JPH0994413A - 廃水処理装置およびその方法 - Google Patents

廃水処理装置およびその方法

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JPH0994413A
JPH0994413A JP7254061A JP25406195A JPH0994413A JP H0994413 A JPH0994413 A JP H0994413A JP 7254061 A JP7254061 A JP 7254061A JP 25406195 A JP25406195 A JP 25406195A JP H0994413 A JPH0994413 A JP H0994413A
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俊治 堀中
Akihiro Kitamura
明洋 北村
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雅彦 安部
Mariko Usui
真理子 碓井
Youichi Sakuhara
陽一 作原
Takashi Uryu
孝志 瓜生
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BEST ENG KK
HOUSE BISOU KK
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BEST ENG KK
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Mitsubishi Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間にわたって濾布の目詰まりを防いで連
続的に濾過処理することができるとともに、濾過処理量
の向上を図る。 【解決手段】 貯留槽12に予め定めるSS濃度以下に
調質された被処理水を貯留して、筒状の濾体8へ供給
し、この濾体8を外部から複数の打撃部材27a〜27
dによって打撃しながら濾水を樋体9内に回収するとと
もに、濾体8の下流側の端部に接続された循環管路13
によって濾体8内の未処理水を前記貯留槽12に回収し
て、濾体8を打撃しながらクロスフロー濾過を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設工事などによ
って生じた排泥水からベルトプレス機などの1次処理設
備によって汚泥などの固形質が除去された被処理水を、
公共水域に放流可能な清澄度に2次処理するための装置
およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ダムやトンネル建設などの土木工事に伴
って発生する濁水には、多量の粘土、シルトなどととも
に、コンクリート打設時に排出されるコロイド状のセメ
ントが含まれている。こうした濁水は、河川水系の水質
に大きな影響を及ぼすため、濁水処理プラントで廃水処
理が行われているけれども、近年の環境保全の重視によ
って、河川などの公共水域に処理水を放流するには、高
い判定基準を満たさなければならない。このような環境
基準として、たとえば「生活環境の保全に関する環境基
準(河川の場合)」では、浮遊物質(略称SS)が25
〜100ppm以下とされ、このような高いSS濃度は
ベルトプレス機などの既存の廃水処理装置では達成する
ことができない。そのため従来では、膜濾過装置が用い
られている。
【0003】一般的に膜濾過においては、粒子が膜面上
および膜内に堆積して、膜の透水性能が低下するため、
濾過処理量は時間の経過とともに急激に減少する。その
ため、処理を一時中断して、一定時間をおいて逆圧水洗
浄または空気(曝気)による物理的洗浄を行い、膜面お
よび膜内に堆積している粒子を除去しなければならな
い。しかし濾材を洗浄している間は水処理を中断しなけ
ればならず、また濾材の洗浄回数が少ないと濾過処理量
が極端に少なくなってしまうという相反する問題が生じ
る。さらに濾膜の長期的な性能低下に対しては、装置を
完全に止めて薬品洗浄剤を用いた化学的洗浄を行って、
膜面に付着した粒子を取除いて膜を初期の性能に戻す必
要がある。
【0004】このような膜面への粒子の付着による膜の
長期的な性能低下はファウリング(fouling)と呼ばれ、
このような膜のファウリングの原因としては、一般に、
炭酸カルシウム、硫酸カルシウムなどの無機塩類、シリ
カ、水酸化鉄などの無機性コロイド、蛋白質などの有機
性コロイド、溶解性有機物質、付着性微生物、懸濁物質
などが挙げられるが、実際には原因物質が多種多様にわ
たり、支配的なものを同定することが困難であり、前述
の化学的洗浄だけでは膜面に付着した各種の粒子を完全
