JPH0997254A - 文書編集装置及び記録媒体 - Google Patents

文書編集装置及び記録媒体

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JPH0997254A
JPH0997254A JP7251415A JP25141595A JPH0997254A JP H0997254 A JPH0997254 A JP H0997254A JP 7251415 A JP7251415 A JP 7251415A JP 25141595 A JP25141595 A JP 25141595A JP H0997254 A JPH0997254 A JP H0997254A
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JP7251415A
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Hitoshi Nishinomiya
等 西宮
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段組みにより文書のレイアウトの自由度を高
め、少ない労力で短時間に編集者の意図に沿ったレイア
ウトの段組み編集を可能にする。 【解決手段】 2段組みのオブジェクト(1) 〜(5) が連
続している場合は、1段組みのページ割り付けの手法を
2段組みの配置に拡張し、その並び順に高さをチェック
しながらオブジェクトを1段目に配置していき、入らな
くなると、次ページに相当する2段目に残りのオブジェ
クト(4) (5) を配置する。一方、2段組みのオブジェク
ト(6) 〜(9) と1段組みのオブジェクト(10)とが混在す
る場合は、2段組みのオブジェクト群(6) 〜(9) の次の
1段組みのオブジェクト(10)の高さをチェックし、この
1段組みのオブジェクト(10)を同一ページの最後に先に
配置し、その上の残りの配置高さ(暫定配置高さ)に2
段組みのオブジェクト群(6) 〜(9) を配置する。このと
き、暫定配置高さに入りきらない2段組みのオブジェク
ト(9) は、次ページへの配置対象とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取扱説明書におけ
る部品の図面,説明文のような、文書の構成単位である
要素オブジェクトを組み合わせて作成される文書を段組
み編集する文書編集装置及びこの装置に用いるプログラ
ムが格納されている記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば農業機械のように、一部の部品を
新しくするモデルチェンジの都度、新しく取扱説明書を
作成し直さなければならない場合、また共通の部品を使
用しているが機械の型が異なるために取扱説明書を別個
に作成しなければならない場合においては、新旧のモデ
ルで、また複数の型で共通の部品の説明文,図面等を流
用できれば、取扱説明書の作成労力が大幅に削減される
とともに、取扱説明書の作成時間を短縮できる。
【0003】そのため、文書を、部品の説明文,図面等
の構成要素にブロック化し、各構成要素の文書データ,
図形データを要素オブジェクトとしてデータベース化し
て記憶装置に蓄積しておき、これらのブロック化されて
いる要素オブジェクトを組み合わせて文書を編集する文
書編集装置が考案されている。従来、上述のような文書
編集装置で、部品の図面,説明文をページに割り付ける
場合、オペレータは、図面の図形データと説明文の文書
データとを記憶装置から読み出して要素オブジェクトが
ページに収まるように試行錯誤を繰り返しながら配置し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図面の大き
さは様々であり、特に機械では小さい部品の図面も多く
含まれている。また説明文等の文章の長さも様々であ
る。従って、小さい図面、短い文章等をページ内にバラ
ンス良くレイアウトしようとすれば段組みにすることが
考えられるが、図面,文章のレイアウトに必要な縦横両
方の寸法を考慮しながら要素オブジェクトがバランス良
くページ内に収まるように段組み編集することは編集者
の負担を大きくし、また文書編集が長時間化する。
