JPH0998843A - 可動収納装置 - Google Patents

可動収納装置

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JPH0998843A
JPH0998843A JP20191096A JP20191096A JPH0998843A JP H0998843 A JPH0998843 A JP H0998843A JP 20191096 A JP20191096 A JP 20191096A JP 20191096 A JP20191096 A JP 20191096A JP H0998843 A JPH0998843 A JP H0998843A
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JP
Japan
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movable
plate
movable plate
tray
fixed
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Withdrawn
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JP20191096A
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English (en)
Inventor
Jitsuzo Matsumoto
實藏 松本
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FUJI PUREAMU KK
Original Assignee
FUJI PUREAMU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デスク、カウンタ等の天板下部にOA機器等
の収納対象物を出し入れ可能に収納とすること。 【解決手段】 固定板13と同一平面上に位置する可動
板14を備え、この可動板14の裏面側に収納対象物2
6等を載置した可動トレイ15が支持されている。可動
板14と可動トレイ15は案内装置16によって前後方
向に移動可能に支持されているとともに、プーリ63,
64間に掛け回されたベルト66に対して相反方向に移
動可能な位置にそれぞれ固定されている。可動板14が
固定板13の裏面側に移動したときは、前記可動トレイ
15が手前側に移動して前記収納対象物26等を表出さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可動収納装置に係り、更
に詳しくは、デスクやオフィス等における受付カウン
タ、あるいはシステムキッチンの厨房台、キッチンカウ
ンタ等に好適な可動収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ノート型パーソナルコンピュー
タ、ワードプロセッサ等のOA機器が不偏的に普及する
に至り、かかるOA機器はオフィスはもとより一般家庭
にまで導入されている。ここで、各種パーソナルコンピ
ュータ、ワードプロセッサ等は、机上に置いて用いるこ
とが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、小型化
が進んだといっても、前記コンピュータ等を机上に置く
ことは、非使用時においては、少なくともその分だけ机
上の作業有効面積が減少することとなる。従って、オフ
ィス業務の効率という観点から考えた場合、事務の合理
化を図る上での支障となる。このような支障を回避する
ためには、ノート型パーソナルコンピュータ等をキャビ
ネット等に収納しておくことも考えられるが、この場合
には、出し入れ作業が面倒になるという不都合を招来す
る。
【0004】また、オフィス等における受付カウンタ
は、天板上面に物を載せることなく来訪者への応対に備
えているが、来訪者がない場合には、カウンタ位置にて
事務的な作業を行っていることも多い。この作業とし
て、例えば、前記パーソナルコンピュータによる入力作
業を行う場合、別の場所からこれを持ち運んでカウンタ
上で作業を行わなければならない。この一方、来訪者の
度に、これを片付けて応対する必要がある等、その煩に
堪えないという不都合もあった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の不都合に着目
して案出されたものであり、その目的は、デスク、各種
