JPH0996630A - 試料導入装置 - Google Patents

試料導入装置

Info

Publication number
JPH0996630A
JPH0996630A JP25378695A JP25378695A JPH0996630A JP H0996630 A JPH0996630 A JP H0996630A JP 25378695 A JP25378695 A JP 25378695A JP 25378695 A JP25378695 A JP 25378695A JP H0996630 A JPH0996630 A JP H0996630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
pressure
flow path
column
measuring tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25378695A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Omiya
康二 大宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP25378695A priority Critical patent/JPH0996630A/ja
Publication of JPH0996630A publication Critical patent/JPH0996630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 計量管が接続されたサンプリングバルブを用
いて試料導入をする際に、圧力ショックを生じず、しか
も定量性のよい試料導入を行う試料導入装置を提供す
る。 【解決手段】 試料を採取するために、試料導入流路a
と計量管11と排出側流路bとを接続して形成する第1
流路と、計量管に採取された試料をカラムに供給するた
めに、キャリアガス導入流路(c)と計量管11とカラ
ム入口流路(d)とを接続して形成する第2流路との、
2つの流路を切り換えるサンプリングバルブ10を用
い、最初に第1流路に設定して試料を採取する際に、排
出側流路(b)に設けた圧力センサ23の圧力が、カラ
ム入口流路(d)に設けた圧力センサ21の圧力と一致
するように背圧制御弁24により調整する。続いてバル
ブを第2状態に切り換えることにより、切換時に圧力シ
ョックを生じることなく、試料を計量管からカラム側に
供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスクロマトグラ
フ分析装置に使用する試料導入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスクロマトグラフ装置に用いる試料導
入装置には、6方バルブの2つのポート間に計量管を取
り付け、計量管内に試料を採取してから6方バルブを切
り換え、計量管内の試料をカラム側に供給するものがあ
る。図3はこのような試料導入装置の従来例を示す概略
図である。
【0003】図において、10はサンプリングバルブと
しての6方バルブであり、10aから10fまでの6つ
のポートを有している。この内、ポート10aは試料導
入口12からの試料導入流路(a)が接続され、ポート
10b、10cはそれぞれ計量管11の一端に接続され
ている。また、ポート10dにはカラム入口流路(d)
が接続され、その先は試料気化室13、カラム14に接
続されている。また、ポート10eはキャリアガス導入
口15からのキャリアガス導入流路(c)が接続され、
ポート10fは排出側流路(b)が接続され、その先の
排出口16に接続されている。
【0004】この6方バルブ10では、図において実線
にて示されている、ポート10a〜ポート10b間、ポ
ート10c〜ポート10f間、ポート10d〜ポート1
0e間がそれぞれ連通された第1状態と、図において破
線にて示されている、ポート10a〜ポート10f間、
ポート10b〜ポート10e間、ポート10c〜ポート
10d間がそれぞれ連通された第2状態、との2つの状
態が切り換えることができる。 したがって、6方バル
ブ10を第1状態に設定すると、試料導入口12、試料
導入流路(a)、計量管11、排出側流路(b)、排出
口16、とが連通され(この流路を第1流路という)、
かつ、キャリアガス導入口15、キャリアガス導入流路
(c)、カラム入口流路(d)、試料気化室13、カラ
ム14が連通されることになる。
【0005】また、6方バルブ10を第2状態に設定す
ると、キャリアガス導入口15、キャリアガス導入流路
(c)、計量管11、カラム入口流路(d)、試料気化
室13、カラム14、とが連通され(この流路を第2流
路という)、かつ、試料導入口12、試料導入流路
(a)、排出側流路(b)、排出口16が連通されるこ
ととなる。
【0006】次に、この試料導入装置による試料導入に
