JPH0996789A - 発光素子とその駆動回路およびビューファインダとビデオカメラ - Google Patents
発光素子とその駆動回路およびビューファインダとビデオカメラInfo
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Abstract
ンダでは、消費電力がかなり大きく、またそれに使用さ
れる発光素子自体も大きいものであった。 【解決手段】 ランプ11の小領域発生部から広い立体
角に放射された光は、放物面鏡12により平行に近く指
向性の狭い光に変換され拡散板15を透過して、TN液
晶表示パネル1333に入射する。液晶表示パネル13
33は映像信号に応じて、放物面鏡12からの出射光を
変調して画像を表示する。表示画像は拡大レンズ133
6により拡大される。接眼リング1335の位置を可変
して観察者はピントあわせを行う。ランプ11は熱陰極
方式のものを用いる。これにより、発光素子の小型化が
可能となり、また従来のものと比し、小電力化が可能と
なる。更に、拡散シート15によりランプ11の像によ
る画質の品質劣化を防止することができる。
Description
いる発光素子とその駆動回路と駆動方法および主として
前記発光素子を用いたビューファインダおよびビデオカ
メラ等に関するものである。
装置に比較して軽量化および薄型化の可能性が高いこと
から、研究開発が盛んである。近年では液晶の旋光性を
画像表示に応用したツイストネマティックモード(TN
モード)の液晶表示装置が実用化され、携帯用ポケット
テレビ、ビデオカメラのビューファインダなどに用いら
れている。
明する。なお、本明細書では少なくとも発光素子などの
光源(光発生手段)と、液晶表示パネルなどの画像表示
装置(光変調手段)を具備し、両者が一体となって構成
されたものをビューファインダと呼ぶ。したがって、本
発明のビューファインダとはビデオカメラのビューファ
インダのみを意味するものではない。たとえばポケット
テレビ等の表示装置、電子スチルカメラの画像表示装
置、ヘッドマウントディスプレイも含む。また、光源と
は、熱陰極方式ランプ、冷陰極方式ランプ、PDP、L
EDなどの自発光するものをすべて含む。
36に示す。また、従来のビューファインダの断面図を
図137に示す。1321はボデー、1322は接眼カ
バー、1335は接眼リング、1333はツイストネマ
ティック(TN)液晶表示パネルである。前記液晶表示
パネル1333の入出力面には偏光板1334が配置さ
れている。ボデー1321には液晶表示パネル133
3、光源としてのバックライト1331が格納されてい
る。接眼リング1335の内部には拡大レンズ1336
が配置されている。接眼リング1335の挿入度合いの
調整により観察者の視力に合わせてピント調整ができ
る。
48の膜厚が4〜5μm程度であり、モザイク状のカラ
ーフィルタを有する。また、TN液晶表示パネル133
3の両側にそれぞれ偏光子1334a、検光子1334
bとして機能する偏光板1334が配置されている。ビ
ューファインダは、取り付け金具1323によりビデオ
カメラ本体421に装着される。なお、各図面は理解、
説明を容易または/および作図を容易にするため、省略
または/および拡大縮小した箇所がある。たとえば、図
136のビューファインダの断面図では接眼カバー13
22等を省略している。以上のことは以下の図面に対し
ても同様である。
38に示す。光源は、内部に蛍光管が配置された蛍光管
ボックス1331と、その全面に配置される拡散光散乱
板1332とで構成されている。拡散板1332は、蛍
光板ボックス1331からの出射光を拡散し輝度が均一
な面光源にするために用いる。
ては棒状の蛍光管を用いる。蛍光管は液晶表示パネル1
333の表示画面の対角長が1インチ程度と小型の場合
は直径が2〜5mmのものを用いる。液晶表示パネル1
333の表示画面の対角長が1インチ以上の場合は前記
蛍光管を複数本用いる場合が多い。蛍光管からは前方及
び後方に光が放射される。蛍光管とTN液晶表示パネル
1333の間には拡散板を配置する。拡散板1332は
蛍光管からの光を拡散させ、面光源化する。前記拡散板
1332により面光源が形成され、前記面光源からの光
が液晶表示パネル1332に入射する。面光源の光発散
面積は液晶表示パネル1333の画像表示領域(有効表
示領域)と同一もしくはそれ以上である。なお、蛍光管
と拡散板1332を用いずに面発光源を形成する発光素
子もある。通常平面蛍光ランプと呼ばれるものであり、
ウシオ電機(株)等が製造、販売している(たとえば品
名、UFU07F852等)。
1334a,1334bが配置される。拡散板1332
とTN液晶表示パネル1333間に配置された偏光板1
334a(偏光子)は面光源からのランダム光を直線偏
光にする機能を有する。TN液晶表示パネル1333と
表示画面の観察者の間に配置された偏光板1334b
(検光子)はTN液晶表示パネル1333に入射した光
の変調度合いに応じて、前記光を遮光する機能を持つ。
通常、偏光子1334aと検光子1334bは偏光方向
が直交するように配置される(ノーマリホワイト表
示)。
散板1334により散乱され、面光源が形成される。前
記面光源からの光は偏光子1334aにより直線偏光に
変換される。TN液晶表示パネル1333は、前記直線
偏光の光を、印加された映像信号にもとづき変調する。
検光子1334bは変調度合いに応じて光を遮光もしく
は透過させる。以上のようにして画像が表示される。表
示画像は検光子1334bと観察者間に配置された拡大
レンズ1335により拡大して見ることができる。
性、操作性の点からコンパクト・軽量であることが要求
される。そのため、ビューファインダ用ディスプレイと
して、液晶表示パネルが導入されつつある。ところが、
現状では液晶表示パネルを用いたビューファインダの消
費電力はかなり大きい。例えば、有効表示領域が0.7
インチのTN液晶表示パネルを用いたビューファインダ
の消費電力は、TN液晶表示パネルとその駆動回路が
0.4W、光源が約0.6Wを消費し、計1.0Wとい
う例がある。ビデオカメラは、コンパクト性および軽量
性を確保するために、バッテリーの容量が限られてい
る。ビューファインダの消費電力が大きい場合には、連
続使用時間が短くなるので大きな問題となる。近年、特
にビデオカメラの小型化が要望され、それにつれ、積載
できるバッテリー容量も限られてきており、ますますビ
ューファインダの低消費電力化の実現は不可欠となりつ
つある。
ボックス1331は、輝度むらの少ない面光源にする必
要がある。そこで、TN液晶表示パネル1333と蛍光
管間に拡散板372を配置する。光拡散度の低い拡散板
1334を用いると、図57に示すように蛍光管の発光
パターン1341が現れ、それが液晶表示パネル133
3の表示画面を通して見え、表示品位を低下させる。そ
のため、拡散板1334は拡散度の高いものを用いる
が、一般に拡散度を高くすると拡散板1334の光透過
率が低下する。必要な輝度を得ようとすると光源からの
光の出力量を多くするしかない。これは光源の消費電力
の増大を招く。
得るためには少なくとも発光面積は液晶表示パネル13
33の有効表示領域の面積よりも大きい必要がある。し
たがって、当然のことながら大きいものとなる。また、
蛍光ランプの入力電圧が高いことも課題である。通常5
V程度の直流電圧をインバータおよび昇圧コイルを用い
て100〜200Vの交流電圧にして用いる必要があ
る。前記インバータ、昇圧コイルの総合電力効率は80
%程度しかなく、ここでも電力損失が発生する。もちろ
ん、昇圧コイルも大きく、相当の体積を必要とする。一
例として、ウシオ電機(株)の0.7インチ液晶表示パ
ネル用平面蛍光ランプと昇圧コイルとを組み合わせたモ
ジュールサイズ(品名UFU07F852)では幅2
2.7mm、高さ22.8mm、奥行き11.3mmも
あり、また、ガラス製であるため重量も重い。また高い
交流電圧を用いるため不要ふく射も大きく、液晶表示パ
ネルの表示画像にビート障害をひきおこす。さらに蛍光
管(冷陰極方式のもの)は暗黒状態では点灯しない、気
温が低いと点灯しないという課題もある。また、発熱も
大きく、液晶表示パネル1333に悪影響を与えやす
い。
管の課題を解決する発光素子、低消費電力、小型、軽量
のビューファインダおよびそれを用いたビデオカメラ、
表示装置などを提供することである。
方法は、熱電子を放出するフィラメントと、アノード
を、ケースの内面に蛍光体膜が塗布されたランプの駆動
方法である。
変抵抗を介して放電開始電圧以上の電圧を印加してラン
プを点灯させ、点灯後前記電圧を低下させるとともに前
記可変抵抗の抵抗値を小さくするものである。電圧を小
さくするとともに抵抗値も小さくすることによりアノー
ドに流れる電流を一定に保つ。または、第1の抵抗を介
して放電開始電圧以上の第1の電圧を印加し、点灯後、
スイッチで前記第1の電圧よりも低い第2の電圧を第2
の抵抗をアノードに低下する。第2の抵抗の抵抗値は第
1の抵抗の抵抗値よりも小さくしておけば、点灯後、第
1の電圧によりアノードに流れる電流値と第2の電圧に
切り換えた時にアノードに流れる電流値とをほぼ同一に
することができる。
電開始電圧以下の第3の電圧を印加した状態で、アノー
ドにパルス状の信号を重畳させて、アノードに放電開始
電圧以上として、ランプを点灯させるものである。
メントに電流を供給し、かつ、アノードに電圧を印加し
てランプを点灯させ、その後、フィラメントに電流を供
給を遮断する方法である。アノードに流す電流を所定値
よりも多くすることにより、フィラメントが加熱され
る。前記加熱によりフィラメントから熱電子が放出さ
れ、フィラメントへの電流を停止してもランプの点灯は
維持される。
ラメントおよびアノードを有するランプを光発生手段と
して用いるものであり、前記ランプからの白色光を平行
光にする集光手段(集光レンズ,凹面鏡等)と、前記集
光手段から出射された光を変調する液晶表示パネルを有
するものである。ランプのアノードは平面状のものであ
り、またフィラメントとアノードとの配置方向とは(図
2(b))のように直交させる。またランプのアノード
には直流電流を流すようにしたものである。好ましく
は、ランプケースの内面又は外面かつ、集光手段が集光
を行わない箇所に反射膜等を形成する。反射膜等はラン
プケースの内部から外部に出射する光を再びランプケー
ス内部に反射させる機能を有する。
5度の角度の方向に最も光出力強度が大きくなる。した
がって、45度の角度を液晶表示パネルの方向にむけ
る。
ランプは直流点灯かつアノードに印加する電圧も20
(V)以下と低いため、静電気の影響を受けやすく、ア
ノードに電圧を印加しても点灯しなくなる場合がある。
そのため、ランプの外面にITO等の透明導電体膜を塗
布し、また導電線等をまきつける。
より水銀分子を発光させるため、一定以上の発光輝度を
得るためには、ケース内の水銀蒸気温度を高くする必要
がある。逆に外気温度が低くなるとランプの発光輝度の
立ち上がり時間は長くなってしまう。本発明は対策とし
てサーミスタ等の温度センサで点灯開始時のランプの温
度を検出し、点灯時にアノードを流す電流値を多くして
いる。または、点灯後ランプの発光輝度を測定し、アノ
ード電流の量にフィードバックをかける。
表示パネルの照明するのにランプと放物面鏡で照明光学
系を構成している。さらに好ましくは、放物面鏡の全面
に球面鏡を配置する。放物面鏡ランプが配置され、放物
面鏡はランプから放射される光を集光し、平行光にして
液晶表示パネルを照明する。ランプと液晶表示パネル間
には光拡散フィルムを配置する。放物面鏡の反射面はエ
ンボス加工を施し、または複数の微小ミラーから構成す
る。ランプと放物面鏡が近接する箇所には熱伝達を抑制
する樹脂(もしくはガラス等)からなるリングを配置す
るか、もしくはわずかなギャップをもうけ接触しないよ
うに構成する。また、ランプにはTi等の拡散剤が添付
されたゴムキャップをかぶせる。
プと、ランプから放射される光を集光して平行光にして
液晶表示パネルを照明する照明用レンズと、液晶表示パ
ネルの光出射面に配置された補助レンズを有するもので
ある。好ましくはランプの後面に反射板を配置して、よ
り多くの光が液晶表示パネル側に照明されるようにす
る。液晶表示パネルは照明レンズと補助レンズにはさま
れ、前記液晶表示パネルを通過する主光線液晶表示パネ
ルの表示面に垂直となるようにしている。また好ましく
は、樹脂の後面に前記反射板を一体として形成し、前記
樹脂に穴を形成しておいて前記ランプを挿入する。この
際、ランプの直径よりも前記穴をわずかに大きくしてお
き、ランプを挿入して、かつ、固定したとき、樹脂穴と
ランプ間にわずかな空間が保持されるようにしておく。
また、液晶表示パネルに照明レンズまたは補助レンズを
はりつける。
表示パネルの照明光学系をランプとフレネルレンズから
構成したものである。さらに、フレネルレンズと液晶表
示パネル間に拡散シート等を配置する。好ましくは、前
記拡散シートの拡散度は観客者が液晶表示パネルの表示
画像を観察した時、フレネルレンズの溝がみえる割合で
ある。MTF(Modnration Transmi
ssion Function)が20%以下となるよ
うにする。また、偏光子をフレネルレンズの平面部に貼
りつけ、かつフレネルレンズをレンズ中心で回転できる
ようにする。
プと集光レンズ間距離と、集光レンズと液晶表示パネル
間距離のうち少なくとも一方を伸長させたり収縮させた
りできるように構成したものである。ビューファインダ
を非使用時には収縮させてビューファインダの全長を短
くし、使用時には伸長させ、ランプの発光位置が集光レ
ンズの焦点位置に丁度配置されるようにする。
(太陽光等)をビューファインダの内部に導入する集光
レンズを具備するものである。好ましくは前記集光レン
ズはフレネルレンズで構成され、また外光がビューファ
インダ内に入射する強度を調整するための光量調整用偏
光板が配置されることが好ましい。通常では前記偏光板
の偏光軸とTN液晶表示パネルの偏光子の偏光軸とは略
一致させ、外光が強い場合には光量調整用偏光板を回転
させて調整を行う。
レンズを柔軟性のある透明樹脂で構成したものである。
透明樹脂からなるレンズは周辺部を押圧することにより
中央部が厚くなり、焦点距離は短くなる。また押圧をと
りのぞくと中央部が薄くなり正のパワーは小さくなり、
焦点距離は長くなる。
ンズの中心の光軸と、ランプの中心軸とを可変できるよ
うに構成したものである。好ましくは集光レンズはフレ
ネルレンズで構成し、フレネルレンズの光出射面に拡散
シートを配置する。
て前述に説明したビューファインダを2つ以上用い、2
つ以上の表示パネルで形成された光学像をダイクロイッ
クプリズム,ダイクロイックミラー,ハーフミラー,偏
光ビームスプリッタ(PBS)等で1つの光路に合成し
たものである。
ンプと、ランプから出射される光を平行光にする集光手
段と、液晶表示パネルおよび、観察者の左眼に到達する
光と、右眼に到達する光とを分離するイメージスプリッ
タとを具備するものである。好ましくは、ランプは右眼
用と左眼用の各1個ずつ配置する。
のビューファインダを具備するものであり、ビューファ
インダはビデオカメラに所定箇所に取り付けられ、か
つ、使用位置を移動できるようにしている。また、ビデ
オカメラの本体もしくはビューファインダの本体に配置
され、かつ、ランプのフィラメントの端子と接続された
プッシュスイッチを具備する。ビューファインダを使用
するため、ビューファインダを移動させると前記プッシ
ュスイッチはオン状態となり前記フィラメントに電流が
流れランプを余熱する。
示装置の光変調手段としてツイストネマティック(T
M)液晶表示パネル、高分子分散液晶表示パネル等を用
いる。高分子分散液晶を用いる場合は赤色光を変調する
画素の液晶層の膜厚を青色光を変調する液晶層の膜厚よ
りも厚くする。または、加えて水滴状液晶の液晶滴の平
均粒子径もしくはポリマーネットワークの平均孔径を赤
色光を変調する画素の方を大きくする。
まりランプが点灯するとアノードに流れる電流に依存せ
ず、アノード電極と接地電位間の電圧は一定値となる。
この一定値となる電圧を放電を持続させる電圧という意
味で放電維持電圧と呼ぶ。ただし、この値よりも少し低
くても急に消灯状態となることはない。
圧よりも高い電圧が必要である。通常放電維持電圧より
も5(V)程度高い。この放電(発光)を開始させる電
圧を放電開始電圧と呼ぶ。アノード電極と電圧を印加す
るアノード端子間には電流制限抵抗を介在させる。アノ
ード端子に放電開始電圧を印加するとアノード電極に放
電開始電圧が印加され、放電が開始される。するとアノ
ード電極の電位は放電維持電圧となる。
極には放電維持電圧を印加しておけばよい。アノード端
子に印加する電圧が高いほど前記電流制限抵抗で損失す
る電力は大きくなる。このことは、前記電流制限抵抗が
定電流回路であっても同じである。
ドに抵抗素子を介して放電開始電圧以上の電圧を印加
し、ランプを点灯させてアノードに定常電流を流す。そ
の後、前記定常電流の値をたもちつつ、前記抵抗素子の
抵抗値を低くしつつ、かつ、アノード端子に印加する電
圧を低下させる。以下のように制御すれば究極的には抵
抗素子の抵抗値は0になり、アノード端子に印加する電
圧は放電維持電圧にすることができる。したがって、低
消費電力化が可能である。
に、アノードには10μsec程度の時間放電開始電圧
を印加すれば点灯を開始する。第2の本発明の駆動方法
は、アノード端子にあらかじめ放電維持電圧を印加して
おき、約10μsecの時間、前記アノード端子にパル
ス状の放電開始電圧以上の電圧を印加する。前記パルス
状の電圧によりランプは点灯し、点灯するとアノード端
子の電圧は放電維持電圧となる。したがって、低電力で
ランプの発生を維持できる。
後、フィラメントの電流を遮断するものである。熱陰極
方式のランプはフィラメントが加熱され、加熱によりフ
ィラメントから熱電子が放出される。この熱電子はアノ
ードの電位により加熱され、水銀分子と衝突し紫外線を
発生させる。紫外線は蛍光体に照射され、紫外線が可視
光に変換されて白色光がランプから放射される。つまり
ランプが発生するためにはフィラメントが加熱されるこ
とが必要である。しかし、アノードに流れ込む電流が所
定以上の値に多くすると一部の電流は、フィラメントに
作用し、フィラメントが加熱される。もしくは、アノー
ド電極の電位によりフィラメントから電子が引き出され
る。そのため、フィラメントの電流を遮断しても発光が
持続する。
加され、フィラメントには直流電圧(一端子は接地電
位、他端子は正電圧)が印加される。フィラメントから
の熱電子はアノード電極に引き寄せられる。したがっ
て、フィラメントとアノード電極との電位差が大きいほ
ど熱電子は加速され、水銀分子との衝突が大きくなって
紫外線の放射量も多くなる。
メントとアノード電極とを直交させる。すると、アノー
ド電極に正(+)電位が印加され、フィラメントが接地
電位が印可されているとすると、フィラメントの形成方
向に対し、丁度45度の方向に最も発光輝度が高くな
る。そのため、最も輝度が高くなる45度の方向を液晶
表示パネルの方向にむけている。
の光を集光手段で集光して液晶表示パネルを照明する。
ランプの発光面積は小さくしてすむので低消費電力化を
実現できる。放物曲線は焦点から発した光を平行光にす
るという幾何学的性質がある。第1の本発明のビューフ
ァインダでは放物面鏡の焦点にランプの発光領域を配置
して、ランプから放射する光を前記放物面鏡で平行光に
して液晶表示パネルを照明する。観察者はアイキャップ
から液晶表示パネルの表示画像をみるが、ランプが液晶
表示パネルと近接する場合、前記ランプ像がみえる場合
がある。そこで対策として液晶表示パネルとランプ間に
光拡散(散乱)シートを配置する。
させたときに良好なコントラストを実現できる。ビュー
ファインダでは観察者がのぞきこむ接眼レンズの径は小
さい。ビューファインダを小型にするためである。接眼
レンズが小さいため、液晶表示パネルから出射した主光
線は、接眼レンズに向かって狭くしていく(しぼり込
む)必要がある。したがって、ランプ(あるいは面光
源)から放射された光は、液晶表示パネルをななめに通
過する光のみが利用されることになり、液晶表示パネル
の表示コントラストは低くなる。
表示パネルの前面に補助レンズを配置し、ランプから放
射された光は照明用レンズで平行光にされ、平行光は液
晶表示パネルを通過し、補助レンズで接眼レンズに向か
って主光線をせばめる。つまり、液晶表示パネルに入射
する光はテレセントリックにしている。そのため、液晶
表示パネルの表示面の法線に対して平行な光を入射させ
ることができ、良好な表示コントラストが得られる。前
記補助レンズ等を液晶表示パネルに張り付ければ液晶表
示パネルの表示面にほこりが付着することがなくなる。
からなる凸レンズを用いると一定の厚みがあるためどう
してもビューファインダの全長が長くなる。第4の本発
明のビューファインダでは照明レンズをフレネルレンズ
で構成する。フレネルレンズは1〜2mmの板であるか
ら全長を短くすることができる。しかし、観察者が液晶
表示パネルの表示画像を見るとフレネルレンズの溝がみ
えることがある。その対策のために、フレネルレンズと
液晶表示パネル間に光拡散シートを配置する。
は照明用レンズとランプ間、照明用レンズと液晶表示パ
ネル間等のうちいずれかを収縮、伸長できるように構成
している。ビューファインダを不使用時は収縮してお
く。したがって、コンパクト化できる。ビューファイン
ダを使用する時は伸張して照明用レンズの焦点にランプ
がくるようにする。また、観察者が液晶表示パネルの表
示面にピントがあうようにする。
の外光をビューファインダ内部にひきこみ、この外線で
液晶表示パネルを照明できれば、ランプを点灯させる必
要がない。つまりランプを消灯する分は低消費電力化を
実現できる。太陽光は平行度がよいため凸レンズで良好
に集光できる。太陽光を虫メガネで集光して焦点におい
た黒い紙を燃やすことができることから容易にこの原理
は理解できるであろう。集光した光は凸レンズを用いれ
ば平行光を復元できる。第6の本発明のビューファイン
ダは太陽光を集光レンズでビューファインダ内に取り込
み、前記取り込んだ光を照明レンズで平行光に変換する
ものである。太陽光は前記照明レンズで良好な狭指向性
(指向性の鋭い、程度には論議があるが)の平行光とな
る。
ンズを柔軟性のある樹脂で形成したものである。樹脂レ
ンズである樹脂レンズの周辺部をおさえると中央部がふ
くらみレンズの焦点距離が短くなる。逆に周辺部の圧力
を弱めるとレンズはもとの形状にもどりレンズの焦点距
離は長くなる。従来のビューファインダでは観察者は接
眼レンズの位置を自己の眼の視力にあわせて位置調整を
して液晶表示パネル焦点距離調整をする。拡大(接眼)
レンズはホルダーに取り付けられており、前記ホルダー
位置調整できるように構成される。そのためホルダーの
位置調整のための移動空間が必要でありビューファイン
ダの全長がながくなる。本発明のビューファインダで
は、拡大レンズは樹脂で形成されているため前後に移動
させる必要がない。そのため、ホルダーは必要ないため
位置調整のための移動空間は不要であるから、ビューフ
ァインダの全長を短くすることができる。
(照明)レンズの中心の光軸とランプの中心軸とを可変
できるように構成したものである。集光レンズの中心の
光軸とランプの中心軸とを変化させることにより、液晶
表示パネルに入射する主光線の角度を変化させることが
できる。
上の液晶表示パネルの表示画像をダイクロイックミラー
等で合成するものである。表示画像を合成することによ
り観察者が見る表紙画像の画素数は液晶表示パネルの総
画素×合成して使用パネル枚数となる。したがって、高
精細な画像表示を実現できる。
晶表示パネルに2つの光源(ランプ)から放射される光
を斜めに入射させるものである。第1の光源からの光は
観察者の右眼に主として入射させるように構成し、第2
の光源からの光は観察者の左眼に主として入射させるよ
うに構成する。液晶表示パネルと観察者間には2つの光
源からの光を左右の眼にふりわけるイメージスプリッタ
を配置する。液晶表示パネルには左眼用の画像と右眼用
の画像を表示し、左眼用の画像が表示された画像に第1
のランプからの光を、右眼用の画像が表示された画素に
第2のランプからの光を入射させるようにする。以上の
ように構成すれば観察者は立体画像を見ることができ
る。
て、図面を参照しながら説明する。
ファインダの断面図である。但し、説明を容易にするた
め模式的に描いている。また一部拡大あるいは縮小した
箇所が存在し、また、省略した箇所もある。以上のこと
は他の図面においても該当する。
1、放物面鏡12およびその放物面鏡12を取り付ける
ためのベース基板14等からなる光源が配置されてい
る。ランプ11と液晶表示パネル1333間には、拡散
(散乱)シート15又は拡散板が配置されている。拡散
板又は拡散シートのいずれでもよいが、ここでは拡散シ
ート15として説明をする。拡散シート15としては、
観察者(図示せず)が拡大(接眼)レンズ1336を介
して液晶表示パネル1333の表示画像をのぞいたと
き、ランプ11の像をみえないようにする機能を有す
る。拡散シート15の光散乱特性は低くてもよい。単に
ランプ11の像を見えにくくするためのものだからであ
る。逆に散乱度が高いと、ランプ11から出射した光の
指向性を広くしすぎて、ランプ11からの光利用効率を
悪くする。拡散シート15の一例として、(株)きもと
の品番ライトアップシリーズ100MX,100SX,
100SH又は100Sがある。また、筒中プラスティ
ック(株)の拡散板も用いることができる。なお、あれ
た表面(エンボス加工面)43は、図2に示すように液
晶表示パネル1333側を向ける。またその反対面に
は、反射防止膜を形成する。このように配置しないと、
拡散シート15の光透過率は非常に悪くなる。この構成
は重要である。その他、拡散板として回折格子、マイク
ロレンズアレイ、セルホックレンズアレイ等も採用する
