JPH0998129A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JPH0998129A
JPH0998129A JP7275087A JP27508795A JPH0998129A JP H0998129 A JPH0998129 A JP H0998129A JP 7275087 A JP7275087 A JP 7275087A JP 27508795 A JP27508795 A JP 27508795A JP H0998129 A JPH0998129 A JP H0998129A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信電界強度の所定レベル付近の変動時にお
ける高域周波数成分除去手段の起動と停止とを交互に繰
り返すような切換に起因する通話音声中へのノイズの入
り込みを抑制することができる無線通信装置を提供す
る。 【解決手段】 受信電界強度の測定値が基準レベル未満
の値であるか否かの判定と受信電界強度の測定値が基準
レベル1以上の値を5秒間持続しているか否かの判定と
が行われる(ステップS402,S404)。受信電界
強度の測定値が基準レベル未満の値であると(ステップ
S402)、高域周波数成分除去回路に起動を指示する
制御信号が出力される(ステップS403)。受信電界
強度の測定値が基準レベル以上の値を1秒間持続してい
ると(ステップS404)、高域周波数成分除去回路に
停止を指示する制御信号が出力される(ステップS40
5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信音声信号に含
まれる高域周波数成分を受信電界強度に応じて除去可能
な無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、親機およびその親機と無線通信を
行う子機を有する電話装置、いわゆるコードレス電話装
置では、親機と子機との間で所定のレベルの通話が可能
なように、受信音声信号に含まれる高域周波数成分を除
去するための高域周波数成分除去手段が親機および子機
にそれぞれ設けられ、受信電界強度に応じて高域周波数
成分除去手段の起動および停止を制御する。
【0003】次に、上述の受信電界強度に応じて高域周
波数成分除去手段の起動および停止を制御する方法につ
いて図6を参照しながら説明する。図6は従来のコード
レス電話装置における高域周波数成分除去手段の起動、
停止に対する制御を示すフローチャートである。
【0004】通話中、図6に示すように、受信した電波
の強さを示す受信電界強度の測定値はアナログ・デジタ
ル変換(以下、AD変換という)によってデジタルデー
タに変換され(ステップS601)、その受信電界強度
の測定値が予め設定された基準レベルより低い値である
か否かの判定が行われる(ステップS602)。
【0005】受信電界強度が基準レベルより低い値であ
ると、高域周波数成分除去手段を起動するように制御信
号が出力され、高域周波数成分除去手段が起動される
(ステップS603)。これに対し、受信電界強度が基
準レベル以上の値であると、高域周波数成分除去手段を
停止するように制御信号が出力され、高域周波数成分除
去手段が停止される(ステップS603)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコード
レス電話装置では、受信電界強度が基準レベルより低い
値であるか否かの判定結果に応じて高域周波数成分除去
手段の起動、停止を制御するから、通話中に受信電界強
度が基準レベル付近を変動しているようなとき、高域周
波数成分除去手段の起動と停止とを交互に繰り返すよう
な切換が頻繁に行われ、その切換に伴う信号音がノイズ
となって通話音声中に入り込み易い。その結果、ノイズ
によって通話が円滑に行われない恐れがある。
【0007】本発明の目的は、受信電界強度の所定レベ
ル付近の変動時における高域周波数成分除去手段の起動
と停止とを交互に繰り返すような切換に起因する通話音
声中へのノイズの入り込みを抑制することができる無線
通信装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
受信音声信号に含まれる高域周波数成分を除去するため
の高域周波数成分除去手段と、受信電界強度を測定する
受信電界強度測定手段と、前記測定した受信電界強度に
応じて前記高域周波数成分除去手段の起動および停止を
制御する制御手段とが設けられている無線通信装置にお
いて、前記制御手段は、前記高域周波数成分除去手段の
起動を要求する前記測定した受信電界強度の変化状態に
対する判定範囲が前記高域周波数成分除去手段の停止を
要求する前記測定した受信電界強度の変化状態に対する
判定範囲より広く設定されている判定条件に基づき前記
高域周波数成分除去手段の起動要求判定を行うことを特
徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の無
線通信装置において、前記制御手段は、前記測定した受
信電界強度が所定レベルより低い値か否かの第1の判定
と前記測定した受信電界強度が前記所定レベル以上の値
を所定時間持続しているか否かの第2の判定とを含む起
動要求判定を行い、前記測定した受信電界強度が所定レ
ベルより低い値であると、前記高域周波数成分除去手段
を起動し、前記測定した受信電界強度が前記所定レベル
以上の値を所定時間持続していると、前記高域周波数成
分除去手段を停止するように制御することを特徴とす
る。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の無
線通信装置において、前記高域周波数成分除去手段は、
前記高域周波数成分に対する減衰処理強さを強弱の2段
階に切換可能な手段からなることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の無
線通信装置において、前記制御手段は、前記測定した受
信電界強度が第1の基準レベルより低い値か否かの第1
の判定と、前記測定した受信電界強度が前記第1の基準
レベル以上の値を第1の所定時間持続しているときに前
記第1の基準レベルより高い第2の基準レベルより低い
値に低下したか否かの第2の判定と、前記測定した受信
電界強度が前記第2の基準レベル以上の値を第2の所定
時間持続しているか否かの第3の判定とを含む起動要求
判定を行い、前記測定した受信電界強度が第1の基準レ
ベルより低い値であると、前記高域周波数成分除去手段
を強の減衰処理強さにして起動し、前記測定した受信電
界強度が前記第1の基準レベル以上の値を第1の所定時
間持続しているときに前記第1の基準レベルより高い第
2の基準レベルより低い値に低下すると、前記高域周波
数成分除去手段を弱の減衰処理強さにして起動し、前記
測定した受信電界強度が前記第2の基準レベル以上の値
を所定時間持続していると、前記高域周波数成分除去手
段を停止するように制御することを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれかに記載の無線通信装置において、親機および
その親機と無線通信を行う子機を有し、前記親機と前記
子機とのそれぞれれに、前記高域周波数成分除去手段と
前記受信電界強度測定手段と前記制御手段とが設けられ
ていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図を参照しながら説明する。
【0014】(実施の第1形態)図1は本発明の無線通
信装置の実施の第1形態である内線コードレス電話機が
収容された電話交換装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0015】電話交換装置3は、図1に示すように、デ
ジタル通信網(ISDN)1を接続するデジタルインタ
フェース7と、アナログ通信網(PSTN)2を接続す
るアナログインタフェース8と、内線インタフェース5
とを備える。内線インタフェース5には複数の内線専用
電話機41および複数の内線コードレス電話機42が接
続され、各内線コードレス電話機42は、親機42aお
よびその親機42aと無線通信を行う子機42bを有す
る無線通信装置からなる。
【0016】デジタルインタフェース7、アナログイン
タフェース8、内線インタフェース5の各インタフェー
スからの音声情報は通話路6内で交換され、デジタルイ
ンタフェース7、アナログインタフェース8、内線イン
タフェース5の各インタフェースおよび通話路6の制御
は制御回路9によって行われる。制御回路9が実行する
制御手順を示すプログラムはROM10に格納され、制
御回路9の制御に必要な演算処理の作業領域として、R
AM11が用いられる。
【0017】次に、内線コードレス電話機42の構成に
ついて図2および図3を参照しながら説明する。図2は
図1の内線コードレス電話機の親機の構成を示すブロッ
ク図、図3は図1の内線コードレス電話機の子機の構成
を示すブロック図である。
【0018】親機42aは、図2に示すように、電話交
換装置3に接続されているインタフェース14を有し、
インタフェース14および音声処理回路13を介して電
話交換装置3とチューナ12との間で音声情報の受渡し
が行われる。
【0019】音声処理回路13は音声情報に対し所定の
処理を施す。チューナ12は、音声情報を所定周波数の
電波で変調した後にアンテナから送信するための送信処
理と、アンテナで受信した子機からの電波を復調した後
に音声処理回路13に送出するための受信処理とを行
う。チューナ12には、アンテナで受信した電波の強さ
を示す受信電界強度を測定する測定回路(図示せず)
と、子機42bから受信した音声信号中に含まれる高域
周波数成分を除去するための高域周波数成分除去回路