に除去することは不可能であり、また仮に完全に除去し
得るとしても、上述したように洗浄するために装置を完
全に止めなければならず、連続的に処理することができ
ないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、濾材のファウリングによる濾過処理量の低下を防
ぎ、長時間にわたって連続的に処理することができる廃
水処理装置およびその方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め定めるS
S濃度以下に調質された被処理水を貯留する貯留槽と、
多孔質材料から成り、貯留槽から被処理水が供給される
筒状の濾体と、濾体をほぼ水平に支持し、この濾体を透
過した濾液が貯留される剛性の樋体と、濾体を外部から
打撃する手段と、濾体内をその長手方向一端部から他端
部に向けて通過した被処理水を、前記貯留槽に導く循環
管路とを含むことを特徴とする廃水処理装置である。 本発明に従えば、貯留槽に貯留される被処理水は、たと
えばベルトプレス脱水機などの既存の1次処理設備によ
って汚泥が除去され、この被処理水は、剛性の樋体によ
って支持される筒状の濾体に供給される。この濾体は前
記予め定めるSS濃度以下の樋処理水中の浮遊物質を捕
捉し得る微細な透孔を有する多孔質材料から成る。この
ような濾体に供給された被処理水は、前記濾体の長手方
向一端部から他端部に向けて透過し、一部は前記微細な
透孔を通過して濾外へ濾水として透過し、残部はその掃
流力によって膜面上に捕捉された粒子を洗浄しながら前
記長手方向一端部から他端部に向けて流過し、循環管路
によって貯留槽に再び供給される。このような濾過はク
ロスフロー濾過と呼ばれ、定常的な連続濾過を容易に達
成することができる。このようなクロスフロー濾過を行
う濾体は、打撃手段によって外部から打撃され、膜面に
堆積した粒子が膜面からいわばたたき出され、濾体の目
詰まりが防がれる。このようにして濾体を打撃しながら
クロスフロー濾過を行うので、被処理水中の予め定める
SS濃度以下の浮遊物質を連続して除去することがで
き、樋体内に貯留された清澄な濾水を河川などの公共水
域に放流することが可能となる。
【0007】また本発明は、前記打撃手段は、濾体の上
方に濾体の長手方向に間隔をあけて配置され、濾体に近
接/離反する方向に変位自在に設けられる複数の打撃部
材と、各打撃部材を、濾体に近接/離反する方向に変位
駆動する手段とを含むことを特徴とする。 このように打撃手段を構成することによって、複数の打
撃部材によって濾体はその長手方向に間隔をあけた位置
で上方から打撃され、その配置間隔を適宜調整すること
によって濾体のほぼ全長にわたって打撃力を作用させ
て、上流側で打撃によって膜面から抜け出した粒子が下
流側の膜面上に堆積することが防がれ、濾体の目詰まり
が全長にわたって防がれる。
【0008】さらに本発明は、前記予め定めるSS濃度
以下に調質された被処理水を前記貯留槽に供給するため
の固液分離手段であって、スラリー状の原水が供給さ
れ、一側壁に底部から上方に間隔をあけて傾斜する沈殿
板が設けられる第1沈降槽と、第1沈降槽内の前記一側
壁の上部を越流した越流水を貯留する第2沈降槽とを備
える固液分離手段を含み、第2沈降槽からの越流水が前
記貯留槽に被処理水として供給されることを特徴とす
る。 このような構成によって、貯留槽から第1沈降槽に供給
された被処理水中の浮遊物質は、第1沈降槽の底部より
も上方に配置される沈殿板上に沈殿し、この沈殿板上を
傾斜方向に沿って落下する。このような沈殿板によって
第1沈降槽内で粒子が底部に沈降する時間よりも速く沈
殿板上に沈殿させることができる。すなわち、沈殿板が
設けられない場合には被処理水中の粒子が第1沈降槽の
底部に達するまで長い沈降時間をかけて沈降するけれど
も、前記傾斜板を設けることによって被処理水中の粒子
をいわゆる傾斜沈降させることができる。これによって
沈殿板上で各粒子が相互に接触してその沈殿板上の粒子
の干渉域で界面を形成し、沈降が促進されて第1沈降槽
内における粒子の浮遊時間が短縮される。このようにし
て第1沈降槽内で水中における粒子の浮遊時間を短縮
し、迅速に被処理水から浮遊物質を除去することができ
る。 このような第1沈降槽の上部の清澄化された被処理水
は、第1沈降槽の一側壁の上部を越流して第2沈降槽に
供給される。この第2沈降槽は単一槽から成ってもよ
く、複数槽から成ってもよい。このような第2沈降槽に
よって、前記第1沈降槽で清澄化された被処理水中の微
細な浮遊物質は、沈殿してさらに清澄化され、前述の濾
体に供給されて濾過される。このような第1および第2
沈降槽を備える固液分離手段によって、貯留槽から濾体
に供給される被処理水のSS濃度を可及的に低くして、
