JPH0358829A - ハニカムパネルの成形方法 - Google Patents

ハニカムパネルの成形方法

Info

Publication number
JPH0358829A
JPH0358829A JP19389789A JP19389789A JPH0358829A JP H0358829 A JPH0358829 A JP H0358829A JP 19389789 A JP19389789 A JP 19389789A JP 19389789 A JP19389789 A JP 19389789A JP H0358829 A JPH0358829 A JP H0358829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface plate
honeycomb core
honeycomb
core
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19389789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2753631B2 (ja
Inventor
Kunihiko Hirosaki
廣崎 邦彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aircraft Industry Co Ltd filed Critical Showa Aircraft Industry Co Ltd
Priority to JP1193897A priority Critical patent/JP2753631B2/ja
Publication of JPH0358829A publication Critical patent/JPH0358829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2753631B2 publication Critical patent/JP2753631B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B37/00Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding
    • B32B37/14Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding characterised by the properties of the layers
    • B32B37/146Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding characterised by the properties of the layers whereby one or more of the layers is a honeycomb structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/40Properties of the layers or laminate having particular optical properties
    • B32B2307/412Transparent

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、ハニカムパネルおよびその成形方法に関する
. さらに詳しくは、耐熱性に優れたハニカムコアの両面に
光の透過性を備えた熱可塑性プラスチック板よりなる表
面板が、直接冠着状態に接合されているハニカムパネル
およびその成形方法に関する。
「従来の技術」 ハニカムコアは、重量比強度に優れ、がっ、平面精度に
も優れているとともに、その成形も容易である等の特性
が知られ、各種構造材の芯材等として広く用いられてい
る。
一方、ハニカムコアそれ自体も、規則正しく並んだその
セル壁による幾何学的模様が注目され、近年、各種装飾
用等として用いられている。
例えば、アルミハニカムコアにあっては、セル壁がなす
幾何学的模様に加え、アルミ合金の質感と輝きが特殊な
雰囲気を醸し出すため、照明器具の装飾を兼ねた散光板
や、暖房器具の装飾と集熱効果を兼ねた保護板等に用い
られている.ところで、従来、例えば、アルミハニカム
コアのこのような特徴を活かして装飾兼用の構造材とし
て用いる場合には、そのままの状態では使用することが
できず、よって、アルミハニカムコアの両面に、接着剤
を介して、例えば、透明、半透明のプラスチック板等、
光の透過性を備えた表面板を接合し、ハニカムパネルと
して用いられていた。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、このような従来のハニカムパネルにあっては
、透明、半透明のプラスチック板等、光の透過性を備え
た表面板が、接着剤Cこよりアルミハニカムコア等、芯
材を楕或ずるハニカムコアの表面に当接状態に接合され