【0005】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであって、要素オブジェクトの実データ
が視覚化された場合に占有する領域の縦横寸法及び要素
オブジェクトの段組み数を参照して文書を自動的に段組
み編集することにより、文書のレイアウトの自由度が高
く、少ない労力で短時間に編集者の意図に沿ったレイア
ウトの段組み編集を可能にする文書編集装置及び記録媒
体の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明の文書編集装置
は、文書を構成する要素オブジェクトの実データと、該
要素オブジェクトの識別データ、前記実データが視覚化
された場合に占有する領域の縦横寸法を表す寸法デー
タ、及び前記要素オブジェクトの段組み数を表す段組み
データを含む属性データとが記録されている記録装置の
寸法データ及び段組みデータを参照し、文書を段組み編
集する文書編集装置であって、前記識別データの入力を
受け付ける入力受け付け手段と、入力受け付け手段が受
け付けた識別データの配置順に応じて文書の体系を示す
構造ファイルを作成する構造ファイル作成手段と、入力
受け付け手段がその識別データの入力を受け付けた要素
オブジェクトの寸法データ及び段組みデータを参照して
文書を段組み編集する段組み編集手段とを備えたことを
特徴とする。
【0007】第2発明の文書編集装置は、第1発明に加
えて、その識別データの入力が受け付けられた、複数段
に段組みすべき複数の要素オブジェクトの段落分けの位
置を指定するデータの入力を受け付ける手段を備え、段
組み編集手段が、複数段に段組みすべき複数の要素オブ
ジェクトを指定された位置で段落分けする手段を備えた
ことを特徴とする。
【0008】第3発明の文書編集装置は、第1又は第2
発明に加えて、要素オブジェクトを割り付けるべきペー
ジを区切る改ページ位置を指定するデータの入力を受け
付ける手段を備え、段組み編集手段が、指定された位置
でページを区切る手段を備えたことを特徴とする。
【0009】第4発明の記録媒体は、文書を構成する要
素オブジェクトの実データと、該要素オブジェクトの識
別データ、前記実データが視覚化された場合に占有する
領域の縦横寸法を表す寸法データ、及び前記要素オブジ
ェクトの段組み数を表す段組みデータを含む属性データ
とが記録されている記録装置の寸法データ及び段組みデ
ータを参照し、文書を段組み編集するプログラムが格納
されている記録媒体であって、前記識別データの入力を
受け付けるステップと、入力を受け付けた識別データの
配置順に応じて文書の体系を示す構造ファイルを作成す
るステップと、その識別データの入力を受け付けた要素
オブジェクトの寸法データ及び段組みデータを参照して
文書を段組み編集するステップとを含むプログラムを格
納していることを特徴とする。
【0010】第5発明の記録媒体は、第4発明のプログ
ラムに、その識別データの入力が受け付けられた、複数
段に段組みすべき複数の要素オブジェクトの段落分けの
位置を指定するデータの入力を受け付けるステップと、
複数段に段組みすべき複数の要素オブジェクトを指定さ
れた位置で段落分けするステップとをさらに含むことを
特徴とする。
【0011】第6発明の記録媒体は、第4又は第5発明
のプログラムに、要素オブジェクトを割り付けるべきペ
ージを区切る改ページ位置を指定するデータの入力を受
け付けるステップと、指定された位置でページを区切る
ステップとをさらに含むことを特徴とする。
【0012】本発明の文書編集装置及び記録媒体は、そ
の配置順によって文書の構造を決める識別データの入力
を受け付け、その識別データの入力を受け付けた要素オ
ブジェクトの寸法データ及び段組みデータを参照して文
書を段組み編集する。
【0013】また、その識別データの入力が受け付けら
れた、複数段に段組みすべき複数の要素オブジェクトの
段落分けの位置を指定するデータの入力を受け付け、複
数段に段組みすべき複数の要素オブジェクトを指定され
た位置で段落分けする。さらに、要素オブジェクトを割
り付けるべきページを区切る改ページ位置を指定するデ
ータの入力を受け付け、指定された位置でページを区切
る。
【0014】これにより、文書のレイアウトの自由度が
高く、少ない労力で短時間に編集者の意図に沿ったレイ
