JPH0995440A - 徐放性製剤およびその製造方法 - Google Patents

徐放性製剤およびその製造方法

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JPH0995440A
JPH0995440A JP7277032A JP27703295A JPH0995440A JP H0995440 A JPH0995440 A JP H0995440A JP 7277032 A JP7277032 A JP 7277032A JP 27703295 A JP27703295 A JP 27703295A JP H0995440 A JPH0995440 A JP H0995440A
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sustained
hydrogel
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forming polymer
preparation
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Koji Murai
孝次 村井
Shigeyuki Nomura
繁幸 野村
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ROUSSEL MORISHITA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、従来の浮遊型徐放性製剤の
問題点を解決し、消化管内で長時間安定した浮遊能が得
られ、かつ薬物の放出を任意に持続化することができる
浮遊型徐放性製剤を提供することにある。さらに、徐放
性製剤を製造するにあたり、製剤品質を損なうことなく
また、複雑な製造工程を必要とせず製剤化できる徐放性
製剤を提供することにある。 【構成】 本発明は、薬物、ヒドロゲル形成性高分子及
び水を含む流動性の混合物を凍結乾燥した徐放性製剤で
ある。また、前記徐放製剤において、混合物中に水が2
5〜95W/V%、ヒドロゲル形成性高分子が5〜75W/V
%含まれた徐放性製剤であり、また、ヒドロゲル形成性
高分子がヒドロキシプロピルセルロース等の高分子化合
物から選ばれた1種又は2種以上である徐放性製剤であ
る。さらに、本発明は、薬物、ヒドロゲル形成性高分子
及び水を含む流動性の混合物を、合成樹脂製シートに複
数形成されたポケット内に充填し凍結乾燥する徐放性製
剤の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体内で薬物の溶出を
持続させることができる徐放性製剤およびその製造法に
関し、より詳しくは、胃液中に長時間にわたって浮遊
し、かつ薬物の溶出を持続させることができる浮遊型の
徐放性製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】経口投与製剤において、薬物の溶出を持
続化した各種の徐放性製剤が提案されている。しかし、
例えば、一日一回投与で長時間治療効果が得られるとし
た従来の徐放性製剤は、安定した治療効果が得られない
等の多くの問題が残されている。特に、吸収部位特異性
を有する薬物や胃あるいは小腸上部等の消化管内の特定
部位にて直接作用し治療効果を示す薬物については、単
に薬物の溶出を遅延させた製剤とした場合、製剤が作用
部位を短時間で通過してしまうと持続的な治療効果を得
ることができない。
【0003】従来、薬物の溶出を遅延させる方法として
は、ヒドロゲル形成性高分子を用いた徐放性製剤が種々
提案されている。例えば、特公昭58−17445公報
では、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを用いた徐
放性製剤が開示されている。また、特開平2−3001
26公報では、ポリ(メタ)アクリル酸エステルからな
る徐放性製剤が開示されている。しかし、前記の提案は
製剤からの薬物溶出を持続させただけで、製剤が作用部
位を短時間で通過した場合の問題点は解決されていな
い。
【0004】かかる問題点を解決させるため、種々の浮
遊型の徐放性製剤が提案されている。その代表的な例と
しては、胃液に浮遊する胃内滞留型持続性製剤が挙げら
れる。例えば、特公昭55−12411公報には、中空
材料の外皮に薬物を含有せしめた胃内滞留型固形製剤が
開示されている。前記浮遊能をもつ中空材料としては、
硬カプセル、軟カプセル、あらかじめ発泡させたスチロ
ールやライスなどが利用されている。しかし、前記中空
材料がもろく、また、その表面に薬物を担持させても容
易に胃液が製剤中に浸透することから薬物の溶出を長時
間持続させることは困難である。中空材料を利用した同
様な提案として特開平4−41437公報開示が挙げら