濾体の目詰まりの原因となる浮遊物質が前処理工程で除
去されるので、濾体の膜面への粒子の単位時間あたりの
捕捉量を低減することができ、ファウリングによる濾過
処理量の低下を少なくして、濾過処理効率を向上するこ
とができる。
【0009】さらに本発明は、予め定めるSS濃度以下
に調質された被処理水を、管状の濾体に循環させながら
供給し、その濾体内の流れの掃流力によって膜面に捕捉
された粒子を洗浄しながら濾過する廃水処理方法におい
て、前記濾体を被処理水の供給圧力によって膨らませた
状態で、その濾体を外部から打撃することを特徴とす
る。 このような廃水処理方法によって、被処理水を環状の濾
体に循環させながら供給して、その濾体内の中で掃流力
によって膜面に捕捉された粒子を洗浄しながら濾過する
クロスフロー濾過において、前記濾体を外部から打撃し
て、前記膜面に捕捉された粒子を濾体内の平行流内へ排
出し、これによって膜面に粒子が堆積することを防ぎ、
連続した高い透過流束を維持することが可能となり、連
続濾過を行いながらファウリングを低減し、濾体の目詰
まりを少なくして濾過処理能力を向上して、連続的に廃
水を処理することが可能となる。
【0010】さらに本発明は、前記被処理水の濾体への
供給圧力および前記打撃力を一定に保ち、打撃回数を濾
液量が低下するにつれて増加させることを特徴とする。 このような構成によれば、濾液量が低下するにつれて濾
体への打撃回数を増加させることによって、濾体の打撃
による流積断面積を少なくすることなしに、したがって
濾体内の被処理水の通過流量を減少させることなしに濾
過処理することができる。これによって目詰まりによる
濾液量の低下に伴って、被処理水の濾体への供給量が低
下してしまうことが防がれるとともに、膜面に捕捉され
た粒子が堆積することが防がれ、高い透過流束を連続的
に維持することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態を
示す廃水処理装置1の系統図である。本形態の廃水処理
装置1は、基本的に、ベルトプレス機などの1次処理設
備によって汚泥が除去された原水を貯留する原水貯留槽
2と、原水貯留槽2内の原水が第1管路3から凝集剤が
混入されながら第1ポンプ4によって供給され、その供
給された原水中の浮遊物質を沈降分離によって除去する
固液分離槽5と、固液分離槽5内の被処理水が第2管路
6から第2ポンプ7によって供給され、多孔質材料から
成る筒状の濾体8と、濾体8をほぼ水平に支持し、この
濾体8を透過した濾液が貯留される剛性の樋体9と、濾
体8を外部から打撃する打撃手段10と、濾体8内をそ
の長手方向一端部11aから他端部11bに向けて通過
した被処理水を前記固液分離槽5の貯留槽12に導く循
環管路13とを含む。
【0012】前記固液分離槽5は、原水貯留槽2から供
給されるスラリー状の原水を貯留する第1沈降槽14
と、第1沈降槽14と前記貯留槽12との間に設けられ
る第2沈降槽15とを有する。第1沈降槽14内には、
2枚の傾斜した沈殿板16a,16bが底部17から上
方に間隔をあけてほぼ平行に設けられる。各沈殿板16
a,16bの基端部は、第1沈降槽14と第2沈降槽1
5とを仕切る一側壁である第1仕切壁18にたとえば溶
接によって固定され、この第1仕切壁18の上部19に
は周壁20の上端部よりも下方に切欠かれたV字状また
は台形状のオリフィスが形成され、越流せきが構成され
る。各沈殿板16a,16bは、第1仕切壁18に対し
て約60°程度の角度を成して傾斜しており、原水貯留
槽2から第1管路3を介して第1沈降槽14内の下方の
沈殿板16bと底部17との間に供給される。
【0013】第1沈降槽14内の原水中の土粒子などの
比較的粒径が大きい粒子は、各沈殿板16a,16b上
に速やかに落下して、各沈殿板16a,16b上を流れ
落ちる。このとき、原水は、上記のように、下方の沈殿
板16bと底部17との間に供給されるので、第1沈降
槽14内の原水が撹拌されることが防がれる。しかも各
沈殿板16a,16b上の粒子は、傾斜沈降によって第
1沈降槽14内の原水の対流による浮上がりの影響を受
けにくく、各沈殿板16a,16b上で沈積捕集された
状態で重力沈降するだけであり、対流によって撹拌され
てしまうことが防がれる。また各沈殿板16a,16b
上に落下した粒子は、相互に干渉して界面を形成するこ
とができるので、これによって各沈殿板16a,16b
上の粒子が浮遊しにくくなり、沈降が促され、第1沈降
槽14内の原水中の粒子の沈降時間を短縮して、第1沈
降槽14を小形化し、原水貯留槽2から第1ポンプ4に
よって第1管路3から供給される原水の供給量を多くす
ることができる。
【0014】また第1沈降槽14において粒子の沈降を
速くするために、第1管路3の第1ポンプ4の出側に凝