ことができる。つまり、拡散板又は拡散シート15は、
光学的ローバスフィルタであればよいのである。
26(具体的な形状はドーナツ状が例示される)を介在
してランプ11に取り付けられている。緩衝部材26の
材質としては、テフロン,ポリプロピレン樹脂,シリコ
ンゴム、ポリエステル樹脂、アクリル、ポリカーボネー
ト等が例示され、ランプ11からの熱が放物面鏡15に
伝達されるのを防止すると共に、ランプ11への衝撃を
緩衝する機能を持つ。
(Al)からなる反射膜が反射面22に形成されてい
る。また、ランプ11の発光領域は、放物面鏡12の焦
点に配置されている。したがって、ランプ11から放射
された光は、放物面鏡12により平行光(狭指向性の
光)に変換され、拡散シート15を通過して液晶表示パ
ネル1333を照明する。なお、放物面鏡12の内面に
反射面22を形成又は配置するとしたが、放物面鏡12
が透明物で形成されてるい場合は、外面に反射面を形成
してもよい。たとえば、アクリル樹脂で放物面鏡が形成
され、その内面又は外面にアルミニウムからなる金属薄
膜が形成されている場合である。また、放物面鏡12が
金属物で形成されている場合は、あらたに反射面22を
形成する必要はない。金属物からなる放物面鏡12自身
が反射面22をもかねるからである。また、放物面鏡1
2は、ポリカーボネート樹脂にチタン(Ti)の粉末を
添加したもので形成してもよい。チタンは光を拡散させ
る機能を持つ。つまり白濁した樹脂を用いる。この場合
は反射面22の形成は必要がない。ランプ11から放射
された光の指向性は悪いが実用上さしつかえない。な
お、放物面鏡12の特性例を図142に示す。放物面鏡
12の有効直径は、液晶表示パネル1333の表示領域
の対角長より大きくする。前記液晶表示パネルを良好の
照明するためである。
(a)に示すように複数の微小なミラーが組み合わさっ
た形状、あるいは図3(b)に示すようにエンボス状に
してもよい。図3のように構成することにより、ランプ
11の輝度分布による発光ムラが見えにくくなり、液晶
表示パネル1333を均一に照明できる。特に、ランプ
11が熱陰極方式の場合に有効である。そのランプ11
は発光面の輝度分布が大きいからである。
30aによりランプ11のソケット27に直接取り付け
られ固定されている。またソケット27は、ベース基板
14に突起30bで固定されている。
定の間隔を離す。ランプ11の熱が拡散シート15に伝
導し、拡散シート15を劣化しないようにするためであ
る。具体的には、0.5mmから2mm程度離す。ただ
し、拡散シート15が板状であり、かつ耐熱性が良好な
場合は、図4に示すように拡散板15aの中央部にくぼ
みを形成し、ランプ11の先端部を挿入してもよい。こ
のように構成することにより、ランプ11はソケット2
7と拡散板15aのくぼみで軸あわせができ、かつ固定
されるため、衝撃等で位置ずれをおこさなくなる。
で、放物面鏡12により液晶表示パネル1333を照明
できないものはもったいないので、図2に示すように光
反射筒32をランプ11にかぶせる。光反射筒32は、
ランプ11から放射された光をその内面で反射し、ふた
たびランプ11の内面にもどし、有効な光放射領域から
出射される。さらにはランプ11の底面に反射膜を形成
もしくは配置することも光の有効利用に直結する。これ
により、ランプ11の輝度立ち上がり特性、始動特性も
向上する。
の1つはアノード電極25に電圧を印加するアノード端
子16cであり、他の2つはフィラメント24に電流を
供給するフィラメント端子16a,16bである。各端
子16は、ソケット27の内部を通り、端子28と接続
されている。端子28は、ベース基板14の配線とハン
ダ29で接続されている。ベース基板14には、ランプ
11の駆動回路の部品17(17a、17b)が実装さ
れている。
プ11のランプケース21はガラス製であり、通常は
0.21〜0.5mm厚のガラスチューブを加工して形
成される。内部に熱電子を放出するフィラメント24お
よび放出された熱電子に電界を印加するアノード電極2
5が配置されている。
チウム、カルシウムの炭酸塩(BaCO3、SrCO3、
CaCO3)を塗布し、真空中で加熱されて酸化され活
性化された酸化物が形成されている。ランプケース21
の内面には希土類からなる蛍光体が塗布されている。特
に、三波長タイプの蛍光体が望ましい。液晶表示パネル
のカラーフィルタの光透過率とマッチングし、光利用効
率が良好となるからである。また、発光する光の色温度
は6000K以上9000K以下が好ましい。色温度は
6000K以上であれば画像として満足のいく品位とな
る。色温度が高くなるほど表示品位は良好となるがラン
プの表示輝度は低くなる。
ンプ11の体積が小さくなり輝度立ち上がり特性が早く
なり、発光輝度も高くなるからである。しかし、2mm
以下になるとアノード電極25をランプ11の内部に配
置しにくくなり、また、放電開始電圧も高くなる。
に電界を印可させるものである。また、製造時には前記
リングに水銀を浸透もしくは塗布し、ランプケース21
にアノード電極25を配置後、マイクロ波を照射してラ
ンプケース21内に水銀蒸気を発生させるにも用いる。
にアルゴンガス,クリプトンガス,ネオンガスなどが封
止されている。キセノンガスを用いることもできる。キ
セノンガスは温度依存性が少なく好ましい。しかし、キ
セノンガスのみでは始動性が悪くなる。そこで、キセノ
ンガスに少量のネオンガスを混ぜることが好ましい。発
光効率が高いのはアルゴンガス98%以上のときであ
る。ただし、温度に対する輝度変化が少し大きい。
に示すように平面状のものである。アノード電極25の
形状については、(c)のドーナツ状のもの、(d)の
板状のもの、又は(e)の中央に穴(膨らみ又は凹部で
もよい。)が形成されたものが例示される。アノード電
極25が平面状とは、立方体でないという意味であり図
3(c)〜(e)に示すように平面状であれば該当す
る。
16b)には、2.0(V)〜6.0(V)の範囲の直
流(DC)電圧を印加する。フィラメント24に印加す
る電圧は2.5〜4.5(V)の範囲がよい。この範囲
であれば投入電力が同一でもランプ11の発生輝度は高
くなる。フィラメント24の表面積が大きくなるからで
ある。その印加電圧によりフィラメント24は加熱さ
れ、フィラメント24の表面の酸化物から熱電子が放出
される。アノード電極25の端子16cには、9(V)
以上の直流(DC)電圧が印加される。なお、アノード
電極25に印加する電圧は直流であるが、フィラメント
24に印加する電圧は交流でもよい。
ノード電極25に印加された電圧により加速され、熱電
子が水銀分子と衝突する。この衝突により紫外線が発生
し、その紫外線が蛍光体23に照射され、可視光が発生
する。
後、放電維持電圧と呼ぶ)は、9.5(V)〜11.5
(V)である。しかし、放電(発光)を開始させるには
15.0(V)以上の電圧(以後、放電開始電圧と呼
ぶ)が必要である。なお、放電開始電圧はランプ11の
直径が小さくなるほど高くなる。
との衝突により紫外線が発生する。発生する紫外線は2
54nmである。しかし、一部185nmの波長の紫外
線も発生する。185nmの紫外線はエネルギーが大き
く、蛍光体にバリウム・マグネシウム系のものを用いて
いると、特に青色の蛍光体のダメージが大きく色温度が
変化するので、採用することは好ましくない。なお、ラ
ンプ11の一端はビーズ状の封止部材20で封止されて
いる。
ウム(Al)からなる反射膜(反射面22)を形成して
もよい。前記反射膜はケース21内の紫外線を反射し
て、前記反射された紫外線は前面の蛍光体23に照射さ
れる。したがって、有効発光領域の発光輝度は高くな
る。以上のように内面に紫外線を反射する膜を形成する
ことにより光利用効率を向上できる。
アノード電極25とフィラメント24とは略直交させて
配置されている。つまりアノード電極25の平面部とフ
ィラメント24との長手方向と直交させている。
れに限定するものではない。たとえば、図5(a)に示
すように、放物面鏡と球面球とを組み合わせたものを用
いてもよい。図5において、ランプ11から放射される
光51aは放物面鏡11の反射面22(図ではb領域)
で反射されて略平行光とされ、液晶表示パネル1333
を照明する。球面鏡(図ではa領域)がなければランプ
11から放射された光線51cは2度と利用されること
はない。しかし、球面鏡の焦点に発生ランプ11の発生
領域を位置するようにすると、光線51cは反射面22
のa領域で反射され反射光51bとなり再びランプ11
の蛍光体23に照明され散乱し、その光の一部は51d
となって液晶表示パネル1333を照明する。以上のこ
とから球面鏡によりランプ11の発光輝度を向上でき、
光利用効率を向上できる。
すように斜線に示す箇所に配置することが好ましい。つ
まり液晶表示パネル1333の有効表示領域(画像表示
部)には放物面鏡12により平行光が照射され、それ以
外の領域(斜線部)にランプ11から放射された光は球
面鏡によりランプ11にもどすのである。
完全な放物面あるいは球面等を言うのではなく、非球面
形状であってもよい。実験により、より良好に光を集光
できるように凹面鏡を設計する。
に照射するとしたが、略平行光は観察者が液晶表示パネ
ル1333の表示画像を良好にみるため必要な光をいう
のであって、厳密な平行光をいうものではない。たとえ
ば、液晶表示パネル1333の表示領域の周辺部では、
主光線は垂直でない場合は光学上多いし、また、十分な
指向性を確保するには、かなり平行光の状態が悪くか
つ、光の広がる立体角が大きい場合もある。これらをす
べて総称して略平行光と便宜上呼んでいる。
反射ミラー22aを配置したものである。ランプ11か
ら放射された光51aはミラー22aで反射し放物面鏡
12のミラー22bで反射して液晶表示パネル1333
を照明する。もちろんランプ11の先端から放射された
光51bは直接液晶表示パネル1333を照明し、光5
1cは放物面鏡12の反射面22bで1回反射して液晶
表示パネル1333を照明する。
15からランプ11側をみると、ランプ11の外周部に
低輝度部71が発生することがある。これは緩衝部材2
6が光を反射しないため、前記低輝度部71に入射する
光が少ないからである。これを解決するため、図7
(b)に示すようにゴムキャップ72をかぶせる方法が
ある。ゴムキャップ72にはTiなどの拡散剤を添加
し、散乱体としている。このゴムキャップ72によりゴ
ムキャップ72の全体が光ることになり、図7(a)に
示す低輝度部はなくなる。
リカーボネート,アクリル樹脂、エポキシ樹脂、すりガ
ラス等も用いることができる。また、好ましくはゴムキ
ャップ72とランプ11とはわずかな空間をあける。こ
の構成は図7(c)である。突起部73により空間を保
持する。空間はランプ11を保温する効果がある。空気
は熱電導性が悪いからである。この保温の効果により低
温時のランプ11の発光輝度は良好になる。
示すように、ランプ11を豆球状にする方法もある。蛍
光体23が塗布された部分が発光面となるため緩衝剤2
6があっても低輝度部71は発生しなくなる。
こめるエネルギーが大きいほど発光輝度は高くなる。理
論的(理想的)には、発光輝度はランプの内径の2乗に
反比例する。そこで発光輝度を高めるため、図9に示す
ようにランプの先端部を根本よりも細くする形状が好ま
しい。なお、利用できない箇所には反射膜91a,91
bを形成することが好ましい。
しくはランプ11の側面に光反射性のある金属薄膜を形
成もしくは配置することは効果がある。前記金属薄膜と
は、アルミホイル、銅シート、アルミの蒸着膜などが例
示される。前記金属薄膜(導電性があり、かつ光反射性
を有するものであればよい。たとえば、カーボン薄膜も
適用できるであろう。)はフィラメント24のグランド
端子などの固定電位に接地される。このように構成する
ことにより、ランプ11の始動性がよくなる。これはラ
ンプ11で発生する光を前記導体薄膜で反射することに
より、エネルギー密度が高まるためと推定される。
構成がある。図10(a)はランプ11に出射面が凹状
の集光キャップ101をかぶせたものであり、図10
(b)はプリズム状のもの(集光プリズム102)を接
着剤103で取り付けたものである。このように構成す
ることにより正面に照射できる光量を増大させることが
できる。もちろん図10(c)に示すようにランプ11
に金属等からなる反射筒105をかぶせ、先端(正面)
部に拡散板106をかぶせた構成も良好である。反射筒
105とランプ11間に透明樹脂104を充填すること
により拡散板106の全面積が均一な輝度となる。ま
た、図10(d)に示すようにランプ11に金属ケース
(反射キャップ107)をかぶせることも有効である。
続される。また、アノード電極25に印加する電圧も2
0(V)以下と比較的小さい。そのため静電気を帯びた
ランプ11に電圧を印加してもランプ11が点灯しない
場合がある。特にランプ11の表面を手で触れた直後に
ランプを点灯しようとすると、しばらくの時間、点灯し
ないことがある。これは、人間の静電気が蛍体膜23の
界面等にチャージされることがあるためである。ただ
し、通常ビューファインダにおいて直接ランプ11を手
で触れることはないから実用上問題はない。
うにランプケース21の外面にITO等の透明導電体膜
を塗布する方法がある。ITO膜111は接地される。
ITO膜のかわりに、導電ペーストをうすく塗布する方
法もある。カーボンを塗布する方法もある。そのほか図
11(b)に示すように帯電防止膜112を形成する方
法もある。また図12に示すように、ランプ11の外周
に導線(エナメル線,カーボン線等)をまきつける方法
も有効である。また図13に示すように金網等をランプ
11の外周に配置するのも有効である。以上の対策をす
ることにより、ランプ11には電荷がチャージすること
なく確実に点灯できるようになる。
11を加熱し、始動特性を改善できる。たとえば、図4
3に示すように、スイッチ423がオンすることにより
前記導線に電流を印加する。電流の印加によりランプ1
1が加熱されアノード電極25に電圧を印加した直後か
ら良好に定常発光を開始できる。このことは特に周囲温
度が低温のとき効果が著しい。静電気対策としても効果
を発揮する。
25を高抵抗(1MΩ程度)を介して接地する方法も対
策として有効である。アノード電極25の電位が安定
し、電荷がチャージすることが極めて少なくなる。
が反射面22を兼ねた金属等の導電体からなる場合は、
その放物面鏡12を接地する方法も良好な結果が得られ
る。もちろん、大量の電荷が発生し、ランプ11にチャ
ージした時には点灯しなくなる。これは、ランプ11の
周辺の電界の電位が安定するためと、推測される。
方法であった。本発明はこれに限定するものではなく、
図45に示すように、ランプ11を縦置きにして用いて
もよい。図44(a)はランプケース401に出射面が
凹状の透明ケースをかぶせたものであり、図45(b)
はプリズム状のものを接着剤301で取り付けたもので
ある。このように構成することにより正面に照射できる
光量を増大させることができる。もちろん図45(c)
に示すように、ランプケース401に金属等からなる反
射筒302をかぶせ、先端(正面)部に拡散板293を
かぶせた構成も良好である。反射筒302とランプケー
ス401間に透明樹脂291を充填することにより拡散
板293の全面積が均一な輝度となる。また、図45
(d)に示すようにランプケース401に金属ケース2
94をかぶせることも有効である。
について説明する。本実施の形態の発光素子点灯のため
には2つの電圧(電流)が必要である。1つはフィラメ
ント電圧Eh である。フィラメント電圧は1.5(V)
〜6.0(V)であり、約2(V)のときフィラメント
電流は約40(mA)流れる。フィラメント電圧は比較
的高い方がよい。特に3.0(V)〜5.0(V)の範
囲が同じ電力量でもよい。他の1つはアノード電極25
に印加するアノード電圧Eaである。アノード電圧Eaと
しては、放電(発光)を維持する電圧(放電維持電圧E
c)と、放電(発光)を開始させる電圧(放電開始電圧
Es)がある。放電維持電圧Ecは、アノード電極25
とGND間の電圧であり、9(V)から12(V)であ
る。ただ、ランプ11の直径が小さく内部のガス圧が高
いほど電圧は高くなる傾向がある。放電開始電圧Esは
15(V)以上である。同様にランプ11の直径が小さ
く内部のガス圧が高いほど電圧Esも高くなる傾向があ
る。また、定格時のアノード電流Iaは3(mA)〜1
0(mA)である。
が、ランプ11で消費する電力が減少するから好まし
い。したがって、前記電源の電圧を有効にアノード電極
25に印加し、所定の発光輝度が保たれることが好まし
い。そのため、本実施の形態では図16に示すように、
以下のようにしてランプ11を点灯させ、かつ発光状態
を維持する。
前にフィラメント24に電圧Ehを印加し、フィラメン
ト24を加熱する。フィラメント24を加熱せずにアノ
ード電極25に電圧を印加するとフィラメント24上の
酸化物を減少させる役割が通常より多くなり、ランプ1
1の寿命を短縮してしまうためである。フィラメント2
4の電流を流して、少なくとも0.1秒以上経過してか
らアノード電極25に電圧を印加すべきである。
以上の電圧E1を発生させ、可変抵抗163に放電開始
電圧Es以上の電圧E1が印加されたとき、アノード電極
25に定格電流Iaが流れる値に設定される。なお、可
変抵抗163とは可変電流素子の意味で用いてもよく、
たとえば、FET、トランジスタ等で構成すればよい。
また、サーミスタ等でもよい。電圧E1が印加されるこ
とによりランプ11は発光を開始する。しかし、このま
までは可変抵抗163で生じる電圧降下分が大きく、電
力利用率は悪い。そこで、タイマー回路161は、所定
期間(たとえば、ランプ11点灯の1秒後)に可変抵抗
163の抵抗値を変化させるとともに、可変電源162
が出力する電圧を変化させ、アノード放電維持電圧Ec
+0.5(V)程度まで降下させる。
定値Iaを維持するようにする。最終的には可変抵抗1
63での電圧降下は0.5(V)程度にし、アノード電
極25にはアノード維持電圧Ecが印加されるようにす
る。前記所定時間はタイマー回路161の入力スイッチ
SWのON、OFFをマイコン制御することにより設定
される。ランプ11の発光が安定するまでは放電維持電
圧Ecは変化する。したがって、十分な時間をおいてか
らタイマー回路161を動作させる。
放電開始電圧Es以上の電圧E1を発生する電源と、放電
維持電圧Ec以上の電圧E2を発生する電源を2つ用いて
ランプ11を点灯させる方法がある。以下、図17に示
す駆動方法について説明をする。
きにアノード電極25に所定電流I aが流れるようにす
るものであり、電流制限抵抗R2は、電源E2が印加され
たときにアノード電極25に所定電流Iaが流れるよう
にするものである。まず、フィラメント24に電圧Eh
が印加されフィラメント24に電流が流される。この時
アナログスイッチ172aと172bは両方ともオープ
ンにしておくことが好ましい。 次に、アナログスイッ
チSW1がオン(もしくはオフ)し、アノード電極25
に電圧E1が印加される。したがって、ランプ11は放
電(発光)を開始する。次に、所定時間後にマイコンに
よりスイッチSWが閉じられ、タイマー回路161の論
理出力は反転し、アナログスイッチSW2がオンしたの
ち、アナログスイッチSWがオープンする。アナログス
イッチSW2がオンすることによりアノード電極25に
は電圧E2が印加され、放電状態が維持される。
常状態の電圧を印加してランプ11を点灯させるもので
あったが、図20はアノード電極25に放電開始電圧以
上のパルス状もしくはステップ状の電圧を印加し、ラン
プ11を点灯させるものである。まず、DCDCコンバ
ータ201bにオン信号2が印加されることによりDC
DCコンバータ201bの電圧出口端子からフィラメン
ト電圧Ehが出力される。具体的にはEhは2から3
(V)前後である。また、電流は40(mA)前後の直
流である。フィラメント電流がフィラメント24に流れ
ることによりフィラメント24上の酸化物は熱せられ、
熱電子が放出される。
ン信号1が印加され、電圧出力端子から放電維持電圧E
aが出力される。放電維持電圧Eaは具体的には9(V)
〜13(V)である。VRはボリウムであり、ランプ1
1の放電(発光状態)でのアノード電極25に流れ込む
電流を調整するためのものである。VRの値を大きくす
ればアノード電極25に流れ込む電流は小さくなり、ラ
ンプ11の発光輝度は低下する。VRの値を小さくすれ
ばアノード電極25に流れ込む電流は大きくなり、ラン
プ11の発光輝度は高くなる。VRはランプ11の個体
バラツキを調整するためにも用いる。アノード電極25
とフィラメント24との配置距離が異なるとランプ11
個々に明るさのバラツキが±20%程度生じるからであ
る。
の調整ができることが必要である。C1は電界コンデン
サであり、Q1はNPNトランジスタ、Q2はPNPトラ
ンジスタである。インバータ171の出力がLの時Q2
がオンし、コンデンサC1のb端子はGND電位とな
り、インバータ171の出力がHの時はQ1がオンし、
コンデンサC1のb端子には電圧Eaが印加される。電界
コンデンサC1の容量はVRの抵抗値との時定数で定め
る。アノード電極25には少なくとも放電開始電圧以上
の電圧を2μ秒以上印加する必要がある。好ましくは1
0μ秒以上印加する必要がある。
まず印加される。次にマイコン等によりインバータ20
1の出力をまずLレベルにし、コンデンサC1のb端子
をGND+0.6(V)の電圧にする。この時コンデン
サC1のa端子はEa電圧が印加されている。次に、イン
バータ171の出力をHレベルにする。すると、コンデ
ンサC1のb端子は急にGND+0.6(V)からEa−
0.6(V)に変化する。したがって、コンデンサC1
のa端子にはEa+(Ea−0.6)(V)に変化する。
前記電圧が放電開始電圧以上が2μ秒以上の期間印加さ
れれば、ランプ11は点灯する。ランプ11が点灯する
とコンデンサC1のa端子に充電されていた電荷はアノ
ード電極25に流れ込み、a端子は(Ea−VRの値
(抵抗値)×アノード電流)なる電圧に維持される。
ンバータ171の出力をLレベルに変化させる。する
と、コンデンサC1のb端子はGND+0.6(V)と
なるから、a端子も同様の変化をし、アノード電極25
の電圧が放電維持電圧よりかなり低くなるのでランプ1
1は消灯する。なお、コンデンサC1、トランジスタ
Q1、Q2なる構成はアノード電極25に放電開始電圧以
上のパルス状の電圧を印加するためのものであって、そ
のほかの構成であってもよいことは言うまでもない。
たとえばFET等でも構成することもできる。また、ア
ノード電極25に印加する電圧は放電開始電圧以上の電
圧を印加すればよいのであって、パルス状であってもス
テップ状であっても、ひずんだ矩形あるいはサイン波で
あってでもよい。また、バッテリー202からDCDC
コンバータ201を介して電圧Ea、Ehを作製するとし
ているが、バッテリー電圧が放電維持電圧以上であれば
バッテリー202からの出力電圧を直接アノード電極2
5に印加してもよい。
の抵抗値で調整する方法の他に、図18に示すようにア
ノード電極25にパルス状の電圧を印加して調整する方
法がある。光検出回路183内のホトダイオード181
に光が入射するとオペアンプ182の出力電圧が高くな
る。ホトダイオード181は外光が強いとき出力電圧が
大きくなる。光検出回路183のC、Rはホトダイオー
ド181からの出力のノイズを低下させるための積分回
路である。CRの限定数は1/10秒以下とする。
外光が強い。つまり、屋外等で用いている場合とす
る)、ランプ11の発光輝度を高くする。逆にオペアン
プの出力電圧が低い時(この時、外光が弱い、つまり屋
内等で用いている場合とする)、ランプ11の輝度も低
くてよい。発振回路184に入力される電圧が高い時、
発振状態は(2)の状態(電圧が高い部分が多い)とな
り、逆に入力される電圧が低い時、発振状態は(1)の
状態(電圧が低い部分が多い)となる。
電極25には電圧を印加される時間が長くなり、実効値
的には高輝度表示が行なわれる。発振回路184の出力
は増幅器185に入力され、増幅器185の出力はGN
D電圧と放電開始電圧以上の電圧Eの矩形波を出力す
る。放電開始電圧以上の電圧Eの期間が長いほどランプ
11は高輝度に点灯する。なお、抵抗Raは電流制限抵
抗である。
が変化する間、図1)においてSW 1,SW2が切りかわ
るまでの間、図19においてパルス状の電圧が印加さ
れ、ランプが安定して点灯するまでの間は、ランプ11
の発光輝度が変化することがある。この間に観察者が表
示パネル1333の表示画像をみていると不快感を与え
る。本実施の形態のビューファインダではこの対策の以
下の図19に示すようにして解決をする。
動回路について説明をしておこう。191はビデオ信号
を所定値まで増幅するビデオアンプ、192は正極性と
負極性のビデオ信号を作る位相分割回路、193はフィ
ールドごとに極性が反転した交流ビデオ信号を出力する
出力切り換え回路、194はソースドライブ回路195
およびゲートドライブ回路196の同期および制御を行
うためのドライブ回路制御部である。
よりビデオ出力振幅が液晶の電気光学特性に対応するよ
うに利得調整が行われる。次に、利得調整されたビデオ
信号は位相分割回路192に入り、正極性と負極性の2
つのビデオ信号が作られる。この2つのビデオ信号は出
力切り換え回路193に入り、フィールドもしくは一水
平走査期間ごとに極性を反転したビデオ信号が出力され
る。このようにフィールドごとに信号の極性を反転させ
るのは、交流電圧を印加して液晶が劣化することを防止
するためである。
オ信号はソースドライブ回路195に入力され、ソース
ドライブ回路195はドライブ回路制御部194からの
制御信号により、ビデオ信号のレベルシフト、サンプル
ホールドなどの信号処理を行い、ゲートドライブ回路1
96と同期をとって液晶表示パネル1333のソース信
