JPH0997702A - 摺動接触子およびその製造方法 - Google Patents
摺動接触子およびその製造方法Info
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- JPH0997702A JPH0997702A JP25412895A JP25412895A JPH0997702A JP H0997702 A JPH0997702 A JP H0997702A JP 25412895 A JP25412895 A JP 25412895A JP 25412895 A JP25412895 A JP 25412895A JP H0997702 A JPH0997702 A JP H0997702A
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Abstract
いて磨耗して接触面積に変化が生じないようにすると共
に先端周囲のばりによってノイズが発生するのを防ぎし
かも製品が一つ一つ切り落とされた単品でなく連続した
製品ができないという問題がある。 【解決手段】 薄板条材をプレス加工によって櫛歯状の
接触子に加工し、この接触子を型によって先端の稜を曲
面に形成し、その後にほぼL字形に曲折形成することを
特徴とする。
Description
スイッチ等に用いる摺動接触子およびその製造方法に関
する。
ラッチブラシと呼ばれる櫛歯状の接触子であり、その先
端を成形する際のプレス加工では滑らかな先端面が得ら
れず、使用に際して対向する基板の異常磨耗を起こさせ
て耐久性を短くし、接触不良およびノイズ発生の原因と
なっている。
面を良くする技術例として、特開平3ー114203号
および特開平5ー315045号がある。特開平3ー1
14203号の技術は図8〜図10に示す如く、帯状ば
ね材2を図8に示す如く櫛歯状に加工し、図9に示す如
く、先端部をパンチとダイによって板厚をつぶし、図1
0に示す如く、L字形状に成形して接触面を滑らかに形
成している。
をプレスまたは放電加工によって櫛歯状に加工し、この
先端部をL字形状に成形し、研磨石でバレル研磨をして
接触面先端を滑らかに形成している。
と、前者の特開平3ー114203号の技術は、そのつ
ぶし成形部は板厚の4/5〜1/3であり、往復の摺動
を繰り返している内に段差部に応力が集中し、その部分
だけがたわむためにスムーズな往復の摺動が得られず接
触不良の原因となる。
動回数が進んで磨耗すると接触面積が変化し、さらに初
期接触面は点接触となっているためにこれによっても摺
動回数が進んで接触面積が変化して接触抵抗の変差とな
るという問題がある。後者の特開平5ー315045号
の技術は、プレス加工後バレル研磨加工で先端部のエッ
ジを滑らかにしているが、櫛歯先端のスリット部にはバ
レル研磨材が入りにくいために、内側エッジは外側エッ
ジに比べて研磨量が少なく、全ての櫛歯先端の接触面積
が同一とならないという問題があり、しかもバレル研磨
加工は10数時間から数10時間かかって作業効率がき
わめて悪く、しかも研磨材から発生する微粉末が素材に
こすり付けられるように埋まってノイズの原因となると
いう問題がある。
レスで一つ一つ切り落とされた単品であるために次工程
での組付け作業で求められる整列供給に対応することが
困難な作業となるという問題がある。
材を櫛歯状の接触子に加工し、この接触子を型によって
先端の稜を曲面に形成し、その後にほぼL字形に曲折形
成することを特徴とする摺動接触子。
を用いて説明する。図1は成形状態を示す説明図、図2
は成形状態を説明する説明図、図3はパンチの説明図、
図4はパンチの説明図、図5はパンチの説明図、図6は
接触子の先端拡大説明図である。
摺動接点材の板厚0.08mm、幅10mmの薄板条材1をプレス
加工によって孔抜き、スリット抜き等して櫛歯状の接触
子2を有する摺動接触子3を加工する。4は接触子2の
厚さ方向を成形するパンチであり、接触子2の厚さ方向
の稜を曲面にする成形面5と接触子2の端面が当接する
当接面6を有し、ほぼ摺動接触子3の幅と同一の幅とな
っている。
ンチであり、接触子2の各歯の幅方向の稜を曲面にする
成形面8と接触子2の端面が当接する当接面9を有し、
摺動接触子の接触子2の数だけ連続して形成されてい
る。10は他の実施の形態を示すパンチであり、上記の
パンチ4とパンチ7を一体にしたものであり、接触子2
の厚さ方向の稜を曲面にする成形面11と接触子2の各
歯の幅方向の稜を曲面にする成形面12とさらに接触子
2の端面が当接する当接面13を有するもので、摺動接
触子3の接触子2の数だけ連続して形成されている。
す如く、摺動接触子3の接触子2部が成形の際に座屈
(変形)しないようにダイプレート14と材料押さえ1
5によって挟み、まず、パンチ7によって各歯の幅方向
の成形を行い、続いてパンチ4によって厚さ方向の成形
を行う。なお、この工程は、厚さ方向の成形を先に行な
い、幅方向の成形を後に行ってもよい。
と、1回の動作によって厚さ方向および幅方向の成形を
