JPH099522A - 車両用交流発電機及びショットキバリアダイオード - Google Patents

車両用交流発電機及びショットキバリアダイオード

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JPH099522A
JPH099522A JP7158124A JP15812495A JPH099522A JP H099522 A JPH099522 A JP H099522A JP 7158124 A JP7158124 A JP 7158124A JP 15812495 A JP15812495 A JP 15812495A JP H099522 A JPH099522 A JP H099522A
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diode
voltage
barrier diode
junction
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草瀬  新
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梅田  敦司
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真 谷口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発電機特有の高サージ電圧に対する信頼性の低
下及び周辺回路及び製造工程の複雑化を招くことなく整
流素子の内部発熱の低減及び整流効率の向上を実現可能
な車両用交流発電機及びそれに好適なショットキバリア
ダイオードを提供する。 【構成】車両用交流発電機の全波整流器2構成する整流
素子をショットキバリアダイオードSで構成する。ショ
ットキバリアダイオードSは、サージ電圧により生じる
大きな雪崩降伏電流による発熱などにより整流特性が劣
化し、逆方向電圧印加時の漏れ電流が増大してしまうと
いう欠点を有するが、本構成では、ショットキバリアダ
イオードSと並列に接続した定電圧ダイオードZにより
サージ電圧を吸収するので、サージ電圧が印加された場
合に定電圧ダイオードZが降伏する。従って、ショット
キバリアダイオードSには定電圧ダイオードZの降伏電
圧を超える逆方向電圧が印加されることがなく、上記降
伏電圧を超えるサージ電圧による電流(サージ電流と呼
ぶ)がショットキバリアダイオードSに流れることがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用交流発電機に関
し、詳しくは、整流素子としてショットキバリアダイオ
−ドを用いた整流器を有する車両用交流発電機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用交流発電機は接合ダイオー
ドからなる三相全波整流器で整流を行っており、特開平
4−138030号公報は、整流素子をMOSトランジ
スタとした三相全波整流器を提案している。また、接合
ダイオードより順方向電圧降下が小さいショットキバリ
アダイオードを用いた整流器も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のSi接合ダイオ
ードからなる整流素子では、約0.8V程度の順方向電
圧降下Vdが生じ、大電流時には整流素子内で大きな発
熱(Vd・i)が生じ、チップ面積を一定とすればこの
発熱による内部温度上昇が出力電流限界が決定する。も
ちろん、冷却を工夫すれば出力電流限界を向上できる
が、ある程度以上の冷却性能の向上は容易ではない。ま
た、このような大きな順方向電圧は整流効率の向上を制
約する点でも問題となっている。
【0004】整流素子としてMOSトランジスタを用い
ると、上記したpn接合の順方向電圧降下を回避できる
利益があるが、制御回路及び製造工程が複雑となるとい
う問題がある。整流素子としてショットキバリアダイオ
ードを用いると、その順方向電圧降下及びそれに起因す
る素子内部の電力損失及び発熱が接合ダイオードより小
さいので、チップ面積及び冷却性能が等しければその
分、出力電流限界を向上でき、また高い整流効率も得ら
れ、更にMOSトランジスタに比べて周辺回路及び製造
工程が格段に簡素化でき有利である。
【0005】しかし、従来の車両用交流発電機は界磁電
流の断続制御、回転数の急変、負荷の開閉などにより発
生したり又はエンジン点火装置から誘導される大きなサ