号線に所定電圧を出力する。
前記ゲート信号線に接続されているTFTはオン状態と
なり、ソース信号線に出力されている映像信号を画素電
極に印加する。ゲート信号線にオフ電圧が印加されるこ
とによりTFTはオフ状態となり前記画素電圧に印加さ
れた信号は1フィールド間保持される。
灯前から可変電源162が、放電維持電圧Ec+0.5
(V)になるまで)では、スイッチSW1はグランド
(たとえば、液晶表示パネル1333の対向電極243
の電位)に接続されている(b端子位置)。つぎに第2
段階(可変電源162が放電維持電圧Ec+0.5
(V)を出力した後)では、スイッチSW1がa端子に
切り換えられビデオ信号がアンプ191に印加され、液
晶表示パネル1333に映像が表示される。
ネル1333には画像は表示されていない(黒表示とな
るように制御されている)。黒表示の時にランプ11の
発光輝度が変化しても観察者にはその変化がほとんど認
識されない。なお、前述の黒表示とは無映像表示状態を
意味し、黒表示の他、ラスター表示、ダーク表示等の表
示状態をも含む概念である。
レンズ1336を前後させて液晶表示パネル1333の
表示画像の虚像が良好に見えるように位置調整をおこな
う。そのため拡大レンズ1336は取付ホルダー133
5に取り付けられている。つまり取付ホルダー1335
を前後させてピント調整を行う。したがって取付ホルダ
ー1335が移動に要する距離が必要であり、その分だ
けビューファインダの全長は長くなる。
335は必要でなくなる。拡大レンズ1336aはシリ
コン樹脂等の柔軟性のある透明物で構成されている。前
記拡大レンズ1336aはコバ(レンズの側面、レンズ
の固定部)を虹採絞りのような加圧手段ではさまれてい
る。前記虹採絞りは外ワク211に取り付けられ、絞り
つまみ212をうごかすことにより虹採絞りの穴は可変
する。
が大きいときは、拡大レンズ1336aの中心厚は薄く
なっている。したがって拡大レンズ1336aの焦点f
1は長い。一方図22(b)のように虹採絞り1336
bのように穴が大きいときは拡大レンズ1336aの中
心厚は厚くなっている。したがって、拡大レンズ133
6aの焦点f2は短くなる。以上のように絞りつまみ2
12によりレンズ1336aの焦点を変化させることが
でき、ピント調整を容易におこなえる。したがって取付
ホルダー1335は必要でなくなる。
ン樹脂の他、天然ゴム、合成ゴム等でも作製することが
でき、他に液晶レンズを応用することもできる。液晶レ
ンズとは2つの電極間に液晶を狭持させたものであり、
前記電極に電圧を印加することにより、液晶の屈折率が
変化し、液晶レンズの焦点距離fを変化できるものであ
る。この場合、虹採絞りは必要はない。
ネル、STN液晶表示パネルが例示され、その他強誘電
液晶表示パネル、反強誘電液晶表示パネル、コレステリ
ック液晶表示パネル等も用いることができる。またPL
ZTを応用した表示パネルをも用いることができる。つ
まり、透過型の表示パネルであれば採用できる。その他
に高分子分散液晶表示パネルをも用いることができる。
前記パネルは光を透過・散乱により光変調を行うモード
の液晶であり、偏光板を用いるため光利用効率が非常に
高い。
はSTN液晶表示パネルを用いる場合は、前記液晶表示
パネルは一般的でよく知られているため説明を要しない
であろう。しかし、液晶表示パネル1333として、P
D液晶表示パネルを用いる場合は説明を要すると考えら
れるためここで説明をしておく。
4(a)、(b)を用いて簡単に説明する。図24
(a)、(b)はPD液晶表示パネルの動作の説明図で
ある。図24(a)、(b)において、ポリマー246
中には水滴状の液晶(以後、水滴状液晶245と呼ぶ)
が分散されている。画素電極244にはTFT(図示せ
ず)等が接続され、TFTのオン、オフにより画素電極
244に電圧が印加されて、画素電極244上の液晶配
向方向を可変させて光を変調する。図24(a)に示す
ように電圧を印加していない状態では、それぞれの水滴
状液晶245は不規則な方向に配向している。この状態
ではポリマー246と水滴状液晶245とに屈折率差が
生じ、入射光は散乱する。
極244に電圧を印加すると水滴状液晶245の分子の
方向がそろう。液晶分子が一定方向に配向したときの屈
折率をあらかじめポリマー246の屈折率と合わせてお
くと、入射光は散乱せずにアレイ基板242より出射す
る。
表示パネルに用いる液晶材料としてはネマティック液
晶、スメクティック液晶、コレステリック液晶が好まし
く、単一もしくは2種類以上の液晶性化合物や液晶性化
合物以外の物質も含んだ混合物であってもよい。
屈折率neと常光屈折率noの差の比較的大きいシアノビ
フェニル系のネマティック液晶、または、経時変化に安
定なフッ素系、クロル系のネマティク液晶が好ましく、
中でもクロル系のネマティック液晶が散乱特性も良好で
かつ、経時変化も生じ難く最も好ましい。
リマーが好ましく、ポリマーとしては、製造工程の容易
さ、液晶相との分離等の点より光硬化タイプの樹脂を用
いる。具体的な例として紫外線硬化性アクリル系樹脂が
例示され、特に紫外線照射によって重合硬化するアクリ
ルモノマー、アクリルオリゴマーを含有するものが好ま
しい。中でもフッ素基を有する光硬化性アクリル樹脂は
散乱特性が良好な光変調層(液晶層)248を作製で
き、経時変化も生じ難く好ましい。
1.49から1.54のものを用いることがこのまし
く、中でも、常光屈折率n0が1.50から1.53の
ものを用いることがこのましい。また、屈折率差△nが
0.20以上0.28以下のものとを用いることが好ま
しい。n0,△nが大きくなると耐熱、耐光性が悪くな
る。 n0,△nが小さければ耐熱、耐光性はよくなる
が、散乱特性が低くなり、表示コントラストが十分でな
くなる。
料として、常光屈折率n0が1.50から1.53、か
つ、△nが0.20以上0.28以下のクロル系のネマ
ティック液晶を用い、樹脂材料としてフッ素基を有する
光硬化性アクリル樹脂を採用することが好ましい。
2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、ネオペンチルグリコールドアクリレー
ト、ヘキサンジオールジアクリート、ジエチレングリコ
ールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアク
リレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリス
リトールアクリレート等々である。
は、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレー
ト、ポリウレタンアクリレート等が挙げられる。
剤を用いても良く、この例として、2−ヒドロキシ−2
−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(メルク社
製「ダロキュア1173」)、1−(4−イソプロピル
フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1
−オン(メルク社製「ダロキュア1116」)、1−ビ
ドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバガイキー
社製「イルガキュア184」)、ベンジルメチルケター
ル(チバガイギー社製「イルガキュア651」)等が掲
げられる。その他に任意成分として連鎖移動剤、光増感
剤、染料、架橋剤等を適宜併用することができる。
と、液晶の常光屈折率noとは略一致するようにする。
液晶層248に電界が印加された時に液晶分子が一方向
に配向し、液晶層248の屈折率がnoとなる。したが
って、樹脂の屈折率npと一致し、液晶層248は光透
過状態となる。屈折率npとnoとの差異が大きいと液晶
層248に電圧を印加しても完全に液晶層248が透明
状態とならず、表示輝度は低下する。屈折率npとnoと
の屈折率差は0.1以内が好ましく、さらには0.05
以内が好ましい。
定していないが、一般には60重量%〜95重量%程度
がよく、好ましくは70重量%〜90重量%程度がよ
い。50重量%以下であると液晶滴の量が少なく、散乱
の効果が乏しい。また90重量%以上となると高分子と
液晶が上下2層に相分離する傾向が強まり、界面の割合
は小さくなり散乱特性は低下する。高分子分散液晶層の
構造は液晶分率によって変わり、だいたい50重量%以
下では液晶滴は独立したドロップレット状として存在
し、50重量%以上となると高分子と液晶が互いに入り
組んだ連続層となる。
リマーネットワークの平均孔径は、0.5μm以上2.
0μm以下にすることが好ましい。中でも、0.6μm
以上1.5μm以下が好ましい。PD液晶表示パネルが
変調する光が短波長(たとえば、B光)の場合は小さ
く、長波長(たとえば、R光)の場合は大きくする。水
滴状液晶245の平均粒子径もしくはポリマー・ネット
ワークの平均孔径が大きいと、透過状態にする電圧は低
くなるが散乱特性は低下する。小さいと、散乱特性は向
上するが、透過状態にする電圧は高くなる。
は平均孔径は0.8μm以上1.5μm以下にし、青色
光を変調する画素上の平均粒子径または平均孔径は0.
5μm以上1.0μm以下にする。かつ少なくとも赤色
光を変調する画素上の粒子径または孔径は青色光を変調
する画素よりも大きくすべきである。各画素の散乱特性
を良好にするためである。
晶が水滴状に樹脂中に分散された水滴状液晶245(図
24参照)、樹脂がスポンジ状(ポリマーネットワー
ク)となり、その他、スポンジ状の樹脂間に液晶が充填
されたもの等に該当する。また、その高分子分散液晶
は、液晶と樹脂とが交互に積み重なり層状となっている
ものも含む(特開平6−208126及び特開平6−2
02085)。また、その高分子分散液晶は、液晶がカ
プセル状の収容媒体に封入され、かつカプセル間が樹脂
で充填されているものも含む(特公平3−52843号
公報)。さらには、その高分子分散液晶は、液晶または
樹脂(ポリマー246)中に二色性、多色性色素が含有
されたものも含む。
が好ましく、さらには8〜15μmの範囲が好ましい。
膜厚が薄いと散乱特性が悪くコントラストがとれず、逆
に厚いと高電圧駆動を行わなければならなくなり、ゲー
ト信号線(図示せず)にTFTをオンオフさせる信号を
発生するゲートドライブ回路(図示せず)、ソース信号
線(図示せず)に映像信号を印加するソースドライブ回
路(図示せず)の設計などが困難となる。
ガラスビーズまたは黒色のガラスファイバー、もしく
は、黒色の樹脂ビーズまたは黒色の樹脂ファイバーを用
いる。特に、黒色のガラスビーズまたは黒色のガラスフ
ァイバーは、非常に光吸収性が高く、かつ、硬質のため
液晶層248に散布する個数が少なくてすむので好まし
い。また、画素電極と対向電極のうち少なくとも一方に
絶縁膜を形成することは有効である。
等に用いられるポリイミド等の配向膜、ポリビニールア
ルコール(PVA)等の有機物、SiO2等の無機物が
例示される。好ましくは、密着性等の観点からポリイミ
ド等の有機物がよい。この絶縁膜としてポリイミドを用
いる点は特に有用である。
極間の電磁的結合を防止することも重要である。図23
におけるソース信号線249にはたえず交流電流が印加
されている。したがって、図23の画素電極244とソ
ース信号線249間には電気力線が発生し、その電気力
線に液晶分子が配向して、画素電極244周辺部等から
“光ぬけ”が発生する。
線249およびゲート信号線上、および前記信号線の近
傍を液晶層248の比誘電率よりも低い材料(以下、低
誘電体材料と呼ぶ)でシールドする。低誘電体材料とは
SiO2、SiNxなどの無機材料、液晶層248のポ
リマー、レジスト、PVAなどの有機材料が例示され
る。 また、PD液晶表示パネルと偏光板を用いる構成
もあることを忘れてはならない。PD液晶表示パネルの
光入射側と光出射側のうち少なくとも一方に偏光板を配
置することにより表示コントラストを大幅に向上でき
る。
の色に対応して水滴状液晶248の平均粒子径またはポ
リマーネットワークの平均孔径を変化させている。少な
くとも赤色の画素のそれは青色の画素のそれよりも大き
くする。これらの平均粒子径を変化させる方法としては
赤(R),緑(G),青(B)の画素に対応し、R,
G,Bごとに紫外線の透過量が異なるマスクをPD液晶
表示パネル製造時パネル面に配置し、前記マスクを介し
て前記パネルに紫外線を照射し、液晶層248の樹脂を
重合させればよい。紫外線の照射強度の弱い箇所は平均
粒子径等は大きくなり、強い箇所は小さくなる。
画素ごとに液晶層248の膜厚を変化させる構成も重要
である。液晶層248の膜厚は図に示すように透明樹脂
231a,231bを形成することにより行える。透明
樹脂231としてはゼラチン,ポリイミド,UV樹脂、
エポキシ樹脂等が該当する。その透明樹脂231は、図
に示すように対向電極243上に形成してもよく、逆に
透明樹脂231上に対向電極243を形成してもよい。
また、画素電極244上に直接形成してもよい。
る画素の液晶層248の膜厚はB色に対応する画素の液
晶層248の膜厚よりも厚くする。これはR光に対して
は平均粒子径等の大きさを大きくする必要があるためで
ある。平均粒子径等は変調する光の波長にほぼ比例する
と考えてよい。一方平均粒子径が大きくなれば、同一液
晶膜厚に対して光透過状態に要する電圧は低くなる。R
光液晶層の膜厚はB光のそれよりも1μm以上の差をつ
けることが好ましい。もしくは、R光液晶層の膜厚はB
光のそれよりも1/10以上厚く形成することが好まし
い。
図示していない。カラーフィルタがなくても、図122
(b)に示すように液晶表示パネル1333にマイクロ
レンズアレイ1224をはりつけ、ダイクロイックミラ
ーで光源1221からの同色光をR,G,B光に分離し
て各画素244a,244b,244cに入射させれば
よい。つまり、3つの画素に対して1個のマイクロレン
ズを割り当てるのである。
ル1333の方向にむける構成であった。しかし、この
構成ではランプ11の長さ分の確保が必要であるため、
ビューファインダの全長が長くなる。図25はこの課題
を解決したものである。ランプ11の側面を液晶表示パ
ネル1333の方に向けて配置する。図26は図25の
AA’線での断面図である。ランプ11はベース基板1
4にソケット27を介して取り付けられる。反射面22
aは2次元の放物面形状であり、反射面22bは3次元
の放物面形状となっている。
光を集光し、平行光にして液晶表示パネル1333を照
明する。反射面22bの略焦点位置にランプ11の発光
部が位置するようにしている。反射面22aはランプ1
1の側面と略平行となるようにしている。またランプ1
1の側面を中心としてランプ11の裏面(ランプ11と
反射面22aと相対する箇所)には反射膜91が形成さ
れる。もし、反射膜91がない場合、光線51aが放射
される。
射光51cとなる。しかし、51cはランプ11にあた
るだけで、ほとんど液晶表示パネルを照明する光とはな
らない。反射膜91があるとランプ11で発生した光は
反射膜91であたり、反射光線51bとなり、ランプの
前面を光輝度化し、液晶表示パネル1333を光輝度化
する。
照明光学系を採用したビューファインダの構成図であ
る。図1と比較して、ビューファインダの全長を短くす
ることができる。
る構成をランプ縦配置もしくはランプ縦配置照明系とよ
び、図2のようにランプ11を配置する構成をランプ横
配置もしくはランプ横配置照明系と呼ぶ。
ィラメント24の配置方向を考慮する必要がある。以
後、この理由および構成について順次説明する。
ード電極25の配置を示している。アノード電極25は
平面状の形状をしているとする。フィラメント24の長
手方向とアノード電極25の長手方向とは直交するよう
に配置される。
ト24とアノード電極25の配置状態で、ランプケース
21の円周方向の輝度分布を測定したものを図28
(a)に示す。なお、ランプケース21には、反射膜9
1等は形成されていないものとする。図28(a)で明
らかなように45度(DEG.)および315度で輝度
が最も高くなる。また、0度および180度で最も輝度
は低くなる。
アノード電極25のアノード電圧により加速される。し
たがって、フィラメント24とアノード電極25との電
位差が大きいほど加速は大きく、発生する紫外線量も多
い。図28(b)に示すフィラメント24のA点はGN
Dであるから、アノード電極25間との電位差が大き
い。したがって、図28(a)に示すようにフィラメン
ト24の長手方向(0度−180度)とアノード電極2
5の長手方向(90度−270度)の中央部の角度で最
も発光輝度が高くなる。表示パネル1333等を発光素
子で照明する場合、最も高輝度の面を前記表示パネル1
333に向けた方が有利である。したがって、フィラメ
ント24のGND側を中心にして±30度の角度範囲を
液晶表示パネル1333に向ければよい。
側面から発する光を極力大きくするため、図29(a)
に示すように、ランプケース21の内部片面に反射膜9
1を形成することが好ましい。また図29(b)のよう
にランプケース21の外部片面に形成してもよい。反射
膜91を形成した箇所は酸化を防止するためSiO2,
SiNx等の保護膜291を形成することが好ましい。
線の発生量は少なく、C、D方向では紫外線の発生量が
多い。また、アノード電極25とフィラメント24との
距離および電位差によって熱電子の加速割合が決定され
る。したがって、アノード電極25とフィラメント24
との位置のバラツキが大きければ、ランプ11ごとの発
光輝度のバラツキも大きくなる。図29のように端子1
6の先端にフィラメント24、アノード25が配置され
た構成ではフィラメント24とアノード電極25との位
置のバラツキが生じやすい。
ある。フィラメント24とアノード電極25とは1つの
取り付けガラス301に固定されている。そのため、フ
ィラメント24とアノード電極25とは完全に固定で
き、位置関係も精度よくできるから、ランプ11ごとの
発光輝度バラツキも少ないから製造歩留まりを高くでき
る。また、フィラメント24の長手方向をランプケース
21の長手方向としている。したがって、A面への紫外
線照射量が大きくでき、A面の発光輝度を向上してい
る。
あり、アノード電極25との電位差が最も大きくなる。
そのため、アノード電極25はフィラメント24のA点
に近く配置すべきである。かつ、アノード電極25は反
射率を高くする。アノード電極25が反射膜の役割を担
うからである。また、A面にフィラメント24の影がで
ることがあるが、蛍光体23の膜厚等を適切に調整すれ
ば軽減できる。
の発光素子はA面(発光領域311)を最も高輝度に発
光するようにする。一部の領域を高輝度にすることは、
後に説明する実施の形態のビューファインダに適するか
らである。なお、図30においてフィラメント24の長
手方向はランプケース21の長手方向に配置するとした
がこれに限定するものではなく、ランプケース21の直
径方向に配置してもよい。この場合の発光領域(A面)
311bは図31(b)のようになる。
を正面に向けて用いる。そのためビューファインダ等に
組み込んで用いる際には、フィラメント24等方向を考
慮する必要がある。そのため、ランプ11の製造時、図
31(c)に示すようにランプケース21の外面に黒線
等からなるマーカ312を描いておくことが好ましい。
またランプケース21の下部部にくぼみ部313(図3
1(c)参照)をつけておく。
311に透明突起314(三角柱、三角すい等)を形成
することも有効である。前記透明突起314により光の
指向性が鋭くなり、高輝度化できるから光利用率を向上
できる。
は拡散シート15を配置する。配置状態としては図32
(a)に示すように、ランプ11の前面の1部に配置さ
れた構成でもよい。また(b)のようにオーム(Ω)の
文字形状にしてランプ11に全周の半分弱程度巻きつけ
てもよい。ランプ11の発光部とのさかい目が見えにく
くなるから、拡散シート15bは小さくてもよい(放物
面鏡12の光出射面全体をカバーしている必要はな
い)。また、(c)に示すように拡散シート15cは円
弧状であってよく、(d)のように平面状であってでも
よい。なお、図33(b)は直進光の割合を示し、小さ
いほど拡散度が高いことを示している。このことは他の
図面においても同様である。
性能にする必要はない。たとえば、図33に示すように
一部が拡散部331であってもよい。図33に示すよう
にランプ11の中心部を拡散度を高くし、周辺部を低く
する。拡散シート15は観察者が表示パネル1333を
みたとき、ランプ11の発光形状がみえにくくするもの
である。観察者が拡大レンズ1336をのぞきこむ方向
を変化させると、みる方向によってランプ11の発光像
が移動する。したがって、拡散シート15の拡散部33
1はランプ11の発光像の移動領域をカバーできる大き
さであればよい。
ンプ横配置の場合は図34のような構成すればよいこと
は言うまでもない。また、拡散部331はランプ11の
全体をカバーする必要はない。たとえば図35のように
左の拡散部331aと右の拡散部331bと2つの部分
で構成してもよい。ランプ11の発光像の移動をみえに
くくすればよいからである。また、一つの拡散部である
必要はなく、図36に示すようにドット状の拡散点33
2を形成してもよい。
いは拡散点332を形成した場合である。他に図37
(a)に示すようにランプ11の表面に拡散点332を
形成してもよい。また図37(b)に示すようにランプ
11に拡散剤の添加されたキャップ72をかぶせてもよ
い。さらに、キャップ72の表面に反射膜91を形成す
ることにより高輝度を実現できる。反射膜91とはキャ
ップ72の内面もしくは外面に直接Al等の金属反射膜
を形成する構成、あるいは金属の反射筒をかぶせる構成
等が例示される。図25は反射板22とランプ11とを
分離した状態で照明光学系を構成する方式である。
ホルダー381に挿入する構成がある。透明ホルダー3
81の形成材料としてアクリル,ポリカーボネート,エ
ポキシ樹脂の他、ガラス等が例示される。透明ホルダー
381の裏面には反射面22が蒸着等により形成され
る。
出射面を凸レンズにする構成も有効である。光集光効率
が向上するからである。また前記凸レンズと裏面の反射
面22とを合わせてランプ11からの出射光を平行光に
すればよいのであるから、反射面22と凸レンズ面の正
のパワーは分散され小さくてすむ(曲率が小さくてす
む)。
381(図38参照)に完全に接していると、ランプの
熱が伝導されやすくなり、ランプ11が適正な温度にな
らず、発光輝度が低下する場合がある。また、点灯後、
輝度が所定値になるまで長時間を要するようになる。そ
の対策を図40に示す。透明ホルダー381bのランプ
11の直径よりも大きな穴をあけておく。穴には突起
(凸部)401を形成しておく。ランプ11は突起40
1により保持されるとともに中心位置に固定される。ま
た、ランプ11と透明ホルダー381b間にわずかな空
間ができる。空気は熱電導性が悪いため、この空間の空
気で保温効果がでる。
する光出射面に、図41(b)の如く、プリズム411
を形成もしくは配置することにより光の集光効率は高ま
り、高輝度化を実現できる。図41(c)に示すよう
に、右端に位置する光出射面に拡散シート15(又は拡
散板)を形成もしくは配置すること、または、エンボス
加工をほどこすことによりランプ11の像は見えなくな
り、良好な画像表示を実現できる。
発光輝度と温度との依存性は大きい。特に摂氏0度以下
では発光輝度は著しく低下することがある。本実施の形
態では図42のような回路構成および駆動方法を用いる
ことにより温度補償を行なっている。
度により抵抗値が変化するサーミスタもしくはポジスタ
と所定の温度になったことを検出するコンパレータ回路
からなる。サーミスタ421は温度が低下すれば抵抗値
も低くなる。したがってRsとS1で作られる電圧Vkは
変化する。具体的には電圧Vkは周囲温度が低くなるほ
ど高くなる。E1およびE2はVkと比較するための基準
電圧である。電圧VkがE1よりも高くなるとコンパレー
タ422aの出力は正出力となる。この出力が正となる
周囲温度を10℃に設定されているとする。さらに温度
がさがり、電圧Vkが基準電圧E2より高くなるとコンパ
レータ422bの出力も正出力となる。この時の周囲温
度を−10℃に設定されているとする。以上のように周
囲温度によりコンパレータ422の論理出力は変化し、
CPU423はこの論理出力の変化を監視する。
るとCPU423はアナログスイッチ424bのSW2
を閉じる。すると抵抗R2とRaとが並列となり電圧Vc
が大きくなる。FET426に流れる電流はIa=Rref
/Vcであるから、アノード電極25に流れる電流が多
くなる。さらに周囲温度が下がりコンパレータ422b
の出力が正出力となるとCPU423はアナログスイッ
チ424bのSW3を閉じる。すると抵抗R2とRaおよ
びRbとが並列となり先の電圧Vcよりもさらに電圧が大
きくなる。したがってRrefにながれる電流Iaは大きく
なるからアノード25に流れる電流も多くなり高輝度発
光を行える。
温度によるアノード電極25に流す電流をこまかく制御
できる。したがってランプ11の温度特性補償を高精度
に行うことができる。当然のことながら、コンパレータ
422のかわりに温度を検出するIC(複数のメーカー
から温度を測定してデジタル出力するICが市販されて
いる)を用いてもよいことはいうまでもない。
ンプ11のケースに密接して配置することが好ましい。
特に図47のように発光部からの光の放出をさまたげな
い箇所にサーミスタ421を取りつけ(図ではランプ底
部)、サーミスタ421の周囲を樹脂471でモールド
しておくことが好ましい。このような構成をとることに
より温度の検出(特にランプ温度)精度が良好となる。
る。以下、ランプの点灯方法について説明する。まず、
ビデオカメラの外観図を図43に示す。なお、ビデオカ
メラを中心として説明するが、これに限定するものでは