集剤を注入するようにしてもよい。この凝集剤として
は、ポリ塩化アルミニウムを用いることができる。
【0015】固液分離槽5には、上述の第1仕切壁18
に平行な第2仕切壁21が設けられ、第2沈降槽15と
貯留槽12とが形成される。第2仕切壁21の上部22
の上部には、第1仕切壁18と同様に、V字状または台
形状に切欠かれたオリフィスが形成され、越流せきが構
成される。上部22の上端部は、第1仕切壁18の上部
19の上端部よりも低く形成されており、第1沈降槽1
4から第1仕切壁18の上部19のオリフィスを水路と
して越流した被処理水が第2沈降槽15内に供給され
る。この第2沈降槽15内には、箱状のスクリーン23
が漬浸され、このスクリーン23内の被処理水は図示し
ない管路を介して、本形態の廃水処理装置1の原水貯留
槽2に原水を供給するベルトプレス機に導かれ、そのベ
ルトプレス機に備えられる濾布の洗浄などに用いられ
る。
【0016】第2沈降槽15内の被処理水は、上述の第
1沈降槽14内で大きな粒子は沈殿して除去されてお
り、比較的清澄な水が供給され、このような被処理水中
に残存する微細な粒子は沈殿して除去され、水面付近の
予め定めるSS濃度であるたとえば200mg/リット
ル程度の清澄な水だけが第2仕切壁21の上部22のオ
リフィスを越流して前記貯留槽12に供給される。この
貯留槽12は、前記濾体8への被処理水が枯渇すること
を防止するために被処理水を1次的に貯留しておくため
に設けられる。この貯留槽12内の被処理水は、前記第
2管路16を介して第2ポンプ7による一定の供給圧、
たとえば1.0kgf/cm2 が付与されて濾体8にそ
の長手方向上流側の一端部11aから供給される。この
第1沈降槽14内の被処理水中には、下記の表1に示す
粒径分布を有する粒子が混在しており、その粒径加積曲
線は図2に示される。
【0017】
【表1】
【0018】このような表1および図2からも明らかな
ように、貯留槽12に供給される被処理水中には、粒径
が20〜100μm程度の粒子が多く混在していること
が分かる。次に図3〜図5を参照して、前述の濾体8、
樋体9および打撃手段10の具体的構成を説明する。
【0019】図3は、濾体8および樋体9の軸直角方向
から見た断面図であり、図4は図3の右側から見た一部
の断面図であり、図5は図3の上方から見た平面図であ
る。前記濾体8は、直径が約60mmの木綿の不織布か
ら成る筒状体であって、その外周には濾体8を打撃力か
ら保護するために合成樹脂製の筒状ネット25に装着さ
れて2重構造とされ、膜モジュール26を構成してい
る。このような膜モジュール26は、長さLが1.0m
であり、長手方向両端部には前記第2管路6と循環管路
13とがそれぞれ接続されて、前記樋体9によって支持
される。樋体9は、その断面形状が円弧状であって、剛
性材料である鋼鉄から成る。
【0020】膜モジュール26上には、4本の打撃部材
27a〜27dが膜モジュール26の中心軸線と直角な
鉛直軸線を成してそれぞれ配置されており、膜モジュー
ル26に対して配置間隔L1〜L5はそれぞれ0.20
mに選ばれている。各打撃部材27a〜27dのうち被
処理水の供給方向A上流側に配置された打撃部材27a
は、鋼鉄製の直円筒状の棒状体30と、棒状体30の下
端部に垂直に溶接によって固定される5×15cmのア
クリル製の面板31とを有する。棒状体30の上端部に
は、金属製の当接片32が溶接によって固定され、この
当接片32と面板31との間には案内筒33が装着され
る。棒状体30は案内筒33内で軸線方向に移動自在で
ある。案内筒33は、略U字状のブラケット34によっ
てたとえば溝形鋼などの中桟35に固定される。残余の
打撃部材27b〜27cもまた、前述の打撃部材27a
と同様な構成を有し、中桟35に間隔L2〜L4をあけ
てそれぞれ固定される。
【0021】中桟35は、その長手方向両端部が基台3
6の水平補強部材37に支持された状態でそれぞれ固定
され、各水平補強部材37の短辺方向に隣接する各一対
の支持脚38にそれぞれ固定される。基台36上には、
駆動モータ39が設けられ、この駆動モータ39の出力
軸40は軸継手41によって減速機45の入力軸46に
連結され、減速機45の出力軸47は回転軸48の軸線
方向一端部に軸継手49によって連結され、回転軸48
をその回転軸線まわりに矢符B方向に3〜130rpm
で回転駆動することができるように構成される。
【0022】回転軸48の軸線方向両端部は、ラジアル
軸受50,51によってそれぞれ軸支され、各軸受5
0,51は基台36の上部に設けられる天板52,53
上に固定される。前記回転軸48の回転軸線は、膜モジ
ュール26の軸線に平行である。前記駆動モータ39お
よび減速機45が載置される一方の天板53上には、前