ージ電圧が整流すべき発電電圧に重畳するという独特の
性質を有するが、これに対して通常のショットキバリア
ダイオ−ドはpn接合ダイオードに比較して物理特性が
異なる接合構造をもつなどの理由からサージ電圧により
その整流特性が劣化し易いという特性をもつので、従来
のショットキバリアダイオードを車両用交流発電機の整
流器に整流素子として用いることは従来は困難であっ
た。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、発電機特有の高サージ電圧に対する信頼性の低下
及び周辺回路及び製造工程の複雑化を招くことなく整流
素子の内部発熱の低減及び整流効率の向上を実現可能な
車両用交流発電機及びこの整流素子として好適なショッ
トキバリアダイオードを提供することを、その目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
アノードが多相の電機子巻線の各出力端に個別に接続さ
れるとともにカソードがバッテリの高位端に個別に接続
される多数の高位側の整流素子と、アノードが前記各出
力端に個別に接続されるとともにカソードがバッテリの
低位端に個別に接続される多数の低位側の整流素子とを
有し、前記両整流素子の少なくとも一方はショットキバ
リアダイオードからなる全波整流器と、前記ショットキ
バリアダイオードをバイパスする回路中に配設されて前
記電機子巻線から前記ショットキバリアダイオードに印
加されるサージ電圧を吸収するサージ電圧吸収手段とを
備えることを特徴とする車両用交流発電機である。
【0008】本発明の第2の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、前記ショットキバリアダイオ−ドがSiC
を素材としてなることを特徴としている。本発明の第3
の構成は、上記第1又は第2の構成において更に、前記
サージ電圧吸収手段が定電圧ダイオード(例えばツェナ
ーダイオード)を含むことを特徴としている。
【0009】本発明の第4の構成は、上記第3の構成に
おいて更に、前記定電圧ダイオードが、前記ショットキ
バリアダイオードの理論降伏電圧以下の降伏電圧を有す
ることを特徴としている。本発明の第5の構成は、上記
第3又は第4の構成において更に、前記定電圧ダイオー
ドが前記整流素子を兼ねることを特徴としている。
【0010】本発明の第6の構成は、上記第5の構成に
おいて更に、前記高位側及び低位側の整流素子の一方が
前記定電圧ダイオードからなり、前記高位側及び低位側
の整流素子の他方が前記ショットキバリアダイオードか
らなることを特徴としている。本発明の第7の構成は、
上記第3又は第4の構成において更に、前記定電圧ダイ
オードが、三相星型巻線からなる前記電機子巻線の中性
点を所定の電位点に接続される中性点電位変動抑止用の
ダイオ−ドからなることを特徴としている。
【0011】本発明の第8の構成は、上記第1乃至第7
のいずれかの構成において更に、前記サージ電圧吸収手
段がコンデンサを含むことを特徴としている。本発明の
第9の構成は、上記第1乃至第8のいずれかの構成にお
いて更に、前記ショットキバリアダイオードが、ショッ
トキバリア接合面を囲んで一導電型の基板にドープされ
た反対導電型の領域からなるガードリングと、前記ガー
ドリングに接して前記基板にドープされた高濃度の一導
電型領域とを有し、前記ガードリングと前記一導電型領
域との間のpn接合は前記定電圧ダイオードを兼ねるこ
とを特徴としている。
【0012】本発明の第10の構成は、上記第1乃至第
9のいずれかの構成において更に、前記ショットキバリ
アダイオードと前記バッテリとを含む回路が、前記回路
を開放するための回路開放スイッチを有することを特徴
としている。本発明の第11の構成は、上記第10の構
成において更に、前記回路開放スイッチが前記高位側及
び低位側の整流素子の一方を構成するMOSトランジス
タからなり、前記前記高位側及び低位側の整流素子の他
方は前記ショットキバリアダイオードからなることを特
徴としている。
【0013】本発明の第12の構成は、上記第11の構
成において更に、前記整流器から前記バッテリへの充電
電流の出力停止に関連する状態量を検出する発電停止検
出手段と、前記出力停止検出時に前記MOSトランジス
タの導通を優先して禁止するMOSトランジスタ導通禁
止手段とを備えることを特徴としている。本発明の第1
3の構成は、上記第11の構成において更に、前記MO
SトランジスタがSiCを素材として形成されているこ