なく、スチルカメラ、ヘッドマウントディスプレイ等に
も適用できるものである。
2と具備し、撮影レンズ部432とビューファインダ部
1321とは背中合わせとなっている。図43(a)は
撮影しない状態の斜視図である。撮影(録画)するとき
は図43(b)に示すようにビューファインダ1321
を横にたおす。ビューファインダ部1321とビデオカ
メラ本体432とは接続部434でつながれ、その接続
部434で90度の角度を変化できるように構成されて
いる。図43(b)のようにするのはビューファインダ
の観察者が液晶表示パネル1333の表示画像を見やす
くし、撮影をやりやすくするためである。
321を横にたおすとスイッチ(SW)433の押さえ
つけが除かれ、スイッチ(SW)433がONもしくは
OFFする。スイッチ(SW)433は具体的には、プ
ッシュスイッチが該当する。そのスイッチ(SW)43
3は、図42における電圧V1が印可されている抵抗R
と直列に片側が接続され、その別の片側が接地されてい
るSWである。
FF)されるとCPU423はそのSW(スイッチ)が
ONになったことを検出し、CPU423はアナログス
イッチ424cのSW4をとじる。すると、フィラメン
ト電圧V3がフィラメント24に印加され、ランプ11
のフィラメント24は加熱される。そのフィラメント2
4に電流が流れることによりランプ11は予備加熱状態
となる。したがって、この予備加熱により低温時でもラ
ンプ11は急速に発光できることから、ランプ11の低
温特性は改善できる。
がONされる。そのONしたという情報はCPU423
に伝達され、CPU423はアナログスイッチ424a
のSW1をとじることにより電圧V2をアノード電極25
に印加する。電圧V2とは放電維持電圧以上の電圧であ
る。このときインバータ171の出力はLレベルにされ
ている。V2は放電開始電圧以下であるのでランプ11
は放電しない。その後CPU423はインバータ171
の出力をHレベルにする。するとアノード電極25に
は、コンデンサC1の両端電圧が重畳されることによ
り、アノード電極25の電圧は放電開始電圧以上となる
のでランプ11は発光する。ランプ11が発光すると急
速にコンデンサC1の電荷は放電する。なお、以上の動
作を行う時にはリファレンス電圧Vcは所定値に設定さ
れている。
ほどまた、C1の両端電圧が高いほどランプ11の低温
度補償はやりやすい。図44(a)はアノード電極25
の印加電圧の変化を示している。図44(a)の点線は
コンデンサC1の電荷量が小さく、かつ比較的放電開始
電圧Va1が低い時の印可電圧の変化を示している(C1
による昇圧電圧が低い)。インバータ171の出力がH
レベルになるとアノード電極25の電圧はVa1となり、
すぐにコンデンサC1の両端電圧は放電してしまう。そ
の時のランプの発光輝度の変化を図44(b)に示す。
ランプ11のアノード電極25に流れる電流は定常値電
流であるから、低温時は点線に示すように定常輝度とな
るので長時間を要する。
比較的C1による昇圧電圧が高い場合における印可電圧
の変化を図44(a)の実線に示す。インバータ171
の出力がHレベルになるとアノード電極25に印加され
る電圧はVa2となり、ランプ11は、通常10μsec
以内で放電を開始する。しかし、C1の電荷量は大きい
ため、図44(a)の実線で示すように長時間アノード
電極25に定常値以上の電流を流す。したがって、図4
4(b)の実線に示すように低温時でも急速にランプ1
1の発光輝度は高くなる。以上のようにすることにより
ランプ11の低温特性を補償することができる。
開始時フィラメント24に定常値よりも大きい電流を流
すことにより低温度補償をすることもできる。まず、S
W5を閉じることにより、通常のフィラメント電圧V3よ
りも高い電圧V4をフィラメント24に印加する。その
後の所定期間経過後、SW4を閉じることによりフィラ
メント電圧V3をフィラメント24に印加するとともに
SW5を開く。以上のようにランプ11の点灯開始時、
フィラメント24に過電流を流すことによりランプ11
を予備加熱することによりランプ11の低温度補償を容
易に行える。
時、実用上十分な低温度補償を行なうには定常アノード
電流の約1.5〜3.0倍の電流を流してやればよい
(25度を基準)。
ータによりランプ11のアノード電極25に流す電流を
補償するものであった。図45のようにオペアンプ42
5の+端子の電圧Vcをサーミスタ421で直接変化さ
せ制御する方法も考えられる。サーミスタ421は周囲
温度が低温度になるほど高くなりアノード電極25に流
れる電流Iaは大きくなる。一例として、図45の回路
定数の場合のアノード電流Iaの変化を図46に示す。
ただし、サーミスタのBは4000である。
により所定の輝度で発光する。したがって、ランプ11
に他の物がふれていると他の物(放物面鏡12等)に熱
を奪われ発光しにくくなる(特に周囲が低温度時、発光
輝度が下る)。これを改善する構成として、図48に示
すようにランプ11に放物面鏡12が極力ふれないよう
にする構成がある。ランプ11は放物面鏡12とA点で
わずかに接触もしくは近接している。またベース基板1
4ともハンダ29の3箇所と点状に接触するようにして
いる。以上のように構成すれば、ランプ11から放熱が
おこりにくくなり温度特性は、非常に良好にすることが
できる。
発光輝度を検出し、フィードバックをかけて所定の発光
輝度にする方法がある。その回路図を図49に示す。図
49におけるホトダイオード温特補償回路は、ホトダイ
オード491と抵抗およびオペアンプ425から構成さ
れる。ランプ11からの光はホトダイオードPD149
1aに照射され、照射された光量に比例して電流が励起
され、オペアンプ425aによる電流−電圧変換回路で
電圧に変換される。他方のホトダイオードPD 2491
bは遮光されている。したがって、オペアンプ425b
により電流−電圧変換回路はホトダイオード491bの
暗電流を電圧に変換する。以上のホトダイオード491
はランプ11の近傍に配置される。
のはホトダイオード491は温度依存性が大きいため、
2つのオペアンプ425aおよび425bの出力を減算
回路425cの減算回路でホトダイオード491bの暗
電流を打ち消す(影響を低減する)ためである。ランプ
11の光量に対応してオペアンプ425dの+端子印加
電圧を変化させれば、ランプ11の光量が少ない(発光
輝度が低い)時、アノード電流Iaを多くするようにで
き、ランプ11の輝度を高くして所定値(所望値)にす
ることができる。逆にランプ11の発光輝度が高ければ
アノード電流I aを少なくすることができ、ランプ11
の輝度を低くして所定値(所望値)値にすることができ
る。
て、観察者は接眼カバー1332(図1参照)に眼を密
着させて(又は接眼リング1335に眼を密着させ
て)、液晶表示パネル1333の表示画像を見ることに
なる。つまり、観察者の瞳の位置はほぼ固定されてい
る。液晶表示パネル1333の全画素が光を直進させる
場合を仮定した時、拡大レンズ1336は、ランプ11
から放射されて、放物面鏡12の有効領域に入射する光
が拡大レンズ1336を透過した後に、ほぼすべてを観
察者の瞳に入射するようにしている。拡大レンズ133
6により、観察者は液晶表示パネル1333の小さな表
示画像を拡大して見ることができる。つまり、拡大した
虚像を見ることができる。
眼カバー1332によりほぼ固定されるため、その背後
に配置する光源は指向性が狭くてもよい。光源として蛍
光管を用いたライトボックスを用いる従来のビューファ
インダでは、液晶表示パネルの表示領域とほぼ同じ大き
さの領域からある方向の微小立体角内に進む光だけが利
用され、他の方向に進む光は利用されない。つまり、光
利用効率が非常に悪い。
1(もしくは発光領域を制限して用いる)を用い、その
発光体から広い立体角に放射される光を放物面鏡12等
により平行に近い光に変換する。こうすると、放物面鏡
12等からの出射光は指向性が狭くなる。観察者の視点
が固定されておれば前述の狭い指向性の光でもビューフ
ァインダの用途に十分となる。発光体の大きさが小さけ
れば、当然、消費電力も少ない。
インダは観察者が視点を固定して表示画像を見ることを
利用している。通常の直視液晶表示装置では一定の視野
角が必要であるが、ビューファインダは所定方向から表
示画像を良好に観察できれば用途として十分である。し
たがって、ランプ11の発光面積は小さくて済み、低消
費電力化を実現できる。
例示したが、これに限定するものではない。たとえば、
図52に示す平面蛍光ランプ521を用いることができ
る。通常の平面蛍光ランプでは、図52の点線で囲まれ
た領域311aが発光する。その点線の領域311a
は、液晶表示パネル1333の有効表示領域よりも大き
い。図52に示す平面蛍光ランプ521では、斜線部3
11のみが発光する。つまりウシオ電機(株)が製造し
ている平面蛍光ランプとは発光面積が異なるのである。
発光面積が小さければ消費電力が少なくなることは容易
に理解できるであろう。また斜線部311のみの発光で
よいのであれば、平面蛍光ランプ521の外形寸法も小
さくできるであろう。
液晶表示パネル1333の有効表示領域の面積よりも小
さいことが重要である。これは本実施の形態のランプ1
1に共通の事項である。つまり、液晶表示パネル133
3から発光素子11を見た時に、その見える発光領域が
液晶表示パネル1333の有効表示領域よりも小さいと
いう意味である。たとえば、図2(a)における放電管
では、蛍光体23の塗布面積はかなり広い領域である
が、その領域の全面積と液晶表示パネル1333の有効
表示領域の面積とを比較するものではない。有効に用い
ることのできる発光領域の面積を発光面積とみなすので
ある。
面鏡12等の集光手段で、ランプ11から放射する光を
集光し、液晶表示パネル1333を照明できなければ、
実際は発光面積は小さいとみなす。液晶表示パネル13
33が透過状態のとき、観察者に到達する光を発光する
面積が発光時の発光領域と認定されるのである。
とができる。LEDおよびその説明図を図50に示す。
図50において、503は樹脂レンズ、502は発光
体、501は端子である。発光体502は発光チップで
構成される。発光チップは、透明樹脂(樹脂レンズ50
3)でモールドされている。LEDは、発光チップに印
加する電圧または電流の制御により、発光輝度を調整す
ることができる。
3)の表面をレンズとして利用することができる。特に
図50(b)に示すように、モールド樹脂の表面を球面
とし、発光体502から出る光がアプラナティックの条
件を満足するとよい。モールド樹脂のレンズ面の曲率半
径をr、屈折率をnとして、レンズ面の頂点505から
S=(1+1/n)・rだけ離れた位置に発光体502
を配置するとよい。
02の像はレンズ面の頂点505からS’=(1+n)
・rだけ離れた位置508にできる。発光体502の大
きさは、放物面鏡12等の集光手段の直径に比べて十分
小さいので、点とみなす事ができる。
ズ面504の曲率中心であり、506はレンズ面の法線
である。LEDの発光体502を樹脂モールドし、出射
面を球面レンズとし、発光体502から出射する光が球
面レンズに対してアプラナティックの条件を満足するよ
うにすると、LEDから球面レンズに入射する光は正弦
条件を満足するために、観察者から見た液晶表示装置の
輝度均一性が良好になる。
光体502)は1チップでよいが、白色光にする場合は
赤,青,緑の3チップ502a,502b,502cを
1つの樹脂にモールドする。このさい特に、チップの近
傍は光散乱特性の高い樹脂503bでモールドし、その
外側に少し光散乱性の高い樹脂503aでモールドす
る。このように構成することにより、赤,青,緑の3色
が混合し、良好な白色が得られるからである。なお、色
度は3つのチップに流す電流を変化させることにより容
易に行える。
をビデオカメラにとりつけた状態の説明図である。ビュ
ーファインダのボデー1321は取り付け金具1323
によりビデオ本体431にとりつけられている。133
3はPD又はTN液晶表示パネルであり、表示画面の対
角長は0.5インチである。533は主として図19に
示す液晶表示パネル1333の駆動回路である。11は
ランプであり、直径は2.4mmであり、白色光を放射
する。ランプ11へは発光素子電源回路532から電圧
の供給を行う。
ィラメント電圧2.1Vおよびアノード電圧(放電維
持)12Vを供給する。両電圧は直流電圧である。アノ
ード電極25には、点灯起動時に18(V)の10μs
ecのパルス状の電圧を印可する。
531からは映像信号が出力され、液晶表示パネル駆動
回路533のビデオアンプ191に印加され、液晶表示
パネル1333に画像が表示される。また、ビデオテー
プに記録された映像信号は再生回路534により再生さ
れ、ビデオアンプ191に印加される。202はビデオ
カメラ本体431に取り付けられたバッテリーであり、
発光素子電源回路532、液晶表示パネル駆動回路53
3および再生回路534に電力を供給する。
カメラだけでなく、図54に示すような電子スチルカメ
ラにも適用することができる。スチルカメラ本体541
に付属されたモニターとして用いる。ビューファインダ
1333に本実施の形態のビューファインダの構成を適
用するのである。電子スチルカメラもバッテリーの容量
は限られているから、本実施の形態のビューファインダ
を適用することにより低消費電力化を図ることができ
る。
ビューファインダ、ビデオカメラ、ポケットテレビ、ヘ
ッドマウントディスプレイ等にも適時適用される事項で
ある。
面鏡12等により平行光にして液晶表示パネル1333
を照明するものであった。しかし、図55に示すように
放物面鏡でなくても、凸レンズ552を用いることによ
りランプ11から放射される光を平行光にして液晶表示
パネル1333を照明することができる。
ズ552の焦点にランプ11の発光領域を配置する構成
でもよいし、また、図58(c)に示すように焦点距離
fよりも離れた位置にランプ11を配置してもよい。
離fよりも短い距離以内にランプ11を配置してもよ
い。ただし、図58(d)のように構成する場合は、ラ
ンプ11の後面に反射板551を配置する。見かけ上の
発光面積を大きくするためである。ビューファインダの
全長を短くすることができる。図55のビューファイン
ダは図58(d)の構成を採用した構成である。
は、図59(a)に示すようにフレネルレンズ552a
で構成してもよい。その際、フレネルレンズ552aの
入射面は凹面状にする。ランプ11から放射される光が
レンズに入射する際反射されるのを防止するためであ
る。このことは、図59(b)のレンズ552b、図5
9(c)のレンズ552dについても同様である。なお
凸レンズは1枚で限定するものではなく図59(b)の
ように2枚以上で構成してもよいし、図59(c)のよ
うに1枚で構成してもよい。当然のことながら両凸レン
ズでもよい。また、図60に示すように1枚のレンズ6
03の一方を凸面601にして他面をフレネル面602
にしてもよい。もちろん平凸レンズとフレネルレンズと
をはり合わせて作製してもよい。
示パネル1333の照明に用いるレンズはポリカーボネ
ートがよい。アクリルよりも屈折率が高いため、レンズ
厚を薄くできる。ポリカーボネートは分散係数が大き
い。しかし、照明系に用いるのであるから波長分数によ
り色ずれが生じることはないから実用上十分である。
板とランプ11から構成したものであった。図55は照
明光学系を照明レンズ552とランプ11および反射板
551から構成したものである。液晶表示パネル133
3の光出射側には補助レンズ553を配置する。反射板
551はランプ11の後面に配置する。ランプ11は照
明レンズ552の焦点fがランプ11の発光面前面に位
置するように配置(図58(a)参照)する構成、ラン
プ後面に配置(図58(b)参照)する構成、ランプ1
1を焦点距離fよりも長い距離位置に配置する構成(図
58(c)参照)、ランプ11を焦点距離内に配置する
構成(図58(d)参照)が例示され、いずれでもよい
が、図58(d)がビューファインダの全長が短くなる
ので最も好ましい。
551で反射され、照明レンズ552に入射する。つま
り、反射板551は見かけ上、ランプ11の発光体像が
大きくなったとみなすことができるからである。また、
図58(a)もしくは図58(b)の場合は、ランプ1
1の1部発光領域の光を集光する。したがって集光する
領域をランプが最も高輝度に発生する領域にしておけば
高輝度表示を実現できる。
助レンズ553により、液晶表示パネル1333に入射
する主光線を、液晶表示パネル1333面に対して略垂
直としていることは大きな特徴である。TN液晶表示パ
ネルはほぼパネル面に対し、垂直に入射する光は良好に
変調でき、良好な黒表示(NWモード時)を実現できる
からである。液晶表示パネル1333のパネル面に対し
て斜めに光が入射すると、電圧を印加して配列された液
晶分子の配列方向と入射光の進行方向とが一致せず、検
光子からの光もれが多くなり黒表示できなくなる。
11から放射した光は51bに示すように拡大レンズ1
336に向かってしぼりこんでいく必要がある。拡大レ
ンズ1336の有効径は通常は小さい(観察者がパネル
1333の表示画像を見る方向を制限するため、および
拡大レンズ1336の直径を小さくしてコンパクト等に
するためである)。そのため、照明レンズ552の正の
パワーを大きくするとともに、照明レンズ552の直径
を液晶表示パネル1333の有効対角長(画面表示領域
の対角長)よりも大きくする必要がでる。そのため、ど
うしても照明レンズ552のレンズ中央厚みが厚くな
り、ビューファインダが大きくなる。当然液晶表示パネ
ル1333に入射する光線も斜めになるから表示コント
ラストは低下する。補助レンズ553は、照明レンズ5
52の厚みを薄くする効果および液晶表示パネル133
3に入射する光線を略垂直にして表示コントラストを向
上させる効果をあわせもつ。なお、図140及び141
は光学設計の一例である。
3および補助レンズ553は筒状のボデー1321bに
取り付けられ(図55参照)、その筒状のボデー132
1bとランプ11が取り付けられたボデー1321aお
よびアイキャップ(接眼カバー1332)が取り付けら
れたボデー1321cとは自由に動作(可動)できるよ
うに構成されている。
全長を短くした構成図である。ランプ11と照明用レン
ズ552間を短縮し、補助レンズ553と拡大レンズ1
336間をも短縮している。図56がビューファインダ
を使用しない時の断面図であり、全長が短くなり、携帯
性が良好となる。ビューファインダを使用する時は、図
55のように引き延ばし、照明レンズ552がランプ1
1から発光する光を良好に集光できる位置となるように
する。
の内面は黒色あるいは暗色にして光を吸収するようにし
ておく。凸レンズ552,553等で乱反射した光によ
り表示パネル1333の表示コントラストを低下させる
のを防止するためである。
2と同様ポリカーボネート樹脂を用いることができる。
ポリカーボネートはアクリル等と比較すると屈折率が高
く、レンズ厚を薄くできるためビューファインダの軽量
化が可能である。
ント24はランプ前面位置からθの角度傾けて配置され
ている。θとして後にも説明するが30度以上60度以
下にする。以下この理由を図61を用いて説明する。フ
ィラメント24のA点には端子16a(図2参照)が接
続され、また接地電位(GND)にされる。また、フィ
ラメント24のB点には端子16bが接続され、フィラ
メント電圧が印加される。なお、図9において、ランプ
ケース21の内面または外面に反射膜91を形成すると
したが、本実施の形態のビューファインダの発光素子1
1として用いる場合はこれに限定するものではなく、図
8のように形成しないものを用いてもよい。
ド電極25の配置を示している。アノード電極25は平
面状に形成されており、端子16cの先端部に取り付け
られている。フィラメント24の長手方向とアノード電
極25の長手方向とは直交するように配置される。
ト24とアノード電極25の配置状態で、ランプケース
21の直径の中点を基準にして円周方向の輝度分布を測
定したものを図61(a)に示す。なお、ランプケース
21には反射膜91は形成されていないものとする。図
61(a)で明らかなように45度(DEG.)および
315度で輝度が最も高くなる。また、0度および18
0度で最も輝度は低くなる。
アノード電極25のアノード電圧により加速される。し
たがってフィラメント24とアノード電極25との電位
差が大きいほど加速は大きく、発生する紫外線量も多
い。フィラメント24のA点はGNDであるから、アノ
ード電極25間との電位差が大きい。したがって、図6
1(a)に示すようにフィラメント24の長手方向(0
度−180度)とアノード電極25の長手方向(90度
−270度)の中央部の角度で最も発光輝度が高くなる
のである。図55のビューファインダにおいて、図58
(a)、(b)の場合は最も高輝度方面を液晶表示パネ
ル1333側にむけた方が有利である。図58(b)の
場合は図28(a)のように配置する方が有利となる場
合がある。
して液晶表示パネル1333を照明する場合は、図61
(a)のように配置することが有利である。したがっ
て、図55の場合、フィラメント24の長手方向に対し
て30度以上60度以下の角度範囲を液晶表示パネル側
に向ければよい。
度以内であるが、反時計回りで示せば300度以上33
0度の範囲が先の30度以上60度であることは言うま
でもない。
フィラメント24の影となっているためである。したが
ってこの面をA面(ランプ11の正面)にむけて用いる
ことは好ましくはない。
は、図61(c)に示すようにランプケース21にくぼ
みを形成するのがよい。発光輝度は、発生した紫外線の
近傍に蛍光体があるかによって決定されるからである。
紫外線密度が高いほど発光輝度が高くなる。ただし、フ
ィラメント24にあまり近いとフィラメント24の酸化
物が蛍光体に飛散して黒化して輝度がおちる場合があ
る。いずれにせよ図61(c)のように、くぼみあるい
は凹部もしくは平面部を形成すれば、発生した紫外線が
有効に蛍光体に照射され、A面(光出射面)の発光輝度
が高くなる。
ト24の配置方向を考慮し、最高発光輝度部を対象に向
けてビューファインダを構成するという方式は他の表示
装置にも適用できる。なお、本実施の形態における発光
手段と表示パネルを有する表示装置は、本発明のビュー
ファインダに対応する。したがって、本発明のビューフ
ァインダは、ビューファインダの概念にビデオカメラに
用いるモニタ部,ポケットテレビ,携帯電話の表示部,
電子スチルカメラの表示部,直視液晶テレビ,ヘッドマ
ウントディスプレイ等も含む。したがって、この明細書
で説明した本実施の形態の構成方法は、他のビデオカメ
ラだけでなく、以下の表示装置にも適用できるのであ
る。
用した時の説明図である。図62に示すようにランプ1
1内のフィラメント24を図61に示すように所定方向
に傾けて配置し、かつA面を導光板621のエッジ部に
向けて配置する。ランプ11の後面には反射板551等
で被覆し、A面への出力光を大きくする。反射板551
(又は反射フィルム)は、住友スリーエム社のシルバー
ラックス等が例示される。その他Alを蒸着した反射率
90%以上のシートは多数商品化されている。もちろん
Al等の反射板でもよい。
り好ましい。ランプ11から放射された光は導光板62
1内を反射しながら伝導し、拡散部(622f)に入射
すると散乱されて表示パネル1333に向けて光束が放
射される。なお、拡散板15は拡散部621のパターン
がみえないようにするためのものである。また、ランプ
11から遠くなるほど拡散部622の形成面積は大きく
する。導光板621の輝度を均一にするためである。
ド電流Iaを調整するだけで導光板621の表示輝度を
容易に調整できる。また、20(V)以下の直流の低電
圧で発光するため冷陰極ランプのように高電圧を必要と
せず、電波輻射ノイズも発生しない。
551を用いてもよい。反射板551は表示パネル13
33の表示領域の横幅より大きくする。先に例示した反
射シート等を用いて構成すればよい。また表示パネル1
333に入射する光を強くするためプリズム板631を
配置してもよい。ランプ11の発光パターンがそのまま
表示される場合があるので、拡散板15をランプ11と
表示パネル1333間に配置する。
51の開口部に対し、照明レンズ552の有効径が小さ
い構成である。
に近づけかつ、面積を大きく構成することは有効であ
る。ランプ11を照明レンズ552に近づけることがで
き、ビューファインダの全長を短くすることができるか
らである。図55に比較して反射板551を大きくする
ことにより、ランプ11の見かけ上の発光面積が大きく
なる。
域)から放射された光線51aは、直接照明レンズ55
2に入射し、液晶表示パネル1333、補助レンズ55
3および拡大レンズ1336を通過して観察者のアイポ
イント641(観察者のひとみ)に入射する。一方ラン
プ11の側面(b領域)から放射された光は、反射板5
51で一度反射し、照明レンズ552に入射して光線5
1bとなり観察者のアイポイント641に入射する。ま
た、ランプ11の後面(c領域)から放射された光は反
射板551で反射されランプ11にもどり再び蛍光体2
3で散乱されてランプ11の輝度向上に寄与する。つま
り、図64の構成では、ランプ11の全周囲から放射さ
れる光を有効に利用できることになり、光利用効率が高
い。
パネル1333の有効表示領域の横幅(4:3の画面で
あれば4の方)をdとすれば、d/2<kとすることが
好ましい。
(又は反射シート)とを分離して構成したものであっ
た。図65に示すように反射板551とランプ11間に
透明樹脂381を充填した構成も有効である。透明樹脂
381によりランプ11を保温する効果、衝撃による被
損を防止する効果があるからである。さらに図66に示
すように透明樹脂(透明ホルダー381)の光出射面を
凸レンズ状(又はカマボコ状)にすることは効果があ
る。光出射面が正のパワーをもつレンズとして機能し、
