JPH06100843A - 粘着シート及びその巻回体 - Google Patents

粘着シート及びその巻回体

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JPH06100843A
JPH06100843A JP4247529A JP24752992A JPH06100843A JP H06100843 A JPH06100843 A JP H06100843A JP 4247529 A JP4247529 A JP 4247529A JP 24752992 A JP24752992 A JP 24752992A JP H06100843 A JPH06100843 A JP H06100843A
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pressure
sensitive adhesive
adhesive sheet
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Masaaki Arakawa
正章 荒川
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Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、必ずしもセパレーターを必要とし
ない粘着シートに関し、主として使い捨てカイロ、ナプ
キン等の衛生用品、紙オムツ等の生活関連の使い捨て物
品、あるいは他の種々用途における両面テープ、マスキ
ングテープ、ラベル等として好適に用いられる粘着シー
トを提供するものである。 【構成】 支持基材の片面に、第1の粘着剤層と離型剤
層がとなり合うように設けられ、かつ他面の全面もしく
は部分面に、第2の粘着剤層が設けられてなり、使用に
際しては、上記第1の粘着剤層と離型剤層が対向するよ
うに重ね合わされて使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、必ずしもセパレーター
を必要としない粘着シートに関し、主として使い捨てカ
イロ、ナプキン等の衛生用品、紙オムツ等の生活関連の
使い捨て物品、あるいは他の種々用途における両面テー
プ、マスキングテープ、ラベル等として好適に用いられ
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば使い捨てカイロ等の使い捨
て物品を、衣服等の被着体に固定する場合、両面テープ
が用いられたり、ホットメルト型接着剤を塗工して、そ
れらの上に設けられたセパレーターを除去して使用して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、セパレーターを剥がしたり捨てたりすることが必要
で、使い方が煩雑となる。 また地球環境の保護の点か
らも、捨てるものは極力抑える必要性が高まっており、
セパレーターを必要としない粘着シートが強く要望され
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を改良するためになされたもので、後述の実例で詳細に
説明するが、特定構造の粘着シートとすることにより、
従来不可欠であったセパレーターを省略することができ
る。
【0005】即ち、本発明の第1は、支持基材の片面
に、第1の粘着剤層と離型剤層がとなり合うように設け
られ、かつ他面の全面もしくは部分面に、第2の粘着剤
層が設けられてなり、使用に際しては、上記第1の粘着
剤層と離型剤層が対向するように重ね合わされて使用さ
れることを特徴とする粘着シートを提供する。
【0006】また、本発明の第2は、粘着剤層と第1の
離型剤層がとなり合うように設けられ、かつ他面の全面
もしくは部分面に、第2の離型剤層が設けられてなり、
使用に際しては、上記粘着剤層と第1の離型剤層が対向
するように重ね合わされて使用されることを特徴とする
粘着シートを提供する。
【0007】また、本発明の第3は、支持基材の片面も
しくは両面に、粘着剤層と離型剤層がとなり合うように
設けられてなり、使用に際しては、該粘着剤層と離型剤
層が対向するように重ね合わされて使用されることを特
徴とする粘着シートを提供する。
【0008】以下、本発明の実例を図面にもとづいて説
明する。図1(a) は、本発明の第1の粘着シートの実例
を示す斜視図であり、支持基材1の片面に、第1の粘着
剤層2と離型剤層3がとなり合うように交互に設けら
れ、かつ他面の全面に、第2の粘着剤層4が設けられて
なる。 なおこの粘着シートを、必要に応じてセパレー
ター(図示せず)とともにロール状に巻いて巻回体とす
ることもできる。
【0009】図1(b) は、図1(a) の粘着シートAの2
枚を、一方のシートの第1の粘着剤層2と他方のシート
の離型剤層3が対向するように貼り合わせたシートを示
す断面図で、使用の際には、両粘着シート間で剥離自在
とすることができる。 またこのシートをセパレーター
(図示せず)を介してロール状に巻いて巻回体とするこ
ともできる。
【0010】図2は、本発明の第2の粘着シートの実例
を示す断面図であり、支持基材1の片面に、粘着剤層2
と第1の離型剤層3がとなり合うように交互に設けら
れ、かつ他面の全面に、第2の離型剤層5が設けられて
なる粘着シートB1と、他面の部分面に第2の離型剤層
5が設けられてなる粘着シートB2とを、粘着剤層2と
第1の離型剤層3が対向するように重ね合わされてい
る。 なおこの粘着シートを、必要に応じてセパレータ
ー(図示せず)とともにロール状に巻いて巻回体とする
こともできる。
【0011】図3は、図1(a) の粘着シートAの使用形
態の実例を示す断面図であり、2枚の粘着シートAを被
着体Tに第2の粘着剤層4でそれぞれ固定し、一方のシ
ートの第1の粘着剤層2と他方のシートの離型剤層3が
対向するように重ね合わせて、両粘着シート間で剥離自
在とすることができる。
【0012】図4(a) は、本発明の第3の粘着シートの
実例を示す斜視図であり、支持基材1の両面に、粘着剤
層2と離型剤層3がとなり合うように交互に設けられて
なる。 なお、必要に応じてこの粘着シートの片面もし
くは両面にセパレーター(図示せず)を介してロール状
に巻いて巻回体とすることもできる。
【0013】図4(b)は、図4(a) の2枚の粘着シート
C1及びC2を、一方のシートC1の粘着剤層2と他方