とを特徴としている。
【0014】本発明の第14の構成は、上記第1乃至1
3のいずれかの構成において更に、界磁巻線に通電する
界磁電流を制御して発電電圧を調整する電圧調整器を有
し、前記ショットキバリアダイオードは前記電圧調整器
と共通のパッケージに収容されることを特徴としてい
る。本発明の第15の構成は、一導電型の基板と、前記
基板表面に被着されて前記基板表面にショットキバリア
接合面を形成するアノード側の金属電極と、前記ショッ
トキバリア接合面を囲んで前記基板の表面にドープされ
た反対導電型の領域からなるガードリングとを有するシ
ョットキバリアダイオードにおいて、前記前記ガードリ
ングに接して前記基板にドープされた高濃度の一導電型
領域と前記ガードリングとの間のpn接合は、定電圧ダ
イオードを兼ねることを特徴とするショットキバリアダ
イオードである。
【0015】本発明の第16の構成は、上記第15の構
成において更に、前記定電圧ダイオードが、前記ショッ
トキバリアダイオードの理論降伏電圧以下の降伏電圧を
有することを特徴としている。
【0016】
【作用及び発明の効果】本発明の第1の構成では、車両
用交流発電機の全波整流器を構成する高位側又は低位側
の整流素子をショットキバリアダイオードで構成する。
ショットキバリアダイオードは、サージ電圧により生じ
る大きな雪崩降伏電流による発熱などによりショットキ
バリア接合面の物理特性が変化し、逆方向電圧印加時の
漏れ電流が増大してしまうという欠点を有する。これに
対し、本構成では、ショットキバリアダイオードを迂回
する回路中に設けたサージ電圧吸収手段、例えば定電圧
ダイオードがサージ電圧を吸収して降伏するので、ショ
ットキバリアダイオードには定電圧ダイオードの降伏電
圧を超える逆方向電圧が印加されることがなく、上記降
伏電圧を超えるサージ電圧による電流(サージ電流と呼
ぶ)がショットキバリアダイオードに流れることがな
く、ショットキバリアダイオードをその整流特性劣化か
ら保護することができる。なお、順方向電圧印加時には
電流はサージ電圧吸収手段、例えば定電圧ダイオードよ
り低い順方向電圧降下を有するショットキバリアダイオ
ードに流れ、その結果として定電圧ダイオードの接合温
度はショットキバリアダイオードの接合温度より低くな
るので、サージ電圧が瞬時的に印加されてサージ電流が
過渡的に定電圧ダイオードに流れたとしても、定電圧ダ
イオードの接合温度はもともとショットキバリアダイオ
ードの接合温度より低いので、その最高温度は低くな
る。
【0017】本発明の第2の構成では、上記第1の構成
において更に、ショットキバリアダイオ−ドをSiCを
素材として形成するので、Siを素材とするショットキ
バリアダイオードに比べて格段に逆方向の漏れ電流を低
減することができ、バッテリの容量不足、容量低下を防
止することができる。まず、SiCショットキバリア接
合はSiショットキバリア接合に比べて順方向電圧降下
は大きいものの漏れ電流は格段に小さい利点を有してお
り、非発電時におけるバッテリの放電を良好に抑止する
ことができる。次に、逆方向電圧印加時のショットキバ
リアダイオードの電流(漏れ電流)はpn接合ダイオー
ドのそれに比べて接合部の温度上昇により著しく増加
し、例えば、エンジン停止直後におけるショットキバリ
アダイオードの漏れ電流はpn接合ダイオードのそれよ
り格段に増大するが、SiCはSiよりも格段に小さい
熱伝導率を有するので、接合温度の低下が早く、漏れ電
流の低下を早くすることができる。
【0018】更に、SiCの空乏層電界中の耐圧はSi
のそれに対して格段に高く、車両用交流発電機において
要求される大きな耐圧を実現するために必要な、接合近
傍の耐圧層(通常n型)の不純物濃度を顕著に高濃度化
することができ、かつ、厚さを顕著に薄くすることがで
きる。その結果、この耐圧層の電気抵抗によりほとんど
決定される整流素子の抵抗電圧降下を従来より格段に低
減することができ、大電流通電時の電力損失及び内部温
度上昇を低減することができる。
【0019】更に説明すれば、Siの降伏電界強度は約
30V/μmであり、上記300Vの耐圧を耐圧層で稼
ぐために、耐圧層中の電界強度が粗く見積もって一定と
仮定しても10μmの厚さが必要となるが、実際には空
乏層の電位傾斜の不均一のためにそれよりかなり大きな
厚さ(約20μm程度)が必要となる。このため、20
μmの厚さの空乏層で300Vを負担するには、耐圧層
の不純物濃度を約1×1015原子/cm3 以下とせねば
ならず、大きな抵抗及び抵抗電力損失及び発熱が生じて
