も該ミキサは長尺ではなく通常の長さの
ものの使用が可能となる。
【0028】請求項8記載の本発明によれば、現場での
条件に対応させて鉛直落下式の混合機と鉛直ベルトコン
ベアでベントナイト混合土を空練りし、水を加え、これ
に続けて定置式スタビライザで練混ぜるようにすること
も可能であり、製造能力を向上できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の発明
の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明のベント
ナイト混合土の製造装置の第1実施形態を示す説明図、
図2は同上縦断側面図で、本発明のベントナイト混合土
の製造装置は基本構成として、ベントナイト混合土の材
料として礫、砂、ベントナイトなどの材料を一まとめに
した程度に混合された状態のベントナイト混合土を供給
する投入設備と、該投入設備から供給されたベントナイ
ト混合土の攪拌混合設備とから構成され、該攪拌混合設
備は、空練りする空練り部、空練り後のベントナイト混
合土に水を加える水投入部、水が加えられたベントナイ
ト混合土をさらに混合する練混ぜ部を順次設けるように
した。
【0030】図3はベントナイト混合土の投入用設備1
を示し、材料である礫2、砂3、ベントナイト4などを
それぞれ別個のサイロ5に貯留し、ここから搬送用のベ
ルトコンベア6に連続して投入し、該ベルトコンベア6
上で層状になったひとまとめの状態のベントナイト混合
土として攪拌混合設備に投入する。
【0031】このとき、礫2の表面にベントナイト4が
付着しやすいように多少湿らせておくことが望ましい。
【0032】図1、図2は前記投入用設備1から投入さ
れるベントナイト混合土をさらに攪拌混合する攪拌混合
設備7の第1実施形態を示し、二軸パグミル型ミキサ8
を採用する場合である。二軸パグミル型ミキサ8の基本
構成は図8〜図10の従来例について説明したものと同
様、ケーシング内に配設され互いに反対方向に回転する
ミキサ軸33にこれと直交する方向にアーム34を設け、該
アーム34の先端に45°の角度でスパイラル状に羽根を取
り付けたものである。
【0033】第1実施形態ではこの二軸パグミル型ミキ
サ8を通常のもの(例えば長さ2m)よりも長尺(例え
ば長さ3〜4m)に形成し、長さ方向に内部を3つに区
画し、該ミキサの一方の端に設けたベントナイト混合土
の投入口9側の例えば1m程度の区間をベントナイト混
合土の空練り部10とし、これに続く0.5 〜1m程度の区
間をケーシング上部にケーシング内に水を噴射する水噴
射ノズル14を配設して水投入部11とし、他端に設けたベ
ントナイト混合土の排出口13側の1〜2.5 m程度の区間
を練混ぜ部12とする。
【0034】給水手段は前記のような水噴射ノズル14に
限定されるものではなく、ミキサ8の羽根やミキサ軸33
に噴出孔を形成し、ここから必要な含水比になる量の水
を供給するようにしてもよい。
【0035】これにより投入用設備1から投入口9を介
してミキサ8のケーシング内に投入されるベントナイト
混合土は、まず空練り部10で空練りされながら、ミキサ
軸33、アーム34、羽根の回転により水投入部11に移送さ
れ、ここで水噴射ノズル14から噴出される水が加えられ
てから練混ぜ部12に移送され、ここでさらに混合され、
排出口13から排出されてダンプなどの搬送車に積み込ま
れる。
【0036】このように二軸パグミル型ミキサ8を使用
する場合は、これを長尺にして内部を空練り部10、水投
入部11、練混ぜ部12に区画することによりミキサ8のケ
ーシング内の一連の動作で、コンクリート製造の場合と
同様にして空練り、水を加えてからの練混ぜができ、製
造能力を低下させることなく、ベントナイトが玉になる
ことを防いで材料のバラツキを少なくできる。
【0037】図4は攪拌混合設備7の第2実施形態を示
し、鉛直落下式の混合機15を少なくとも3台以上6台程
度の複数台並設し、これらの混合機15を鉛直ベルトコン
