JPH0993705A - ゴンドラの給電装置 - Google Patents

ゴンドラの給電装置

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JPH0993705A
JPH0993705A JP24284595A JP24284595A JPH0993705A JP H0993705 A JPH0993705 A JP H0993705A JP 24284595 A JP24284595 A JP 24284595A JP 24284595 A JP24284595 A JP 24284595A JP H0993705 A JPH0993705 A JP H0993705A
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JP
Japan
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power
gondola
power supply
battery
section
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Withdrawn
Application number
JP24284595A
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English (en)
Inventor
Mitsunori Hoshio
光紀 星尾
Katsuya Umemura
克哉 梅村
Soichi Kawakami
聡一 川上
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴンドラの給電装置に関し、大掛かりな付帯
設備をなくして特定の給電区間のみで給電し、給電の妨
げとなる付着物を除去すると共にバッテリを小型にし、
重量を軽減する。 【解決手段】 ゴンドラ7の索道Rがループ状に設けら
れ、両端側に駅舎2が配置され、駅舎2の近辺にはゴン
ドラ7が進行方向1より進入してくると給電する給電区
間2’、給電装置6に付着する妨げとなる付着物の除去
区間3を設ける。ゴンドラ7が給電区間2’に近づく
と、まずメカニカル機構20が給電装置の供給側5と受
電側6をガイドして接触させ、区間2’においてのみ給
電を行い、更に、除去区間3において供給側給電装置5
に設けたヒータ及び流体噴出装置(図示省略)で付着物
を除去し、供給電力はゴンドラ7内のバッテリに供給さ
れる。従って、バッテリが小型となり、重量減となり、
充電の手間もはぶける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴンドラ、ロープウ
ェイ、ケーブルカー、モノレール、スカイレール、リフ
ト、クレーン等の鋼索から懸垂される吊り籠や荷台等へ
給電するためのゴンドラの給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術ではゴンドラに搭載される電
力を必要とする装置もしくは、ゴンドラ内のバッテリ
(電池)に電力を供給する本格的な給電装置は存在して
いない。このためゴンドラ、等においては電力を必要と
する装置は全てバッテリ(電池)をゴンドラに搭載し、
電力を供給している。従ってバッテリの容量が大きくな
り、軽量化が必要なゴンドラ、等においては重量が増加
し、又、バッテリ充電のために特別な作業が必要であっ
た。
【0003】ゴンドラへの電力供給は上記のような状況
であるが、近年ゴンドラに搭載される制振ジャイロに電
力を供給するアイデアとして特開平6−278600号
に開示されたものがある。
【0004】図14はこの概要を示す側面図であり、上
下のステーション間に鋼索31が張架され、その鋼索3
1から吊り下げ部32を介してゴンドラ本体が懸垂さ
れ、ゴンドラ本体の天井部上面に一対の制振用ジャイロ
装置が取り付けられている(図示省略)。給電レール3
0が、プーリに支持される鋼索31の外周側で梁部35
に支持され、その給電レール30に沿って給電端子34
が配設され、ゴンドラ側にはこの給電端子34と摺動す