アウトの段組み編集が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の文書編集装置が組
み込まれた文書編集システムの構成を示す模式図であっ
て、システムの各装置はイーサネット(米国のゼロック
ス社,インテル社,ディジタル・イクイップメント社の
共同開発製品)等のLAN(ローカルエリアネットワー
ク)で接続されている。図中、1は本発明の文書編集装
置であって、各種プログラムが格納されている記録媒体
11a が装填されているハードディスクドライブ、キーボ
ード,マウス等のデータ入力手段、及びディスプレイ13
を備えたワークステーション11と、ワークステーション
11による編集結果のデータを格納する光磁気ディスクド
ライブ12とを備える。文書編集装置1には、これらの他
に、編集結果の出力装置であるレーザプリンタ14がLA
Nを介して接続されている。ワークステーション11は、
記録媒体11a に格納されているプログラムを実行し、文
書の構成単位である要素オブジェクト(表題となるべき
タイトルオブジェクト・本文の図面,説明文となるべき
ブロックオブジェクト)の識別データとしてのファイル
名称及び管理番号の入力、ページ割り付けにおける強制
改ページの入力、及び多段組みの要素オブジェクト群に
対する強制段落区切りの入力を受け付け、識別データの
並び及び強制改ページ・強制段落区切りの入力の有無に
応じて要素オブジェクトの段組み編集によるページ割り
付けを伴う自動編集を行い、編集結果をディスプレイ13
に表示し、またレーザプリンタ14によって印字する。
【0016】また、ワークステーション11は、記録媒体
11a に格納されているプログラムを実行し、後述するフ
ァイルサーバ装置3に記録されている要素オブジェクト
の実データ、及び要素オブジェクトの属性データのう
ち、段組み数を示す段組みデータと、視覚化した場合に
実データが占有する領域の縦横寸法である高さデータ及
び幅データを算出するためのデータ容量とを参照し、段
組み編集によるページ割り付けを伴う自動編集を行う。
【0017】入力装置2は、文書の自動編集に先立っ
て、要素オブジェクトの実データ及び属性データを入力
する手段である。入力装置2は、実データである文章デ
ータ,図形データ等を光学的に読み取るスキャナと、ス
キャナが読み取った実データの属性データ(ファイル
名,管理番号,データ種別,段組み数,キーワード等)
を入力するキーボード,マウス等と、外付けのフロッピ
ーディスクドライブとが接続されたパーソナルコンピュ
ータ21、文章データ,図形データ等を入力・編集すると
ともに、入力・編集したデータの属性データを入力する
キーボード,マウス等と、ハードディスクドライブとが
接続されたワークステーション22等を備える。
【0018】入力装置2は入力された文書データ,図形
データ等の実データに、他の属性データ(文章の行数・
桁数のように、視覚化した実データが占有する領域の高
さ及び幅を表す前記寸法データを算出するためのデータ
容量,ファイルの格納アドレス,リンク情報,各種フラ
グ等)を付与し、後述するファイルサーバ装置3に登録
する。実データは属性データとともにデータベース化さ
れる。
【0019】要素オブジェクトの実データと属性データ
とが登録されているファイルサーバ装置3は、複数の光
磁気ディスクを内蔵し、これらの光磁気ディスクからデ
ータを選択的に読み出すオートチェンジャを備えてお
り、LANシステム等のネットワーク環境で、システム
内のワークステーション,パーソナルコンピュータ等に
プログラム,データを提供する。ファイルサーバ装置3
は文書の構成単位である要素オブジェクトの文書デー
タ,図形データ等をファイル名称,管理番号,段組み
数,データ容量等の属性データとともに光磁気ディスク
に登録しておく。
【0020】図3は、ファイルサーバ装置3における要
素オブジェクトの実データ,属性データの記憶状態の概
念図である。ファイルサーバ装置3には、各要素オブジ
ェクトの実データである文書データ,イメージデータ等
のファイルが、例えば異機種間での移植性を実現する中
間言語で表現された中間実ドキュメントファイルとし
て、要素オブジェクトの識別データであるファイル名称
及び管理番号、段組み数(1段/2段)、及び要素オブ
ジェクトの配置に要する高さ・幅を算出するためのデー
