JPH0996382A - ホ−スの補強構造 - Google Patents
ホ−スの補強構造Info
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- JPH0996382A JPH0996382A JP27696995A JP27696995A JPH0996382A JP H0996382 A JPH0996382 A JP H0996382A JP 27696995 A JP27696995 A JP 27696995A JP 27696995 A JP27696995 A JP 27696995A JP H0996382 A JPH0996382 A JP H0996382A
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Abstract
により、構成される編み上げホ−スの補強構造で、更に
言えば自動車用冷媒輸送ホ−スの構造に係る。 【解決手段】 ゴム或いは樹脂等にて形成された内管
と、その外表面にスパイラル状に巻き上げて補強された
補強繊維層とを有し、これらを加硫することによって得
られた編み上げホ−スにおいて、内管の外表面と補強繊
維層の間に、下編み繊維層を介在させたホ−スの補強構
造。 1‥内管樹脂層、2‥内管ゴム層、3、4‥下
編み層、5‥第1層目の補強層、6‥中間ゴム層、7‥
第2層目の補強層、8‥外被ゴム層。 【効果】加圧性能試験の結果より明らかなように、本発
明によるホ−スは極めて性能が高く、その用途は著しく
広いものとなった。
Description
補強層の組合せにより、構成される編み上げホ−スの補
強構造であって、更に言えば、自動車用冷媒輸送ホ−ス
の構造に係るものである。
いては、通常2層以上のスパイラル糸補強層で構成され
ており、第1層目と第2層目は逆方向に編み上げられる
のが、普通である。又、各糸層の間に糸同士の摩擦防止
及び各層間の接着性を向上させることを目的として、中
間層を設ける場合もある。図3はこの従来のスパイラル
構造のホ−スを示す一部切り欠き図である。図中、11
は内管樹脂層、12は内管ゴム層であり、この内管ゴム
層12の表面に第1層目の補強層13、そして中間ゴム
14を介して第2層目の補強層15を編み上げたもので
あり、更にこの例では外被ゴム16が形成されたもので
ある。そして、通常は内管ゴム12を押し出した後に未
加硫の状態で第1層目13の補強糸を編み上げ、順次外
側の層を形成し、最後に加硫を行ってホ−スを得るもの
である。
3の補強糸を編み上げる際、内管ゴム12が未加硫の状
態でありこれが柔らかいために、編み上げ時の糸のテン
ションのばらつきが生じることがあり、これが原因で糸
の間隔が一定にならなかったり、内管ゴム12に食い込
んだりする現象が発生する場合があった。特に第1層目
13の糸の間隔が開いているような部位があると、高温
繰り返し加圧等の耐久試験時に、糸間隔が開いた部位か
らゴムが切れて、吹き抜け現象が発生するという欠点が
あった。
圧性向上(破壊圧力向上)のために第2層目15の外側
に3層目のスパイラル糸補強層を設ける場合があった。
又、第1層目13の補強糸の間隔の乱れを防止するため
に、内管ゴム12を押し出した後に加硫を実施し、その
上に第1層目13の補強糸を編み上げるという製造方法
も取られる場合もあったが、製造コストの上昇等の問題
があった。
1層目の補強層を編み上げ、最後に加硫を行っても糸間
隔の乱れが少なく、その結果安定し高い耐久性能が得ら
れるホ−スを低コストにて供給することを目的としてい
る。
達成するためになされたものであって、その要旨は、ゴ
ム或いは樹脂等にて形成された内管と、その外表面にス
パイラル状に巻き上げて補強された補強繊維層とを有
し、これらを加硫することによって得られた編み上げホ
−スにおいて、内管の外表面と補強繊維層の間に、下編
み繊維層を介在させたことを特徴とするものである。そ
して、好ましくは、下編み層の編上密度を10〜60%
程度とするものである。
層)と補強繊維層の糸を連続的に成型することで生産性
を損なうことなく生産することが可能となったものであ
る。即ち、本発明は内管の外表面と補強繊維層の間に、
下編み繊維層を介在させたホ−スの構造であって、この
下編み層は、補強繊維層を構成する糸が持っている機能
とは異なり、耐圧力の機能は持たせないようにする必要
がある。なぜならば、下編み層に耐圧力の機能を持たす
と、下編み層がそのまま補強繊維層の機能に変化してし
まうため、従来のホ−スと同様に糸の乱れが生じ、高耐
久性を得られなくなってしまう。このため、下編み層の
