JPH0999516A - 人工大理石を用いた内装用複合部材及びその製造方法 - Google Patents
人工大理石を用いた内装用複合部材及びその製造方法Info
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- JPH0999516A JPH0999516A JP7286577A JP28657795A JPH0999516A JP H0999516 A JPH0999516 A JP H0999516A JP 7286577 A JP7286577 A JP 7286577A JP 28657795 A JP28657795 A JP 28657795A JP H0999516 A JPH0999516 A JP H0999516A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 重量が軽く、安価であり、しかも製造が簡単
で高品質の人工大理石を用いた内装用複合部材及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】 木口部に曲面を有する珪酸カルシウム製
芯材の表面に曲面を有する熱可塑性のアクリル系人工大
理石が接着剤で貼り合わされていることを特徴とする人
工大理石を用いた内装用複合部材及び薄板人工大理石の
曲面加工部分を曲面加工すると同時に芯材に貼り合わせ
ることを特徴とする人工大理石を用いた内装用複合部材
の製造方法。
で高品質の人工大理石を用いた内装用複合部材及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】 木口部に曲面を有する珪酸カルシウム製
芯材の表面に曲面を有する熱可塑性のアクリル系人工大
理石が接着剤で貼り合わされていることを特徴とする人
工大理石を用いた内装用複合部材及び薄板人工大理石の
曲面加工部分を曲面加工すると同時に芯材に貼り合わせ
ることを特徴とする人工大理石を用いた内装用複合部材
の製造方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧台、流し台、
キッチンテーブル、出窓、各種テーブル、浴室カウンタ
ー、洗面台等に利用されるいわゆる人工大理石を化粧材
に用いた内装用複合部材及びその製造方法に関するもの
である。
キッチンテーブル、出窓、各種テーブル、浴室カウンタ
ー、洗面台等に利用されるいわゆる人工大理石を化粧材
に用いた内装用複合部材及びその製造方法に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】人工大理石は耐水性が優れ、堅牢で豪華
な外観を有するため、近年、化粧台、流し台、キッチン
テーブル、出窓、各種テーブル、浴室カウンター、洗面
台等に使用されるようになった。これらの製作において
は、繊維板、合板、パーチクルボード、無機板、発泡
板、樹脂板等を用いて所定の形状の下地材を形成したあ
と、これにアクリル製人工大理石の化粧板を貼り合わ
せ、その外表面を仕上げるようにした工法が広く利用さ
れている。
な外観を有するため、近年、化粧台、流し台、キッチン
テーブル、出窓、各種テーブル、浴室カウンター、洗面
台等に使用されるようになった。これらの製作において
は、繊維板、合板、パーチクルボード、無機板、発泡
板、樹脂板等を用いて所定の形状の下地材を形成したあ
と、これにアクリル製人工大理石の化粧板を貼り合わ
せ、その外表面を仕上げるようにした工法が広く利用さ
れている。
【０００３】ところで、前記アクリル製人工大理石板を
用いて化粧台、流し台、キッチンテーブル、出窓、各種
テーブル、浴室カウンター、洗面台等を製作する場合に
は図５に示す如く、厚さ１２ｍｍ程度の人工大理石４を
芯材１の側面に貼り合わす。次に厚さ６ｍｍの人工大理
石２、３を芯材１の表面、裏面に貼り合わせ、その後余
剰部分５ａ、５ｂを切削して所望の曲率半径の曲面部６
を形成する。
用いて化粧台、流し台、キッチンテーブル、出窓、各種
テーブル、浴室カウンター、洗面台等を製作する場合に
は図５に示す如く、厚さ１２ｍｍ程度の人工大理石４を
芯材１の側面に貼り合わす。次に厚さ６ｍｍの人工大理
石２、３を芯材１の表面、裏面に貼り合わせ、その後余
剰部分５ａ、５ｂを切削して所望の曲率半径の曲面部６
を形成する。
【０００４】また図６に示す如く、予め人工大理石１を
温度コントロール可能な加熱養生槽で１１０℃〜１５０
