JPH09168432A - 可動表板の駆動装置 - Google Patents

可動表板の駆動装置

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JPH09168432A
JPH09168432A JP33040095A JP33040095A JPH09168432A JP H09168432 A JPH09168432 A JP H09168432A JP 33040095 A JP33040095 A JP 33040095A JP 33040095 A JP33040095 A JP 33040095A JP H09168432 A JPH09168432 A JP H09168432A
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JP
Japan
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plate
movable
guide
fixed
slit
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JP33040095A
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English (en)
Inventor
Jitsuzo Matsumoto
實藏 松本
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FUJI PUREAMU KK
Original Assignee
FUJI PUREAMU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デスク或いは額縁等の表板を部分的に移動さ
せて電子機器を表出できるようにすること。 【解決手段】 固定表板13の一部を切り抜いて可動表
板14を設けるとともに、この可動表板14の裏面側に
電子機器等の搭載面15,107が設けられている。前
記可動表板14は、裏面側に設けられた一対の案内装置
16を介して移動可能である。案内装置16はスリット
穴46を備えたガイドプレート41と、これに沿って移
動するスリットガイド穴52を備えた案内ブロック45
を備える。前記スリット穴46には可動表板14に固定
された第1のローラピン17が係合する一方、第2のロ
ーラピン18はスリット穴46を貫通してスリットガイ
ド穴52に係合する。前記案内ブロック45の移動は可
動表板14を落ち込ませながら固定表板13の裏面側に
移動可能とし、これによって搭載面15,107上の電
子機器が表出可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可動表板の駆動装置に係
り、更に詳しくは、デスクやオフィス等における受付カ
ウンタ、額縁、システムキッチンの厨房設備等に好適に
用いられる可動表板の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ノート型パーソナルコンピュー
タ、ワードプロセッサ等のOA機器が不偏的に普及する
に至り、かかるOA機器はオフィスはもとより一般家庭
にまで導入されている。ここで、ノート型パーソナルコ
ンピュータ等は、常に机上におかれたままで用いること
が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、小型化
が進んだといっても、前記コンピュータ等を机上に置く
ことは、非使用時においては、少なくともその分だけ机
上の作業有効面積が減少することとなる。従って、オフ
ィス業務の効率という観点から考えた場合、事務の合理
化を図る上での支障となる。このような支障を回避する
ためには、ノート型パーソナルコンピュータ等をキャビ
ネット等に収納しておくことも考えられるが、この場合
には、出し入れ作業が面倒になるという不都合を招来す
る。
【0004】また、オフィス等における受付カウンタ
は、天板上面に物を載せることなく来訪者への応対に備
えているが、来訪者がない場合には、カウンタ位置にて
事務的な作業を行っていることも多い。この作業とし
て、例えば、前記パーソナルコンピュータによる入力作
業を行う場合、別の場所からこれを持ち運んでカウンタ
上で作業を行わなければならない。この一方、来訪者の
度に、これを片付けて応対する必要がある等、その煩に
堪えないという不都合もあった。
【0005】ところで、最近では液晶テレビが次第に普
及してきた。この液晶テレビは、従来の一般的なテレビ
に比べて非常に薄くなっている。そのため、液晶テレビ
は、壁面等に吊持することが行われている。
【0006】しかしながら、オフィスや一般家庭等にお
いては、額縁等の室内の装飾品が壁面に飾られている場
合が多い。そこで、この額縁等を利用して液晶テレビが
必要時に表出できるようにすれば、壁面の有効利用が図
