JPH0991214A - 複合画像処理装置および複合画像処理装置の画像出力方法 - Google Patents

複合画像処理装置および複合画像処理装置の画像出力方法

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JPH0991214A
JPH0991214A JP7241936A JP24193695A JPH0991214A JP H0991214 A JPH0991214 A JP H0991214A JP 7241936 A JP7241936 A JP 7241936A JP 24193695 A JP24193695 A JP 24193695A JP H0991214 A JPH0991214 A JP H0991214A
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image
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JP7241936A
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Yasuto Suzuki
保人 鈴木
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像出力資源を利用した効率性の高い画像出
力処理を利便性よく行うことである。 【解決手段】 コア部18がプリンタ部12の使用状態
を検知し、かつ各ディジタル複写機,プリンタ,ファク
シミリの使用状態を判定して、リーダ部11から原稿入
力される原稿画像の画像データに対する異なる後処理
(通常コピー処理,遠隔コピー処理)を決定することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報に基づいて画
像出力を行う画像処理装置が所定の通信媒体を介して他
の画像出力装置と通信可能な複合画像処理装置および複
合画像処理装置の画像出力方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、事務処理においてのOA化は複写
機のみならず、該複写機能に付加される形態で多彩なデ
ータ処理を実行可能に構成された画像処理システムが提
案されており、複写機能,ファクシミリ機能,プリンタ
機能、さらに光磁気ディスク(OMD)等の大容量記憶
装置を備えてファイル処理を可能にした画像処理システ
ムが注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記複写機
(リーダ部とプリンタ部とが分離処理または合体処理可
能な)において、誰かが先に使用していた場合、コピー
が出来ないという問題点があるが、画像処理システムに
おいては、複写,ファクシミリ受信,プリント等各種の
出力が行われプリント機構を専有するため、単なる複写
機の場合よりさらにコピーをできない場合が多いという
問題点があった。
【0004】特に、複写機は、コスト,専有床面積,消
費電力,騒音が大きいこと、また全体で見た平均使用時
間が短いこと等からフロア単位で共有され、ユーザの席
から複写機の場所が離れているのが一般的である。
【0005】そのため、コピーのために再度自席から複
写機まで往復する等でユーザの業務効率を落としている
という問題点があった。
【0006】また、再度複写機に赴いても不運にも再び
使用中である可能性もあり、その場合はさらに業務効率
が落ちるばかりでなく、複写機の空き待ちの間に複写処
理を忘れてしまう等の可能性もあるという問題点があっ
た。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第13の発
明の目的は、複数の画像出力資源を利用できるシステム
環境下において、画像入力された原稿画像の画像データ
の出力先を現在の画像出力資源の使用状態等を考慮して
選択しながら画像データの後処理を決定することによ
り、画像出力資源を利用した効率性の高い画像出力処理
を行える利便性に富んだ複合画像処理装置および複合画
像処理装置の画像出力方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体を介して複数の画像処理装置と通信
可能な複合画像処理装置において、原稿画像を入力する
画像入力手段と、前記画像入力手段から入力された前記
原稿画像の画像データに基づいて記録媒体に画像を出力
する画像出力手段と、所定の通信媒体を介していずれか
の画像処理装置に画像データを転送する転送手段と、前
記画像出力手段の使用状態を検知する検知手段と、各画
像処理装置の使用状態を判定する判定手段と、前記検知
手段の検知結果および前記判定手段の判定結果に基づい
て前記画像データに対する異なる後処理を決定する決定
手段とを有するものである。
【0009】本発明に係る第2の発明は、前記決定手段
の決定結果に基づいて前記転送手段が前記画像入力手段
から入力された前記原稿画像の画像データを前記通信媒
体を介して前記判定手段が画像出力可能と判定したいず
れかの画像出力装置に転送する後処理を開始するもので
ある。
【0010】本発明に係る第3の発明は、前記判定手段
の判定結果に基づいて前記画像入力手段から原稿画像入
力の開始を待機する後処理を開始するものである。
【0011】本発明に係る第4の発明は、前記判定手段
が判定した後処理を表示する表示手段を有するものであ
る。
【0012】本発明に係る第5の発明は、所定の通信媒
体を介して複数の画像処理装置と通信可能な複合画像処
理装置において、原稿画像を入力する画像入力手段と、
前記画像入力手段から入力された前記原稿画像の画像デ
ータに基づいて記録媒体に画像を出力する画像出力手段
と、前記画像入力手段から入力された前記原稿画像の画
像データを蓄積する蓄積手段と、所定の通信媒体を介し
ていずれかの画像処理装置に画像データを転送する転送
手段と、前記画像出力手段の使用状態を検知する検知手
段と、各画像処理装置の使用状態を判定する第1の判定
手段と、前記蓄積手段の空き容量を判定する第2の判定
手段と、前記検知手段の検知結果および前記第1,第2
の判定手段の判定結果に基づいて前記画像データに対す
る異なる後処理を決定する決定手段とを有するものであ
る。
【0013】本発明に係る第6の発明は、前記決定手段
の決定結果に基づいて前記転送手段が前記画像入力手段
から入力された前記原稿画像の画像データを前記通信媒
体を介して前記第1の判定手段が画像出力可能と判定し
た場合に、いずれかの画像出力装置に転送する後処理を
開始するものである。
【0014】本発明に係る第7の発明は、前記決定手段
の決定結果に基づいて前記転送手段が前記画像入力手段
から入力された前記原稿画像の画像データを前記通信媒
体を介して前記第1の判定手段が画像出力できないと判
定し、かつ第2の判定手段が前記画像データを蓄積可能
と判定した場合に、前記蓄積手段に前記原稿画像の画像
データを蓄積し、前記画像出力手段が画像出力可能とな
ったら、前記蓄積手段に蓄積された前記原稿画像の画像
データを前記画像出力手段に転送する後処理を開始する
ものである。
【0015】本発明に係る第8の発明は、前記第2の判
定手段の判定結果に基づいて前記画像入力手段から原稿
画像入力の開始を待機する後処理を開始するものであ
る。
【0016】本発明に係る第9の発明は、所定の通信媒
体を介して複数の画像処理装置と通信可能な複合画像処
理装置において、原稿画像を入力する画像入力手段と、
前記画像入力手段から入力された前記原稿画像の画像デ
ータに基づいて記録媒体に画像を出力する画像出力手段
と、前記画像出力手段から入力された前記原稿画像の画
像データを蓄積する蓄積手段と、所定の通信媒体を介し
ていずれかの画像処理装置に画像データを転送する転送
手段と、前記画像出力手段の使用状態を検知する検知手
段と、各画像処理装置の使用状態を判定する第1の判定
手段と、前記蓄積手段の空き容量を判定する第2の判定
手段と、前記検知手段の検知結果および前記第1,第2
の判定手段の判定結果に基づいて前記画像データに対し
て選択可能な異なる後処理を表示する表示手段と、前記
表示手段に表示された異なる後処理から所望とする後処
理を選択する選択手段とを具備し、前記選択手段により
選択されたいずれかの後処理を開始するものである。
【0017】本発明に係る第10の発明は、前記所定の
通信媒体を介して通信可能な情報処理装置に対して画像
出力手段または画像処理装置からの画像出力終了状態を
通知する通知手段を設けたものである。
【0018】本発明に係る第11の発明は、原稿画像を
入力する画像入力手段と、前記画像入力手段から入力さ
れた前記原稿画像の画像データに基づいて記録媒体に画
像を出力する画像出力手段とを有し、所定の通信媒体を
介して複数の画像処理装置と通信可能な複合画像処理装
置の画像出力方法において、前記画像出力手段の使用状
態を検知する検知工程と、各画像処理装置の使用状態を
判定する判定工程と、前記検知工程の検知結果および前
記判定工程の判定結果に基づいて前記画像データに対す