℃程度まで加熱し、人工大理石１が軟化した状態で加熱
養生槽から取り出し、雌型２に人工大理石１を収めた
後、雄型３を挿入し、人工大理石１の曲面部を形成す
る。その後、人工大理石１と型材２、３を徐冷する。常
温まで下がった状態で雌型２から人工大理石１と雄型３
を抜き取り、さらに人工大理石１から雄型３を抜き取
る。最後に人工大理石１の接着面に接着剤を塗布し、芯
材４を人工大理石１に挿入し、プレス等で圧着して製作
する方法もある。
温度コントロール可能な加熱養生槽で１１０℃〜１５０
℃程度まで加熱し、人工大理石１が軟化した状態で加熱
養生槽から取り出し、雌型２に人工大理石１を収めた
後、雄型３を挿入し、人工大理石１の曲面部を形成す
る。その後、人工大理石１と型材２、３を徐冷する。常
温まで下がった状態で雌型２から人工大理石１と雄型３
を抜き取り、さらに人工大理石１から雄型３を抜き取
る。最後に人工大理石１の接着面に接着剤を塗布し、芯
材４を人工大理石１に挿入し、プレス等で圧着して製作
する方法もある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
法では以下のような問題がある。前者の方法では （１）人工大理石が６〜１２ｍｍと厚いため高価であ
る。 （２）人工大理石が厚く重たいため複合部材としての総
重量が重い。 （３）芯材の表面、側面、裏面にそれぞれアクリル系の
人工大理石を粘着させた後、木口の角を曲面加工機で切
削することで曲面形状を造り出しているため、よくみる
と貼り合わせ面がわかる。又、貼り合わせ面に接着剤等
による色斑がでる。 （４）製造工程が複雑で生産性が悪くランニングコスト
が高い。後者の方法では （５）型材（雄雌）の数量が必要で設備投資が大きい。 （６）徐冷しなければ人工大理石に歪みがでるため型材
の回転が悪く生産性が悪い。
法では以下のような問題がある。前者の方法では （１）人工大理石が６〜１２ｍｍと厚いため高価であ
る。 （２）人工大理石が厚く重たいため複合部材としての総
重量が重い。 （３）芯材の表面、側面、裏面にそれぞれアクリル系の
人工大理石を粘着させた後、木口の角を曲面加工機で切
削することで曲面形状を造り出しているため、よくみる
と貼り合わせ面がわかる。又、貼り合わせ面に接着剤等
による色斑がでる。 （４）製造工程が複雑で生産性が悪くランニングコスト
が高い。後者の方法では （５）型材（雄雌）の数量が必要で設備投資が大きい。 （６）徐冷しなければ人工大理石に歪みがでるため型材
の回転が悪く生産性が悪い。
【０００６】本発明の人工大理石を用いた内装用複合部
材及びその製造方法は、上記のような諸問題を解決する
ためになされたもので、総重量が軽く、安価であり、し
かも製造が簡単で高品質の内装用複合部材及びその製造
方法を提供せんとするものである。
材及びその製造方法は、上記のような諸問題を解決する
ためになされたもので、総重量が軽く、安価であり、し
かも製造が簡単で高品質の内装用複合部材及びその製造
方法を提供せんとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明者らは、木口部に曲面を有する珪酸カルシウム製
芯材の表面に曲面を有する熱可塑性のアクリル系人工大
理石が接着剤で貼り合わされていることを特徴とする人
工大理石を用いた内装用複合部材を発明した。またその
製造方法は、薄板人工大理石の曲面加工部分を曲面加工
すると同時に芯材に貼り合わせることを特徴とする人工
大理石を用いた内装用複合部材の製造方法を発明した。
本発明者らは、木口部に曲面を有する珪酸カルシウム製
芯材の表面に曲面を有する熱可塑性のアクリル系人工大
理石が接着剤で貼り合わされていることを特徴とする人
工大理石を用いた内装用複合部材を発明した。またその
製造方法は、薄板人工大理石の曲面加工部分を曲面加工
すると同時に芯材に貼り合わせることを特徴とする人工
大理石を用いた内装用複合部材の製造方法を発明した。
【０００８】
【発明の実施の形態】従来人工大理石は厚みが６ｍｍ以
上あり、これより薄いものは製品化されていなかった。
しかし、最近厚みが２ｍｍ程度の人工大理石が開発され
市販されるようになった。例えば（株）クラレ社のエル
ドールのように厚みが略２ｍｍ程度の熱可塑性を有する
アクリル系人工大理石は薄くて軽量であり、加熱による
曲げ加工が容易である。本発明はこのような薄い人工大
理石板といわゆる人工木材である嵩比重の小さい珪酸カ
ルシウム製の芯材を組み合わせることにより、従来製品