れることとなる。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述した従来例の不都合や新
商品の出現に着目して案出されたものであり、その第1
の目的は、デスク、各種カウンタ等の天板、すなわち表
板の作業面積を効率よく選択的に利用することのできる
可動表板の駆動装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、壁面等に飾
られる額縁等を有効に利用して液晶テレビ等の電子機器
を搭載することのできる可動表板の駆動装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、固定表板の一部を切り抜いて可動表板を
設け、これら表板の裏面側に電子機器等の搭載面を設け
た。可動表板は、案内装置を介して固定表板の裏面側に
移動可能とされ、これによって、前記搭載面が表出でき
るようにして当該搭載面に載せられた電子機器へのアク
セスを可能としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、固定表板と、この固定
表板の一部を切り抜いた形状をなす可動表板と、これら
各表板の裏面側に設けられた電子機器等の搭載面と、前
記固定表板の裏面側に設けられるとともに、前記可動表
板を前記固定表板の裏面側に出し入れ可能に支持する一
対の案内装置と、この案内装置を介して前記可動表板を
移動させる駆動機構とを備え、前記可動表板が固定表板
の裏面側に移動したときに前記搭載面が表出可能に設け
られる、という構成を採っている。
【0011】前記案内装置は、前記搭載面の前後若しく
は上下方向に沿うスリット穴を備えたガイドプレート
と、このガイドプレートに設けられるとともに、前記ス
リット穴の延出方向に沿って延びるガイドレールと、こ
のガイドレールに支持されて移動可能に設けられるとと
もに前記スリット穴と協働して前記可動表板の移動側端
縁を落ち込ませるスリットガイド穴を有する案内ブロッ
クと、前記可動表板の両側にそれぞれ固定された第1及
び第2のローラピンとを備え、前記第1のローラピンが
前記スリット穴に係合する一方、前記第2のローラピン
がスリット穴及びスリットガイド穴に係合して前記可動
表板が固定表板の裏面側に落ち込んで移動可能に設けら
れる、という構成を採ることが好ましい。ここで、前記
駆動機構は前記ガイドプレートに装着されたモータと、
前記ガイドプレート間に掛け渡されるとともに、前記モ
ータの回転によって回転可能な回転軸と、この回転軸に
固定された第1のプーリと、前記ガイドプレートに支持
された第2のプーリと、これらのプーリ間に掛け回され
たベルトとを含んで構成され、このベルトに前記案内ブ
ロックが固定されている。
【0012】なお、前記駆動機構は所定のキー挿入部に
差し込まれるキー操作でON−OFF制御可能に設ける
ことができる。また、これに替えて、適宜な受信部を設
け、この受信部に所定の動作信号を受信させて前記可動
表板の移動を制御する構成等も採用することができる。
更に、前記駆動機構において、手動式構成も採用可能で
ある。この場合、前記モータを用いることなく回転軸に
適宜なハンドル等を連結し、これの回転によって前記プ
ーリを回転させれば良い。
【0013】前記可動表板の駆動装置は、例えば、デス
クの天板に適用することができる。ここで、ノート型パ
ーソナルコンピュータが前記搭載面に載せられていると
した場合、当該コンピュータ作業を行わない状態では可
動表板が固定表板と同一面上に位置される。従って、こ
れらの上面を作業面として利用することができる。この
一方、前記可動表板を固定表板の裏面側に移動させる
と、当該可動表板の移動によって、その裏面側に位置す
る電子機器等の搭載面が表れることとなり、当該搭載面
に載せられたコンピュータへのアクセスが可能となる。
また、前記可動表板が、例えば、額縁に適用された場合
には、前記搭載面に液晶テレビを装着することが好まし
い。この際、可動表板と固定表板にはそれらを跨がる領
域で絵画等の印刷が施される。そして、液晶テレビを見
るときに前記可動表板を固定表板の裏面に移動させれば
よい。従って、液晶テレビを壁面に独立して取付けるス
ペースが不要となり、額縁の有効利用が図られる。
【0014】また、前記キー挿入部へ差し込まれるキー
操作で前記駆動機構のON−OFF制御を行う構成で
は、特定の者がキーを保管している一定の条件下におい
て、前記搭載面の上に置かれた電子機器等へのアクセス
を禁止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0016】図1には本発明がデスクに適用された第1
の実施例に係る全体構成が示され、図2にはコンピュー
タの入出力作業時の全体構成が示されている。これらの
図において、デスク10は、左右一対の側板11,12
と、これら側板11,12の上方位置に設けられた固定
