JPH08251693A - スピーカー用ボイスコイル一体型振動板 - Google Patents
スピーカー用ボイスコイル一体型振動板Info
- Publication number
- JPH08251693A JPH08251693A JP7468695A JP7468695A JPH08251693A JP H08251693 A JPH08251693 A JP H08251693A JP 7468695 A JP7468695 A JP 7468695A JP 7468695 A JP7468695 A JP 7468695A JP H08251693 A JPH08251693 A JP H08251693A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voice coil
- diaphragm
- cone portion
- lead wire
- cone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/06—Arranging circuit leads; Relieving strain on circuit leads
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 表面が凸面に裏面が凹面になっているコーン
部２の中心に円筒部３を一体に有する振動板１と、引き
出し線６を有するボイスコイル５とを備え、ボイスコイ
ル５は円筒部３の内周面に固定され、引き出し線６はコ
ーン部２の表面に沿って外周に引き出されコーン部２の
表面に接着されているもの。 【効果】 ボイスコイルの引き出し線がコーン部に確実
に浮きのない状態で接着されたボイスコイル一体型振動
板を容易に得ることができる。またボイスコイル一体型
振動板の製造を自動化することも可能となるので、コス
ト低減に顕著な効果がある。
部２の中心に円筒部３を一体に有する振動板１と、引き
出し線６を有するボイスコイル５とを備え、ボイスコイ
ル５は円筒部３の内周面に固定され、引き出し線６はコ
ーン部２の表面に沿って外周に引き出されコーン部２の
表面に接着されているもの。 【効果】 ボイスコイルの引き出し線がコーン部に確実
に浮きのない状態で接着されたボイスコイル一体型振動
板を容易に得ることができる。またボイスコイル一体型
振動板の製造を自動化することも可能となるので、コス
ト低減に顕著な効果がある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイスコイルが一体に
設けられたスピーカー用の振動板に関するものである。
設けられたスピーカー用の振動板に関するものである。
【０００２】
【従来技術】従来のボイスコイル一体型振動板を図３お
よび図４に示す。図３は背面図、図４は図３のＢ−Ｂ線
における断面図である。図において、１は振動板、５は
ボイスコイルである。振動板１は、コーン部２の中心に
円筒部３を、外周にフランジ部４を一体に形成したもの
である。ボイスコイル５は振動板１の円筒部２の外周に
形成され、円筒部２に接着により固定されている。ボイ
スコイル５の両端の引き出し線６は、前記コーン部２の
裏面に沿って外周に引き出されると共に、コーン部２の
裏面に接着により固定されている。
よび図４に示す。図３は背面図、図４は図３のＢ−Ｂ線
における断面図である。図において、１は振動板、５は
ボイスコイルである。振動板１は、コーン部２の中心に
円筒部３を、外周にフランジ部４を一体に形成したもの
である。ボイスコイル５は振動板１の円筒部２の外周に
形成され、円筒部２に接着により固定されている。ボイ
スコイル５の両端の引き出し線６は、前記コーン部２の
裏面に沿って外周に引き出されると共に、コーン部２の
裏面に接着により固定されている。
【０００３】ボイスコイル一体型振動板は比較的小型の
スピーカーに用いられており、振動板１の外径は例えば
３ｃｍ程度のものである。振動板１の材質は例えば極め
て薄いプラスチックである。
スピーカーに用いられており、振動板１の外径は例えば
３ｃｍ程度のものである。振動板１の材質は例えば極め
て薄いプラスチックである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】振動板１のコーン部２
は、図４に示すように、表面が凸面に裏面が凹面になっ
ている。ボイスコイルの引き出し線６はコーン部２の裏
面の凹面に這わせて接着している。しかし極めて細い引
き出し線６を凹面に沿って浮きが生じないように這わせ
る作業は非常に難しく、コーン部裏面からの引き出し線
の浮きやコーン部の変形などの不良が発生しやすい。
は、図４に示すように、表面が凸面に裏面が凹面になっ
ている。ボイスコイルの引き出し線６はコーン部２の裏
面の凹面に這わせて接着している。しかし極めて細い引
き出し線６を凹面に沿って浮きが生じないように這わせ
る作業は非常に難しく、コーン部裏面からの引き出し線
の浮きやコーン部の変形などの不良が発生しやすい。
【０００５】特にこのようなボイスコイル一体型振動板
を自動機械で製造する場合には、引き出し線をコーン部
裏面に一様に押し付け、かつコーン部を変形させないよ
うにするために、極めて微妙な制御が必要となる。これ
がボイスコイル一体型振動板の製造を自動化する上での
大きなネックとなっていた。
を自動機械で製造する場合には、引き出し線をコーン部
裏面に一様に押し付け、かつコーン部を変形させないよ
うにするために、極めて微妙な制御が必要となる。これ
がボイスコイル一体型振動板の製造を自動化する上での
大きなネックとなっていた。
【０００６】本発明の目的は、以上のような問題点に鑑
み、ボイスコイルの引き出し線を振動板のコーン部に、
確実に浮きが生じないように這わせることが可能なボイ
スコイル一体型振動板を提供することにある。
み、ボイスコイルの引き出し線を振動板のコーン部に、
確実に浮きが生じないように這わせることが可能なボイ
スコイル一体型振動板を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のスピーカー用ボ