ついて説明する。最初に6方バルブ10を第1状態に設
定しておいて、試料供給源(たとえばガスボンベ、補集
用バッグ、ヘッドスペースサンプラ等)から計量管11
に試料を導入し、一定量の試料を計量管11内に採取す
る。次に、バルブ10を第2状態に切り換える。する
と、計量管11内の試料はキャリアガス導入口15から
キャリアガス導入流路(c)を介して供給されるキャリ
アガスによって押し出され、カラム入口流路(d)を経
て、試料気化室13に導入され、カラム14に送られ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような試料導入
装置では、第1状態、すなわち試料を計量管に採取する
際には、計量管の出口側は排出側流路に接続されてい
る。この排出側流路は、流体が、スムーズに計量管に導
入できるように、その先の排出口が大気解放されている
のが通常である。あるいは、その他の場合として、大気
に放出したくない試料の場合等にはストップバルブによ
り閉塞していることもある。
【0008】このように従来の試料導入装置では、計量
管の出口側は大気解放あるいは閉塞されており、試料採
取時の計量管の圧力は、大気解放のときは大気圧とな
り、閉塞のときは試料導入によって加圧されたときの圧
力になり、いずれの場合にもカラム入口圧(試料気化室
圧力)とは異なった値となっていた。そのため、計量管
内の圧力がカラム入口圧とは異なった状態のままで、カ
ラム側に接続するようバルブ切換を行うと圧力ショック
を生じ、カラム入口近傍にある圧力制御弁の誤動作の原
因となったり、TCD検出器を用いた場合などでは圧力
変動に起因するベースラインの変動の原因となった。
【0009】本発明は以上のような問題を解決し、バル
ブ切換の際の圧力ショックを低減し、定量性の優れた分
析が可能な試料導入装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
になされた本発明の試料導入装置は、計量管に試料を採
取するために、試料導入流路と計量管と排出側流路とを
接続して形成する第1流路と、計量管に採取された試料
をカラムに供給するために、キャリアガス導入流路と計
量管とカラム入口流路とを接続して形成する第2流路と
の、2つの流路を切り換えるサンプリングバルブを用い
た試料導入装置において、カラム入口流路の圧力をモニ
タする手段と、排出側流路の調圧を行う手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0011】
【実施の形態】本発明の試料導入装置では、カラム入口
流路の圧力をモニタすることができるとともに、第1流
路に設定したときに計量管の出口側に調圧器を備えてい
るので、計量管の圧力をカラム入口圧に近づいた状態に
してから、バルブ切換を行う。これにより、圧力ショッ
クを低減することができる。
【0012】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す試料導入装置であ
る。図において、従来例である図3と同一のものについ
ては同符号を付すことにより説明を省略する。
【0013】図1に示す試料導入装置は、カラム入口圧
力を圧力センサによりモニタリングし、この信号を受け
て制御弁を用いてカラム入口圧を制御するものである。
このものでは、カラム入口流路(d)に圧力センサ21
が接続されている。さらにこの試料導入装置では、排出
側流路(b)上にも圧力センサ23と、背圧制御弁24
とが設けられ、背圧制御弁24は、圧力センサ23から
の圧力信号を受けるとともに、この圧力センサ23の圧
力値が予め入力されている所定の設定値になるようにフ
ィードバック制御するようになっている。そして、本試
料導入装置では、背圧制御弁24の設定値信号として、
圧力センサ21からの圧力値信号が送られてくるように
なっている。すなわち、圧力センサ21の読み値を背圧
制御弁24の設定値として、フィードバック制御を行
い、圧力センサ23の圧力値がこの設定値に一致するよ
うにしている。なお、圧力センサ21、圧力センサ2
3、背圧制御弁24によるフィードバック制御を行うた
めに、圧力制御部として別に独立したフィードバック制
御用のマイコンを設けてもよい。
【0014】この試料導入装置は、まず最初に、第1状
態すなわち、図1の実線で示すようにバルブを設定し、
試料導入口12から試料を供給する。このとき、排出側
流路(b)にある背圧制御弁24は、圧力センサ21か
ら送られてくる圧力値が設定値として入力されているの
で、試料が供給されるにつれ、背圧制御弁より上流側の
排出側流路(b)や計量管11の圧力が上昇し、やがて
圧力センサ23の現在値が設定値であるカラム入口圧に
一致するように調圧されるようになる。続いて6方バル
ブ10を第2状態すなわち、図1の破線で示すようにバ
ルブを切換えることにより、計量管11内にある所定圧
力の試料は、キャリアガス導入口からキャリアガス導入
流路(c)を介して導入されるキャリアガスによりカラ