る異なる後処理を決定する決定工程とを有するものであ
る。
【0019】本発明に係る第12の発明は、原稿画像を
入力する画像入力手段と、前記画像入力手段から入力さ
れた前記原稿画像の画像データに基づいて記録媒体に画
像を出力する画像出力手段とを有し、所定の通信媒体を
介して複数の画像処理装置と通信可能な複合画像処理装
置の画像出力方法において、前記画像出力手段の使用状
態を検知する検知工程と、各画像処理装置の使用状態を
判定する第1の判定工程と、前記蓄積手段の空き容量を
判定する第2の判定工程と、前記検知工程の検知結果お
よび前記第1,第2の判定工程の判定結果に基づいて前
記画像データに対する異なる後処理を決定する決定工程
とを有するものである。
【0020】本発明に係る第13の発明は、表示手段
と、原稿画像を入力する画像入力手段と、前記画像入力
手段から入力された前記原稿画像の画像データに基づい
て記録媒体に画像を出力する画像出力手段とを有し、所
定の通信媒体を介して複数の画像処理装置と通信可能な
複合画像処理装置の画像出力方法において、前記画像出
力手段の使用状態を検知する検知工程と、各画像処理装
置の使用状態を判定する第1の判定工程と、前記蓄積手
段の空き容量を判定する第2の判定工程と、前記検知工
程の検知結果および前記第1,第2の判定工程の判定結
果に基づいて前記画像データに対する異なる後処理を前
記表示手段に表示する表示工程と、該表示された異なる
後処理から所望とする後処理を選択する選択工程とを有
するものである。
【0021】
【作用】第1の発明においては、前記画像出力手段の使
用状態を検知する検知手段の検知結果および各画像処理
装置の使用状態を判定する判定手段の判定結果に基づい
て決定手段が前記画像データに対する異なる後処理を決
定して、原稿画像のコピー出力に際し、複数の画像出力
資源の画像出力可能性を考慮して画像入力手段から入力
される原稿画像の画像データをいずれかの画像出力資源
から出力させる処理に遷移させることを可能とする。
【0022】第2の発明においては、前記決定手段の決
定結果に基づいて前記転送手段が前記画像入力手段から
入力された前記原稿画像の画像データを前記通信媒体を
介して前記判定手段が画像出力可能と判定したいずれか
の画像出力装置に転送する後処理を開始して、画像出力
手段の使用状況に応じて画像データを画像出力手段また
はいずれかの画像出力装置から出力させる処理に遷移さ
せることを可能とする。
【0023】第3の発明においては、前記判定手段の判
定結果に基づいて前記画像入力手段から原稿画像入力の
開始を待機する後処理を開始して、複数の画像出力資源
が全て使用中である場合に、画像出力手段から出力させ
る処理に遷移させることを可能とする。
【0024】第4の発明においては、表示手段が前記判
定手段が判定した後処理を表示して、選定された後処理
の内容を確実にオペレータに確認させることを可能とす
る。
【0025】第5の発明においては、前記画像出力手段
の使用状態を検知する前記検知手段の検知結果および各
画像処理装置の使用状態を判定する第1の判定手段の判
定結果,前記蓄積手段の空き容量を判定する第2の判定
手段の判定結果に基づいて決定手段が前記画像データに
対する異なる後処理を決定して、原稿画像のコピー出力
に際し、複数の画像出力資源の画像出力可能性および画
像データの蓄積可能性を考慮して画像入力手段から入力
される原稿画像の画像データをいずれかの画像出力資源
から出力させる処理あるいは画像入力手段から入力され
る原稿画像の画像データを画像出力手段が使用可能とな
るまで蓄積しておき、その後出力させる処理に遷移させ
ることを可能とする。
【0026】第6の発明においては、前記決定手段の決
定結果に基づいて前記転送手段が前記画像入力手段から
入力された前記原稿画像の画像データを前記通信媒体を
介して前記第1の判定手段が画像出力可能と判定した場
合に、いずれかの画像出力装置に転送する後処理を開始
して、画像出力手段の使用状況に応じて画像データを画
像出力手段またはいずれかの画像出力装置から出力させ
る処理に遷移させることを可能とする。
【0027】第7の発明においては、前記決定手段の決
定結果に基づいて前記転送手段が前記画像入力手段から
入力された前記原稿画像の画像データを前記通信媒体を
介して前記第1の判定手段が画像出力できないと判定
し、かつ第2の判定手段が前記画像データを蓄積可能と
判定した場合に、前記蓄積手段に前記原稿画像の画像デ
ータを蓄積し、前記画像出力手段が画像出力可能となっ
たら、前記蓄積手段に蓄積された前記原稿画像の画像デ
ータを前記画像出力手段に転送する後処理を開始して、
画像出力手段の使用状況に応じて画像データを画像出力
手段またはいずれかの画像出力装置から出力させる処理
に遷移させることができない場合に、画像入力手段から
入力される原稿画像の画像データを画像出力手段が使用
可能となるまで蓄積しておき、その後出力させる処理に
遷移させることを可能とする。
【0028】第8の発明においては、前記第2の判定手
段の判定結果に基づいて前記画像入力手段から原稿画像
入力の開始を待機する後処理を開始して、複数の画像出
力資源が全て使用中である場合に、画像入力手段から出
力させる処理に遷移させることを可能とする。
【0029】第9の発明においては、前記画像出力手段
の使用状態を検知する前記検知手段の検知結果および各
画像処理装置の使用状態を判定する前記第1の判定手段
の判定結果,前記蓄積手段の空き容量を判定する第2の
判定手段の判定結果に基づいて表示手段が前記画像デー
タに対して選択可能な異なる後処理を表示し、選択手段
が該表示された異なる後処理から所望とする後処理を選
択し、現在の画像出力資源の使用状態から遷移可能な後
処理を明示して、意図する後処理をオペレータが選択指
示させることを可能とする。
【0030】第10の発明においては、前記所定の通信
媒体を介して通信可能な情報処理装置に対して通知手段
が画像出力手段または画像処理装置からの画像出力終了
状態を通知して、原稿画像の出力を指示したオペレータ
に対して画像出力終了状態を確実に認知させることを可
能とする。
【0031】第11の発明においては、前記画像出力手
段の使用状態を検知したその検知結果と、各画像処理装
置の使用状態および蓄積手段の空き容量の判定結果に基
づいて前記画像データに対する異なる後処理を決定し、
原稿画像のコピー出力に際し、複数の画像出力資源の画
像出力可能性を考慮して画像入力手段から入力される原
稿画像の画像データをいずれかの画像出力資源から出力
させる処理に遷移させる処理を自動化することを可能と
する。
【0032】第12の発明においては、前記画像出力手
段の使用状態を検知したその検知結果と、各画像処理装
置の使用状態および蓄積手段の空き容量の判定結果に基
づいて前記画像データに対する異なる後処理を決定し、
原稿画像のコピー出力に際し、複数の画像出力資源の画
像出力可能性および画像データの蓄積可能性を考慮して
画像入力手段から入力される原稿画像の画像データのい
ずれかの画像出力資源から出力させる処理あるいは画像
入力手段から入力される原稿画像の画像データを画像出
力手段が使用可能となるまで蓄積しておき、その後出力
させる処理に遷移させる処理を自動化することを可能と
する。
【0033】第13の発明においては、前記画像出力手
段の使用状態を検知したその検知結果と、各画像処理装
置の使用状態および蓄積手段の空き容量の判定結果に基
づいて前記画像データに対する異なる後処理を前記表示
手段に表示し、該表示された異なる後処理から所望とす
る後処理を選択し、現在の画像出力資源の使用状態から
遷移可能な後処理を明示して、意図する後処理をオペレ
ータが選択指示させる処理を自動化することを可能とす
る。
【0034】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は、本発明に係る複合画像処理装置
を適応可能な画像処理システムの構成を説明するブロッ
ク図である。
【0035】図において、1はデジタル複写機本体(本
体)で、画像データの入出力機能を有し、単体でも複写
機として使用可能である。2はコントローラで、デジタ
ル複写機本体と電気的に接続されており、回線網20
0,ネットワーク(LAN)100に接続された各種の
機能を有する。3は別のデジタル複写機(本体+コント
ローラ)で、LAN100上に接続されている。4はプ
リンタで、LAN100上に接続されている。5はファ
クシミリで、回線網200に接続されている。
【0036】図2は、本発明の第1実施例を示す複合画
像処理装置の構成を説明するブロック図である。図1と
同一のものには同一の符号を付してある。
【0037】図において、1はデジタル複写機本体で、
画像入力装置11と画像出力装置12と操作パネル13
で構成される。11は画像入力装置(以下、リーダ部)
で、原稿自動給紙機構(以下ADF)11Aを備え、自
動原稿給紙またはマニュアルにより原稿台ガラス上に載
置された原稿を光学的に読み取り画像データに変換す
る。
【0038】12は画像出力装置(以下プリンタ部)