表板としての固定天板13及び可動表板としての可動天
板14と、これら各天板13,14の下方に配置される
とともに上面に電子機器としてのノート型パーソナルコ
ンピュータC(以下、単にコンピュータと称する)が載
せられる搭載面としての下板15と、前記可動天板14
を図中前後方向に移動可能に支持する左右一対の案内装
置16とを備えて構成されている。
【0017】前記可動天板14は、固定天板13の略中
央手前側を方形に切り抜いた形状に設けられている。可
動天板14の左右両側には、図3に示されるように、当
該可動天板14の前後(図3中上下)二箇所位置にブラ
ケットを介して第1及び第2のローラピン17,18が
固定されており、これらのローラピン17,18が案内
装置16に係合支持されるようになっている。可動天板
14は、常時は固定天板13と同一平面上に位置する一
方、コンピュータCの入出力時には、固定天板13の下
面側奥行方向に移動して収納可能となっている。
【0018】前記下板15の手前側には、図4にも示さ
れるように、カバー板19がヒンジ19Aを介して装着
されている。このカバー板19は、図4中実線位置から
二点鎖線位置に開くことができるようになっている。こ
の際、カバー板19の自由端側には図示しないマグネッ
トを設けておき、これに対応するマグネットを固定天板
13の裏面側に設けておくことでカバー板19のカバー
位置が維持される。また、カバー板19は後述するキー
挿入部のキー操作等で施錠可能とすることができる。
【0019】前記案内装置16は、図3ないし図6に示
されるように、固定天板13及び可動天板14の左右両
側に対応する位置において、前記固定天板13の下面側
及び又は側板11,12の内面側に固定されたコ字型の
フレーム35(図5参照)を介して装着されている。案
内装置16は固定天板13の下面側における左右二箇所
に相対する関係で一対配置とされている。この案内装置
16は、図5に示されるように、前記フレーム35の開
放側に固定されたガイドプレート41と、このガイドプ
レート41に固定された上下一対のガイドレール42,
43と、これらのガイドレール42,43に沿って前後
方向(図5中紙面直交方向)に移動可能に設けられた案
内ブロック45とを備えて構成されている。
【0020】前記ガイドプレート41には、可動天板1
4に設けられた第1及び第2のローラピン17,18が
挿通されるスリット穴46が形成されている。このスリ
ット穴46はガイドプレート41の長手方向に沿って延
設されている。また、スリット穴46は、手前側、すな
わち図4中左側から右側に向かって傾斜スリット部46
A、水平スリット部46Bとを備え、更に、水平スリッ
ト部46Bの途中には上方に向けられた垂直スリット部
46Cを備えた形状とされている。
【0021】前記ガイドレール42,43は、図5及び
図6に示されるように、それらの相対面に溝42A,4
3Aが設けられた断面コ字状とされている。従って、案
内ブロック45はガイドレール42,43に沿う移動の
み許容されて脱落不能となる。
【0022】前記案内ブロック45は、可動天板14を
固定天板13の下面側に移動させる初期の状態におい
て、当該可動天板14を斜めに傾けながら移動可能とす
るものである。この案内ブロック45は、図6に示され
るように、外形が板状に形成されているとともに、スリ
ットガイド穴52を備えて形成されている。スリットガ
イド穴52は、奥行側から手前側、すなわち図6中右側
から左側にかけて上部水平スリット部52Aと、傾斜ス
リット部52Bを連続的に備えて構成されている。この
スリットガイド穴52には可動天板14の奥行側におけ
る第2のローラピン18が前記ガイドプレート41のス
リット穴46を貫通して係合するようになっている。な
お、傾斜スリット部52Bの下端領域は、前記ガイドプ
レート41に設けられた水平スリット部46Bの高さ位
置に一致するように設定されている。また、案内ブロッ
ク45における下部には凹溝53が形成され、この凹溝
53に後述するベルトが固定されている。
【0023】前記案内ブロック45は、図3及び図4に
示されるように、駆動機構60によって前記ガイドレー
ル42,43間で走行可能に設けられている。この駆動
機構60は、デスク10の奥行側における一方のガイド
プレート41の後端側に装着されたモータ61と、この
モータ61の出力軸62に固定された傘歯歯車63と、
この傘歯歯車63に噛み合う傘歯歯車64を有するとと
もに、前記ガイドプレート41,41間に掛け渡された
回転軸65と、この回転軸65の両端側に固定された第
1のプーリ66と、前記ガイドプレート41の手前側に
支持された第2のプーリ67と、これら第1及び第2の
プーリ66,67間に掛け回されたベルト68とを備え
て構成されている。ベルト68において、上部位置を回
行する部分の途中は前記案内ブロック45の凹溝53に
固定されている(図6参照)。この駆動機構60はモー
タ61及び傘歯歯車63,64を除き、反対側に位置す