に比べて複合部材にした場合の重量が軽く、取り扱いが
容易であり、また珪酸カルシウム板は造作性に優れてい
るため、前記人工大理石薄板との組み合わせで意匠性の
高い複合部材を提供できるようになる。
上あり、これより薄いものは製品化されていなかった。
しかし、最近厚みが２ｍｍ程度の人工大理石が開発され
市販されるようになった。例えば（株）クラレ社のエル
ドールのように厚みが略２ｍｍ程度の熱可塑性を有する
アクリル系人工大理石は薄くて軽量であり、加熱による
曲げ加工が容易である。本発明はこのような薄い人工大
理石板といわゆる人工木材である嵩比重の小さい珪酸カ
ルシウム製の芯材を組み合わせることにより、従来製品
に比べて複合部材にした場合の重量が軽く、取り扱いが
容易であり、また珪酸カルシウム板は造作性に優れてい
るため、前記人工大理石薄板との組み合わせで意匠性の
高い複合部材を提供できるようになる。
【０００９】
【実施例１】本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図１は本発明の一実施例であるカウンター材
の断面図である。図１において８は芯材であり、該芯材
８の一端は曲面部１１を有する。９は前記芯材８の表面
に接着剤で固着された人工大理石薄板である。人工大理
石９は厚み２ｍｍ程度の熱可塑性を有するアクリル系人
工大理石であり、例えば（株）クラレ社のエルドール等
が使用される。接着剤には例えばコニシ（株）社製の合
成ゴム系スプレー型接着剤ボンドＧ５８００のようにス
プレー粒子が細かく均一で吐出性が良く、速乾性で粘着
保持時間が長く、しかも耐熱性に優れているようなもの
を使用すると良い。又、ゴム系の接着剤を使用している
が、その他汎用型接着剤も曲面加工終了直後から曲面加
工した部分１１及びその周辺が浮かないように荷重をか
け拘束できれば使用できる。芯材８には嵩比重の小さい
珪酸カルシウム板を用いる。珪酸カルシウム板は人工木
材であり、例えば秩父小野田（株）社製のオーエスライ
ト等がある。珪酸カルシウム板は軽量であり、不燃性が
ありかつ加工が容易な材料である。
説明する。図１は本発明の一実施例であるカウンター材
の断面図である。図１において８は芯材であり、該芯材
８の一端は曲面部１１を有する。９は前記芯材８の表面
に接着剤で固着された人工大理石薄板である。人工大理
石９は厚み２ｍｍ程度の熱可塑性を有するアクリル系人
工大理石であり、例えば（株）クラレ社のエルドール等
が使用される。接着剤には例えばコニシ（株）社製の合
成ゴム系スプレー型接着剤ボンドＧ５８００のようにス
プレー粒子が細かく均一で吐出性が良く、速乾性で粘着
保持時間が長く、しかも耐熱性に優れているようなもの
を使用すると良い。又、ゴム系の接着剤を使用している
が、その他汎用型接着剤も曲面加工終了直後から曲面加
工した部分１１及びその周辺が浮かないように荷重をか
け拘束できれば使用できる。芯材８には嵩比重の小さい
珪酸カルシウム板を用いる。珪酸カルシウム板は人工木
材であり、例えば秩父小野田（株）社製のオーエスライ
ト等がある。珪酸カルシウム板は軽量であり、不燃性が
ありかつ加工が容易な材料である。
【００１０】芯材８は予め所定寸法に切断され、一端を
ルーター等により必要な曲面に加工しておく。芯材８は
珪酸カルシウム板のため加工性がよくどのような曲面に
も加工可能であり、また軽量でもある。前記芯材８にゴ
ム系の速硬型接着剤を介して前記人工大理石９を接着す
る。人工大理石９は前述のように厚さ略２ｍｍ程度の薄
板であるため熱加工性がよく、芯材８の曲面に沿って小
さな半径の曲面にでも加工可能であり、厚みが６ｍｍ以
上あった従来の人工大理石に比べ薄いので軽量である。
従って本発明の人工大理石を用いた内装用複合部材は前
記人工大理石９と前記芯材８を組み合わせることにより
従来製品に比べ複合部材にした場合の重量が軽く、取り
扱いが容易となる。さらに芯材８には造作性に優れてい
る珪酸カルシウム板を用いるため、熱加工性の良い人工
大理石との組み合わせで意匠性の高い複合部材を製作で
きる。
ルーター等により必要な曲面に加工しておく。芯材８は
珪酸カルシウム板のため加工性がよくどのような曲面に
も加工可能であり、また軽量でもある。前記芯材８にゴ
ム系の速硬型接着剤を介して前記人工大理石９を接着す
る。人工大理石９は前述のように厚さ略２ｍｍ程度の薄
板であるため熱加工性がよく、芯材８の曲面に沿って小
さな半径の曲面にでも加工可能であり、厚みが６ｍｍ以