タ容量を含む属性データ(他に、データ種別,キーワー
ド、ファイルの格納アドレス、リンク情報、各種フラ
グ)と関連付けて登録されている。
【0021】上述の文書編集システムでは、本発明の文
書編集装置1による自動編集に先立って、要素オブジェ
クトの実データ及び属性データを入力装置2を用いて作
成し、図3のような状態でファイルサーバ装置3に登録
しておく。次に、本発明の文書編集装置1を用いて、フ
ァイルサーバ装置3の要素オブジェクトの段組み数及び
縦横の寸法データを参照しながら、以下に詳述する処理
手順で、段組み編集によるページ割り付けを伴う自動編
集を行って、文書の体系及びページ割り付けの状態を示
す構造ファイルを作成する。このようにして作成した構
造ファイルを基に目次作成,実データの印刷のプロセス
を経て文書を完成する。
【0022】図2は本発明の記録媒体の記録状態の概念
図である。記録媒体11a は、前述のハードディスクに限
らず、ハードディスクドライブに替えて、文書編集装置
に、記録媒体の着脱が自在な外部記憶装置を接続して光
磁気ディスク,CD−ROM,フロッピーディスク等を
記録媒体として用いてもよい。記録媒体11a を着脱自在
にした場合、この記録媒体11a は同様の外部記憶装置を
備えた他の文書編集装置で使用することができる。図2
は本発明の記録媒体の記録状態の概念図である。記録媒
体11a には、以下に詳述する処理手順からなる識別デー
タ入力受け付けのステップ、構造ファイル作成のステッ
プ、及び段組み編集,強制段落区切り入力受け付け,強
制改ページ入力受け付けからなるページ割り付けのステ
ップを含む自動編集のプログラムが格納されている。
【0023】以下、本発明の文書編集装置における段組
み編集によるページ割り付けを含む自動編集の処理手順
を、図4乃至図8のフローチャート、図9乃至図11の画
面操作例、図12の段組みの概念図、並びに図13の段組み
の原理を説明する図に基づいて具体的に説明する。な
お、図4は自動編集の処理手順のフローチャート、図5
は図4におけるページ割り付けの詳細な処理手順のフロ
ーチャート、図6は図4における1段組み配置の詳細な
処理手順のフローチャート、図7及び図8は図4におけ
る2段組み配置の詳細な処理手順のフローチャートであ
る。なお、本例では段組みは2段組みまでとし、2段組
みの各段の幅は同一とする。対話型の自動編集プログラ
ムを起動して構造ファイルをオープンし(S1)、各種
のオブジェクトを入力する(S2)。なお、構造ファイ
ルをオープンしたとき、作成しようとする文書の用紙サ
イズ、上下左右のマージンを除いた1ページ内の文書の
配置可能領域、1行の文字数,文字サイズ等の初期設定
を行う。
【0024】図9は構造ファイルをオープンしたときの
操作画面例である。この画面は、文書の階層構造(章・
節・項)に応じて、要素オブジェクトの入力位置が左端
から順に1桁ずつ段階的にずらされている。オペレータ
はオブジェクトの管理番号の一覧表を参照する等して、
図10に示すように、要素オブジェクトのうち、タイトル
オブジェクト(タイトル・サブタイトル・サブサブタイ
トル…)の識別データ(管理番号)を入力し、大まかな
文書体系を構築する。
【0025】その後、画面上端のメニューの「挿入」を
マウスのクリック等で指定し、図11に示すように、各タ
イトルの間に、部品の説明文、図面等のブロックオブジ
ェクト(B)の入力を指定して、その入力欄に識別デー
タ(ファイル名称及び管理番号)を入力し、細部の構造
まで決定する。挿入したオブジェクトを移動/複写/削
除する場合はメニューの「移動/複写/削除」をマウス
のクリック等で指定し、削除対象のオブジェクトを指定
して削除し、また移動/複写対象のオブジェクト及び移
動/複写先を指定してオブジェクトを移動/複写する。
また、強制段落区切り/強制改ページを指定する場合は
メニューの「ページ」を指定して、強制的に段落を区切
りたいオブジェクト間、又は強制的に改ページしたいオ
ブジェクト間に所定の制御記号を挿入する(S4)。な
お、強制改ページの制御記号の挿入位置は段組み数を問
わず、いずれのオブジェクト間にも挿入可能であるが、
強制段落区切りの制御記号の挿入位置は、2段組みのオ
ブジェクト間に限定される。
【0026】以上のようにして挿入/移動/複写/削除