れるが、前記の例と同様に中空素材の表面に薬物を担持
させるために、複雑な製造工程を必要とし大量生産可能
な実用性のある提案とはいい難い。
【0005】また、特開昭62−195323公報に
は、添加剤として炭酸水素ナトリウム等の重炭酸塩に有
機酸を組み合わせて用い、消化管内で両添加剤が発泡す
ることを利用して浮遊能を得る方法が開示されている。
また、特開平5−194195公報には、ヒドロゲル形
成性高分子やポリウロン酸のポリマーなどを充填したカ
プセルが消化管内で崩壊する際、前記添加剤が消化管内
の水分と接触してゲル化するときにカプセル内に残って
いる空気を抱き込むかたちでゲル化することを利用して
カプセル剤を浮遊させる方法が開示されている。
【0006】しかしながら、前述の浮遊型徐放性製剤
は、いずれも製剤が経口投与されてから浮遊能を得るま
である程度の時間を必要とするため、胃内でまだ十分浮
遊していない状態のまま胃から排出されてしまう可能性
がある。この問題を解決する提案として、特開昭58−
57315公報には、あらかじめ比重1以下の添加剤を
製剤中に含有させることにより、短時間で製剤を浮遊さ
せる方法が開示されている。ところが、この方法では、
製剤全体の比重を1以下にするために多量の添加剤を使
用する必要があり、製剤中の薬物比率が小さくなり製剤
を小型化することが困難である。さらに、比重1以下の
添加剤は、嵩高く、流動性が悪いなど製剤化に適した粉
体特性を得ることが困難で、目的とする剤形を品質変動
なく製造するためには複雑な製造工程を必要とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の浮遊型徐放性製剤の問題点を解決し、消化管内で長時
間浮遊し、かつ薬物の溶出を持続化することができる浮
遊型徐放性製剤を提供することにある。さらに、徐放性
製剤を製造するにあたり、製剤品質を損なうことなくま
た、複雑な製造工程を必要とせず大量生産できる徐放性
製剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の浮
遊型徐放製剤の問題点を解決すべく、種々の浮遊化技術
を検討する中、これまで薬物の速溶化、安定化を目的と
して使用されていた凍結乾燥を利用し、また凍結乾燥す
るに適切な添加剤を選択することにより前述の課題を解
決することが可能であるとの知見を得、本発明を完成す
るに至った。
【0009】前述の知見に基づき完成した本発明は、薬
物、ヒドロゲル形成性高分子および水を含む流動性の混
合物を凍結乾燥した徐放性製剤である。また、前記徐放
製剤において、混合物中に水が25〜95W/V%、ヒド
ロゲル形成性高分子が5〜75W/V%含まれた徐放性製
剤であり、また、ヒドロゲル形成性高分子がヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、カル
ボキシビニルコポリマー、ポリエチレンオキサイド、プ
ルランおよびメタクリル酸コポリマーから選ばれた1種
又は2種以上である徐放性製剤である。さらに、本発明
は、薬物、ヒドロゲル形成性高分子および水を含む流動
性の混合物を、合成樹脂製シートに複数形成されたポケ
ット内に充填し凍結乾燥する徐放性製剤の製造方法であ
る。
【0010】本発明において、薬物はヒドロゲル形成性
高分子と共に、水を含む液に溶解もしくは懸濁、分散し
て液状あるいはペースト状の流動性の混合物として調製
される。混合物中の各成分の組成割合としては、薬物と
ヒドロゲル形成性高分子を均一に含有させるため、ま
た、混合物を冷却、凍結乾燥する際に減圧下で混合物の
形状を保持させるため、さらに凍結乾燥時および乾燥後
に製剤が縮少したり粉化したりするのを防止するため
に、混合物中の水が25〜95W/V%、ヒドロゲル形成
性高分子が5〜75W/V%の割合で含まれていることが
好ましく、より好ましくは水が40〜60W/V%、ヒド
ロゲル形成性高分子が15〜35W/V%の割合で含まれ
ていることが望ましい。なお、混合物中に必要に応じて
界面活性剤や可溶化剤を加えたり、結晶セルロースや乳
糖などの賦形剤やアスコルビン酸などの抗酸化剤を加え
ても良い。
【0011】本発明において、ヒドロゲル形成性性高分
子としては、水あるいは水を含む液でゲル化するもので
あれば良く、例えば、合成高分子ではセルロース誘導体
をはじめとする各種結合剤やメタクリル酸コポリマーを
はじめとする各種コーチング剤等が挙げられる。また、
天然高分子では、アルギン酸、キサンタンガムなどの各
種増粘剤や、デキストリン、α化デンプンなどの結合剤
などが挙げられる。好ましいヒドロゲル形成性高分子と
しては、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニ
ルアルコール、カルボキシビニルコポリマー、ポリエチ
レンオキサイド、プルランおよびメタクリル酸コポリマ
