JPH0996745A - 半導体レーザモジュール - Google Patents

半導体レーザモジュール

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JPH0996745A
JPH0996745A JP25538595A JP25538595A JPH0996745A JP H0996745 A JPH0996745 A JP H0996745A JP 25538595 A JP25538595 A JP 25538595A JP 25538595 A JP25538595 A JP 25538595A JP H0996745 A JPH0996745 A JP H0996745A
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JP
Japan
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semiconductor laser
optical fiber
face
spot size
waveguide
Prior art date
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Pending
Application number
JP25538595A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Sakai
義久 界
Osamu Mitomi
修 三冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い結合効率及び高い歩留まりが得られる半
導体レーザモジュールを提供すること。 【解決手段】 垂直もしくは水平方向の幅を狭くした導
波路からなるスポットサイズ変換領域を有する半導体レ
ーザ10と、レーザ光を外部に出力するための光ファイ
バまたは光導波路20とを、その出射端面11と入射端
面21が、非ガウス形状を有する半導体レーザ10の出
射光のスポットサイズの大きさとガウス形状を有する光
ファイバ20のスポットサイズの大きさとが最も近くな
る間隔Xを隔てて対向配置される如く固定基板30上に
固定・保持することにより、半導体レーザ10を破壊す
る恐れが少なくかつ効率の高い結合を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信用の光源等
として用いられる半導体レーザモジュールに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の半導体レーザモジュールの
一例を示すもので、半導体レーザ1から出射されたレー
ザ光をレンズ2,3を用いて集光し、光ファイバ4の端
面に入射し、該光ファイバ2を介して外部に出力する如
く構成されている。
【0003】また、図2は従来の半導体レーザモジュー
ルの他の例を示すもので、レーザ光のスポットサイズを
拡大するスポットサイズ変換領域を有する半導体レーザ
5を用いることにより、レンズを用いることなく、レー
ザ光を光ファイバ4の端面に高い結合効率で入射し得る
如く構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のスポットサイズ変換領域を有する半導体レーザを用
いた半導体レーザモジュールでは、該半導体レーザの出
射端面と光ファイバの入射端面との間隔をゼロとする、
即ち最も近接して配置した場合に結合効率が最高になる
と考えられていた。このため、これらをいかに接近させ
て構成するかに主眼が置かれ、光ファイバの端面を半導
体レーザの端面に接触させて該半導体レーザを破壊して
しまうことが多く、高い歩留まりが得られないという問
題があった。
【0005】本発明の目的は、高い結合効率及び高い歩
留まりが得られる半導体レーザモジュールを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では前記課題を解
決するため、半導体レーザから出射されたレーザ光を光
ファイバまたは光導波路を介して外部に出力する半導体
レーザモジュールにおいて、垂直もしくは水平方向の幅
を狭くした導波路からなるスポットサイズ変換領域を有
する半導体レーザを用いるとともに、非ガウス形状を有
する前記半導体レーザの出射光のスポットサイズの大き
さとガウス形状を有する前記光ファイバまたは光導波路
のスポットサイズの大きさとが最も近くなるように、前
記半導体レーザの出射端面と前記光ファイバまたは光導
波路の入射端面との間隔を設定した。
【0007】本発明によれば、スポットサイズ変換領域