/強制段落区切り/強制改ページのいずれかを実行する
とページ割り付けのプログラムが起動される(S5)。
ページ割り付けが行われると、レイアウトに満足したか
否かをオペレータに問い合わせ(S3)、オペレータは
レイアウトに満足するまで挿入/移動/複写/削除/強
制段落区切り/強制改ページを行い(S4)、挿入/移
動/複写/削除/強制段落区切り/強制改ページのいず
れかが行う都度、以下に詳述する手順でページ割り付け
を行う(S5)。さらに、文書の構造を体系化した構造
ファイルが完成するまで必要なオブジェクトの入力を繰
り返し(S2〜S6)、ページ割り付けにおいて採用し
た高さ情報、段組み情報を構造ファイルに書き込んで、
完成した構造ファイルを光磁気ディスクドライブ12にセ
ーブする(S7)。
【0027】次に、ページ割り付けの処理手順を図5に
基づいて説明する。段組み数(1段/2段),オブジェ
クトの並びの順番,及び強制改ページ・強制段落区切り
の情報以外のオブジェクトの配置に関する情報(割り付
けページ,割り付け段等)をリセットして初期化する
(S51)。ページ割り付けすべき処理対象のオブジェク
トの属性データを、オブジェクトの管理番号に基づいて
構造ファイルから取得し(S52)、その段組み数をチェ
ックする(S53)。このとき、構造ファイルを作成した
ときの文書の用紙サイズ、上下左右のマージンを除いた
1ページ内の文書の配置可能領域、1行の文字数,文字
サイズ等の初期設定の誤り、又はページ割り付け時の初
期設定の変更等の可能性があるので、処理対象のオブジ
ェクトの高さが、文書のページ高さより小さい寸法か否
か、またオブジェクトの幅が段の幅をオーバーする不正
な幅であるか否かをチェックし、オブジェクトの高さが
文書のページ高さより大きい寸法の場合、又は幅が段の
幅をオーバーする場合はエラー表示を行う。ステップS
53の判定の結果、段組み数が1段の場合は1段組み配置
のルーチンに分岐し(S54)、2段組みの場合は図7及
び図8に示す2段組み配置のルーチンに分岐する(S5
5)。以上のステップS52〜S55を、構造ファイルの最
後のオブジェクトまで繰り返す(S56)。
【0028】1段組み配置の詳細な処理手順を図6に基
づいて説明する。オブジェクトの挿入/移動/複写/削
除により、再配置すべき処理対象のオブジェクトの位置
が文書の先頭又は改ページ直後であるか否かを判定し
(S5401)、文書の先頭又は改ページ直後である場合
は、処理対象のオブジェクトを当該ページに配置して
(S5402)、ページ割り付けのルーチン(図5)にリタ
ーンする。
【0029】一方、処理対象のオブジェクトの位置が文
書の先頭又は改ページ直後のいずれでもなく、既に当該
ページにオブジェクトが配置されている場合は、当該ペ
ージの残りの配置高さを求めて、この配置高さに配置が
可能であるか否かをチェックする(S5404)。配置が可
能である場合はステップS5402に移行して当該ページに
処理対象のオブジェクトを配置し(S5402)、ページ割
り付けのルーチン(図5)にリターンする。ステップS
5404のチェックの結果、当該ページの残りの配置高さに
配置が不可能な場合は前のオブジェクトの次に改ページ
の制御記号を挿入して改ページし(S5405)、処理対象
のオブジェクトを次ページの先頭に配置して(S540
6)、ページ割り付けのルーチン(図5)にリターンす
る。
【0030】次に、2段組み配置の処理の概要、及び2
段組みと1段組みが混在する場合のオブジェクト配置の
詳細な処理手順を図7、図8、図12、及び図13に基づい
て説明する。図12は2段組みのオブジェクトを連続的に
配置する場合の配置順を示す概念図であって、図12(a)
は強制段落区切りがない場合、図12(b) は強制段落区切
りがオブジェクトの(2) と(3) との間に挿入された場合
を示している。本例では、原則として、2段組みのオブ
ジェクト(1) 〜(5) が連続している場合は、図12(a)に
示すように1段組みのページ割り付けの手法を2段組み
の配置に拡張し、その並び順に高さをチェックしながら
オブジェクトを1段目に配置していき、入らなくなる
と、次ページに相当する2段目に残りのオブジェクト
(4) (5) を配置する。また、強制段落区切りが挿入され
た場合は、図12(b) に示すように、強制段落区切りまで
