JPH04200123A - コードレス電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、マルチチャネルアクセス方式の無線通信を行
うコードレス電話機に関する。

（従来の技（ネテ） 複数のコードレス電話機が、同一の場所若しくは互いに
電波が届く範囲内で使用される場合に、各電話機毎に専
用の周波数帯域を振り分けると、極めて広い周波数帯域
を占めることになる。そのため、１つの制御チャネルと
、この制御チャネルに対応する複数の通話チャネルとが
設けられたマルチチャネルアクセス方式が使用される。

この場合の電話機の動作は次のようになっている。

待機時に親機の側で通話チャネルＱ中から空きチャネル
を探しておく。そして制御チャネルに子機からの発呼要
求があるかどうかを探す。発呼要求があった場合には、
探しておいた通話チャネルがまだ空きとなっているかど
うかを確かめた後、子機にこの通話チャネルを使用する
ようにとの指示を制御チャネルを用いて与える。そして
後、この通話チャネルを用いて親機と子機との無線接続
を行う。

また、探しておいた通話チャネルが他の電話機によって
使われてしまったことが検出されたときには、空きとな
っている通話チャネルを再び探した後、子機にこの探し
た通話チャネルを使用するようにとの指示を制御チャネ
ルを用いて与えることにより、親機と子機との無線接続
を行う。

また、親機の側に着呼要求が導かれた場合には、探して
おいた空きチャネルがまだ空きとなっているかどうかを
確かめた後、空きとなっている場合には、制御チャネル
を用いることによって、子機にこの通話チャネルを使用
するようにとの指示を与え、親機と子機との間の無線接
続を行う。

また、探しておいた通話チャネルが他の電話機によって
使われてしまったことが検出されたときには、空きとな
っている通話チャネルを再び探し出した後、探した通話
チャネルを子機に対して設定し、その通話チャネルを用
いて親機と子機との無線接続を行う。

（発明が解決しようとする課題） 上記したように、子機の側から発呼要求があった場合と
親機の側に着呼要求があった場合との双方の場合におい
て、通話のための無線接続が行ねるまでには、子機の側
に対する親機の側からの通話チャネルの設定が行われて
いるので、そのための時間が必要になる。また、この設
定に用いる制御チャネルが他の電話機によって使用され
ている場合には、制御チャネルが空きとなるまで待たな
ければならないので、親機と子機との無線接続が行われ
るまでには時間を要するといった問題があった。

本発明は係る実情に鑑みてなされたもので、その目的は
、通話の要求があったとき親機と子機との無線接続を速
やかに行わせることのできるコードレス電話機を提供す
ることにある。

（課題を解決するための手段） 上記課題を解決するため本発明のコードレス電話機は、
マルチチャネルアクセス方式の無線通信を行うコードレ
ス電話機に適用し、 電源の投入時に空きチャネルの検出を行う空きチャネル
検出手段と、この空きチャネル検出手段によって検出さ
れた空きチャネルを初期通話チャネルとするとき、電源
の投入時に、子機に対して前記初期通話チャネルを通話
チャネルとして設定する子機設定手段とを備え、着呼要
求又は発呼要求があったときには、初期通話チャネルを
用いて子機と親機との間の無線接続を行わせる構成を採
用する。

（作用） 電源の投入時に次の２つの動作を行う。その１は、空き
チャネル検出手段を用いることによって、複数の通話チ
ャネルの中から空きとなっている通話チャネルを探す。

その２は、上記動作によって探された通話チャネルを初
期通話チャネルとすると、子機設定手段を用いることに
より、子機に対して初期通話チャネルを通話チャネルと
して使用するように設定を行う。

そして後、発呼要求又は着呼要求があった場合には、初
期通話チャネルを用いることにより、親機と子機との無
線接続を行う。

（実施例） 第１図は、本発明に係る子機の一実施例の電気的構成を
示すブロック図である。

図において、受話器に設けられたマイク１７の出力はス
イッチ１６のｂ接点に接続されており、スイッチ１６の
Ｃ接点は増幅器１５の入力に導かれ、増幅器１５の出力
は、ローパスフィルタ１４を介して変調回路１３に送出
されている。そして変調回路１３の出力は、増幅器１２
及びバンドパスフィルタ１１を介することによってアン
テナ１０に導かれている。