記駆動モータ39の回転数を制御するための打撃制御手
段54が設けられる。この打撃制御手段54によって、
回転軸48の回転数を前述したように3〜130rpm
の範囲で調整して、各打撃部材27a〜27dの膜モジ
ュール26への打撃回数を制御することができる。回転
軸48には、各打撃部材27a〜27dと同一の間隔L
1〜L5をあけて複数(本形態では4)の回転翼55が
固定され、各回転翼55の遊端部にはたとえば板ばねな
どによって実現される薄板状の突片56が固定され、当
接片32を下方から上方へ押上げることができる。回転
翼55および突片56は、回転軸48の回転軸線を中心
として軸対称に設けられる。突片56は、その遊端部が
回転翼55の遊端部から半径方向外方に突出し、これに
よって当接片32に突片56が当接しただけ、大きな当
接音の発生が防がれ、また当接片32への衝撃力が緩和
される。
【0023】このような構成によって上方へ押上げられ
る各打撃部材27a,27bは、膜モジュール26の最
上部から面板31が上限までの押上げられたときの高さ
がたとえばH=9cmに選ばれている。また各打撃部材
27a〜27dの各重量は、上流側から下流側に向かっ
てそれぞれ1.6kgw、1.9kgw、2.0kg
w、2.0kgwに選ばれる。これによって膜モジュー
ル26に下流側になるほど大きな打撃力を作用させ、濾
体8の膜面に粒子が堆積することを防止することができ
る。
【0024】本件発明者は、上記のような構成を有する
廃水処理装置1において、表1に示される粒径分布を有
する被処理水を濾体8内に供給したとき、その濾体8の
膜面によって捕捉された粒子をサンプリングして粒径分
布を調べたところ、下記の表2に示される結果を得るこ
とができた。この表2に示される粒径分布は、図6の粒
径加積曲線として示される。
【0025】
【表2】
【0026】表1と表2との対比および図2と図6との
対比からも明らかなように、濾体8によってほとんど同
様な粒径を有する粒子が同様な分布で捕捉されており、
濾体8によってかなり精密な濾過を行い得ることが確認
された。また図7の透過流束と経過時間との関係を示す
グラフにおいて、膜モジュール26を打撃手段10によ
って打撃しない実験例1〜3よりも実験例4〜6で示さ
れる打撃を行った場合の方が透過流束が大きいことが確
認された。
【0027】この実験例では、膜モジュール26への被
処理水の供給量は70〜72リットル/分であり、膜モ
ジュール26の直径は、実験例1,4では40mmφで
あり、実験例2,5では50mmφであり、実験例3,
6では60mmφである。ここで、透過流束とは、濾体
8の膜面の単位面積当たりの濾過流量を言い、もっと詳
しくは清浄な水を濾過する場合において膜細孔内の水の
流動を考えるとき、細孔を円管としてその管長をDと
し、管径をdとしたとき、細孔内の流動であるから、層
流としてPoiseuilleの流れが適用され、ap は単位膜面
積あたりの細孔断面積(開孔比)であり、μは水の伝性
係数であり、ΔPは駆動力としての圧力差としたとき、
透過流速Jvは次式で与えられる。
【0028】
【数1】
【0029】また本件発明者は、時間経過に伴う濾液量
の変化に対する打撃回数を確認するめに、表3に示され
るような実験を行った。
【0030】
【表3】
【0031】上記の表3からも明らかなように、たとえ
ば濾過時間が75分〜90分で濾液量が6380ミリリ
ットル/分から5020ミリリットル/分に低下したた
め、4つの打撃部材27a〜27dによる合計の打撃回
数を72回/分から96回/分に上昇させると、濾液量
は6480ミリリットル/分に上昇した。また濾過時間
が165分から180分で濾液量が5430ミリリット
ル/分から4440ミリリットル/分に低下したとき、
打撃回数を120回/分から144回分に上昇させる
と、濾液量は5180ミリリットル/分に上昇した。さ
らに濾過時間が255分から270分で濾液量は506
0ミリリットル/分から5000ミリリットル/分に低
下したとき、打撃回数を192回/分から216回/分
に上昇させると、濾液量は9840ミリリットル/分に
上昇した。
【0032】この結果からも明らかなように、濾液量が
低下したとき、打撃回数を上昇させると、その濾液量は
回復し、したがって濾体8の膜面に目詰まりした粒子が
除去されたものと推定される。特に、打撃回数を192
回/分から216回/分に上昇させたとき、その濾液量
は5000ミリリットル/分から9840ミリリットル
/分に急激に上昇しており、このことから見て濾液量が
4000ミリリットル/分以上低下したとき、打撃回数
を200回/分程度に急激に上昇させることが濾膜の目
詰まりを効果的に除去し得ることが確認できた。なお、
本件発明者は、上記の打撃に比べて振幅が微小な振動を