る受電端子33を設け、摺動しながら電源36からゴン
ドラ内の制振ジャイロに電力を供給する。この電力供給
は給電レール30を全区間ではなく、数個所に設けて特
定個所で給電するようにしている。
【0005】しかし、このアイデアは、給電の妨げとな
る物が付着した場合の除去方法が示されていない等の不
備があり、今の段階では非現実的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来のゴ
ンドラ等への供給に際し、ゴンドラに搭載され、電力を
必要とする装置への給電にバッテリ(電池)のみを用い
ると、バッテリ(電池)容量が大きくなり、重量が増加
するという問題、また、バッテリ(電池)の充電に手間
がかかるという問題がある。
【0007】又、索道間全体に電線等を敷設し、ゴンド
ラへの給電を行うと、付帯施設が大掛かりになり、又、
ゴンドラは揺れに弱いため、給電に際してはその対策も
必要となる。
【0008】このように全体に電線を敷設したり、又、
部分的に給電レールを敷設して給電する方法において
は、給電の妨げとなる物が付着した場合には給電が不可
能となり、これら付着物を除去する必要があり、このよ
うな除去設備がないと実用に供することができない。
【0009】更に、ゴンドラは、運行日の天候等により
乗車人員が不快(周囲温度,湿度,異音等)になるとい
う課題があり、空調設備へ安定して電力を供給しなけれ
ばならない。
【0010】本発明はこのような課題に対し、大掛かり
な付帯設備を必要とせずにゴンドラの索導の全区間では
なく、特定の区間でのみ電力の供給を行うようにし、そ
のために、バッテリの充電の手間を省き、バッテリを小
容量にすることができ、重量も軽減できると共に給電装
置の給電を妨げる付着物を除去して確実に給電ができる
ゴンドラの給電装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、駅
舎間に配設された索導に懸垂されて移動するゴンドラの
外側に設けられ、外部から電力の供給を受ける受電装置
と;前記両端の駅舎近辺の索導に沿った特定の給電区間
にそれぞれ配設され、前記受電装置と接触し、摺動して
同受電装置に電力を送ると共に、内部にヒータを備えて
同受電装置に付着する氷を解かすことが可能な給電装置
と;同給電装置近辺に配置され、前記受電装置の接近を
検出して流体を噴出し、同受電装置に付着した泥等の付
着物を取除く流体噴出装置と;前記給電装置の直前に設
けられ、導入口が前記受電装置よりも大きく拡大し、徐
々に狭めて同受電装置を受け入れ、前記給電装置と接触
させるガイド装置とを具備してなることを特徴とするゴ
ンドラの給電装置を提供する。
【0012】本発明はこのような構成により、ゴンドラ
が進行し、給電装置が設けられている区間に接近する
と、ゴンドラの外側、例えば、屋根上、横側、下側、懸
垂アーム等のいずれかに取り付けられている受電装置が
ガイド装置の拡大した導入口に入り、給電装置の直前ま
で導かれ、給電装置と正確に接触して摺動して給電が行
なわれる。ほぼ同時に、給電装置は受電装置に氷が付着
している場合にはヒータによりこれを加熱して解かして
接触を良好にして確実に給電を保持する。更に、受電装
置に泥等が付着している場合には流体噴出装置が受電装
置の接近を検出し、流体を噴出してこれを除去し、給電
を確実に行うようにする。
【0013】このように給電区間においてゴンドラの受
電装置で受けた電力はゴンドラ内に導かれ、ゴンドラに
搭載されるCMG減揺機や他の制振装置が、給電区間で
供給される電力で直接もしくはバッテリ(電池)を介し
て作動し揺れを減揺させたり、又、ゴンドラに搭載され
る空調器や音響装置が、給電区間で供給される電力でバ
ッテリ(電池)を介して作動し、ゴンドラ内の不快さ
(周囲温度,湿度,異音等)を軽減させることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の第1形態に係るゴンドラやリフト等の給電装置の全
体の構成図である。図において、1はゴンドラ7の進行
方向、2は両端の駅舎、2’は給電区間、3は給電の妨