(図示せず)とが含まれている。この高域周波数成分除
去回路は、所定の周波数以上の周波数成分を減衰するた
めのフィルター回路からなる。
【0020】インタフェース14、音声処理回路13、
チューナ12のそれぞれに対する制御は制御回路15に
よって実行される。制御回路15が実行する制御プログ
ラムはROM16に格納され、その制御に用いられる制
御情報は内線コードレス電話機のID情報などともにE
EPROM17に格納されている。また、制御回路15
の制御に必要な演算処理の作業領域としては、RAM1
8が用いられる。
【0021】ROM16に格納されている制御プログラ
ムには、測定した受信電界強度に応じてチューナ12の
高域周波数成分除去回路の起動、停止に対する制御を行
うためのプログラムが含まれ、このプログラムによる制
御では、測定した受信電界強度が基準レベルより低い値
か否かの判定と、測定した受信電界強度が基準レベル以
上の値を所定時間(本実施の形態では1秒間に設定して
いる)持続しているか否かの判定とを行い、測定した受
信電界強度が基準レベルより低い値であると、高域周波
数成分除去回路に起動を指示する制御信号を出力し、測
定した受信電界強度が基準レベル以上の値を所定時間持
続していると、高域周波数成分除去回路に停止を指示す
る制御信号を出力する。
【0022】次に、子機42bの構成について図3を参
照しながら説明する。
【0023】子機42bは、図3に示すように、親機4
2aと無線通信を行うためのチューナ19を有し、チュ
ーナ19は、音声処理回路20からの音声情報を所定周
波数の電波で変調した後にアンテナから親機42aに送
信するための送信処理と、アンテナで受信した子機から
の電波を復調した後に音声処理回路20に送出するため
の受信処理とを行う。チューナ12には、アンテナで受
信した電波の強さを示す受信電界強度を測定する測定回
路(図示せず)と、親機42aから受信した音声信号中
に含まれる高域周波数成分を除去するための高域周波数
成分除去回路(図示せず)とが含まれている。この高域
周波数成分除去回路は、所定の周波数以上の周波数成分
を減衰するためのフィルター回路からなる。
【0024】音声処理回路20には、レシーバ21とマ
イク22とが接続され、レシーバ21から親機42aか
らの音声が出力され、マイクには子機42b側の音声が
入力される。
【0025】マイク22、レシーバ21、音声処理回路
20、チューナ19のそれぞれに対する制御は制御回路
25によって実行される。制御回路25は、上述のチュ
ーナ19などに対する制御に加えて、キー26の入力の
検出制御、LCD23の表示制御、LED24の表示制
御を行う。制御回路25が実行する制御プログラムはR
OM27に格納され、その制御に用いられる制御情報は
内線コードレス電話機のID情報などともにEEPRO
M28に格納されている。また、制御回路25の制御に
必要な演算処理の作業領域としては、RAM29が用い
られる。
【0026】ROM27に格納されている制御プログラ
ムには、親機42aと同様に、測定した受信電界強度に
応じてチューナ19の高域周波数成分除去回路の起動、
停止に対する制御を行うためのプログラムが含まれてい
る。
【0027】次に、内線コードレス電話機42における
高域周波数成分除去回路の起動、停止に対する制御につ
いて図4を参照しながら説明する。図4は図2の内線コ
ードレス電話機の親機における高域周波数成分除去回路
の起動、停止に対する制御を示すフローチャートであ
る。なお、親機42aの制御回路15による高域周波数
成分除去回路の起動、停止に対する制御と子機42bの
制御回路25による高域周波数成分除去回路の起動、停
止に対する制御とは同じであり、本実施の形態では、親
機42aの制御回路15による制御を説明し、子機42
bの制御回路25による制御の説明は省略する。
【0028】子機42bと通話中の親機42aの制御回
路15においては、図4に示すように、まず、チューナ
12で測定された受信電界強度の測定値がAD変換によ
ってデジタルデータに変換される(ステップS40
1)。
【0029】次いで、受信電界強度の測定値が基準レベ
ル未満の値であるか否かの判定と受信電界強度の測定値
が基準レベル1以上の値を1秒間持続しているか否かの
判定とが行われる(ステップS402,S404)。こ
の基準レベルは、受信電界強度がノイズが侵入し難い程
度の強さを有するか否かを判断するための基準値であ
り、受信電界強度が基準レベル以上の値であれば、その
受信電界強度はノイズが侵入し難い程度に強いと判断さ
れ、受信電界強度が基準レベル未満の値であれば、ノイ
ズ侵入の可能性が高い程度に弱いと判断される。
【0030】受信電界強度の測定値が基準レベル未満の
値であると(ステップS402)、高域周波数成分除去
回路に起動を指示する制御信号が出力され(ステップS
403)、この制御信号によって高域周波数成分除去回
路は起動される。
【0031】これに対し、受信電界強度の測定値が基準
