JPH0994110A - ファスナーテープ - Google Patents
ファスナーテープInfo
- Publication number
- JPH0994110A JPH0994110A JP27638895A JP27638895A JPH0994110A JP H0994110 A JPH0994110 A JP H0994110A JP 27638895 A JP27638895 A JP 27638895A JP 27638895 A JP27638895 A JP 27638895A JP H0994110 A JPH0994110 A JP H0994110A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fastener tape
- adhesive layer
- base material
- supporting base
- work
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使い捨て用品の結合用ファスナーテープの摘
持部をつまみ易くし、操作性を良好にする。 【解決手段】 支持基材２の一方の面に粘着剤層３を設
け、支持基材２の端部に設けたドライエッジ部分４に波
型加工５を施して摘持部６を形成し、更に粘着剤層３と
波型加工５の間に折りぐせ加工７を施す。摘持部６は、
みかけ厚さが厚くなり、つかみやすく操作性が良くなる
と共に、折りぐせ加工７により摘持部６のみが変形し、
粘着剤層３に指先が接触して接着力を低下させるのを防
止できる。
持部をつまみ易くし、操作性を良好にする。 【解決手段】 支持基材２の一方の面に粘着剤層３を設
け、支持基材２の端部に設けたドライエッジ部分４に波
型加工５を施して摘持部６を形成し、更に粘着剤層３と
波型加工５の間に折りぐせ加工７を施す。摘持部６は、
みかけ厚さが厚くなり、つかみやすく操作性が良くなる
と共に、折りぐせ加工７により摘持部６のみが変形し、
粘着剤層３に指先が接触して接着力を低下させるのを防
止できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、使い捨て用品の
結合用として使用するファスナーテープ、更に詳しく
は、端部に物理的に加工を施した摘持部により、つまみ
易く操作性が良好となったファスナーテープに関する。
結合用として使用するファスナーテープ、更に詳しく
は、端部に物理的に加工を施した摘持部により、つまみ
易く操作性が良好となったファスナーテープに関する。
【０００２】
【従来の技術】紙オムツ、紙エプロン、生理用ナプキン
等の使い捨て用品の結合用として粘着ファスナーテープ
が、近年よく用いられている。
等の使い捨て用品の結合用として粘着ファスナーテープ
が、近年よく用いられている。
【０００３】上記のファスナーテープを操作する場合
に、摘む部分、即ち、摘持部としては、粘着テープの端
部を折り曲げて非粘着部としたものや、端部に粘着剤層
を設けず、ドライエッジとしたもの等が知られている。
に、摘む部分、即ち、摘持部としては、粘着テープの端
部を折り曲げて非粘着部としたものや、端部に粘着剤層
を設けず、ドライエッジとしたもの等が知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、粘着テープの端部を折り曲げて非粘着部とした
ものは、摘持部が厚くなることによって非常に堅くな
り、ファスナーテープとして使用した場合、使用者の肌
に傷を付けたり、高級感を損なうため好ましくない。
ように、粘着テープの端部を折り曲げて非粘着部とした
ものは、摘持部が厚くなることによって非常に堅くな
り、ファスナーテープとして使用した場合、使用者の肌
に傷を付けたり、高級感を損なうため好ましくない。
【０００５】更に、粘着テープの端部を折り曲げて非粘
着部とした構造は、折り曲げて閉じた部分が開いてしま
い、摘持部の機能が失われてしまう場合もある。
着部とした構造は、折り曲げて閉じた部分が開いてしま
い、摘持部の機能が失われてしまう場合もある。
【０００６】また、粘着テープの端部をドライエッジと
したものは、摘持部がテープ基材のみとなって極めて薄
くなるため、ファスナーテープとして使用した場合、手
で摘みにくくなるので好ましくない。
したものは、摘持部がテープ基材のみとなって極めて薄
くなるため、ファスナーテープとして使用した場合、手
で摘みにくくなるので好ましくない。