しまう。すなわち、Siの300V耐圧層の必要厚さは
約20μm、その不純物濃度は1×1015原子/c
3 、抵抗率は約5Ω・cmとなる。
【0020】これに対して、SiCの降伏電界強度は約
400V/μmであり、SiCの300V耐圧層の必要
厚さは約4μm、その不純物濃度は2×1016原子/c
3、抵抗率は約1.25Ω・cmとなる。したがっ
て、SiC耐圧層の抵抗はSi耐圧層のそれに比べて1
/20にまで低減できることになる。本発明の第3の構
成では、上記第1又は第2の構成において更に、サージ
電圧吸収手段を定電圧ダイオードで構成するので、簡単
にサージ吸収を行うことができる。
【0021】本発明の第4の構成では、上記第3の構成
において更に、定電圧ダイオードの降伏電圧をショット
キバリアダイオードの理論降伏電圧以下とするので、シ
ョットキバリアダイオードに通電電流をほとんど0とす
ることができる。なお、この場合、定電圧ダイオードと
ショットキバリアダイオードとは並列接続されることが
好ましい。
【0022】本発明の第5の構成では、上記第3又は第
4の構成において更に、定電圧ダイオードが整流素子
(少なくともショットキバリアダイオードでない整流素
子)を兼ねるので、半導体素子数を低減でき、回路構成
を簡素化することができる。本発明の第6の構成では、
上記第5の構成において更に、高位側及び低位側の整流
素子の一方を定電圧ダイオードとし、他方をショットキ
バリアダイオードとするので、上記と同様、半導体素子
数を低減でき、回路構成を簡素化することができるとと
もに、非発電時にショットキバリアダイオードより漏れ
電流が小さい定電圧ダイオードがショットキバリアダイ
オードと直列接続されることになり、バッテリ放電を抑
止することができる。
【0023】本発明の第7の構成では、上記第3又は第
4の構成において更に、定電圧ダイオードが、第三高周
波電圧による三相星型電機子巻線の中性点の電位変動抑
止用のダイオ−ドからなるので、ダイオード機能を共用
することにより、半導体素子数の低減及び回路構成の簡
素化を図ることができる。本発明の第8の構成では、上
記第3又は第4の構成において更に、サージ電圧吸収手
段はコンデンサを含むので、すなわち、コンデンサを単
独で、または定電圧ダイオードと並列に用いるので、急
峻な立ち上がり波形のサージ電圧を良好に吸収すること
ができる。
【0024】特に、このサージ電圧吸収用のコンデンサ
として、バッテリと並列に接続されたコンデンサを用い
れば、このコンデンサは例えば周期的に変動が大きい電
流授受、蓄電手段としても用いることができるという効
果を奏する。本発明の第9の構成では、上記第1乃至第
8のいずれかの構成において更に、ショットキバリアダ
イオードのガードリングと基板の一部の領域との間のp
n接合を高濃度化して定電圧ダイオードとして用いる。
【0025】このようにすれば、半導体素子数を低減
し、回路構成及び配線を簡素化することができ、多数の
定電圧ダイオードでサージ電圧を分散吸収することがで
きる。本発明の第10の構成では、上記第1乃至第9の
いずれかの構成において更に、ショットキバリアダイオ
ードとバッテリとを直列に含む回路中に回路を開放する
ための回路開放スイッチを介設するので、非発電時にこ
のスイッチを開放してショットキバリアダイオードの漏
れ電流によるバッテリ放電を防止することができる。
【0026】本発明の第11の構成では、上記第10の
構成において更に、高位側及び低位側の整流素子の一方
を回路開放スイッチとしてのMOSトランジスタとし、
他方をショットキバリアダイオードとするので、半導体
素子数を低減し、回路構成及び配線を簡素化することが
できる。また、回路開放スイッチの増設による抵抗増大
もない。
【0027】本発明の第12の構成では、上記第11の
構成において更に、バッテリへの充電電流の出力停止す
なわち発電停止を検出した時にMOSトランジスタの導
通を優先して禁止するので、確実かつ自動的に漏れ電流
の遮断とバッテリ放電防止を実現することができる。本
発明の第13の構成では、上記第11の構成において更
に、MOSトランジスタをSiCを素材として形成する
ので、使用最高温度の向上(180℃)により発電機に
取り付けることが可能となり、配線の簡素化、配線抵抗
による電力損失の低減を実現することができる。
【0028】本発明の第14の構成では、上記第1乃至
第13の構成において更に、電圧調整器のパッケージ内
にショットキバリアダイオードを収容するので、装置構
