JPH0995098A - インサート成形品の製造方法およびインサートフィルム - Google Patents

インサート成形品の製造方法およびインサートフィルム

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JPH0995098A
JPH0995098A JP27668795A JP27668795A JPH0995098A JP H0995098 A JPH0995098 A JP H0995098A JP 27668795 A JP27668795 A JP 27668795A JP 27668795 A JP27668795 A JP 27668795A JP H0995098 A JPH0995098 A JP H0995098A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 凹部と凸部との段差が大きく、また、凹部と
凸部との境目が角張った凹凸をインサート成形品の表面
に形成できる、インサート成形品の製造方法と、これに
用いるインサートフィルムを提供すること。 【構成】 アクリル樹脂を主成分とする透明な基体シー
トの表面に、硬化性の撥液層が部分的に形成され、撥液
層が形成されていない部分には表面が撥液層の表面より
凹んだ親水または親油性層が形成され、裏面に接着層が
形成されたインサートフィルム。インサートフィルム
を、撥液層を硬化させた後に射出成形用金型内に配置
し、型閉めした後に溶融樹脂を金型内に射出し、樹脂を
固化させることにより、樹脂成形品にインサートフィル
ムを接着し、その後、水性または油性塗料を用い撥液層
側の面に塗装することにより、表面が撥液層の表面より
凹んだ塗料層を親水または親油性層上に形成する、イン
サート成形品の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家具用表面材、
建築用内外装材、自動車内装部品などとして用いる材料
に、表面の凹凸および木目柄などの図柄を形成するため
の、インサート成形品の製造方法と、これに用いるイン
サートフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂成形品基材に木目柄などの装
飾を施すには、表面に凹凸を形成した化粧シートを用い
た。具体的には、特開平6-8391号または特開平6-8392号
などに記載された化粧シートがある。これらの化粧シー
トの構成は、透明な基体シートの表面にベタの着色層が
形成され、その次に木目模様の図柄層がパターンに形成
され、図柄層が形成されていない部分には導管模様の撥
液性インキ層が形成され、最表面に硬化性樹脂が塗布さ
れた構成である。
【0003】最表面に塗布された硬化性樹脂が撥液性イ
ンキ層上ではじかれることによって、撥液性インキ層が
形成されていない部分、すなわち図柄層上にのみ硬化性
樹脂層が形成されるか(図7参照)、あるいは、撥液性
インキ層上では硬化性樹脂層が薄膜に形成され、撥液性
インキ層が形成されていない部分、すなわち図柄層上で
は硬化性樹脂層が厚膜に形成される(図8参照)。結
果、撥液性インキ層が形成された部分は、導管部分を表
現するための凹部を、撥液性インキ層が形成されていな
い部分は、導管を除く木目部分および木地部分を表現す
るための凸部を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の化粧シートで
は、最表面に塗布された硬化性樹脂が撥液性インキ層に
完全にははじかれずに、前記したように撥液性インキ層
上では硬化性樹脂層が薄膜に形成され、撥液性インキ層
が形成されていない部分、すなわち図柄層上では硬化性
樹脂層が厚膜に形成されることが多い(図8参照)。し
たがって、このような化粧シートを用いて装飾が施され
た樹脂成形品は、表面に形成された凹凸の凹部と凸部と
の段差が小さく、また、凹部と凸部との境目が滑らかな
曲線となることにより、天然木材の質感を充分には表現
できないものであった。
【0005】この発明は上記の欠点を解決し、凹部と凸
部との段差が大きく、また、凹部と凸部との境目が角張
った凹凸をインサート成形品の表面に形成できる、イン
サート成形品の製造方法と、これに用いるインサートフ
ィルムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、この発明のインサートフィルムは、アクリ
