JPH0998602A - 対地作業機の昇降制御装置 - Google Patents

対地作業機の昇降制御装置

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JPH0998602A
JPH0998602A JP25966695A JP25966695A JPH0998602A JP H0998602 A JPH0998602 A JP H0998602A JP 25966695 A JP25966695 A JP 25966695A JP 25966695 A JP25966695 A JP 25966695A JP H0998602 A JPH0998602 A JP H0998602A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圃場に比較的大きな凹凸があっても高速走行
による浮き苗や未耕地が生じないようにする。 【解決手段】 植付装置の昇降制御手段Aと、エンジン
回転数のピックアップ25とHST21のトラニオン軸
21aの操作量を検出するポテンショメータ23とで成
る速度検出手段Bとを設け、走行速度が速くなる程植付
装置の下降速度を速くするとともに、走行機体11の速
度増加に伴う植付装置の上昇速度の上昇時増加率を、下
降する場合の下降時増加率よりも小に設定する昇降速度
調節手段Cを備える。走行速度が速いほど植付装置の上
昇速度は遅くなるように昇降速度調節手段Cが機能す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機やトラクタ
等の対地作業機に係り、詳しくは、植付装置や耕耘装置
といった対地作業装置の対地高さを所定高さに維持する
昇降制御において、昇降速度を走行状況によって自動的
に調節する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の対地作業機の昇降制御装
置、例えば田植機においては、走行速度が高速になるこ
とに起因した接地フロートの接地反力増大による頻繁な
植付装置の昇降作動を抑えるために、機体の走行速度が
高速になるほど昇降制御感度を鈍感側に切換えるよう
に、昇降感度設定手段の設定値に補正を加えるように工
夫されたものがあった(例えば、特開平6‐33930
9号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記技術により、確か
に走行速度の高速化に伴う昇降制御感度の変化に追従で
きるものではあるが、圃場の凹凸が大きい場合における
圃面への追従性まで改善されるものではないため、例え
ば、凸部分を乗り越えたときに接地フロートがジャンプ
気味となって圃面に追従し難い状態で苗植付が行われて
しまい、苗が十分に泥中に埋まらない、所謂、浮き苗の
生じるおそれがあった。耕耘装置では、設定状態よりも
上昇して耕深が浅くなるという不都合になる。本発明の
目的は、圃場に比較的大きな凹凸があっても高速走行に
よる浮き苗や耕深が浅くなることが生じないようにする
点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕上記目的達成のための第1発明は、昇降機構に
よって機体に対して昇降自在に連設された対地作業装置
と、この対地作業装置の対地高さを検出する接地式の高
さ検出手段と、この高さ検出手段の検出情報に基づいて
対地作業装置の対地高さを所定高さに維持するように昇
降機構を駆動する昇降制御手段を備えてある対地作業機
の昇降制御装置において、機体の走行速度を検出する速
度検出手段を設け、走行速度が速いほど対地作業装置の
下降速度を速くするとともに、機体の速度増加に伴う対
地作業装置の上昇速度の上昇時増加率を、対地作業装置
が下降する場合の下降時増加率よりも小に設定する昇降
速度調節手段を備えてあることを特徴とする。
【0005】第2発明は、機体の走行速度が速いほど対
地作業装置の上昇速度を遅くするように、昇降速度調節
手段による上昇時増加率を設定してある点にある。
【0006】〔作用〕つまり、昇降制御を行いながらの
凹凸や起伏通過時においても、常に対地作業装置を接地
させるには、走行速度が速くなればなるに従って昇降速
度も速くしなければならない。特に、対地作業装置を下
降させるときの速度が追いつかないときには作業装置が
地面から浮いたような状態となり、田植機では浮き苗が
生じたり、耕耘機では耕深が浅くなる等の不都合があ
る。ところが、上昇させるときは下降のときとは状況が