【０００７】そこで、この発明の課題は、上記した従来
の欠点を解決し、摘持部がつまみ易く操作性が良好で、
紙オムツ、紙エプロン、生理用ナプキン等の使い捨て用
品のファスナーテープとして好適なファスナーテープを
提供することにある。
の欠点を解決し、摘持部がつまみ易く操作性が良好で、
紙オムツ、紙エプロン、生理用ナプキン等の使い捨て用
品のファスナーテープとして好適なファスナーテープを
提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、支持基材の一方面に粘着剤層を
有するファスナーテープにおいて、支持基材の端部を粘
着剤層のないドライエッジ部分とし、このドライエッジ
部分に波型加工を施した摘持部を有する構成を採用した
ものである。
するため、この発明は、支持基材の一方面に粘着剤層を
有するファスナーテープにおいて、支持基材の端部を粘
着剤層のないドライエッジ部分とし、このドライエッジ
部分に波型加工を施した摘持部を有する構成を採用した
ものである。
【０００９】また、上記ファスナーテープの支持基材の
粘着剤層と波型加工を施した部分の間に折りぐせ加工を
施した構成とすることもできる。
粘着剤層と波型加工を施した部分の間に折りぐせ加工を
施した構成とすることもできる。
【００１０】
【作用】ファスナーテープは、紙オムツ、紙エプロン、
生理用ナプキン等の結合用として使用する。支持基材の
端部に設けた摘持部は、ドライエッジ部分に波型加工を
施して形成されているので、つまみ易く操作性が良好と
なり、使用者の肌を傷付けたり高級感を損なうことはな
い。
生理用ナプキン等の結合用として使用する。支持基材の
端部に設けた摘持部は、ドライエッジ部分に波型加工を
施して形成されているので、つまみ易く操作性が良好と
なり、使用者の肌を傷付けたり高級感を損なうことはな
い。
【００１１】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【００１２】図１と図２に示すように、ファスナーテー
プ１は、支持基材２の一方面に粘着剤層３を設けると共
に、支持基材２の一方端部に粘着剤層３のないドライエ
ッジ部分４を設け、このドライエッジ部分４に波型加工
５を施して摘持部６を形成し、更に支持基材２の粘着剤
層３と波型加工５を施した部分の間に折りぐせ加工７を
施した構造になっている。
プ１は、支持基材２の一方面に粘着剤層３を設けると共
に、支持基材２の一方端部に粘着剤層３のないドライエ
ッジ部分４を設け、このドライエッジ部分４に波型加工
５を施して摘持部６を形成し、更に支持基材２の粘着剤
層３と波型加工５を施した部分の間に折りぐせ加工７を
施した構造になっている。
【００１３】上記波型加工５はドライエッジ部分４の端
部寄りに設けると共に、折りぐせ加工７は、支持基材２
の幅方向全長にわたって施されている。
部寄りに設けると共に、折りぐせ加工７は、支持基材２
の幅方向全長にわたって施されている。
【００１４】図１に示す波型加工５は、支持基材２の幅
方向に連続するように、また図２の場合は支持基材２の
長さ方向に連続する場合を示している。
方向に連続するように、また図２の場合は支持基材２の
長さ方向に連続する場合を示している。
【００１５】前記摘持部６は支持基材２のみとなってい
ても、波型加工５により山部と谷部の差（以下、みかけ
の厚さという）が支持基材２の厚さよりも厚くなるた
め、摘みやすくなる。
ても、波型加工５により山部と谷部の差（以下、みかけ
の厚さという）が支持基材２の厚さよりも厚くなるた
め、摘みやすくなる。
【００１６】上記したファスナーテープ１において、支
持基材２の厚さは、１０〜１５０、２０〜１１０、３０
〜７０（μｍ）、みかけの厚さは、１５〜２４０、３０
〜１８０、５０〜１１０（μｍ）、波型加工５における
山部間のピッチは、０．１〜７、０．３〜５、０．４〜
３（ｍｍ）が望ましい。
持基材２の厚さは、１０〜１５０、２０〜１１０、３０
〜７０（μｍ）、みかけの厚さは、１５〜２４０、３０
〜１８０、５０〜１１０（μｍ）、波型加工５における
山部間のピッチは、０．１〜７、０．３〜５、０．４〜
３（ｍｍ）が望ましい。
【００１７】図３と図４は、ロール巻きした長尺のファ
スナーテープ１ａに対して波型加工５と折りぐせ加工７
を連続的に形成していく状態を示し、ファスナーテープ
１ａを巻き戻す流れ方向に対して波型加工５の波型方向
は、平行方向（図３）でも直角方向（図４）でもよく、