ル樹脂を主成分とする透明な基体シートの表面に、硬化
性の撥液層が部分的に形成され、撥液層が形成されてい
ない部分には表面が撥液層の表面より凹んだ親水または
親油性層が形成され、裏面に接着層が形成された構成と
した。また、アクリル樹脂を主成分とする透明な基体シ
ートの表面に、硬化性の撥液層が部分的に形成され、撥
液層が形成されていない部分には表面が撥液層の表面よ
り凹んだ親水または親油性層が形成され、裏面に木目層
と不透明下地層とからなる図柄層、接着層が順次形成さ
れた構成にしてもよい。また、撥液層と隣接する他の撥
液層との間隔が0.2〜3.0mmである構成にしてもよい。
【0007】この発明のインサート成形品の製造方法
は、上記いずれかのインサートフィルムを、撥液層を硬
化させた後に射出成形用金型内に配置し、型閉めした後
に溶融樹脂を金型内に射出し、樹脂を固化させることに
より、樹脂成形品にインサートフィルムを接着し、その
後、水性または油性塗料を用い撥液層側の面に塗装する
ことにより、表面が撥液層の表面より凹んだ塗料層を親
水または親油性層上に形成する構成とした。また、塗料
層の表面光沢が撥液層の表面光沢と異なる構成にしても
よい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明についてさらに詳しく説明する。図1は、この発明の
インサートフィルムの一実施例を示す模式断面図であ
る。図2は、この発明のインサートフィルムの他の実施
例を示す模式断面図である。図3および図4は、この発
明のインサート成形品の製造方法の一工程をそれぞれ示
す模式断面図である。図5は、この発明のインサートフ
ィルムを用いて、この発明のインサート成形品の製造方
法により製造されたインサート成形品の一実施例を示す
模式断面図である。図6は、この発明のインサートフィ
ルムを用いて、この発明のインサート成形品の製造方法
により製造されたインサート成形品の他の実施例を示す
模式断面図である。図中、1は基体シート、2は撥液
層、3は図柄層、4は木目層、5は不透明下地層、6は
接着層、7は親水または親油性層、8はインサートフィ
ルム、9は塗料層、10は可動型、11は固定型、12
は射出口、13は溶融樹脂、14は樹脂成形品を示して
いる。
【0009】透明な基体シート1は、アクリル樹脂を主
成分とする透明な樹脂シートである。アクリル樹脂を主
成分とする透明な樹脂シートは、PETフィルムなどに
比べ、耐光性および耐候性に優れ、例えば、基体シート
の裏面に図柄層3などの着色層が形成されている場合、
これらの退色や損傷を抑えることができる。また、アク
リル樹脂を主成分とする透明な樹脂シートは、加工性が
優れており、基体シートとしてアクリル樹脂を主成分と
する透明な樹脂シートを用いたインサートフィルムは、
射出成形用金型の内面形状が複雑な形状であったり、立
ち上がりの深い凹部から成る形状であったとしても、加
熱や真空吸引されることによって射出成形用金型の内面
形状どうりに変形し、所望の表面形状を呈するインサー
ト成形品を得ることができる。さらに、アクリル樹脂を
主成分とする透明な樹脂シートはインキを選ばないの
で、インキや接着剤の選択幅が非常に広い。
【0010】アクリル樹脂を主成分とする透明な基体シ
ート1としては、ポリメタクリル酸メチルやポリメタク
リル酸エチル、ポリメタクリル酸プロピル、ポリメタク
リル酸ブチルなどの純粋なアクリル樹脂からなるアクリ
ルシートだけでなく、アクリル樹脂と他の樹脂(例え
ば、フッ素樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン
樹脂など)との共重合体からなる成分のシートや、アク
リルシートと他のプラスチックシート(例えば、フッ
素、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、
ポリエチレン酢酸ビニル、ポリカーボネートなどからな
るシート)との積層シートなども含む。積層シートの積
層方法は、ダイレクトラミネート、ドライラミネートな
どの各種ラミネート法やヒートシール法による方法があ
る。二軸延伸ポリエステルシートや二軸延伸ポリプロピ
レンシートなどは、純粋のアクリルシートよりも伸びが
悪いので、これらを使用して積層シートとするときは比
較的薄めのシートを使用するのが好ましい。
【0011】基体シート1の厚みは、10〜500μmの範
囲内で特に限定されないが、十分な耐光性を得るために