げとなる物の除去区間、20はメカニカル機構である。
7はゴンドラで索道Rに懸垂して走行する。
【0015】鋼索から懸垂される吊り籠や荷台等のゴン
ドラ7は図1に示す索道R間を運行する。ゴンドラ7は
矢印1に沿って索道R間を運行し、この索道R間の中に
駅舎2(人が乗り降りもしくは、荷物の積み降ろし場
所)が両端の2ヶ所に存在する。この駅舎2を給電区間
2’とし、ゴンドラ7が駅舎2に入っている時のみ給電
が行われる。
【0016】図2はゴンドラの給電装置の側面図で、ス
キー場のゴンドラの例を示す。ゴンドラ7の上部には電
力を受け取る側の給電装置6が取り付けられ、その中央
部に導体9を有し、両側端には絶縁材8が垂直に取り付
けられている。5は電力を送る側の給電装置で、図1に
示す給電区間2’に設けられ、中央部に導体11を有
し、これら導体11と9とは給電区間2’において互に
接触状態で摺動して電力をゴンドラ7内へ供給してい
る。
【0017】図3は給電装置5,6及びメカニカル機構
20とを示す斜視図、図4はその平面図、図5は側面図
である。これらの図において、ゴンドラ7が移動してメ
カニカル機構20に接近すると給電装置6がメカニカル
機構の拡大した開口部20aに入り、その絶縁材8が図
4,図5に示すようにその内側を通り、地上別の給電装
置5の外側を通り、導体9と11とを接触状態に保ち、
摺動して移動する構造である。
【0018】このようにメカニカル機構20はゴンドラ
7が入って来る方向に広がっており、ゴンドラ7が揺れ
ていても駅舎に入って来ると給電装置の電力を送る側5
と受け取る側6が容易に接触することができるようなガ
イド機構となっている。
【0019】図6は給電装置の給電位置を示す図で、ゴ
ンドラ7の外側の屋根上で行う方式が(f)及び
(g)、横側で行う方式が(c),(d)及び(e)、
下側で行う方式が(a)及び(b)、ゴンドラ7を懸垂
しているアームに取り付けて行う方式が(h),(i)
があり、それぞれゴンドラ7側の給電装置6と駅舎側4
に固定されている給電装置5の導体9と11が接触して
給電が行なわれる。
【0020】図7,8,9は給電装置5,6の詳細な斜
視図であり、これらの図において、5は電力を送る側、
6は電力を受ける側の給電装置である。8a,8bは給
電装置5,6の絶縁材、9は給電装置6の導体、10は
給電装置6に設けられたヒータ線、11は給電装置5の
導体、12は流体噴出装置、13はセンサである。この
ような給電装置5,6は図2で説明したように、導体
9,11がそれぞれ絶縁材8a,8bで保護されてお
り、給電装置6の絶縁材8bが給電装置5の絶縁材8a
の外側を通って移動し、それらの中央部の導体9,10
が互に摺動して電力の送受を行う。
【0021】一方、図1で説明したように、ゴンドラ7
が駅舎2(給電区間)に入る直前もしくは直後もしくは
給電区間の直前及び給電区間全区間に給電の妨げとなる
物を除去する為の除去区間3がある。ゴンドラ7が除去
区間3に入ると、前述の図7,8,9のいずれかの方法
の中でその使用環境に応じた方法で給電の妨げとなる物
を除去する。
【0022】給電の妨げとなる物が付着する使用環境と
して次の3つが考えられる。
【0023】(A)給電装置が氷結する使用環境、
(B)給電装置に泥等が付着する使用環境、(C)給電
装置に泥等が付着し、更に氷結する使用環境がある。
【0024】(A)の給電装置が氷結する使用環境では
図7に示すように給電装置の電力を送る側の導体11の
全体もしくは一部にヒーター線10を通し、給電装置
5,6が嵌合した時にヒーター線10より発生する熱に
よって氷結した給電装置6の氷を解かす。
【0025】(B)の給電装置に泥等が付着する使用環
境では、図8に示すように給電区間2’の直前に設置さ
れた流体噴出装置12がセンサー13からの信号を受信
し、ゴンドラ7が給電装置5に近づくと作動して、その
バルブを開き、流体を噴出し、給電装置6に付着した泥
等を除去する。
【0026】(C)給電装置に泥等が付着し、氷結する
使用環境では図9に示すように給電装置5の電力を送る
側の導体11全体もしくは一部にヒーター線10が通っ