ベア16で連結するものである。
【0038】ベントナイト混合土の供給用のベルトコン
ベア6の端部の下方に位置させて、一方の端に位置する
混合機15を設置し、これをベントナイト混合土の空練り
部10とし、該混合機15を鉛直ベルトコンベア16を介して
これに続く中間に位置する混合機15に連結し、該中間の
混合機15の上方に水噴射ノズル14を配設して、水投入部
11とし、該中間の混合機15を鉛直ベルトコンベア16を介
して他端に位置する混合機15に連結し、これを練混ぜ部
12とし、この練混ぜ部12の混合機15の下端に排出設備と
してのベルトコンベア6に連結する。
【0039】混合機15は、例えば対向する鉛直板15aか
ら邪魔板状部材15bを交互に突出させたもので、邪魔板
状部材15bの形状としては棒状、アングル状、板状、格
子状などが考えられ、多少下向きにして鉛直板15aに取
り付ける。
【0040】作用について説明すると、第1実施形態と
同様にして投入用設備1のベルトコンベア6上を層状に
なって搬送されてきたベントナイト混合土は、空練り部
10である最初の端部に位置する混合機15内に落下する。
落下途中で、ベントナイト混合土は邪魔板状部材15bに
ぶつかることで落下方向が変更されて礫、砂、ベントナ
イトなどの各材料が混合されて空練りされる。
【0041】空練りされたベントナイト混合土は、次い
で、鉛直ベルトコンベア16で上方に移送されて中間に位
置する次の混合機15内に落下する、このとき、上方に設
置の水噴射ノズル14からベントナイト混合土に水を加え
て必要な含水比にする。こうして混合機15を落下して混
合されながらこの水投入部11で給水される。
【0042】必要な含水比となったベントナイト混合土
はさらに鉛直ベルトコンベア16で上方に移送されて排出
側の端部に位置する混合機15内に落下し、この練混ぜ部
12でさらに混合され練混ぜられ、ベルトコンベア6に移
送されてダンプに積み込まれる。
【0043】なお、図示の例では混合機15は3台を並設
したがこれに限定されるものではなく、台数は混合の程
度に応じて設定することができる。
【0044】以上のようにして複数台の混合機15を順次
通過することにより、ベントナイト混合土が攪拌混合さ
れるものであるが、邪魔板状部材15bと重力を利用して
混合するものであるため、この第2実施形態は第1実施
形態に比較して材料に若干のバラツキは生じるが、製造
能力が大きく、安価に製造できる。
【0045】図5は攪拌混合設備7の第3実施形態を示
し、定置式スタビライザ17を少なくとも2台並設し、一
方の定置式スタビライザ17の側方にベントナイト混合土
の投入用設備のベルトコンベア6の端部を臨ませて、ベ
ントナイト混合土の空練り部10とし、両定置式スタビラ
イザ17間に水噴射設備としての水噴射ノズル14を配設し
て、水投入部11とし、他方の定置式スタビライザ17の端
部の下方にベントナイト混合土の搬出設備としてのベル
トコンベア6を臨ませて、練混ぜ部12とした。
【0046】これにより、投入用設備1のベルトコンベ
ア6上を層状になって搬送されてきたベントナイト混合
土は、空練り部10である最初の定置式スタビライザ17内
に供給され、ここで空練りされ、この定置式スタビライ
ザ17から排出されて次の定置式スタビライザ17に移送さ
れる間に、上方に設置の水噴射ノズル14からベントナイ
ト混合土に水を加えて必要な含水比にする。
【0047】そして、次の定置式スタビライザ17に送ら
れ、ここでさらに混合され練混ぜられ、ベルトコンベア
6に移送されてダンプに積み込まれる。
【0048】このようにスタビライザを使用する場合
に、現土混合ではなく投入用設備1から供給される材料
を混合するから、現土混合の場合よりも材料のバラツキ
が少なくなり、安価に製造できる。
【0049】なお、定置式スタビライザ17の設置台数は
図示の例に限定されるものではなく、混合の程度に応じ
て4台程度を組み合わせることができる。また、水噴射
設備も水噴射ノズル14に限定されるものではなく、例え
