JPH0998768A - ビール製造用濾過槽のための掘返装置 - Google Patents

ビール製造用濾過槽のための掘返装置

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JPH0998768A
JPH0998768A JP8163267A JP16326796A JPH0998768A JP H0998768 A JPH0998768 A JP H0998768A JP 8163267 A JP8163267 A JP 8163267A JP 16326796 A JP16326796 A JP 16326796A JP H0998768 A JPH0998768 A JP H0998768A
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cake
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動軸を中心として掘返カッタを円軌道内で
周回させ、該円軌道内でビール絞り糟ケーキの固まりを
ほぐすビール製造用濾過槽のための掘返装置において、
ビール絞り糟ケーキ層の全体に渡ってその固まりを均一
且つ十分に解すこと。 【解決手段】 直線形状の掘返カッタ(7a)の下端領
域に移動方向(c)とは逆向きに伸長する攪拌パドル
(13、14)を設け、ビール絞り糟ケーキを少なくと
も部分的に攪拌することにより全ビール層ケーキ層の均
一性を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、ビール製造用濾
過槽のための掘返装置に関するものであり、特に、水平
方向に対して略垂直方向に立設された駆動軸と、該駆動
軸に固定された水平方向に伸長する複数の伸長アーム
と、各伸長アームに固定され且つ略垂直方向において下
方に向かって伸長する掘返カッタとを備え、該駆動軸に
より該掘返カッタをビール製造用濾過槽内のビール絞り
糟ケーキの中で周回させ、該ビール絞り糟ケーキの固ま
り状態を解すビール製造用濾過槽のための掘返装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ビール製造における麦芽汁の濾過工程で
は、濾過槽内にビール絞り糟ケーキが濾過のためのフィ
ルタ底部、所謂濾過槽沈降底部に堆積することが知られ
ている。当該濾過工程においては、濾過時間が経過する
につれてビール絞り糟ケーキが濃縮されるため、この濃
縮されたビール絞り糟ケーキよりさらに麦芽汁を流出さ
せるためには、ビール絞り糟ケーキの固まり状態を解す
必要が生じる。そこで、従来より、ビール製造用濾過槽
には、ビール絞り糟ケーキの固まり状態を解す掘返装置
が利用されている。
【0003】従来の掘返装置として、たとえば、ドイツ
特許第3528647号公報が知られている。この掘返
装置は、水平方向に対して略垂直方向に立設された駆動
軸と、該駆動軸に固定された水平方向に伸長する複数の
伸長アームと、各伸長アームに固定され且つ略垂直方向
において下方に向かって伸長する掘返カッタとを備え、
該伸長アームに固定された複数列の掘返カッタが、一定
の円軌道内でビール絞り糟ケーキおよび麦芽汁の中で回
転する。当該複数列の掘返カッタは、略水平方向に突出
した刃を備え且つ掘返カッタの移動方向の前方より見て
直線状の直線形掘返カッタ列と、該掘返カッタの移動方
向の前方より見てジグザグ状の波形掘返カッタ列とから
構成されている。
【0004】上記従来の掘返装置は、駆動軸を中心とし
て掘返カッタを円軌道内で周回させ、該円軌道内でビー
ル絞り糟ケーキの固まりをほぐすようにしている。しか
しながら、上記従来の掘返カッタでは、全ビール絞り糟
ケーキ層に渡ってその固まりを均一且つ十分に解すこと
ができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、全ビール絞り糟ケーキ層を均一にほぐすことが