で、複数種類の記録紙カセットを有し、印刷命令により
画像データを記録紙上に可視像として出力する。13は
操作パネルで、リーダ部11前面上部近傍に配置され、
ユーザからの指示の入力や、コントローラ2からの情報
の表示するための各種キー,例えばLDC等の表示パネ
ル等を備えている。
【0039】コントローラ2は回線インタフェース部1
4とネットワークインタフェース部15とデータ変換部
16とアドレスブック17とコア部18で構成され、回
線インタフェース部(以下回線I/F部)14は、アナ
ログ・デジタルの通信回線と接続する。また、ネットワ
ークインタフェース部(以下ネットワークI/F部)1
5はLAN等を介してネットワークに接続された機器と
通信する。さらに、データ変換部16は入出力データの
形式を変換する。また、例えばハードディスク光磁気デ
ィスク等の記憶媒体で構成されるアドレスブック17は
システム内のLANや回線網で接続された機器の電話番
号・メールアドレス等の情報を記録(記憶)している。
【0040】さらに、コア部18は図示しないCPU,
RAM,ROMを備えており、ROM(又はその他の記
憶媒体)に格納されている制御プログラムに従って、コ
ントローラ2全体の制御ならびに、後述するフローチャ
ートに示すような処理の判断・処理を行う。
【0041】以下、本実施例と第1〜第4の発明の各手
段との対応及びその作用について図1,図2等を参照し
て説明する。
【0042】第1の発明は、所定の通信媒体を介して複
数の画像処理装置(ディジタル複写機3,プリンタ4,
ファクシミリ5)と通信可能な複合画像処理装置におい
て、原稿画像を入力する画像入力手段(リーダ部11)
と、前記画像入力手段から入力された前記原稿画像の画
像データに基づいて記録媒体に画像を出力する画像出力
手段(プリンタ部12)と、所定の通信媒体(LAN1
00,回線網200等)を介していずれかの画像処理装
置に画像データを転送する転送手段(回線インタフェー
ス部14,ネットワークインタフェース部15)と、前
記画像出力手段の使用状態を検知する検知手段(コア部
18とプリンタ部12との通信状態から検知する)と、
各画像処理装置の使用状態を判定する判定手段(コア部
18の図示しないCPUによる)と、前記検知手段の検
知結果および前記判定手段の判定結果に基づいて前記画
像データに対する異なる後処理を決定する決定手段(コ
ア部18の図示しないCPUによる)とを有し、コア部
18がプリンタ部12の使用状態を検知し、かつ各ディ
ジタル複写機3,プリンタ4,ファクシミリ5の使用状
態を判定して、リーダ部11から原稿入力される原稿画
像の画像データに対する異なる後処理を決定して、原稿
画像のコピー出力に際し、複数の画像出力資源の画像出
力可能性を考慮して画像入力手段から入力される原稿画
像の画像データをいずれかの画像出力資源から出力させ
る処理に遷移させることを可能とする。
【0043】第2の発明は、コア部18の決定結果に基
づいて回線インタフェース部14,ネットワークインタ
フェース部15がリーダ部11から入力された前記原稿
画像の画像データをLAN100,回線網200を介し
て画像出力可能と判定したいずれたの画像出力装置(デ
ィジタル複写機3,プリンタ4,ファクシミリ5のいず
れか)に転送する後処理を開始して、プリンタ部12の
使用状況に応じて画像データをプリンタ部12またはデ
ィジタル複写機3,プリンタ4,ファクシミリ5のいず
れかから出力させる処理に遷移させることを可能とす
る。
【0044】第3の発明は、コア部18の判定結果に基
づいてリーダ部11から原稿画像入力の開始を待機する
後処理を開始して、複数の画像出力資源が全て使用中で
ある場合に、画像出力手段から出力させる処理に遷移さ
せることを可能とする。
【0045】第4の発明は、表示手段(操作パネル13
の表示パネル)がコア部18が判定した後処理を表示し
て、選定された後処理の内容を確実にオペレータに確認
させることを可能とする。
【0046】〔第1のコピー処理〕以下、図3に示すフ
ローチャートを参照して本発明に係る画像処理システム
の第1のコピー処理制御動作について説明する。
【0047】図3は、本発明に係る画像処理システムに
おける第1のコピー処理制御手順の一例を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(8)は各ステップを示
す。
【0048】ユーザはコピー処理開始にあたり、リーダ
部が使用中でないことを確認した上で原稿をリーダ部1
1にセットし、操作パネル13で必要な設定をした後、
操作パネル13からコピー開始を指示し、コントローラ
2のコア部18が操作パネル13からコピー開始指示を
検知すると、ステップ(1)において、本体1のプリン
タ部12の状態を検知し、ステップ(2)において、本
体1のプリンタ部12が使用中かどうか判断し、プリン
タ部12が使用中でない(出力可)と判断された場合
は、ステップ(3)において、リーダ部11で読み込ん
だイメージをプリンタ部12により出力(=通常コピ
ー)し、全ての処理を終了する。
【0049】一方、ステップ(2)において、プリンタ
部12が使用中である(出力不可)と判断された場合
は、ステップ(4)において、アドレスブック17から
LAN100,回線網200に接続されたシステム中の
出力機器、即ちデジタル複写機3,プリンタ4,ファク
シミリ5のアドレス,電話番号を求めてそれらの状態
(出力処理実行中かどうか)をネットワークインタフェ
ース部15,回線インタフェース部14を介して検知す
る。
【0050】次いで、ステップ(5)において、システ
ム内に出力処理実行中でない出力機器が有るかどうか判
断し、出力処理実行中でない出力機器が全く無いと判断
された場合は、ステップ(8)において、時間待ち処理
を行い、再度ステップ(1)に戻る。
【0051】一方、ステップ(5)において、システム
内に出力処理実行中でない出力機器が有ると判断された
場合は、ステップ(6)において、操作パネル13上の
表示パネルに同出力機器で出力する旨を表示し、ステッ
プ(7)において、リーダ部11で読み取ったイメージ
を回線I/F部14、あるいはネットワークI/F部1
5から回線網200,LAN100を介して同出力機器
へ送って出力(=遠隔コピー)し、全ての処理を終了す
る。
【0052】以下、本実施例と第11の発明の各工程と
の対応及びその作用について図3を参照して説明する。
【0053】第11の発明は、原稿画像を入力する画像
入力手段(リーダ部11)と、前記画像入力手段から入
力された前記原稿画像の画像データに基づいて記録媒体
に画像を出力する画像出力手段(プリンタ部12)とを
有し、所定の通信媒体(LAN100,回線網200)
を介して複数の画像処理装置(ディジタル複写機3,プ
リンタ4,ファクシミリ5)と通信可能な複合画像処理
装置の画像出力方法において、前記画像出力手段の使用
状態を検知する検知工程(図3のステップ(1),
(2))と、各画像処理装置の使用状態を判定する判定
工程(図3のステップ(4),(5))と、前記検知工
程の検知結果および前記判定工程の判定結果に基づいて
前記画像データに対する異なる後処理を決定する決定工
程(図3のステップ(7),(8))とを実行して、原
稿画像のコピー出力に際し、複数の画像出力資源の画像
出力可能性を考慮して画像入力手段から入力される原稿
画像の画像データをいずれかの画像出力資源から出力さ
せる処理に遷移させる処理を自動化することを可能とす
る。
【0054】以上説明したように第1の実施例によれ
ば、コピーしようとした機器のプリンタ部12が使用中
であっても、異なる後処理、すなわち、システム中に空
いている出力機器があればリーダ部11で読み込んだイ
メージを同出力機器でプリント(遠隔コピー)すること
によりコピーが可能となる。また、実際にプリントする
機器が操作パネル上に表示されることにより、ユーザが
容易にコピー出力を得ることが可能となる。
【0055】一方、システム中に空いている出力機器が
無い場合は時間待ち処理後に、プリンタ部12ならびに
システム上の他の出力機器の状態を繰返し検知すること
により、異なる後処理、すなわち、プリンタ部12が先
に使用可能になればプリンタ部12を用いてコピーし
(=遅延・通常コピー)、システム上の他の出力機器が
先に使用可能になれば同出力機器で出力(=遅延・遠隔
コピー)することが可能となる。
【0056】この場合も、ユーザは原稿をリーダ部11
にセットしておけばコピー可能になった時点で自動的に
コピーが始まるので、空いている複写機を探したり、複
写機の空くのを待ったりする必要はない。
【0057】〔第2実施例〕上記第1実施例では、「通
常コピー」,「遠隔コピー」,「遅延コピー」について
説明したが、コントローラ2の内部に記憶装置を装備
し、本体1のプリンタ部12が使用中の時、イメージデ
ータを一旦記憶装置に蓄積しプリントする「蓄積コピ
ー」をするように構成してもよい。以下、その実施例に
ついて説明する。
【0058】本実施例で実行可能なコピー処理は以下の
6通りであり、第1の「通常コピー」は、リーダ部11