図３のファスナーテープ１ａを細幅に切断することによ
って図１のファスナーテープ１が得られ、また、図４の
ファスナーテープを切断することにより図２のファスナ
ーテープ１が得られる。
スナーテープ１ａに対して波型加工５と折りぐせ加工７
を連続的に形成していく状態を示し、ファスナーテープ
１ａを巻き戻す流れ方向に対して波型加工５の波型方向
は、平行方向（図３）でも直角方向（図４）でもよく、
図３のファスナーテープ１ａを細幅に切断することによ
って図１のファスナーテープ１が得られ、また、図４の
ファスナーテープを切断することにより図２のファスナ
ーテープ１が得られる。
【００１８】前記長尺ファスナーテープ１ａに波型加工
５を施す方法は特に限定されないが、例えば一対の噛合
うギヤ間に長尺支持基材２ａのドライエッジ部分を通過
させる方法があげられる。
５を施す方法は特に限定されないが、例えば一対の噛合
うギヤ間に長尺支持基材２ａのドライエッジ部分を通過
させる方法があげられる。
【００１９】また、折りぐせ加工７の折りぐせの方向も
長尺支持基材２ａの巻き戻す流れ方向に施すのが望まし
い。この折りぐせ加工７を施す方法としては、限定はし
ないが、刃止をした丸刃をドライエッジ部分に押し当て
る方法があげられる。そして、この折りぐせ加工７は、
連続線でも破線でもかまわない。
長尺支持基材２ａの巻き戻す流れ方向に施すのが望まし
い。この折りぐせ加工７を施す方法としては、限定はし
ないが、刃止をした丸刃をドライエッジ部分に押し当て
る方法があげられる。そして、この折りぐせ加工７は、
連続線でも破線でもかまわない。
【００２０】この発明のファスナーテープは上記のよう
な構成であり、支持基材２に設けた粘着剤層３により、
紙オムツ、紙エプロン、生理用ナプキン等の使い捨て用
品の結合用として使用し、摘持部６を指先でつまむこと
により、ファスナーテープ１を接着したり剥したりする
ことができる。
な構成であり、支持基材２に設けた粘着剤層３により、
紙オムツ、紙エプロン、生理用ナプキン等の使い捨て用
品の結合用として使用し、摘持部６を指先でつまむこと
により、ファスナーテープ１を接着したり剥したりする
ことができる。
【００２１】摘持部６は、支持基材２のドライエッジ部
分４に波型加工５を施して形成したので、みかけの厚さ
が厚くなり、つまみ易く操作性が良好となる。そのた
め、粘着テープの端部を折り曲げて非粘着部としたもの
と違い、使用者の肌を傷付けたり、高級感を損なうこと
がない。
分４に波型加工５を施して形成したので、みかけの厚さ
が厚くなり、つまみ易く操作性が良好となる。そのた
め、粘着テープの端部を折り曲げて非粘着部としたもの
と違い、使用者の肌を傷付けたり、高級感を損なうこと
がない。
【００２２】また、粘着剤層３と波型加工５を施した部
分の間に折りぐせ加工７を施すことにより、折りぐせ加
工７の部分から摘持部６だけが変形することになり、摘
持部６をつかむ際に、粘着剤層３も一緒につまみ、指に
付いていた皮脂等の接着阻害物質が粘着剤層３に付着
し、接着不良を起こすことがない。更に、使用中には、
摘持部６に衣類などが接触して擦れても、ファスナーテ
ープ１が剥れることがない。
分の間に折りぐせ加工７を施すことにより、折りぐせ加
工７の部分から摘持部６だけが変形することになり、摘
持部６をつかむ際に、粘着剤層３も一緒につまみ、指に
付いていた皮脂等の接着阻害物質が粘着剤層３に付着
し、接着不良を起こすことがない。更に、使用中には、
摘持部６に衣類などが接触して擦れても、ファスナーテ
ープ１が剥れることがない。
【００２３】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、粘着
剤層を有するファスナーテープの端部に、波型加工を施
した摘持部を有しているので、つまみ易く、操作性も良
好で高級感を損なうことがない。
剤層を有するファスナーテープの端部に、波型加工を施
した摘持部を有しているので、つまみ易く、操作性も良
好で高級感を損なうことがない。
【００２４】また、摘持部が支持基材のみとなっていて
も、みかけの厚さが厚くなるため摘みやすく、そして、
折りぐせを入れることにより、摘持部だけが変形するた
め、摘持部をつかむ際に粘着剤層も一緒につかみ、指に
付いていた皮脂等の接着阻害物質が粘着剤層に付着して
接着不良を起こす心配もない。
も、みかけの厚さが厚くなるため摘みやすく、そして、
折りぐせを入れることにより、摘持部だけが変形するた