糸の本数は補強繊維層の糸の本数よりも少なくてもよ
く、又、その糸の太さも細くてもよく、更に材質も必ず
しも高強力な材質を使う必要もない。
表面積に対して糸の占める面積割合)を10〜60%程
度とすることが性能に効果があることがわかっった。そ
して、編み上げ密度を10%以下にすると下編みの効果
が失われ、又、編み上げ密度を60%以上とすると、補
強層としての効果が現れる結果好ましくない方向となっ
てしまう。
ると補強繊維層の糸を編む下地が固くなり、補強糸の編
み上がりが安定し、かつ、糸の乱れが少なくなるという
特徴がもたらされる。又、ホ−スの加硫時には内管ゴム
が外側(補強繊維層側)に上がってくるため、第1層目
の補強繊維層の糸を押し広げようとするが、下編み層が
あるとこの下編み層自体がクッションの役割をし、第1
層目の補強繊維層の糸を押し広げようとする力を緩和す
る効果もある。従って、加硫後の出来上ったホ−スは補
強糸の乱れ等が少なく、結果として安定して高い耐久性
能のホ−スが得られることになる。
細に説明する。図1は本発明のホ−スの実施例1を示す
一部切り欠き図である。図中、1は内管樹脂層、2は内
管ゴム層であり、この内管ゴム層2の表面に下編み層
3、4を巻き上げ、そしてこの上に第1層目の補強層
5、そして中間ゴム層6を介して第2層目の補強層7、
そして更に外被ゴム層8を形成してなるものである。前
述したように、内管ゴム層2を押し出した後に未加硫の
状態で各層を形成し、最後に加硫してホ−スを得ること
となる。
糸及び第2層7の補強糸が持っている機能(耐圧性)と
は異なり、耐圧力の機能は持たせなくてもよいため、下
編み糸の本数は補強糸の本数よりも少なくてもよく、
又、太さも細くてもよく、更に材質も必ずしも高強力な
材質を使う必要もない。
む下地が固くなり、この補強糸の編み上がりが安定し、
糸の乱れが少なくなる。又、加硫時には内管ゴム2が外
側(補強糸側)に上がって来るため、第1層目5の補強
糸を押し広げようとするが、下編み層3、4があると、
下編み層3、4自体がクッションの役割をし、第1層目
5の補強糸を押し広げようとする力を緩和する効果もあ
る。従って、加硫後の出来上ったホ−スは、第1層及び
第2層の補強糸の乱れ等が少なく、結果として安定して
高い耐久性能のホ−スが得られることになる。尚、ここ
で用いた下編み層の糸はナイロン糸であった。
部切り欠き図である。この実施例2では下編み層3、4
の代りに下地層9を設けている。この下地層9はガ−ゼ
状に編まれた層である。この層9の製造方法としては、
テ−プ状のガ−ゼを内管ゴム2上に巻き付けたり、円筒
状に巻き付けてもその他の方法でも構わない。
発明のホ−ス及び図3に示す従来例を用いて、繰り返し
加圧性能試験を行った。試験条件は、140℃×5.3
0MPA [A]×30cpmホ−スの構造は表1の通り
である。試験結果を表1に示す。加圧試験結果の表示
は、ホ−スがバ−ストするまでの繰り返し加圧回数で表
わした。
に、本発明によるホ−スは極めて性能が高く、その用途
は著しく広いものとなった。
部切り欠き図である。
部切り欠き図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ゴム或いは樹脂等にて形成された内管
と、その外表面にスパイラル状に巻き上げて補強された
補強繊維層とを有し、これらを加硫することによって得
られた編み上げホ−スにおいて、内管の外表面と補強繊
維層の間に、下編み繊維層を介在させたことを特徴とす
るホ−スの補強構造。 - 【請求項2】 下編み層の編上密度を10〜60%程度
とする請求項第1項記載のホ−スの補強構造。
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JPH0996382A true JPH0996382A (ja) | 1997-04-08 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016208197A1 (ja) * | 2015-06-26 | 2016-12-29 | 株式会社ブリヂストン | ホース |
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-
1995
- 1995-09-29 JP JP27696995A patent/JP3714639B2/ja not_active Expired - Fee Related
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