ば定置式スタビライザ17を3台並設した場合には、中間
に位置する定置式スタビライザ17の羽根や軸に設けた噴
出孔から噴霧させることもできる。
【0050】図6は攪拌混合設備7の第4実施形態を示
し、ベントナイト混合土の空練り部10となる鉛直落下式
の混合機15と水投入部11となる水噴射設備としての水噴
射ノズル14を備える鉛直落下式の混合機15とを鉛直ベル
トコンベア16で連結し、これに続けてベルトコンベア6
を介して通常の長さの二軸パグミル型ミキサ18を配設
し、練混ぜ部12とした。
【0051】そして、投入用設備1のベルトコンベア6
上を層状になって搬送されてきたベントナイト混合土を
混合機15で空練りし、鉛直ベルトコンベア16で上方に移
送し、水噴射ノズル14からの噴射水で含水させながら次
の混合機15でさらに混合し、次いでベルトコンベア6で
混合しながら二軸パグミル型ミキサ18に送り、ここで練
混ぜて、排出し、ダンプに積み込む。
【0052】第5実施形態は図示は省略するが、前記第
4実施形態における鉛直落下式の混合機15と、これに鉛
直ベルトコンベア16で連結される水投入部11となる水噴
射設備としての水噴射ノズル14を備える鉛直落下式の混
合機15とを、定置式スタビライザに置き換えることもで
きる。
【0053】さらに第6実施形態として、図7に示すよ
うに練混ぜ部12として、第4実施形態における二軸パグ
ミル型ミキサ18に替えて定置式スタビライザ17を使用す
ることも可能であり、この場合は、定置式スタビライザ
17の側方にダンプへの積み込み用のベルトコンベア6を
配設する。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように本発明のベントナイト
混合土の製造装置は、二軸パグミル型ミキサを使用して
製造する場合は、従来と同様の製造能力を確保しつつ、
ベントナイトが玉になることを防止して材料のバラツキ
を少なくできる。
【0055】スタビライザを使用して製造する場合に
は、現土混合に比較して材料のバラツキを少なくでき、
安価に製造できる。
【0056】また、混合機を使用する場合は、製造能力
を高くでき、安価に製造できるもので、いずれの装置を
採用する場合にも材料のバラツキが少なくて品質のよい
ベントナイト混合土を製造でき、製造能力も高くしかも
安価に製造できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベントナイト混合土の製造装置の第1
実施形態を示す説明図である。
【図2】本発明のベントナイト混合土の製造装置の第1
実施形態を示す縦断側面図である。
【図3】本発明のベントナイト混合土の製造装置の投入
用設備の説明図である。
【図4】本発明のベントナイト混合土の製造装置の第2
実施形態を示す説明図である。
【図5】本発明のベントナイト混合土の製造装置の第3
実施形態を示す説明図である。
【図6】本発明のベントナイト混合土の製造装置の第4
実施形態を示す説明図である。
【図7】本発明のベントナイト混合土の製造装置の第6
実施形態を示す説明図である。
【図8】従来のベントナイト混合土の製造装置を示す説
明図である。
【図9】ベントナイト混合土の製造装置の要部である二
軸パグミル型ミキサの一部切欠いた斜視図である。
【図10】ベントナイト混合土の製造装置の要部である
二軸パグミル型ミキサの羽根部分の側面図である。
【図11】従来のベントナイト混合土の製造装置の他の
例を示す説明図である。
【図12】ベントナイト混合土の製造装置の要部である
スタビライザの羽根の部分の斜視図である。
【符号の説明】
1…投入用設備 2…礫 3…砂 4…ベントナイト 5…サイロ 6…ベルトコンベア 7…攪拌混合設備 8…二軸パグミル型
ミキサ 9…投入口 10…空練り部 11…水投入部 12…練混ぜ部 13…排出口 14…水噴射ノズル 15…混合機 15a…鉛直板 15b…邪魔板状部材 16…鉛直ベルトコンベア 17…定置式スタビライザ 18…二軸パグミル型