同時に行うことができる。このようにして形成した各接
触子2は、図1および図6に示す如く、先端面に摺動面
を有し、周囲の稜部および角部が曲面に成形され、先部
をL字形に曲げ加工することにより摺動接触子3とな
る。
成形加工時に摺動接触子3を一つ一つ材料から切断して
加工する必要がなく、連続成形してスケルトン化するこ
とが可能であるために、例えば図7に示す如く、基板1
6をプレス順送り金型で抜いて台材17が片キャリアに
連なるスケルトン形状とし、これに直交する方向から上
記連続成形してスケルトン化した摺動接触子3をライン
別に移送して台材17の接合箇所に重合して切断線で切
り離すことにより、プレス順送り金型との組み合わせ
で、抜き、移送、接合、切り離し等を順次繰り返すこと
ができる複合金型構造とすることができる。
ことができることにより、単品で台材に供給するのとは
異なり次の加工工程においても精度良く優れた加工を可
能にすることができる。なお、摺動接触子の材料は、単
一材に限るものではなく、クラッド材、エッジレイ等の
複合材でも無論よい。
板条材をプレス加工によって櫛歯状の接触子に加工し、
この接触子を型によって櫛歯先端の各稜を曲面に形成
し、その後にほぼL字形に曲折形成することにより、櫛
歯先端周囲のばりをなくすと共に先端面に摺動面を形成
することができ、これによって、板厚に段差のない櫛歯
状の接触子となると共に使用経過での接触面寸法に変化
が生じない効果を有する。
らかな摺動面が得られるために、接触信頼性が向上する
と共に摺動対象となる基板抵抗体の磨耗を少なくするこ
とができる効果を有する。また、本発明の製造方法によ
ると、連続成形してスケルトン化することができるため
に、台材に取り付けてから切断することができ、材料の
供給が整列供給できると共に取り付けの際の位置合わせ
が容易となり、精度良く優れた加工を可能にすることが
できる効果を有する。
Claims (5)
- 【請求項1】 櫛歯状接触子先端の稜を型によって曲面
に形成したと共に先端面に摺動面を形成したことを特徴
とする摺動接触子。 - 【請求項2】 薄板条材を櫛歯状の接触子に加工し、こ
の接触子を型によって先端の稜を曲面に形成し、その後
にほぼL字形に曲折形成することを特徴とする摺動接触
子の製造方法。 - 【請求項3】 請求項2において、薄板条材を櫛歯状の
接触子に連続して加工し、この連続状態で型によって各
接触子の先端の稜を曲面に形成することを特徴とする摺
動接触子の製造方法。 - 【請求項4】 請求項2において、接触子の厚さ方向の
稜を曲面にする成形面と接触子の端面が当接する当接面
を有する型により厚さ方向を成形し、接触子の幅方向の
稜を曲面にする成形面と接触子の端面が当接する当接面
を有する型により幅方向を成形することを特徴とする摺
動接触子の製造方法。 - 【請求項5】 請求項2において、接触子の厚さ方向お
よび幅方向の稜を曲面にする成形面と接触子の端面が当
接する当接面を有する型により厚さ方向および幅方向を
同時に成形することを特徴とする摺動接触子の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25412895A JP3608124B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 摺動接触子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25412895A JP3608124B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 摺動接触子およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0997702A true JPH0997702A (ja) | 1997-04-08 |
JP3608124B2 JP3608124B2 (ja) | 2005-01-05 |
Family
ID=17260620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25412895A Expired - Lifetime JP3608124B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 摺動接触子およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3608124B2 (ja) |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25412895A patent/JP3608124B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3608124B2 (ja) | 2005-01-05 |
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