を有する半導体レーザから出射されるレーザ光の非ガウ
ス形状に基づく最適な間隔を設定し得るため、半導体レ
ーザと光ファイバまたは光導波路とを高い効率をもって
結合でき、また、これによって従来のように半導体レー
ザの出射端面と光ファイバの入射端面とをむやみに接近
させる必要がなくなり、高い歩留まりが得られる。な
お、前述した間隔は、具体的には動作波長の7倍以上2
5倍以下に設定すれば良い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って本発明を詳細
に説明する。
【0009】図3は本発明の半導体レーザモジュールの
実施の形態の一例を示すもので、図中、10は垂直もし
くは水平方向の幅を狭くした導波路からなるスポットサ
イズ変換領域を有する半導体レーザ、20は半導体レー
ザ10からのレーザ光を外部に出力するための光ファイ
バ、30は前記半導体レーザ10及び光ファイバ20を
そのレーザ光の出射端面11と入射端面21とが後述す
る間隔Xを隔てて対向配置される如く固定・保持する固
定基板である。
【0010】半導体レーザ10は、図4に示すように半
導体レーザの通常の活性領域12の先端にレーザ光のス
ポットサイズを拡大するスポットサイズ変換領域13が
付加されている。スポットサイズ変換領域13は図示の
如く、活性層の垂直(もしくは水平)方向の幅を狭くし
てなるもので、これによってビームを閉じ込めきれなく
なり、逆にビームが広がっていくことを利用している。
従って、出射端面11でのビームの形状はガウス形状で
はなく、ビームのピーク点強度が著しく強い非ガウス形
状となっている。しかし、出射後、空間を伝搬していく
に従って回折効果によりビーム中心部が急速に広がり、
特定の距離にてガウス状に近い形状となり、しかもその
スポットサイズが光ファイバのそれとほぼ同じ大きさに
なる。
【0011】図5は波長1.3μm帯のスポットサイズ
変換領域を有する半導体レーザと光ファイバとの間隔を
変化させた時の結合効率の計算値及び実測値を示すもの
である。図中、点線はビームがガウス形状であるとして
計算した従来の計算値、実線はビームが非ガウス形状で
あるとして計算した本発明の計算値である。レーザの出
射端面の導波路厚は0.1μm、幅は1.5μmであ
る。●点は実測値であり、本発明の計算値の方が良く一
致しており、特に20μm(波長の15倍)以下の領域
で結合効率が逆に低下している部分が一致している。
【0012】また、図6、図7、図8、図9は半導体レ
ーザと光ファイバとの間隔を変化させた時の結合損(結
合効率の逆数)の計算値を示すもので、半導体レーザ
(組成:1.1μmバンドギャップ、層厚0.1μm)
の導波路幅をそれぞれ0.75μm、1.0μm、1.
5μm、2.0μmとした場合の光ファイバとの結合損
を、スポットサイズの異なる3種類(3μm、4μm、
5μm)の光ファイバについて詳細に計算した結果であ
る。光ファイバのスポットサイズが4μm及び5μmの
場合(1.3μm及び1.55μm帯の光ファイバの典
型値)、いずれもレーザとファイバとの間隔が20μm
前後で最も結合損が小さくなることが分かる。
【0013】レーザの導波路幅に対するスポットサイズ
及び結合損が最小になる光ファイバ(スポットサイズ4
μm)との間隔及びその時の結合損を図10に示す。同
図から分かるように、いずれの場合も間隔を20μm付
近にとると最小結合損が得られる。つまり、結合導波路
幅よりも導波路幅が小さい微小コアのレーザでは、いず
れの場合も約20μm程度の間隔で最小の結合損が得ら
れる。
【0014】図11はコアの形状が円形の1.3μm帯
の半導体レーザのコア径を変化させた時の光ファイバ
(スポットサイズ5μm)との結合損失を、コアの屈折
率n1を3.26から3.55まで変化させた場合(但
し、クラッド層は屈折率n2 =3.21のInPを仮
定)について示したものである。この図は結合損失がレ
ーザのコアの形状には依存せず、コアの断面積にのみ依
存していることを表している。従って、導波路構造が図
4のような層厚テーパー形状のレーザだけではなく、微
小コア形状、層幅テーパー形状、組合せテーパー形状等
であっても同様の効果が得られる。
【0015】図12は本発明の半導体レーザモジュール
の実施の形態の他の例を示すもので、ここでは平面光波
回路を光導波路として用いた場合の例を示す。即ち、図
中、40は平面光波回路であり、光ファイバ20に結合
したコアが露出した入射端面41に対向する如く半導体
レーザ10が配置・固定される。この場合も半導体レー
ザの出射端面と入射端面との距離Xを20μm前後(1
0μmから30μm)に設定することによって高い結合