のシートC2の離型剤層3が対向するように貼り合わせ
たもので、使用の際には、両粘着シート間で剥離自在と
することができる。 またこのシートをセパレーターを
介さずロール状に巻いて巻回体とすることもできる。
【0014】また図5は、図4(a) の粘着シートの使用
形態の他例を示す断面図であり、1枚の粘着シートCを
折り曲げた状態で、被着体Tに片面側の粘着剤層2で固
定し、他面側の粘着剤層2と離型剤層3が対向するよう
に重ね合わせて、粘着シート間で剥離自在とすることが
できる。
【0015】図6は、本発明の第3の粘着シートの使用
形態を示す断面図であり、支持基材1の片面に、粘着剤
層2と離型剤層3がとなり合うように交互に設けられ、
他面には何も設けられていない粘着シートDが2枚、粘
着剤層2と離型剤層3が対向するように重ね合わせて、
粘着シート間で剥離自在とすることができる。
【0016】図7は、本発明の第1の粘着シートの他例
を示す断面図であり、支持基材1の片面に、第1の粘着
剤層2と離型剤層3がとなり合うように設けられ、かつ
他面の部分面に、第2の粘着剤層4が設けられてなる。
【0017】図8(a) は、図7の粘着シートの使用形態
の実例を示す斜視図、図8(b) はその断面図であり、第
2の粘着剤層4により被着体Tに接着され、第1の粘着
剤層2と離型剤層3が対向するように重ね合わされて、
両層間で剥離自在とすることができる。
【0018】また本発明においては、図1〜7に示す如
く、粘着テープの両端もしくは片端を、ドライエッジ6
とすることにより、使用の際に端部をめくりやすくする
こともできる。
【0019】図9は、図4(a) の粘着シートCをロール
状に巻いてなる巻回体を示す斜視図であり、セパレータ
ーなしでロール状の両面テープとすることができる。
【0020】図10は、本発明の粘着シートCの巻回体
の他例を示す斜視図であり、粘着シートCが、セパレー
ターS上にほぼ一定の間隔をあけて設けられてロール状
に巻かれてなる巻回体であって、これによれば、被着体
である物品に間欠的に貼り合わせ加工が必要な場合でも
加工設備を投資することもなく、加工ができる。
【0021】本発明の粘着シートは、上記の如く構造に
特徴を有するものであって、各構成部材の材質等は何ら
限定されるものではない。 しかし本発明においては、
例えば支持基材としては、例えば不織布やプラスチック
フィルムなどが用いられ、特にやわらかくかつ腰のある
材料からが適宜選択するのが好ましい。 また粘着剤と
しては、好ましくはスチレン系粘着剤が用いられ、特に
SEBS(スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン
共重合体)からなる粘着剤が好適であり、その他アクリ
ル系、ゴム系、オレフィン系などが用いられる。。 ま
た離型剤としては、通常シリコーン系、長鎖アクリル系
などの離型剤が用いられる。
【0022】
【発明の効果】本発明の粘着シートは、特定構造とする
ことにより、従来不可欠であったセパレーターを省略す
ることができ、使用時の煩雑さや環境問題、コスト問題
を解決するという利点があり、その用途は何ら限定され
ないが、例えば、使い捨てカイロ、ナプキン等の衛生用
品、紙オムツ等の生活関連の使い捨て物品、あるいは他
の種々用途における両面テープ、マスキングテープ、ラ
ベル等として好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) は本発明の第1の粘着シートの実例を
示す斜視図、図1(b) はその使用形態を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の第2の粘着シートの実例を示す断面図
である。
【図3】図1(a) の粘着シートの使用形態の実例を示す
断面図である。
【図4】図4(a) は本発明の第3の粘着シートの実例を
示す斜視図、図4(b) はその使用形態を示す断面図であ
る。
【図5】図4(a) の粘着シートの使用形態の他例を示す
断面図である。
【図6】本発明の第3の粘着シートの使用形態を示す断
面図である。
【図7】本発明の第1の粘着シートの他例を示す断面図
である。
【図8】図8(a) は図7の粘着シートの使用形態の実例
を示す斜視図、図8(b) はその断面図である。
【図9】図4(a) の粘着シートの巻回体を示す斜視図で
ある。
【図10】本発明の粘着シートの巻回体の他例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 支持基材 2 第1の粘着剤層 3 第1の離型剤層 4 第2の粘着剤層 5 第2の離型剤層 6 ドライエッジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基材の片面に、第1の粘着剤層と離
    型剤層がとなり合うように設けられ、かつ他面の全面も
    しくは部分面に、第2の粘着剤層が設けられてなり、使
    用に際しては、上記第1の粘着剤層と離型剤層が対向す
    るように重ね合わされて使用されることを特徴とする粘
    着シート。
  2. 【請求項2】 支持基材の片面に、粘着剤層と第1の離
    型剤層がとなり合うように設けられ、かつ他面の全面も
    しくは部分面に、第2の離型剤層が設けられてなり、使
    用に際しては、上記粘着剤層と第1の離型剤層が対向す
    るように重ね合わされて使用されることを特徴とする粘
    着シート。
  3. 【請求項3】 支持基材の片面もしくは両面に、粘着剤
    層と離型剤層がとなり合うように設けられてなり、使用
    に際しては、該粘着剤層と離型剤層が対向するように重
    ね合わされて使用されることを特徴とする粘着シート。
  4. 【請求項4】 両端もしくは片端がドライエッジになっ
    ている請求項1〜3記載の粘着シート。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載の粘着シートがロール
    状に巻かれてなる粘着シートの巻回体。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4記載の粘着シートが、セパ
    レーター上に間隔をあけて設けられてロール状に巻かれ
    てなる粘着シートの巻回体。
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