連続的に濾体8に作用させながら濾過する実験を行った
が、濾体8への通水開始とともに濾液量の低下が甚だし
く、またその回復も顕著に認められず、振動による目詰
まりの解消は不可能であることを確認している。
【0033】このように少なくとも、濾液量が低下した
とき、打撃回数を上昇させることによって、濾液量の低
下は回避され、目詰まりが解消されることが判る。この
ような実験結果によって、打撃回数が一定のままであれ
ば粒子が膜面に堆積してくることが推定される。このよ
うな堆積を防止するためには、打撃回数を上昇させるこ
とによって、継続して濾過を行うことが可能となる。こ
のことは、打撃という大きなエネルギーを濾体8に外部
から作用させることによって、濾体8の内周面、すなわ
ち濾膜を構成する繊維間の間隔が大きく開いて、掃流作
用によって濾膜に付着していた粒子が洗い流されるとと
もに、同時に次の粒子が開いた繊維間に付着し、この繊
維間に付着した粒子は、打撃回数の上昇によって繊維間
から落下し、粒子の繊維間への噛込みが防がれるためで
あると考えられる。
【0034】このようにして濾体8によって濾過された
清澄水は、図1に示されるように、第3管路57を介し
て処理水槽58に導かれ、一旦貯留された後、河川など
の公共水域へ放流される。
【0035】図8は本発明の実施の他の形態を示す一部
の断面図であり、図9は図8に示される他の形態の電気
的構成を示す図である。前述の実施の形態では、樋体9
内の濾過水をサンプリングして、そのSS濃度を検査
し、その検査結果に基づいて打撃手段10による膜モジ
ュール26への打撃回数を制御するようにしたけれど
も、本発明の実施の他の形態として、図1の仮想線61
で示されるように、第2管路6に図8および図9に示さ
れる濁度検出手段を設け、その検出結果に基づいて打撃
制御手段54による駆動モータ39の回転数を制御し、
打撃回数を制御するようにしてもよい。濁度検出手段6
1は、第2管路6の第2モータ7の出側に設けられ、第
2管路6の一直径線方向に対向して発光素子62とこの
発光素子62からの光を受光する受光素子63とが配置
された構成を有する。発光素子62は赤外LEDを用
い、受光素子63はフォトトランジスタを用い、発光素
子62からの光を受光素子63によって受光するたびに
得られるパルス信号を、マイクロコンピュータなどによ
って実現される信号処理回路64によって信号処理し、
打撃制御手段54に備えたモータ位相制御回路65に入
力して、前記駆動モータ39を位相制御し、打撃回数を
第2管路6を流れる被処理水の濁度に応じて制御するよ
うにしてもよい。発光素子として赤外LEDを用い、か
つ受光素子63としてフォトトランジシタを用いること
によって、第2管路6内の可視光の有無にかかわらず、
正確に濁度を検出することが可能である。
【0036】図10は、本発明の実施のさらに他の形態
を示す廃水処理装置1aの一部の簡略化した正面図であ
り、図11は図10の上方から見た廃水処理装置1aの
一部の平面図であり、図12は図10の左側から見た廃
水処理装置1aの一部の側面図である。本形態の廃水処
理装置1aには、3本の膜モジュール26a,26b,
26cが平行に並設され、各膜モジュール26a〜26
cはV字状に開いたずれ止め片67が基板68上に突設
された2つの支持体69によって支持され、打撃による
各膜モジュール26a〜26cのずれが生じて打撃力が
分散されてしまうことが防止された状態で、樋体9内に
収容される。
【0037】このような膜モジュール26a〜26c
は、長手方向に間隔をあけて複数列設けられる打撃部材
70a,70b,70cによって上方から打撃される。
各打撃部材70a〜70cの上端部付近には当接片71
a〜71cがそれぞれ設けられ、各当接片71a〜71
cは各膜モジュール26a〜26cの各軸線に垂直な回
転軸線まわりに回転駆動される回転翼72a〜72cに
よってそれぞれ上方に持上げられた後、上支点から自重
で落下して、各膜モジュール26a〜26cを打撃す
る。各回転翼72a〜72cは、前記長手方向に等間隔
をあけて軸直角方向に配置される複数(本形態では3)
の回転軸73a,73b,73cにそれぞれ固定される
ロータ74a,74b,74cにそれぞれ固定される。
【0038】各回転軸73a〜73cの軸線方向一端部
には、スプロケットホイール75〜78が固定され、各
スプロケットホイール75〜76間にはチェーン79が
巻掛けられ、またスプロケットホイール77,78には
チェーン80が巻掛けられる。このようにして各回転軸
73a,73cは連動して同一方向Cに回転駆動され
る。各回転軸73a〜73cの軸線方向両端部付近は、
図示しない軸受によってそれぞれ軸支され、各軸受は前
述の基台36と同様な図示しない基台によって支持され
ている。各回転軸73a〜73cのうちいずれか1つに