を、ページ内におけるオブジェクトの配置が可能な残り
高さとし、強制段落区切りまでの高さの1段目に、その
並び順にオブジェクト(11)(12)を配置した後、残りのオ
ブジェクト(13)を次ページに相当する2段目に配置す
る。
【0031】一方、2段組みのオブジェクト(6) 〜(9)
と1段組みのオブジェクト(10)とが混在する場合は、図
13(b) に示すように、次の1段組みのオブジェクト(10)
の高さをチェックし、この1段組みのオブジェクト(10)
を同一ページの最後に先に配置し、その上の残りの配置
高さ(暫定配置高さ)に2段組みのオブジェクト群(6)
〜(9) を配置する。このとき、暫定配置高さに入りきら
ない2段組みのオブジェクト(9) は、次ページへの配置
対象とする(図13(c) 参照)。
【0032】まず、当該ページにおけるオブジェクト配
置が可能な残り高さ(図13(a) 参照)を取得する(S55
01)。処理対象のオブジェクトが強制改ページ、又はそ
の配置が一旦決定されて構造ファイルに格納されている
データの最後であるか否かを判定し(S5502)、強制改
ページ、又はデータの最後のいずれでもない場合は、強
制段落区切りであるか否かを判定する(S5503)。
【0033】判定の結果、強制段落区切りでない場合
は、次の処理対象のオブジェクトの属性データを構造フ
ァイルから取得し(S5504)、段組み数が2段であるか
否かをチェックする(S5505)。次のオブジェクトが2
段組みの場合は、このオブジェクトの高さを、取得済み
の2段組みオブジェクトの高さに合計し(S5506)、合
計が、残り高さを2段組みとした場合の2段分の高さ
(残り高さ×2)をオーバーするか否かをチェックする
(S5507,S5508)。(残り高さ×2)をオーバーしな
い間は、ステップS5502に戻り、強制改ページ,データ
の最後,強制段落区切りが出現しない限り(S5502,S
5503)、2段組みオブジェクトの高さを順次加算してい
く(S5504〜S5508)。
【0034】2段組みのオブジェクト群の高さを加算し
ていった結果、合計が(残り高さ×2)をオーバーした
場合は、残り高さを暫定配置高さとし(S5509)、1段
目,2段目への2段組みオブジェクトの配置を決定す
る。即ち、処理対象のオブジェクトの高さを加算しなが
ら、暫定配置高さを超えないブロックを取得していって
1段目に配置するオブジェクトを決定し、暫定配置高さ
を超えた時点で、それまでに配置を決定した1段目のオ
ブジェクトの高さ合計から実配置高さを取得する(S55
10)。残りの2段組みオブジェクトを、ステップS5510
で取得した実配置高さ内に配置し、配置高さをオーバー
する前までのオブジェクトを2段目への配置確定とする
(S5511)。配置確定までのオブジェクトを処理済みオ
ブジェクトとし、ページに入らなかった2段組みオブジ
ェクトは次のページの処理対象とし(S5512)、ページ
割り付けのルーチン(図5)にリターンする。
【0035】一方、ステップS5505の判定の結果、次に
配置すべきオブジェクトとして1段組みのオブジェクト
が出現した場合は、上述した1段組み、2段組み混在時
の処理の概要のように、(残り高さ)−(1段組みオブ
ジェクト高さ)を暫定配置高さとし(S5516)(図13
(b) 参照)、ステップS5510に移行する。上述と同様
に、処理対象のオブジェクトの高さを加算しながら、1
段組みオブジェクトを配置するまでの暫定配置高さを超
えないブロックを取得していって1段目に配置するオブ
ジェクトを決定し(図13(b) 参照)、暫定配置高さを超
えた時点で、それまでに配置を決定した1段目のオブジ
ェクト(1) (2) の高さ合計から実配置高さを取得する
(S5510)。残りの2段組みオブジェクト(3) (4) を、
ステップS5510で取得した実配置高さ内に配置し、配置
高さをオーバーする前までのオブジェクトを2段目への
配置確定とする(S5511)。配置確定までのオブジェク
トを処理済みオブジェクトとし、ページに入らなかった
2段組みオブジェクト(4) は次のページの処理対象とし
(S5512)、ページ割り付けのルーチン(図5)にリタ
ーンする。
【0036】次に、ステップS5503の判定の結果、強制
段落区切りが出現した場合は2段組みの1段目にオブジ
ェクトを配置中であるか否かを判定し(S5513)、1段