成を簡素化することができる。すなわちpn接合ダイオ
ードより低損失のショットキバリアダイオードを採用し
たので、従来は発熱が大きくて一体化が困難であったレ
ギュレータと整流素子とを一体化することができ、配線
の簡素化、回路装置の小型化を図ることができる。
【0029】本発明の第15の構成では、ショットキバ
リアダイオードのガードリングと基板の一部領域との間
のpn接合を高濃度化して定電圧ダイオードとして用い
る。なお、この一部領域はショットキバリアダイオード
の耐圧低下を回避するため、ショットキバリアダイオー
ドの金属電極と接触しないことが好ましい。このように
すれば、半導体素子数を低減し、回路構成及び配線を簡
素化することができる。
【0030】本発明の第16の構成では、上記第15の
構成では、定電圧ダイオードがショットキバリアダイオ
ードの理論降伏電圧以下の降伏電圧を有するので、サー
ジ電圧によるサージ電流がショットキバリア接合面に集
中するのを防止することができる。
【0031】
【実施例】
(実施例1)本発明の車両用交流発電機の一実施例を図
1に示す回路図を参照して説明する。この車両用交流発
電機は、複数の爪が互いに入り組んで界磁巻線10を囲
包するランデル型爪状多極型の界磁鉄心(図示せず)
と、この界磁鉄心の外周側に小ギャップを介して配置さ
れて三相電機子巻線11、12、13が巻装された電機
子鉄心(図示せず)と、三相電機子巻線11、12、1
3の発電電圧を整流してバッテリ3を充電する整流器2
と、バッテリ3と並列接続されるコンデンサ4と、バッ
テリ電圧Vbに応じて界磁巻線10に通電する界磁電流
を断続制御するレギュレータ(発電電圧制御手段)5と
を備えている。
【0032】整流器2は、ハイサイド側の整流素子をな
すダイオード21〜23と、ローサイド側の整流素子を
なすダイオード24〜26とからなる。ダイオード21
〜23のアノードは電機子巻線11〜13の出力端に個
別に接続され、それらのカソードは整流器2の高位直流
出力端20を通じてバッテリ3及びコンデンサの高位端
に接続されている。ダイオード24〜26のカソードは
電機子巻線11〜13の出力端に個別に接続され、それ
らのアノードは接地されている。
【0033】コンデンサ4は、本発明でいうサージ電圧
吸収手段としてサージ電圧を吸収して電源ラインHLの
電位変動を抑止するとともに、電気負荷の開閉などに応
じて生じる電位変動の高周波成分に追従して電流の授受
を行い、電源ラインHLの高周波電位変動を低減する。
レギュレータ5は、通常の形式の回路であって、基準電
圧発生回路51が発生する基準電圧Vrefとバッテリ
電圧Vbとをコンパレータ52で比較し、その比較結果
で界磁電流断続用のスイッチングトランジスタ53を断
続制御して界磁巻線10に流れる界磁電流を制御し、発
電電圧を調整する。54はフライバックダイオードであ
る。
【0034】ダイオード21〜26の構造の一例を図2
を参照して更に詳しく説明する。n+ 基板61表面にn
- 耐圧層62がエピタキシャル成長により形成され、そ
の表面に二重のイオン注入によりP型ガードリング63
及びP+ 低抵抗層64が形成されている。P型ガードリ
ング63により囲まれたn- 耐圧層62の表面及びP型
ガードリング63の表面にはn- 耐圧層62との間で好
適な障壁電位のショットキバリア接合を形成する金属膜
65が真空蒸着又はスパッタリングで被着されている。
66はチップ周辺を保護する保護絶縁膜である。金属膜
65とn-耐圧層62との間の接合面Sはショットキバ
リア接合面となっており、ショットキバリアダイオード
を構成する。一方、P型ガードリング63とn+ 基板6
1との間のpn接合Zは定電圧ダイオードを構成する。
【0035】ここで、n- 耐圧層62の厚さ及び不純物
濃度は、ダイオード21〜26の定格耐圧におけるショ
ットキバリア空乏層の電界(特にn- 耐圧層62の表面
における電界)が雪崩降伏電界を生じない範囲で最大と
なるという条件下にて設定されことが好ましいが、この
ような設定作業は周知であるので説明を省略する。P型
ガードリング63は直接又はP+ 低抵抗領域64を通じ
て金属電極65にオーミックコンタクトしており、した
がって、pn接合Zはショットキバリア接合Sと並列接
続されている。このpn接合Zで構成される定電圧ダイ
オードの雪崩降伏耐圧はP型ガードリング63の厚さ及
び不純物濃度又は不純物濃度のみにて決定されるが、こ
こでは、P型ガードリング63の厚さ及び不純物濃度
は、上記定格耐圧にて空乏層の電界(特にn+ 基板61