は、図示しない駆動モータからの回転力が減速機を介し
て伝達され、各回転軸73a〜73cは連動して同一方
向Cに回転駆動される。このような構成によって、被処
理水の濾過処理量を約3倍に増加することができる。
【0039】本発明の実施のさらに他の形態として、図
13に示されるように、電源81からの電力によって電
力付勢される2つの電磁石82,83間に、一端部がヒ
ンジ85によって枢支された強磁性材料から成り、ばね
86a,86bによって弾発的に挟持される打撃板84
を介在して、各電磁石82,83の打撃板84に臨む磁
極を交互に反転して打撃板84の遊端部付近で膜モジュ
ール26を打撃することができるようにした打撃手段1
0aを用いるようにしてもよい。
【0040】本発明の実施のさらに他の形態として、図
14に示されるように、膜モジュール26の軸線と平行
な回転軸線まわりに回転駆動される回転軸87に、遊端
部に重錘90が固定され、かつヒンジ88によって屈曲
自在なアーム89を軸対称に設け、重錘90によって膜
モジュール26を打撃することができる打撃手段10b
を用いるようにしてもよい。
【0041】このような構成によって、回転軸87の回
転による打撃力による加えて、アーム89の屈曲による
重錘90のスナップ力を付加することができ、強い打撃
力を得ることができる。
【0042】本発明の実施のさらに他の形態として、図
15に示されるように、矢符D方向に走行駆動される無
端状のベルト93に、周方向に間隔をあけて複数の係止
片94を固定し、この係止片94によって、膜モジュー
ル26の上方に平行に配置される軸95から垂下された
重錘96の受け片97を膜モジュール26から離反する
方向に後退させ、係止片94が受け片97から離反した
とき重錘96を膜モジュール26に当接させて打撃する
ことができる打撃手段10cを用いるようにしてもよ
い。
【0043】このような打撃手段10cは、膜モジュー
ル26に関して両側に交互に設けるようにしてもよく、
あるいは対向させて設けるようにしてもよい。このよう
な構成では、ベルト93の矢符D方向への走行速度を制
御することによって、重錘96による打撃回数を調整す
ることが可能である。
【0044】本発明の実施のさらに他の形態として、濾
体8の周囲に複数(たとえば3)のノズルを放射状に配
置し、この放射状のノズルを濾体8の軸線方向に間隔を
あけて複数箇所設け、各ノズルに管路13から水を加圧
して導き、濾体8にたとえば2〜3kgf/cm2 の圧
力で断続的に噴射して衝撃力を付与するようにしてもよ
い。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、貯留槽内
の被処理水を濾体に供給し、この濾体を打撃手段によっ
て打撃しながら濾過するようにしたので、濾体の膜面の
素数間の間隔が開かれて粒子の捕捉状態が解除され、こ
れによって目詰まりが防がれ、濾過処理効率を向上する
ことができる。
【0046】また本発明によれば、打撃部材は複数の打
撃部材によって構成されるので、長い濾体をその長手方
向に間隔をあけて打撃力を作用させることができ、濾体
の路面においてその長手方向に粒子が堆積することが防
がれ、濾過処理効率の低下が防がれる。
【0047】さらに本発明によれば、貯留水には固液分
離手段によって固液分離された被処理水が供給されるの
で、濾体へ供給される被処理水を予め清澄化することが
でき、膜面の目詰まりを少なくすることができる。
【0048】さらに本発明によれば、濾体を被処理水の
供給圧力によって膨らませた状態で打撃するようにした
ので、いわゆるクロスフロー濾過によって濾体内の膜面
に捕捉された粒子を濾体内に平行に流れる濾水の掃流力
によって濾外へ排出することができ、これによって路面
への粒子の堆積を防ぎ、連続的な濾過を継続して行うこ
とができる。
【0049】さらに本発明によれば、濾体への打撃回数
を濾液量が低下するにつれて増加するようにしたので、
時間経過とともに膜面から膜内に食込んだ粒子を大きな
打撃力で膜内から取出すことができ、これによって濾過
処理効率の低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の廃水処理装置1を示す
系統図である。
【図2】濾体8へ供給される被処理水中の粒子の加積流
過曲線を示すグラフである。
【図3】濾体8、樋体9および打撃手段10付近の拡大
断面図である。
【図4】濾体8、樋体9、打撃手段10の一部の構成を
示す縦断面図である。
【図5】図3の上方から見た平面図である。
【図6】濾体8によって捕捉された粒子の粒径加積曲線
を示すグラフである。
【図7】本件発明者の実験例1〜6の時間経過に伴う透
過流束の変化を示すグラフである。
【図8】本発明の実施の他の形態の濁度検出手段61を
