JPH0993693A - ボイスコイル構造並びにボイスコイルの装着方法及びその装置 - Google Patents
ボイスコイル構造並びにボイスコイルの装着方法及びその装置Info
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Abstract
コイルを装着したボイスコイルを得るに際し、空芯コイ
ルの装着が容易であり、空芯コイルを内側ボビン部及び
外側ボビン部に密着させることができるボイスコイルの
装着方法と、そのための装置と、これによって得られる
効率の優れたボイスコイル構造を提供することにある。 【解決手段】断面略「U」字形のボビンが嵌合するよう
な溝部を有すると共に該溝部に吸引穴を形成した金型内
に前記ボビンを挿入し、吸引孔を介して溝部内を負圧に
することにより内側ボビン部及び外側ボビン部を溝部周
面側に吸着して空芯コイルを挿入するに必要なクリアラ
ンスを形成し、空芯コイルを挿入した後、前記溝部内を
正圧に戻して内側ボビン部及び外側ボビン部と空芯コイ
ルとを密着させ、前記溝内に接着剤を充填して固定す
る。
Description
スピーカ等のボイスコイル構造と、ボイスコイルのボビ
ンにボイスコイルを装着する方法及びその装置に係り、
特に、ボビンが内側ボビンと外側ボビン部とで断面略
「U」字形に形成されていてその溝内に空芯コイルが挿
入されているボイスコイルの構造と、前記ボビンの溝内
に空芯コイルを装着するための装着方法と、そのための
装置に関するものである。
板において、図9に示すように、コーン振動板11とチ
ャンバー12をフィルムにより一体成形した一体振動板
1があり、ボイスコイルのボビンは、前記チャンバー1
2と一体成形された内側ボビン部13aと前記コーン振
動板11と一体成形された外側ボビン部13bとで断面
略「U」字形に形成され、このボビンのU字溝内に空芯
コイルと称されるボビンレスのコイル2を装着してい
る。
ボビンへの空芯コイルの装着方法を説明すると、図9の
拡大断面図に示すように、前記内側ボビン部13aと外
側ボビン部13bとで形成される前記U字溝の隙間L
は、空芯コイル2の内径2a及び外径2bが容易に挿入
し得るようなクリアランス1a,1bを設けて、該溝内
に空芯コイル2を挿入して接着剤hで固定している。
て変形しやすく、特に空芯コイル2はボビンレスである
ことからこの傾向が強い。そして、現状においては、空
芯コイル2を前記U字溝内に装着する作業は基本的に手
作業によるものであり、空芯コイル2の挿入作業時に最
も変形しやすいため、空芯コイル2を挿入するというよ
りも、むしろ落し込むと表現するのが適切な程にクリア
ランスla,lbを大きく設定してある。
着剤hを隙間Lに充填して空芯コイル2を固定するが、
前記のようにクリアランス1a,1bが大きいためにこ
のクリアランス内に接着剤が充填されるからボイスコイ
ルの軽量化には不利であると共に、コイルの有効肉厚に
比してボビン部の肉圧が大きくなり、これを磁気ギャッ
プに配置した場合、前記クリアランスla,lb分だけ
コイル線材の線径を細くした空芯コイル2を設置した状
態となる。
する太い線径の空芯コイル2を装着した場合に比して耐
入力性が劣るものとなる。更に、空芯コイル2の内径部
2a及び外径部2bが内側ボビン部13a及び外側ボビ
ン部13bに密着していないため、空芯コイル2からの
伝達ロスが生じる欠点を有する。また、磁気ギャップの
磁気効率という面では前記のようなクリアランス1a,
1bの存在は極めて不利であり、スピーカ設計において
はこのようなクリアランス1a,1bが存在しないこと
が好ましいことは言うまでもないところである。
ンス1a,1bを極力小さくする方法として、図10に
示すようなコイル装着用治具を用いて空芯コイル2を装
着する方法が採用されている。このコイル装着用治具
は、一体振動板1を所定の位置に配置するために一体振
動板1のエッジ部及びボビン部を支持する支持部を有す
る振動板受け治具3と、空芯コイル2を前記隙間Lに挿
入する際に空芯コイル2を変形させずに保持するための
コイル治具4とからなり、該コイル治具4にはコイル挿
入用のスライダ4aが設けられており、振動板受け治具
3とコイル治具4の中心線を合致させて、即ち、芯出し
を行って設置してある。
一体振動板1を、コイル治具4に空芯コイル2をそれぞ
れ配置し、コイル治具4を下降させて空芯コイル2を前
記ボビンのU字溝の隙間Lに挿入し、更にスライダ4a
をスライドさせて空芯コイル2をU字溝の所定の深さま
で押込んで装着する。
すようなコイル装着用治具を用いたとしても、振動板受