の境界面における電界)が雪崩降伏電界を開始するとい
う条件下にて設定されことが好ましいが、このような設
定作業は周知であるので説明を省略する。好適例におい
て、シリコンでは、n-耐圧層62の不純物濃度は約1
〜9×1015原子/cm3 、P型ガードリング63の不
純物濃度は約4×1016〜9×1017原子/cm3 程度
が好適である。
【0036】以下、この装置の動作を説明する。三相全
波整流器をなす整流器2が通常の接合ダイオード式の三
相全波整流器と同様に三相交流電圧を全波整流してバッ
テリ3を充電する。いま、ショットキバリアダイオード
21〜26の一部又は全部に逆バイアス方向にサージ電
圧が印加された場合を考える。上記定格耐圧を超えるサ
ージ電圧は定電圧ダイオードをなすpn接合Zを通じて
ショットキバリア接合Sを迂回するので、このショット
キバリア接合Sが大電流の瞬時的な集中により劣化する
のを防止することができる。なお、領域63、64の抵
抗率はn- 耐圧層62の抵抗率より格段に小さく、n-
耐圧層62よりも面積を小型化してもその抵抗電圧降下
を低減することができる。
【0037】Siを素材とするpn接合ダイオードを整
流素子とした場合(実線)と、Siを素材とし金属電極
として銅を用いたショットキバリアダイオードを整流素
子とした場合(破線)との出力(最大出力電流)と回転
数との関係の実測値を図3に示す。なお、両整流素子に
おけるショットキバリア接合の面積及びpn接合の面積
は等しくし、定格耐圧は等しく50Vとした。
【0038】また、上記実施例では、ショットキバリア
ダイオード21〜26をSi(シリコン)を素材として
作製したが、SiCを素材とすることにより耐圧層の抵
抗を格段に低減することができ、抵抗損失を低減するこ
とができる。 (実施例2)他の実施例を図4を参照して説明する。
【0039】この実施例は実施例1(図1参照)におい
て電源線HLとバッテリ3の高位端との間に回路開放ス
イッチ7を介設したものである。この実施例では、回路
開放スイッチ7を非発電時に開放することができ、その
結果、非発電時におけるショットキバリアダイオード2
1〜26の漏れ電流によりバッテリ容量が定価すること
がない。なお、このスイッチ7は手動操作スイッチであ
るがその代わりに、発電電圧の確立又はエンジン回転数
の確立又は充電電流の流出を検出してスイッチ7の変わ
りをなすリレーなどを作動させてもよい。 (実施例3)ショットキバリアダイオード21〜26の
他の構造例を図5を参照して説明する。
【0040】この実施例では、n- 耐圧層62への二重
のイオン注入によりP+ ガードリング63a及びn型領
域64aが形成されている。したがって、この実施例で
はP + ガードリング63aとn型領域64aとの間のp
n接合部が定電圧ダイオードを構成することになる。i
gはショットキバリアダイオード21〜26の順方向電
流であり、isは定電圧ダイオードのサージ電流であ
る。
【0041】なお、n型領域64aとn+ 基板61との
間のn- 耐圧層62の厚さはできるだけ薄いことが好ま
しい。これはサージ電流通電時におけるこの部位の電圧
降下の増大分だけショットキバリア接合の漏れ電流(逆
方向電流)が増大するのを防止するためである。 (実施例4)他の実施例を図6を参照して説明する。
【0042】この実施例は実施例1(図1参照)のショ
ットキバリアダイオード24〜26をMOSトランジス
タ71〜73に置換し、レギュレータ5aにてこれらM
OSトランジスタ71〜73を制御するものである。な
お、MOSトランジスタ71〜73は図1のショットキ
バリアダイオード21〜23を置換する位置に配設して
もよいことはもちろんである。このMOSトランジスタ
71〜73は実施例2で説明した回路開放スイッチ7と
同様に非発電時に強制遮断されてバッテリの充電不足を
防止する機能を有する。
【0043】以下、レギュレータ5aによるMOSトラ
ンジスタ71〜73の制御動作を図7のフローチャート
を参照して説明する。まず、電機子巻線11の発電電圧
Vuが0Vより小さいかどうかを調べ(100)、小さ
ければMOSトランジスタ71をオンし(102)、以
上ならMOSトランジスタ71をオフする(104)。
次に、電機子巻線12の発電電圧Vvが0Vより小さい
かどうかを調べ(106)、小さければMOSトランジ
スタ72をオンし(108)、以上ならMOSトランジ
スタ71をオフする(110)。次に、電機子巻線13
の発電電圧Vwが0Vより小さいかどうかを調べ(11