は50μm以上が好ましい。また、十分な加工性を得るた
めには300μm以下が好ましい。良好な耐光性と良好な
加工性とを同時に有するための厚みとしては、メタクリ
ル酸メチルの場合は、125μm、200μmなどがある。
【0012】撥液層2は、基体シート1の表面に部分的
に形成され、後の工程で、撥液層側の面を塗装した際に
塗料をはじくものである。撥液層2の材質としては、撥
液性を有し、基体シート1に接着し、また、パターン形
成可能な材料であればとくに限定されない。具体的に
は、メラミン樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂などがあ
る。これらの材料は、単体で使用することもできるが、
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン酢酸ビニル樹
脂、ポリカーボネート樹脂などの一般汎用樹脂と、適度
な比で混合または共重合体にして使用することもでき
る。なお、これらの樹脂にはポリイソシアネートなどの
架橋剤を添加することもできる。また、撥液層2には硬
化剤を添加する。硬化剤としては、紫外線硬化性樹脂な
どの光硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂などの放射線硬化
性樹脂、熱硬化性樹脂、二液硬化性樹脂などからなる硬
化剤を用いるとよい。硬化剤を添加する理由は、撥液層
2に、表面強度を与えるためであり、また、後の工程に
おける樹脂成形の際のインサートフィルムの加熱や、溶
融樹脂の熱圧により、撥液層2が潰れないようにするた
めでもある。
【0013】撥液層2は、オフセット印刷法、グラビア
印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法などの通常
の印刷法やロールコート法、スプレーコート法などのコ
ート法により形成する。なお、撥液層2は、インサート
成形品表面の凹凸形状の、凸部となるように構成する。
すなわち、撥液層2は、後の工程で、撥液層2側の面を
塗装し、撥液層2が形成されていない部分にのみ、塗料
層を形成した際に、表面が塗料層9の表面より出っ張る
ようにするものである。このような撥液層2の厚みは、
3〜30μmが適当である。
【0014】また、撥液層2と隣接する他の撥液層2と
の間隔は0.2〜3.0mmとするのがよい。これらの間隔が0.
2mmより狭い場合には、隣接する撥液層をひっつき合わ
ないように層形成することが技術的に困難となり、たと
え間隔を開けて層形成できたとしても、撥液層2が形成
されていない部分を凹部として認識することが困難にな
る。これらの間隔が3.0mmより広い場合には、後の工程
における樹脂成形の際のインサートフィルムの加熱や、
溶融樹脂の熱圧により、撥液層が形成されていない部分
の基体シートが、撥液層側に盛り上がって、表面の凹凸
形状が潰れて平坦になってしまう可能性がある。
【0015】また、撥液層2と隣接する他の撥液層2と
の間隔は0.2〜1.0mmとするのがより好ましい。例えば、
後の工程の射出成形用金型の内面形状が複雑な形状であ
ったり、立ち上がりの深い凹部から成る形状であったり
する場合には、樹脂成形の際のインサートフィルムの加
熱温度や溶融樹脂の加熱温度を通常より高くしたり、ま
た、溶融樹脂を通常より高い圧力で射出することがあ
る。撥液層2と隣接する他の撥液層2との間隔が0.2〜
1.0mmの範囲であれば、このような場合であっても、撥
液層が形成されていない部分の基体シートが、撥液層側
に盛り上がって、表面の凹凸形状が潰れて平坦になって
しまう心配はない。
【0016】撥液層2の表面は、上記の樹脂を用いる場
合は、通常は艶状である(図2参照)。撥液層2の表面
は、上記樹脂中に炭酸カルシウム、酸化ケイ素、酸化チ
タンなどの粒子を混ぜることによって艶消し状とするこ
とができる(図1参照)。この粒子の粒径は0.1〜10μ
mである。
【0017】なお、木目模様のインサートフィルムを得
る場合、撥液層2の形成されていない部分は木材の切り
口に現れる導管を表現するための凹部となる。したがっ
て、撥液層2の形成されていない部分が導管模様となる
ように、撥液層2をパターン形成する必要がある。
【0018】木目模様のインサートフィルムを得る場
合、撥液層2と隣接する他の撥液層2との間隔は0.5〜
3.0mmとするのがより好ましい。これらの間隔が0.5〜3.