け治具3及びコイル治具4の寸法公差、一体振動板1の
寸法公差等を考慮にいれると、一定のクリアランスを設
けねばならず、クリアランスを寸法公差の限度まで狭く
設定すると、空芯コイル2をU字溝内に挿入するに際し
て、空芯コイル2と内側ボビン部13a及び外側ボビン
部13bに接触箇所が生じ、該接触部が摩擦しながら挿
入されることとなる。
縁層等の剥離が生じたり空芯コイル2と内側ボビン部1
3a及び外側ボビン部13bの局部的な変形等の原因と
なり、レアショートや一体振動板1の変形を惹き起こ
し、不良率が増加する等の欠点を有する。また、図10
に示すようなコイル装着治具を用いたとしても空芯コイ
ル2を挿入するためには必要最低限のクリアランスを設
けねばならず、クリアランスそのものをなくすことは不
可能である。
vcの構成を示すものであり、ボビンbに直接コイル線
材wcを巻き付けて作製されている。従って、コイルc
はボビンbに密着した構造になっており、一般的にコイ
ルcがボビンbに密着することで伝搬効率が向上する
が、前記のような一体振動板1への空芯コイル2の装着
においては、図12に示す一般的なスピーカ用ボイスコ
イルvcのように空芯コイル2を内側ボビン部13a及
び外側ボビン部13bに密着させて装着することができ
ない、という根本的な欠点を有していることとなる。
得られるものであることから、内側ボビン部13a及び
外側ボビン部13bがフィルムの有する収縮性などが原
因で若干変形して成型される場合がある。例えば、パラ
配向性の芳香族ポリアミドフィルム、特にポリパラフェ
ニレンテレフタルアミド(以下「PPTA」という)フ
ィルム等で成形すると、図11の拡大断面図で示すよう
に、外側ボビン部13bが内側に弧状に変形して成形さ
れる。なお、成型金型を上下逆に設置して成型すると内
側ボビン部13aが変形して成形される。図11は理解
しやすいように誇張して表示したものであって、実際に
は極めて小さな寸法であるが、空芯コイル2を内側ボビ
ン部13aと外側ボビン部13bとの間に挿入する際に
は極めて大きな疎外要因となっている。
来の欠点を解消し、フィルム成形により内側ボビン部と
外側ボビン部とで断面略「U」字形に形成されたボイス
コイルのボビン内に空芯コイルを配置して接着剤で固定
する形式のボイスコイル構造を得るに際し、空芯コイル
の装着が容易であると共に空芯コイルを内側ボビン部及
び外側ボビン部に密着させることができるボイスコイル
の装着方法と、そのための装置と、これによって得られ
る効率の優れたボイスコイル構造を提供することにあ
る。
するために、本発明のボイスコイルの装着方法は、ボイ
スコイルのボビンがフィルム成形により内側ボビン部と
外側ボビン部とで断面略「U」字形に形成され、該ボビ
ンのU字溝内に空芯コイルを装着するボイスコイルの装
着方法において、前記ボビンが嵌合するように断面略
「U」字形の溝部を有すると共に該溝部に吸引孔を形成
した金型内に前記ボビンを挿入し、前記吸引孔を介して
溝部内を負圧にすることにより前記内側ボビン部及び外
側ボビン部を溝部周面側に吸着して空芯コイルを挿入す
るに必要なクリアランスを形成し、前記空芯コイルを挿
入した後、前記溝部内を正圧に戻して内側ボビン部及び
外側ボビン部と空芯コイルとを密着させ、前記溝内に接
着剤を充填して固定する方法である。
バーと、外側ボビン部がコーン振動板とそれぞれ一体成
型されている一体振動板型のものにおけるボイスコイル
の装着方法として有利である。
は、フィルム成形により内側ボビン部と外側ボビン部と
で断面略「U」字形に形成されたボイスコイルのボビン
の該U字溝内に空芯コイルを装着するためのボイスコイ
ルの装着装置において、少なくとも前記ボビンが嵌合す
るように断面略「U」字形の溝部を設けた金型に該溝部
内を負圧にするための吸引孔を形成したものであり、金
型にはチャンバーと一体成形された内側ボビン部及びコ
ーン振動板と一体成形された外側ボビン部がそれぞれ密
着する成形面が設けられている。
いて前記のボイスコイルの装着方法でボイスコイルを装
着することにより、前記U字溝の上部開口部が狭搾され
たボイスコイル構造が得られる。
説明するが、図9〜図11に基づいて説明した従来の部
分と同一構成部分については同一符号を付してその詳細
な説明は省略する。
ンバー12をフィルムにより一体成形したものであり、
ボイスコイルのボビンは、前記チャンバー12と一体成
形された内側ボビン部13aと、前記コーン振動板11
と一体成形された外側ボビン部13bとで断面略「U」
字形に形成され、このボビンのU字溝内に空芯コイル2
を装着して接着剤hで固定するものである。