照明レンズ552の厚みを薄くできるからである。
ス等の透明無機材料等で構成してもよい。また図40に
示すようにランプ11と透明樹脂(透明ホルダー38
1)間にわずかな空間をあけ、ランプ11の保温効果を
向上させる構成も有効である。さらに、照明レンズ55
2と反射板551と一体化して、図67のように構成し
てもよい。
ビューファインダの構成において、補助レンズ553の
平面部にほこりが付着することは課題となる。液晶表示
パネル1333の表示面と近く、ほこりが観察者に見え
てしまうことがあるからである。そのため、補助レンズ
553の平面部は表示パネル1333の光出射面よりも
3mm以上好ましくは5mm以上はなす必要がある。そ
の他の構成として、図68に示すように補助レンズ55
3をパネルホルダー681にはめこみ、表示パネル13
33の光出射面と補助レンズ553間を密封してほこり
の進入を防止する方法も有効である。この構成によれ
ば、補助レンズ553の平面部にほこりが付着すること
がなく、また表示パネル1333の表面にほこりが付着
することもない。補助レンズ553は、パネルホルダー
553の開口部の大きさにあわせて樹脂成形すればよ
い。さらに密封性をよくするには、パネルホルダー68
1と補助レンズ553間にゴムなどの緩衝材を介在させ
ればよい。
に透明樹脂381を注入して一体とすることも有効であ
る。透明樹脂381は補助レンズ381と屈折率がほぼ
等しいものを選定する。アクリル系接着剤,シリコンゲ
ル,エチレングルコール,エポキシ系接着剤等が例示さ
れる。この構成によれば、補助レンズ553の界面反射
がなくなり光透過率が向上する。また液晶表示パネル1
333と補助レンズ553により干渉もなくなり画像表
示品位が向上する。
照明レンズ552とランプ11間を短め、携帯性を良好
にすると説明をした。しかし、前記間隔を短縮しても図
68に示すように照明レンズ552の厚みd1とランプ
11の直径d2とを加えた長さ以上に短くすることはで
きない。
ように収納時にランプ11を照明レンズ552の下部に
配置する方法がある。ランプ11をA点を中心に90度
回転できるようにする。横方向から見た図を図70に示
す。液晶表示パネル1333は、それを保持するためパ
ネルホルダー681に装着する必要がある。照明レンズ
552の縦方向の長さは液晶表示パネル1333の縦長
さ(たとえばパネルが16:9の場合9の方)+αあれ
ばよい。したがって、照明レンズ552の上下部分の空
間ができる。特に液晶表示パネル1333のサイズがワ
イド対応パネルのように横長の場合著顕である。この空
間にランプ11を90度回転させることにより収納する
のである。
を中心に回転させて横にたおす。つぎに、照明レンズ5
52および液晶表示パネル1333を後方にずらせて図
70のようにする。ランプ回転機構等は当業者であれば
容易に考えるであろう。照明レンズ552の上下に空間
があるという点がキーポイントである。
も考えられる。この方式を図71から図73に示す。ラ
ンプ11はソケット711に取り付けられ、ソケット7
11にはつまみ712がとりつけられている。観察者は
収納時(ビューファインダの使用状態から不使用状態と
するとき)、つまみ712をつかみ図72に示すように
光軸715からランプ11を引き抜く。つぎにランプ1
1が引き抜かれると、モーター等により照明レンズ55
2,液晶表示パネル681等が後方にさがり図73の状
態となるのである。
に取り付けられ、ボデー713と分離されるようにする
ことが望ましい。そして、照明レンズ552が後方に下
がると同時に図73に示すようにボデー713に収納さ
れるようにする。このように構成するのは容易である。
たとえばコンパクトカメラでスイッチをいれると撮影レ
ンズが前に突き出す構成のものがある。この機構を採用
すればよい。同様の構成で照明レンズ552も後方にメ
カ的にさげることは実現できるであろう。
引き抜く構成、あるいは図70のようにランプ11を照
明レンズ552の下方又は上方に格納する構成により、
ビューファインダの全長を大幅に短くすることができ、
携帯性が良好となる。また、拡大レンズ1336を保持
するボデー714をボデー713に格納することにより
大幅に全長を短くすることができる。
ルホルダー681にはめ込むとしたが、図74に示すよ
うに照明レンズ552もパネルホルダー681にはめ込
む構成をとることが好ましい。液晶表示パネル1333
の裏面にもほこりがつくことがなく、良好な画像表示を
実現できるからである。また照明レンズ552aと液晶
表示パネル1333間には透明樹脂381b等を充填し
ておく、界面損失がなくなり光利用率が向上するからで
ある。なお、拡大レンズ1336,補助レンズ553,
照明レンズ552a等はフレネルレンズにおきかえられ
ることは言うまでもない。
して、図75に示すようにランプ11との光軸715b
と拡大レンズ1336の光軸715aとを略直交させる
構成もある。光軸715を曲げるためにミラー751を
配置する。ランプ11からの光は照明レンズ552によ
り集光され、ミラー751でおり曲げられて液晶表示パ
ネル1333を照明する。図71に比較して奥ゆきdを
短くすることができる。より理解を容易にするため、そ
の時の斜視図を図76に示す。なお、ランプ11の配置
方向は図76の方向でも図77の方向でもよく、また図
78に示すように縦でもよい。また、照明レンズ552
は図79に示すようにフレネルレンズ552bに置き換
えてもよい。
ル1333を横に配置する構成もある。全長を短くする
構成として有望である。特にビューファインダの上方に
空間をとれる構成の時採用することが望ましい。
ズ等の平面状集光手段とし、フレネルレンズ552と液
晶表示パネル1333間に拡散板(シート)15aを配
置した本実施の形態のビューファインダについて説明を
する。
さなランプ11を用い、その発光領域から広い立体角に
放射される光をフレネルレンズ552により平行に近い
光に変換する。こうすると、レンズからの出射光は指向
性が狭くなる。観察者の視点が固定されておれば前述の
狭い指向性の光でもビューファインダの用途に十分とな
る。発光領域の大きさが小さければ、当然、消費電力も
少ないことは先に説明したとおりである。
インダは観察者が視点を固定して表示画像を見ることを
利用している。通常の直視液晶表示装置では一定の視野
角が必要であるが、ビューファインダは所定方向から表
示画像を良好に観察できれば用途として十分である。
1から放射される光を集光するためにフレネルレンズ5
52を用いている。フレネルレンズ552はアクリル系
のプラスチックあるいはBK7などのガラスを用いて作
製される。フレネルレンズ552はランプ11からの光
を表示パネル1333に入射される際には、略平行光と
なるようにする状態を有する。フレネルレンズ552の
平面には光の反射を防止するため単層の反射防止コーテ
ィングがほどこされる。
枚用いているが、図59(b)と同様に複数のレンズを
用いてもよい。また図55等の照明レンズ552等も同
様であるがレンズは楕円面等の非球面とすることが好ま
しい。非球面にすれば、表示パネル1333の周辺部ま
で良好に照明することができ、表示パネル1333の中
央部と周辺部との光量比(周辺光量比)を高くすること
ができる。
1の後面の光を反射する。拡大レンズ1336a,13
36b部のF値は、それぞれ3.5から4.5程度であ
る。したがって表示パネル1333に入射する光のF値
(照明系のF値)はそれ以下にすることが好ましい。も
ちろん拡大レンズ1336aは図1の示すように1枚で
構成してもよい。
値は表示パネル1333とランプ11間の距離、表示パ
ネル1333の有効対角長、フレネルレンズ552のパ
ワーにより決定される設計事項である。ランプ11の発
光領域の面積は直径1mm以上10mm以下にする。
(液晶表示パネル1333)として用いる場合、一般的
には、前記直径はそのパネルの有効対角長の1/10以
上1/2以下にする。好ましくは1/8以上1/(2.
5)以下にする。特に一例をあげれば、0.5インチの
場合直径2mm以上5mm以下にし、有効対角長が0.
7インチの場合直径4mm以上10mm以下にする。
2が集光し、液晶表示パネル1333に照射できる領域
面積をいう。したがって、直径が大きくても、フレネル
レンズ552が集光できない場合は、実効的には前記直
径は小さいと見なされる。
晶表示パネルを用いる場合は、ランプ11の前面にピン
ホール板を配置すべきである。もちろんランプ11の発
光面積が微小である時はピンホール板が必要でないこと
は言うまでもない。
れる領域を小領域にする機能を有する。穴の面積が大き
くなるとPD液晶表示パネルの表示画像は明るくなる
が、コントラストは低下する。これはフレネルレンズ5
52に入射する光量は多くなるが、入射光の指向性が悪
くなるためである。たとえば液晶表示パネル1333の
表示領域の対角長が28mm(1.1インチ)の場合、
光を放射する領域はおよそ15mm2以下にすべきであ
る。これは直径がほぼ4mmのピンホールの穴の直径に
相当する。好ましくは10mm2以下とすべきである。
と、光の指向性が必要以上に狭くなり、ビューファイン
ダを見る際に、視点を少しずらしただけで極端に表示画
面が暗くなる。したがって、穴の面積は少なくとも2m
m2以上の領域を確保すべきである。一例として、直線
3mmの穴の時、従来の面光源を用いるビューファイン
ダと同等以上の表示画面の輝度が得られ、その時のコン
トラストは20以上であった。
から5mm以下の範囲と考えられるべきである。表示面
積と光を放射する穴の面積比で規定すれば20:1以下
にしなければならない。好ましくは40:1以下であ
る。しかし、視野角の問題から200:1以上にするこ
とが好ましい。以上のことは本実施の形態の他のビュー
ファインダにも適用される。
項は、図61に示すようにA面を表示パネル1333側
に向けるように配置する。
を配置する。ビューファインダでは後方に放射される光
はムダであるからである。ランプ11の後面に反射手段
(反射板831)を配置することにより前面より放射さ
れる光束量が増大し、ランプ11を高輝度化することが
できる。
球面レンズとし、拡散板15がない場合の光学設計の一
例である。
テンレス板を加工したものが例示される。また、ガラス
等の裏面にアルミニウム等の薄膜を蒸着したものであっ
てもよい。また、図90に示すように反射板831はラ
ンプ11に密着するように配置し、かつ、ランプ11と
反射板831との間には透明接着剤381等を充填して
もよい。透明接着剤381は反射板831とランプ11
とを一体として固定してボデー1321に実装しやすく
する働きのほか、反射板831とランプ11との界面反
射による損失を低減し、前面に出射される光量を増大さ
せる機能を有する。
うにランプ11の頂点は平面としている。これはランプ
11に反射板831を取り付けやすく(もし、頂点が球
面であったならば、取り付けにくい)する作用の他、頂
点部の光束を反射させて、有効にランプの前面に導くた
めである。もちろん、反射板831およびランプ11は
図89に示すように配置してもよい。
成することによりランプ11の後面、頂点部の光束を有
効にランプ側面に導くことができ、前面への発光輝度を
増大することができる。実験によれば、反射板831が
あるときは、ない場合に比較して約30%以上輝度が向
上し、また前面の輝度むらも大幅に減少した。
きるようにすればランプ11の色温度を調整することが
できる。たとえば反射板831が赤色を強く反射するよ
うにすればランプ11の色温度は低下する。逆に青色を
強く反射するようにすれば色温度は高くなる。実現手段
としては接着剤381に顔料、色素を添加すればよい。
また、反射板831自身が着色されている場合の該当す
る。たとえば赤色のアルミホイルなどである。
ンズ552により液晶表示パネル1333の有効表示領
域を均一に照明する。ただし、照明する範囲は有効表示
領域径よりも多少広い方がよい。なぜならば、拡大レン
ズ1336から表示パネル1333の表示画像をみたと
き、見る角度を多少変化させてもパネルの四すみが暗く
なることを防止するためである。
522の焦点近傍となるようにする。この焦点近傍とは
図58(a)に示すように、レンズの焦点fがランプ1
1の発光領域の表面となる場合、図58(b)に示すよ
うに、レンズの焦点がランプ11の後端となる場合、図
58(c)に示すように、レンズの焦点がデフォーカス
された位置の場合をも含む。実験によれば、図58
(b)の状態が集光レンズ552の頂点からランプ11
の後端までの距離dが短くなり、かつ、集光レンズ55
2からみた発光素子(ランプ11)の発光面積が大きく
なるので、ビューファインダの視角が広くなり好まし
い。ランプ11の直径が5.1mmの場合かつ液晶表示
パネル1333が0.5インチの時、dは12mm前
後、0.7インチの場合は17mm前後が適正であっ
た。
ネルの場合、液晶表示パネル1333に入射する光の指
向性が狭い方が表示コントラストは向上する。これは、
液晶表示パネル1333の液晶層中の液晶分子の配向方
向(液晶層に電圧が印加されている時)と入射光の方向
とが一致した時に、最も検光子1334b(図23参
照)を透過する光が少なくなるためである。
し、前記面光源からの光が液晶表示パネル1333に入
射する。その面光源からの光は散乱光(指向性のない
光)である。したがって、液晶表示パネル1333の液
晶分子の配向方向(液晶層に電圧が印加されている時)
と入射光の方向とが一致しない。そのため、検光子13
34bを透過する光が多くなり表示コントラストが悪く
なる。
では、発光素子(ランプ11)から放射される光は集光
手段(フレネルレンズ522又は反射板831等)を用
いて指向性の狭い光に変換される。したがって、液晶表
示パネル1333には指向性の狭い光が入射する。その
ため、液晶分子の配向方向(液晶層に電圧が印加されて
いる時)と入射光の方向とが一致し、表示コントラスト
は向上する。このことは、光変調手段としてPD液晶表
示パネルを用いても同様である。つまり、PD液晶表示
パネルは検光子1334bは用いないが、水滴状液晶2
45(図24参照)中の液晶分子が一方向配向し、配向
した方向と入射光の方向とが一致した時に光透過率が向
上することにより表示コントラストが向上するという点
において同様だからである。このことは図1等に示す他
の実施の形態のビューファインダにおいても同様であ
る。
のピッチは非常に広くしているが、これは図示を容易に
するためのものであり、実際は少なくとも1mm以下の
非常に短いピッチで形成されているのが通常である。
散乱手段として拡散板15が配置されている。拡散板1
5としては、筒中プラスチック工業(株)が発売してい
る特殊ガラス繊維とポリカーボネート樹脂を組み合わせ
て形成したものが例示される(たとえば、ECB102
0、ECB1010)。ただし、これは少し拡散度が高
すぎるようである。きもと(株)のライトアップシリー
ズMX100,SX100,SH100等が適正であ
る。拡散板15の全光線透過率(%)が80%以上のも
のを用いる。全光線透過率が悪いと液晶表示パネル13
33に到達する光が少なくなり、表示画面を暗くするこ
とになり、結果的に光源の消費電力が増える。しかし、
全光線透過率(%)が高いと液晶表示パネル1333を
透してフレネルレンズ552の溝が見えてしまう。
る拡散板15と従来のビューファインダの拡散板とは同
一ではないかという論議がでるかもしれない。しかし、
以下に説明するように構成、目的、効果が全く異なる。
すように蛍光管からの光を拡散板15aにより散乱させ
て面光源を形成する。その面光源とは、理想的にはあら
ゆる方向に光束が放射されており、どの方向から輝度を
測定してもほぼ同一(完全拡散面)となっているものを
いう。図138のように蛍光管の発光パターンが見える
のは、拡散板15aを直進する光束が多いためである。
これは面光源化が不完全なためであって、拡散板15a
はあくまでも理想的には完全拡散面を得るためのもので
ある。したがって、液晶表示パネル1333には散乱光
が入射する。
載されている各実施の形態のビューファインダ等は、ラ
ンプ11からの光を集光手段(照明レンズ、フレネルレ
ンズ552)により略平行光(指向性の狭い光)に変換
し、その変換した光は拡散シート(板)15を通過して
液晶表示パネル1333に入射させるものである。拡散
シート(板)15は面光源の形成を目的とするものでは
ない。液晶表示パネル1333の画素とフレネルレンズ
552の溝等が干渉してモアレを発生するために、若干
光の指向性を広くする等ために用いる。また、拡大レン
ズ1336等を介してうっすらと見えるフレネルレンズ
552の溝を見えにくくするものである。したがって、
液晶表示パネル1333には主として指向性の狭い光が
主として入射する。つまり、指向性の狭い光が支配的で
ある。本実施の形態では、拡散板15で多少散乱した光
が液晶表示パネル1333に補助的に入射する。
aとは光を“散乱させる”という機能は同一であって
も、“面光源を形成するものであるか否か”において基
本的に異なる。また、従来のビューファインダは液晶表
示パネル1333に指向性のない光を入射させるに対し
て、この欄に記載の実施の形態のビューファインダ等
は、集光手段(集光レンズ、フレネルレンズ552)に
より指向性の狭い光に変換し、液晶表示パネル1333
に指向性の狭い光を入射させる点に関して基本的に異な
る。
とフレネルレンズ552の画素ピッチPrにより光が干
渉し、モアレが生じる可能性がある。
表示パネル1333間に配置することによりモアレが発
生しても見えにくくすることができる。発生するモアレ
のピッチPは
のは
調度が小さくなる。したがって、(数2)を満たすよう
にPr/Pdを決めればよい。ただし、フレネルレンズ
552は同心円状の溝が形成されており、液晶表示パネ
ル1333の画素はマトリックス状に配置されているか
ら、(数2)における各ピッチPr、Pdの決定の仕方
が多少難しい。しかし、よりモアレの発生を軽減できる
値は(数2)を考慮し実験等により導きだせるであろ
う。
る。画素ピッチPdは液晶表示パネル1333の画素サ
イズ等により決定されるから定数値である。したがっ
て、フレネルレンズ552のピッチPrをフレネルレン
ズ552の作製時に考慮して最適な値に定める必要があ
る。nは整数値であるからPrは量子的な値となる。フ
レネルレンズ552の作製時、精度、加工上の問題から
上式に合致させて、Prの値を定めることは困難であ
る。したがって、Prの値が多少理想値から離れること
になる。実用上は多少離れても問題がない。目安として
±20%以内、好ましくは±10%以内にすればよい。
ポリカーボネート樹脂を加工したものである。一例とし
て光洋(株)から発売されているものを採用することが
できる。フレネルレンズ552は少量の場合は工作機械
を用いて作製することもできるが、大量に作製する場合
は金型を用いて作製する方が容易であり、かつ低コスト
化が図れる。フレネルレンズ552は平面をランプ11
側にむけているが、反射率を低下させ、これはフレネル
レンズ552に入射する光量を大きくするためである。
また、正弦条件も満足させるためである。
して集光手段を構成しているが、複数のフレネルレンズ
552を用いて集光手段を構成してもよいことは言うま
でもない。また、フレネルレンズ552と平凸レンズと
を組み合わせて構成してもよい。また図60の構成でも
よい。図59(a)はフレネルレンズ552aの光入射
面を凹面にした構成である。このように凹面に形成する
ことによりレンズに入射する光の角度が相対的に小さく
なり反射光は減少する。
説明において液晶表示パネル1333に略平行光を入射
させるとしたが、これに限定するものではない。たとえ
ば、図57の光線51bの場合は液晶表示パネル133
3に入射する主光線は斜めとなっているが、多少の斜め
となっても実用は支障がない。
1336を介してみえるため拡散板15を液晶表示パネ
ル1333とフレネルレンズ552間に配置する。しか
し、特によくみえる(みえてしまう)のはフレネルレン
ズ552の中央部である(図92の921に示す領
域)。フレネルレンズ552の外周部はほとんどみえな
い。そこで、図92(b)に示すようにフレネルレンズ
552の中央部に拡散部921を形成する。拡散部92
1とは具体的には拡散板15を小さくきったもの等が該
当する。その他、図34の技術的思想を拡散板15に適
用することも有効である。
ィルタであり、先に説明した拡散板の他、回折格子、プ
リズムシート、マイクロレンズアレイ、セルホックレン
ズアレイ等も含む概念である。さらに拡散板等のローパ
スフィルタを使用せず、以下に示すMTFの概念を用い
る方法も含む。
集光レンズ522)からの出射光の指向性を悪くさせ、
液晶表示パネル1333の表示輝度を低下させる。そこ
で、拡散板15を不要とする構成の一方法としてMTF
(Moduration Transmission
Function)を考慮すればよい。その説明を図9
4に示す。通常、拡大レンズ1336は液晶表示パネル
1333の光変調層にピントがあうようにされている
(光変調層の虚像が良好に見えるようにフォーカス調整
がされている。あるいは観察者がフォーカス位置が合う
ように拡大レンズ1336の位置を調整する)。ここで
ピントがあう位置(距離)がfとする。拡大レンズ13
36とフレネルレンズ552との距離がfであれば、フ
レネルレンズ552の溝にピントが合う。逆にいえば拡
大レンズ1336とフレネルレンズ552までの距離が
fと異なるほどフレネルレンズ552の溝はピンボケと
なり観察者からは見えなくなる。
としてMTFを用いる。たとえば、少し乱暴な表現であ
るが、MTFが100%では無限の解像度でピントがあ
っていることをいう。MTFが小さいほどピンボケであ
ることを意味する。図94に示すように、MTFは光学
系の構成・設計により種々のものを作成できる。図94
で距離0とは拡大レンズ1336と液晶表示パネル13
33の変調層までの距離がfである(ピントがあってい
る)ことを意味する。そこからずれるほど解像度は劣化
する。
ら少しずれるとMTFが急激に劣化する構成(図94の
点線)、かなりはなれてもMTFが劣化しない構成(図
94の実線)が実現できる。本実施の形態のビューファ
インダでは、図94の点線の構成であることが好まし
い。
フレネルレンズ552をおく。実線の場合ではMTFが
20%以下となる点がX2とするとビューファインダの
全長が長くなってしまう。好ましくはMTFは10%以
下となる位置にフレネルレンズ552を配置する。
Fが低下する位置に配置すれば、フレネルレンズ552
の溝のMTF(解像度)が低下し、溝は見えなくなるか
ら、拡散板15が必要でなくなる。また、フレネルレン
ズ552の溝が見えなくなるということは、溝位置を通
過した光が液晶表示パネルに到達したときに周期性がな
くなっているため、モアレも発生しにくくなる。
ダに用いたフレネルレンズ552の直径は20mmであ
り、焦点距離は22mmである。焦点距離dが短くなる
ほど発光素子(ランプ11)とフレネルレンズ552間
の距離dを短くできビューファインダのコンパクト化が
可能となるが、フレネルレンズ552の光集光効率が低
下する。逆にあまり焦点距離dが長いと光集光効率は良
くなるがビューファインダの全長が長くなりすぎる。そ
の場合は、フレネルレンズは2枚用いるべきである。さ
すれば焦点距離は短くできる。
表示パネル1333の有効表示領域の対角長dpに応じ
て決定する。焦点距離はdpの0.6倍以上2.0倍以
下とし、さらに好ましくはdpの0.8倍以上1.5倍
以下にする。
さの点からも一定の長さ(全長)があった方がよいが、
携帯時はできるだけ短いこと(コンパクトなこと)が望
ましい。そこで本実施の形態は、液晶表示パネル133
3とフレネルレンズ552間の距離d2および、フレネ
ルレンズ552とランプ11間の距離d1を収縮できる
ようにしている。そのため、フレネルレンズ552はボ
デー1321bに取り付けられ、ランプ11等はボデー
1321cに取り付けられている。図84は収縮した時
の構成図である。図83のA、B間にバネ等(図示せ
ず)が配置されており、図83の伸長状態と、図84の
収縮状態とを切り換えることができる。特にフレネルレ
ンズ552が平面状であるから収縮しやすい。
収縮できるとしたが、図81に示すように一方のみを収
縮できるように構成しても携帯時のコンパクト化に寄与
できることはいうまでもない。また凹レンズ1336b
は収差、色補正用のレンズであり、図1の構成のビュー
ファインダにも適用することが好ましい。また、凹レン
ズ1336bは凸レンズでもよい。
眼カバー1332によりほぼ固定されるため、その背後
に配置する光源は指向性が狭くてもよい。光源として蛍
光管を用いたライトボックス1331(図137)を用
いる従来のビューファインダでは、液晶表示パネル13
33の表示領域とほぼ同じ大きさの領域からある方向の
微小立体角内に進む光だけが利用され、他の方向に進む
光は利用されない。つまり、光利用効率が非常に悪い。
1を用い、その発光体から広い立体角に放射される光を
フレネルレンズ552等により平行に近い光に変換す
る。こうすると、フレネルレンズ552等からの出射光
は指向性が狭くなる。観察者の視点が固定されておれば
前述の狭い指向性の光でもビューファインダの用途に十
分となる。発光体の大きさが小さければ、当然、消費電
力も少ない。以上のように、本実施の形態のビューファ
インダは観察者が視点を固定して表示画像を見ることを
利用している。
オカメラ本体431に取りつけた構成である。ビューフ
ァインダ使用時は留め具851(突起)により収縮され
た状態でビデオカメラ本体431に格納される(図85
(a)参照)。ビューファインダ使用時は留め具851
による固定がはずされ(図83)に示すA、B部が伸長
されてランプ11により液晶表示パネル1333に平行
光が適正に照射されるようになる。
52とランプ11間の収縮機構がないとd1の距離を短