の原稿からイメージを読み取ってプリンタ部12で出力
する。第2の「デジタル複写機への遠隔コピー」は、リ
ーダ部11で読み取ったイメージをネットワークI/F
部15からLAN100を介してデジタル複写機3へ送
って出力する。
【0059】第3の「プリンタへの遠隔コピー」は、リ
ーダ部11で読み取ったイメージをネットワークI/F
部15からLAN100を介してプリンタ4へ送って出
力する。第4の「ファクシミリへの遠隔コピー」は、リ
ーダ部11で読み取ったイメージを回線I/F部14か
ら回線網200を介してファクシミリ5へ送って出力す
る。
【0060】第5の「蓄積コピー」は、リーダ部11で
読み取ったイメージを後述するデータストレージ19に
一旦蓄積し、プリンタ部12が使用可能になってからプ
リンタ部12で出力する。第6の「遅延コピー処理」
(第1の実施例における遅延・通常コピー)は、プリン
タ部12が使用可能になってからリーダ部11の原稿か
らイメージを読み取ってプリンタ部12で出力する。
【0061】本実施例においては、コピー処理が速やか
に実行されることを優先し、且つリーダ部11を専有す
ることのないように「通常コピー」,「デジタル複写機
による遠隔コピー」,「プリンタによる遠隔コピー」,
「ファクシミリによる遠隔コピー」,「遅延コピー」,
「蓄積コピー」の順に優先度を割り当て、それらの中か
らシステムの状態に応じて実行可能なコピーを決定す
る。これらのコピーのうち、「遅延コピー」は必ず実行
可能なので、必ず何れかのコピー処理は実行される。
【0062】図4は、本発明の第2実施例を示す複合画
像処理装置の構成を説明するブロック図である。図2と
同一のものには同一の符号を付してある。
【0063】図において、1はデジタル複写機本体で、
画像入力装置11と画像出力装置12と操作パネル13
で構成され、画像入力装置(以下、リーダ部)11は原
稿自動給紙機構(以下ADF)11Aを備え、原稿を画
像データに変換する。
【0064】また、画像出力装置(以下プリンタ部)1
2は複数種類の記録紙カセットを有し、印刷命令により
画像データを記録紙上に可視像として出力する。13は
操作パネルで、リーダ部上にあるユーザからの指示の入
力や、コントローラからの情報の表示等の機能を有す
る。
【0065】コントローラ2は、回線インタフェース部
14とネットワークインタフェース部15とデータ変換
部16とアドレスブック17とコア部18とデータスト
レージ19で構成されており、回線インタフェース部
(以下回線I/F部)14は、アナログ・デジタルの通
信回線と接続する。
【0066】また、ネットワークインタフェース部(以
下ネットワークI/F部)15はLAN100を介して
ネットワークに接続された機器と通信する。データ変換
部16は入出力データの形式を変換する。
【0067】さらに、アドレスブック17は、システム
内のLAN100や回線網200で接続された機器の電
話番号・メールアドレス等の情報を記録している。18
はコア部でCPU,RAM,ROMを備えており、RO
M(又はその他の記憶媒体)に格納されている制御プロ
グラムに従って、コントローラ2全体の制御ならびに、
後述するフローチャートに示すような処理の判断・処理
を行う。
【0068】19はデータストレージで、イメージデー
タ等を蓄積する大容量記憶装置(例えばハードディス
ク,光磁気ディスクの記憶媒体を備える)で構成され、
コア部18に接続可能となっており、該データストレー
ジ19はコントローラ2のオプション装置として機能す
る。
【0069】以下、本実施例と第5〜第8の発明の各手
段との対応及びその作用について図1,図4等を参照し
て説明する。
【0070】第5の発明は、所定の通信媒体(LAN1
00,回線網200)を介して複数の画像処理装置(デ
ィジタル複写機3,プリンタ4,ファクシミリ5)と通
信可能な複合画像処理装置において、原稿画像を入力す
る画像入力手段(リーダ部11)と、前記画像入力手段
から入力された前記原稿画像の画像データに基づいて記
録媒体に画像を出力する画像出力手段(プリンタ部1
2)と、前記画像入力手段から入力された前記原稿画像
の画像データを蓄積する蓄積手段(データストレージ1
9)と、所定の通信媒体を介していずれかの画像処理装
置に画像データを転送する転送手段(回線インタフェー
ス部14,ネットワークインタフェース部15)と、前
記画像出力手段の使用状態を検知する検知手段(コア部
18がプリンタ部12との通信状態から検知する)と、
各画像処理装置の使用状態を判定する第1の判定手段
(コア部18が回線インタフェース部14,ネットワー
クインタフェース部15の応答状況から判定する)と、
前記蓄積手段の空き容量を判定する第2の判定手段(コ
ア部18が判定する)と、前記検知手段の検知結果およ
び前記第1,第2の判定手段の判定結果に基づいて前記
画像データに対する異なる後処理を決定する決定手段
(コア部18が決定する)とを有し、プリンタ12の使
用状態をコア部18が検知し、かつ各画像処理装置(デ
ィジタル複写機3,プリンタ4,ファクシミリ5)の使
用状況を判定し、さらにデータストレージ19の空き容
量を判定し、リーダ部11から入力される原稿画像の前
記画像データに対する異なる後処理を決定して、原稿画
像のコピー出力に際し、複数の画像出力資源の画像出力
可能性および画像データの蓄積可能性を考慮して画像入
力手段から入力される原稿画像の画像データをいずれか
の画像出力資源から出力させる処理あるいは画像入力手
段から入力される原稿画像の画像データを画像出力手段
が使用可能となるまで蓄積しておき、その後出力させる
処理に遷移させることを可能とする。
【0071】第6の発明は、コア部18の決定結果に基
づいて回線インタフェース部14,ネットワークインタ
フェース部15がリーダ部11から入力された前記原稿
画像の画像データをLAN100,回線網200を介し
て画像出力可能と判定した場合に、いずれかの画像出力
装置に転送する後処理を開始して、画像出力手段の使用
状況に応じて画像データを画像出力手段またはいずれか
の画像出力装置から出力させる処理に遷移させることを
可能とする。
【0072】第7の発明は、コア部18の決定結果に基
づいて回線インタフェース部14,ネットワークインタ
フェース部15がリーダ部11から入力された前記原稿
画像の画像データをLAN100,回線網200を介し
て画像出力できないと判定し、かつ前記画像データをデ
ータストレージ19に蓄積可能と判定した場合に、デー
タストレージ19に前記原稿画像の画像データを蓄積
し、プリンタ部12が画像出力可能となったら、データ
ストレージ19に蓄積された前記原稿画像の画像データ
をプリンタ部12に転送する後処理を開始して、プリン
タ部12の使用状況に応じて画像データをプリンタ部1
2またはいずれかの画像出力装置(ディジタル複写機
3,プリンタ4,ファクシミリ5のいずれか)から出力
させる処理に遷移させることができない場合に、リーダ
部11から入力される原稿画像の画像データをプリンタ
部12が使用可能となるまで蓄積しておき、その後出力
させる処理に遷移させることを可能とする。
【0073】第8の発明は、コア部18の判定結果に基
づいてリーダ部11から原稿画像入力の開始を待機する
後処理を開始して、複数の画像出力資源が全て使用中で
ある場合に、画像入力手段から出力させる処理に遷移さ
せることを可能とする。
【0074】〔第2のコピー処理〕以下、図5に示すフ
ローチャートを参照して本発明に係る画像処理システム
の第2のコピー処理制御動作について説明する。
【0075】図5は、本発明に係る画像処理システムに
おける第2のコピー処理制御手順の一例を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(18)は各ステップを
示す。
【0076】ユーザはコピー処理開始にあたり、リーダ
部が使用中でないことを確認した上で原稿をリーダ部1
1にセットし、操作パネル13で必要な設定をした後、
操作パネル13からコピー開始を指示し、コントローラ
2のコア部18が操作パネル13からコピー開始指示を
検知すると、ステップ(1)において、ユーザのコピー
の要求と、デジタル複写機本体1の装備・状態、回線I
/F部14、ネットワークI/F部15経由でシステム
中の他の出力機器の状態(出力処理実行中か否か・セッ
トされている用紙サイズ等)および能力(両面出力・拡
大縮小等)等を調べた結果とから、現在可能な処理を調
べる状態検知処理を行う。
【0077】ステップ(2)において、上記状態検知結
果より、本体1のプリンタ部12が使用中かどうか判断
し、プリンタ部12が使用中でない(出力可)と判断さ
れた場合は、ステップ(3)において、操作パネル13
上の表示機構(表示パネル)に「通常コピー」(プリン
タ部12で出力する旨)を表示し、ステップ(4)にお
いて、リーダ部11で読み込んだイメージをプリンタ部
12により出力(=通常コピー)し、全ての処理を終了
する。
【0078】一方、ステップ(2)において、本体1の
プリンタ部12が使用中である(出力不可)と判断され