ミキサ 31…二軸パグミル型ミキサ 32…スタビライザ 33…ミキサ軸 34…アーム 35…羽根 36…ベントナイトタ
ンク 37…骨材ホッパー 38…エプロンフィー
ダー 39…ベルトコンベア 40…ベルトコンベア 41…チャージタンク 42…羽根

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベントナイト混合土の材料として礫、
    砂、ベントナイトなどの材料を一まとめにした程度に混
    合された状態のベントナイト混合土を供給する投入設備
    と、該投入設備から供給されたベントナイト混合土の攪
    拌混合設備とから構成され、該攪拌混合設備は材料が混
    合された状態のベントナイト混合土を空練りする空練り
    部、空練り後のベントナイト混合土に水を加える水投入
    部、水が加えられたベントナイト混合土をさらに混合す
    る練混ぜ部を順次設けたことを特徴とするベントナイト
    混合土の製造装置。
  2. 【請求項2】 攪拌混合設備は、二軸パグミル型ミキサ
    を長尺に形成し、該ミキサを長さ方向に3つに区画し、
    該ミキサの一方の端に設けたベントナイト混合土の投入
    口側の区画をベントナイト混合土の空練り部とし、これ
    に続く区画に水噴射ノズルを配設して水投入部とし、他
    端に設けたベントナイト混合土の排出口側の区画を練混
    ぜ部とした請求項1記載のベントナイト混合土の製造装
    置。
  3. 【請求項3】 攪拌混合設備は、鉛直落下式の混合機を
    少なくとも3台以上複数台並設し、これらの混合機を鉛
    直ベルトコンベアで連結し、一方の端に位置する混合機
    にベントナイト混合土の投入用設備を臨ませて、ベント
    ナイト混合土の空練り部とし、これに続く中間に位置す
    る混合機に水噴射ノズルを配設して、水投入部とし、他
    端に位置する混合機にベントナイト混合土の搬出設備を
    臨ませて、練混ぜ部とした請求項1記載のベントナイト
    混合土の製造装置。
  4. 【請求項4】 鉛直落下式の混合機は、対向する鉛直板
    から邪魔板状部材を交互に突出させた請求項3記載のベ
    ントナイト混合土の製造装置。
  5. 【請求項5】 攪拌混合設備は、定置式スタビライザを
    少なくとも2台並設し、一方の定置式スタビライザにベ
    ントナイト混合土の投入用設備を臨ませて、ベントナイ
    ト混合土の空練り部とし、両定置式スタビライザ間に水
    噴射設備を配設して、水投入部とし、他方の定置式スタ
    ビライザにベントナイト混合土の搬出設備を臨ませて、
    練混ぜ部とした請求項1記載のベントナイト混合土の製
    造装置。
  6. 【請求項6】 攪拌混合設備は、ベントナイト混合土の
    空練り部となる鉛直落下式の混合機と水投入部となる水
    噴射設備を備える鉛直落下式の混合機とを鉛直ベルトコ
    ンベアで連結し、これに続けて通常の長さの二軸パグミ
    ル型ミキサを配設し、練混ぜ部とした請求項1記載のベ
    ントナイト混合土の製造装置。
  7. 【請求項7】 攪拌混合設備は、ベントナイト混合土の
    空練り部となる定置式スタビライザと水噴射設備を備え
    る水投入部となる定置式スタビライザを並設し、これに
    続けて通常の長さの二軸パグミル型ミキサを配設し、練
    混ぜ部とした請求項1記載のベントナイト混合土の製造
    装置。
  8. 【請求項8】 攪拌混合設備は、ベントナイト混合土の
    空練り部となる鉛直落下式の混合機と水投入部となる水
    噴射設備を備える鉛直落下式の混合機とを鉛直ベルトコ
    ンベアで連結し、これに続けて定置式スタビライザを設
    置して練混ぜ部とした請求項1記載のベントナイト混合
    土の製造装置。
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