カウンタ等の天板作業面積を効率よく利用することので
きる可動収納構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る可動収納装置は、常時は固定板と同一
平面上に位置する可動板と、当該可動板の裏面側に配置
されるとともに所定の収納対象物を支持可能な可動トレ
イと、前記可動板及び可動トレイを移動可能に支持する
案内装置と、前記可動板が固定板の裏面側に移動したと
きに前記可動トレイ及び収納対象物が表出可能に設けら
れる、という構成を採っている。
【0007】また、本発明は、常時は固定板と同一平面
上に位置する可動板と、当該可動板の裏面側に配置され
るとともに所定の収納対象物を支持可能な可動トレイ
と、前記固定板に装着されて前記可動板及び可動トレイ
を移動可能に支持する案内装置と、前記可動板と可動ト
レイとを移動させる駆動装置とを備え、前記可動板が固
定板の裏面側に移動したときに前記可動トレイ及び収納
対象物が表出可能に設けられる、という構成も採用され
ている。
【0008】前記構成において、前記可動板と可動トレ
イは、相反する方向に移動可能に設けることが好まし
い。
【0009】また、前記案内装置は、可動板の移動方向
に沿うスリット穴を備えたガイドプレートと、このガイ
ドプレートに沿って移動可能なスライダと、このスライ
ダに固定されるとともに所定のスリットガイド穴を有す
る案内ブロックとを備え、前記可動板の両側に固定され
たローラピンが前記スリット穴及びスリットガイド穴に
係合されている。
【0010】更に、前記駆動手段はモータと、このモー
タの出力軸に固定された第1のプーリ及び当該第1のプ
ーリに相対配置された第2のプーリと、これらのプーリ
間に掛け回されたベルトとを含んで構成され、このベル
トに前記スライダ及び可動トレイが相反方向に移動可能
に固定されている。
【0011】また、前記駆動手段は所定のキー挿入部に
差し込まれるキー操作でON−OFF制御可能に設けら
れている。
【0012】更に、前記固定板の一部に開閉部が形成さ
れるとともに、当該開閉部の下方位置に昇降手段が設け
られ、この昇降手段には所定の収納対象物が支持されて
当該収納対象物を前記開閉部より出没自在とする、とい
う構成も好ましくは採用されている。
【0013】前記構成において、可動板が固定板と同一
面上に位置している状態では、これらの上面を作業面と
して利用することができる。この一方、前記可動板を固
定板の裏面側に移動させることによって、当該可動板の
移動に対応して移動可能な可動トレイが表出することと
なり、可動トレイの上面側に配置された収納対象物への
アクセスが可能となる。可動板及び可動トレイの移動
は、これらの何れか一方を手で押したり或いは引いたり
して行うことができる他、駆動手段のモータを作動させ
て機械的に移動させることもできる。
【0014】可動板と可動トレイとを相反する方向に移
動させる構成とすることによって、これらの移動を行わ
せる案内装置を共用させることが容易となり、構成の簡
略化が達成される。
【0015】また、案内装置をガイドプレート及び案内
ブロック等によって構成し、これらに所定のスリット穴
をそれぞれ構成して当該スリット穴に可動板のローラピ
ンを係合させる構成とした場合には、前記スライダを移
動させる力の付与によって可動板をスムースに移動させ
ることが可能となる。更に、駆動手段を構成するベルト
の途中にスライダ及び可動トレイを固定する構成によ
り、スライダと可動トレイとを同時に相反方向へ移動さ
せることが可能となる。
【0016】更に、キー挿入部へ差し込まれるキー操作
で前記駆動手段のON−OFF制御を行う構成では、特
定の者がキーを保管している限り、可動トレイの上に置
かれた収納対象物へのアクセスを禁止できる。
【0017】なお、前記固定板の一部を開閉部とした構
成では、昇降手段に支持された収納対象物を固定板面よ
り表出させることができる。ここで、収納対象物として
は液晶ディスプレイ、液晶テレビ等が例示できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る可動収納装置の実施例を
添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】図1には可動収納装置がデスクに適用され
た第1の実施例が示され、図2には可動トレイが表出し
た状態の全体構成が示されている。これらの図におい
て、デスク10は、左右一対のチェスト11,12と、
これらチェスト11,12の上方位置に設けられて天板
として作用する固定板13を備えている。この固定板1