る案内装置16側にも設けられている。
【0024】前記モータ61及び回転軸65等は、図7
に示されるように、ブラケット70を介して支持されて
いる。このブラケット70は、前記ガイドプレート41
の後端側に設けられた切欠部71に受容可能に設けられ
るとともに、前記回転軸65が貫通するブロック73
と、このブロック73の外側面に固定された脱落防止片
74と前記モータ61を固定する脱落防止片75とを備
えて構成されている。これらの脱落防止片74,75
は、前記切欠部71の上下幅よりも若干大きく設定され
ており、これによりブロック73がガイドプレート41
の板厚方向に脱落不能となっている。ここで、ブロック
73の後端面にはデスクの背面壁77(図3参照)に固
定されるねじ切り板78を介して調整ねじ79の先端が
固定される。従って、当該ねじ79の回転によって前記
ブロック73が切欠部71内でガイドプレート41に沿
って進退可能となり、これによってベルト68のテンシ
ョン調整を行えるようになっている。
【0025】なお、図1及び図2に示されるように、前
記側板12の手前側上端近傍には、前記モータ61のO
N−OFF制御を行うキー挿入部80が設けられてい
る。
【0026】次に、本実施例に係るデスク10の動作に
ついて、図8及び図9をも参照しながら説明する。
【0027】通常のデスクとしての使用態様において
は、図8(A)に示されるように、可動天板14が固定
天板13と同一平面上に位置することとなる。ここで、
前記キー挿入部80に図示しないキーを差し込み、例え
ば、当該キーを右側に回転させるとモータ61が回転駆
動することとなる。このモータ61の回転は、第1及び
第2のプーリ66,67間に掛け回されているベルト6
8に回転駆動力として伝達される。ベルト68が回行す
ると、このベルト68に固定された案内ブロック45が
奥行方向に向かって移動を開始する。すると、可動天板
14は、当該可動天板14に固定された第1及び第2の
ローラピン17,18のうち、第2のローラピン18が
スリット穴46の垂直スリット部46C内にあるため、
初期の状態では案内ブロック45のみが奥行方向に移動
して可動天板14の移動は一時的に規制されることとな
る。
【0028】案内ブロック45が移動すると、当該案内
ブロック45のスリットガイド穴52の傾斜スリット部
52Bの傾斜でローラピン18が前記垂直スリット部4
6C内を下降することとなり、これによって可動天板1
4の奥行側が下降して固定天板13の下面側に入る態勢
が整うこととなる(図8(B)参照)。
【0029】次いで、案内ブロック45の更なる移動に
伴い、第2のローラピン18が傾斜スリット部52B内
に沿ってその下部に係合する位置まで到達すると、これ
以後第2のローラピン18が案内ブロック45に引きず
られることとなり、ひいては可動天板14がその奥行側
から固定天板13の下面側に順次入り込むこととなる。
この際、可動天板14の手前側は第1のローラピン17
が前記ガイドプレート41に形成された傾斜スリット部
46Aに沿って次第に下降しながら移動することとなる
ため、ローラピン17が水平スリット部46B位置まで
移動した時に可動天板14が略水平状態となる(図9
(A)参照)。
【0030】この状態で可動天板14が最終後退位置ま
で移動すると、可動天板14の奥行側部分等が図示しな
いマイクロスイッチに当接し、以後のモータ61の回転
駆動を停止させる。ここで、前記カバー板19を手前側
に開くことによって下板15と同一平面高さとなる手前
側領域が形成され、パーソナルコンピュータCへの入力
操作を行うことができる(図9(B)参照)。なお、モ
ータ61の駆動停止は、前述した図示しないキーを若干
反転させることによっても行うことができ、可動天板1
4の移動領域内における任意の位置でモータ61のON
−OFF制御が可能である。
【0031】一方、可動天板14を元の位置に復帰させ
る場合には、前記キー挿入部80に差し込まれたキーを
反転させればよく、これによってモータ61が逆回転を
行い、前述と反対の動作により可動天板14が移動す
る。この動作の停止は、キーを前述と同様に、若干反転
することによって任意の位置で行うことができるが、こ
の操作を行わない場合には、可動トレイ15の一部が図
示しないマイクロスイッチに当接したときに、モータ6
1の回転駆動を停止させることとなる。
【0032】従って、本実施例によれば、可動天板14
の後退移動によって搭載面としての下板15が表出でき
るようになり、且つ、この下板15にコンピュータCを
載置できる構成を採用したから、通常のデスクとしての
使用に際しては、机上の有効面積を最大限に確保するこ
とができる。この一方、コンピュータCに所要の入力作
業等が必要となった時でも、デスク10の位置にて作業
を行うことができという効果を得る。
【0033】また、可動天板14の移動に際しては、前
述のキー操作にて簡易、迅速にデスク10の使用態様を
