JP3846063B2 - スピーカ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は各種音響機器に使用されるスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、主としてテレビジョン受像機に用いられるスピーカは、陰極線管の両脇に取り付けられるため、角型や楕円型等の細長構造のものが用いられてきたが、陰極線管の横長化に伴い、ますますスピーカの幅を狭くすることが求められると共に、画面の高画質化に対応した音声の高音質化が要求されてきている。
【0003】
ここで、主として上記テレビジョン受像機に用いられる従来のいわゆるスリム形のスピーカについて図4、図5、図6により説明する。
【0004】
図4は従来のスリムスピーカの部品構成を示す分解斜視図であり、図5は同要部であるボイスコイルの斜視図、図6は同要部であるダイアフラムの斜視図である。
【0005】
同図によると、11は硬質アルミ、紙、TIL等の長方形形状からなるボビンシートを成形してボビン11a,11bを得、巻回治具にてマグネットワイヤーを巻回してコイル12を得、コイル12の上部に補強紙13を貼付けて構成されたトラック型のボイスコイルであり、14は樹脂、紙等からなるダイアフラムである。
【0006】
なお、上記ダイアフラム14の外周部はエッジ2を介してフレーム3に保持されるとともに、中間部には上記ボイスコイル11が固着されるとともに、ダンパー7を介してフレーム3に振動自在に支持されている。
【0007】
一方、上記フレーム3中央凹部にはヨーク4、磁石5からなる磁気回路6が設けられ、この磁気回路6の空隙部にボイスコイルボビン11a,11bに固着されたコイル12が保持され、コイル12に流れる駆動電流によりボイスコイルボビン11a,11bがピストン運動し、ダイアフラム14が振動し、音波が放射されるものである。
【0008】
なお15はガスケットである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記スピーカにおいては、
(1)トラック型形状にコイル12を巻回するため、コイル12に均一にテンションがかかりにくく、特に直線部においてボイスコイルボビン11a,11bに対してコイル12が浮いている等の品質不良が発生しやすい。
(2)組立て工程において、ボイスコイル11とダイアフラム14との接着時に垂直に貼付けることが難しく、傾斜して貼付けされる等により、ローリングによるギャップ不良が発生し、品質が安定しない。
(3)ダイアフラム14とボイスコイル11が2体ものであるため、組立ての工数が多くかかり、コストが高い。
という課題を有するものであった。
【0010】
本発明は上記課題を解決するもので、品質不良を低減でき、さらには、スピーカの組立て効率の良いスピーカを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のスピーカは、熱硬化性樹脂材料からなるフィルムシート上に導電性材料によりコイルを形成し、加熱成型により得られたボイスコイルとダイアフラム一体品を用いてスピーカを形成するものであり、コイル形成時のボイスコイルボビンの変形防止、ボイスコイルのダイアフラムへの貼付精度不良を防止し、品質不良を低減するとともに、スピーカの組立て効率の向上も図れるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、熱硬化性樹脂材料のフィルムシート上に導電性材料によるコイルを形成し、これを加熱成形して形成されたボイスコイルとダイアフラム一体品を用いたものであり、コイルの巻回時の不良を撲滅し、さらには、ボイスコイルとダイアフラムとの貼付工程における変形を防止するとともに、貼付工程そのものをなくしスピーカの組立て効率の向上も図れるものである。
【0013】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1のコイルを熱硬化性樹脂材料のフィルムシート上にコイル状の金属箔を貼付けまたは金属箔のエッチング処理により形成するものであり、極めて効率よくコイルの形成の行えるものである。
【0014】
本発明の請求項3に記載の発明は、ガラス樹脂とエポキシ樹脂からなる積層構造シートの少なくとも一部の層をセミキュア状態にしたフィルムシート上に導電性材料によりコイルを形成し、さらに加熱成形して形成されたボイスコイルとダイアフラム一体品を用いたものであり、容易に加熱成形してボイスコイルとダイアフラム一体品が形成でき、効率のよいスピーカの提供を可能とするものである。
【0015】
以下、本発明の一実施の形態について図1〜図3により説明する。なお、従来技術と同一部分は同一番号を付して説明を省略して説明する。
【0016】
(実施の形態1)
図1は本発明のスピーカの一実施の形態のスリムタイプのスピーカの分解斜視図であり、図2は同要部であるボイスコイルとダイアフラムの一体品の斜視図であり、図3は同加熱成形前のシート状態の斜視図である。
【0017】