違い、上昇速度が速過ぎるとやはり対地作業装置が地面
から浮く方向にずれてしまい、上記の不都合おそれがあ
る。
【0007】故に、請求項1の構成によれば、走行速度
が速いほど対地作業装置の下降速度を速めるから、対地
作業装置を下り傾斜面通過時でも確実に接地追従させる
ことができ、前述した浮き苗や未耕地の発生等の不都合
を回避することができるようになる。そして、機体の速
度増加に伴う対地作業装置の上昇速度の上昇時増加率
を、対地作業装置が下降する場合の下降時増加率よりも
小に設定してあるから、上り傾斜面での上昇反応が速す
ぎて対地浮上する方向にずれる不都合がなく、対地作業
装置を接地追従させることができる。
【0008】請求項2の構成によれば、機体の走行速度
が速くなればなる程上昇速度を遅くするもの、すなわ
ち、機体の速度増加に伴う対地作業装置の上昇速度の上
昇時増加率を負の値にするものである。これにより、上
り傾斜面における対地作業装置の接地追従性をより確実
なものにすることができる。但し、この場合には対地作
業装置の昇降制御が深い側にずれ易いものとなり、田植
機では深植えに、耕耘機では耕深が深くなる傾向になる
が、浮き苗や耕耘不足地が発生するような不都合にはな
らない点で好都合である。
【0009】〔効果〕その結果、請求項1又は2のいず
れに記載された昇降制御装置でも、対地作業装置の接地
追従性が改善され、浮き苗や耕深が浅くなる等の不都合
を解消してより良好な対地作業を行うことができるよう
になった。
【0010】請求項2に記載された昇降制御装置では、
対地作業装置の上昇作動時の不都合をより確実に回避で
きる利点がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
対地作業機の一例である田植機の場合について、図面に
基づいて説明する。図1に田植機が示され、1は前輪、
2は後輪、3は運転部、4は昇降リンク機構、5は昇降
シリンダ、6は植付装置、7はエンジン、8はミッショ
ン、9は植付機構、10は接地フロート、11は走行機
体である。
【0012】図1、図2に示すように、植付装置(対地
作業装置の一例)6は、昇降シリンダ(昇降機構の一
例)5と昇降リンク機構4とによって走行機体11に対
して昇降自在に連設され、植付装置6の対地高さを検出
する接地式の高さ検出手段12と、この高さ検出手段1
2の検出情報に基づいて植付装置6の対地高さを所定高
さに維持するように昇降シリンダ5を駆動する昇降制御
手段Aと、この昇降制御手段Aの昇降制御感度を設定す
る感度設定手段13とを備えてある。
【0013】すなわち、左右のサイドフロート14,1
4の間に配置される1個の接地フロート10を、その略
後部に配置された左右向きの支点Y周りで揺動自在に植
付装置側のブラケット15に枢着するとともに、フロー
ト前部に枢支された縦向きロッド16と、植付装置側に
枢支された横向きリンク17とを枢支連結して装着して
ある。横向きリンク17の揺動支点にはポテンショメー
タ18が装備されるとともに、横向きリンク17を下方
に付勢するバネ19が備えてある。ポテンショメータ1
8が高さ検出手段であり、これを接地フロート10が間
接的に回動操作する構造が「接地式」に相当する。
【0014】つまり、接地による接地フロート10の支
点Y周りの揺動昇降量をポテンショメータ18で検出
し、その検出情報によって昇降シリンダ5の制御弁Vを
切換え操作する公知の昇降制御手段Aが制御装置20に
備えてある。そして、その昇降制御を行うえでのポテン
ショメータ18の基準位置を調節することで、昇降制御
の感度を調節するものであり、これも公知技術であるた
め、次に、概略説明のみ行う。
【0015】先ず、感度調節ダイヤル(感度設定手段)
13を鈍感側に操作すると、ポテンショメータ18の基
準位置が例えばA1 位置から少し下がったA2 位置に変
更される。すると、この状態では接地フロート10の姿
勢が基準値がA1 のときの姿勢よりも上向きになって接
地面積が減少し、かつ、バネ19がより圧縮されるの
で、田面の起伏に追従し難い状態となり、昇降制御感度
が鈍感側に調節されるのである。
【0016】又、感度調節ダイヤル13を敏感側に操作
すると、ポテンショメータ18の基準位置がA1 位置か
ら少し上がったA3 位置に変更される。すると、この状
態では接地フロート10の姿勢が基準値がA1 のときの
姿勢よりも下向きになって接地面積が増加し、かつ、バ
ネ19の圧縮が緩和されるので、田面の起伏に追従し易