ム入口流路(d)側に押し出される。このとき、予め計
量管の圧力と、カラム入口流路の圧力とが一致するよう
に調整してあるので、圧力ショックは生じず、あるいは
生じても小さいものとなり、カラム入口近傍にある圧力
制御弁の誤動作の原因となったり、TCD検出器を用い
た場合などでは圧力変動に起因するベースラインの変動
の原因となることがなくなる。また、計量管の中の圧力
が一定にすることができるので、サンプル供給源の圧力
にかかわらず、一定量の試料の採取が可能となり、定量
性が向上する。
【0015】次に、本発明の他の実施例を図2に示す。
図2の試料導入装置は、カラム入口圧力を圧力計でモニ
タリングし、手動により調圧する場合である。このもの
ではカラム入口流路(d)に圧力計31が接続され、さ
らに排出側流路(b)上に圧力計33と、背圧制御弁2
4とが設けられている。
【0016】この試料導入装置は、まず最初に、第1状
態すなわち、図2の実線で示すようにバルブを設定し、
試料導入口12から試料を供給する。このとき、作業者
が排出側流路(b)にある背圧制御弁24を調整し、圧
力計31が示す圧力に、圧力計33の圧力が一致するよ
うにする。続いて6方バルブ10を第2状態すなわち、
図2の破線で示すようにバルブを切換えることにより、
前述の実施例と同様に圧力ショックを生じず、あるいは
低減することができる。
【0017】なお、これら2つの例においては、試料導
入口の前に接続される試料供給源がカラム入口圧より高
いことを前提としていた。試料供給源の圧力がカラム入
口圧より小さいときでも、流路途中にコンプレッサなど
の従来よりある加圧装置や加圧方法を用いることにより
供給源の圧力を高くすることができる。
【0018】また、加圧機構を設けない場合でも、計量
管内の試料圧力を、大気圧より高く試料供給源の圧力よ
り低いある一定の圧力になるように調整することによ
り、大気解放のときよりも圧力ショックを低減し、か
つ、定量性よく試料を供給することができる。
【0019】なお、実施例では、6方バルブの2つのポ
ート間に計量管を接続する構成を示したが、これに限ら
ず、8方バルブやその他の切換バルブなどを用いて本発
明を実施することも可能である。
【0020】以下、本発明の実施態様をまとめておく。 (1)計量管に試料を採取するために、試料導入流路と
計量管と排出側流路とを接続して形成する第1流路と、
計量管に採取された試料をカラムに供給するために、キ
ャリアガス導入流路と計量管とカラム入口流路とを接続
して形成する第2流路との、2つの流路を切り換えるサ
ンプリングバルブを用いた試料導入装置において、カラ
ム入口流路の圧力をモニタする手段と、カラム入口流路
の圧力値を設定値として排出側流路の調圧を行う手段と
を備えたことを特徴とする試料導入装置。
【0021】(2)計量管に試料を採取するために、試
料導入流路と計量管と排出側流路とを接続して形成する
第1流路と、計量管に採取された試料をカラムに供給す
るために、キャリアガス導入流路と計量管とカラム入口
流路とを接続して形成する第2流路との、2つの流路を
切り換えるサンプリングバルブを用いた試料導入装置に
おいて、カラム入口流路の圧力をモニタする手段と、排
出側流路の調圧を行う背圧制御弁と、カラム入口流路の
圧力と排出側流路の圧力とを一致させるように背圧制御
弁の調圧を行う制御手段を備えたことを特徴とする試料
導入装置。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の試料導入装
置は、上記のような構成としたので、試料を採取すると
きの計量管の圧力を、カラム入口圧に一致、あるいは近
づけることにより、圧力ショックをなくしたり、低減す
ることができる。また、計量管の中の圧力を一定にする
ことができるので、試料供給源の圧力にかかわらず、一
定量の試料を採取してカラムに供給することができ、定
量性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である試料導入装置の概略
図。
【図2】本発明の他の一実施例である試料導入装置の概
略図。
【図3】従来からの試料導入装置の概略図。
【符号の説明】
10:6方バルブ 11:計量管 13:試料気化室 14:カラム 21:圧力センサ(カラム入口圧測定) 23:圧力センサ(排出側流路圧) 24:背圧制御弁 a:試料導入流路 b:排出側流路 c:キャリアガス導入流路 d:カラム入口流路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計量管に試料を採取するために、試料導入
    流路と計量管と排出側流路とを接続して形成する第1流
    路と、計量管に採取された試料をカラムに供給するため
    に、キャリアガス導入流路と計量管とカラム入口流路と
    を接続して形成する第2流路との、2つの流路を切り換
    えるサンプリングバルブを用いた試料導入装置におい
    て、カラム入口流路の圧力をモニタする手段と、排出側