0mmの範囲であれば、撥液層2の形成されていない部分
により導管を表現する場合に、天然の木目模様により近
い意匠を表現できると思われるからである。なお、木目
模様のインサートフィルムを得る場合で、しかも、後の
工程の射出成形用金型の内面形状が複雑な形状であった
り、立ち上がりの深い凹部から成る形状であったりする
場合には、撥液層2と隣接する他の撥液層2との間隔
は、上記の理由により、0.5〜1.0mmとするのがより好ま
しい。
【0019】また、撥液層2が形成されていない部分に
は、表面が撥液層2の表面より凹んだ親水または親油性
層7を形成する。親水または親油性層7は、親水性また
は親油性の高い材質により形成され、後の工程で、撥液
層側の面を塗装した際に、撥液層2が形成されていない
部分、すなわち親水または親油性層7上にのみ塗料層が
形成されるようにするものである。親水性の高い材質と
しては、ポリ酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリエステル樹脂などが挙げられる。また、親油性
の高い材質としては、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ
酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリ酢酸ビニル樹脂などが挙げられる。
【0020】親水または親油性層7は、厚みを0.2〜1.0
μmの薄膜に形成し、表面が撥液層2の表面より凹むよ
うにする。親水または親油性層7の厚みが0.2μmより
薄い場合には、親水性または親油性を充分に発揮でき
ず、撥液層2が形成されていない部分、すなわち親水ま
たは親油性層7上にのみ塗料層が形成されるようにする
ことが困難となる。また、親水または親油性層7の厚み
は、撥液層2の厚みおよび塗料層9の厚みにより、調節
が必要であり、前記した0.2〜1.0μmの値は単に薄膜を
意味する値に過ぎない。
【0021】親水または親油性層7の形成方法として
は、オフセット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印
刷法、フレキソ印刷法などの通常の印刷法や、ロールコ
ート法、スプレーコート法などのコート法がある。
【0022】基体シート1の裏面には、図柄層3を形成
してもよい。図柄層3は、通常は印刷層からなり、樹脂
をバインダーとし、適切な色の顔料(パール粉やアルミ
粉などを混入した光輝性顔料を含む)または染料を着色
剤として含有する着色インキを用い形成するとよい。図
柄層3の形成方法としては、オフセット印刷法、グラビ
ア印刷法、スクリーン印刷法などの通常の印刷法などを
用いるとよい。特に、多色刷りや階調表現を行うには、
オフセット印刷法やグラビア印刷法が適している。ま
た、単色の場合には、グラビアコート法、ロールコート
法、コンマコート法などのコート法を採用することもで
きる。また、図柄層3は、金属薄膜層からなるもの、あ
るいは印刷層と金属薄膜層の組み合わせからなるもので
もよい。図柄層3は、表現したい図柄に応じて、全面的
に設ける場合や部分的に設ける場合もある。なお、図柄
層3は、基体シートとして積層シートを用いる場合に
は、シートとシートの間に形成してもよい。
【0023】また、基体シート1の裏面には、アンカー
層を形成してもよい。アンカー層は、基体シートと接着
剤層との接着性が悪い場合に形成する。アンカー層の形
成方法としては、図柄層と同様の印刷法やコート法など
を用いるとよい。
【0024】木目模様のインサートフィルムを得る場
合、木目層4と不透明下地層5とを組み合せて図柄層3
として、所望の木目模様を形成するとよい。
【0025】木目層4は、木材の切り口に現れる年輪、
繊維、導管など木目模様を表現するための層である。具
体的な木目模様としては柾目や板目などがある。木目層
4は、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポ
リエステル、ポリアクリル、ポリウレタン、塩化ゴム、
硝化綿などの熱可塑性樹脂をバインダーとして用い、木
目模様の色の顔料や染料を着色材として含有するものを
用いて、茶色や焦げ茶色、黄土色、赤茶色などから単一
あるいは複数色を選択する。木目層4は、グラビア印刷
法、スクリーン印刷法などの通常の印刷法などにより形
成する。あるいは、木目層4は、天然の木目模様により
近いものとするために、色濃度あるいは膜厚を段階的あ
るいは連続的に変化させるようにグラデーションをかけ