イスコイル一体型振動板は、表面が凸面に裏面が凹面に
なっているコーン部の中心に円筒部を一体に有する振動
板と、引き出し線を有するボイスコイルとを備え、ボイ
スコイルは前記円筒部の内周面に固定され、ボイスコイ
ルの引き出し線は前記コーン部の表面に沿って外周に引
き出されコーン部の表面に接着されていることを特徴と
するものである。
イスコイル一体型振動板は、表面が凸面に裏面が凹面に
なっているコーン部の中心に円筒部を一体に有する振動
板と、引き出し線を有するボイスコイルとを備え、ボイ
スコイルは前記円筒部の内周面に固定され、ボイスコイ
ルの引き出し線は前記コーン部の表面に沿って外周に引
き出されコーン部の表面に接着されていることを特徴と
するものである。
【０００８】
【作用】上記構成によると、ボイスコイルの引き出し線
は凸面となっているコーン部表面に這わせればよいた
め、引き出し線を弛みができない程度に僅かに引っ張り
ながらコーン部表面に軽く押し付けるだけで、浮きのな
い状態で接着することが可能である。したがってボイス
コイルの引き出し線がコーン部に確実に浮きのない状態
で接着されたボイスコイル一体型振動板が得られる。
は凸面となっているコーン部表面に這わせればよいた
め、引き出し線を弛みができない程度に僅かに引っ張り
ながらコーン部表面に軽く押し付けるだけで、浮きのな
い状態で接着することが可能である。したがってボイス
コイルの引き出し線がコーン部に確実に浮きのない状態
で接着されたボイスコイル一体型振動板が得られる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図１および図２は本発明の一実施例に係る
ボイスコイル一体型振動板を示す。図１は正面図、図２
は図１のＡ−Ａ線における断面図である。
に説明する。図１および図２は本発明の一実施例に係る
ボイスコイル一体型振動板を示す。図１は正面図、図２
は図１のＡ−Ａ線における断面図である。
【００１０】このボイスコイル一体型振動板は、表面が
凸面に裏面が凹面になっているコーン部２の、中心に円
筒部３を、外周にフランジ部４を一体に形成した振動板
１を備えている。この点は従来と同じである。このボイ
スコイル一体型振動板の特徴は、ボイスコイル５が振動
板１の円筒部３の内周面に固定されていることと、ボイ
スコイルの引き出し線６が振動板１のコーン部２の表面
に沿って外周に引き出されてコーン部２の表面に接着さ
れていることである。
凸面に裏面が凹面になっているコーン部２の、中心に円
筒部３を、外周にフランジ部４を一体に形成した振動板
１を備えている。この点は従来と同じである。このボイ
スコイル一体型振動板の特徴は、ボイスコイル５が振動
板１の円筒部３の内周面に固定されていることと、ボイ
スコイルの引き出し線６が振動板１のコーン部２の表面
に沿って外周に引き出されてコーン部２の表面に接着さ
れていることである。
【００１１】ボイスコイル５を円筒部３の内周面に固定
する手段としては、例えば空心状態で巻いたボイスコイ
ル５を円筒部３内に挿入したのち、ボイスコイル５を加
熱膨張させて円筒部３の内周面に接着する方法や、マン
ドレル（図示せず）に巻いたボイスコイル５を円筒部３
内に挿入したのち、マンドレルおよびボイスコイルを加
熱膨張させ、ボイスコイル５を円筒部３の内周面に接着
したのち、マンドレルを引き抜く方法などがある。
する手段としては、例えば空心状態で巻いたボイスコイ
ル５を円筒部３内に挿入したのち、ボイスコイル５を加
熱膨張させて円筒部３の内周面に接着する方法や、マン
ドレル（図示せず）に巻いたボイスコイル５を円筒部３
内に挿入したのち、マンドレルおよびボイスコイルを加
熱膨張させ、ボイスコイル５を円筒部３の内周面に接着
したのち、マンドレルを引き抜く方法などがある。
【００１２】上記のようにボイスコイル５を円筒部３の
内周面に固定して、引き出し線６をコーン部２の表面に
沿って外周に引き出す構造にすると、コーン部２の表面
は凸面であるから、引き出し線６を弛みができない程度
に僅かに張力をかけてコーン部２の表面に軽く押し付け
るようにすれば、引き出し線６をコーン部２に確実に浮
きのない状態で接着することができる。このような作業
は自動機械でも容易に行えるので、製造の自動化も容易
である。
内周面に固定して、引き出し線６をコーン部２の表面に
沿って外周に引き出す構造にすると、コーン部２の表面
は凸面であるから、引き出し線６を弛みができない程度
に僅かに張力をかけてコーン部２の表面に軽く押し付け
るようにすれば、引き出し線６をコーン部２に確実に浮
きのない状態で接着することができる。このような作業
は自動機械でも容易に行えるので、製造の自動化も容易
である。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ボ
イスコイルの引き出し線がコーン部に確実に浮きのない
状態で接着されたボイスコイル一体型振動板を容易に得
ることができる。またボイスコイル一体型振動板の製造
を自動化することも可能となるので、コスト低減に顕著
な効果がある。
イスコイルの引き出し線がコーン部に確実に浮きのない
状態で接着されたボイスコイル一体型振動板を容易に得
ることができる。またボイスコイル一体型振動板の製造
を自動化することも可能となるので、コスト低減に顕著
な効果がある。
【図１】 本発明の一実施例に係るボイスコイル一体型
振動板を示す正面図。
振動板を示す正面図。
【図２】 図１のＡ−Ａ線における断面図。
【図３】 従来のボイスコイル一体型振動板を示す背面
図。
図。
【図４】 図３のＢ−Ｂ線における断面図。
１：振動板 ２：コーン部 ３：円筒部 ４：フランジ部 ５：ボイスコイル ６：引き出し線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｒ 9/00 Ｈ０４Ｒ 9/00 Ｂ
Claims (1)
- 【請求項１】表面が凸面に裏面が凹面になっているコー
ン部の中心に円筒部を一体に有する振動板と、引き出し
線を有するボイスコイルとを備え、ボイスコイルは前記