ていたため、次の問題点が指摘されていた, 第1に、表面板の接合にあたって、加熱、加圧した際、
溶けて流れ出した一部の接着剤が表面板の下面、ハニカ
ムコアのセルを形成するセル壁の端部壁面等に付着する
が、これら付着した接着剤が、均一な状態に付着しない
ため、ハニカムコアのセル壁による幾何学的模様が乱れ
る等、美観に悪影響を及ぼし、装飾性が損われるという
問題があった。
第2に、透明性に優れた接着剤を用いた場合であっても
、使用する環境等により異なるが、時間の経過によって
接着剤が変色するため、この面からも装飾性が損われる
という問題があった。
第3に、この種表面板をそのままの状態で接着剤により
ハニカムコアに接合してなるハニカムパネルは、十分な
接合強度が得られ難い。よって、十分な接合強度を有す
るハニカムパネルを成形するには、予め、表面板の接合
面に特殊プライマによる化学処理を施したり、或いは、
表面板の接合面を、接着剤の付着が容易となるべく加工
する等、面開な予備処理を方拒す必要があり、もって、
これら予備処理に多くの工数を要し、戒形コストが高く
なるという問題があった。
従来例では、このような点が指摘されていた.本発明は
、上述の事情に鑑みなされたものであって、その目的と
するところは、芯材を楕戒する耐熟性に潰れたハニカム
コアの両面に、光の透過性を備えた熱可塑性プラスチッ
ク板よりなる表面板を、直接冠着状態に接合することに
より、この種従来のハニカムパネルの表面板が.、接着
剤を介して接合されていたことによって、例えば、接合
時、流れ出した接着剤がセル壁の端部壁面に不均一に付
着することによるセル壁の幾何学的模様の乱れ、或いは
、接着剤の変色による装飾性が損われるという事態が生
ずることがなく、また、ハニカムパネル成形時、表面板
の予備処理が不要で、成形工数の低減等を図ることが可
能なハニカムパネルおよびその成形方法を提案すること
にある.「課題を解決するための手段J 本発明は、上記目的を達成すべくなされたもので、その
技術的解決は、次のとおりである。
請求項1のハニカムパネルは、中空柱状のセルの平面的
集合体よりなるハニカムコアを芯材とし、このハニカム
コアの両面に表面板が接合されてなっている. 前記ハニカムコアが雨熱性に優れたハニカムコアよりな
り、かつ、前記表面板が光の透過性を備えた熱可塑性プ
ラスチック板よりなっており、そして、これらの表面板
内に、ハニカムコアの各セルを形成するセル壁の端部が
、それぞれ圧入された態様に、ハニカムコアの両面に直
接表面板が冠着状態に接合されてなっている. 次に、請求項2の係るハニカムパネルの成形方法は、次
の工程を有している。
すなわち、ホットプレス等の加熱加圧装置の熱盤間に、
予め成形された耐熟性に優れたハニカムコアを中心とし
て、その両面にそれぞれ成形可能な温度に加熱軟化され
た光の透過性を備えた熱可塑性プラスチック材よりなる
表面板をセットする準備工程と、加熱加圧装置によりセ
ットされた前記表面板を、加熱しつつ前記ハニカムコア
の各セルを形成するセル壁の端部が所定量表面板内に圧
入されるまで加圧し、表面板をハニカムコアに冠着状態
に接合する接合工程と、次に、加熱加圧装置による少な
くとも加熱状態を解除し、冠着状態のまま表面を冷却し
て硬化せしめる最終工程とを有してなっている. 「作用」 本発明に係るハニカムパネルおよびその成形方法は、上
記手段よりなるので、以下の如く作用する. 請求項1のハニカムパネルにあっては、光の透過性を備
えた熱可塑性プラスチック板よりなる表面板内に、耐熱
性に優れたハニカムコアの各セルを形成するセル壁の端
部が圧入された態様、すなわち、ハニカムコアの両面に
、直接表面板が冠着状態に接合された構成よりなってい
る。したがって、互いの接合部は、表面板によってセル
聖の端部を強固に扶持する態様に接合されているので、
十分な接合強度が得られる。また、接合にあたって、接
着剤が用いられていないので、接着剤を介して表面板を
接合することにより生じていた、例えば、流れ出した接
着剤がセル壁の端部壁面に付着してハニカムコアのセル
壁による幾何学的模様が乱れる等、美観に悪影響を及ぼ
し、装飾性が損われるという事態が生ずることがないと
ともに、接着剤の変色により、この面からも装飾性が損
われるという事態が生ずることもない。
また、請求項2のこの発明に係るハニカムパネルの成形
方法にあっては、加熱加圧装置の熱盤間に、所定の状態
にセットされた成形可能な温度に加熱軟化された表面板
を、次に、加熱加圧装置により表面板を加熱しつつ、こ
の表面板間にセットされたハニカムコアの各セルを形成
するセル壁の端部が所定量表面板内に圧入されるまで加
圧し、表面板をハニカムコアに冠着状態に接合した後、
加熱加圧装置による少なくとも加熱状態を解除し、表面
板を冷却せしめることによってハニカムパネルは成形さ
れるので、加熱加圧装置の熱盤間に、WI#熱性に優れ
たハニカムコアを中心に、その両面にセットされた成形
可能な温度に加熱軟化された熱可塑性プラスチック板よ
りなる表面板を、加熱加圧装置により加熱しつつ加圧す
る段階において、先ず、両表面板は、共に加熱加圧装置
の熟盤とセル壁とによって加圧されるので、両表面板に