た場合は、ステップ(5)において、前記ステップ
(1)の状態検知結果より、ユーザのコピー要求を満た
し、且つ出力処理を実行中でない出力機器がある(遠隔
コピー可)かどうかを判断する。
【0079】そして、システム内にユーザのコピー要求
を満たし、且つ出力処理を実行中でない出力機器が有る
(遠隔コピー可)と判断された場合は、ステップ(6)
において、操作パネル13上の表示機構に「遠隔コピ
ー」,同出力機器で出力する旨を表示し、ステップ
(7)において、リーダ部11で読み取ったイメージを
回線I/F部14、あるいはネットワークI/F部15
から回線網200,LAN100を介して同出力機器へ
送って出力(=遠隔コピー)し、全ての処理を終了す
る。
【0080】一方、ステップ(5)において、システム
内にユーザのコピー要求を満たし、かつ出力処理を実行
中でない出力機器が全く無い(遠隔コピー不可)と判断
された場合は、ステップ(8)において、コントローラ
2内にオプション装備のデータストレージ19の有無を
判断し、データストレージ19が有ると判断された場合
は、ステップ(9)において、データストレージ19に
リーダ部11にセットされた原稿のイメージを蓄積する
のに十分な空き容量が有るかどうかを判断する。
【0081】ステップ(9)において、データストレー
ジ19の空き容量が十分有ると判断された場合は、ステ
ップ(10)において、操作パネル13上の表示機構に
「蓄積コピー」を表示し、ステップ(11)において、
リーダ部11で読み取った原稿イメージをデータストレ
ージ19に蓄積する。
【0082】次に、ステップ(12)において、現在本
体1のプリンタ部12が使用中かどうか判断し、プリン
タ部12が使用中(出力不可)と判断された場合は、ス
テップ(13)において、時間待ち処理を行い、再度ス
テップ(12)に戻る。
【0083】一方、ステップ(12)において、現在本
体1のプリンタ部12が使用中でない(出力可)と判断
された場合は、ステップ(14)において、ストレージ
19の蓄積イメージをプリンタ部12により出力(=蓄
積コピー)し、全ての処理を終了する。
【0084】一方、ステップ(8)において、コントロ
ーラ2内にオプション装備のデータストレージ19が無
いと判断された場合、又はステップ(9)において、デ
ータストレージ19にリーダ部11にセットされた原稿
のイメージを蓄積するのに十分な空き容量が無いと判断
された場合は、ステップ(15)において、操作パネル
13上の表示機構に「遅延コピー」を表示し、ステップ
(16)において、現在本体1のプリンタ部12が使用
中かどうか判断し、プリンタ部12が使用中(出力不
可)と判断された場合は、ステップ(17)において、
時間待ち処理を行い、再度ステップ(16)に戻る。
【0085】一方、ステップ(16)において、現在本
体1のプリンタ部12が使用中でない(出力可)と判断
された場合は、ステップ(18)において、リーダ部1
1で読み込んだイメージをプリンタ部12により出力
(=遅延コピー)し、全ての処理を終了する。
【0086】以下、本実施例と第12の発明の各工程と
の対応及びその作用について図5等を参照して説明す
る。
【0087】第12の発明は、原稿画像を入力する画像
入力手段(リーダ部11)と、前記画像入力手段から入
力された前記原稿画像の画像データに基づいて記録媒体
に画像を出力する画像出力手段(プリンタ部12)とを
有し、所定の通信媒体(LAN100,回線網200)
を介して複数の画像処理装置(ディジタル複写機3,プ
リンタ4,ファクシミリ5)と通信可能な複合画像処理
装置の画像出力方法において、前記画像出力手段の使用
状態を検知する検知工程(図5のステップ(1),
(5))と、各画像処理装置の使用状態を判定する第1
の判定工程(図5のステップ(5),(6))と、前記
蓄積手段の空き容量を判定する第2の判定工程(図5の
ステップ(8),(9))と、前記検知工程の検知結果
および前記第1,第2の判定工程の判定結果に基づいて
前記画像データに対する異なる後処理を決定する決定工
程(図5のステップ(7),(13),(14),(1
7),(18))とを実行し、原稿画像のコピー出力に
際し、複数の画像出力資源の画像出力可能性および画像
データの蓄積可能性を考慮して画像入力手段から入力さ
れる原稿画像の画像データのいずれかの画像出力資源か
ら出力させる処理あるいは画像入力手段から入力される
原稿画像の画像データを画像出力手段が使用可能となる
まで蓄積しておき、その後出力させる処理に遷移させる
処理を自動化することを可能とする。
【0088】以上説明したように第2実施例において
は、異なる後処理、すなわち、「通常コピー」,「遠隔
コピー」,「遅延コピー」に加えて「蓄積コピー」が可
能になった。しかも、これら「通常コピー」,「遠隔コ
ピー」,「蓄積コピー」,「遅延コピー」はコントロー
ラ2が自動的に判断するため、ユーザは通常のコピーと
同じ操作をするだけで良い。
【0089】また、蓄積コピー機能により、プリント時
間に関係無く最短時間で原稿が開放されるため、コピー
時間が長く(コピー部数が大きい,両面複写を要する
等)、原稿がすぐに必要な場合等の業務効率を高めるこ
とが可能となる。
【0090】〔第3実施例〕上記第1、第2実施例で
は、コピー処理の方法をコントローラ2が自動的に判断
する場合について説明したが、ユーザが操作パネル13
からコピー処理方法を選択するように構成してもよい。
以下その実施例について説明する。
【0091】図6は、本発明の第3実施例を示す画像処
理装置を適応可能な画像処理システムの構成を説明する
ブロック図である。図1と同一のものには同一の符号を
付してある。
【0092】図において、1はデジタル複写機本体で、
画像データの入出力機能を有し、単体でも複写機として
使用可能である。2はコントローラで、デジタル複写機
本体と電気的に接続されており、回線網200,ネット
ワーク(LAN)100に接続された各種の機能を有す
る。3は別のデジタル複写機(本体+コントローラ)
で、LAN100上に接続されている。4はプリンタ
で、LAN100上に接続されている。5はファクシミ
リで、回線網200に接続されている。
【0093】6はパーソナルコンピュータ(以下PC)
で、LAN100に接続されており、メール機能等を有
する。7はスキャナで、リーダ部11と同等の機能と操
作パネルを持ち、LAN100に接続されている。
【0094】以下、本実施例と第9〜第10の発明の各
手段との対応及びその作用について図1,図6等を参照
して説明する。
【0095】第9の発明は、所定の通信媒体(LAN1
00,回線網200)を介して複数の画像処理装置(デ
ィジタル複写機3,プリンタ4,ファクシミリ5)と通
信可能な複合画像処理装置において、原稿画像を入力す
る画像入力手段(リーダ部11)と、前記画像入力手段
から入力された前記原稿画像の画像データに基づいて記
録媒体に画像を出力する画像出力手段(プリンタ部1
2)と、前記画像入力手段から入力された前記原稿画像
の画像データを蓄積する蓄積手段(データストレージ1
9)と、所定の通信媒体を介していずれかの画像処理装
置に画像データを転送する転送手段(回線インタフェー
ス部14,ネットワークインタフェース部15)と、前
記画像出力手段の使用状態を検知する検知手段(コア部
18がプリンタ部12との通信状態から検知する)と、
各画像処理装置の使用状態を判定する第1の判定手段
と、前記蓄積手段の空き容量を判定する第2の判定手段
(コア部18が判定する)と、前記検知手段の検知結果
および前記第1,第2の判定手段の判定結果に基づいて
前記画像データに対して選択可能な異なる後処理を表示
する表示手段(操作パネル13の表示パネル)と、前記
表示手段に表示された異なる後処理から所望とする後処
理を選択する選択手段(選択パネル13の所定キー)と
を有し、プリンタ部12の使用状態を検知し、各画像処
理装置の使用状態を判定し、データストレージ19の空
き容量を判定して、操作パネル13の表示パネルに前記
画像データに対して選択可能な異なる後処理を表示し、
操作パネル13のキーにより該表示された異なる後処理
から所望とする後処理を選択指示し、現在の画像出力資
源の使用状態から遷移可能な後処理を明示して、意図す
る後処理をオペレータが選択指示させることを可能とす
る。
【0096】第10の発明は、前記所定の通信媒体(L
AN100,回線網200)を介して通信可能な情報処
理装置6に対して通知手段(ネットワークインタフェー
ス部15)がプリンタ部12またはディジタル複写機
3,プリンタ4,ファクシミリ5のいずれかからの画像
出力終了状態を通知して、原稿画像の出力を指示したオ
ペレータに対して画像出力終了状態を確実に認知させる
ことを可能とする。
【0097】〔第3のコピー処理〕以下、図7に示すフ
ローチャートを参照して本発明に係る画像処理システム
の第3のコピー処理制御動作について説明する。
【0098】図7は、本発明に係る画像処理システムに