変更することができ、かかる操作も全て自動的に行える
ため、デスク全体としての高品質化を図ることができ
る。
【0034】更に、前記実施例では、キー挿入部80へ
差し込まれるキーの操作で駆動機構60のON−OFF
制御が行える構成であるため、前記カバー板19を施錠
することを条件にキーを特定の者が保有している状態で
は、他人によるコンピュータCへのアクセスを禁止する
ことができ、従って、固定ディスクに格納された情報の
秘密性を担保することも可能となる。
【0035】次に、本発明の第2の実施例について、図
10及び図11に基づいて説明する。なお、以下の説明
において、前記第1の実施例と同一若しくは同等の構成
部分については、必要に応じて同一符合を用いるものと
し、説明を省略若しくは簡略にする。
【0036】この第2の実施例は、室内の壁面に飾られ
る額縁を利用した点に特徴を有するものである。額縁1
00の材質は、特に限定されるものではないが、本実施
例では、アルミニウム等の金属を用いて構成されてい
る。この額縁100はケース101と、このケース10
1の手前側外周に装着された枠体102とにより構成さ
れている。ケース101は、図11に示されるように、
表板105と、この表板105の外周に連設された周壁
106と、この周壁106の後端、すなわち壁面W側に
装着された搭載面としての裏板107とにより構成され
ている。ここで、表板105は、固定表板110と可動
表板111とを備えて構成されている。これらの固定表
板110及び可動表板111には、それらを跨がる状態
で適宜な印刷が施されている。
【0037】前記裏板107において、可動表板111
に相対する領域には電子機器としての液晶テレビTが搭
載されており、この液晶テレビTの図10中左右両側位
置には、ここでは詳細構造を省略しているが、前記第1
実施例と実質的に同様の構造からなる案内装置16及び
駆動機構60が採用され、これにより、前記可動表板1
11が固定表板110の裏面側に移動可能となってい
る。
【0038】前記枠体102の下部には図示しないリモ
ートコントロール装置の操作信号を受信する受信部11
5が設けられている。この受信部115は、額縁100
内に設けられたモータ61のON−OFF制御信号と液
晶テレビTの操作信号をそれぞれ受信可能となってい
る。
【0039】従って、このような実施例によれば、可動
表板111が表出して固定表板110と同一平面位置に
ある状態で、通常の額と同様の装飾的効果が得られる一
方、可動表板111が固定表板110の裏面側に移動し
た状態で液晶テレビTが表出することとなる。そのた
め、液晶テレビTを独立して壁面に装着する必要性がな
く、壁面の有効利用を図ることができるという効果を得
る。
【0040】なお、第2の実施例と略同一の構造を利用
し、厨房の吊り戸棚等に融合する単なる箱状構造物を設
け、これを前記吊り戸棚に隣設して厨房等において液晶
テレビTを視聴できるようにすることもできる。
【0041】また、前記各実施例において、可動天板1
4、可動表板111の収納初期において、これらをを傾
斜させる構成を採用したが、本発明は必ずしもこれに限
定されるものではない。例えば、前記案内ブロック45
と実質的に同一の案内ブロックを第1のローラピン17
側にも配置して可動天板14、可動表板111を傾斜さ
せることなく下降させ、その後に可動天板14、可動表
板111を面方向に移動させるようにしてもよい。ま
た、この場合、細長い単一の案内ブロックを用い、前記
スリットガイド穴52を前後二箇所に形成することもで
きる。要するに、本発明は、可動天板14、可動表板1
11が収納可能となる位置にシフトさせることができる
限り、種々の設計変更が可能である。
【0042】また、前記第1の実施例では、下板15の
手前側端縁よりカバー板19が外側に突出する場合を図
示したが、カバー板19が図1の位置よりも奥行側に引
っ込んだ位置となるようにして当該カバー板19を開い
た時に、その手前側端縁が固定天板13の手前側端縁と
同一線上に位置するように設定することもできる。
【0043】更に、前記駆動機構60は、モータ駆動を
採用することなく、回転軸65に直接駆動力を付与可能
なハンドルを設け、このハンドルを回転させることによ
って前記プーリを回行可能とした手動式とすることも可
能である。
【0044】また、本発明は、前述したデスク10、額
縁100の他に、オフィス等における受付用カウンタ等
にも適用することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、かつ、
作用するので、これによると、デスク等に適用した場合
に、当該デスクの通常使用を可能にしつつ、可動表板を
後退させることで搭載面に載せられた電子機器等を簡
易、且つ、迅速に表出させることができるという効果を
得る。
【0046】また、可動表板に設けられた第2のローラ
ピンがガイドプレート及び案内ブロックブロックに係合