目にオブジェクトを配置中である場合は、図13(d) に示
すように、残り高さを強制段落区切りの前までに変更し
(S5514)、ステップS5502に戻り、変更後の新しい残
り高さに基づいて、上述と同様に2段組みオブジェクト
の配置を行う(S5502〜S5512)。
【0037】また、ステップS5513の判定の結果、1段
目に配置中でない場合、即ち、2段組みのオブジェクト
群の1番目と2番目との間に強制段落区切りが挿入され
ている場合はステップS5510に移行し、実配置高さとし
て1番目の2段組みオブジェクトの高さを取得する(S
5510)。残りの2段組みオブジェクトを、ステップS55
10で取得した実配置高さ内に配置し、配置高さをオーバ
ーする前までのオブジェクトを2段目への配置確定とす
るが(S5511)、強制段落区切りが挿入されている場合
は、2段組みの1段目に1番目の2段組みオブジェクト
を配置しただけで終了し、配置確定までのオブジェクト
である1番目のオブジェクトを処理済みオブジェクトと
し(S5512)、ページ割り付けのルーチン(図5)にリ
ターンする。
【0038】ステップS5502の判定の結果、強制改ペー
ジ又はデータの最後のいずれかであった場合は、ステッ
プS5509に移行し、強制改ページの場合は次ページの最
後まで、またデータが最後である場合は当該ページの最
後までの残り高さを暫定配置高さとする(S5509)。処
理対象のオブジェクトの高さを加算しながら、暫定配置
高さを超えないブロックを取得していって1段目に配置
するオブジェクトを決定し、暫定配置高さを超えた時点
で、それまでに配置を決定した1段目のオブジェクトの
高さ合計から実配置高さを取得する(S5510)。残りの
2段組みオブジェクトを、ステップS5510で取得した実
配置高さ内に配置し、配置高さをオーバーする前までの
オブジェクトを2段目への配置確定とする(S5511)。
強制改ページの場合は、さらに配置確定までのオブジェ
クトを処理済みオブジェクトとし、ページに入らなかっ
た2段組みオブジェクトは次のページの処理対象とし
(S5512)、ページ割り付けのルーチン(図5)にリタ
ーンする。
【0039】以上のような段組み編集により、1段組み
の連続以外に、図14に示すような各種レイアウトが可能
となる。即ち、連続した2段組み(a) 、1段組み→2段
組み(b) 、2段組み→1段組み(c) 、2段組み→1段組
み→2段組み(d) 、1段組み→2段組み→1段組み(e)
等である。
【0040】なお、本例では段組みが1段と2段との場
合について説明したが、3段以上の段組みが含まれる場
合にも適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明の文書編集装置及
び記録媒体は、要素オブジェクトの実データが視覚化さ
れた場合に占有する領域の縦横寸法及び要素オブジェク
トの段組み数を参照して文書を自動的に段組み編集する
ので、文書のレイアウトの自由度が高く、少ない労力で
短時間に編集者の意図に沿ったレイアウトの段組み編集
を可能にするという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文書編集装置が組み込まれた文書編集
システムの構成を示す模式図である。
【図2】本発明の記録媒体の記録状態の概念図である。
【図3】図1の文書編集システムの記憶装置におけるデ
ータの記憶状態の概念図である。
【図4】本発明の文書編集装置による自動編集の処理手
順のフローチャートである。
【図5】図4におけるページ割り付けの詳細な処理手順
のフローチャートである。
【図6】図5の自動編集における1段組み配置の詳細な
処理手順のフローチャートである。
【図7】図5の自動編集における2段組み配置の詳細な
処理手順のフローチャート(その1)である。
【図8】図5の自動編集における2段組み配置の詳細な
処理手順のフローチャート(その2)である。
【図9】本発明の文書編集装置による構造ファイル作成
時の操作画面例(その1)の図である。
【図10】本発明の文書編集装置による構造ファイル作
成時の操作画面例(その2)の図である。
【図11】本発明の文書編集装置による構造ファイル作
成時の操作画面例(その3)の図である。
【図12】本発明の文書編集装置による段組みの概念図