おけるセル壁端面と当接する部位はそれぞれ圧縮される
.そして、この圧縮により表面板におけるセル壁端面に
よる圧縮部近傍は窪む、また、これと同時に、表面板は
加熱され軟化状態を保持しているので、この加熱による
熟膨脹により体積が増えた分は、圧力が加わらないセル
の中空部内に膨れた状態で銀出される。続いて、さらに
圧力を加えることにより、セル壁の端部は表面板内圧人
される.そして、このセル壁の圧入に伴い、セルの中空
部に対応する部位の表面板はその分セルの中空部内に嵌
入されるとともに、依然、加熱加圧装置からの加熱によ
る熟膨脹により、体積が増えた表面板の体積増加分は、
引続き圧力が加わらないセルの中空部内に膨れた状態で
張出される。したがって、ハニカムコアのセルを形戊す
るセル壁の両端部が、それぞれ両表面板内に所定量圧入
された状態において、表面板内に圧入されたセル壁の端
部は、この圧天分に加え、熱膨堰によりセルの中空部内
に膨れた状態で領出された軟化状態の表面板の一部、す
なわち、セル壁に接する部位に張出された表面板によっ
ても扶持されているので、セル壁端部は表面板によって
強固に扶持された状態、すなわち、表面板は、セル壁の
端部に強固に冠着状態で接合された状態となっている. 次の最終工程において、加熱加圧装置の少なくとも加熱
状態を解除して表面板を冷却することにより、軟化状態
にあった表面板は冠着状態のまま硬化されハニカムパネ
ルが成形される.したがって、成形されたハニカムパネ
ルにあっては、表面板とハニカムコアが、互いに強固に
接合されているので、十分な接合強度が得られる.また
、このハニカムパネルの成形にあたっては、接着剤を介
することなく、表面板を直接ハニカムコアに冠着状態に
接合することにより成形されるので、接着剤を介して接
合する際、十分な接合強度を得るために必要であった極
めて面劇な予備処理作業が不要なために、成形工数の低
減が可能となるとともに、接着剤が不要のため、コスト
低減を図ることもできる。
「実施例」 以下、本発明を図面に示すその実熊例に基づいて説明す
る。
先ず、請求項1のハニカムパネルについて第3図乃至第
5図を参照して説明する. 第1図は、本発明に係るハニカムパネルの要部の斜視図
、第2図は、第1図の要部の拡大縦断面図である. 図において、1はハニカムパネルであり、このハニカム
パネル1は、芯材を構成する千面略正六形のセル3の平
面的集合体よりなる耐熱性に優れたアルミハニカムコア
2と、このアルミハニカムコアの両面に接合された透明
、半透明等、光の透過性を備えたポリカーボネイト、ア
クリル等の熱可塑性プラスチック板よりなる表面板5と
からなっている。
そして、これら両表面板5は、後述の加熱軟化された状
態の各表面板15内に、アルミハニカムコア2の各セル
3を形戒するセル壁4における両セル壁端部4aを、そ
れぞれ圧入し、次に、加熱軟化された状態の各表面板1
5を冷却により硬化せしめることによって、アルミハニ
カムコア2の両面に直接冠着状態に接合されている。
ハニカムパネル1は、このようになっている。
したがって、このハニカムバネル1にあっては、芯材を
楊成するアルミハニカムコア2が、光の透過性を備えた
ポリカーボネイ1〜、アクリル等の熱可塑性プラスチッ
ク板よりなる表面板5を透してて見えるため、例えば、
光が顛射された際、セル壁4の幾同学的模様と、アルミ
ハニカムコア2を形成するアルミ合金製基材の有する独
特の輝き等との相乗作用によって特殊な雰囲気を醸し出
すことができる. また、このハニカムバネル1は、接着剤を介することな
く、表面板5を直接アルミハニカムコア2に冠着状態、
すなわち、ハニカムコア1のセル壁端部4aが表面板5
内に圧入された状態に接合された楕成よりなっているの
で、十分な接合強度が得られるとともに、表面板接合時
、接着剤を用いることにより発生していた。流れ出した
接着剤が例えばセル壁の端部壁面に不均一に付着してセ
ル壁による幾何学的な模様が乱れる等、美観に悪影響を
及ぼし、装飾性が損われるという事態が生ずることはな
く、また、時間の経過による接着剤の変色により、この
面からも次第に装飾性が損われるという事態が生ずるこ
ともない..なお、上述の実旌例においては、ハニカム
バネル1の芯材を横成するハニカムコアが、略正六角形
のセル3の平面的集合体よりなるアルミハニカムコア2
よりなっている例について説明したが、芯材を構成する
ハニカムコアはアルミハニカムコア2に限定されるもの
ではなく、他の金属製ハニカムコア、或いは、アラミヅ
ドファイバーへーバを基材として成形されたアラミッド
ハニカムに、例えば、耐熱性フェノールレンジンを含浸
させたハニカム等であってもよく、要するに、耐熟性の
面で優れたハニカムコアであればよい。また、セルの形
状についても、実施例に限定されるものではない. したがって、各種ハニカムコアと、透明或いは、光が透
過する状態に着色された各色の表面板5とを組合せるこ
とによって各種用途に適したハニカムバネル1が得られ
る. 次に、請求項2のハニカムパネル1の戊形方法について
第2図を参照して説明する。
第3図は、ホットプレスの熱盤間にハニカムコアと表面