3の手前側中央部及びこれの下方領域には可動収納装置
が構成されている。この可動収納装置は、図2及び図3
に示されるように、前記固定板13の手前側中央部に形
成された可動板14と、この可動板14の下方に配置さ
れた可動トレイ15と、これら可動板14及び可動トレ
イ15を移動可能に支持する左右一対の案内装置16と
を含んで構成されている。
【0020】前記可動板14は、固定板13の略中央手
前側を略方形に切り欠いた大きさに設けられている。可
動板14を正面から見た場合の左右両側には、図3
(A)等に示されるように、当該可動板14の前後(図
3中左右)二箇所位置にローラピン17,18が固定さ
れており、これらのローラピン17,18が案内装置1
6に支持されるようになっている。可動板14は、常時
は固定板13と同一平面上に位置する一方、前記固定板
13の裏面側奥行方向に移動して収納可能とされてい
る。
【0021】前記可動トレイ15は、前記案内装置16
に沿って移動可能に支持されている。この可動トレイ1
5は、図5に示されるように、底壁20の周縁から立設
された周壁21を備えて構成されている。左右の周壁2
1には係合突部22が突設され、これらの係合突部22
が案内装置16に係合することによって、可動トレイ1
5が可動板14の裏面側位置で移動可能に支持されるよ
うになっている。可動トレイ15の底壁20上には、図
2中二点鎖線で示されるように、収納対象物としてのノ
ート型パーソナルコンピュータ26が載置されている。
【0022】前記案内装置16は、図3及び図4に示さ
れるように、可動板14の左右両側に対応する位置にお
いて、前記固定板13の下面側にL型フレーム35を介
して装着されている。案内装置16は固定板13の下面
側における左右二箇所に相対する関係で一対配置とされ
るものであるが、図3及び図4においては、デスク10
を正面から見た場合の左側の構造が示されている。この
案内装置16は、デスク10の前後方向(図3中左右方
向)に向かって略水平に配置されたベース40と、この
ベース40と固定板13との間に図示しないボルト等を
介して固定されたガイドプレート41と、前記ベース4
0の上面に固定されたレール43と、このレール43に
沿って前後方向に移動可能に設けられたスライダ44
と、このスライダ44の一端側上面に立設された案内ブ
ロック45とを備えて構成されている。
【0023】前記ガイドプレート41には、可動板14
に設けられたローラピン17,18が挿通されるスリッ
ト穴46と、このスリット穴46よりも下方位置に形成
されるとともに、前記可動トレイ15に設けられた係合
突部22と係合して当該可動トレイ15を前後に移動可
能に支持するガイド溝47が形成されている。これらの
スリット穴46及びガイド溝47はガイドプレート41
の長手方向に沿ってそれぞれ延設されている。ここで、
スリット穴46は、手前側、すなわち図6中左側から右
側に向かって傾斜スリット部46A、水平スリット部4
6Bとを備え、更に、水平スリット部46Bの略中央部
には上方に向けられた垂直スリット部46Cを備えた形
状とされている。
【0024】前記レール43は、図6及び図7に示され
るように、上方が開放となる断面コ字状に形成されてお
り、左右の側壁43Aの上部内側に溝43Bが形成され
ている。この溝43Bには前記スライダ44の下面に固
定された係合プレート49の両側が係合され、これによ
ってスライダ44の上下動を規制しつつ当該スライダ4
4を水平方向へ移動させることが可能となっている。な
お、図6中、符号50はスライダ44のストッパであ
る。
【0025】前記案内ブロック45は、可動板14を固
定板13の下面側に移動させる初期の状態において、当
該可動板14を斜めに傾けながら移動可能とするもので
ある。この案内ブロック45は、図6に示されるよう
に、外形が板状に形成されているとともに、スリットガ
イド穴52を備えて形成されている。スリットガイド穴
52は、奥行側から手前側、すなわち図6中右側から左
側にかけて上部水平スリット部52Aと、傾斜スリット
部52B、下部水平スリット部52Cを連続的に備えて
構成されている。このスリットガイド穴52には可動板
14の奥行側におけるローラピン18が係合するように
なっている。なお、下部水平スリット部52Cは、前記
ガイドプレート41に設けられた水平スリット部46B
の高さ位置に一致するように設定されている
【0026】前記案内装置16のスライダ44は、図3
に示されるように、駆動装置60によって移動可能に設
けられている。この駆動装置60は、デスクの奥行側に