て、基体シート1の一部あるいは全面に形成してもよ
い。木目層4の厚みは、0.5〜5μmの範囲内で調節す
る。
【0026】不透明下地層5は、木材の切り口に現れる
木目以外の木地の色を表現した層である。不透明下地層
5は、通常、木目層4の色よりも淡色でかつ単一色で表
現した層である。木目層4は、塩化ビニル酢酸ビニル共
重合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリル、ポ
リウレタン、塩化ゴム、硝化綿などの熱可塑性樹脂をバ
インダーとして用い、下地層の色の顔料や染料を着色材
として含有するものを用いて、茶色や焦げ茶色、黄土
色、クリーム色、黄色、赤茶色などの色から単一あるい
は複数色を選択する。必要により、木目層4として選択
する色より濃色となるように選択してもよいし、淡色と
なるように選択してもよい。不透明下地層5は、グラビ
ア印刷法、スクリーン印刷法などの通常の印刷法やロー
ルコート法により形成する。不透明下地層5の厚みは、
2〜10μmが適当である。
【0027】基体シート1の裏面の最外面には、接着層
6を形成する。接着層6は、アクリル樹脂、ウレタン樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エチレンブチ
ルアルコール樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、塩化
ビニル・酢酸ビニル共重合体などを用いるとよい。
【0028】また、この発明のインサート成形品の製造
方法は、前記インサートフィルム8を使用して、インサ
ート成形法にて製造するものである。つまり、前記イン
サートフィルムを撥液層2を硬化させた後に射出成形用
金型内に配置し、型閉めした後に溶融樹脂13を金型内
に射出し、樹脂を固化させることにより、樹脂成形品1
4にインサートフィルム8を接着するものである(図
3、図4参照)。なお、撥液層2の硬化は、後の工程に
おける樹脂成形の際のインサートフィルムの加熱や、溶
融樹脂の熱圧により、撥液層2が潰れない程度に硬化し
ていればよく、完全硬化でも不完全硬化でもよい。
【0029】この製造方法に用いられる射出成形用金型
は、可動型10と固定型11とからなる。射出成形用金
型内にインサートフィルムを配置する際、枚葉のインサ
ートフィルムを1枚づつ送り込んで配置してもよいし、
長尺のインサートフィルムの必要部分を間欠的に送り込
んで配置してもよい。長尺のインサートフィルムを使用
する場合、位置決め機構を有する送り装置を使用して、
インサートフィルムの図柄層と成形用金型との見当が一
致するようにするとよい。また、インサートフィルムを
間欠的に送り込んで配置する際に、ンサートフィルムの
位置をセンサーで検出した後にインサートフィルムを可
動型と固定型とで固定するようにすれば、常に同じ位置
でインサートフィルムを固定することができ、図柄層の
図柄の位置ずれが生じないので便利である。インサート
フィルム8は、成形用金型内に配置する際、射出口12
側に、インサートフィルム8の接着層6側が対向するよ
うに配置する。インサートフィルムを配置した後、真空
吸引や加熱などによりインサートフィルムを可動型10
の凹部の内面に密着させる(図3参照)。その後、射出
成形用金型を閉じ、固定型に設けた射出口12より溶融
樹脂13を金型内に射出充満させ、樹脂を固化させ、樹
脂成形品14を形成するのと同時にその面にインサート
フィルム8を接着させる(図4参照)。樹脂成形品14
を冷却した後、成形用金型を開いて樹脂成形品を取り出
す。
【0030】次に、インサートフィルム8を接着した樹
脂成形品14面を全面塗装し、撥液層2の形成されてい
ない部分、すなわち親水または親油性層7上に、塗料層
9を形成する(図5、図6参照)。塗料層9は、樹脂成
形品14面を全面塗装した際に、撥液層2上でははじか
れて、親水または親油性層7上にのみ層形成するような
材質を用いる。また、塗料層9は、アクリル樹脂を主成
分とする透明な基体シート1を、溶剤やアルコールから
保護するために、耐溶剤性および耐アルコール性に優れ
た材質を用いるとよい。このような材質としては、一般
的に塗装に用いられるラッカー、ウレタン、ポリエステ
ルや、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレートな
どの紫外線硬化性樹脂などが挙げられる。
【0031】塗料層9は、インサート成形品表面の凹凸