ていると共に給電区間の直前及び給電区間2’に流体噴
出装置12が設置されており、前述の(B)と同様にゴ
ンドラ7が給電区間2’に近づくとセンサ13からの信
号で流体噴出装置12から流体が給電装置に噴出される
と共にヒーター線10から発生する熱によって氷を解か
し、泥等が氷結した時の付着物を除去する。
【0027】その他の付着物除去の適用例としては、工
事現場で使用する場合で、凍結の恐れの無い場合は、給
電の妨げとなる物として泥等が付着する恐れがあるが、
この場合にはメカニカル機構20の直前に流体噴出装置
を取り付ける。この時の除去区間は流体が給電装置の電
力を受け取る側に衝突している間となる。
【0028】なお、給電装置の取付位置は図6において
説明したが、いずれの場合も人間が直接触れる恐れのな
い場合に設置される。又、漏電に関してであるが、漏電
防止の為、絶縁材8a,8bにて被われた給電装置5,
6を使用するので問題は起らない。実際に給電装置を凍
結させた状態で試験を行ったが問題は無かった。
【0029】次に、図10はゴンドラ内の電力を必要と
する装置の搭載図であり、供給される電力は図示のよう
に電力を必要とする装置もしくは電力を必要とする装置
に電力を供給するバッテリ(電池)に供給される。
【0030】図10(a)は、ゴンドラ7にCMG減揺
機14を搭載する例である。駅舎2にて供給される電力
は配線19を通ってCMG減揺機14に供給される。駅
舎2にて供給される電力がCMG減揺機14の構成要素
であるフライホイールを高速回転させ、駅舎2を出ると
次の駅舎2まではフライホイールが慣性で回転し続け、
駅舎間において発生する揺れをCMG減揺機14により
減揺させる。
【0031】(b)は、ゴンドラ7にバッテリ(電池)
15とCMG減揺機や他の電力を必要とする制振装置1
6を搭載する例である。駅舎2にて供給される電力は配
線19を通ってバッテリ(電池)15に給電(充電)さ
れてからCMG減揺機や他の電力を必要とする制振装置
16に駅舎2および駅舎間で供給され続け、駅舎間で発
生する揺れを減揺させる。
【0032】(c)は、ゴンドラ7にバッテリ(電池)
15と空調器17を搭載する例である。駅舎2にて供給
される電力は配線19を通ってバッテリ(電池)15に
給電(充電)されてから空調器17に供給され、乗車人
員が不快と感じる周囲温度や湿度等の調整を行う。
【0033】(d)は、ゴンドラ7にバッテリ(電池)
15と無線や音響装置18等を搭載する例である。駅舎
2にて供給される電力は配線19を通ってバッテリ(電
池)15に給電(充電)されてから無線や音響装置18
等に供給され乗車人員がゴンドラ内で、外部との連絡を
取ったり、ゴンドラ7内で音楽を聞いたり等の事ができ
る。
【0034】(e)は、ゴンドラ7にバッテリ(電池)
15とCMG減揺機や他の制振装置16や、空調器17
や無線や音響装置18等を任意の組み合わせで搭載する
例である。駅舎2にて供給される電力は、配線19を通
ってバッテリ(電池)15に給電(充電)されてからC
MG減揺機や他の制振装置16や空調器17や、無線や
音響装置18等を任意の組み合わせで搭載しており、電
力を必要とする装置に供給する。
【0035】このような(e)の装置搭載においては、
CMG減揺機や他の制振装置16は駅舎間で発生する揺
れを減揺させる。空調器17は、周囲温度や湿度等の乗
車人員が不快と感じる事の調整を行う。又、無線や音響
装置18等は、乗車人員がゴンドラ7内で外部との連絡
を取ったり、ゴンドラ7内で音楽を聞いたり等の事がで
きる様にする。
【0036】バッテリ(電池)については、100%放
電し、100%充電といった事を繰り返すと30サイク
ル程度で100%充電が不可能となる。しかし、前述の
実施の形態においては充、放電の全容量に対する比率は
20〜30%程度であるので、市販のバイク用や乗用車
用のバッテリを使用しても特性の劣化は生じない。
【0037】次に、図11は本発明のゴンドラへの給電
装置をロープウェイ/ケーブルカー等に適用した実施の
第2形態であり、第1形態と異るところは、索道Rがル
ープ状ではなく、両端の駅舎2間に往復する2本の直線