できるように、上記従来の掘返装置を改良することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、水平方向に
対して略垂直方向に立設された駆動軸と、該駆動軸に固
定された水平方向に伸長する複数の伸長アームと、各伸
長アームに固定され且つ略垂直方向において下方に向か
って伸長する掘返カッタとを備え、該駆動軸により該掘
返カッタをビール製造用濾過槽内のビール絞り糟ケーキ
の中で周回させ、該ビール絞り糟ケーキの固まり状態を
解すビール製造用濾過槽のための掘返装置において、少
なくとも1つの掘返カッタ(7a)の略垂直方向におけ
る下端領域には、該掘返カッタ(7a)の移動方向
(c)とは逆向きに伸長し、ビール絞り糟ケーキを少な
くとも部分的に攪拌する攪拌手段(13、14)が設け
られていることを特徴とするビール製造用濾過槽のため
の掘返装置により解決される。前記攪拌手段は、ビール
絞り糟ケーキの部分的な層内の攪拌とビール絞り糟ケー
キ全体の攪拌との双方をもたらし、これら双方の攪拌が
側面から掘返カッタ間の領域に影響を及ぼし、この結
果、ビール絞り糟ケーキ幅全体にわたり均一な層の攪拌
と解しが達成される。
【0007】なお、上記課題は、本発明による掘返装置
において、前記掘返カッタ(7b、7a)が、該移動方
向(c)の前方より見て直線形状の掘返カッタ(7a)
と、該移動方向(c)の前方より見て少なくとも1部が
ジグザグ形状もしくは波状形状の掘返カッタ(7b)と
を具備しており、さらに前記攪拌手段(13、14)が
該直線形状の掘返カッタ(7a)に取り付けられた構成
とすることによっても達成可能である。
【0008】また、上記課題は、本発明による掘返装置
において、攪拌手段をパドル形状の攪拌パドルとするこ
とによっても達成可能である。
【0009】さらにまた、上記課題は、本発明による掘
返装置において、前記攪拌パドルを掘返カッタの移動方
向に略平行な中心軸を中心に捻じられた形状にすること
によっても達成可能である。これは、掘返カッタに対し
て平行の外側面を有する攪拌パドルが、該外側面を介し
て該掘返カッタに固定され、かつ前記攪拌パドルの該外
側面から該移動方向と逆に伸びる延長部分が捩じられる
ことを意味する。
【0010】本発明による掘返装置の実施態様において
は、各々掘返カッタが2つの攪拌パドルを具備し、該2
つの攪拌パドルと掘返カッタとでほぼ横U字形が画成さ
れるように当該2つの攪拌パドルを上下に配設し、且つ
当該2つの攪拌パドルがパドル捻じり方向が相互に逆に
なるよう捻じられた構成とすることが好ましい。これに
より、上下に配設され且つ反対方向に捻られた2つ攪拌
パドルに沿って、ビール絞り糟ケーキの異なる高さの層
内で部分的な攪拌をもたらすとともに、前記ビール絞り
糟ケーキの入念な往復攪拌を可能にする。したがって、
上述のようなビール絞り糟ケーキは二つの攪拌パドルの
存在によって、さらにビール絞り糟ケーキ層の均一性を
増大させることが可能となる。
【0011】また、本発明による掘返装置の実施態様に
おいては、攪拌パドルの捻じり量は、約45゜であるこ
とが好ましい。これにより、ビール絞り糟ケーキの部分
的な攪拌は、前記ビール絞り糟ケーキを特に均一なもの
とする。
【0012】また、本発明による掘返装置の実施態様に
おいては、攪拌パドルの捻じりの中心軸を、掘返カッタ
の移動方向に前方下側、すなわち、水平面に対して約5
゜の角度で傾けることが好ましい。また、前記攪拌パド
ルの傾斜は、直線形状の掘返カッタの掘返シューの濾過
浴槽の沈降底部に対する下側傾斜、並びに、掘返カッタ
の側面に固定された斜刃の下側傾斜と同等とするのが好
ましい。
【0013】また、本発明による掘返装置の実施態様に
おいては、下側に配設される攪拌パドルの最下領域及び
上側に配設される攪拌パドルの最下領域は、掘返カッタ
の最下端縁に対し約3〜8cm及び10〜15cmの間
隔をそれぞれ有する構成とすることが好ましい。さら