固定されたモータ61と、このモータ61の出力軸62
に固定された第1のプーリ63と、この第1のプーリ6
3に相対配置されるとともに、前記案内装置16のベー
ス40に形成された穴40A内に位置する第2のプーリ
64と、これら第1及び第2のプーリ63,64間に掛
け回されたベルト66とにより構成されている。ベルト
66において、上部位置を回行する部分の途中は、図4
に示されるように、固定プレート68を介して前記スラ
イダ44に固定されている。この一方、下方位置を回行
する部分の途中には、固定プレート69を介して連結ブ
ラケット70が固定されている。そして、連結ブラケッ
ト70の先端は前記可動トレイ15に固定されている。
この駆動装置60はモータ61を除き、反対側に位置す
る案内装置16にも設けられており、モータ61の回転
駆動力は、その出力軸62を介して前記反対側の駆動装
置に伝達されるようになっている(図8参照)。
【0027】なお、前記チェスト11の上段部分には、
前記モータ61のON−OFF制御を行うキー挿入部7
7が設けられている。
【0028】次に、前記第1の実施例に係る可動収納装
置の動作について、図9及び図10をも参照しながら説
明する。
【0029】通常のデスクとしての使用態様において
は、図9(A)に示されるように、可動板14が固定板
13と同一平面上に位置することとなる。ここで、前記
キー挿入部77に図示しないキーを差し込み、例えば、
当該キーを右側に回転させるとモータ61が時計方向に
回転駆動することとなる。このモータ61の回転は、第
1及び第2のプーリ63,64間に掛け回されているベ
ルト66に回転駆動力として伝達される。ベルト66が
回行すると、このベルト66に固定されたスライダ44
並びに案内ブロック45が奥行方向に向かって移動を開
始する。これと同時に、可動トレイ15は相反する方
向、すなわち、可動収納装置の手前側に移動を開始する
が、可動板14は、当該可動板14に固定されたローラ
ピン17,18のうち、ローラピン18がスリットガイ
ド穴46の垂直スリット部46C内にあるため、初期の
状態ではスライダ44及び案内ブロック45のみが奥行
方向に移動して可動板14の移動は一時的に規制される
こととなる。なお、前記可動板14及び可動トレイ15
は、モータ61を回転させることなく、可動板14又は
可動トレイ15を単に手で押し込んだり引いたりするこ
とによって前後に移動可能である。
【0030】スライダ44並びに案内ブロック45が移
動すると、当該案内ブロック45の傾斜スリットガイド
穴52の傾斜スリット部52Bの傾斜でローラピン18
が前記垂直スリット部46C内を下降することとなり、
これによって可動板14の奥行側が下降して固定板13
の下面側に入る態勢が整うこととなる(図9(B)参
照)。
【0031】次いで、案内ブロック45の移動に伴い、
ローラピン18が傾斜スリット部52B内に沿って下部
水平スリット部52Aに係合する位置まで到達すると、
これ以後ローラピン18が案内ブロック45に引きずら
れることとなり、ひいては可動板14がその奥行側から
固定板13の下面側に順次入り込むこととなる。この
際、可動板14の手前側はローラピン17が前記ガイド
プレート41に形成された傾斜スリット部46Aに沿っ
て次第に下降しながら移動するため、ローラピン17が
水平スリット部46B位置まで移動した時に可動板14
が略水平状態となる(図10(A)参照)。
【0032】この状態で可動板14が最終収納位置まで
移動すると、可動板14の奥行側部分等が図示しないマ
イクロスイッチに当接し、以後のモータ61の回転駆動
を停止させる。この時、可動トレイ15は最も手前側に
移動した位置に達し、その上面に載置されたノート型パ
ーソナルコンピュータ26が表出することとなる(図1
0(B)参照)。これ以後において、図2に示されるよ
うに、ノート型パーソナルコンピュータ26のディスプ
レイ部分を開いて入出力操作等が可能となる。なお、モ
ータ61の駆動停止は、前述した図示しないキーを若干
反転させることによっても行うことができ、可動板14
の移動領域内における任意の位置でモータ61のON−
OFF制御が可能である。
【0033】一方、可動板14を元の位置に復帰させる
場合には、ノート型パーソナルコンピュータ26のディ
スプレイ部分を元の位置に戻した後、前記キー挿入部7
7に差し込まれたキーを反転させればよく、これによっ
てモータ61が逆回転を行い、前述と反対の動作により
可動板14及び可動トレイ15が相反する方向に移動す
る。この動作の停止は、キーを前述と同様に、若干反転