くできずビューファインダの全長が長くなる。その場合
は図81のようにランプ11とフレネルレンズ552間
にミラー751を配置して光路を折り曲げればよい。図
81の突き出た部分(挿入部811)は撮像レンズ43
2を有するビデオカメラ本体431に挿入するように設
計あるいは構成すれば全く障害とならない(図81
(b)参照)。つまり、挿入部811を軸として観察者
が見る方向に自由に回転できるようにする(図81
(b)点線を参照)。
うのに偏光板1334が必要である。最適な表示コント
ラストを得るためには偏光子1334aと検光子133
4bとの偏光軸角度を調整する必要がある。その角度は
液晶表示パネル1333の液晶層に印加する電圧との関
係があり、個々の液晶表示パネルの特性にあわせて調整
する必要がある場合が多い。図82に示すようにつまみ
821はフレネルレンズ552につながっており、つま
り821を上下させることによりフレネルレンズ552
が回転するとともに偏光子1334aの偏光軸も回転す
る。したがって偏光軸を個々の液晶表示パネル1333
の特性にあわせて容易に調整できる。
である。フレネルレンズ552に偏光子1334aを貼
り付けている。偏光子1334aはレンズ中心を軸とし
て回転できるように構成されている。つまり、フレネル
レンズ522を回転させることにより偏光子1334a
の偏光軸も回転し、偏光子1334aの偏光軸と検光子
1334bの偏光軸との角度を調整できる。角度を調整
することにより表示パネル1333の画像が最も良好に
見える位置に調整をする。
ネルレンズ552等で反射されて迷光となる。前記迷光
を防止するためにはフレネルレンズ552等に反射防止
膜を形成すればよい。しかし、反射防止膜を形成しても
迷光の発生は完全に防止することはできない。
る要因となる。この問題を回避するために、図93のよ
うにランプ11とフレネルレンズ552の間に円形絞り
931を配置してもよい。円形絞り931は中央部に円
形状窓を有し、複数の絞りが同心円状に所定の間隔を設
けて配列されている。円形絞り931はランプ11から
出た光がフレネルレンズ552の有効領域に直接入射す
る光だけ通過するようにしている。また、ボデー132
1と接眼リング1335の内面は、光の反射を防止する
ために黒色あるいは暗色としている。ランプ11から放
射される光のうち、不要な光は円形絞り931の遮光部
で吸収され、また、吸収されずにわずかに反射する光は
他の絞りの遮光部またはボデー1321の内面で吸収さ
れるので、フレネルレンズ552に入射しない。したが
って、液晶表示パネル1333への不要光入射による表
示画像のコントラスト低下は非常に小さくなる。絞りは
1枚でもよいが、枚数が多いほど効果は大きくなる。
トリックス(図示せず)が形成されている。ブラックマ
トリックスは、液晶表示パネル1333の信号線上の液
晶の動きを見えなくするため、または/および画素をス
イッチングする薄膜トランジスタへの光を遮光するため
に用いる。しかし、液晶表示パネル1333の画素数が
少ない場合は前記ブラックマトリックスが目立ち画像品
位が低下してしまう。
ネル1333と観察者の瞳との間に、光学的ローパスフ
ィルタとして回折格子932を配置すれば、ブラックマ
トリックスを目立ちにくくすることができる。回折格子
932は拡大レンズ1336と液晶表示パネル1333
間に配置している。また、液晶表示パネル1333の入
射光側に配置してもよい。但し、配置位置により、回折
格子932のピッチ、高さ等を変える必要がある事は言
うまでもない。回折格子932はブラックマトリックス
を見えにくくする効果がある。したがって、ブラックマ
トリックスが見えず滑らかな表示画像が得られる。
子の断面形状はサインカーブ状、円弧状、台形状などが
考えられる。回折格子932のパターンは1次元、2次
元など多くの変形が考えられる。また、ピッチは、液晶
表示パネル1333の画素の大きさが100〜30μm
で、回折格子932を液晶表示パネル1333の近くに
配置する場合には、100〜20μmの範囲が適当であ
る。
6の近くに配置する場合には、2〜0.1mmが適当で
ある。回折格子932の作製方法としては、SiO2な
どの無機物質をガラス基板上に蒸着してパターニングす
る方法、ガラス基板上にポリマーとドーパントの混合物
をスピンコートし、パターンマスクを介して露光した
後、減圧加熱によってドーパントを昇華させる方法など
がある。回折格子板はクラレ(株)等も製造・販売を行
なっている。
晶表示パネル1333にはりつけてもよい。収縮機構と
しては液晶表示パネル1333を取付ホルダー991に
取りつけ、ランプ11をボデー1321に取りつけるこ
とにより、図99、図100に示すようにビューファイ
ンダの全長を収縮、伸縮させることができる。
02に示すようにフレネルレンズ552内でおこる界面
反射がある。特に、入射光872がフレネルレンズ55
2の界面1022に入射すると図の点線で示すように界
面1024,1023等で反射してしまう。その対策と
して図101に示すようにフレネルレンズ552の厚み
tを厚くする方法がある。フレネルレンズ552自身を
厚くするのは物理的に困難である場合は、透明基板10
11をフレネルレンズ552に透明樹脂901ではりつ
けるとよい。透明基板等の側面(有効表示範囲外、光が
直接入射しない領域)に光吸収膜1012を塗布する。
光吸収膜1012として黒色塗料等が例示される。
け上厚くすることにより、図103に示すように光線8
72は界面1031で一度反射し、側面の黒色塗料10
12に入射するのでフレネルレンズ552内でハレーシ
ョンが生じない。なお、図101において、tとdの関
係はd/8<tにすればハレーションはほとんど生じず
良好な結果が得られた。
のかわりに用いれば、拡散度を自由に可変することがで
きる。この構成の説明を図104に示す。
晶表示パネル1041について説明する。PD液晶表示
パネル1041は図24の動作原理で動作することは先
に説明をした。ガラス基板1045にはITO電極10
46が形成され、前記ITO電極1046間にPD液晶
層1047が狭持されている。なお、1044は封止樹
脂である。前記ITO電極1046に電圧が印加されて
いない時は液晶層1047は散乱状態であり、電圧が印
加されることによりPD液晶層1047は透明状態とな
る。前記電圧の強弱によってPD液晶層1047の拡散
の程度は変化する。
記矩形波は信号振幅可変器1043で信号振幅を変化さ
せる。信号振幅の可変は抵抗Rbで行う。矩形波の大き
さが大きいほどPD液晶層1047は透明状態となる。
ルレンズ552で集光される。その光はPD液晶表示パ
ネル1041で光の直進度が変化させられる。したがっ
てPD液晶表示パネル1041は拡散板15と同様にフ
レネルレンズ552の溝をみえにくくする効果を有す
る。さらに光透過率を変化することから、表示パネル1
333の表示輝度を調整できるという効果も有する。
いときは、液晶表示パネル1333は高輝度表示を行え
る。したがって、明るい所で表示画像をみるのに適して
いる。逆にPD液晶表示パネル1041の透過率が低い
ときは液晶表示パネル1333の表示画像は暗くなる。
しかし、視野角は広くなるので、広範囲から液晶表示パ
ネル1333を見る場合に適している。以上のように状
況に応じて液晶表示パネル1333の表示状態を調整す
ることができる。
105に示すように拡散板15とフレネルレンズ552
等とを光結合剤ではりつければよい。光透過率が高ま
り、また界面でのハレーションも低減する。拡散板15
のかわりとしてPD液晶表示パネル1041を用いる場
合も、図106のようにすればよいことは言うまでもな
い。もちろん図106に示すように拡散板15とPD液
晶表示パネル1041の両方を用いてもよい。
すように拡散板15のかわりに回折格子932を用いて
も拡散板としての機能をはたせることは言うまでもな
い。また、ランプ11からの光の放射面積を変化させる
ために、図109のように絞り1091をもうける。絞
り1091とはカメラのシャッタ虹採絞り,しぼり等に
用いられるものが例示される。絞り1091の穴径を小
さくするほど指向性は狭くなり液晶表示パネル1333
の表示コントラストは向上する。逆に大きくすると指向
性は広くなり液晶表示パネル1333の表示コントラス
トは低下するが表示画像は明るくなる。
は、拡大レンズ1336が有るものとして説明をしてき
たがこれに限定されるものではない。たとえば、図11
0に示すように拡大レンズ1336がなくてもよい。こ
の場合観察者が見ることができる表示画像は小さくなる
が、液晶表示パネル1333サイズが一定以上(1イン
チ以上が見やすである)の場合は実用上問題がない。
明してきたが、図121に示すように反射型のものを構
成できることは言うまでもない。アルミ板等を加工する
ことにより反射型フレネルレンズ1211を作製でき
る。また、ガラス樹脂で成型し、表面にAl等の金属薄
膜を蒸着したものでも作製できる。フレネルレンズ12
11はランプ11からおよび反射板883で反射された
光を集光して略平行光にして液晶表示パネル1333を
照明する。
に導光体1111を用いて集光手段(フレネルレンズ、
照明レンズ552等)に照射させることができる。この
ように導光体1111を用いればランプ11の配置位置
には制約がなくなる。したがってわずかな空間にランプ
11をおけ、スペースの有効利用を行える。
面にAl等の反射膜1121が形成され、前記導光体1
111はランプ11にかぶせられている。ランプ11か
ら放射された光は反射膜1121間で反射しながら導光
体1111内を伝達され出射端から放射される。
かぶせるとしたが、これに限定するものではなく、図1
13(a)に示すようにランプ11の先端に接着剤10
51で取り付けてもよい。また、図113(b)に示す
ように複数の光ファイバー1131をたばねたものを導
光体として用いてもよい。
陽光1141等)を用いて液晶表示パネル1333を照
明する方式である。ビューファインダのボデー1321
の頂上部には窓があけられ、フレネルレンズ1143が
はめこまれている。フレネルレンズ1143はレンズ厚
を薄くするために用いるものであり、許容される際に
は、プラスチックもしくはガラスレンズの正レンズにお
きかえてもよい。太陽光1141はほぼ平行光であるか
ら前記光はフレネルレンズ1143により集光され、ミ
ラー751で反射されて光の進行方向が曲げられ、集光
手段552に入射する。
141とランプ11からの光の双方を集光する機能をも
つ。
プ11から放射される光と同様の状態となるような位置
に配置される。当然のことながら、屋外光1141をボ
デー1321内にとりこまず、液晶表示パネル1333
を照明する場合は、ランプ11を発光させて、前記ラン
プ11からの光を用いる。
1141が弱いときには、補助的にランプ11を発光さ
せて、表示パネル1333に入射する単位面積あたりの
光束量(輝度)を一定値にして用いる。ランプ11を点
灯させるか、もしくは点灯した発光輝度の明るさは、ボ
デー1321の頂上部等に配置したホトセンサ1142
で屋外光1141の強弱を判断して決定をする。図11
5はその判断をする回路構成である。ホトセンサ114
2としてはホトダイオード等が該当する。
とオペアンプA1等からなる積分回路から構成される。
オペアンプA1からは屋外光1141の強弱に応じて電
圧Vが出力される。1151はヒステリシスコンパレー
タ回路であり、ヒステリシス状態を決定する抵抗R2、R
3とオペアンプA2およびリファレンス電圧V5を発生さ
せる電圧源から構成される。
ス電圧V5と比較される。Vが一定値以上のときオペア
ンプA2の出力端子aの電圧は+電圧(もしくは−電
圧)となる。前記電圧によりアナログスイッチSW11
53の接点は閉じ、電圧Eaがアノード電極25に印可
されてランプ11は点灯する。逆にオペアンプA2の出
力が−電圧(もしくは+電圧)の点はアナログスイッチ
SW1153はオープンとなる。
用いたのはホトセンサ1142に入力する光1141に
は強弱が生じる(たとえば、ビデオカメラを使用中に太
陽が雲の影にはいった場合等)のに対処するためであ
る。外光の強弱によりそのつどコンパレータA2の出力
が変化するとランプ11が点滅し、液晶表示パネル13
33の表示画像が非常にみづらいからである。ヒステリ
シスコンパレータ回路1151を用いることにより、一
度ランプ11が点灯した後は、多少、屋外光1141a
が強くなっても消灯しない。したがって、点滅すること
はなくなる。
大きい液晶表示パネル1333を用いたビューファイン
ダの構成図である。ランプ11は横置きにして、ビュー
ファインダの全長を短くしている。理解を容易にするた
め遮光カバー1171と液晶表示パネル1333等とは
離して図示しているが実際上に密着して配置される。遮
光カバー1171は観察者が見る方向を規定するために
用いられる。観察者があまり斜め方向から液晶表示パネ
ル1333を見ようとすると、遮光カバー1171によ
り液晶表示パネル1333の表示画面の周辺部が見えな
くなる。
3の表示画像を前記画面の正面から見るように心がけ
る。このように接眼カバー1333を配置するのはラン
プ11から放射される光はフレネルレンズ552(又は
集光レンズ)により指向性の狭い光に変換され、観察者
は前記指向性の狭い光を見ることになるからである。指
向性が狭いため液晶表示パネル1333の正面以外は急
に画像が暗く見える。そのため遮光カバー1171を配
置して、表示画像が明るく見える方向から見るように観
察者を誘導するのである。
視野角は拡大されている。拡散板15の拡散度が高いほ
ど視野角(見る角度により表示画像が見えなくなるまで
の角度)が拡大される。しかし、表示画像は暗くなり、
表示コントラストも低下してしまう。そのため、拡散板
15の拡散度をできるだけ低くする。そこで、遮光カバ
ー1171を用いて、表示画像を良好に見ることができ
る角度を強制的に規定させるのである。このように構成
することにより光源から放射される光を有効に利用し、
消費電力を低減できるのである。
大きい場合、あるいはフレネルレンズ552の焦点距離
が長い場合は全長が長くなる場合があるので、図118
に示すように、ミラー751を用いて光路872を屈曲
させて構成すればよい。ランプ11から放射される光は
ミラー751bで角度を屈曲されてフレネルレンズ55
2に入射する。
て、小型蛍光放電管11を用いるものとして図示した。
しかし、その発光素子は図88に示すように小型蛍光管
882等であってもよい。その小型蛍光管882として
松下電器産業(株)が製造している品番K−C21T2
6E85H、K−C30T26E85H等がある。これ
らの蛍光管は冷陰極方式でランプ消費電力も0.33
W、0.4Wと少ない。
に前面に出射できるように、蛍光管882の背面にかま
ぼこ状の反射板883を配置する。また、蛍光管882
からの光を良好に集光するため平板状のシリニドカルレ
ンズ881を配置する。発光手段が棒状の発光体である
ため同心円状のフレネルレンズ552である必要はなく
シリニドカルレンズ881でもよいからである。
接シリニドカルレンズ881に入射し、集光されて液晶
表示パネル1333に入射する。蛍光管882の後面か
ら放射された光は反射板833で反射された後、シリニ
ドカルレンズ881に入射して、液晶表示パネル133
3に入射する。もちろん図117のように遮光カバー1
171を配置してもよい。
ネルレンズ552間の距離d2を使用時に伸張して用い
られるように構成している。図87の構成でも同様のこ
とを実施できる。図87のように液晶表示パネル133
3bを取り付けたケース861とランプ11を取り付け
たケース871とをジャバラ862bで結合し、前記ジ
ャバラ862bを伸張、収縮させることにより表示パネ
ル1333とフレネルレンズ552間を調整できるよう
にすればよい。
が大きいため、ランプ11と集光レンズ552間に一定
の距離が必要であるため、体積が大きい。これを解決す
るためには図86のように構成すればよい。ビューファ
インダを不使用の場合は、図86(a)のようにジャバ
ラ862aをおりたたんでおく。使用時は図86(b)
のようにジャバラ862aおよび862bを引きのば
し、集光レンズ552の焦点位置にランプ11の発光部
がくるようにする。
光レンズ552はジャバラ862を介して一体として固
定されている。ジャバラ862は外光が進入することも
防止および、収縮のため等に用いるものであって、これ
に限定するものではない。たとえば、図83に示すよう
に伸縮自在の筒状(1321b)のものであってもよ
い。
像を見やすい方向に調整するのは容易である。回転軸8
63に回転可能なようにビスが固定されており、図86
(b)の点線、実線のように自由に回転、固定できる。
特にビデオカメラのモニタとして用いるとき有効であ
る。ビデオカメラで被写体を良好に撮影(撮像)するた
めにはビューファインダの見る位置を変化させる必要が
あるからである。
れる光を有効に利用するためには、図119のように構
成すればよい。ランプ11の頂点部から放射される光8
72は図120(b)の光872dのようにミラー88
3aで反射されて表示パネル1333に向かう。もちろ
ん前面から放射される光872は直進して表示パネル1
333に向かう。ランプ11の側面から放射される光
は、図120(a)に示すようにミラー883c、88
3bで反射され表示パネル1333に入射する。
示パネル1333に斜め方向からの光を入射させること
により観察者が表示パネル1333の表示画像を見る時
の視角が広がる。つまり、多少眼の位置をずらせても表
示画像が急に暗くなることがなくなる。
いうように複数の発光素子を用い、それぞれの発光素子
から放射される光を液晶表示パネル1333に斜めに
(光線1232a、1232b)入射させても視角をひ
ろげることができる。したがって、本実施の形態のビュ
ーファインダにおいて、発光素子(ランプ11)は1個
に限定するものではない。複数の発光素子を用いること
により視角がひろがり、表示画像をみやすくなるという
効果が発揮されるからである。
ンダは、一枚の液晶表示パネル1333で構成されるも
のであった。しかし、本発明のビューファインダは、こ
れに限定されず、例えば、図95の構成のものをも含
む。
ームスプリッタ)であり、多数の光学メーカーが発売し
ている(たとえば、日本メレスグリオ様の03PBS0
25等)。PBS952の光合成面951には誘電体薄
膜が積層されP偏光またはS偏光を反射または通過す
る。
はPBS952の光合成面951で反射され(P偏光ま
たはS偏光)拡大レンズ1336に入射する。一方、液
晶表示パネル1333bで変調された光はPBS952
の光合成面951を通過し(S偏光またはP偏光)拡大
レンズ1336に入射する。観察者は2つの液晶表示パ
ネル1336の画像を重ね合わせてみるため、画素数が
2倍となる。したがって、高精細表示を実現できる。な
お、PBS952のかわりに光の半分を透過させるハー
フミラーを用いてもよい。
aから放射された光は液晶表示パネル1333aに入射
し、前記液晶表示パネル1333aを出射した光がハー
フミラー(図95のPBS952をハーフミラーとおき
かえて考えればよい)に入射する。ハーフミラーは前記
光の半分を拡大レンズ1336側に反射する。一方、ラ
ンプ11bから放射された光は、液晶表示パネル133
3bに入射し、前記液晶表示パネル1333bを出射し
た光がハーフミラーに入射する。ハーフミラーは同様に
前記光の半分を拡大レンズ1336側に反射する。液晶
表示パネル1333aの光学像と液晶表示パネル133
3bの光学像は半画素だけ位置をずらして2つの光学像
を重ね合わせる。
形成されているため、一方の液晶表示パネル1333a
のブラックマトリックスの光学像上に、他方の液晶表示
パネル1333bの画素の光学像を重ね合わせる。前述
のように重ね合わせることにより、表示画像の精細度が
向上する。2枚の液晶表示パネルの映像信号のサンプリ
ングタイミングを半画素分ずらせることは言うまでもな
い。
の場合も考えられる。その構成を図116に示す。95
3はダイクロイックミラーである。ランプ11aは赤色
に発光しているとし、前記ランプからの光は液晶表示パ
ネル1333aに入射する。液晶表示パネル1333a
には赤色の映像信号が印加されているものとする。前記
液晶表示パネル1333aで変調された赤色光はダイク
ロイックミラー953aで反射され、拡大レンズ133
6に入射する。ランプ11bは緑色に発光していると
し、液晶表示パネル1333bには緑色の映像信号が印
加されているとする。前記液晶表示パネル1333bで
変調された緑色光はダイクロイックミラー953を通過
し、拡大レンズ1336に入射する。またランプ11c
は青色に発光しているとし、液晶表示パネル1333c
は青色の映像信号が印加されているものとする。前記液
晶表示パネル1333cで変調されて青色光はダイクロ
イックミラー953aで反射し、拡大レンズ1336に
入射する。観察者(図示せず)は3つの液晶表示パネル
1333で変調されダイクロイックミラー953で合成
された画像を見ることになる。したがって画素数は1つ
の液晶表示パネル1333の3倍の画素数となり高精細
の画像表示を実現できるのである。
角を改善する構成について説明をした。しかし、1つの
ランプ11で視角を適的な方向に調整する方法がある。
この方法について図96で説明をする。視角は観察者が
最も見やすい方向に設定すればよい。視角を調整するに
はランプ11と液晶表示パネル1333の中心軸961
から、レンズ552中心を変化させればよい。つまり中
心軸がずれれば、液晶表示パネル1333に入射する主
光線の角度はかたむく。したがって、フレネルレンズ5
52の位置をxだけずらす、もしくは、ランプ11の位
置を少し中心軸961からずらせばよい。ずらすことに
より観察者が最適に液晶表示パネル1333の表示画像
がみえる位置に調整することができる。この技術的思想
を、本実施の形態におけるビューファインダに適用する
ことにより最適視方向に観察者が容易に調整できる。
く、たとえば電話器に取り付けられた表示領域971に
も適用できる。その説明図を図97、図98に示す。電
話器の表示領域971には相手先の電話番号等が表示さ
れ、前記表示はセキュリティ上他の人にはみられたくは
ない。本実施の形態におけるランプ11、集光レンズ5
52、表示パネル1333で構成される表示装置は表示
画像が見える視角(視野角)が狭い。したがって、電話
をかけている本人にしか見えず、セキュリティ上効果が
ある。しかし、視角が狭いため最適方向に主光線の方向
をむけなければ、電話を使用する当人も表示領域971
の表示画像が見えない。たとえば、図98の場合、主光
線の方向がaのとき、観察者Aは表示画像が見えるが、
それより背の低い観察者Bにはみえない。そこでランプ
11の位置、もしくは集光レンズ552の位置を矢印方
向に移動させることにより観察者B(電話の使用者)の
みがみえるようにすることができる。
自動で行うこともできる。使用者が受話器974をとっ
たとき、もしくはプッシュボタン部をおした時には電話
本体973に近づいている。その時に電話器本体973
にとりつけた赤外線LED975a−975d(図97
(b)参照)より赤外線を発生し、使用者にあたって反
射する反射光を受光素子976で検出する。以上の作業
により使用者の背の高さ等の概略を知ることができる。
背の高さがわかれば、あらかじめ背の高さに対して設定
してある移動量xだけ集光レンズ552を移動させれば
よい。
よび拡散シート15を用いるという技術的思想はビュー
ファインダのみに適用されるものではなく、図122
(a)に示すような投射型表示装置にも適用できる。発
光手段としてメタルハライドランプ1221aが該当
し、凹面鏡1221bおよびUVIRカットフィルタ1
221cで照明光学系1221を構成する。フレネルレ
ンズ552は前記照明光学系1221からの光を略平行
光にして液晶表示パネル1333に入射させる。拡散シ
ート15、フレネルレンズ552の溝がスクリーン(図
示せず)に投影されないようにするためのものである。
投射レンズ1222は液晶表示パネル1333の変調画
像をスクリーンに拡大投影する。
にカラーフィルタ1223を具備させてカラー表示を行
うものである。カラーフィルタ1223がなくとも、図
122(b)の構成でカラー画像を表示できる。照明光
学系1221から放射された白色光はダイクロイックミ
ラー953により青,緑,赤の3つの光に分離される。
液晶表示パネル1333にはマイクロレンズ1225が
マトリックス状に配置されたマイクロレンズアレイ12
24がはりつけられている。1つのマイクロレンズ12
25は3つの画素244(青,緑,赤の3つので1つの
組)に対応する。前記青色光はマイクロレンズ1224
により画素244bに入射し、緑光は画素244b,赤
色光は画素244cに入射する。したがって、カラーフ
ィルタ1223がなくともカラー表示を行える。
適用できる。たとえば、図123に示すメガネなし立体
表示装置(3Dディスプレイシステム)にも応用でき
る。1231はイメージスプリッタであり液晶表示パネ
ル1333の1つ1つの画素に正しく位置合せされてい
る。発光素子(ランプ11a,11b)には、それぞれ
反射ミラー833aまたは833bが配置されており、
フレネルレンズ552に向かって光を放射する。各発光
素子はフレネルレンズ552の略焦点位置に配置され
る。
ネルレンズ552(もしくは液晶表示パネル1333)
の法線に対し角度+θ傾いている。一方、ランプ11b
の主光線1232bはフレネルレンズ552(もしくは
液晶表示パネル1333)の法線に対し角度−θ傾いて
いる。イメージスプリッタ1231は開口部1241と
遮光部1242とが交互に形成されている(図124参
照)。遮光部1242はマトリックス状あるいはストラ
イプ状が例示される。
イシステムの説明図である。液晶表示パネル1333に
はランプ11からの光が入射する。主として主光線12