状索道Rから構成されている。従って、給電区間2’、
除去区間3及びメカニカル機構20はその駅舎2の両側
にそれぞれ設けられている。その他の構成は図1の第1
形態と同じである。
【0038】図12は本発明のゴンドラへの給電装置を
モノレールに適用した実施の第3形態であり、第1形態
と異るところは、ループ状の索道Rの間に複数の駅舎2
が図示のように(a),(b),(c),(d)と複数
設けられており、そのため、各駅舎2にそれぞれ給電区
間2’、除去区間3及びメカニカル機構20を設けてい
る。その他の構成は図1の第1形態と同じである。
【0039】図13は本発明のゴンドラへの給電装置を
クレーン/荷台に適用した実施の第4形態で、第1形態
と異るところは、索道Rがループ状ではなく1本の索道
Rからなり、両端の駅舎2間をクレーンが往復動するも
のである。従って、給電区間2’、除去区間3及びメカ
ニカル機構20がそれぞれ両端の駅舎の片側に設けてあ
る。その他の構成は第1形態と同じである。
【0040】以上、具体的に説明したように本発明の実
施の第1乃至第4形態はいずれも同じ作用、効果を奏す
るもので、まとめると、要するに、ゴンドラ7に搭載さ
れた電力を必要とする装置及び電力を必要とする装置へ
電力を供給するバッテリ(電池)15への給電(充電)
を索道R間の中で数ヶ所に設けられた給電区間2’に、
ゴンドラ7が入った時のみ、給電装置5及び6を介して
給電を行う構成とする。
【0041】又、ゴンドラ7が給電区間2’に入る直前
もしくは直後、給電区間の直前及び給電区間の全区間を
給電の妨げとなる物を除去する区間3とし、給電装置6
に付着した給電の妨げとなる物を除去装置を設け、除去
する。
【0042】給電装置は電力を受け取る側6をゴンドラ
7の外側(屋根上、横側、下側、ゴンドラを懸垂してい
るアーム)に取り付け、給電装置の電力を送る側5を給
電区間3に設置し、ゴンドラ7が給電区間2’に入る
と、給電装置の電力を送る側5の導体11と電力を受け
取る側6の導体9が接触し、給電が行われる構成とす
る。
【0043】ゴンドラ7にCMG減揺機14や他の電力
を必要とする制振装置を搭載し、給電区間2’で供給さ
れる電力で直接もしくはバッテリ(電池)15を介し
て、CMG減揺機16や他の制振装置で揺れを減揺させ
る。
【0044】ゴンドラ7に空調器17や音響装置18等
を搭載し、給電区間2’で供給される電力でバッテリ
(電池)15を介して空調器17や音響装置18を作動
させる。
【0045】ゴンドラ7が給電区間2’に入る直前に
は、給電装置の電力を送る側5と電力を受け取る側6
を、うまく接触させる為に、ゴンドラ7が入って来る方
向に広がるラッパ状のメカニカル機構20を設ける。
【0046】このような構成により、バッテリ15を無
くしたり、バッテリ15の容量を小さくすることが可能
となり、重量の軽減が実現できる。又、バッテリ15を
充電する手間も無くすることができる。又、索道R全体
の区間に電線を敷設するような大掛かり付帯設備が不要
となり、ゴンドラにCMG減揺機14へ直接、又バッテ
リ15から他の制御装置、あるいは空調器17、音響装
置18、等へ容易に給電することができる。
【0047】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように、本発明
は、ゴンドラの外側に設けた受電装置、両端の駅舎の索
導に沿った特定区間に配設され、ヒータを設け、受電装
置と接触して電力を送る給電装置、受電装置に流体を噴
出する流体噴出装置及び受電装置を受け入れ、給電装置
と接触させるガイド装置とを設けたことを特徴とするの
で、次のような効果を奏する。
【0048】(1)ゴンドラに搭載される電力を必要と
する装置への給電もしくは、ゴンドラに搭載される電力
を必要とする装置に電力を供給するバッテリ(電池)へ
の給電(充電)を給電の妨げとなる物が給電装置に付着
した場合は除去しながら行う事ができる。
【0049】(2)給電装置と受電装置とが特定の給電
区間に入る際には、ゴンドラが揺れていても導入口が拡
大したガイド装置により受電装置を確実に受け入れるこ