2)、小さければMOSトランジスタ73をオンし(1
14)、以上ならMOSトランジスタ71をオフする
(116)。
【0044】次に、読み込んだ発電電圧Vuからその周
波数f及び平均電圧Vumeanを算出し(117)、
それらが所定のしきい値fth、Vthより小さいかど
うかを調べ、どちらかでも小さければバッテリ充電状態
ではないと判定して(非発電状態)MOSトランジスタ
71〜73をオフし、そうでなければ発電状態と判定し
てステップ100にリターンする。 (実施例5)他の実施例を図8を参照して説明する。
【0045】この実施例は実施例1(図1参照)のショ
ットキバリアダイオード24〜26を定電圧ダイオード
81〜78に置換したものである。このようにすれば定
電圧ダイオード81〜83は整流素子として作用すると
ともにショットキバリアダイオード21〜23に印加さ
れるサージ電圧を吸収する機能をも有する。すなわち、
例えば、電機子巻線11の出力端の発電電圧Vuに大き
なサージ電圧が重畳したとする。このサージ電圧はショ
ットキバリアダイオード21を通じてショットキバリア
ダイオード22や23のカソードに印加されるが、一
方、このサージ電圧は定電圧ダイオード81を降伏させ
るため、発電電圧Vuが定電圧ダイオード81の降伏電
圧以上に上昇することはなく、サージ電流によるショッ
トキバリアダイオード22、23の劣化を防止すること
ができる。
【0046】なお、定電圧ダイオード81〜83は必要
な定格耐圧を有するpn接合ダイオードで構成すればよ
い。この定電圧ダイオード81〜83は非発電時におけ
るショットキバリアダイオード21〜23の漏れ電流を
遮断する効果も有するので非発電時におけるバッテリ容
量の低下を防止することもできる。もちろん、ハイサイ
ド側の整流素子を定電圧ダイオードとし、ローサイド側
の整流素子をショットキバリアダイオードとしてもよ
い。 (実施例6)他の実施例を図9を参照して説明する。
【0047】この実施例は実施例1(図1参照)におい
て星型接続された三相電機子巻線11〜13の中性点電
位Vmの変動(特に第三高調波成分による変動)を低減
するための中性点電位変動抑止用のダイオード91、9
2を定電圧ダイオードとすることによりショットキバリ
アダイオード21〜26のサージ電圧を吸収するもので
ある。
【0048】すなわち、電源線HLにサージ電圧が重畳
して高くなれば定電圧ダイオード91が降伏し、場合に
よっては定電圧ダイオード92も降伏して電源線HLの
電位上昇を抑止することができ、中性点電圧Vmの電位
がサージ電圧の重畳により高くなれば定電圧ダイオード
92が降伏して電源線HLの電位上昇を抑止することが
できる。
【0049】すなわち、上記説明したコンデンサ4、p
n接合Z、定電圧ダイオード81〜83、91、92は
本発明でいうサージ電圧吸収手段を構成する。もちろ
ん、格ショットキバリアダイオード21〜26と個別に
定電圧ダイオードを並列接続することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の車両用交流発電機の回路図である。
【図2】図1のショットキバリアダイオード21〜26
の要部断面図である。
【図3】図1の車両用交流発電機と従来の車両用交流発
電機との出力特性の比較を示す特性図である。
【図4】実施例2の車両用交流発電機の回路図である。
【図5】実施例3のショットキバリアダイオード21〜
26の要部断面図である。
【図6】実施例4の車両用交流発電機の回路図である。
【図7】図6のレギュレータ5aの動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】実施例5の車両用交流発電機の要部回路図であ
る。
【図9】実施例6の車両用交流発電機の要部回路図であ
る。
【符号の説明】
2は整流器(全波整流器)、3はバッテリ、4はコンデ
ンサ(サージ電圧吸収手段)、5はレギュレータ(電圧
調整器)、21〜26はショットキバリアダイオード
(整流素子)、63、63aはガードリング、7は回路
開放スイッチ、71〜73はMOSトランジスタ(整流
素子兼回路開放スイッチ)、ステップ122はMOSト
ランジスタ導通禁止手段。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アノードが多相の電機子巻線の各出力端に
    個別に接続されるとともにカソードがバッテリの高位端
    に個別に接続される多数の高位側の整流素子と、アノー
    ドが前記各出力端に個別に接続されるとともにカソード