アンテナ１０からの出力は、２つのバンドパスフィルタ
１９．２１と増幅器２０とにより構成された高周波増幅
回路を介してミキサ回路２２に導かれており、ミキサ回
路２２の出力は、バンドパスフィルタ２３と増幅器２４
とにより構成された中間周波増幅回路を介して、ミキサ
回路２５に与えられている。そしてこのミキサ回路２５
の出力は、バンドパスフィルタ２６と増幅器２７とから
なる中間周波増幅回路を介して検波回路２８に導かれて
いる。また検波回路２８の出力はスイッチ２９のＣ接点
に接続されており、スイッチ２９のｂ接点は増幅器３０
の入力に導かれ、増幅器３゜の出力は、受話器に設けら
れたスピーカ３１に接続されている。また、検波回路２
８の出力は制御部３５に導入されている。

スイッチ１６のＣ接点には制御部３５からの出力が導か
れている。また検波回路２８からの出力が導かれたキャ
リヤ検出回路３４からは、制御部３５に対する出力が送
出されている。そして２つのミキサ回路２２．２５と変
調回路１３とには、それぞれに対応して設けられた局部
発振回路３２゜３３．１８の出力が与えられている。ま
た変調回路１３に対応して設けられた局部発振回路１８
とミキサ回路２２に対応して設けられた局部発振回路３
２とには、制御部３５からの出力が与えられている。ま
た制御部３５には、発呼制御部３６の出力が与えられて
いる。

以上の構成において、局部発振回路３３はその発振周波
数が固定となっており、局部発振回路１８及び局部発振
回路３２は、制御部３５からの出力に従ってその周波数
が変化する構成となっている。

また２つのスイッチ１６．２９は、制御部３５からの出
力に従って切り換えが行われる構成となっており、制御
部３５は、データの入出力のための素子、ＲＡＭ、プロ
グラムが記録されたＲＯＭ及びＣＰｔＪチップ等からな
るハードウェア上で実行されるソフトウェアによって構
成されている。

第２図は、本発明に係る親機の一実施例の電気的構成を
示すブロック図である。

親機の構成は、第１図を用いてその構成を示した子機の
構成と路間−の構成となっていて、子機では、送信側の
ブロックに設けられたスイッチ１６のｂ接点にマイク１
７の出力が導かれているが、親機では、回線接続回路４
７の出力が導かれていること、また子機では、低周波信
号の増幅を行う増幅器３０の出力がスピーカ３１に接続
されているが、親機では、回線接続回路４７に接続され
ていること、また子機では、制御部３５に発呼制御部３
６の出力が与えられているが、親機では、制御部６４と
回線接続回路４７とが双方向性に接続されていることの
３箇所のみが異なっているに過ぎないので、親機の構成
については、その詳細な構成の説明を省略する（但し回
線接続回路４７には、外部から導かれた電話回線４７ａ
が接続されている）。

次に、上記構成のコードレス電話機の動作について説明
する。

まず受信時に使用される受信ブロックの動作と送信時に
使用される送信ブロックの動作とについて説明し、その
後制御部３５．６４を含む全体の詳細な動作説明を行う
。

子機において、受信時には、アンテナ１０より導かれた
電波がバンドパスフィルタ１９、増幅器２０、バンドパ
スフィルタ２１からなる高周波増幅回路によって増幅さ
れた後、局部発振回路３２からの局発信号が導かれたミ
キサ回路２２によって第１の中間周波信号に変換される
。そして、バンドパスフィルタ２３、増幅器２４からな
る中間周波増幅回路によって増幅された後、局部発振回
路３３からの局発信号が導かれたミキサ回路２５におい
て第２の中間周波信号に変換される。そしてバンドパス
フィルタ２６、増幅器２７からなる中間周波増幅回路に
よって増幅され、検波回路２８に導かれて音声信号とな
り、出力される。このとき、スイッチ２９のＣ接点がｂ
接点に接続されていると、増幅器３０を介してスピーカ
３１に導かれ、スピーカ３１から音声が出力される。ま
た、検波回路２８の出力がデータを示す信号として制御
部３５に導かれる。