ーより選ばれた1種又は2種以上を挙げることができ
る。
【0012】本発明の徐放性製剤として好ましい薬物と
しては、例えば、血中からの消失の早い薬物(例えば、
アセトアミノフェンやエモルファゾンなど)、吸収部位
特異性の高い薬物(例えば、フロセミドやリボフラビン
など)、胃内あるいは十二指腸内での局所作用を目的と
する薬剤(ロキシロマイシンやクラリスロマイシンな
ど)などが挙げられる。また、本発明に用いることので
きる薬物は、水に溶けるかもしくは分散するものであれ
ば良く、たとえ水に溶けにくくかつ分散しにくい薬物で
あっても界面活性剤や可溶化剤を加えることにより適用
可能となる。さらに、本発明によって、これまで製剤化
することが困難とされてきた、常温で水あめ状の薬物
や、熱に不安定な薬物にも適用可能である。
【0013】本発明の徐放性製剤を製造するには、薬
物、ヒドロゲル形成性高分子および水を含む流動性の混
合物を、凍結乾燥用の材料充填容器に入れ、氷点下好ま
しくは−40℃以下に急冷して凍結し、凍結乾燥機にて
水を蒸発させる。なお、凍結乾燥は一般に用いられてい
る方法に準じて行えば良い。凍結乾燥用の材料充填容器
は、所望する最終剤形によってその形状等を選択する。
例えば、直径1cm、深さ0.4cmの有底円筒形の材
料充填容器に入れ、凍結乾燥後にこの容器から乾燥され
た固形物を取り出せば、一般の錠剤の形状になる。一
方、比較的大きな凍結乾燥用の材料充填容器に混合物を
入れ凍結乾燥後に固形物を取り出し、これを切るか破砕
することによって顆粒あるいは散剤を製造し得る。ま
た、この顆粒や散剤を空カプセルに充填すればカプセル
剤となる。
【0014】本発明の徐放性製剤を製造するに当たり、
凍結乾燥用の材料充填容器を用いない方法としては、あ
らかじめ氷点下好ましくは−40℃以下に冷したアルコ
ールなどの有機溶媒に調製した流動性の混合物を滴下し
て凍結させ微少な球形の凍結物を得た後、これを凍結乾
燥することにより球形の顆粒剤を製造することができ
る。本発明の好ましい製造方法としては、凍結乾燥用の
材料充填容器として合成樹脂シートに複数のポケットが
形成されたPTP包装用の薬剤充填シートを用い、その
ポケットに本発明の混合物を入れ凍結乾燥する製造方法
を挙げることができる。この製造方法を用いれば、凍結
乾燥工程に包装工程の一部を組み込むことが可能となり
効率よく本発明の徐放性製剤を製造し得る。
【0015】
【作用】本発明において、凍結乾燥により水分が昇華し
て固体となった混合物は、ヒドロゲル形成性高分子内に
水が昇華した後に残った微細な空胞が存在するため比重
が1以下の優れた浮遊能を持つ徐放性製剤となる。よっ
て、薬物あるいは必要により加えた他の添加剤が極端に
比重が大きい場合をのぞき、本発明の徐放性製剤は胃液
中で長時間浮遊する浮遊型製剤となる。なお、凍結乾燥
後の混合物に各種の被膜を施すなどその表面を加工する
ことは、製剤の見掛け比重を1以下に保つ限り自由に行
うことができる。その際、本発明の徐放性製剤は、ヒド
ロゲル形成性高分子の結合剤としての作用により、コー
ティング中に製剤が摩擦により粉末化したり、持続時間
が短くなるなどの不都合は生じない。
【0016】本発明の徐放性製剤を投与すると、製剤は
その比重が1以下であるので胃液中で浮遊し、さらに胃
液と接触している製剤表面がヒドロゲル形成性高分子に
よりゲル化して製剤内部に胃液が浸透するのを遅らせ
る。その後、時間の経過とともに徐々に胃液が製剤内部
まで浸透し、水の浸透した部分の薬物は徐々に製剤外に
溶出する。その後、製剤全体に水が浸透して製剤に浮遊
能がなくなったときはじめて胃から排出される。
【0017】前述の製剤特性から、本発明の徐放性製剤
は製剤内部へ浸透する水の浸透速度を制御することによ
って任意の持続性を付与することができ、具体的にはヒ
ドロゲル形成性高分子の添加量やその粘度、薬物や添加
剤の水に対する溶解性や撥水性の度合を調製して制御す
る。
【0018】
【実施例】本発明を以下の実施例によって具体的に説明
する。 実施例1 アセトアミノフェン150gとヒドロキシプロピルセル
ロース(HPC−M;日本遭達)150gと水300g
を卓上ミキサーに入れ、5分間練合してペースト状の混
合物を得た。続いて、合成樹脂製PTPシートに0.6
CCの充填容積を持つ棒状のポケットを複数成型し、前
記混合物を各ポケットに流し込み−80℃に急速冷却し
凍結した。次に、この凍結品を凍結乾燥機に入れ凍結乾
燥した。乾燥後、PTPシートのポケットから乾燥され
た混合物取り出し、300mg中アセトアミノフェンを
150mg含有する浮遊型徐放性製剤を得た。
【0019】実施例2 実施例1のヒドロキシプロピルセルロースに換えてヒド
ロキシプロピルメチルセルロース(メトローズ60ーS
H;信越化学)150gを用いた以外は実施例1と同様
にして、アセトアミノフェンを300mg中150mg