板をセットした状態を示す正面概略図、第4図、第5図
は、それぞれハニカムパネルの成形段階を示すもので、
第4図は、セル壁により表面板が圧縮された状態を示す
説明図、第5図は、表面板内にセル壁端部が圧入された
状態を示す説明図である. 先ず、適宜手段により光の透過性を備えたボリカーボネ
イト、アクリル等の熱可塑性プラスチック板よりなる表
面板5を成形可能な温度に加熱軟化せしめるとともに、
予め、ホットプレス6の熱盤7を所定の温度に加熱、す
なわち、成形可能な温度に加熱軟化された状態の表面板
15が、その状態を保持することができる温度に加熱し
、このような状態に加熱されたホットプレス6の熱盤7
間に、第3図に示す如く、予め所定のサイズに或形され
たアルミハニカムコア2を中心に、その両面にそれぞれ
アルミハニカムコア2と略同一サイズに形成されている
とともに、成形可能な温度に加熱軟化された状態の表面
板15を、アルミハニカムコア2と対応する位置関係に
セットし、次に、ホットプレス6の熱盤7により加熱軟
化された状態の両表面板15を加熱しつう加圧すること
により、先ず、加熱軟化された状態の両面板15は、共
に熱盤7とセル壁4の端面とによって加圧されるので、
この両表面板l5におけるセル壁4の端面と当接する部
位はそれぞれ圧縮される.そして、この圧縮により加熱
軟化された状態の両表面板15におけるセル!g4の端
面による圧縮部近傍は窪む、また、これと同時に、加熱
軟化された状態の両表面板15は熱盤7により引続き加
熱状態が保持されているので、この熱盤7からの加熱に
よる熱膨張により体積が増えた分は、直接圧力が加わら
ないセル3の中空部内に特にその中央部で膨れた状態で
張出される(第4図の状態)。続いて、さらに熱盤7に
より加熱しつつ加圧することにより、セル壁端部4aは
加熱軟化された状態の表面板15内に食込む状態に圧入
される。そして、このセル壁端部4aの圧入に伴い、セ
ル3の中空部に対応する部位の加熱軟化された状態の表
面板15は、その分セル3の中空部内に嵌入されるとと
もに、依然、熱盤7からの加熱による熱膨張により、体
積が増えた加熱軟化された状態の表面板15の体積増加
分は、引続き直接圧力が加わらないセル3の中空部内に
膨れた状態で張出される.したがって、アルミハニカム
コア2の各セル3を形成するセル壁4におけるセル壁端
部4aが、加熱軟化された状態の表面板15内に所定量
圧入された状態において、この表面板15内に圧入され
たセル壁端部4aは、この圧入分に加え、熱膨張により
セル3の中空部内に張出された加熱軟化された状態の表
面板15の一部、すなわち、セル壁4に接する部位に張
出された加熱軟化された状態の表面板15によっても扶
持されているので、セル壁端部4aは加熱軟化された状
態の表面板l5によって強固に扶持された状態、すなわ
ち、加熱軟化された状態の表面板15は、セル壁端部4
aにそれぞれ強固に冠着状態で接合された状態(第5図
の状態〉となっている. 次に、熱盤7による係る加圧状態を維持させたまま、加
熱状態のみを解除し、アルミハニカムコア2に冠着状態
に接合されている加熱軟化された状態の表面板15を冷
却することにより、加熱軟化された状態の表面板15は
そのままの状態で硬化し、第2図に示す如き、表面板5
の表面が平なハニカムバネル1を成形することができる
.したがって、この実施例による成形方法により成形さ
れたハニカムパネル1は、主として、アルミハニカムコ
ア2のセル壁4による幾何学的模様とその独特の輝きが
、光の透過性を備えた熱可塑性プラスチック板よりなる
表面板5を透して現れるハニカムパネル1が得られる. 次に、ハニカムパネルの成形方法の他の実施例について
説明する. 第6図および第7図は、それぞれ他の戒形方法により成
形されたハニカムパネルの要部の縦断面図である. 第6図および第7図にそれぞれ示すハニカムパネル11
、21を成形するにあたっては、何れの場合も、ホット
ブレス6の熱盤7間に、所定の位置関係にセットされた
アルミハニカムコア2と加熱軟化された状態の表面板1
5を、熱盤7により加熱しつつ加圧して、加熱軟化され
た状態の表面板15内にセル壁端部4aを所定量圧入す
ることによって、加熱軟化された状態の表面板15をセ
ル壁端部4aに冠着状態に接合するまでの工程、手段等
は、上述のハニカムバネル1を成形する際の工程、手段
等と何等変らないが、第6図に示すハニカムバネル11
を成形する際には、次の工程において、熱盤7の加熱状
態を解除するとともに、熱盤7による加圧状態をも略同
時に解除する。しかし、アルミハニカムコア2のセル壁
端部4aに冠着状態に接合されている加熱軟化された状
態の表面板15は、fi盤7による加熱、加圧状態が解
除された後も、依然、加熱軟化された状態を維持してい
るので、その後も熟膨頭を続ける.ところで、熱盤7に
よる加熱、加圧時、その加熱による熱i張により膨れた
状態でセル3の中空部内に彊出された加熱軟化された状
態の表面板15によって、圧縮されセル3の中空部内に
封じ込められている空気は、大気圧より高圧となってい
る.よって、熱盤7による加熱、加圧状態解除後の加熱
軟化された状態の表面板15は、今度は大気圧測、すな