一方、送信時には、スイッチ１６のｃ接点カｂ接点に接
続されている場合、マイク１７からの音声信号が増幅器
１５に導かれ、Ｃ接点がＣ接点に接続されている場合に
は、制御部３５において生成されたデータを示す信号が
増幅器１５に導かれる。そして増幅器１５からの出力は
、ローパスフィルタ１４において帯域外の信号成分の減
衰が与えられた後、変調回路１３に導かれて高周波信号
となり、増幅器１２、バンドパスフィルタ１１を介して
アンテナ１０より送信される。

これらの動作は、親機の側においても同一であるので、
その説明を省略する。ただし親機の側では、マイク１７
からの出力が導かれる代わりに回線接続回路４７からの
出力が導かれ、スピーカ３１への出力に代わって回線接
続回路４７への出力が行われる。

第３図は親機の動作を示すフローチャート、第４図は子
機の動作を示すフローチャートであり、以下必要に応じ
て同図を参照しつつ、本発明のコードレス電話機の全体
の動作について説明する。

親機に商用交流電源が接続されると、商用交流電源から
整流された直流電源が制御部６４に供給されることとな
り、初期動作が開始される。このとき、２つのスイッチ
４６．５９のＣ接点はＣ接点に接続される（ステップＳ
ｌ）。

この初期動作において、制御部６４は、受信周波数が通
話チャネルの１つのチャネルの周波数となるように局部
発振回路６１の周波数を設定し、この通話チャネルに電
波が送信されているかどうかをキャリヤ検出回路６３の
出力に基づいて調べる。このとき制御部６４は、空きと
なっている通話チャネルが見つかるまで、次々と通話チ
ャネルの受信を行うと共に、キャリヤ検出回路６３の出
力を８周べる（ステップＳ２．Ｓ３）。

空きとなっている通話チャネル（この通話チャネルを初
期通話チャネルとする）が見つかったとき制御部６４は
、２つの局部発振回路４８．６１の周波数を制御するこ
とにより、送信周波数と受信周波数とを制御チャネルの
周波数に設定する（ステップＳ４）。そして制御チャネ
ルが空きとなるのを待って、初期通話チャネルを通話チ
ャネルに設定する制御信号を制御チャネルを用いて送信
する（ステップＳ５）。

この後、制御部６４は、制御チャネルの受信と初期通話
チャネルの受信と回線接続回路４７からの着呼信号の検
出とを繰り返す待機動作に移る（ステップ８６〜３８）
。

ステップＳ６の制御チャネルの受信時に信号が受信され
た場合には、その信号が子機からの発呼信号であるかど
うかを調べる。そして発呼信号でない場合には待機状態
に戻り、発呼信号である場合には、空きとなっている通
話チャネルを探し出すと共に、探し出した通話チャネル
を子機に対して設定する動作を行った後、通話状態に移
る（ステップ８９〜５１３）。

また制御チャネルに信号が受信されず、ステップＳ７の
初期通話チャネルの受信時に信号が受信された場合、そ
の信号が子機からの発呼であるがどうかを調べ、子機か
らの発呼である場合には通話を開始する（ステップ３１
４，５１３）。

また初期通話チャネルにも信号が検出されなかった場合
には、ステップＳ８において、回線接続回路４７から着
呼信号が送出されているがどうかを調べ、着呼信号が無
い場合には待機状態に戻り、着呼信号が送出されている
場合には、初期通話チャネルを用いることによって通話
を開始する（ステップ５１３）。このとき初期通話チャ
ネルが空きとなっているかどうかを調べないのは、ステ
ップＳ８の直前のステップＳ７においてその調べを行っ
ているためであり、ステップＳ８の動作に要する時間は
極めて短いので、初期通話チャネルが空きであると判定
するためである。