である。
【図13】本発明の文書編集装置による段組み配置の概
要を説明する図である。
【図14】段組み編集による文書のレイアウト例の図で
ある。
【符号の説明】
1 文書編集装置 11 ワークステーション 11a 記録媒体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書を構成する要素オブジェクトの実デ
    ータと、該要素オブジェクトの識別データ、前記実デー
    タが視覚化された場合に占有する領域の縦横寸法を表す
    寸法データ、及び前記要素オブジェクトの段組み数を表
    す段組みデータを含む属性データとが記録されている記
    録装置の寸法データ及び段組みデータを参照し、文書を
    段組み編集する文書編集装置であって、 前記識別データの入力を受け付ける入力受け付け手段
    と、 入力受け付け手段が受け付けた識別データの配置順に応
    じて文書の体系を示す構造ファイルを作成する構造ファ
    イル作成手段と、 入力受け付け手段がその識別データの入力を受け付けた
    要素オブジェクトの寸法データ及び段組みデータを参照
    して文書を段組み編集する段組み編集手段とを備えたこ
    とを特徴とする文書編集装置。
  2. 【請求項2】 その識別データの入力が受け付けられ
    た、複数段に段組みすべき複数の要素オブジェクトの段
    落分けの位置を指定するデータの入力を受け付ける手段
    を備え、前記段組み編集手段が、複数段に段組みすべき
    複数の要素オブジェクトを指定された位置で段落分けす
    る手段を備えた請求項1記載の文書編集装置。
  3. 【請求項3】 要素オブジェクトを割り付けるべきペー
    ジを区切る改ページ位置を指定するデータの入力を受け
    付ける手段を備え、前記段組み編集手段が、指定された
    位置でページを区切る手段を備えた請求項1又は2記載
    の文書編集装置。
  4. 【請求項4】 文書を構成する要素オブジェクトの実デ
    ータと、該要素オブジェクトの識別データ、前記実デー
    タが視覚化された場合に占有する領域の縦横寸法を表す
    寸法データ、及び前記要素オブジェクトの段組み数を表
    す段組みデータを含む属性データとが記録されている記
    録装置の寸法データ及び段組みデータを参照し、文書を
    段組み編集するプログラムが格納されている記録媒体で
    あって、 前記識別データの入力を受け付けるステップと、 入力を受け付けた識別データの配置順に応じて文書の体
    系を示す構造ファイルを作成するステップと、 その識別データの入力を受け付けた要素オブジェクトの
    寸法データ及び段組みデータを参照して文書を段組み編
    集するステップとを含むプログラムを格納していること
    を特徴とする記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記プログラムに、その識別データの入
    力が受け付けられた、複数段に段組みすべき複数の要素
    オブジェクトの段落分けの位置を指定するデータの入力
    を受け付けるステップと、複数段に段組みすべき複数の
    要素オブジェクトを指定された位置で段落分けするステ
    ップとをさらに含む請求項4記載の記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記プログラムに、要素オブジェクトを
    割り付けるべきページを区切る改ページ位置を指定する
    データの入力を受け付けるステップと、指定された位置
    でページを区切るステップとをさらに含む請求項4又は
    5記載の記録媒体。
JP7251415A 1995-09-28 1995-09-28 文書編集装置及び記録媒体 Pending JPH0997254A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100883714B1 (ko) * 2006-07-05 2009-02-12 세이코 엡슨 가부시키가이샤 문서 편집 장치 및 기억 매체

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