わち、加熱軟化された状態の表面板15における表面側
方向に向ってこの表面板15の温度が所定の温度に下る
まで引続いて熱膨張を続ける.ところで、この熱膨張は
、冠着状態にアルミハニカムコア2に接合されている加
熱軟化された状態の表面板15が、セル壁4の端面およ
びその近傍に対応する部位で、特に、その肉厚が薄くな
っているとともに、セル壁端部4aに接合されているの
で、これらの部位における熱D ’Jにより体積の増加
する量は僅かであるが、セル3の中空部に対応する部位
、特にその中央部で大きく盛上った状態に熱!lj脹す
るため、第6図に示す如く、表面板25が、セル壁4に
対応する部位で窪み、セル3の中空部に対応する部位で
膨んだ凹凸模様を備えたハニカムパネル11が成形され
る. また、第7図に示すハニカムバネル21を成形するには
、上述の第6図に示すハニカムパネル11を成形する過
程で、或る程度、加熱軟化された状態の表面板15にお
けるセル3の中空部に対応する部位が盛上った状態に熱
膨脹した時点で、加熱軟化された状態の両表面板15に
常温若しくは冷却された例えば金属プレート(図示せず
)を当接せしめることにより、この金属プレートとの当
接部、すなわち、盛上った状態に熱膨朕したその頂部お
よびその近傍が他の部位に比し、可なり急激に冷却され
ることにより、これらの部位の表面板15が収締し、こ
こに凹部36が形戒される.したがって、この実施例に
より成形されたハニカムバネル21の表面板35は、ハ
ニカムバネル11の表面板25に比し、さらに複雑な凹
凸模様を備えている。
上述のハニカムバネル11、21にあっては、セル壁4
による幾何学的模様とその輝きに加え、さらに、表面板
25、35の凹凸模様による相乗作用によって、極めて
複雑な&!様、輝き等が現れるため、ハニカムパネル1
に比し、より特殊な雰囲気を醸し出すハニカムパネル1
1、21が得られる。
なお、例えば、熱盤7による加熱温度を変えたり、或い
は、加熱、加圧の解除を同時に実施することなく、時間
をずらして実施したり、また、金属プレートを当接せし
める時を変える等することによって、表面板25、35
に現れる模様を変えることができる. 上述の各実施例における戒形方法によって、それぞれ成
形されたハニカムパネル1、11、21は、何れも、表
面板5、25、35とアルミハニカムコア2とが互いに
強固に接合されているので、十分な接合強度を有してい
る。
また、成形にあたって、接着剤を用いることなく、表面
板5、25、35を直接アルミハニカムコア2に冠着状
態に接合することによって成形されているので、接着剤
を介して接合する際、十分な接合強度を得るために必要
であった極めて面倒な予備処理作業が不要となるため、
戒形工数の低減が可能となるとともに、接着剤が不要の
ため、コスト低減を図ることもできる. 「発明の効果」 以上詳述した如く、本発明に係るハニカムパネルおよび
その成形方法にあっては、次の効果を発揮する. 請求項1のハニカムパネルにあっては、光の透過性を備
えた熱可塑性プラスチック板よりなる表面板が直接耐熱
性に優れたハニカムコアに冠着状態に接合されてなって
いるので、十分な接合強度を有している。また、接着剤
を介して表面板を接合することにより生じていた例えば
、流れ出した接着剤がセル壁の端部壁面に不均一に付着
することにより、セル壁による幾何学的模様が乱れる等
、美観に悪影響を及ぼし、装飾性が損われるという事態
が生ずることがないとともに、接着剤の変色により、こ
の面からも装飾性が損われるという事態が生ずることも
ない. また、請求項2のハニカムパネルの戒形方法にあっては
、威形にあたって、接着剤を用いることなく、戒形可能
な状態に加熱軟化された光の透過性を備えた熱可塑性プ
ラスチック板よりなる表面板を、直接雨熱性に優れたハ
ニカムコアに冠着状態に接合した後、表面板を冠着状態
のまま冷却することによって或形されるので、接着剤を
介して接合する際、十分な接合強度を得るために必要で
あった極めて面倒な予備処理作業が不要となり、成形工
数の低減が可能となるとともに、接着剤が不要のため、
コスト低減を図ることもできる.このように、この種従
来例に存した問題点が一掃される等、本発明の発揮する
効果は、顕著にして大なるものがある.
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ本発明に係るハニカム
パネルの実施例を示すもので、第1図は、ハニカムパネ
ルの要部の斜視図、第2図は、第1図の要部の拡大縦断
面図である。 第3図乃至第5図は、それぞれ本発明に係るハニカムパ
ネルの成形方法の実施例を示すもので、第3図は、ホッ
トプレスの熱盤間にハニカムコアと表面板をセットした
状態を示す正面概略図、第4図および第5図は、それぞ
れその或形段階を示し、第4図は、セル壁により表面板
が圧縮された状態を示す説明図、第5図は、表面板内に
セル壁端部が圧入された状態を示す説明図である。 第6図および第7図は、それぞれ他の成形方法により成
形されたハニカムパネルの要部の樅断面図である. 1、11、21・・・ハニカムパネル、2・・・アルミ