することによって任意の位置で行うことができるが、こ
の操作を行わない場合には、可動トレイ15の奥行側に
設けられた図示しないマイクロスイッチ制御部がマイク
ロスイッチに当接したときに、モータ61の回転駆動を
停止させることとなる。
【0034】なお、ここでは図示省略しているが、可動
トレイ15の部分にコンセント等が必要に応じて設けら
れる。
【0035】従って、第1の実施例では、可動板14の
後退移動によって可動トレイ15が表出できるように
し、且つ、この可動トレイ15にノート型パーソナルコ
ンピュータ26を載置できる構成を採用したから、通常
のデスクとしての使用に際して、机上の有効面積を最大
限に確保することができる。この一方、ノート型パーソ
ナルコンピュータ26に所要の入力作業等が必要となっ
た時でも、デスク10の位置にて作業を行うことができ
という効果を得る。
【0036】更に、可動板14は固定板13の下面側に
収納される構成としたから、固定板14内に空所を設け
て可動板13を収納する構成に比べ、固定板14の強度
低下も回避することができる。
【0037】また、可動板14の移動に連動して可動ト
レイ15を相反方向に移動させることができるため、前
述のキー操作にて簡易、迅速にデスク10の使用態様を
変更することができ、かかる操作も自動的に行えるた
め、可動収納装置全体としての高品質化を図ることがで
きる。
【0038】更に、前記実施例では、キー挿入部77へ
差し込まれるキーの操作で駆動装置60のON−OFF
制御が行える構成であるため、このキーを特定の者が保
有している状態では、他人による収納対象物へのアクセ
スを禁止することができ、従って、収納対象物を前述の
ノート型パーソナルコンピュータ26とした場合には、
固定ディスクに格納された情報の秘密性を担保すること
も可能となる。
【0039】次に、本発明の第2の実施例を図12ない
し図14を参照しながら説明する。なお、以下の説明に
おいて、前記第1の実施例と同一若しくは同等の構成部
分については、必要に応じて同一符合を用いるものと
し、説明を省略若しくは簡略にする。
【0040】この第2の実施例は、固定板の奥行側に開
閉部100を設けるとともに、この開閉部の下方位置に
昇降手段101を設けた点に主たる特徴を有するもので
ある。ここで、開閉部100は、前記可動板14等が奥
行側に後退しても、これに干渉しない距離を隔てた位置
に設けられている。開閉部100は、図13に示される
ように、その奥行側(同図中右側)を回動支点として固
定板13に連結されている一方、手前側(同左側)が自
由端として開閉可能に設けられている。自由端の下面に
は、マグネット等からなる公知の接離機構103が設け
られており、前記自由端を下方に押圧することで浮き上
がらせて開放可能となる一方、これを閉塞位置に戻すこ
とによって、再びマグネットの働きで閉塞姿勢を維持で
きるようになっている。
【0041】固定板13の下面側には、ブラケット10
5を介してフレーム106が垂設されており、このフレ
ーム106には支持部材107が装着されている。支持
部材107には一対のプーリ108が回転可能に軸支さ
れ、各プーリ108間にベルト109が回行可能に掛け
回されている。ここで、ベルト109の一部は昇降台1
10に連結されている。また、下方プーリ108の回転
軸は、図14中二点鎖線で示されたモータ111の出力
軸に連結され、このモータ111の回転によって前記昇
降台110を昇降させることができる。昇降台110上
には、収納対象物としての液晶ディスプレイ112が角
度変更可能に搭載されている。また、モータ111のO
N−OFF制御は、図11及び図12に示されるよう
に、上部手前側に設けられたスイッチ112を操作する
ことによって行うことができ、昇降台110の昇降限は
図示しないリミットスイッチによって制御可能に設けら
れている。ここにおいて、前記プーリ108、ベルト1
09、昇降台110及びモータ111によって昇降手段
101が構成されている。
【0042】なお、第2の実施例では、ワゴン115の
上面にCPU117が搭載されるようになっている。そ
して、可動トレイ15上に載置された収納対象物として
のキーボード116と前記液晶ディスプレイ112及び
CPU117が相互に電気的に接続されている。また、
必要に応じてワゴン115内にプリンタ等を収納するこ
とができる。
【0043】また、第2の実施例では、ここでは詳細構
造を省略しているが、第1の実施例における駆動装置6
0からモータ61を除外した駆動装置が採用されてい