上あった従来の人工大理石に比べ薄いので軽量である。
従って本発明の人工大理石を用いた内装用複合部材は前
記人工大理石９と前記芯材８を組み合わせることにより
従来製品に比べ複合部材にした場合の重量が軽く、取り
扱いが容易となる。さらに芯材８には造作性に優れてい
る珪酸カルシウム板を用いるため、熱加工性の良い人工
大理石との組み合わせで意匠性の高い複合部材を製作で
きる。
【００１１】
【実施例２】以下、本発明の本発明の１実施例であるカ
ウンター材の製造方法を図２〜図４に基づいて詳細に説
明する。
ウンター材の製造方法を図２〜図４に基づいて詳細に説
明する。
【００１２】図２〜図４は本発明の１実施例であるカウ
ンター材の製造工程を示す図である。図２〜図４におい
て、６は下型であり、７は下型６の一端に位置するカウ
ンター材の位置決め用ストッパーである。１は下型６の
略中央部上方に位置し、カウンター材を下型６に押し込
むとともに、カウンター材を固定するための第一の加圧
シリンダーである。４は下型６に隣接して設置された加
熱ヒーターである。３は加熱ヒーター４を挟んで下型６
のほぼ対向する位置に設置された第三の加圧シリンダー
である。該加圧シリンダー３の先端には曲面形状を有す
る上型５が設けられている。２は下型６の曲面部の上方
に配置された第二の加圧シリンダーである。８は芯材で
あり、１１は該芯材８に予め切削加工された曲面部であ
る。９は該芯材８の表面に曲面加工部分を除いて平面部
が接着された人工大理石であり、１０は芯材８の一端か
ら突出した人工大理石９の曲面加工部である。
ンター材の製造工程を示す図である。図２〜図４におい
て、６は下型であり、７は下型６の一端に位置するカウ
ンター材の位置決め用ストッパーである。１は下型６の
略中央部上方に位置し、カウンター材を下型６に押し込
むとともに、カウンター材を固定するための第一の加圧
シリンダーである。４は下型６に隣接して設置された加
熱ヒーターである。３は加熱ヒーター４を挟んで下型６
のほぼ対向する位置に設置された第三の加圧シリンダー
である。該加圧シリンダー３の先端には曲面形状を有す
る上型５が設けられている。２は下型６の曲面部の上方
に配置された第二の加圧シリンダーである。８は芯材で
あり、１１は該芯材８に予め切削加工された曲面部であ
る。９は該芯材８の表面に曲面加工部分を除いて平面部
が接着された人工大理石であり、１０は芯材８の一端か
ら突出した人工大理石９の曲面加工部である。
【００１３】先ず、芯材８を予め切削加工し曲面部１１
を形成する。芯材８の表面及び人工大理石９の接着面に
接着剤をスプレーし、接着剤を塗布する。接着剤には例
えばコニシ（株）社の合成ゴム系スプレー型接着剤ボン
ドＧ５８００のようにスプレー粒子が細かく均一で吐出
性が良く、速乾性で粘着保持時間が長く、しかも耐熱性
に優れているようなものを使用すると良い。又接着剤は
人工大理石と芯材の接着面にエアーガンでそれぞれ２５
０〜３００ｇ／ｍ2スプレー噴霧し表面が乾くまで１５
〜３０分程度乾燥する。接着剤塗布面を乾燥させた後、
人工大理石９の曲げ加工部分１０が芯材８の一端より突
出するように貼り合わせ、ローラプレスにより圧着す
る。その後、図２のように曲面加熱加工を行うため人工
大理石の曲げ加工部分１０がヒーター４の上にくるよう
セットし加熱を開始する。
を形成する。芯材８の表面及び人工大理石９の接着面に
接着剤をスプレーし、接着剤を塗布する。接着剤には例
えばコニシ（株）社の合成ゴム系スプレー型接着剤ボン
ドＧ５８００のようにスプレー粒子が細かく均一で吐出
性が良く、速乾性で粘着保持時間が長く、しかも耐熱性
に優れているようなものを使用すると良い。又接着剤は
人工大理石と芯材の接着面にエアーガンでそれぞれ２５
０〜３００ｇ／ｍ2スプレー噴霧し表面が乾くまで１５
〜３０分程度乾燥する。接着剤塗布面を乾燥させた後、
人工大理石９の曲げ加工部分１０が芯材８の一端より突
出するように貼り合わせ、ローラプレスにより圧着す
る。その後、図２のように曲面加熱加工を行うため人工
大理石の曲げ加工部分１０がヒーター４の上にくるよう
セットし加熱を開始する。
【００１４】人工大理石９の曲げ加工部分１０を１１０
℃〜１５０℃程度まで加熱し、曲げ加工部分１０が適切
な軟らかさになると、図３のようにカウンター材をスト
ッパー７の方向へ引き、下型６の真上へ移動させる。そ
の後図３のように、曲面加熱加工機の第一の加圧シリン
ダー１がカウンター材の芯材８上の略中央部１２に降下