形状の、凹部となるように構成する。つまり、塗料層9
は、親水または親油性層7上に形成されるため、親水ま
たは親油性層7と塗料層9とを積層した厚みが、撥液層
2の厚みより薄くなるように構成すればよい。具体的に
は、親水または親油性層7と塗料層9とを積層した厚み
と、撥液層2の厚みとの段差は、2.0μm以上が好まし
い。この段差が2.0μmより少ない場合、段差が小さい
ために、充分な凹凸感が得られない。また、塗料層9の
厚みは1.0μm以上であることが好ましい。厚みが1.0μ
mより薄い場合、その下の基体シートを保護するための
耐溶剤性および耐アルコール性が充分に発揮されにく
い。例えば、撥液層2の厚みが10.0μmで、親水または
親油性層の厚みが1.0μmである場合には、塗料層9の
厚みは1.0〜7.0μmとすればよい。
【0032】従来の化粧シートは、撥液性インキ層が形
成された部分は導管部分を表現するための凹部を、撥液
性インキ層が形成されていない部分は導管を除く木目部
分および木地部分を表現するための凸部を形成するよう
に設計されていた。したがって、表面に塗布された硬化
性樹脂が撥液性インキ層に完全にははじかれずに、前記
したように撥液性インキ層上では硬化性樹脂層が薄膜に
形成され、撥液性インキ層が形成されていない部分、す
なわち図柄層上では硬化性樹脂層が厚膜に形成されるこ
とがあった(図8参照)。しかし、この発明では、塗料
層9の形成されるべき部分には親水または親油性層7を
あらかじめ形成しており、また、塗料層9が導管部分を
表現するための凹部を、撥液層2が導管を除く木目部分
および木地部分を表現するための凸部を形成するように
設計する。したがって、塗料層9の表面が撥液層2の表
面より凹んでいる設計なので、塗料層9は親水または親
油性層7上のみに形成されやすくなり、凹部と凸部との
段差が大きく、また、凹部と凸部との境目が角張った凹
凸を形成できるようになるものである。
【0033】塗料層9の表面は、上記の材質を用いる場
合は、通常は艶状である(図5参照)。塗料層9の表面
は、炭酸カルシウム、酸化ケイ素、酸化チタンなどの粒
子を混ぜることによって艶消し状とすることができる
(図6参照)。この粒子の粒径は0.1〜10μmである。
【0034】なお、撥液層2の表面は、塗料層9の表面
より強い艶消し状であってもよい。具体的には、塗料層
9中に混ぜる粒子の配合率より、撥液層2中に混ぜる粒
子の配合率の方を多くするとよい。木目模様の場合、撥
液層2の表面を塗料層9の表面より強い艶消しにするこ
とで、塗料層9の導管がより深く凹んだ感じを視覚的に
表現できる点で効果的である。また、塗料層9の表面を
艶とし撥液層2の表面を艶消しにすることで、同様に、
塗料層9の導管がより深く凹んだ感じを視覚的に表現で
きる。
【0035】
【実施例】基体シートとして、200μmの厚みのメタク
リル酸メチルフィルムを用いた。基体シートの表面に、
フッ素-アクリル共重合体樹脂(85部)に、硬化剤とし
てウレタン系ジイソシアネート(5部)、艶消し剤とし
て粒径0.5μmの炭酸カルシウム(10部)を添加した撥
液層を印刷形成し、撥液層が形成されていない部分には
不飽和ポリエステル樹脂にポリイソシアネートを9:1
の割合で混合し、親油性層を形成した。撥液層は、撥液
層が形成されていない部分が、木材の切り口に現れる導
管模様になるように考慮して、設計した。撥液層と隣接
する他の撥液層との間隔は0.5〜1.0mmに設計した。撥液
層の厚みは10.0μmとし、親油性層の厚みは0.5μmと
した。基体シート裏面には、茶色顔料を含有する着色剤
を用い木目層を部分的に印刷形成し、さらにその上に、
木目層の顔料より淡色の茶色顔料を含有する着色剤を用
い不透明下地層をシートの全面に印刷形成しインサート
フィルムを得た(図1参照)。
【0036】このインサートフィルムを、可動型と固定
型とからなる射出成形用金型内に配置し、インサートフ
ィルムを95℃で加熱しながら真空吸引し、可動型の凹部
に密着させた。型閉めした後に、金型温度を40℃〜60℃
に保ちながら、220℃〜250℃に加熱されたアクリロニト
リルブタジエンスチレン共重合体樹脂からなる溶融樹脂
を金型内に射出し、樹脂を固化させ、樹脂成形品にイン
サートフィルムを接着させた。次に、インサートフィル
ムを接着した樹脂成形品面を、エポキシアクリレート樹
脂に光増感剤として3%のベンゾインエーテル添加した
もので全面塗装し、撥液層の形成されていない部分、す
なわち親油性層上に、厚さ3.0μmの塗料層を形成した
(図5参照)。