同図1〜図3によると、1は長径と短径とを有する非軸対称形のダイアフラムとボイスコイルの一体品であり、2は上記ダイアフラムとボイスコイルの一体品1の外周に内周が固着されたエッジであり、このエッジ2の外周はフレーム3に接着固着されている。
【0018】
6はU字状のヨーク4とヨーク4のU字状の壁の一方に貼付けられた磁石5からなる上記フレーム3の底面に配置された複数の磁気回路であり、7は略S字状のダンパーであり、フレーム3の底面に配置された磁気回路6間のフレーム3に設けられた開口部3aに接着によって懸架固定されている。
【0019】
上記ダイアフラムとボイスコイル一体品1のコイルボビン部1bの磁気回路6のヨーク4のU字状の壁と磁石5間の磁気ギャップに挿入される部分には従来のボイスコイルのコイルに相当するプリント配線によるコイル部1cが設けられている。8は上記略S字状のダンパー7の中央部に一端が結合されるとともに、上記コイルボビン部1bの内周部分に結合された支持板である。
【0020】
上記ダイアフラムとボイスコイルの一体品1は、図3に示す如くポリイミドなどに代表される熱硬化性樹脂材料のフィルムシート21に、従来のボイスコイルのコイルに相当する配線22を銅箔などの導電性材料を2次元形状にプリントし、それを加熱成形することにより、図2の如く3次元構造体に成形して得られるものである。
【0021】
以上のように構成されたスピーカは、従来のコイルの巻回を必要とせず、容易に形成可能なダイアフラムとボイスコイルの一体品1を使用しているため、品質不良を低減でき、さらには、スピーカの組立て効率の良いスピーカを得られるものである。
【0022】
なお、ダンパー支持用のリブをも同時にインサート成形することにより、さらなる生産工数低減、品質安定を図ることが可能である。
【0023】
(実施の形態2)
本発明の他の実施の形態を説明する。なお、実施の形態1と構造は同一であるため、構造の説明を省略して説明する。
【0024】
実施の形態1との相違点は、本発明の他の実施の形態のスピーカに使用するダイアフラムとボイスコイルの一体品1のコイル部1cをエッチング処理にて形成していることである。
【0025】
上記構成にすることにより、実施の形態1と同様の作用効果を有するものである。
【0026】
(実施の形態3)
本発明の他の実施の形態を説明する。なお、実施の形態1と構造は同一であるため、構造の説明を省略して説明する。
【0027】
実施の形態1との相違点は、本発明の他の実施の形態のスピーカに使用するダイアフラムとボイスコイルの一体品1のダイアフラム部1aとコイルボビン部1bをガラス樹脂とエポキシ樹脂からなる積層構造シートの一部の層をセミキュア状態のいわゆるプリプレグのフィルムシートに、プリント配線もしくはエッチングによりコイル部1cを形成し、加熱成形して得ていることである。
【0028】
上記構成にすることにより、実施の形態1と同様の作用効果を有するとともに、さらには、ダイアフラム部1aとコイルボビン部1bにセミキュア状態の材料を使用しているため、非常に容易に3次元構造体に成形可能となるものである。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明のスピーカは、フィルムシートに従来のボイスコイルのコイルに相当する配線を形成し、それを3次元構造体に加熱成形することにより得られるボイスコイルとダイアフラムの一体品を使用することで、ボイスコイルとダイアフラムの接着時のズレ、斜め貼り等により発生するローリングや不要共振の低減や、マグネットワイヤーを直線状に巻回する工程において発生しやすいコイルの浮き等の品質不良低減が可能で、品質の安定化が図れるものである。
【0030】
また、ボイスコイルとダイアフラムの接着工程およびそれらを結合させる接着剤のコストと重量を削減でき、多大なコスト低減と音圧レベルアップという性能向上も実現可能である。
【0031】
さらには、ボイスコイルとダイアフラムの接着部での伝達ロスの低減による音圧周波数特性の向上、高忠実再生をも実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカの一実施の形態の分解斜視図
【図2】同要部であるボイスコイルとダイアフラム一体品の斜視図
【図3】同成形前のシート状態の斜視図
【図4】従来のスピーカの分解斜視図
【図5】同要部であるボイスコイルの斜視図
【図6】同要部であるダイアフラムの斜視図
【符号の説明】
1 ダイアフラムとボイスコイル一体品
1a ダイアフラム部
1b コイルボビン部
1c コイル部

Claims (3)

  1. 熱硬化性樹脂材料のフィルムシート上に導電性材料によるコイルを形成し、これを加熱成形して形成されたボイスコイルとダイアフラム一体品を用いたスピーカ。
  2. コイルは熱硬化性樹脂材料のフィルムシート上にコイル状の金属箔を貼付けまたは金属箔のエッチング処理に形成された請求項1に記載のスピーカ。
  3. ガラス樹脂とエポキシ樹脂からなる積層構造シートの少なくとも一部の層をセミキュア状態にしたフィルムシート上に導電性材料によりコイルを形成し、さらに加熱成形して形成されたボイスコイルとダイアフラム一体品を用いたスピーカ。
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