レベル以上の値を1秒間持続していると(ステップS4
04)、高域周波数成分除去回路に停止を指示する制御
信号が出力され(ステップS405)、この制御信号に
よって高域周波数成分除去回路は停止される。
【0032】次いで、高域周波数成分除去回路に起動ま
たは停止を指示する制御信号が出力されると、処理は再
びステップS401に戻る。
【0033】このように、測定された受信電界強度の値
が基準レベル未満の値になると、高域周波数成分除去回
路は起動され、測定された受信電界強度の値が基準レベ
ル以上の値を1秒間持続すると、高域周波数成分除去回
路は停止されるから、高域周波数成分除去回路の起動は
即座に行われ、高域周波数成分除去回路の起動後に測定
された受信電界強度の値が基準レベル以上の値を1秒間
持続しないと、高域周波数成分除去回路の停止は行われ
ず、通話中に受信電界強度が基準レベル付近を変動して
いるようなとき、高域周波数成分除去回路の起動と停止
とが交互に繰り返すような切換が抑制される。その結
果、高域周波数成分除去回路の起動と停止とを交互に繰
り返す切換回数が低減され、その切換に伴う信号音がノ
イズとなって通話音声中に入り込むことを抑制すること
ができ、ひいては受信電界強度が基準レベル付近におけ
る通話時でもノイズの入り込み難い通話環境を得ること
ができる。
【0034】(実施の第2形態)次に、本発明の実施の
第2形態について図5を参照しながら説明する。図5は
本発明の実施の第2形態の内線コードレス電話機におけ
る高域周波数成分除去回路の起動、停止に対する制御を
示すフローチャートである。
【0035】本実施の形態は、第1形態と同じ構成の親
機42aと子機42bとを有し、親機42aのチューナ
12および子機42bのチューナ19には、受信音声信
号中に含まれる高域周波数成分に対する減衰処理の強さ
を強弱の2段階に切換可能なフィルタ回路からなる高域
周波数成分除去回路が設けられている。
【0036】本実施の形態では、高域周波成分除去回路
の起動、停止に対する制御において、受信電界強度の測
定値が基準レベル2より低い値か否かの判定と、受信電
界強度の測定値が基準レベル2以上の値を所定時間(本
実施の形態では1秒間に設定されている)持続している
ときにその基準レベル2より高い基準レベル1未満の値
に低下したか否かの判定と、受信電界強度の測定値が基
準レベル1以上の値を所定時間(本実施の形態では1秒
間に設定されている)持続しているか否かの判定とを行
い、各判定の結果に応じて高周波成分除去回路の起動、
停止を制御する。
【0037】この基準レベル1および基準レベル2は、
受信電界強度がノイズが侵入し難い程度の強さを有する
か否かを判断するための基準値であり、受信電界強度が
基準レベル1以上の値であれば、その受信電界強度はノ
イズが侵入し難い程度に強いと判断される。これに対
し、受信電界強度が基準レベル1と基準レベル2との間
の値であれば、ノイズ侵入の可能性が僅かに高い程度に
弱いと判断され、さらに受信電界強度が基準レベル2未
満の値であれば、ノイズ侵入の可能性が高い程度に弱い
と判断される。
【0038】次に、本実施の形態の高域周波成分除去回
路の起動、停止に対する制御について図5を参照しなが
ら説明する。なお、親機42aの制御回路15による高
域周波数成分除去回路の起動、停止に対する制御と子機
42bの制御回路25による高域周波数成分除去回路の
起動、停止に対する制御とは同じであり、本実施の形態
では、親機42aの制御回路15による制御を説明し、
子機42bの制御回路25による制御の説明は省略す
る。
【0039】子機42bと通話中の親機42aの制御回
路15においては、図5に示すように、まず、チューナ
12で測定された受信電界強度の測定値がAD変換によ
ってデジタルデータに変換される(ステップS50
1)。
【0040】次いで、受信電界強度の測定値が基準レベ
ル2より低い値か否かの判定(ステップS502)と、
受信電界強度の測定値が基準レベル2以上の値を1秒間
持続しているときにその基準レベル2より高い基準レベ
ル1未満の値に低下したか否かの判定(ステップS50
4,S505)と、受信電界強度の測定値が基準レベル
1以上の値を1秒間持続しているか否かの判定(ステッ
プS507)とが行われる。
【0041】受信電界強度の測定値が基準レベル2未満
の値であると(ステップS502)、高域周波数成分除
去回路に起動および強の減衰処理を指示する制御信号が
出力され(ステップS503)、この制御信号によって
高域周波数成分除去回路は起動され、その減衰処理の強
さは強に設定される。
【0042】受信電界強度の測定値が基準レベル2以上
の値を1秒間持続しているときにその基準レベル2より
高い基準レベル1未満の値に低下すると(ステップS5
04,S505)、高域周波数成分除去回路に起動およ
び弱の減衰処理を指示する制御信号が出力され(ステッ
プS506)、この制御信号によって高域周波数成分除