    流路の調圧を行う手段とを備えたことを特徴とする試料
    導入装置。
JP25378695A 1995-09-29 1995-09-29 試料導入装置 Pending JPH0996630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25378695A JPH0996630A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 試料導入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25378695A JPH0996630A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 試料導入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0996630A true JPH0996630A (ja) 1997-04-08

Family

ID=17256137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25378695A Pending JPH0996630A (ja) 1995-09-29 1995-09-29 試料導入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0996630A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003360A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Agilent Technol Inc 電子制御式背圧レギュレータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003360A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Agilent Technol Inc 電子制御式背圧レギュレータ
JP4719516B2 (ja) * 2004-06-18 2011-07-06 アジレント・テクノロジーズ・インク 電子制御式背圧レギュレータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4883504A (en) Gas chromatograph
US4305906A (en) Apparatus for analyzing oxygen, nitrogen and hydrogen contained in metals
JP5930049B2 (ja) ヘッドスペース試料導入装置とそれを備えたガスクロマトグラフ
JP2000502460A (ja) 実時間ガスクロマトグラフィー質量分析極微量気体検出
JP3259655B2 (ja) ガスクロマトグラフ分析装置
US3790348A (en) Apparatus for determining the carbon monoxide, methane and total hydrocarbons content in air
JPH07260644A (ja) ガス分析におけるサンプリング装置
US6447575B2 (en) Method and apparatus for gas chromatography analysis of samples
JPH05288738A (ja) ガスクロマトグラフ装置
US6550308B2 (en) Gas analyzing apparatus
US8210026B2 (en) System for integrated backflush in a gas chromatograph
JPH0996630A (ja) 試料導入装置
JP3915280B2 (ja) ガスクロマトグラフ用気体試料導入装置
JPH0755780A (ja) ガスクロマトグラフによる各種ガス中の超微量成分の高感度測定装置
JP3668088B2 (ja) ガス分析計の校正方法及び校正装置
JP2005283403A (ja) ガスクロマトグラフ
JP2862120B2 (ja) ガスクロマトグラフ装置
JP2006145295A (ja) 実時間ガスクロマトグラフィー質量分析極微量気体検出
EP1061366B1 (en) Process and apparatus for elemental analysis with oxygen control
JP3740798B2 (ja) ガスクロマトグラフ分析装置
JP4185728B2 (ja) ガス中の微量不純物の分析方法及び分析装置
JPH11218527A (ja) ガスクロマトグラフ
JPH0431065B2 (ja)
JPH1026616A (ja) クロマトグラフ分析システム
JP2007248122A (ja) 分析計