ると、一体振動板1は内径25.4ミリのコーン振動板
11の中央に外径11.70ミリのチャンバ12を有
し、コーン振動板11の外周部には2ミリの立ち下がり
部、即ち、振動板ガイド部11aが設けられ、該振動板
ガイド部11aの下端部から外周方向に向かって水平に
幅2ミリの貼り代部11bが設けられ、更にコーン振動
板11の内周部とチャンバ12の外周部(通称ネック)
の箇所に幅0.22ミリの隙間Lを設け、チャンバ12
の外周部及びコーン振動板11の内周部からそれぞれ2
ミリの立ち下がり部が設けられていて、この立ち下がり
部が内側ボビン部13aと外側ボビン部13bを形成
し、該内側ボビン部13a及び外側ボビン部13bの下
端部を半径0.11ミリで繋ぐことにより断面略「U」
字形のボビンを形成して一体構造としてある。
実施例ではポリイミドフィルム(「PIフィルム」とい
う)であり、第2の実施例ではPPTAフィルムが用い
られ、使用したPIフィルムは厚さ25ミクロンのも
の、PPTAフィルムは厚さ25ミクロンのものであ
る。
88853号公報に記載した成形方法が用いられ、フィ
ルム体を加熱成形する成型装置の上金型側と下金型側に
対向的に配置された材料押え用の一対のリングを前記上
金型及び下金型とは独立して動作するようにし、成型品
を前記上金型又は下金型のいずれか一方に吸着させると
共に、吸着させた金型側の前記リングを固定させ、成型
品の表面形状に対応する表面形状を有する取出し治具を
成型品に吸着させて吸着させると共に、前記上金型又は
下金型による吸着を解除して取出し治具を移動させるこ
とにより脱型した後に、固定されていた前記リングを元
位置に復帰させる方法である。
Iフィルムで成形された一体振動板1の断面略「U」字
形のボビン内に空芯コイル2を装着するには、基本的に
は従来と同様に振動板受け治具3とコイル治具4とから
なるコイル装着装置を用いるが、本発明においては、図
1に示すように、振動板受け治具3は一体振動板1の形
状に対応する形状の成形面が設けられている。即ち、コ
ーン振動板11に対応する支持面3aとチャンバー12
に対応する支持面3bとを備え、該振動板受け治具3に
一体振動板1を配置すると内側ボビン部13a及び外側
ボビン部13bが振動板受け治具3に設けた「U」字形
の溝部31に挿入されるようになっている。
径11.55mm、外径12.3mmであり、溝部31
の内径と内側ボビン部13aの外側部(フィルム厚さを
含む)及び溝部31の外径と外側ボビン部13bの外側
部(フィルム厚さを含む)とは、図2で示すようにそれ
ぞれ0.1mm(片側0.05mm)以上のクリアラン
スlc、ldが設定されている。これによって一体振動
板1の内側ボビン部13a及び外側ボビン部13bは容
易に振動板受け治具3の溝部31に挿入することができ
る。
吸引孔32が設けられており、該吸引孔32は孔33を
介して治具の外側に通じている。この孔33はパイプP
を介してバルブB及び吸引装置Sに接続され、吸引装置
Sを作動させてバルブBを開くと溝部31が負圧にな
り、図3に示すように、内側ボビン部13a及び外側ボ
ビン部13bは破線で示す位置からそれぞれ溝部31の
内壁31a及び外壁31bに吸着され、内側ボビン部1
3aの径は11.6mm以下に、外側ボビン部13bの
径は12.25mm以上となる。
設定し、線径0.09mm(絶縁層等含む線径は0.1
1mm)のコイル線材を使用して2層巻きで外径約1
2.14mm、巻巾約1.4mm、直流抵抗約3.4Ω
の空芯コイルとした。この空芯コイル2を図1のように
コイル治具4に設置し、従来と同様にスライダ4aをス
ライドさせて図4に示すように内側ボビン部13aと外
側ボビン部13bとの間隙Lに挿入して装着する。
(片側0.05mm)以上の、ボイスコイル外径2b側
に0.11mm(片側0.055mm)以上のクリアラ
ンス1a,1bがあるから、コイル内径2a及びコイル
外径2bや内側ボビン部13a及び外側ボビン部13b
が不要な摩擦を起こすことなく容易に挿入することがで
きる。
Bを閉じて外気を溝部31に導入すると、溝部31が大
気と同圧になり、内側ボビン部13a及び外側ボビン部
13bはフィルムの有する可撓性により図5に示すよう
に元の状態に戻り、内側ボビン部13aはコイル内径2
aに、外側ボビン部13bはコイル外径2bに密着す
る。
側ボビン部13bがそれぞれ空芯コイル2に密着した状
態はこの成型品の元の状態であるから、前記と同様の
0.05mm以上のクリアランスlc,ldが再現し、
空芯コイル2を装着した状態の一体振動板1(以下、コ
イル付き振動板1Cという)を振動板受け治具3から容