おける第3のコピー処理制御手順の一例を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(13)は各ステップを
示す。
【0099】ユーザはコピー処理開始にあたり、リーダ
部が使用中でないことを確認した上で原稿をリーダ部1
1にセットし、操作パネル13で必要な設定をした後、
操作パネル13からコピー開始を指示し、コントローラ
2のコア部18が操作パネル13からコピー開始指示を
検知すると、ステップ(1)において、ユーザのコピー
の要求と、デジタル複写機本体1の装備・状態、回線I
/F部14、ネットワークI/F部15経由でシステム
中の他の出力機器の状態(出力処理実行中か否か・セッ
トされている用紙サイズ等)および能力(両面出力・拡
大縮小等)等を調べた結果とから、現在可能な処理を調
べる状態検知処理を行う。
【0100】ステップ(2)において、上記状態検知結
果より現在可能な処理の一覧を操作パネル13の表示機
構に表示し、ユーザに処理の選択指示を促す。本実施例
で実行可能な処理は、第2実施例と同じ6通りであり、
ここで表示するのはその時点で実行可能な状態にある処
理で以下のような基準で判断する。
【0101】すなわち、「通常コピー」は現在プリンタ
部12が使用可能な状態であれば表示し、「遠隔コピー
+空き機器名」はシステム中にユーザのコピー要求の条
件を満たし、且つ出力処理を実行中でない出力機器(空
き機器)があれば、同出力機器の空き機器の数だけ表示
する。
【0102】第3の「蓄積コピー」はオプション装備の
データストレージ19がコントローラ2内に装備されて
おり、且つリーダ部11にセットされた原稿のイメージ
を蓄積するのに十分な空き容量があれば表示し、「遅延
コピー」(第1の実施例における遅延・通常コピー)は
必ず実行可能なので常に表示する。これらに加えて、希
望する処理がない場合等の指定として「中止」を表示す
る。
【0103】そして、ユーザが操作パネル13の表示機
構に上記のように表示されたいずれかの処理を選択指示
した後に、ステップ(3)において、ユーザが上記いず
れの処理を選択指示したかの判断し、「通常コピー」を
選択したと判断された場合は、ステップ(4)におい
て、リーダ部11で読み込んだイメージをプリンタ部1
2により出力(=通常コピー)し、コピー処理終了後、
ステップ(5)において、コア部18は操作パネルから
入力されたユーザの識別コードと、アドレスブック17
の内容からユーザの使用するPC6のメールアドレスを
求め、同PC6に「コピー処理終了」と「出力した機
器」(この場合、本体1のプリンタ部12)を伝える電
子メールを送り、全ての処理を終了する。
【0104】一方、ステップ(3)において、「遠隔コ
ピー+空き機器名」を選択したと判断された場合は、ス
テップ(6)において、リーダ部11で読み込んだイメ
ージを回線I/F部14、あるいはネットワークI/F
部15から回線網200,LAN100を介して指定さ
れたいずれかの出力機器により出力(=遠隔コピー)す
る。
【0105】そして、コピー処理終了後、ステップ
(5)において、コア部18は操作パネルから入力され
たユーザの識別コードと、アドレスブック17の内容か
らユーザの使用するPC6のメールアドレスを求め、同
PC6に「コピー処理終了」と「出力した機器」(この
場合、デジタル複写機3、又はプリンタ4、又はファク
シミリ5)を伝える電子メールを送り、全ての処理を終
了する。
【0106】一方、ステップ(3)において、「蓄積コ
ピー」を選択したと判断された場合は、ステップ(7)
において、リーダ部11で読み込んだイメージをデータ
ストレージ19に蓄積し、ステップ(8)において、現
在本体1のプリンタ部12が使用中かどうか判断し、プ
リンタ部12が使用中である(出力不可)と判断された
場合は、ステップ(10)において、時間待ち処理を行
い、再度ステップ(8)に戻る。
【0107】一方、ステップ(8)において、プリンタ
部12が使用中でない(出力可)と判断された場合は、
ステップ(9)において、データストレージ19に蓄積
されたイメージをプリンタ部12により出力(=蓄積コ
ピー)し、コピー処理終了後、ステップ(5)におい
て、コア部18は操作パネルから入力されたユーザの識
別コードと、アドレスブック17の内容からユーザの使
用するPC6のメールアドレスを求め、同PC6に「コ
ピー処理終了」と「出力した機器」(この場合、本体1
のプリンタ部12)を伝える電子メールを送り、全ての
処理を終了する。
【0108】一方、ステップ(3)において、「遅延コ
ピー」を選択したと判断された場合は、ステップ(1
1)において、現在本体1のプリンタ部12が使用中か
どうか判断し、プリンタ部12が使用中である(出力不
可)と判断された場合は、ステップ(13)において、
時間待ち処理を行い、再度ステップ(11)に戻る。
【0109】一方、ステップ(11)において、プリン
タ部12が使用中でない(出力可)と判断された場合
は、ステップ(12)において、リーダ部11で読み込
んだイメージをプリンタ部12により出力(=遅延コピ
ー)し、コピー処理終了後、ステップ(5)において、
コア部18は操作パネルから入力されたユーザの識別コ
ードと、アドレスブック17の内容からユーザの使用す
るPC6のメールアドレスを求め、同PC6に「コピー
処理終了」と「出力した機器」(この場合、本体1のプ
リンタ部12)を伝える電子メールを送り、全ての処理
を終了する。
【0110】また、ステップ(3)において、「中止」
を選択したと判断された場合は、ステップ(5)に進
み、処理終了を通知して全ての処理を終了する。
【0111】以下、本実施例と第13の発明の各工程と
の対応及びその作用について図7等を参照にして説明す
る。
【0112】第13の発明は、表示手段(操作パネル1
3の表示パネル)と、原稿画像を入力する画像入力手段
(リーダ部11)と、前記画像入力手段から入力された
前記原稿画像の画像データに基づいて記録媒体に画像を
出力する画像出力手段(プリンタ部12)とを有し、所
定の通信媒体(LAN100,回線網200)を介して
複数の画像処理装置(ディジタル複写機3,プリンタ
4,ファクシミリ5)と通信可能な複合画像処理装置の
画像出力方法において、前記画像出力手段の使用状態を
検知する検知工程(図7のステップ(1))と、各画像
処理装置の使用状態を判定する第1の判定工程(図7の
ステップ(1))と、前記蓄積手段の空き容量を判定す
る第2の判定工程(図7のステップ(1))と、前記検
知工程の検知結果および前記第1,第2の判定工程の判
定結果に基づいて前記画像データに対する異なる後処理
を前記表示手段に表示する表示工程(図7のステップ
(2))と、該表示された異なる後処理(図7のステッ
プ(4),(6),(9),(12))から所望とする
後処理を選択する選択工程(図7のステップ(3))と
を実行し、該表示された異なる後処理から所望とする後
処理を選択し、現在の画像出力資源の使用状態から遷移
可能な後処理を明示して、意図する後処理をオペレータ
が選択指示させる処理を自動化することを可能とする。
【0113】以上説明したように第3実施例において
は、ユーザのコピーの要求と、その時点のシステムの状
態により、異なる後処理、すなわち、通常コピー,遠隔
コピー,蓄積コピー,遅延コピーが可能なだけでなく、
ユーザが自分の都合に合わせてその時点で実行可能なう
ち最適の処理を選択できる。
【0114】これによって、「通常コピー」が可能であ
っても、「蓄積コピー」を選択した場合は、原稿を最短
時間で開放し持ち帰ることが出来、ユーザは直ちに他の
業務に移れ、コピー処理終了をユーザが監視しなくても
よいことによって大きく業務効率が向上する。
【0115】また、「遅延コピー」の場合、処理を選択
した時点ではコピー処理は始まらないため、コピー処理
終了をユーザが監視しなくてもよいことによる業務効率
向上の効果が大きいことはいうまでもない。
【0116】さらにコピー処理終了がユーザに電子メー
ルによって通知されるため、ユーザがコピー処理終了を
監視したり、幾たびも確認する必要がないため、業務の
効率が大きく向上する。
【0117】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用しても良い。また、本発明はシステムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適応出来ることは言うまでもない。この場合、本発明を
達成するためのソフトウエアによって表されるプログラ
ムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読み
出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発
明の効果を享受することが可能となる。
【0118】上記各実施例によれば、ユーザはコピー処
理方式として、イメージ読込手段で読み込んだイメージ
を本体の出力手段でコピーする「通常コピー」に加え
て、画像処理システムの出力手段が使用中であっても、
同イメージをネットワークに接続された出力機器でコピ