32aが右眼画像1244の画素を通過し、主光線12
32bが左眼画像1243の画素を通過する。イメージ
スプリッタ1231の遮光部1242は観察者1245
の左眼には右眼画像1244の画素を通過した光が到達
しないように、かつ、右眼には左眼画像1243の画素
を通過した光が到達しないようにする働きをもつ。ま
た、イメージスプリッタ1231の開口部1241は観
察者1245の左眼に左眼画像1243の画素を通過し
た光が到達するように、かつ、右眼には右眼画像124
4の画素を通過した光が到達するようにする働きをも
つ。当然に左眼画像1243の画素には左眼用の映像を
右眼画像の画素には右眼用の映像を液晶表示パネル13
33に表示させる。これは1画素ごとに右眼用の映像信
号と左眼用の映像信号とをアナログスイッチ等で切りか
えて、液晶表示パネル1333に入力する1つの映像信
号とすれば実現できる。
して用いるとしたが、図52に示すように平面蛍光ラン
プ521(たとえばウシオ電機(株)品番UFU07E
852)を発光素子として用いることもできる(図12
5参照)。また、図51のLED等も用いることが出来
る。図125に示すように、平面蛍光ランプ521に
は、裏面に昇圧コイル1251が接続されている。発光
素子は1つでもよい。また、フレネルレンズ552のか
わりにプラスチック等からなる凸レンズ1252等を用
いてもよい。集光機能としては同様であるからである。
凸レンズは平面、もしくは曲率半径の大きい面を平面蛍
光ランプ521側に向ける。これは、正弦条件を満足し
やすくして、液晶表示パネル1333の表示画像の輝度
均一性を良好にするためである。
ものではなく両凸レンズでもよい。また、図123のイ
メージスプリッタ1231としてレンチキュラスクリー
ン(レンズ)を用いてもよい。レンチキュラスクリーン
にはかまぼこ状のレンズが形成されており、前記レンズ
により左眼用の透過光と右眼用の透過光とを選択制御で
きることにはかわりがないからである。たとえば、レン
チキュラレンズ(レンチキュラスクリーン)を液晶表示
パネル1333に付加した構成としては図127の構成
が例示される。
用いて左眼用の光と右眼用の光とを分離するものであっ
た。同一の機能は図134に示すようにプリズム板13
41を用いても実現できる。プリズム板1341は三角
状の板である。
狭い光はプリズム板1341に入射し、スネルの法則に
従って光の進行方向を変化させられる。一つのプリズム
板1341の三角形には2つの隣接した画素電極244
が対応している。プリズム板1341を通過する“点
線”の光線は右眼用の画像を表示する画素244bを通
過する。一方“実線”の光線は左眼用の画像を表示する
画素244aを通過する。したがって、プリズム板13
41によって右眼用と左眼用の光が形成され、アクティ
ブマトリックス型の液晶表示パネル1333は一画素ご
とに交互に右眼用と左眼用を表示することにより観察者
は立体(3D)表示を見ることができる。
目が目立つ場合はプリズム板1341と液晶表示パネル
1333間もしくは液晶表示パネル1333の光出射側
に散乱手段(拡散板15)を配置すればよい。したがっ
て、ビューファインダに拡散板15を用いるという技術
的思想が3Dにも生かされているのである。
右眼用の光を左眼用の光を形成するものであった。その
他図135に示す方法によっても実現できる。
の光は放物面鏡1221bにより略平行光の光(指向性
の狭い光)に変換され出射される。出射された光はUV
IRカットフィルタ1221cにより赤外線と紫外線と
がカットされて可視光のみが出射される。前記光はハー
フミラー1351により半分の光が点線のように反射さ
れ、通過した光はミラー1352により実線のように反
射される。なお、ハーフミラー1351とミラー135
2はダイクロイックミラーもしくはダイクロイックプリ
ズムであってもよい。
ズアレイ1225が光結合剤で貼り付けられており、2
つの画素244a、244bに対して1つのマイクロレ
ンズ1225が対応している。マイクロレンズ1225
により点線の光は画素244aを通過し、実線の光は画
素244bを通過する。これが左眼用の光と右眼用の光
となる。以上のように構成すれば、図124と同様に3
D表示を行うことができる。
の液晶表示パネル1333において一画素ごとに左眼用
の画像と右眼用の画像を交互に表示するものであった。
しかし、前記構成では片目について考えれば液晶表示パ
ネルの画素数の1/2しか見えないことになる。つまり
液晶表示パネルの画素数が1/2の表示画面をみている
のと同様となる。
テムの構成を図129に示す。イメージスプリッタ12
31等に採用していない。2つのランプ11の主光線が
液晶表示パネル1333の法線に対してθの角度傾いて
いる点、集光手段(レンズ1252)がランプ11が放
射する光を指向性の狭い光に変換する点は図123と同
様である。つまり、主としてランプ11aからの光は左
眼用の光となり、発光素子11bからの光は右眼用の光
となる。十分、液晶表示パネル1333から出射される
光の指向性が狭いからである。液晶表示パネル1333
としてはアクティブマトリックス型のTN液晶表示パネ
ルを採用する。
する映像信号を作製する回路のブロック図である。再生
装置a、再生装置bは、水平走査期間(H期間)で同期
をとって映像信号を出力できるものである。同期は同期
回路1311により行なう。これらの同期をとる方法、
装置は映像分野の当事者であれば容易に構成できるので
説明を省略する。再生装置aおよびbから読みだした映
像信号は、A/D変換器1313によりアナログ−デジ
タル変換され、SRAMからなるメモリ1314a、1
314bにデータとして保持される。メモリa、bから
は切り換え回路1315のスイッチを切り換えることに
より選択的に読み出す。読み出された映像データはD/
A変換器1316によりデジタル−アナログ変換され、
かつ水平同期信号等を付加されビデオ信号となり図19
のスイッチSW1のa端子に加えられる。
(1F)の1/2期間(倍速読み出し)で読み出す。残
りの1/2期間は0データ(映像データなし=黒表示
(無表示))がD/A変換器1316に転送される。同
様にメモリbからの読み出しは1フィールド(1F)の
1/2期間で読み出し、残りの1/2期間は0データ
(映像データなし=黒表示(無表示))がD/A変換器
1316に転送される。つまり、第1フィールドの1/
2期間は左眼用の映像信号が、残りの1/2期間が無表
示に、次の第2フィールドの1/2期間は右眼用の映像
信号が、残りの1/2期間が無表示のビデオ信号がD/
A変換器1316から出力されるのである。なお、前述
で1/2期間としたのは説明の便宜のためおよび回路構
成の容易性のためであり、これに限定するものではな
い。たとえば3/4期間に映像信号が、残りの1/4期
間が無表示であってもよい。また、1フィールドに限定
するものでもなく、1フレームであってもよい。たとえ
ば、1フレームの1/2期間(=2フィールド)に左眼
用の映像信号が、残りの1/2期間が無表示であっても
よい。ただし、左眼用の映像信号が表示される間隔が長
くなるとフリッカが発生する、あるいは表示画像に連続
性がなくなり動画がぎこちなくなるという問題が発生す
る。静止画の場合は映像信号の表示間隔が長くなっても
よいが動画表示の場合は問題となるであろう。この意味
からも、左眼用の映像信号の出現間隔は1フレーム(=
2フィールド)ことが好ましい。
表示状態と2つの発光素子11a、11bの点灯タイミ
ング及び液晶表示パネル1333の画素電極に印加する
信号極性とを図示したものである。
について説明する(図の左から2列目)。(1)は無表
示状態を示す(なお、無表示状態は、液晶表示パネルの
有効表示領域を斜線で示す)。また、映像表示は説明を
容易にするため“F”の文字を例とし、左眼用の表示は
実線で右眼用の表示は点線で示すものとする。(2)に
おいて表示画面の上から順次映像が表示され、(3)は
一画面全体が表示された状態を示す。次に(4)では画
面の上方向から無表示状態となっていく。(5)は完全
に無表示(黒表示)となった状態を示す。なお、(2)
から(5)は量子的に移りかわるのではなく連続して行
なわれる。つまり、液晶表示パネル1333はゲートド
ライブ回路(図示せず)が1水平走査期間(1H)ごと
にゲート信号線にTFTのオン電圧を印加し、順次、ゲ
ート信号線にオン電圧を走査することにより行なう。
フィールド(1F)の期間の1/2時間映像表示されて
いることになる。また、この時は、左眼用発光素子11
aが点灯(オン)し、右眼用発光素子11bが消灯(オ
フ)する。したがって、液晶表示パネル1333には左
眼用の映像表示されており、前記発光素子11aが放射
する光により前記映像表示の光学像が観察者の左眼に到
達する。黒表示(無表示)とするのは、アクティブマト
リックス型液晶表示パネル(というよりは、液晶表示パ
ネル)はメモリ性があるからである。メモリ性とは画素
電極244に書き込まれた信号は、次に前記画素電極2
44に信号が印加されるまで保持される性質をいう。も
し、黒表示を行なわなければ、左眼用の表示と右眼用の
表示が液晶表示パネル1333に同時に表示される状態
がおこるからである。同時に表示されれば左眼用ランプ
11aと右眼用ランプ11bを交互にオンオフさせて
も、左眼用の映像が右眼に、右眼用の映像が左眼に到達
し、3D表示とはならない。図130に示すように、左
眼用の映像を表示した後、いったんすべての画素電極2
44に保持された電圧をリセット(消去)し、新たに右
眼用の映像を表示すれば、左眼用の映像と右眼用の映像
をそれぞれ選択的に左眼、右眼に到達させることができ
る。
ていることを示している。その際左眼用ランプ11aは
消灯(オフ)し、右眼用ランプ11bが点灯(オン)さ
せる。液晶表示パネル1333には画面の上端から右眼
用の映像を表示させていき、(7)のように完全に右眼
用の映像を表示させた後、(8)の如く上部より黒表示
にしていく。上記(2)から(5)の状態(左眼用の映
像表示状態)と、(6)から(8)の状態(右眼用の映
像表示状態)を1フレームごとに繰り返す。
状態で点灯させるとしたがこれに限定するものではな
く、(1)の表示状態のように点灯させてもよい。同様
に右眼用ランプ11bは(5)の表示状態で点灯させて
もよい。
する信号の極性を示している。対向電極243の電位に
対して正極性を“+”で、負極性を“−”で示してい
る。一画素電極244の行(横方向)には同一極性の信
号を印加する。また、一行ごとに極性を反転させる。つ
まり、図130(a)において画素電極74aと74b
とは同一極性が、画素電極244aと244cとは反対
極性の信号が印加される。
画素電極の信号極性は、前のフィールド(図130
(a))と逆となるようにする。つまり、図130
(a)の画素電極244cは“−”極性が印加されてい
るが、図130(b)では“+”極性が印加される。こ
のように1フィールドごとに画素電極244に印加する
信号極性を反転させることにより、フリッカの発生を防
止でき、良好な画像表示を実現できる。
用いて、ランプ11aが放射する光を左眼に、ランプ1
1bが放射する光を右眼に入射させるものであった。前
記集光手段のかわりに図127に示すようにレンチキュ
ラレンズ1271を用いても、同様の3D表示を実現で
きる。なお、液晶表示パネル1333の映像表示状態お
よび発光素子(ランプ11a、11b)の発光状態等に
図130に示したのと同様である。ただし、ランプ11
aと11bはいれかえて考える必要があるが基本的な問
題はない。
を通過する光路等の説明図である。レンチキュラレンズ
1271aは光結合剤901aを介してアレイ基板24
2とオプティカルカップリング(OC)されており、ま
た、レンチキュラレンズ1271bは光結合剤901b
を介して対向基板241とOCされている。これは界面
反射等を防止する等のためである。
レンチキュラレンズ1271aに入射し、液晶表示パネ
ル1333の画素電極244を通過してかつ、レンチキ
ュラレンズ1271bで屈折されて右眼に入射する。一
方、ランプ11bから放射された光(点線)はレンチキ
ュラレンズ1271aに入射し、同様に液晶表示パネル
1333の画素電極244を通過し、かつレンチキュラ
レンズ1271bで屈折されて左眼に入射する。
ら放射される光は右眼および左眼に選択的に到達させる
ことができることが理解できる。つまりレンチキュラレ
ンズ1271は図129の集光手段(レンズ1252)
と同様の機能を有する。したがって、図130の表示方
法を実施すれば3D表示を行えるのである。
図139の構成でも実現できる。遮光板1393、遮光
パターン1392には、1つのマイクロレンズ1225
に対し、2つの微小穴(1391a、1391b)を形
成されている。穴1391aから放射する光をマイクロ
レンズ1225により右眼用の光とし、穴1391bか
ら放射する光を同様にマイクロレンズ1225により左
眼用の光とする。以上のようにすれば1枚のマイクロレ
ンズアレイ1224で指向性の良好な左眼用の光と右眼
用の光を作製できる。またマイクロレンズアレイでなく
とも図126のセルホック(円筒)レンズアレイでも実
現できる。
源とみなせるランプ11を用いているため、液晶表示パ
ネル1333を出射する光の指向性が狭い。したがっ
て、左眼用と右眼用の光を良好に分離することができ
る。また、2つのランプ11から放射される主光線の角
度を+θおよび−θとすることにより、観察者が液晶表
示パネル1333の画面中央部で良好に表示画像を見る
ことができる。また、主光線の角度を変化させることは
容易である。また、ランプ11の位置を変化させること
も容易である。たとえば、図33の点線位置に発光素子
(ランプ11)を移動させれば、表示パネル223の表
示画像を斜め方向からみたときに3D表示になるように
することができる。
ステムでは、観察者が最適に3D画像を見えるように調
整することが容易である。図132に示すようにランプ
11から放射される角度θを調整すればよい。たとえ
ば、図132(a)で示すように表示パネル1333の
表示画面から観察者の眼1401が比較的離している時
(比較的遠くから表示画面を見ている時)は角度θ1を
小さくする。一方、図132(b)のように観察者の眼
1401が比較的、表示画面に近いときは角度θ2を大
きくすればよい。
る。アーム1412a、1412bには反射ミラー83
3を有するランプ11がビス1411a、1411bが
取り付けられており、前記アーム1412の一端はビス
1411cで調整板1414に取り付けられている。ま
た、ビス1411a、1411bによりスライド板14
13の穴にアーム1412が取り付けられている。
より2つのランプ11間がひらく。また、押し込むこと
によりランプ11間の距離はせばまる。以上のように調
整板1414を観察者が調整することにより、最適に3
D表示が見られるようにすることが容易にできる。
の小さな発光体から広い立体角に放射される光をフレネ
ルレンズ又は放物面鏡等で平行に近く指向性の狭い光に
変換し、液晶表示パネル1333で変調して画像を表示
するので、消費電力が少なく、輝度むらも少ない。しか
も、ランプ11の駆動回路も従来のビューファインダの
ようにバックライトを用いるものに比較して単純な構成
となるため、コンパクトで軽量のビューファインダを提
供できる。液晶表示パネルとしてPD液晶表示パネルを
用いれば、TN液晶表示パネルに比較して消費電力をさ
らに低減できる。
パネル1333間に拡散板15を配置することにより、
液晶表示パネル1333の画素244とフレネルレンズ
522の溝とが干渉してモアレを生ずることを、また、
フレネルレンズの溝が視覚的に認識されることを抑制で
きるから良好な画像表示を実現できる。その上、拡散板
15をPD液晶表示パネルとすることにより任意の視野
角および表示画像のブライトネス(輝度、明るさなど)
調整を行なうことができる。また、ランプ11として点
光源とみなせるものを使用できるから、良好な3D表示
をも実現できる。
る。
面図である。
面図である。
面図である。
る。
面図である。
明図である。
面図である。
明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
断面図である。
断面図である。
ある。
説明図である。
断面図である。
断面図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
斜視図である。
斜視図である。
斜視図である。
斜視図である。
ある。
る。
る。
ある。
ある。
説明図である。
説明図である。
駆動方法の説明図である。
る。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
る。
ある。
ある。
ある。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
説明図である。
図である。
図である。
である。
である。
である。
である。
である。
である。
鏡の設計例である。
Claims (75)
- 【請求項1】 内面に蛍光体膜が形成されたケースと、
前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱電子
放出手段と、前記熱電子放出手段から放出された熱電子
を移動させるための電界を発生させる電界発生手段とを
有する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる集光手段とを具備し、 前記電界発生手段の全部又は一部の形状は略平板状であ
り、前記熱電子放出手段の全部又は一部の形状は線状若
しくはらせん状であり、前記平板の厚み方向と前記熱電
子放出手段の軸方向とが略一致していることを特徴とす
るビューファインダ。 - 【請求項2】 ケースの外面と内面のうち少なくとも一
方に光反射膜が形成されていることを特徴とする請求項
1記載のビューファインダ。 - 【請求項3】 内面に蛍光体膜が形成されたケースと、
前記ケースの外側に装着される光散乱性を有する樹脂性
のカバーと、前記ケースの内部に配置された熱電子を放
出する熱電子放出手段と、前記熱電子放出手段から放出
された熱電子を移動させるための電界を発生させる電界
発生手段とを有する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる集光手段とを具備し、 前記電界発生手段の全部又は一部の形状は略平板状であ
り、前記熱電子放出手段の全部又は一部の形状は線状若
しくはらせん状であり、前記平板の厚み方向と前記熱電
子放出手段の軸方向とが略一致し、 前記ケースと前記カバー間に間隙があることを特徴とす
るのビューファインダ。 - 【請求項4】 ケースの外面に光散乱性を有する散乱手
段が略点状に形成もしくは配置されていることを特徴と
する請求項1または2記載の記載のビューファインダ。 - 【請求項5】 ケースは、前記熱電子放出手段および前
記電界発生手段に電圧または電流を印加するための端子
が一方の面に設けられている筒状の管であり、 前記管の一方の面の直径はその他方の面の直径よりも大
きいことを特徴とする請求項1または請求項2または請
求項3記載のビューファインダ。 - 【請求項6】 内面に蛍光体膜が形成されたケースと、
前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱電子
放出手段と、前記熱電子放出手段から放出された熱電子
を移動させるための電界を発生させる電界発生手段とを
有する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる集光手段とを具備し、 前記光変調手段の表示領域の法線に対して、前記熱電子
放出手段の軸方向が、30度以上60度以内の角度にさ
れていることを特徴とするビューファインダ。 - 【請求項7】 内面に蛍光体膜が形成されたケースと、
前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱電子
放出手段と、前記熱電子放出手段から放出された熱電子
を移動させるための電界を発生させる電界発生手段とを
有する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる集光手段とを具備し、 前記ケースの外面に導電体が配置もしくは形成されてい
ることを特徴とするビューファインダ。 - 【請求項8】 導電体はITOであり、前記ITOは所
定電位に固定されていることを特徴とする請求項7記載
のビューファインダ。 - 【請求項9】 導電体は導線または導体網であり、前記
導電体は所定電位に固定されていることを特徴とする請
求項7記載のビューファインダ。 - 【請求項10】 内面に蛍光体膜が形成されたケース
と、前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱
電子放出手段と、前記熱電子放出手段から放出された熱
電子を移動させるための電界を発生させる電界発生手段
とを有する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる集光手段とを具備し、 前記ケースの外面に光反射性を有する導電体が配置もし
くは形成され、 前記導電体は所定電位にされていることを特徴とするビ
ューファインダ。 - 【請求項11】 光発生手段が点灯時、前記電界発生手
段に印加される信号は30(V)以下の直流電圧である
ことを特徴とする請求項7または請求項10記載のビュ
ーファインダ。 - 【請求項12】 アノードおよびフィラメントを有し、
蛍光体を紫外線で励起することにより光を発生する発光
素子の駆動方法であって、 第1の端子と前記アノード間に電流制限手段を配置し、 前記第1の端子に第1の電圧を印加することにより、前
記アノードに放電開始電圧以上の電圧を印加して前記発
光素子を発光させ、 次に、前記アノードに印加する電圧が、放電維持電圧以
上となるように前記第1の端子に、前記第1の電圧より
の小さい第2の電圧を印加することを特徴とする発光素
子の駆動方法。 - 【請求項13】 アノードおよびフィラメントを有し、
蛍光体を紫外線で励起することにより光を発生する発光
素子の駆動方法であって、 前記フィラメントに電流を印加し、かつ、前記アノード
に放電維持電圧以下の第3の電圧を印加した後、 前記アノードに、放電開始電圧以上の第4の電圧を前記
アノードに印加し、前記発光素子の発光を開始させるこ
とを特徴とする発光素子の駆動方法。 - 【請求項14】 第4の電圧を印加する時間は2マイク
ロ秒以上であるとを特徴とする請求項12記載の発光素
子の駆動方法。 - 【請求項15】 アノードおよびフィラメントを有し、
蛍光体を紫外線で励起することにより光を発生する発光
素子の駆動回路であって、 放電維持電圧以上の第3の電圧を発生させる第1の信号
発生手段と、 第5の電圧を発生させる第2の信号発生手段と、 前記フィラメントに電流を供給する第3の信号発生手段
と、 前記信号発生手段を制御する制御手段と、 前記第1の電圧発生手段と前記アノード間に配置された
電流制限手段とを具備し、 前記第2の電圧発生手段は、前記第4の電圧を前記アノ
ードに印加できるように前記アノードと接続され、 前記制御手段は、前記アノードに第3の電圧を印加しか
つ前記フィラメントに電流を供給した状態で、前記第5
の電圧を前記アノードに重畳して印加することによりア
ノードに印加される電圧を放電開始電圧以上にすること
を特徴とする発光素子の駆動回路。 - 【請求項16】 アノードおよびフィラメントを有し、
蛍光体を紫外線で励起することにより光を発生する発光
素子の駆動方法であって、 前記フィラメントに電流を印加し、かつ、前記アノード
に放電開始電圧以上の電圧を印加して前記発光素子を発
光させ、 その後、前記フィラメントへの電流供給を停止すること
を特徴とする発光素子の駆動方法。 - 【請求項17】 内面に蛍光体膜が形成されたケース
と、前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱
電子放出手段と、前記熱電子放出手段から放出された熱
電子を移動させるための電界を発生させる電界発生手段
とを有する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる集光手段とを有するビューファ
インダの駆動方法であって、 前記光変調手段を画像非表示状態で、前記フィラメント
に電流を印加し、かつ、前記アノードに放電開始電圧以
上の電圧を印加して前記発光素子を発光させ、 次に、前記フィラメントへの電流供給を停止し、 次に、前記光変調手段を画像表示状態とすることを特徴
とするビューファインダの駆動方法。 - 【請求項18】 内面に蛍光体膜が形成されたケース
と、前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱
電子放出手段と、前記熱電子放出手段から放出された熱
電子を移動させるための電界を発生させる電界発生手段
とを有する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる集光手段と、 前記電界発生手段に流す電流を変化させる電流制御手段
と、 前記ケース温度を検出する温度検出手段とを具備し、 前記電流制御手段は、前記温度検出手段から出力される
温度データに基づき、前記電界印加手段に流す電流を変
化させることを特徴とするビューファインダ。 - 【請求項19】 電流制御手段は、前記ケースが所定温
度以下のときに、前記電界印加手段に流す電流を多くす
ることを特徴とする請求項18記載のビューファイン
ダ。 - 【請求項20】 内面に蛍光体膜が形成されたケース
と、前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱
電子放出手段と、前記熱電子放出手段から放出された熱
電子を移動させるための電界を発生させる電界発生手段