易に抜き取ることができる。
は内側ボビン部13a及び外側ボビン部13bに密着は
しているが、挟持された状態であって入力時における強
度が不足するから、従来と同様、図6に示すように接着
剤hを隙間Lに所定量塗布して空芯コイル2と内側ボビ
ン部13a及び外側ボビン部13bを接着固定する。実
施例においては、接着剤hはUV嫌気タイプの接着剤h
を使用し、所定量を塗布した後、所定時間(数分間)放
置すると該接着剤hが毛細管現象等でコイル線材間や空
芯コイル2と内側ボビン部13a及び外側ボビン部13
bの有する微細な隙間に浸透し、いわゆる接着剤hが馴
染んだ状態となる。
布部分を照射すると、先ず照射部分(隙間Lに充填され
ている接着剤hの表面部分)が硬化し、紫外線の届かな
い部分は、すでに接着剤hの表面部分が硬化して空気が
遮断された状態となっているから嫌気性で硬化する。接
着剤hが硬化すると空芯コイル2が内側ボビン部13a
及び外側ボビン部13bに確実に接着され、U字溝内に
密封されて極めて安定した状態となる。
た成型金型により、PPTAフィルムで一体振動板1を
成形し、空芯コイル2の装着方法も第1の実施例と同様
にした。その結果、前述した従来のPPTAフィルムに
よる一体振動板1の成型と同様に、該PPTAフィルム
の有する収縮性等が原因で外側ボビン部13bが変形し
て成型されるが、このような状況においても、図7に示
すように、内側ボビン部13a及び外側ボビン部13b
の変形部分(破線で示す)が振動板受け治具3の溝部3
1の壁に吸着されるから、空芯コイル2の挿入に際して
は全く影響がなく、従来のように挿入が困難であったり
挿入できなかったりするおそれはなく、空芯コイル2を
容易に装着することができるばかりでなく、外側ボビン
部13bが有する変形部分が通常の変形しない外側ボビ
ン部13bよりも強い可撓性を発揮し、スプリングバッ
ク力が増加するため密着度が向上する利点を見出すこと
ができた。
ン部13a及び外側ボビン部13bの断面を見ると、図
8のように、通常の一体振動板1、例えば、PIフィル
ム製の変形しない内側ボビン部13a及び外側ボビン部
13bを有する一体振動板1よりも、U字溝の開口部が
狭くなる。従って、PIフィルム製の一体振動板と同様
に隙間Lに接着剤を塗布した場合、その間隙が狭くなっ
た分だけ断面積が小さくなるから接着剤の塗布量が少な
くて済み、一体振動板1の重量が軽くなる。
ルム以外のPIフィルム等の成型においても、フィルム
の有する特性に合わせて成型条件及び脱型方法等を制御
することにより、内側ボビン部13a及び外側ボビン部
13bを変形させて成型することが可能なことが判明
し、殆どの一体振動板1に空芯コイル2を装着する方法
として適用することが可能なことが判明した。なお、図
2〜図5及び図7の局部拡大図においてはコイル治具4
の相関位置を表示すると図が繁雑となって理解しにくい
ため省略した。
ば、内側ボビン部と外側ボビン部とで断面略「U」字形
に形成されたボビン、特に一体振動板に形成されたボビ
ンのU字溝内への空芯コイルの装着が極めて容易である
と共に内側ボビン部及び外側ボビン部と空芯コイルとの
間に不必要に大きなクリアランスを設けることなく確実
に密着させて装着することができる。
振動板受け治具とコイル治具とからなる装置を改良する
だけで簡単に実施できる。
たボイスコイル構造は、内側ボビン部及び外側ボビン部
と空芯コイルとの間に不必要に大きなクリアランスがな
いから有効コイル厚が得られ、しかも軽量化に有利であ
る。
す一部断面図。
挿入された状態を示す局部拡大断面図。
の周壁面に吸着された状態を示す局部拡大断面図。
ビンに空芯コイルが挿入された状態を示す局部拡大断面
図。
部拡大断面図。
た状態のボイスコイル構造を示す断面図。
形部分が広げられている状態を示す局部拡大断面図。
芯コイルが装着されて完成した状態の局部拡大断面図。
断面図。
体振動板との相対配置断面図。
ビンを示す局部拡大断面図。
斜視図及び局部拡大断面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 ボイスコイルのボビンがフィルム成形に
より内側ボビン部と外側ボビン部とで断面略「U」字形
に形成されると共に該ボビン部のU字溝内に空芯コイル
が配置されて接着剤で固定されてなるボイスコイル構造
において、前記U字溝の上部開口部が狭搾されているこ
とを特徴とするボイスコイル構造。 - 【請求項2】 内側ボビン部が振動板のチャンバーと一
体に成形されると共に外側ボビン部がコーン振動板と一
体に成形されていることを特徴とする請求項1記載のボ