とができ、確実に給電がなされる。
【0050】(3)その結果、バッテリ(電池)を無く
す事やバッテリ(電池)の容量を小さい物にする事がで
き、重量の軽減を実現できる。又、バッテリ(電池)を
充電する手間を無くすることができる。
【0051】(4)又、索道間全体に電線等を敷設し、
ゴンドラへの給電を行うと付帯施設が大掛かりになる
が、この問題が解決される。
【0052】(5)更に、ゴンドラに本発明の給電装置
で給電し、CMG減揺機や他の電力を必要とする制振装
置を搭載すると揺れを減揺できる。又、ゴンドラに空調
器や音響装置等を搭載するとゴンドラ内等の不快さ(周
囲温度,湿度,異音等)を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るゴンドラの給電
装置の全体構成図である。
【図2】本発明の実施の第1形態に係るゴンドラの給電
装置の側面図である。
【図3】本発明の実施の第1形態に係るメカニカル機構
の斜視図である。
【図4】図3に示すメカニカル機構の平面図である。
【図5】図4に示すメカニカル機構の側面図である。
【図6】本発明の実施の第1形態に係るゴンドラの給電
装置の給電位置を示す図で、(a),(b)が下側、
(c),(d),(e)が横側、(f),(g)が上
側、(h),(i)が懸垂アームにそれぞれ設けた概略
側面図である。
【図7】本発明の実施の第1形態に係る給電装置で、ヒ
ータを備えた斜視図である。
【図8】本発明の実施の第1形態に係る給電装置で、流
体噴出装置を備えた斜視図である。
【図9】本発明の実施の第1形態に係る給電装置で、ヒ
ータと流体噴出装置を備えた斜視図である。
【図10】本発明の実施の第1形態に係るゴンドラ内の
電力を必要とする装置を搭載した側面図で、(a)はC
MG減揺機を、(b)はバッテリとCMG減揺機及びそ
の他制振装置を、(c)はバッテリと空調器を、(d)
はバッテリと無線、音響装置を、(e)はバッテリ、C
MG減揺機、空調器及び無線、音響装置を、それぞれ搭
載した状態を示す。
【図11】本発明の実施の第2形態に係るゴンドラの給
電装置の全体構成図である。
【図12】本発明の実施の第3形態に係るゴンドラの給
電装置の全体構成図である。
【図13】本発明の実施の第4形態に係るゴンドラの給
電装置の全体構成図である。
【図14】従来のゴンドラの給電装置の側面図である。
【符号の説明】
1 ゴンドラの進行方向 2 駅舎 2’ 給電区間 3 除去区間 5 給電装置(電力を送る側) 6 給電装置(電力を受ける側) 7 ゴンドラ 8 絶縁材 9,11 導体 10 ヒータ線 12 流体噴出装置 13 センサ 14 CMG減揺機 15 バッテリ 16 CMG減揺機及び他の電力を必要とする制
御装置 17 空調器 18 無線、音響装置 19 配線 20 メカニカル機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 聡一 愛知県小牧市大字東田中1200番地 三菱重 工業株式会社名古屋誘導推進システム製作 所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駅舎間に配設された索導に懸垂されて移
    動するゴンドラの外側に設けられ、外部から電力の供給
    を受ける受電装置と;前記両端の駅舎近辺の索導に沿っ
    た特定の給電区間にそれぞれ配設され、前記受電装置と
    接触し、摺動して同受電装置に電力を送ると共に、内部
    にヒータを備えて同受電装置に付着する氷を解かすこと
    が可能な給電装置と;同給電装置近辺に配置され、前記
    受電装置の接近を検出して流体を噴出し、同受電装置に
    付着した泥等の付着物を取除く流体噴出装置と;前記給
    電装置の直前に設けられ、導入口が前記受電装置よりも
    大きく拡大し、徐々に狭めて同受電装置を受け入れ、前
    記給電装置と接触させるガイド装置とを具備してなるこ
    とを特徴とするゴンドラの給電装置。
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