示す断面図である。
【図9】図8に示される濁度検出手段61の電気的構成
を示す図である。
【図10】本発明の実施のさらに他の形態を示す一部の
簡略化した図である。
【図11】図10の上方から見た平面図である。
【図12】図10の左側から見た側面図である。
【図13】本発明の実施のさらに他の形態の打撃手段1
0aを示す簡略化した図である。
【図14】本発明の実施のさらに他の形態の打撃手段1
0bを示す簡略化した図である。
【図15】本発明の実施のさらに他の形態の打撃手段1
4を示す簡略化した図である。
【符号の説明】
1 廃水処理装置 2 原水処理槽 8 濾体 9 樋体 10,10a,10b,10c 打撃手段 12 貯留槽 13 循環管路 14 第1沈降槽 15 第2沈降槽 16a,16b 沈殿板 17 底部 18 第1仕切壁 21 第2仕切壁 26;26a,26b,26c 膜モジュール 27a〜27d 打撃部材 39 駆動モータ 54 打撃制御手段 61 濁度検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000176785 三菱建設株式会社 東京都中央区日本橋本町3丁目3番6号 (72)発明者 堀中 俊治 大阪府大阪市天王寺区四天王寺1−5−43 村本建設株式会社大阪本社内 (72)発明者 北村 明洋 大阪府大阪市天王寺区四天王寺1−5−43 村本建設株式会社大阪本社内 (72)発明者 安部 雅彦 大阪府東大阪市本庄中1丁目12−2 株式 会社ベストエンジニアリング内 (72)発明者 碓井 真理子 大阪府東大阪市本庄中1丁目12−2 株式 会社ベストエンジニアリング内 (72)発明者 作原 陽一 大阪府大阪市港区三先1丁目11番18号 奥 村組土木興業株式会社内 (72)発明者 瓜生 孝志 大阪府大阪市港区三先1丁目11番18号 奥 村組土木興業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定めるSS濃度以下に調質された被
    処理水を貯留する貯留槽と、 多孔質材料から成り、貯留槽から被処理水が供給される
    筒状の濾体と、 濾体をほぼ水平に支持し、この濾体を透過した濾液が貯
    留される剛性の樋体と、 濾体を外部から打撃する手段と、 濾体内をその長手方向一端部から他端部に向けて通過し
    た被処理水を、前記貯留槽に導く循環管路とを含むこと
    を特徴とする廃水処理装置。
  2. 【請求項2】 前記打撃手段は、 濾体の上方に濾体の長手方向に間隔をあけて配置され、
    濾体に近接/離反する方向に変位自在に設けられる複数
    の打撃部材と、 各打撃部材を、濾体に近接/離反する方向に変位駆動す
    る手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の廃水処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記予め定めるSS濃度以下に調質され
    た被処理水を前記貯留槽に供給するための固液分離手段
    であって、スラリー状の原水が供給され、一側壁に底部
    から上方に間隔をあけて傾斜する沈殿板が設けられる第
    1沈降槽と、第1沈降槽内の前記一側壁の上部を越流し
    た越流水を貯留する第2沈降槽とを備える固液分離手段
    を含み、 第2沈降槽からの越流水が前記貯留槽に被処理水として
    供給されることを特徴とする請求項1または2記載の廃
    水処理装置。
  4. 【請求項4】 予め定めるSS濃度以下に調質された被
    処理水を、管状の濾体に循環させながら供給し、その濾
    体内の流れの掃流力によって膜面に捕捉された粒子を洗
    浄しながら濾過する廃水処理方法において、 前記濾体を被処理水の供給圧力によって膨らませた状態
    で、その濾体を外部から打撃することを特徴とする廃水
    処理方法。
  5. 【請求項5】 前記被処理水の濾体への供給圧力および
    前記打撃力を一定に保ち、打撃回数を濾液量が低下する
    につれて増加させることを特徴とする請求項4記載の廃
    水処理方法。
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JP2001104953A (ja) * 1999-10-05 2001-04-17 Daicen Membrane Systems Ltd 濁水の処理方法及びその装置
WO2022120972A1 (zh) * 2020-12-09 2022-06-16 淄博创立机电科技有限公司 一种多重过滤防堵的废水处理装置

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