ハニカムコア、3・・・セル、4・・・セル壁、4a−
・・セル壁端部、5、25、35・・・表面板、6・・
・ホットプレス、7・..熟盤、15・・・加熱軟化さ
れた状態の表面板、36・・・凹部.

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中空柱状のセルの平面的集合体よりなるハニカム
    コアを芯材とし、該ハニカムコアの両面に表面板が接合
    されてなるハニカムパネルであって、前記ハニカムコア
    が耐熱性に優れたハニカムコアよりなり、かつ、前記表
    面板が光の透過性を備えた熱可塑性プラスチック板より
    なるとともに、該表面板内にハニカムコアの各セルを形
    成するセル壁の端部が圧入された態様に、ハニカムコア
    の両面に直接表面板が冠着状態に接合されてなることを
    特徴とするハニカムパネル。
  2. (2)ホットプレス等の加熱加圧装置の熱盤間に、予め
    成形された耐熱性に優れたハニカムコアを中心として、
    その両面にそれぞれ成形可能な温度に加熱軟化された光
    の透過性を備えた熱可塑性プラスチック板よりなる表面
    板をセットする準備工程と、加熱加圧装置によりセット
    された前記表面板を、加熱しつつ前記ハニカムコアの各
    セルを形成するセル壁の端部が所定量表面板内に圧入さ
    れるまで加圧し、表面板をハニカムコアに冠着状態に接
    合する接合工程と、次に、加熱加圧装置による少なくと
    も加熱状態を解除し、冠着状態のまま表面板を冷却して
    硬化せしめる最終工程とを有してなることを特徴とする
    ハニカムパネルの成形方法。
JP1193897A 1989-07-28 1989-07-28 ハニカムパネルの成形方法 Expired - Lifetime JP2753631B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1193897A JP2753631B2 (ja) 1989-07-28 1989-07-28 ハニカムパネルの成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1193897A JP2753631B2 (ja) 1989-07-28 1989-07-28 ハニカムパネルの成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0358829A true JPH0358829A (ja) 1991-03-14
JP2753631B2 JP2753631B2 (ja) 1998-05-20

Family

ID=16315565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1193897A Expired - Lifetime JP2753631B2 (ja) 1989-07-28 1989-07-28 ハニカムパネルの成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2753631B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005014265A1 (fr) * 2003-07-18 2005-02-17 Solvay (Société Anonyme) Procede pour l'assemblage des elements d'une structure comprenant une ame en nid d'abeille
CN103070554A (zh) * 2013-01-25 2013-05-01 常州百美金属科技有限公司 蜂窝板材结构的家具
CN113619174A (zh) * 2021-08-17 2021-11-09 苏州英特诺数控科技有限公司 一种航空蜂窝材料基准面加工工艺

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2761878A1 (en) 2009-05-13 2010-11-18 3Form, Inc. Structured-core laminate panels and methods of forming the same
US9097015B2 (en) 2011-10-12 2015-08-04 3Form, Llc Resin panels with embedded structured-cores and methods of making the same
CN104131649B (zh) * 2014-05-21 2016-08-24 宁波世维安建筑材料有限公司 一种蜂窝墙板及其制造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4893673A (ja) * 1972-03-14 1973-12-04
JPS58130722U (ja) * 1982-02-27 1983-09-03 三菱瓦斯化学株式会社 板状構造部材