ーする「遠隔コピー」、同イメージを一旦蓄積後、空い
た出力手段でコピーする「蓄積コピー」、リーダ部にセ
ットされた原稿を出力手段が使用可能になった時点で自
動的にコピーする「遅延・通常コピー」、リーダ部にセ
ットされた原稿をネットワークにセットされた出力機器
が使用可能になった時点で自動的に出力する「遅延・遠
隔コピー」が可能になり、空いている画像出力装置(デ
ィジタル複写機)を探したり、該複写機が空くのを待っ
たりする必要がなく、ユーザの作業効率を高められたば
かりでなく、機器の使用効率も高まった。
【0119】また、コピー出力を行う出力手段、あるい
は出力機器を表示することで、ユーザが容易にコピー出
力をえることができるようになった。
【0120】さらに、ユーザの要求と前記各検知手段か
らの情報に基づいて、実行する処理を自動的に判断する
ようにしたことで、ユーザは、通常のコピーと同じ操作
をするだけでより確実にコピー処理を行えるようになっ
た。
【0121】また、ユーザの要求と前記各検知手段から
の情報に基づいて実行可能な処理を表示し、ユーザが選
択できるようにしたことで、ユーザが自分の都合に合わ
せてその時点で実行可能なうち最適の処理を選択できる
るようになった。
【0122】さらに、蓄積コピーはプリント時間に関係
無く最短時間で原稿が開放されるため、通常コピーが可
能な場合でも、コピー時間が長く原稿がすぐに必要な場
合等の業務効率を高められた。
【0123】また、コピー処理終了がユーザに通知する
手段を設けたことで、ユーザがコピー処理終了を監視し
たり、幾たびも確認する必要がないため、業務の効率が
大きく向上した。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、前記画像出力手段の使用状態を検知す
る検知手段の検知結果および各画像処理装置の使用状態
を判定する判定手段の判定結果に基づいて決定手段が前
記画像データに対する異なる後処理を決定するので、原
稿画像のコピー出力に際し、複数の画像出力資源の画像
出力可能性を考慮して画像入力手段から入力される原稿
画像の画像データをいずれかの画像出力資源から出力さ
せる処理に遷移させることができる。
【0125】第2の発明によれば、前記決定手段の決定
結果に基づいて前記転送手段が前記画像入力手段から入
力された前記原稿画像の画像データを前記通信媒体を介
して前記判定手段が画像出力可能と判定したいずれかの
画像出力装置に転送する後処理を開始するので、画像出
力手段の使用状況に応じて画像データを画像出力手段ま
たはいずれかの画像出力装置から出力させる処理に遷移
させることができる。
【0126】第3の発明によれば、前記判定手段の判定
結果に基づいて前記画像入力手段から原稿画像入力の開
始を待機する後処理を開始するので、複数の画像出力資
源が全て使用中である場合に、画像出力手段から出力さ
せる処理に遷移させることができる。
【0127】第4の発明によれば、前記判定手段が判定
した後処理を表示手段が表示するので、選定された後処
理の内容を確実にオペレータに確認させることができ
る。
【0128】第5の発明によれば、前記画像出力手段の
使用状態を検知する前記検知手段の検知結果および各画
像処理装置の使用状態を判定する第1の判定手段の判定
結果,前記蓄積手段の空き容量を判定する第2の判定手
段の判定結果に基づいて決定手段が前記画像データに対
する異なる後処理を決定するので、原稿画像のコピー出
力に際し、複数の画像出力資源の画像出力可能性および
画像データの蓄積可能性を考慮して画像入力手段から入
力される原稿画像の画像データをいずれかの画像出力資
源から出力させる処理あるいは画像入力手段から入力さ
れる原稿画像の画像データを画像出力手段が使用可能と
なるまで蓄積しておき、その後出力させる処理に遷移さ
せることができる。
【0129】第6の発明によれば、前記決定手段の決定
結果に基づいて前記転送手段が前記画像入力手段から入
力された前記原稿画像の画像データを前記通信媒体を介
して前記第1の判定手段が画像出力可能と判定した場合
に、いずれかの画像出力装置に転送する後処理を開始す
るので、画像出力手段の使用状況に応じて画像データを
画像出力手段またはいずれかの画像出力装置から出力さ
せる処理に遷移させることができる。
【0130】第7の発明によれば、前記決定手段の決定
結果に基づいて前記転送手段が前記画像入力手段から入
力された前記原稿画像の画像データを前記通信媒体を介
して前記第1の判定手段が画像出力できないと判定し、
かつ第2の判定手段が前記画像データを蓄積可能と判定
した場合に、前記蓄積手段に前記原稿画像の画像データ
を蓄積し、前記画像出力手段が画像出力可能となった
ら、前記蓄積手段に蓄積された前記原稿画像の画像デー
タを前記画像出力手段に転送する後処理を開始するの
で、画像出力手段の使用状況に応じて画像データを画像
出力手段またはいずれかの画像出力装置から出力させる
処理に遷移させることができない場合に、画像入力手段
から入力される原稿画像の画像データを画像出力手段が
使用可能となるまで蓄積しておき、その後出力させる処
理に遷移させることができる。
【0131】第8の発明によれば、前記第2の判定手段
の判定結果に基づいて前記画像入力手段から原稿画像入
力の開始を待機する後処理を開始するので、複数の画像
出力資源が全て使用中である場合に、画像入力手段から
出力させる処理に遷移させることができる。
【0132】第9の発明によれば、前記画像出力手段の
使用状態を検知する前記検知手段の検知結果および各画
像処理装置の使用状態を判定する前記第1の判定手段の
判定結果,前記蓄積手段の空き容量を判定する第2の判
定手段の判定結果に基づいて表示手段が前記画像データ
に対して選択可能な異なる後処理を表示し、選択手段が
該表示された異なる後処理から所望とする後処理を選択
するので、現在の画像出力資源の使用状態から遷移可能
な後処理を明示するので、意図する後処理をオペレータ
が選択指示させることができる。
【0133】第10の発明によれば、前記所定の通信媒
体を介して通信可能な情報処理装置に対して通知手段が
画像出力手段または画像処理装置からの画像出力終了状
態を通知するので、原稿画像の出力を指示したオペレー
タに対して画像出力終了状態を確実に認知させることが
できる。
【0134】第11の発明によれば、前記画像出力手段
の使用状態を検知したその検知結果と、各画像処理装置
の使用状態および蓄積手段の空き容量の判定結果に基づ
いて前記画像データに対する異なる後処理を決定するの
で、原稿画像のコピー出力に際し、複数の画像出力資源
の画像出力可能性を考慮して画像入力手段から入力され
る原稿画像の画像データをいずれかの画像出力資源から
出力させる処理に遷移させる処理を自動化することがで
きる。
【0135】第12の発明によれば、前記画像出力手段
の使用状態を検知したその検知結果と、各画像処理装置
の使用状態および蓄積手段の空き容量の判定結果に基づ
いて前記画像データに対する異なる後処理を決定するの
で、原稿画像のコピー出力に際し、複数の画像出力資源
の画像出力可能性および画像データの蓄積可能性を考慮
して画像入力手段から入力される原稿画像の画像データ
のいずれかの画像出力資源から出力させる処理あるいは
画像入力手段から入力される原稿画像の画像データを画
像出力手段が使用可能となるまで蓄積しておき、その後
出力させる処理に遷移させる処理を自動化することがで
きる。
【0136】第13の発明によれば、前記画像出力手段
の使用状態を検知したその検知結果と、各画像処理装置
の使用状態および蓄積手段の空き容量の判定結果に基づ
いて前記画像データに対する異なる後処理を前記表示手
段に表示し、該表示された異なる後処理から所望とする
後処理を選択するので、現在の画像出力資源の使用状態
から遷移可能な後処理を明示して、意図する後処理をオ
ペレータが選択指示させる処理を自動化することができ
る。
【0137】従って、画像出力資源を利用した効率性の
高い画像出力処理を利便性よく行える等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合画像処理装置を適用可能な画
像処理システムの構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す複合画像処理装置の
構成を説明するブロック図である。
【図3】本発明に係る画像処理システムにおける第1の
コピー処理制御手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明の第2実施例を示す複合画像処理装置の
構成を説明するブロック図である。
【図5】本発明に係る画像処理システムにおける第2の
コピー処理制御手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の第3実施例を示す画像処理装置を適用
可能な画像処理システムの構成を説明するブロック図で
ある。
【図7】本発明に係る画像処理システムにおける第3の