る。従って、単に、可動板14又は可動トレイ15を前
後方向に手動にて移動させることによってこれらの前後
移動を行うこととなる。但し、第2の実施例においても
モータを設けることは差し支えない。
【0044】なお、前記各実施例において、可動板14
の収納初期において、当該可動天板14を傾斜させる構
成を採用したが、本発明は必ずしもこれに限定されるも
のではない。例えば、前記案内ブロック45と実質的に
同一の案内ブロックをローラピン17側にも配置して可
動板14を傾斜させることなく下降させ、その後に可動
板14を水平方向に移動させるようにしてもよい。ま
た、この場合、単一の案内ブロックを用い、前記スリッ
トガイド穴52を前後二箇所に形成することもできる。
要するに、本発明は、可動板14を固定板13の裏面側
に収納可能となる位置に変位させることができる限り、
種々の設計変更が可能である。
【0045】また、前記実施例における案内装置16
は、ベース40とガイドプレート41とを別体のものと
し、且つ、L型フレーム35を介してベース40及びガ
イドプレート41を固定板13に固定する構成を採用し
たが、これらを一体型とした中空の角柱部材を用いても
同様に案内装置16を構成することができる。
【0046】また、前記実施例では、可動トレイ15が
固定板13の手前側端縁より外側に突出する場合を図示
したが、可動トレイ15の手前側端縁が固定板13の手
前側端縁と同一線上に位置するように設定することもで
きる。更に、前記第1の実施例の可動トレイ15はノー
ト型パーソナルコンピュータ26を収納対象物とした場
合に好適な一例を示したに過ぎず、ボックスタイプ等種
々の変形が可能である。例えば、図14に示されるよう
に、手前側を開放することなく底壁20の各周縁から周
壁21を立設させて上端を開放させたもの等が例示でき
る。ここで、手前側の周壁21は略90度回転できるよ
うにするとよい。このようなボックスタイプの可動トレ
イ15とした場合には、オフィス業務における文具、筆
記具を始めとした小物類の収納に好適に利用できる他、
キッチンカウンタ等に利用した場合には、各種台所用品
等の収納に便利となる。
【0047】また、可動収納装置は、前述したデスク1
0の他に、オフィス等における受付用カウンタや、シス
テムキッチンにおける厨房台等にも適用することができ
る。厨房台に適用する場合には、例えば、液晶テレビ等
を収納対象物とすることができ、これにより、料理番組
を始めとした一般放送等を見ながら調理を行えるという
利点がある。また、可動トレイ15に収納される対象物
は、ノート型パーソナルコンピュータ26の他にワード
プロセッサの他、種々の小物等を含む。
【0048】更に、前記実施例では、可動板14及び可
動トレイ15が略水平方向に移動する構成を図示説明し
たが、可動収納装置が適用できる対象によっては、上下
方向に移動可能にする構成も採用することができる。こ
の場合、液晶テレビ等が好適な収納対象物となり、可動
トレイに固定した態様で収納される。
【0049】また、前記第2の実施例における昇降手段
は、図示構成例に限らず、種々の設計変更が可能であ
る。例えば、前記昇降台110をモータ或いはハンドル
駆動によって回転可能となる送りねじ軸に連結する一
方、昇降台110を上下方向に直線的にガイドする機構
を設けることによっても同様の作用を生じせしめること
ができる。
【0050】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、かつ、
作用するので、これによると、デスク、各種カウンタ等
の天板作業面積を効率よく利用することができるととも
に、収納対象物の容易なる取り出しとその利用を図るこ
とができる、という従来にない優れた効果を奏する可動
収納構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可動収納装置が適用された第1の
実施例に係るデスクの全体構成を示す斜視図。
【図2】可動トレイが表出した状態を示す斜視図。
【図3】(A)は前記実施例における案内装置及び駆動
装置の片側を示した概略平面図、(B)は図3(A)の
一部を縦断した側面図。
【図4】図3(B)の拡大左側面図。
【図5】前記実施例における可動トレイの概略斜視図。
【図6】前記実施例における案内装置の概略斜視図。
【図7】図6のA−A線矢視拡大断面図。
【図8】前記実施例における案内装置及び駆動装置の全
体配置を示した概略平面図
【図9】(A)は可動板が固定板と同一平面位置にある
状態を示す作用説明図、(B)は可動板が移動する初期
状態を示す作用説明図。