とを有する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる集光手段と、 放電維持電圧以上の第3の電圧を発生させる第1の電圧
発生手段と、 放電開始電圧以上の第4の電圧を発生させる第2の電圧
発生手段と、 前記熱電子放出手段に電流を供給する第3の信号発生手
段と、 前記信号発生手段を制御する制御手段と、 前記第1の電圧発生手段と前記電界発生手段間に配置さ
れた電流制限手段とを具備し、 前記第2の電圧発生手段は、前記第4の電圧を前記電界
発生手段に印加できるように前記電界発生手段と接続さ
れ、 前記制御手段は、前記電界発生手段に第3の電圧を印加
しかつ前記熱電子放出手段に電流を供給した状態で、前
記第4の電圧を前記電界発生手段に印加するように制御
することを特徴とするビューファインダ。 - 【請求項21】 内面に蛍光体膜が形成されたケース
と、前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱
電子放出手段と、前記熱電子放出手段から放出された熱
電子を移動させるための電界を発生させる電界発生手段
とを有する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる集光手段と、 前記電界発生手段に電流を供給する第1の信号発生手段
と、 外部光の強度を検出する外部光検出手段とを具備し、 前記第1の信号発生手段は、前記外部光検出手段からの
データに基づき、前記電界発生手段に供給する電流を制
御することを特徴とするビューファインダ。 - 【請求項22】 内面に蛍光体膜が形成されたケース
と、前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱
電子放出手段と、前記熱電子放出手段から放出された熱
電子を移動させるための電界を発生させる電界発生手段
とを有する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる集光手段と、 前記電界発生手段に電流を供給する第1の信号発生手段
と、 前記光発生手段の発光強度を検出する発光強度検出手段
とを具備し、 前記第1の信号発生手段は、前記発光強度検出手段から
のデータに基づき前記電界発生手段に供給する電流を制
御することを特徴とするビューファインダ。 - 【請求項23】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる凹面鏡と、 前記光発生手段と前記光変調手段間に配置された光学的
ローパスフィルタとを具備することを特徴とするビュー
ファインダ。 - 【請求項24】 光学的ローパスフィルタは回折格子で
あることを特徴とする請求項23記載のビューファイン
ダ。 - 【請求項25】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる凹面鏡と、 前記光発生手段と前記光変調手段間に配置された光学的
ローパスフィルタとを有するビューファインダと、 撮像手段とを具備することを特徴とするビデオカメラ。 - 【請求項26】 凹面鏡は放物面鏡であり、かつ、前記
放物面鏡の反射面は複数の略平面上の反射面から構成さ
れていることを特徴とする請求項23記載のビューファ
インダ。 - 【請求項27】 凹面鏡は放物面鏡であり、かつ、前記
放物面鏡の反射面はエンボス加工されていることを特徴
とする請求項23記載のビューファインダ。 - 【請求項28】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる凹面鏡と、 前記光発生手段と前記光変調手段間に配置された光学的
ローパスフィルタとを具備し、 前記凹面鏡は放物面鏡と球面鏡から構成され、前記放物
面鏡および球面鏡の焦点に前記光発生手段の発光部が配
置され、 前記放物面鏡は前記光発生手段から放射された光を、略
平行光にして前記光変調手段を照明し、 前記球面鏡は前記光発生手段から放射された光を反射し
て、前記光発生手段の発光部を照明することを特徴とす
るビューファインダ。 - 【請求項29】 光学的ローパスフィルタは拡散板であ
り、 前記拡散板に凹部が構成され、前記凹部に光発生手段の
先端部が挿入されていることを特徴とする請求項23ま
たは請求項28記載のビューファインダ。 - 【請求項30】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる凹面鏡と、 前記光発生手段と前記光変調手段間に配置された光学的
ローパスフィルタとを具備し、 前記凹面鏡は、熱伝達を抑制する熱伝達抑制手段を介し
て前記光発生手段と接触していることを特徴とするビュ
ーファインダ。 - 【請求項31】 凹面鏡と光発生手段間に透明材料が充
填されていることを特徴とすることを特徴とする請求項
23または28記載のビューファインダ。 - 【請求項32】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる凹面鏡と、 前記光発生手段と前記光変調手段間に配置された光学的
ローパスフィルタとを具備し、 光学的ローパスフィルタは光拡散手段が形成または配置
された板またはシートであり、 前記光拡散手段は少なくとも前記光発生手段の輪郭部に
対応する位置に形成または配置されていることを特徴と
するのビューファインダ。 - 【請求項33】 内面に蛍光体膜が形成されたケース
と、前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱
電子放出手段と、前記熱電子放出手段から放出された熱
電子を移動させるための電界を発生させる電界発生手段
とを有する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 透明材料から構成され表面に反射手段が形成もしくは配
置され、前記光発生手段から放射される光を前記光変調
手段の方に反射する光反射手段とを具備し、 前記光反射手段に前記光発生手段が挿入、もしくは前記
反射手段と前記光発生手段とが一体として構成されてい
ることを特徴とするビューファインダ。 - 【請求項34】 内面に蛍光体膜が形成されたケース
と、前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱
電子放出手段と、前記熱電子放出手段から放出された熱
電子を移動させるための電界を発生させる電界発生手段
とを有する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段に入射させる放物面鏡と、 前記光発生手段と前記光変調手段間に配置された光学的
ローパスフィルタとを具備し、 前記光変調手段の表示領域の法線に対して、前記熱電子
放出手段の配置方向が、略一致していることを特徴とす
るビューファインダ。 - 【請求項35】 熱電子放出手段において、光変調手段
に近い側は接地電位が印加されていること特徴とする請
求項34記載のビューファインダ。 - 【請求項36】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段を照明する第1の集光手段と、 前記光変調手段の表示画像を拡大して観察者に見えるよ
うにする拡大表示手段と、 前記拡大表示手段と前記光変調手段間に配置され、前記
光変調手段から出射された光の主光線を前記拡大表示手
段に向かって狭める第2の集光手段とを具備することを
特徴とするビューファインダ。 - 【請求項37】 白色光を発生する光発生手段と、入射
する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、前記光
発生手段から放射される光を略平行光にして前記光変調
手段を照明する第1の集光手段と、前記光変調手段の表
示画像を拡大して観察者に見えるようにする拡大表示手
段と、前記拡大表示手段と前記光変調手段間に配置さ
れ、前記光変調手段から出射された光の主光線を前記拡
大表示手段に向かって狭める第2の集光手段とを有する
ビューファインダと、 撮像手段とを具備するビデオカメラ。 - 【請求項38】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段を照明する第1の集光手段と、 前記光発生手段から放射される光を前記第1の集光手段
側に反射する反射手段と、 前記光変調手段の表示画像を拡大して観察者に見えるよ
うにする拡大表示手段と、 前記拡大表示手段と前記光変調手段間に配置され、前記
光変調手段から出射された光の主光線を前記拡大表示手
段に向かって狭める第2の集光手段とを具備し、 前記光発生手段の発光中心位置は、前記第1の集光手段
の焦点距離よりも短い位置にあることを特徴とするビュ
ーファインダ。 - 【請求項39】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光変調手段を保持するパネル保持手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段を照明する第1の集光手段と、 前記光変調手段の表示画像を拡大して観察者に見えるよ
うにする拡大表示手段と、 前記拡大表示手段と前記光変調手段間に配置され、前記
光変調手段から出射された光の主光線を前記拡大表示手
段に向かって狭める第2の集光手段とを具備し、 前記第1と第2の集光手段のうち少なくとも一方が前記
パネル保持手段に固定されていることを特徴とするビュ
ーファインダ。 - 【請求項40】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段を照明する平面上の集光手段と、 前記集光手段と前記光変調手段間に配置された光学的ロ
ーパスフィルタとを具備することを特徴とするビューフ
ァインダ。 - 【請求項41】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段を照明するフレネルレンズと、 前記集光手段と前記光変調手段間に配置された光学的ロ
ーパスフィルタと、 前記光変調手段の表示画像を観察者に拡大して見えるよ
うにする拡大手段とを具備することを特徴とするビュー
ファインダ。 - 【請求項42】 観察者が、拡大手段を用いて光変調手
段にピントを適合させたとき、フレネルレンズの溝が認
識されるMTFが20%以下であることを特徴とする請
求項41記載のビューファインダ。 - 【請求項43】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段を照明する平面上の集光手段と、 前記光変調手段の光入射側に配置された第1の偏光手段
と、 前記光変調手段の光出射側に配置された第2の偏光手段
と、 前記第1の偏光手段は、前記集光手段の平面部に固定さ
れ、 前記集光手段は、中心点を中心に回転できることを特徴
とするビューファインダ。 - 【請求項44】 内面に蛍光体膜が形成されたケースと
前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱電子
放出手段と前記熱電子放出手段から放出された熱電子を
移動させるための電界を発生させる電界発生手段とを有
する光発生手段と、前記光発生手段からの放射される光
を変調する光変調手段とを有するビューファインダと、 撮影手段と、 スイッチ回路とを具備し、 前記ビューファインダは前記撮影手段に移動可能に取り
付けられ、 前記ビューファインダを移動させることにより前記スイ
ッチ手段が動作し、 前記光発生手段の熱電子放出手段に電流が供給されるこ
とを特徴とするビデオカメラ。 - 【請求項45】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段を照明する集光手段とを具備し、 前記光発生手段と前記集光手段までの距離と前記集光手
段と前記光変調手段までの距離のうち少なくとも一方の
距離を可変できることを特徴とするビューファインダ。 - 【請求項46】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段を照明する第1の集光手段と、 外光を集光する第2の集光手段とを具備し、 前記第2の集光手段で集光した光が前記第1の集光手段
に導かれ、前記外光は前記第1の集光手段で略平行光に
された前記光変調手段を照明されるよう構成されている
ことを特徴とするビューファインダ。 - 【請求項47】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段を照明する第1の集光手段と、 外光を集光する第2の集光手段と、 外光の強度を検出する光検出手段を具備し、 前記第2の集光手段で集光した光が前記第1の集光手段
に導かれ、前記外光は前記第1の集光手段で略平行光に
された前記光変調手段を照明されるよう構成され、 前記光検出手段の検出データに基づき、前記光発生手段
に点灯非点灯または発光輝度の調整が行われるよう構成
されていることを特徴とするビューファインダ。 - 【請求項48】 光変調手段と第1の集光手段間の光路
に偏光手段が配置され、前記偏光手段を移動させること
により前記光変調手段に入射する光量調整が行えること
を特徴とする請求項49記載のビューファインダ。 - 【請求項49】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段を照明する集光手段と、 前記光変調手段を前記光発生手段間に配置された印加電
圧により光散乱状態を変化する光拡散手段とを具備する
ことを特徴とするビューファインダ。 - 【請求項50】 光拡散手段は高分子分散液晶パネルで
あることを特徴とする請求項49記載のビューファイン
ダ。 - 【請求項51】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
光変調手段を照明する集光手段と、 前記光変調手段の表示画像を拡大して観察者に見えるよ
うにする拡大手段とを具備し、 前記拡大手段は、柔軟性をゆうする透明樹脂からなるレ
ンズと、前記レンズの周辺から加圧する加圧手段からな
り、 前記加圧手段により前記レンズの焦点距離が可変される
ことを特徴とするビューファインダ。 - 【請求項52】 光を発生する光発生手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光に変換する
集光手段と、 前記集光手段からの出射光を変調する光変調手段とを具
備し、 前記集光手段の中心軸と、前記光発生手段の中心軸の位
置関係を変更できることを特徴とするビューファイン
ダ。 - 【請求項53】 白色光を発生する光発生手段と、 入射する光を変調し光学像を形成する第1および第2の
光変調手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光にして前記
第1および第2の光変調手段の各々を照明する集光手段
と、 前記第1の光変調手段の光学像と第2の光変調手段の光
学像とを合成する合成手段と、 前記光変調手段の表示画像を拡大して観察者に見えるよ
うにする拡大手段とを具備することを特徴とするビュー
ファインダ。 - 【請求項54】 内面に蛍光体膜が形成されたケース
と、前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱
電子放出手段と、前記熱電子放出手段から放出された熱
電子を移動させるための電界を発生させる電界発生手段
とを有する光発生手段と、入射する光を変調し光学像を
形成する光変調手段と、前記光発生手段から放射される
光を略平行光にして前記光変調手段に入射させる集光手
段と、前記ケースの外側に光散乱性を有する樹脂からな
るカバーとを有し、前記電界発生手段の全部又は一部の
形状は略平板状であり、前記熱電子放出手段の全部又は
一部の形状は線状もしくはらせん状であり、前記電界発
生手段の厚み方向と前記熱電子放出手段の軸方向とが略
一致し、前記ケースと前記カバー間に間隙があるビュー
ファインダと、 撮像手段とを具備することを特徴とするビデオカメラ。 - 【請求項55】 内面に蛍光体膜が形成されたケース
と、前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱
電子放出手段と、前記熱電子放出手段から放出された熱
電子を移動させるための電界を発生させる電界発生手段
とを有する光発生手段と、入射する光を変調し光学像を
形成する光変調手段と、前記光発生手段から放射される
光を略平行光にして前記光変調手段に入射させる集光手
段とを有し、前記ケースの外面に導電体が配置もしくは
形成されているビューファインダと、 撮像手段とを具備することを特徴とするビデオカメラ。 - 【請求項56】 内面に蛍光体膜が形成されたケース
と、前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱
電子放出手段と、前記熱電子放出手段から放出された熱
電子を移動させるための電界を発生させる電界発生手段
とを有する光発生手段と、入射する光を変調し光学像を
形成する光変調手段と、前記光発生手段から放射される
光を略平行光にして前記光変調手段に入射させる集光手
段とを有し、前記ケースの外面に光反射性を有する導電
体が配置もしくは形成され、前記導電体は所定電位にさ
れているビューファインダと、 撮像手段とを具備することを特徴とするビデオカメラ。 - 【請求項57】 白色光を発生する光発生手段と、入射
する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、前記光
発生手段から放射される光を略平行光にして前記光変調
手段に入射させる凹面鏡と、前記光発生手段と前記光変
調手段間に配置された光学的ローパスフィルタとを有す
るビューファインダと、 撮像手段とを具備することを特徴とするビデオカメラ。 - 【請求項58】 内面に蛍光体膜が形成されたケース
と、前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱
電子放出手段と、前記熱電子放出手段から放出された熱
電子を移動させるための電界を発生させる電界発生手段
とを有する光発生手段と、入射する光を変調し光学像を
形成する光変調手段と、前記光発生手段から放射される
光を略平行光にして前記光変調手段に入射させる集光手
段と、前記電界発生手段に電流を供給する第1の信号発
生手段と、外部光の強度を検出する外部光検出手段とを
有し、前記第1の信号発生手段は、前記外部光検出手段
からのデータに基づき、前記電界発生手段に供給する電
流を制御するビューファインダと、 撮像手段とを具備することを特徴とするビデオカメラ。 - 【請求項59】 白色光を発生する光発生手段と、入射
する光を変調し光学像を形成する光変調手段と、前記光
発生手段から放射される光を略平行光にして前記光変調
手段に入射させる凹面鏡と、前記光発生手段と前記光変
調手段間に配置された光学的ローパスフィルタとを有
し、前記凹面鏡は放物面鏡と球面鏡から構成され、前記
放物面鏡および球面鏡の焦点に前記光発生手段の発光部
が配置され、前記放物面鏡は前記光発生手段から放射さ
れた光を、略平行光にして前記光変調手段を照明し、前
記球面鏡は前記光発生手段から放射された光を反射し
て、前記光発生手段の発光部を照明するビューファイン
ダと、 撮像手段とを具備することを特徴とするビデオカメラ。 - 【請求項60】 アノードおよびフィラメントを有し、
蛍光体を紫外線で励起することにより光を発生する光発
生手段と、 前記光発生手段から放射される光を導光する導光板と、 前記導光板からの光を変調する光変調手段とを具備し、 前記光発生手段内のフィラメントの軸方向が、前記導光
板の平面方向に対して、30度以上60度以内の角度に
されていることを特徴とする表示装置。 - 【請求項61】 アノードおよびフィラメントを有し、
蛍光体を紫外線で励起することにより光を発生する光発
生手段と、 前記光発生手段の後面に配置された光反射手段と、 前記光発生手段から放射される光を拡散する拡散板と、 前記拡散板からの光を屈曲させるプリズム板と、 前記導光板からの光を変調する光変調手段とを具備し、 前記光発生手段内のフィラメントの軸方向が、前記拡散
板の法線に対して、30度以上60度以内の角度にされ
ていることを特徴とする表示装置。 - 【請求項62】 光を発生する光発生手段と、 前記光発生手段から放射される光を略平行光に変換する
集光手段と、 前記集光手段からの出射光を変調する光変調手段と、 前記光変調手段の画素に対応して配置されたイメージス
プリッタとを具備することを特徴とするビューファイン
ダ。 - 【請求項63】 光を発生する第1および第2の光発生
手段と、 前記第1および第2の光発生手段の各々から放射される
光を略平行光に変換する集光手段と、 前記集光手段からの出射光を変調する光変調手段と、 前記第1の光発生手段と前記第2の光発生手段とを交互
に点灯させる光制御手段と、 前記光変調手段に映像表示状態と無表示状態とを交互に
表示されるように前記光変調手段を制御するパネル制御
手段とを具備することを特徴とするビューファインダ。 - 【請求項64】 光を発生する第1および第2の光発生
手段と、 前記第1および第2の光発生手段の各々から放射される
光を略平行光に変換する集光手段と、 前記集光手段からの出射光を変調する光変調手段と、 前記光変調手段の光入射面と光出射面のうち少なくとも
一方に配置され、かつ、前記光変調手段の画素位置に対
応したマトリックス状もしくはストライプ状の屈折が周
期的に分布した集光手段と、 前記第1の光発生手段と前記第2の光発生手段とを交互
に点灯させる光制御手段と、 前記光変調手段に映像表示状態と無表示状態とを交互に
表示されるように前記液晶光変調手段を制御するパネル
制御手段とを具備することを特徴とするビューファイン
ダ。 - 【請求項65】 イメージスプリッタは画素に対応して
配置され、 前記光変調手段を所定の左方向から見たとき、偶数番目
の画素列が見え、前記光変調手段を所定の右方向から見
たとき、奇数番目の画素列が見えるように配置されてい
ることを特徴とする請求項64記載のビューファイン
ダ。 - 【請求項66】 イメージスプリッタは、レンチキュラ
スクリーンであることを特徴とする請求項64記載のビ
ューファインダ。 - 【請求項67】 光を発生する光発生手段と、 前記光発生手段からの光を変調する高分子分数液晶パネ
ルと、 前記光発生手段からの光を少なくとも短波長と長波長の
光の光路に分離し、前記分離した光を前記液晶パネルに
入射させる光分離手段とを具備し、 前液晶パネルはマトリックス状に配置された画素を有
し、かつ、長波長の光を変調する画素の液晶層の膜厚
は、短波長の光を変調する画素の液晶層の膜厚よりも厚
いことを特徴とする表示装置。 - 【請求項68】 長波長の光を変調する画素の水滴状液
晶の平均粒子径もしくはポリマーネットワークの平均孔
径は、短波長の光を変調する画素のそれよりも大きいこ
とを特徴とする請求項67記載の表示装置。 - 【請求項69】 光を発生する光発生手段と、 前記光発生手段からの光を変調する高分子分数液晶パネ
ルと、 前記光発生手段からの光を少なくとも短波長と長波長の
光の光路に分離し、前記分離した光を前記液晶パネルに
入射させる光分離手段と、 拡大表示手段とを具備し、 前記液晶パネルはマトリックス状に配置された画素を有
し、かつ、長波長の光を変調する画素の液晶層の膜厚
は、短波長の光を変調する画素の液晶層の膜厚よりも厚
いことを特徴とするビューファインダ。 - 【請求項70】 内面に蛍光体膜が形成されたケース
と、 前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱電子
放出手段と、 前記熱電子放出手段から放出された熱電子を移動させる
ための電界を発生させる電界発生手段とを具備し、 前記電界発生手段の全部又は一部の形状は略平板状であ
り、前記熱電子放出手段の全部又は一部の形状は線状も
しくはらせん状であり、前記電界発生手段の厚み方向と
前記熱電子放出手段の軸方向とが略一致していることを
特徴とする発光素子。 - 【請求項71】 ケースの外面と内面のうち少なくとも
一方に光反射膜が形成されていることを特徴とする請求
項70記載の発光素子。 - 【請求項72】 内面に蛍光体膜が形成されたケース
と、 前記ケースの内部に配置された熱電子を放出する熱電子
放出手段と、 前記熱電子放出手段から放出された熱電子を移動させる
ための電界を発生させる電界発生手段と、 前記ケースの外側に装着される光散乱性を有する樹脂性
のカバーとを具備し、 前記電界発生手段の全部又は一部の形状は略平板状であ
り、前記熱電子放出手段の全部又は一部の形状は線状も
しくはらせん状であり、前記電界発生手段の厚み方向と
前記熱電子放出手段の軸方向とが略一致し、 前記ケースと前記カバー間に間隙があることを特徴とす
るの発光素子。 - 【請求項73】 内面の全部又は一部に蛍光体膜が形成
されている外管及びその外管の内部に収納され熱電子を
放出する熱電子放出部を有し、光を放射する光発生手段
と、 前記光を用いて、画像を表示する画像像表示手段とを備
えたことを特徴とするビューファインダ。 - 【請求項74】 前記光発生手段から放射される光を入
射して、その入射した光を平行光及び/又は実質的な平
行光にする光平行化手段を更に備え、 前記画像表示手段は、前記平行光及び/又は実質的な平
行光を用いて、前記画像を表示することを特徴とする請
求項73に記載のビューファインダ。 - 【請求項75】 前記光発生手段から放射される光を入
射して、その入射した光を拡散又は散乱させる拡散手段
を更に備え、 前記光学像表示手段は、前記拡散手段により拡散又は散
乱された光を用いて、前記画像を表示することを特徴と
する請求項73に記載のビューファインダ。
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