効率が得られる。なお、50は半導体レーザ10へ電流
を給電するための電極である。
【0016】これまでの説明では波長1.3μm帯の半
導体レーザについて述べたが、他の波長帯(例えば、
0.8μmや1.55μm)の場合でも同様の効果が得
られ、その場合、半導体レーザの出射端面と光ファイバ
または光導波路の入射端面との距離としては、動作波長
の7倍から25倍までの値が適切である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、半
導体レーザから出射されたレーザ光を光ファイバまたは
光導波路を介して外部に出力する半導体レーザモジュー
ルにおいて、垂直もしくは水平方向の幅を狭くした導波
路からなるスポットサイズ変換領域を有する半導体レー
ザを用いるとともに、非ガウス形状を有する前記半導体
レーザの出射光のスポットサイズの大きさとガウス形状
を有する前記光ファイバまたは光導波路のスポットサイ
ズの大きさとが最も近くなるように、前記半導体レーザ
の出射端面と前記光ファイバまたは光導波路の入射端面
との間隔を設定したため、スポットサイズ変換領域を有
する半導体レーザから出射されるレーザ光の非ガウス形
状に基づく最適な間隔を設定でき、半導体レーザと光フ
ァイバまたは光導波路とを高い効率をもって結合でき、
また、これによって従来のように半導体レーザの出射端
面と光ファイバの入射端面とをむやみに接近させる必要
がなくなり、高い歩留まりが得られるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体レーザモジュールの一例を示す構
成図
【図2】従来の半導体レーザモジュールの他の例を示す
構成図
【図3】本発明の半導体レーザモジュールの実施の形態
の一例を示す構成図
【図4】本発明で用いる半導体レーザの詳細な構造を示
す図
【図5】半導体レーザと光ファイバとの間隔を変化させ
た時の結合効率の計算値及び実測値を示す図
【図6】半導体レーザと光ファイバとの間隔を変化させ
た時の結合損の計算値を示す図
【図7】半導体レーザと光ファイバとの間隔を変化させ
た時の結合損の計算値を示す図
【図8】半導体レーザと光ファイバとの間隔を変化させ
た時の結合損の計算値を示す図
【図9】半導体レーザと光ファイバとの間隔を変化させ
た時の結合損の計算値を示す図
【図10】レーザの導波路幅に対するスポットサイズ及
び結合損が最小になる光ファイバとの間隔及びその時の
結合損を示す図
【図11】半導体レーザのコア径を変化させた時の結合
損の計算値を示す図
【図12】本発明の半導体レーザモジュールの実施の形
態の他の例を示す構成図
【符号の説明】
10…半導体レーザ、11…出射端面、12…活性領
域、13…スポットサイズ変換領域、20…光ファイ
バ、21,41…入射端面、30…固定基板、40…平
面光波回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザから出射されたレーザ光を
    光ファイバまたは光導波路を介して外部に出力する半導
    体レーザモジュールにおいて、 垂直もしくは水平方向の幅を狭くした導波路からなるス
    ポットサイズ変換領域を有する半導体レーザを用いると
    ともに、 非ガウス形状を有する前記半導体レーザの出射光のスポ
    ットサイズの大きさとガウス形状を有する前記光ファイ
    バまたは光導波路のスポットサイズの大きさとが最も近
    くなるように、前記半導体レーザの出射端面と前記光フ
    ァイバまたは光導波路の入射端面との間隔を設定したこ
    とを特徴とする半導体レーザモジュール。
  2. 【請求項2】 半導体レーザの出射端面と光ファイバま
    たは光導波路の入射端面との間隔を動作波長の7倍以上
    25倍以下に設定したことを特徴とする請求項1記載の
    半導体レーザモジュール。
JP25538595A 1995-10-02 1995-10-02 半導体レーザモジュール Pending JPH0996745A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008250041A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Furukawa Electric Co Ltd:The 光モジュール
CN110770619A (zh) * 2017-06-19 2020-02-07 株式会社藤仓 光模块及其制造方法

Cited By (3)

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