去回路は起動され、その減衰処理の強さは弱に設定され
る。
【0043】受信電界強度の測定値が基準レベル1以上
の値を1秒間持続していると(ステップS507)、高
域周波数成分除去回路に停止を指示する制御信号が出力
され(ステップS508)、この制御信号によって高域
周波数成分除去回路は停止される。
【0044】次いで、高域周波数成分除去回路に起動ま
たは停止するための制御信号が出力されると、処理は再
びステップS501に戻る。
【0045】このように、高域周波成分除去回路の減衰
処理の強さが強に設定された後に、受信電界強度の測定
値が基準レベル2以上の値を1秒間持続しかつその基準
レベル2より高い基準レベル1未満の値に低下するま
で、弱への切換は行われないから、この減衰処理の強弱
の切換は頻繁に発生することはなく、この切換に伴う信
号音がノイズとなって通話音声中に入り込むことを抑制
することができる。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
無線通信装置によれば、制御手段で、高域周波数成分除
去手段の起動を要求する測定した受信電界強度の変化状
態に対する判定範囲が高域周波数成分除去手段の停止を
要求する測定した受信電界強度の変化状態に対する判定
範囲より広く設定されている判定条件に基づき高域周波
数成分除去手段の起動要求判定を行うから、受信電界強
度の所定レベル付近の変動時における高域周波数成分除
去手段の起動と停止とを交互に繰り返す切換回数が低減
され、この切換に起因する通話音声中へのノイズの入り
込みを抑制することができる。
【0047】請求項2記載の無線通信装置によれば、制
御手段で、測定した受信電界強度が所定レベルより低い
値か否かの第1の判定と測定した受信電界強度が所定レ
ベル以上の値を所定時間持続しているか否かの第2の判
定とを含む起動要求判定を行い、測定した受信電界強度
が所定レベルより低い値であると、高域周波数成分除去
手段を起動し、測定した受信電界強度が所定レベル以上
の値を所定時間持続していると、高域周波数成分除去手
段を停止するように制御するから、高域周波数成分除去
手段の起動は即座に行われ、高域周波数成分除去手段の
起動後に測定された受信電界強度の値が基準レベル以上
の値を1秒間持続しないと、高域周波数成分除去回路の
停止は行われず、受信電界強度の所定レベル付近の変動
時における高域周波数成分除去手段の起動から停止への
切換回数が低減される。
【0048】請求項3記載の無線通信装置によれば、高
域周波数成分除去手段を、高域周波数成分に対する減衰
処理強さを強弱の2段階に切換可能な手段から構成する
ことができる。
【0049】請求項4記載の無線通信装置によれば、制
御手段で、測定した受信電界強度が第1の基準レベルよ
り低い値か否かの第1の判定と、測定した受信電界強度
が第1の基準レベル以上の値を第1の所定時間持続して
いるときに第1の基準レベルより高い第2の基準レベル
より低い値に低下したか否かの第2の判定と、測定した
受信電界強度が第1の基準レベルとその第1の基準レベ
ルより高い第2の基準レベルとの間の値を第1の所定時
間持続しているか否かの第2の判定と、測定した受信電
界強度が第2の基準レベル以上の値を第2の所定時間持
続しているか否かの第3の判定とを含む起動要求判定を
行い、測定した受信電界強度が第1の基準レベルより低
い値であると、高域周波数成分除去手段を強の減衰処理
強さにして起動し、測定した受信電界強度が第1の基準
レベル以上の値を第1の所定時間持続しているときに第
1の基準レベルより高い第2の基準レベルより低い値に
低下すると、高域周波数成分除去手段を弱の減衰処理強
さにして起動し、測定した受信電界強度が第2の基準レ
ベル以上の値を所定時間持続していると、高域周波数成
分除去手段を停止するように制御するから、高周波成分
除去手段の減衰処理の強さが強に設定された後に受信電
界強度が第1の基準レベル以上の値を第1の所定時間持
続し、かつその第1の基準レベルより高い第2の基準レ
ベルより低い値に低下するまで、高域周波成分除去手段
の減衰処理の強さの弱への切換は行われず、この減衰処
理の強弱の切換は頻繁に発生することはなく、この切換
に伴う信号音がノイズとなって通話音声中に入り込むこ
とを抑制することができる。
【0050】請求項5記載の無線通信装置によれば、親
機およびその親機と無線通信を行う子機を有し、親機と
子機とのそれぞれれに、高域周波数成分除去手段と受信
電界強度測定手段と制御手段とを設けるように構成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線通信装置の実施の第1形態である
内線コードレス電話機が収容された電話交換装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の内線コードレス電話機の親機の構成を示
すブロック図である。