イスコイル構造。 - 【請求項3】 ボイスコイルのボビンがフィルム成形に
より内側ボビン部と外側ボビン部とで断面略「U」字形
に形成され、該ボビンのU字溝内に空芯コイルを装着す
るボイスコイルの装着方法において、前記ボビンが嵌合
するように断面略「U」字形の溝部を有すると共に該溝
部に吸引穴を形成した金型内に前記ボビンを挿入し、前
記吸引孔を介して溝部内を負圧にすることにより前記内
側ボビン部及び外側ボビン部を溝部周面側に吸着して空
芯コイルを挿入するに必要なクリアランスを形成し、前
記空芯コイルを挿入した後、前記溝部内を正圧に戻して
内側ボビン部及び外側ボビン部と空芯コイルとを密着さ
せ、前記溝内に接着剤を充填して固定することを特徴と
するボイスコイルの装着方法。 - 【請求項4】 内側ボビン部がチャンバーと、外側ボビ
ン部がコーン振動板とそれぞれ一体成型されていること
を特徴とする請求項3記載のボイスコイルの装着方法。 - 【請求項5】 フィルム成形により内側ボビン部と外側
ボビン部とで断面略「U」字形に形成されたボイスコイ
ルのボビンの該U字溝内に空芯コイルを装着するための
ボイスコイルの装着装置において、少なくとも前記ボビ
ンが嵌合するように断面略「U」字形の溝部を設けた金
型に該溝部内を負圧にするための吸引孔を形成したこと
を特徴とするボイスコイルの装着装置。 - 【請求項6】 金型にはチャンバーと一体成形された内
側ボビン部及びコーン振動板と一体成形された外側ボビ
ン部がそれぞれ密着する成形面が設けられていることを
特徴とする請求項5記載のボイスコイルの装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27209895A JP3292276B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | ボイスコイル構造並びにボイスコイルの装着方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP27209895A JP3292276B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | ボイスコイル構造並びにボイスコイルの装着方法及びその装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0993693A true JPH0993693A (ja) | 1997-04-04 |
JP3292276B2 JP3292276B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=17509060
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3292276B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007174232A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Pioneer Electronic Corp | スピーカー装置及び携帯電話機 |
CN112360856A (zh) * | 2020-11-09 | 2021-02-12 | 江西立讯智造有限公司 | 一种用于蓝牙耳机生产的机器人搬运保压治具 |
-
1995
- 1995-09-27 JP JP27209895A patent/JP3292276B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007174232A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Pioneer Electronic Corp | スピーカー装置及び携帯電話機 |
CN112360856A (zh) * | 2020-11-09 | 2021-02-12 | 江西立讯智造有限公司 | 一种用于蓝牙耳机生产的机器人搬运保压治具 |
CN112360856B (zh) * | 2020-11-09 | 2022-04-05 | 江西立讯智造有限公司 | 一种用于蓝牙耳机生产的机器人搬运保压治具 |
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---|---|
JP3292276B2 (ja) | 2002-06-17 |
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