通話が開始されたときには、２つのスイッチ４６゜５９
のＣ接点はｂ接点に接続される。

以上で親機の動作の説明を終了し、次に子機の動作説明
に移る。

子機の電源スィッチ（図示が省略）が投入されると、制
御部３５の初期動作が開始され、２つのスイッチ１６．
２９のＣ接点はＣ接点に接続される（ステップ８１６）
。

そして制御部３５により、受信周波数が制御チャネルの
周波数となるように局部発振回路３２０周波数が設定さ
れ、親機からの制御信号の受信を行い、この制御信号に
よって示される通話チャネルを初期通話チャネルとして
制御部３５の内部に記憶する（ステップＳ１７．Ｓ’１
８）。

この後制御部６４は、制御チャネルの受信と初期通話チ
ャネルの受信と発呼制御部３６から発呼されたかどうか
を調べることを繰り返す待機状態の制御Ｂ履行う（ステ
ップ３１９〜５２１）。

ステップＳ１９における制御チャネルの受信時に信号が
検出され、その信号が親機からの着呼を示す信号である
場合には、その信号によって指示された通話チャネルに
受信周波数を設定することにより、通話を行う（ステッ
プＳ２４，５２５）。

また通話チャネルの設定を示す信号である場合には、親
機の電源がこのとき投入されたものであると判定し、設
定を指示された通話チャネルが初期通話チャネルである
として、制御部３５はそれを内部に記憶し、以後の動作
では、この時設定された通話チャネルを初期通話チャネ
ルとする動作を行う。また通話チャネルの設定信号でな
い場合には、待機状態に戻る（ステップ５２５）。

ステップＳ２０の初期通話チャＺ、ルの受信時に信号が
検出された場合、その信号が親機からの着呼を示す場合
には通話に移り、その他の信号である場合には待機状態
に戻る（ステップ５２６）。

制御チャネルと初期通話チャネルとの双方に信号が検出
されなかったときには、ステップＳ２１において発呼が
あるかどうかを調べ、発呼があった場合には初期通話チ
ャネルを用いた通話に移る。

このとき初期通話チャネルが空きであるかどうかを調べ
ないのは、ステップＳ２１に要する時間が短く、その直
前のステップＳ２０において初期通話チャネルが空きと
なっていることが検出されているからである。そして発
呼が無い場合には、待機状態に戻る（ステップ５２２）
。

なお本発明は上記実施例乙こ限定されず、子機のステッ
プ８６〜Ｓ８の動作、親機のステップ３１９〜Ｓ２１の
動作については、その順序を変えた構成等とすることが
可能であり、その他の変更を加えることも可能である。

（発明の効果） 本発明に係るコードレス電話機は、空きチャネル検出手
段を用いることによって、電源の投入時に空きとなって
いる通話チャネルを検出し、子機設定手段を用いること
によって、検出後直ちに、検出した通話チャネルを初期
通話チャネルとする設定を子機に対して行い、着呼要求
又は発呼要求があったときには初期通話チャネルを用い
て子機と親機との無線接続を行わせる構成としたので、
通話の要求があったときには、親機と子機との無線接続
を速やかに行わせることが可能になるといった効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る子機の一実施例の電気的構成を示
すう゛ロンク図、第２図は本発明に係る親機の一実施例
の電気的構成を示すプロ・ツク図、第３図は親機の動作
を示すフローチャート、第４図は子機の動作を示すフロ
ーチャートである。 ステップＳ２．Ｓ３・・・空きチャネル検出手段を構成
するステップ ステップＳ４．Ｓ５・・・子機設定手段を構成するステ
ップ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）マルチチャネルアクセス方式の無線通信を行うコー
   ドレス電話機において、 電源の投入時に空きチャネルの検出を行う 空きチャネル検出手段と、 この空きチャネル検出手段によって検出さ れた空きチャネルを初期通話チャネルとするとき、前記
   電源の投入時に、子機に対して前記初期通話チャネルを
   通話チャネルとして設定する子機設定手段とを備え、 着呼要求又は発呼要求があったときには、 前記初期通話チャネルを用いて前記子機と親機との間の
   無線接続を行わせることを特徴とするコードレス電話機
   。