コピー処理制御手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 デジタル複写機 2 コントローラ 11 画像入力装置(リーダ部) 12 画像出力装置(プリンタ部) 13 操作パネル 14 回線インタフェース(回線I/F部) 15 ネットワークインタフェース(ネットワークI/
F部) 16 データ変換部 17 アドレスブック 18 コア部 19 データストレージ 100 ネットワーク 200 回線網

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介して複数の画像処理
    装置と通信可能な複合画像処理装置において、原稿画像
    を入力する画像入力手段と、前記画像入力手段から入力
    された前記原稿画像の画像データに基づいて記録媒体に
    画像を出力する画像出力手段と、所定の通信媒体を介し
    ていずれかの画像処理装置に画像データを転送する転送
    手段と、前記画像出力手段の使用状態を検知する検知手
    段と、各画像処理装置の使用状態を判定する判定手段
    と、前記検知手段の検知結果および前記判定手段の判定
    結果に基づいて前記画像データに対する異なる後処理を
    決定する決定手段とを有することを特徴とする複合画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記決定手段の決定結果に基づいて前記
    転送手段が前記画像入力手段から入力された前記原稿画
    像の画像データを前記通信媒体を介して前記判定手段が
    画像出力可能と判定したいずれかの画像出力装置に転送
    する後処理を開始することを特徴とする請求項1記載の
    複合画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段の判定結果に基づいて前記
    画像入力手段から原稿画像入力の開始を待機する後処理
    を開始することを特徴とする請求項1記載の複合画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段が判定した後処理を表示す
    る表示手段を有することを特徴とする請求項1記載の複
    合画像処理装置。
  5. 【請求項5】 所定の通信媒体を介して複数の画像処理
    装置と通信可能な複合画像処理装置において、原稿画像
    を入力する画像入力手段と、前記画像入力手段から入力
    された前記原稿画像の画像データに基づいて記録媒体に
    画像を出力する画像出力手段と、前記画像入力手段から
    入力された前記原稿画像の画像データを蓄積する蓄積手
    段と、所定の通信媒体を介していずれかの画像処理装置
    に画像データを転送する転送手段と、前記画像出力手段
    の使用状態を検知する検知手段と、各画像処理装置の使
    用状態を判定する第1の判定手段と、前記蓄積手段の空
    き容量を判定する第2の判定手段と、前記検知手段の検
    知結果および前記第1,第2の判定手段の判定結果に基
    づいて前記画像データに対する異なる後処理を決定する
    決定手段とを有することを特徴とする複合画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記決定手段の決定結果に基づいて前記
    転送手段が前記画像入力手段から入力された前記原稿画
    像の画像データを前記通信媒体を介して前記第1の判定
    手段が画像出力可能と判定した場合に、いずれかの画像
    出力装置に転送する後処理を開始することを特徴とする
    請求項5記載の複合画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記決定手段の決定結果に基づいて前記
    転送手段が前記画像入力手段から入力された前記原稿画
    像の画像データを前記通信媒体を介して前記第1の判定
    手段が画像出力できないと判定し、かつ第2の判定手段
    が前記画像データを蓄積可能と判定した場合に、前記蓄
    積手段に前記原稿画像の画像データを蓄積し、前記画像
    出力手段が画像出力可能となったら、前記蓄積手段に蓄
    積された前記原稿画像の画像データを前記画像出力手段
    に転送する後処理を開始することを特徴とする請求項5
    記載の複合画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の判定手段の判定結果に基づい
    て前記画像入力手段から原稿画像入力の開始を待機する
    後処理を開始することを特徴とする請求項5記載の複合
    画像処理装置。
  9. 【請求項9】 所定の通信媒体を介して複数の画像処理
    装置と通信可能な複合画像処理装置において、原稿画像
    を入力する画像入力手段と、前記画像入力手段から入力
    された前記原稿画像の画像データに基づいて記録媒体に
    画像を出力する画像出力手段と、前記画像出力手段から
    入力された前記原稿画像の画像データを蓄積する蓄積手
    段と、所定の通信媒体を介していずれかの画像処理装置
    に画像データを転送する転送手段と、前記画像出力手段
    の使用状態を検知する検知手段と、各画像処理装置の使
    用状態を判定する第1の判定手段と、前記蓄積手段の空
    き容量を判定する第2の判定手段と、前記検知手段の検
    知結果および前記第1,第2の判定手段の判定結果に基
    づいて前記画像データに対して選択可能な異なる後処理
    を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された異な
    る後処理から所望とする後処理を選択する選択手段とを
    具備し、前記選択手段により選択されたいずれかの後処
    理を開始することを特徴とする複合画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記所定の通信媒体を介して通信可能
    な情報処理装置に対して画像出力手段または画像処理装
    置からの画像出力終了状態を通知する通知手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1,5,9のいずれかに記載の
    複合画像処理装置。
  11. 【請求項11】 原稿画像を入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段から入力された前記原稿画像の画像デ
    ータに基づいて記録媒体に画像を出力する画像出力手段
    とを有し、所定の通信媒体を介して複数の画像処理装置
    と通信可能な複合画像処理装置の画像出力方法におい
    て、前記画像出力手段の使用状態を検知する検知工程
    と、各画像処理装置の使用状態を判定する判定工程と、
    前記検知工程の検知結果および前記判定工程の判定結果
    に基づいて前記画像データに対する異なる後処理を決定
    する決定工程とを有することを特徴とする複合画像処理
    装置の画像出力方法。
  12. 【請求項12】 原稿画像を入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段から入力された前記原稿画像の画像デ
    ータに基づいて記録媒体に画像を出力する画像出力手段
    とを有し、所定の通信媒体を介して複数の画像処理装置
    と通信可能な複合画像処理装置の画像出力方法におい
    て、前記画像出力手段の使用状態を検知する検知工程
    と、各画像処理装置の使用状態を判定する第1の判定工
    程と、前記蓄積手段の空き容量を判定する第2の判定工
    程と、前記検知工程の検知結果および前記第1,第2の
    判定工程の判定結果に基づいて前記画像データに対する
    異なる後処理を決定する決定工程とを有することを特徴
    とする複合画像処理装置の画像出力方法。
  13. 【請求項13】 表示手段と、原稿画像を入力する画像
    入力手段と、前記画像入力手段から入力された前記原稿
    画像の画像データに基づいて記録媒体に画像を出力する
    画像出力手段とを有し、所定の通信媒体を介して複数の
    画像処理装置と通信可能な複合画像処理装置の画像出力
    方法において、前記画像出力手段の使用状態を検知する
    検知工程と、各画像処理装置の使用状態を判定する第1
    の判定工程と、前記蓄積手段の空き容量を判定する第2
    の判定工程と、前記検知工程の検知結果および前記第
    1,第2の判定工程の判定結果に基づいて前記画像デー
    タに対する異なる後処理を前記表示手段に表示する表示
    工程と、該表示された異なる後処理から所望とする後処
    理を選択する選択工程とを有することを特徴とする複合
    画像処理装置の画像出力方法。
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