に、攪拌パドルの中心軸は、直線形状の掘返カッタの側
面に設けられた斜刃が設けられた高さと同等とすること
が好ましい。これは、通常25cmから最大30cmま
でのビール絞り糟ケーキの深さの場合では、特に深い解
しと攪拌になることを意味し、その際、切返パドルの平
均高さへの斜刃の配置は、解し結果に特に好ましい影響
を与える。
【0014】さらに、本発明による掘返装置の実施態様
においては、ジグザグ形状もしっくは波形形状の掘返カ
ッタは、全長に対して下側約3分の1の位置のみをジグ
ザグ形状もしくは波形形状にすることが好ましい。これ
は、同様にビール絞り糟ケーキの特別に深い解しを可能
にし、その際、上方に向かって泳動する麦芽汁は、掘返
カッタの回転によって不要に攪拌および混濁されない。
この点において、ジグザグ形状もしくは波形形状の掘返
カッタのジグザグ形状部分もしくは波形形状部分は、実
質的に、予想される最大ビール絞り糟ケーキ深さに相当
するように設定し、さらに、これにより麦芽汁の領域で
は、実質的に前記麦芽汁の均一性を妨げるジグザグ状の
掘返カッタは周回しないように設定することが好まし
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の1つを図
面に基づきより詳しく説明する。
【0016】図1は、濾過槽2の下側半分の縦断面を示
したものである。掘返装置1は、濾過槽2の中に収納さ
れる。濾過槽2の底の若干上方には、フィルタとなる濾
過槽沈降底部3が設けられており、また、濾過槽沈降底
部3下側には集合管4a、4bが配設され、この集合管
を通して濾過槽2で濾過された麦芽汁が導出される。
【0017】掘返装置1は、図示せぬ駆動モータにより
回転駆動され、且つ、水平方向に対して略垂直方向に立
設された駆動軸5を具備している。この駆動軸5の上方
端には、水平方向に伸長する梁状の伸長アーム6a、6
bが固定されている。複数の伸長アーム6a、6b(図
1にはその中の2つだけを示す)は、駆動軸5を中心に
半径方向に伸長している。この伸長アーム6a、6bに
は、それぞれ、略垂直方向において下方に向かって伸長
し且つ駆動軸5の半径方向において互いに離間した一連
の掘返カッタ7aが固定されている。図1の左側に示す
伸長アーム6aは、複数の直線の掘返カッタ7aが垂設
され、かつ、図1の右側に示す伸長アーム6bには、複
数のジグザグ状の掘返カッタ7bが垂設されている。な
お、掘返カッタ7bは、ジグザグ形状に変えて波形形状
または屈曲形状に変更することも可能である。図1には
示していない駆動モータを利用して、掘返装置1は、駆
動軸5を介して、回転及び垂直方向に上下動できる構成
されており、これにより濾過槽内で掘返装置1が回転さ
れる際に、掘返カッタ7aおよび7bが半径の異なる円
軌道上でビール絞り糟ケーキの中を周回できるようにな
っている。
【0018】図2および図3は、直線形状の掘返カッタ
7aの1つを正面と側面とを示したものである。直線形
状の掘返カッタ7aの基体は、略垂直方向に伸長する長
手カッタ部8aから成る。この長手カッタ部8aの上端
領域には、伸長アーム6aに固定するための固定用穴9
aが設けられている。長手カッタ部8aの移動方向(矢
印c)の正面端縁に沿ってほぼ下側半分のところには、
ビール絞り糟ケーキを解すためのカッタ刃10aが形成
されている。また、長手カッタ部8aの下端部には、長
手カッタ部8aの移動方向(矢印c)の前方下側に傾け
た平坦な掘返シュー11が固定されている。
【0019】長手カッタ部8aの下側3分の1の側面か
ら、両側に長手カッタ部8aに対して90゜の角度で複
数の斜刃12が上下方向で間隔をおいて固定されてい
る。この斜刃12は、同様に移動方向に前方下側に僅か
に傾けて配設されている。長手カッタ部8aの各側面に
は2つの斜刃12が互いに上下に設けられ、この斜刃
は、長手カッタ部8aの他方側面に設けられた2つの斜
刃に対し位置(高さ)をずらして配設されている。