JPS6022614U (ja) * 1983-07-20 1985-02-16 ナショナル住宅産業株式会社 ハニカムコアパネル

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4893673A (ja) * 1972-03-14 1973-12-04
JPS58130722U (ja) * 1982-02-27 1983-09-03 三菱瓦斯化学株式会社 板状構造部材
JPS6022614U (ja) * 1983-07-20 1985-02-16 ナショナル住宅産業株式会社 ハニカムコアパネル

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005014265A1 (fr) * 2003-07-18 2005-02-17 Solvay (Société Anonyme) Procede pour l'assemblage des elements d'une structure comprenant une ame en nid d'abeille
CN100336653C (zh) * 2003-07-18 2007-09-12 索尔维公司 用于装配包含蜂窝芯的结构元件的方法
CN103070554A (zh) * 2013-01-25 2013-05-01 常州百美金属科技有限公司 蜂窝板材结构的家具
CN113619174A (zh) * 2021-08-17 2021-11-09 苏州英特诺数控科技有限公司 一种航空蜂窝材料基准面加工工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP2753631B2 (ja) 1998-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FR1515886A (fr) Procédés de fabrication de panneaux décoratifs et nouveaux produits ainsi obtenus
CA2329125A1 (en) A method for forming structural panels having a core with thermoplastic resin facings with a decorative film adhered to one of the facings and panel formed thereby
HUT63986A (en) Method for producing sandwich plat from cell-structure core at least with one covering layer
US5558827A (en) Decorative window having simulated came structure
US4343758A (en) Cut glass window pane
US4217326A (en) Method for making a cut glass panel
JPH0358829A (ja) ハニカムパネルの成形方法
JPH08136755A (ja) ラミネートから光導波管を製造する方法
ES2017933B3 (es) Piezas obtenidas a partir de una estratificacion de capas y procedimiento de fabricacion.
KR100256212B1 (ko) 장식용 유리패널 제조방법
CA2286318A1 (en) Method of manufacturing a molded door skin from a wood composite, door skin produced therefrom, and door manufactured therewith
CN107436457B (zh) 一种微棱镜型反光膜及其制造方法
US3480501A (en) Method of manufacturing patterned panel
CN112140683A (zh) 用于制造修饰元件的方法
KR101792794B1 (ko) 셔터패널 및 그 셔터패널의 제조방법
JPH0999516A (ja) 人工大理石を用いた内装用複合部材及びその製造方法
KR102239803B1 (ko) 리얼우드 내장재의 제조방법
JPH06210648A (ja) 象嵌調人工大理石の製造方法
CN103144326A (zh) 一种光学膜体及光学膜体和光学膜母体的制造方法
JPS6127222A (ja) プリズムパネルの製造方法
JPH05208445A (ja) 人工大理石パネルの製造方法及びこれを用いた家具用あるいは建築用パネル
CN1081114C (zh) 一种模压复合胶合板的制备工艺
FI119282B (fi) Menetelmä muotopuristeen valmistamiseksi
JP2003246011A (ja) 木質化粧成形品およびその製造方法
JPH0367607B2 (ja)