い状態となり、昇降制御感度が敏感側に調節されるので
ある。
【0017】この田植機では、機体11の走行速度を検
出する速度検出手段Bを設け、走行速度が速くなる程植
付装置6の下降速度を速くするとともに、機体11の速
度増加に伴う植付装置6の上昇速度の上昇時増加率を、
植付装置6が下降する場合の下降時増加率よりも小に設
定する昇降速度調節手段Cを備えてある。そして、昇降
速度調節手段Cは、機体11の走行速度が速いほど植付
装置6の上昇速度を遅くするように上昇時増加率を設定
するものである。
【0018】図2に示すように、ミッション8に備えら
れた走行用のHST21のトラニオン軸21aを駆動操
作する電動シリンダ22と、その操作量を検出するフィ
ードバック用の直線式ポテンショメータ23と、速度設
定器24と、エンジン回転数を検出する電磁ピックアッ
プ25とを制御装置20に接続してある。速度検出手段
Bは、電磁ピックアップ25によるエンジン回転数と、
直線式ポテンショメータ23によるHST21の変速位
置とを検出して演算することによって走行速度を割り出
すように構成されている。
【0019】昇降速度調節手段Cは、図3に示すよう
に、機体11の走行速度と植付装置6の昇降速度グラフ
のように、速度が速くなるに連れて下降速度aは線型に
速くなるが、上昇速度bは逆に線型に遅くなるように制
御するものである。又、上昇速度の増加率設定器26を
装備することにより、図3における破線のラインcのよ
うに、走行速度が速くなると上昇速度も速くなり、か
つ、その増加率が下降速度の増加率よりも低くなるよう
に設定するものや、ラインdのように、走行速度が変化
しても上昇速度は一定値に維持するものでも良い。
【0020】〔別実施形態〕例えば、特開平5‐292
803号公報に示されたもののように、トラクタに牽引
されるロータリー耕耘装置では、揺動自在な後部カバー
とこれの揺動量を検出するポテンショメータとにより、
接地式の高さ検出手段が構成されているものである。
【0021】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の側面図
【図2】走行系及び昇降制御系のブロック図
【図3】走行速度と昇降速度との関係グラフを示す図
【符号の説明】
5 昇降機構 6 対地作業装置 11 走行機体 12 高さ検出手段 A 昇降制御手段 B 走行速度検出手段 C 昇降速度調節手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降機構(5)によって機体(11)に
    対して昇降自在に連設された対地作業装置(6)と、こ
    の対地作業装置(6)の対地高さを検出する接地式の高
    さ検出手段(12)と、この高さ検出手段(12)の検
    出情報に基づいて前記対地作業装置(6)の対地高さを
    所定高さに維持するように前記昇降機構(5)を駆動す
    る昇降制御手段(A)を備えてある対地作業機の昇降制
    御装置であって、 前記機体(11)の走行速度を検出する速度検出手段
    (B)を設け、走行速度が速くなる程前記対地作業装置
    (6)の下降速度を速くするとともに、走行機体の速度
    増加に伴う前記対地作業装置(6)の上昇速度の上昇時
    増加率を、前記対地作業装置(6)が下降する場合の下
    降時増加率よりも小に設定する昇降速度調節手段(C)
    を備えてある対地作業機の昇降制御装置。
  2. 【請求項2】 前記機体(11)の走行速度が速いほど
    前記対地作業装置(6)上昇速度を遅くするように、前
    記昇降速度調節手段(C)による上昇時増加率を設定し
    てある請求項1に記載の対地作業機の昇降制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009118846A (ja) * 2008-11-25 2009-06-04 Iseki & Co Ltd 乗用型田植機
JP2012235700A (ja) * 2011-05-09 2012-12-06 Yanmar Co Ltd 田植機

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JP2009118846A (ja) * 2008-11-25 2009-06-04 Iseki & Co Ltd 乗用型田植機
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