【0037】このようにして得たインサート成形品は、
表面に撥液層が部分的に形成され、撥液層が形成されて
いない部分には表面が撥液層の表面より凹んだ塗料層が
形成されているので、塗料層により木目の凹みを形成
し、撥液層により木目以外の部分の厚みを形成できるの
で、天然木材の表面の凹凸に近い凹凸面を得ることがで
きた。また、撥液層を艶状とし、塗料層を艶消し状とす
ることにより、より深く凹んだリアルな木目意匠を表現
できた。
【0038】
【発明の効果】この発明のインサートフィルムは、塗料
層の形成されるべき部分に、親水または親油性層があら
かじめ形成された構成であり、また、この発明のインサ
ートフィルムを用いたインサート成形品の製造方法は、
表面が撥液層の表面より凹んだ塗料層を親水または親油
性層上に形成する構成なので、塗料層が親水または親油
性層上のみに形成されやすくなる。したがって、この発
明のインサートフィルムを用い、この発明のインサート
成形品の製造方法により製造されたインサート成形品で
は、凹部と凸部との段差が大きく、また、凹部と凸部と
の境目が角張った凹凸を表面に形成できるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のインサートフィルムの一実施例を
示す模式断面図である。
【図2】 この発明のインサートフィルムの他の実施例
を示す模式断面図である。
【図3】 この発明のインサート成形品の製造方法の一
工程をそれぞれ示す模式断面図である。
【図4】 この発明のインサート成形品の製造方法の一
工程をそれぞれ示す模式断面図である。
【図5】 この発明のインサートフィルムを用いて、こ
の発明のインサート成形品の製造方法により製造された
インサート成形品の一実施例を示す模式断面図である。
【図6】 この発明のインサートフィルムを用いて、こ
の発明のインサート成形品の製造方法により製造された
インサート成形品の他の実施例を示す模式断面図であ
る。
【図7】 従来例を示す模式断面図である。
【図8】 従来例を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 基体シート 2 撥液層 3 図柄層 4 木目層 5 不透明下地層 6 接着層 7 親水または親油性層 8 インサートフィルム 9 塗料層 10 可動型 11 固定型 12 射出口 13 溶融樹脂 14 樹脂成形品
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 33/00 B32B 33/00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリル樹脂を主成分とする透明な基体
    シートの表面に、硬化性の撥液層が部分的に形成され、
    撥液層が形成されていない部分には表面が撥液層の表面
    より凹んだ親水または親油性層が形成され、裏面に接着
    層が形成されたことを特徴とするインサートフィルム。
  2. 【請求項2】 アクリル樹脂を主成分とする透明な基体
    シートの表面に、硬化性の撥液層が部分的に形成され、
    撥液層が形成されていない部分には表面が撥液層の表面
    より凹んだ親水または親油性層が形成され、裏面に木目
    層と不透明下地層とからなる図柄層、接着層が順次形成
    されたことを特徴とするインサートフィルム。
  3. 【請求項3】 撥液層と隣接する他の撥液層との間隔が
    0.2〜3.0mmである請求項1または2の何れかに記載のイ
    ンサートフィルム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のインサ
    ートフィルムを、撥液層を硬化させた後に射出成形用金
    型内に配置し、型閉めした後に溶融樹脂を金型内に射出
    し、樹脂を固化させることにより、樹脂成形品にインサ
    ートフィルムを接着し、その後、水性または油性塗料を
    用い撥液層側の面に塗装することにより、表面が撥液層
    の表面より凹んだ塗料層を親水または親油性層上に形成
    することを特徴とするインサート成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】 塗料層の表面光沢が撥液層の表面光沢と
    異なる請求項4に記載のインサート成形品の製造方法。
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