含有する浮遊型徐放性製剤を得た。
【0020】実施例3 実施例1のヒドロキシプロピルセルロースに換えてメチ
ルセルロース(メトローズSM;信越化学)150gを
用いた以外は実施例1と同様にして、アセトアミノフェ
ンを300mg中150mg含有する浮遊型徐放性製剤
を得た。
【0021】実施例4 実施例1のヒドロキシプロピルセルロースに換えてポリ
ビニルアルコール(ポバール;信越化学)150gを用
いた以外は実施例1と同様にして、アセトアミノフェン
を300mg中150mg含有する浮遊型徐放性製剤を
得た。
【0022】実施例5 実施例1のヒドロキシプロピルセルロースに換えてカル
ボキシビニルコポリマー(カーボポール;中外貿易)7
5gを用いた以外は実施例1と同様にして、アセトアミ
ノフェンを300mg中150mg含有する浮遊型徐放
性製剤を得た。
【0023】実施例6 実施例1のヒドロキシプロピルセルロースに換えてプル
ラン(PI−20;林原商事)150gを用いた以外は
実施例1と同様にして、アセトアミノフェンを300m
g中150mg含有する浮遊型徐放性製剤を得た。
【0024】比較例 アセトアミノフェン150gとヒドロキシプロピルセル
ロース(HPC−M;日本遭達)15gと直打用乳糖
(ダイラクトース;フロイント産業)135gを良く混
合し、ローターリー打錠機で錠剤を製した。得られた製
剤は、アセトアミノフェンを300mg中150mg含
有する裸錠である。
【0025】試験例 実施例1〜6および比較例の各製剤を被検試料として、
日本薬局方(第12改正)の溶出試験法に従って溶出試
験を行った。なお、溶出試験の条件としては、回転数1
00cpmのパドル法を用い、試験液はpH1.2の日
局崩壊試験1液900mlを用いた。本試験により得ら
れた各被検試料の溶出曲線を図1に示した。
【0026】溶出試験の結果、実施例1〜6の各製剤
は、それぞれ用いたヒドロゲル形成性高分子の特性すな
わち粘度や水に対する溶解性の違いによって持続性が異
り、薬剤に応じて様々な徐放性製剤が設計できることが
明らかとなった。また、比較例の裸錠は、試験液に投入
した後すぐに沈降して崩壊した。これに対し、各実施例
の製剤はいずれも試験液に投入後すぐに浮遊し、薬物の
溶出が終了するまで浮遊し続けた。このように、各実施
例の製剤の徐放性を示す持続時間は浮遊している時間と
ほぼ一致し、本発明の徐放性製剤が、確実に胃液中で浮
遊する浮遊能と、薬物を持続的に放出する徐放能を併せ
持つことが明らかとなった。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、長時間にわたって胃内
で浮遊する浮遊能を持ち、かつ薬物の放出が持続化する
浮遊型徐放性製剤を製剤品質を損なうことなく容易に製
造することができる。また、本発明の徐放性製剤は、製
剤内部へ浸透する水の浸透速度を制御することによって
任意の持続性を付与することができ、薬物の特性に応じ
た持続的な治療効果を安定かつ確実に引き出すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施例および比較例を被検試料として行った
溶出試験の結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 45/00 A61K 47/32 C 47/32 47/34 C 47/34 47/36 C 47/36 47/38 C 47/38 9/14 K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬物、ヒドロゲル形成性高分子および水
    を含む流動性の混合物を凍結乾燥することを特徴とする
    徐放性製剤。
  2. 【請求項2】 混合物中に水が25〜95W/V%、ヒド
    ロゲル形成性高分子が5〜75W/V%含まれることを特
    徴とする請求項1記載の徐放性製剤。
  3. 【請求項3】 ヒドロゲル形成性高分子がヒドロキシプ
    ロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
    ス、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、カルボ
    キシビニルコポリマー、ポリエチレンオキサイド、プル
    ランおよびメタクリル酸コポリマーから選ばれた1種又
    は2種以上であることを特徴とする請求項1から3記載
    のいずれか1項に記載の徐放性製剤。
  4. 【請求項4】 薬物、ヒドロゲル形成性高分子および水
    を含む流動性の混合物を、合成樹脂製シートに複数形成
    されたポケット内に充填し凍結乾燥することを特徴とす
    る徐放性製剤の製造方法。
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