【0020】長手カッタ部8aの移動方向(矢印c)に
おいて長手カッタ部8aの後部端縁の下側ほぼ4分の1
のところには、上下に配設された2つの攪拌パドル1
3、14が長手カッタ部8aに固定されている。なお、
この攪拌パドル13、14は、互いに鏡面対象を成す構
成とされている。各攪拌パドル13、14は、図5およ
び図6に示すように、細長い基体から形成され、攪拌パ
ドル13、14の移動方向(矢印c)の正面端縁が同一
平面に長手カッタ部8aの後部端縁に固定され、かつ攪
拌パドル13、14の移動方向の後部端縁が攪拌パドル
13、14の正面端縁に対して角度αで捻られた構成と
なっている。
【0021】図3に示すように、上下に配設された2つ
の攪拌パドル13、14の中心軸13a、14aは、斜
刃12の中心軸とほぼ同じ高さとなるように長手カッタ
部8aに配設される。下側に配設された攪拌パドル13
は、該攪拌パドル13の最下部分と掘返カッタ7aの最
下端縁とが約3〜8cmの間隔(i)で配設され、ま
た、上側に配設された攪拌パドル14は、該攪拌パドル
14の最下部分と掘返カッタ7aの最下端縁とが約10
〜15cmの間隔で配設される。さらに、両攪拌パドル
13、14の最下部分間の間隔(j)は約5〜10cm
となっている。斜刃12の中心軸と攪拌パドル13、1
4の中心軸は、略移動方向(矢印c)に対して前方下側
に図中角度(β)をもって僅かに傾けられて伸長してい
る。これにより攪拌パドル13、14は、同様に移動方
向に対して図中角度(β)をもって前方下側に僅かに傾
けられている。すなわち、攪拌パドル13、14のため
の細長い基体は、図6に示すように、長方形とは異な
り、移動方向の正面端縁に沿ってテーパ角度(β)をも
ってくさび状のカットが施されている。そして、このカ
ットされた正面端縁を長手カッタ部8aを取り付けるこ
とで、攪拌パドル13、14の中心軸が略移動方向(矢
印c)に対して前方下側に図中角度(β)をもって僅か
に傾けられて伸長するようになっている。本実施例にお
いては、掘返シュー11、斜刃12および攪拌パドル1
3、14は、それぞれ傾斜角度β=5゜で前方下側に傾
けられている。
【0022】図4(a)および図4(b)は、図2の掘
返カッタ7aのA−A線とB−B線に沿った水平断面を
示すものである。これらの平面図における断面表示から
明らかなように、攪拌パドル13、14は、それぞれ長
手カッタ部8aの側面に同一平面上、即ち面一に配設さ
れ、且つ、同じ高さに配設された斜刃12に対置され
る。攪拌パドル13、14は、図2乃至図3に示す如
く、各中心軸13a、14aを中心に、相対的に互いに
反対方向に捻られている。下攪拌パドル13は、角度α
=45゜で捻られ、かつその上に位置する攪拌パドル1
4は、角度−α=−45゜で捻じられている。また、攪
拌パドル13、14の材料の厚さcは、長手カッタ部8
a掘返板8aの厚さdの大きさの半分となっている。
【0023】図7ないし図9に示したジグザグ掘返カッ
タ7bは、同様に、長手カッタ部8bから成り、この長
手カッタ部8bの上端部には伸長アーム6aに固定する
ための固定用穴9bと、該長手カッタ部の下半分には正
面端縁に沿ってカッタ刃10bが設けられている。濾過
槽沈降底部3に向けられる長手カッタ部8bの下端には
掘返シュー15が周知の方法で配設されている。
【0024】掘返カッタ7bは、掘返カッタ7bの全長
に対して相対的に下側3分の1でジグザグ状もしくは波
状に形成される。最上部ジグザグ曲部と掘返カッタ7b
の最下端縁との間の間隔は、約k=30〜40cmであ
る。掘返カッタ7bの長手カッタ部8bは、図8に示す
如く、5つの区間より構成される。第1区間Aは、長手
カッタ部8bの上端より始まりジグザグ曲部の最上部ま
で垂直に伸長した区間である。第2区間Bは、第1区間
Aで長手カッタ部8bが図中右側に約45゜曲げられて
形成された区間である。第3区間Cは、この第2区間B
に次いで、長手カッタ部8bが図中左側に向かって第2
区間Bの伸長方向に対して約90゜曲げられて形成され