【図10】(A)は可動板が水平方向に移動している状
態を示す作用説明図、(B)は可動板が固定板の下面側
に移動した最終位置を示す作用説明図。
【図11】本発明の第2の実施例を示す図1と同様の
図。
【図12】第2の実施例に係るデスクの図2と同様の
図。
【図13】昇降手段の構成を示す概略側面図。
【図14】可動トレイの変形例を示す概略斜視図。
【符号の説明】
10 デスク 13 固定板 14 可動板 15 可動トレイ 16 案内装置 26 収納対象物としてのノート型パーソナルコンピュ
ータ 41 ガイドプレート 44 スライダ 45 案内ブロック 46 スリット穴 52 スリットガイド穴 60 駆動装置 63 第1のプーリ 64 第2のプーリ 66 ベルト 100 開閉部 101 昇降手段 108 プーリ108 109 ベルト 110 昇降台 111 モータ 112 収納象物としての液晶ディスプレイ 116 収納対象物としてのキーボード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常時は固定板と同一平面上に位置する可
    動板と、当該可動板の裏面側に配置されるとともに所定
    の収納対象物を支持可能な可動トレイと、前記可動板及
    び可動トレイを移動可能に支持する案内装置と、前記可
    動板が固定板の裏面側に移動したときに前記可動トレイ
    及び収納対象物が表出可能に設けられていることを特徴
    とする可動収納装置。
  2. 【請求項2】 常時は固定板と同一平面上に位置する可
    動板と、当該可動板の裏面側に配置されるとともに所定
    の収納対象物を支持可能な可動トレイと、前記固定板に
    装着されて前記可動板及び可動トレイを移動可能に支持
    する案内装置と、前記可動板と可動トレイとを移動させ
    る駆動装置とを備え、前記可動板が固定板の裏面側に移
    動したときに前記可動トレイ及び収納対象物が表出可能
    に設けられていることを特徴とする可動収納装置。
  3. 【請求項3】 前記可動板と可動トレイは、相反する方
    向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の可動収納装置。
  4. 【請求項4】 前記案内装置は、可動板の移動方向に沿
    うスリット穴を備えたガイドプレートと、このガイドプ
    レートに沿って移動可能なスライダと、このスライダに
    固定されるとともに所定のスリットガイド穴を有する案
    内ブロックとを備え、前記可動板の両側に固定されたロ
    ーラピンが前記スリット穴及びスリットガイド穴に係合
    されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の
    可動収納装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段はモータと、このモータの
    出力軸に固定された第1のプーリ及び当該第1のプーリ
    に相対配置された第2のプーリと、これらのプーリ間に
    掛け回されたベルトとを含んで構成され、このベルトに
    前記スライダ及び可動トレイが相反方向に移動可能に固
    定されていることを特徴とする請求項4記載の可動収納
    装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段は所定のキー挿入部に差し
    込まれるキー操作でON−OFF制御可能に設けられて
    いることを特徴とする請求項2ないし5の何れかに記載
    の可動収納装置。
  7. 【請求項7】 前記固定板の一部に開閉部が形成される
    とともに、当該開閉部の下方位置に昇降手段が設けら
    れ、この昇降手段には所定の収納対象物が支持されて当
    該収納対象物を前記開閉部より出没自在としたことを特
    徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の可動収納装
    置。
JP20191096A 1995-07-31 1996-07-31 可動収納装置 Withdrawn JPH0998843A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-195071 1995-07-31
JP19507195 1995-07-31
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