円筒部の内周面に固定され、ボイスコイルの引き出し線
は前記コーン部の表面に沿って外周に引き出されコーン
部の表面に接着されていることを特徴とするスピーカー
用ボイスコイル一体型振動板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7468695A JPH08251693A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | スピーカー用ボイスコイル一体型振動板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7468695A JPH08251693A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | スピーカー用ボイスコイル一体型振動板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08251693A true JPH08251693A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=13554360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7468695A Pending JPH08251693A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | スピーカー用ボイスコイル一体型振動板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08251693A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998058520A1 (en) * | 1997-06-19 | 1998-12-23 | Goodmans Loudspeakers Limited | Loudspeakers |
| US9794666B1 (en) | 2016-06-14 | 2017-10-17 | Bose Corporation | Miniature voice coil having helical lead-out for electro-acoustic transducer |
| US10375495B2 (en) | 2017-03-29 | 2019-08-06 | Bose Corporation | Systems and methods for assembling an electro-acoustic transducer including a miniature voice coil |
| US10425756B2 (en) | 2017-03-29 | 2019-09-24 | Bose Corporation | Systems and methods for assembling an electro-acoustic transducer including a miniature voice coil |
-
1995
- 1995-03-08 JP JP7468695A patent/JPH08251693A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998058520A1 (en) * | 1997-06-19 | 1998-12-23 | Goodmans Loudspeakers Limited | Loudspeakers |
| US9794666B1 (en) | 2016-06-14 | 2017-10-17 | Bose Corporation | Miniature voice coil having helical lead-out for electro-acoustic transducer |
| WO2017218183A1 (en) * | 2016-06-14 | 2017-12-21 | Bose Corporation | Miniature voice coil having helical lead-out for electro-acoustic transducer |
| EP3490271A1 (en) * | 2016-06-14 | 2019-05-29 | Bose Corporation | Miniature voice coil having helical lead-out for electro-acoustic transducer |
| US10375495B2 (en) | 2017-03-29 | 2019-08-06 | Bose Corporation | Systems and methods for assembling an electro-acoustic transducer including a miniature voice coil |
| US10425756B2 (en) | 2017-03-29 | 2019-09-24 | Bose Corporation | Systems and methods for assembling an electro-acoustic transducer including a miniature voice coil |
| US11128971B2 (en) | 2017-03-29 | 2021-09-21 | Bose Corporation | Systems and methods for assembling an electro-acoustic transducer including a miniature voice coil |
| US11528572B2 (en) | 2017-03-29 | 2022-12-13 | Bose Corporation | Electro-acoustic transducer including a miniature voice coil |
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