め、摘持部をつかむ際に粘着剤層も一緒につかみ、指に
付いていた皮脂等の接着阻害物質が粘着剤層に付着して
接着不良を起こす心配もない。
【００２５】更に、使用中には、摘持部に衣類等が接触
して擦れても、ファスナーテープが剥れることがないと
いう効果が得られる。
して擦れても、ファスナーテープが剥れることがないと
いう効果が得られる。
【図１】ファスナーテープの斜視図である。
【図２】ファスナーテープに施した波型加工の他の例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図３】図１に示したファスナーテープの長尺テープの
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図４】図２に示したファスナーテープの長尺テープの
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
１ ファスナーテープ １ａ 長尺ファスナーテープ ２ 支持基材 ２ａ 長尺支持基材 ３ 粘着剤層 ４ ドライエッジ部分 ５ 波型加工 ６ 摘持部 ７ 折りぐせ加工
Claims (2)
- 【請求項１】 支持基材の一方面に粘着剤層を有するフ
ァスナーテープにおいて、支持基材の端部を粘着剤層の
ないドライエッジ部分とし、このドライエッジ部分に波
型加工を施した摘持部を有することを特徴とするファス
ナーテープ。 - 【請求項２】 支持基材の粘着剤層と波型加工を施した
部分の間に折りぐせ加工を施した請求項１記載のファス
ナーテープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27638895A JPH0994110A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | ファスナーテープ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27638895A JPH0994110A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | ファスナーテープ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0994110A true JPH0994110A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17568724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27638895A Pending JPH0994110A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | ファスナーテープ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0994110A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006061263A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Tac Kasei Kk | 粘着フィルムドレッシング |
| CN100366695C (zh) * | 2003-03-14 | 2008-02-06 | 株式会社槌屋 | 粘合带及其粘贴方法 |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP27638895A patent/JPH0994110A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100366695C (zh) * | 2003-03-14 | 2008-02-06 | 株式会社槌屋 | 粘合带及其粘贴方法 |
| JP2006061263A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Tac Kasei Kk | 粘着フィルムドレッシング |
| JP4594677B2 (ja) * | 2004-08-25 | 2010-12-08 | 新タック化成株式会社 | 粘着フィルムドレッシング |
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