    がバッテリの低位端に個別に接続される多数の低位側の
    整流素子とを有し、前記両整流素子の少なくとも一方は
    ショットキバリアダイオードからなる全波整流器と、 前記ショットキバリアダイオードをバイパスする回路中
    に配設されて前記電機子巻線から前記ショットキバリア
    ダイオードに印加されるサージ電圧を吸収するサージ電
    圧吸収手段とを備えることを特徴とする車両用交流発電
    機。
  2. 【請求項2】前記ショットキバリアダイオ−ドはSiC
    を素材としてなる請求項1記載の車両用交流発電機。
  3. 【請求項3】前記サージ電圧吸収手段は定電圧ダイオー
    ドを含む請求項1又は2記載の車両用交流発電機。
  4. 【請求項4】前記定電圧ダイオードは、前記ショットキ
    バリアダイオードの理論降伏電圧以下の降伏電圧を有す
    る請求項3記載の車両用交流発電機。
  5. 【請求項5】前記定電圧ダイオードは前記整流素子を兼
    ねる請求項3又は4記載の車両用交流発電機。
  6. 【請求項6】前記高位側及び低位側の整流素子の一方は
    前記定電圧ダイオードからなり、前記高位側及び低位側
    の整流素子の他方は前記ショットキバリアダイオードか
    らなる請求項5記載の車両用交流発電機。
  7. 【請求項7】前記定電圧ダイオードは、三相星型巻線か
    らなる前記電機子巻線の中性点を所定の電位点に接続さ
    れる中性点電位変動抑止用のダイオ−ドからなる請求項
    3又は4記載の車両用交流発電機。
  8. 【請求項8】前記サージ電圧吸収手段はコンデンサを含
    む請求項1乃至7のいずれか記載の車両用交流発電機。
  9. 【請求項9】前記ショットキバリアダイオードは、ショ
    ットキバリア接合面を囲んで一導電型の基板にドープさ
    れた反対導電型の領域からなるガードリングと、前記ガ
    ードリングに接して前記基板にドープされた高濃度の一
    導電型領域とを有し、前記ガードリングと前記一導電型
    領域との間のpn接合は前記定電圧ダイオードを兼ねる
    請求項1乃至8のいずれか記載の車両用交流発電機。
  10. 【請求項10】前記ショットキバリアダイオードと前記
    バッテリとを含む回路は、前記回路を開放するための回
    路開放スイッチを有する請求項1乃至9のいずれか記載
    の車両用交流発電機。
  11. 【請求項11】前記回路開放スイッチは前記高位側及び
    低位側の整流素子の一方を構成するMOSトランジスタ
    からなり、前記前記高位側及び低位側の整流素子の他方
    は前記ショットキバリアダイオードからなる請求項10
    記載の車両用交流発電機。
  12. 【請求項12】前記整流器から前記バッテリへの充電電
    流の出力停止に関連する状態量を検出する発電停止検出
    手段と、前記出力停止検出時に前記MOSトランジスタ
    の導通を優先して禁止するMOSトランジスタ導通禁止
    手段とを備える請求項11記載の車両用交流発電機。
  13. 【請求項13】前記MOSトランジスタはSiCを素材
    として形成されている請求項11記載の車両用交流発電
    機。
  14. 【請求項14】界磁巻線に通電する界磁電流を制御して
    発電電圧を調整する電圧調整器を有し、前記ショットキ
    バリアダイオードは前記電圧調整器と共通のパッケージ
    に収容される請求項1乃至13のいずれか記載の車両用
    交流発電機。
  15. 【請求項15】一導電型の基板と、前記基板表面に被着
    されて前記基板表面にショットキバリア接合面を形成す
    るアノード側の金属電極と、前記ショットキバリア接合
    面を囲んで前記基板の表面にドープされた反対導電型の
    領域からなるガードリングとを有するショットキバリア
    ダイオードにおいて、 前記前記ガードリングに接して前記基板にドープされた
    高濃度の一導電型領域と前記ガードリングとの間のpn
    接合は、定電圧ダイオードを兼ねることを特徴とするシ
    ョットキバリアダイオード。
  16. 【請求項16】前記定電圧ダイオードは、前記ショット
    キバリアダイオードの理論降伏電圧以下の降伏電圧を有
    する請求項15記載のショットキバリアダイオード。
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