し、カウンター材を下型６に押し込むと人工大理石９の
曲面加工部１０が下型６の曲面に沿って曲げられほぼ垂
直に立ち上がる。
℃〜１５０℃程度まで加熱し、曲げ加工部分１０が適切
な軟らかさになると、図３のようにカウンター材をスト
ッパー７の方向へ引き、下型６の真上へ移動させる。そ
の後図３のように、曲面加熱加工機の第一の加圧シリン
ダー１がカウンター材の芯材８上の略中央部１２に降下
し、カウンター材を下型６に押し込むと人工大理石９の
曲面加工部１０が下型６の曲面に沿って曲げられほぼ垂
直に立ち上がる。
【００１５】さらに図４のように曲面形状をした上型５
を先端に設けた第三の加圧シリンダー３により上型５を
水平に移動させ、垂直に立ち上がった人工大理石９の曲
面加工部１０を芯材８の曲面部１１に押し当て加圧する
ことにより、曲面加工部１０を芯材８の曲面部１１に巻
き付けるように湾曲させる。加圧シリンダー３により曲
面加工部１０を押さえつけたままさらに、第二の加圧シ
リンダー２が上型の略中央部１３に降下し、数分間圧力
をかける。数分後、加圧シリンダー１、２、３を解圧
し、カウンター材を取り外す。本方法によれば人工大理
石全体を加熱する必要がなく、曲面加工部１０のみでよ
い。また加熱加工と同時に加熱部分１０が芯材８の曲面
部１１に圧着されるので、芯材８の曲面部１１と一体化
され、冷却によるたわみや歪みが発生しにくい。従って
従来の方法のように徐冷する必要はなく、自然冷却が可
能である。即ち、曲面加熱加工機の回転がよく、生産性
がよい。
を先端に設けた第三の加圧シリンダー３により上型５を
水平に移動させ、垂直に立ち上がった人工大理石９の曲
面加工部１０を芯材８の曲面部１１に押し当て加圧する
ことにより、曲面加工部１０を芯材８の曲面部１１に巻
き付けるように湾曲させる。加圧シリンダー３により曲
面加工部１０を押さえつけたままさらに、第二の加圧シ
リンダー２が上型の略中央部１３に降下し、数分間圧力
をかける。数分後、加圧シリンダー１、２、３を解圧
し、カウンター材を取り外す。本方法によれば人工大理
石全体を加熱する必要がなく、曲面加工部１０のみでよ
い。また加熱加工と同時に加熱部分１０が芯材８の曲面
部１１に圧着されるので、芯材８の曲面部１１と一体化
され、冷却によるたわみや歪みが発生しにくい。従って
従来の方法のように徐冷する必要はなく、自然冷却が可
能である。即ち、曲面加熱加工機の回転がよく、生産性
がよい。
【００１６】
【発明の効果】本発明の人工大理石を用いた内装用複合
部材及びその製造方法は、略２ｍｍ程度の熱可塑性アク
リル系人工大理石を加熱し、曲面曲げ加工を施している
ため継ぎ目や色むらがなく、刃物による切削が全く不要
となり、粉塵公害等の問題もない。さらには、複雑な製
造工程が必要なく曲面加工の仕上がり再現性、生産性に
優れている。又、従来品に比べ人工大理石が薄いこと、
芯材が軽量であることからコスト低減と複合部材として
軽量化された。さらに人工大理石は高級感があり、意匠
性に優れている。
部材及びその製造方法は、略２ｍｍ程度の熱可塑性アク
リル系人工大理石を加熱し、曲面曲げ加工を施している
ため継ぎ目や色むらがなく、刃物による切削が全く不要
となり、粉塵公害等の問題もない。さらには、複雑な製
造工程が必要なく曲面加工の仕上がり再現性、生産性に
優れている。又、従来品に比べ人工大理石が薄いこと、
芯材が軽量であることからコスト低減と複合部材として
軽量化された。さらに人工大理石は高級感があり、意匠
性に優れている。
【図１】本発明の１実施例であるカウンター材の断面図
を示す。
を示す。
【図２】本発明の１実施例であるカウンター材の製造方
法を示す。
法を示す。
【図３】本発明の１実施例であるカウンター材の製造方
法を示す。
法を示す。
【図４】本発明の１実施例であるカウンター材の製造方
法を示す。
法を示す。
【図５】従来の製造方法の一例を示す説明図である。
【図６】従来の別の製造方法の一例を示す説明図であ
る。
る。
１ 第一の加圧シリンダー ２ 第二の加圧シリンダー ３ 第三の加圧シリンダー ４ 加熱ヒーター ５ 上型 ６ 下型 ７ ストッパー ８ 芯材 ９ 人工大理石 １０ 曲面加工部 １１ 芯材曲面部 １２ 芯材８の略中央部 １３ 上型５の略中央部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｋ 33:00 703:04 Ｂ２９Ｌ 9:00 31:58
Claims (5)