し、且つ、当該案内ブロックに設けられた独特のスリッ
トガイド穴によって可動表板の面高さをずらすことがで
きるため、固定表板に干渉することなく可動表板を移動
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明がデスクに適用された第1の実施例を示
す全体斜視図。
【図2】前記実施例における可動天板が固定天板の裏面
側に移動した状態を示す全体斜視図。
【図3】前記実施例の概略平面図。
【図4】図3のA−A線矢視断面図。
【図5】図4のB−B線矢視拡大断面図。
【図6】前記実施例における案内装置の要部概略斜視
図。
【図7】前記実施例における駆動機構の要部分解斜視
図。
【図8】(A)は可動天板が固定天板と同一平面位置に
ある状態を示す作用説明図、(B)は可動天板が移動す
る初期状態を示す作用説明図。
【図9】(A)は可動天板が水平方向に移動している状
態を示す作用説明図、(B)は可動天板が固定天板の下
面側に移動した最終後退位置を示す作用説明図。
【図10】本発明が額縁に適用された第2の実施例を示
す概略斜視図。
【図11】図10の概略縦断面図。
【符号の説明】
13 固定表板としての固定天板 14 可動表板としての可動天板 15 搭載面としての下板 16 案内装置 17 第1のローラピン 18 第2のローラピン 41 ガイドプレート 42 ガイドレール 43 ガイドレール 45 案内ブロック 46 スリット穴 52 スリットガイド穴 60 駆動機構 61 モータ 65 回転軸 66 第1のプーリ 67 第2のプーリ 68 ベルト 80 キー挿入部 107 搭載面としての裏板 110 固定表板 111 可動表板 C 電子機器としてのノート型パーソナルコンピュータ T 電子機器としての液晶テレビ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定表板と、この固定表板の一部を切り
    抜いた形状をなす可動表板と、これら各表板の裏面側に
    設けられた電子機器等の搭載面と、前記固定表板の裏面
    側に設けられるとともに、前記可動表板を前記固定表板
    の裏面側に出し入れ可能に支持する一対の案内装置と、
    この案内装置を介して前記可動表板を移動させる駆動機
    構とを備え、前記可動表板が固定表板の裏面側に移動し
    たときに前記搭載面が表出可能に設けられていることを
    特徴とする可動表板の駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記案内装置は、前記搭載面の前後若し
    くは上下方向に沿うスリット穴を備えたガイドプレート
    と、このガイドプレートに設けられるとともに、前記ス
    リット穴の延出方向に沿って延びるガイドレールと、こ
    のガイドレールに支持されて移動可能に設けられるとと
    もに前記スリット穴と協働して前記可動表板の移動側端
    縁を落ち込ませるスリットガイド穴を有する案内ブロッ
    クと、前記可動表板の両側にそれぞれ固定された第1及
    び第2のローラピンとを備え、前記第1のローラピンが
    前記スリット穴に係合する一方、前記第2のローラピン
    がスリット穴及びスリットガイド穴に係合して前記可動
    表板が固定表板の裏面側に落ち込んで移動可能に設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の可動表板の駆
    動装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動機構は前記ガイドプレートに装
    着されたモータと、前記ガイドプレート間に掛け渡され
    るとともに、前記モータの回転によって回転可能な回転
    軸と、この回転軸に固定された第1のプーリと、前記ガ
    イドプレートに支持された第2のプーリと、これらのプ
    ーリ間に掛け回されたベルトとを含んで構成され、この
    ベルトの途中に前記案内ブロックが固定されていること
    を特徴とする請求項3記載の可動表板の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動機構は所定のキー挿入部に差し
    込まれるキー操作でON−OFF制御可能に設けられて
    いることを特徴とする請求項1,2又は3記載の可動表
    板の駆動装置。
JP33040095A 1995-12-19 1995-12-19 可動表板の駆動装置 Withdrawn JPH09168432A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017082192A1 (ja) * 2015-11-13 2017-05-18 日本電産サンキョー株式会社 駆動装置
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