た区間である。第4区間Dは、この第3区間Cに次い
で、長手カッタ部8bが図中右側に向かって第3区間C
の伸長方向に対して約90゜曲げられて形成された区間
である。第5区間Eは、この第4区間Dに次いで、長手
カッタ部8bが垂直方向下方に約45゜の曲げられ且つ
長手カッタ部8bの下端まで伸長して形成された区間で
ある。なお、上記の構成では、第2区間Bと第4区間D
の伸長方向は平行且つ同一の長さであり、また、長手カ
ッタ部8bの垂直方向の中心線Xに対する第2区間Bの
右側突出量pと第3区間Cの左側突出量qとは同一であ
り、さらに、第5垂直区間Eと第1垂直区間Aとは一直
線上に配設されている。
【0025】
【発明の効果】以下、掘返装置の作用を簡単に説明す
る。掘返装置1は、濾過工程において、濾過槽2での処
理量に応じた位置に設定される。ビール絞り糟ケーキの
濃縮が進むと、その進捗状況に応じて掘返装置の回転が
始まる。掘返装置の各伸長アーム6a、6bには、それ
ぞれ同種の掘返カッタ7a、7bが固定されているた
め、掘返装置1の回転時には、ジグザグ状または波状の
掘返カッタ7bと直線形状の掘返カッタ7aとが異なる
半径をもった複数の円軌道内でビール絞り糟ケーキを解
す。また、ビール絞り糟ケーキの補充的な解しが、掘返
シュー15の外側輪郭に沿って行われる。このとき、掘
返シュー15の上方で泳動する麦芽汁は比較的均一かつ
鎮静化している。さらに、直線形状の掘返カッタ7a
は、ビール絞り糟ケーキを長手カッタ部8a、斜刃12
および掘返シュー11に沿って攪拌させる。 なお、掘
返カッタ7a、7bが回転される際には、それぞれの最
下端部に配設された掘返シュー15、11の最下位置
が、濾過槽沈降底部3と僅かな間隔(約1cm)をもっ
て移動するように成っている。
【0026】ビール絞り糟ケーキの解しは、前記ビール
絞り糟ケーキの入念な往復攪拌によって攪拌パドル1
3、14の攪拌によって行なわれ、その際、あまりに速
すぎるために十分濾過されず特に垂直掘返しに沿った麦
芽汁の流出は、切返パドル13、14に沿ったこの領域
におけるビール絞り糟ケーキの攪拌により有効に防止さ
れる。これにより、ビール絞り糟ケーキの特に均一な掘
返しもしくは解しが行われ、この結果、得られた麦芽汁
は同様に均一で混濁される割合が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく濾過槽内の掘返装置の縦断面図
である。
【図2】図1の直線の掘返カッタの正面図である。
【図3】図2の掘返カッタの側面図である。
【図4】(a)は図2のA−A線に沿った水平断面図で
あり、(b)はB−B線に沿った水平断面図である。
【図5】図1の攪拌パドルの正面図である。
【図6】図1の攪拌パドルの側面図である。
【図7】図1のジグザグ状掘返カッタの平面図である。
【図8】図7の掘返カッタの正面図である。
【図9】図7の掘返カッタの側面図である。
【符号の説明】
1 掘返装置 2 濾過槽 3 濾過槽沈降底部 4a,4b 集合管 5 駆動軸 6a,6b 伸長アーム 7a 直線形状の堀返カッタ 7b ジグザグ形状の掘返カッタ 8a,8b 長手カッタ部 9b,9b 固定用穴 10a,10b カッタ刃 11 掘返シュー 12 斜刃 13 攪拌パドル 13a 攪拌パドル13の中心軸 14 攪拌パドル 14a 攪拌パドル14の中心軸 15 掘返シュー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に対して略垂直方向に立設され
    た駆動軸と、該駆動軸に固定された水平方向に伸長する
    複数の伸長アームと、各伸長アームに固定され且つ略垂
    直方向において下方に向かって伸長する掘返カッタとを
    備え、該駆動軸により該掘返カッタをビール製造用濾過
    槽内のビール絞り糟ケーキの中で周回させ、該ビール絞
    り糟ケーキの固まり状態を解すビール製造用濾過槽のた