- 【請求項１】 木口部に曲面を有する珪酸カルシウム製
芯材の表面に曲面を有する熱可塑性のアクリル系人工大
理石が接着剤で貼り合わされていることを特徴とする人
工大理石を用いた内装用複合部材。 - 【請求項２】 接着剤はゴム系の速硬型接着剤であるこ
とを特徴とする請求項１記載の人工大理石を用いた内装
用複合部材。 - 【請求項３】 薄板人工大理石の曲面加工部分を曲面加
工と同時に芯材に貼り合わせることを特徴とする人工大
理石を用いた内装用複合部材の製造方法。 - 【請求項４】 芯材及び人工大理石の接着面に接着剤を
介在させ、人工大理石の曲げ加工部分を芯材の曲面より
突出させ、人工大理石の曲げ加工部分を除いた平面部を
芯材と貼り合わせる工程と、人工大理石の曲げ加工部分
を加熱する工程と、貼り合わせた人工大理石及び芯材を
型材にはめ込み加圧し、圧着する工程とを有することを
特徴とする請求項３記載の人工大理石を用いた内装用複
合部材の製造方法。 - 【請求項５】 貼り合わせた人工大理石及び芯材を型材
にはめ込み加圧し、圧着する工程が、第一のシリンダー
で芯材の略中央部を上方から押圧し、芯材と芯材に接着
された人工大理石を下型に押し込み、固定する工程と、
先端に上型を設けた第二のシリンダーにより上型を側方
から押圧し、人工大理石を芯材に巻き付けるように圧着
する工程と、さらに第三のシリンダーにより上型を上方
から押圧し、人工大理石の曲面加工部を芯材の曲面に圧
着する工程を有することを特徴とする請求項４記載の人
工大理石を用いた内装用複合部材の製造方法。。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7286577A JPH0999516A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 人工大理石を用いた内装用複合部材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7286577A JPH0999516A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 人工大理石を用いた内装用複合部材及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0999516A true JPH0999516A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17706228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7286577A Pending JPH0999516A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 人工大理石を用いた内装用複合部材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0999516A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE29716322U1 (de) * | 1997-09-11 | 1998-01-22 | AX Litestone Natursteinverarbeitung GmbH, 37235 Hessisch Lichtenau | Arbeitsplatte |
| CN104290341A (zh) * | 2014-09-18 | 2015-01-21 | 品诚塑胶科技（上海）有限公司 | 聚碳酸酯瓦楞阳光板的封口设备 |
-
1995
- 1995-10-06 JP JP7286577A patent/JPH0999516A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE29716322U1 (de) * | 1997-09-11 | 1998-01-22 | AX Litestone Natursteinverarbeitung GmbH, 37235 Hessisch Lichtenau | Arbeitsplatte |
| CN104290341A (zh) * | 2014-09-18 | 2015-01-21 | 品诚塑胶科技（上海）有限公司 | 聚碳酸酯瓦楞阳光板的封口设备 |
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