【図3】図1の内線コードレス電話機の子機の構成を示
すブロック図である。
【図4】図2の内線コードレス電話機の親機における高
域周波数成分除去回路の起動、停止に対する制御を示す
フローチャートである。
【図5】本発明の実施の第2形態の内線コードレス電話
機における高域周波数成分除去回路の起動、停止に対す
る制御を示すフローチャートである。
【図6】従来のコードレス電話装置における高域周波数
成分除去手段の起動、停止に対する制御を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
12,19 チューナ(受信電界強度測定手段、高域周
波数成分除去手段) 15,25 制御回路(制御手段) 21 レシーバ 22 マイク 42 内線コードレス電話機(無線通信装置) 42a 親機 42b 子機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信音声信号に含まれる高域周波数成分
    を除去するための高域周波数成分除去手段と、受信電界
    強度を測定する受信電界強度測定手段と、前記測定した
    受信電界強度に応じて前記高域周波数成分除去手段の起
    動および停止を制御する制御手段とが設けられている無
    線通信装置において、前記制御手段は、前記高域周波数
    成分除去手段の起動を要求する前記測定した受信電界強
    度の変化状態に対する判定範囲が前記高域周波数成分除
    去手段の停止を要求する前記測定した受信電界強度の変
    化状態に対する判定範囲より広く設定されている判定条
    件に基づき前記高域周波数成分除去手段の起動要求判定
    を行うことを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記測定した受信電界
    強度が所定レベルより低い値か否かの第1の判定と前記
    測定した受信電界強度が前記所定レベル以上の値を所定
    時間持続しているか否かの第2の判定とを含む起動要求
    判定を行い、前記測定した受信電界強度が所定レベルよ
    り低い値であると、前記高域周波数成分除去手段を起動
    し、前記測定した受信電界強度が前記所定レベル以上の
    値を所定時間持続していると、前記高域周波数成分除去
    手段を停止するように制御することを特徴とする請求項
    1記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 前記高域周波数成分除去手段は、前記高
    域周波数成分に対する減衰処理強さを強弱の2段階に切
    換可能な手段からなることを特徴とする請求項1記載の
    無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記測定した受信電界
    強度が第1の基準レベルより低い値か否かの第1の判定
    と、前記測定した受信電界強度が前記第1の基準レベル
    以上の値を第1の所定時間持続しているときに前記第1
    の基準レベルより高い第2の基準レベルより低い値に低
    下したか否かの第2の判定と、前記測定した受信電界強
    度が前記第2の基準レベル以上の値を第2の所定時間持
    続しているか否かの第3の判定とを含む起動要求判定を
    行い、前記測定した受信電界強度が第1の基準レベルよ
    り低い値であると、前記高域周波数成分除去手段を強の
    減衰処理強さにして起動し、前記測定した受信電界強度
    が前記第1の基準レベル以上の値を第1の所定時間持続
    しているときに前記第1の基準レベルより高い第2の基
    準レベルより低い値に低下すると、前記高域周波数成分
    除去手段を弱の減衰処理強さにして起動し、前記測定し
    た受信電界強度が前記第2の基準レベル以上の値を所定
    時間持続していると、前記高域周波数成分除去手段を停
    止するように制御することを特徴とする請求項3記載の
    無線通信装置。
  5. 【請求項5】 親機およびその親機と無線通信を行う子
    機を有し、前記親機と前記子機とのそれぞれれに、前記
    高域周波数成分除去手段と前記受信電界強度測定手段と
    前記制御手段とが設けられていることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載の無線通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010283648A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Nakayo Telecommun Inc 高域ノイズ低減機能を有する高音質電話装置

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