    めの掘返装置において、 少なくとも1つの掘返カッタ(7a)の略垂直方向にお
    ける下端領域には、該掘返カッタ(7a)の移動方向
    (c)とは逆向きに伸長し、ビール絞り糟ケーキを少な
    くとも部分的に攪拌する攪拌手段(13、14)が設け
    られていることを特徴とするビール製造用濾過槽のため
    の掘返装置。
  2. 【請求項2】 前記掘返カッタ(7b、7a)が、該移
    動方向(c)の前方より見て直線形状の掘返カッタ(7
    a)と、該移動方向(c)の前方より見て少なくとも1
    部がジグザグ形状もしくは波状形状の掘返カッタ(7
    b)とを具備しており、前記攪拌手段(13、14)が
    該直線形状の掘返カッタ(7a)に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のビール製造用濾過槽
    のための掘返装置。
  3. 【請求項3】 前記攪拌手段(13、14)が、パドル
    形状の攪拌パドル(13、14)であることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のビール製造用濾過槽のため
    の掘返装置。
  4. 【請求項4】 各掘返カッタ(7a)には、略垂直方向
    において上下に並んだ2つの前記攪拌手段(13、1
    4)が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいづれか一つに記載のビール製造用濾過槽のた
    めの掘返装置。
  5. 【請求項5】 前記攪拌パドル(13、14)が1つの
    中心軸を中心に捻られて形成されたものであり、前記攪
    拌パドル(13、14)の中心軸が前記掘返カッタ(7
    a)の移動方向(c)に対して所定角度にもって傾斜し
    ていることを特徴とする請求項3に記載のビール製造用
    濾過槽のための掘返装置。
  6. 【請求項6】 各掘返カッタ(7a)には、略垂直方向
    において上下に並んだ2つの前記攪拌パドル(13、1
    4)が設けられており、且つ、前記攪拌パドル(13、
    14)の捻られる方向が逆向きであることを特徴とする
    請求項5に記載のビール製造用濾過槽のための掘返装
    置。
  7. 【請求項7】 前記攪拌パドル(13、14)が約α=
    45゜捻られることを特徴とする請求項3乃至請求項6
    のいづれか一つに記載のビール製造用濾過槽のための掘
    返装置。
  8. 【請求項8】 前記攪拌パドル(13、14)の中心軸
    が前記掘返カッタ(7a)の移動方向(c)に対して所
    定角度約5°をもって前方下側に傾けられていることを
    特徴とする請求項5乃至請求項6のいづれか一つに記載
    のビール製造用濾過槽のための掘返装置。
  9. 【請求項9】 前記上下に並んで配設された2つの攪拌
    パドル(13、14)の内の下側に配設された攪拌パド
    ル(13)の最下部分と掘返カッタ(7a)の最下端縁
    との間隔が約3〜8cmであり、 上側に配設された攪拌パドル(14)の最下部分と掘返
    カッタ(7a)の最下端縁との間隔が約10〜15cm
    であり、さらに、 前記掘返カッタ(7a)の側面には、前記攪拌パドル
    (13、14)の中心軸の高さを持った、2つの斜刃
    (12)が配設されていることを特徴とする請求項6に
    記載のビール製造用濾過槽のための掘返装置。
  10. 【請求項10】 前記掘返カッタ(7b)は、全長に対
    して上側約3分の2が直線形状で且つ下側約3分の1が
    ジグザグ形状状または波形形状に構成されていることを
    特徴とする請求項2に記載のビール製造用濾過槽のため
    の掘返装置。
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