JP2000216944A - ネットワ―ク複合機 - Google Patents

ネットワ―ク複合機

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JP2000216944A
JP2000216944A JP11013898A JP1389899A JP2000216944A JP 2000216944 A JP2000216944 A JP 2000216944A JP 11013898 A JP11013898 A JP 11013898A JP 1389899 A JP1389899 A JP 1389899A JP 2000216944 A JP2000216944 A JP 2000216944A
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JP
Japan
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notification
network
function
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JP11013898A
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English (en)
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Tetsuya Kuwabara
哲也 桑原
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コピー機能の利用時に装置の状況を通知する
通知機能の利便性を向上させるとともに、確実に装置の
状況が通知先に通知されるようにしたネットワーク複合
機を提供する。 【解決手段】 入力部13には、通知先に対応付け可能
な複数のキーが配置されている。このキーのうちのいず
れかを選択指示し、コピーを開始する。読取部14から
原稿の画像を読み取り、記録部15から記録出力する。
この過程で異常が発生した場合、あるいは、正常にコピ
ーが終了した場合、コピー処理状況が指示されたキーに
対応する通知先に通知される。通知後、通知先から通知
機能を中止する指示が返されるまで、コピー処理状況の
情報は保持されている。正常に通知が行われない場合に
は、通知後でもコピー処理状況の確認が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LANなどのネッ
トワークに接続可能であるとともに、コピー機能を有す
るネットワーク複合機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LANなどのネットワークに接続
して通信が可能であるとともに、コピー機能やファクシ
ミリ通信機能など、各種の機能を有したネットワーク複
合機が開発されている。最近では、コピー機能のみの単
機能の複写機に代わり、このようなネットワーク複合機
によって通常のコピー業務も行われるようになってきて
いる。このようなコピー機能の利用が増加するに伴い、
ネットワーク複合機において大量のコピーを行うケース
も増えている。
【0003】従来、大量のコピーを行う場合には、コピ
ー中に紙切れが生じることも多く、また、ジャムなどで
装置が停止する場合もある。このような場合に即座に対
応するため、オペレータが付き添っているのが現状であ
る。しかし、コピー実行中に付き添っていなければなら
ないのは不便であり、非効率的であった。
【0004】このようなコピー実行中にオペレータが付
き添っていなければならないという状況を回避するた
め、ネットワークに接続された複写機では、予め設定し
ておいたワークステーションなどのクライアントに対し
て、コピー終了時に複写機の状況を通知する機能を有す
るものが考えられている。この通知機能を利用すること
によって、紙切れやジャムなどが発生して装置が停止し
た場合には通知先にその状況が通知される。そのため、
オペレータは付き添っていなくても、通知先で他の業務
を行っていることができる。
【0005】しかし、ネットワークに接続されている複
写機や複合機は多数のクライアントにより共用されるの
で、装置の状況を通知する通知先を、コピーを行うごと
に設定しなければならない。従来は、この通知先の設定
が煩雑であった。IDカードなどを利用することも考え
られているが、装置のコストアップを招くという問題が
あった。
【0006】さらに、このような通知先の設定は、ネッ
トワーク環境でありながら複写機において行わなければ
ならず、不便であった。また、複写機の状況がネットワ
ーク上に送出されても、何らかの障害によって通知先に
届かない場合も多い。このような場合に、複写機側では
通知機能は解除してしまうため、通知先を設定していて
も、その通知先に複写機の状況が届かないといった不具
合が発生していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、LAN等のネットワークに
接続可能であり、コピー機能の利用時に装置の状況を通
知する通知機能の利便性を向上させるとともに、確実に
装置の状況が通知先に通知されるようにしたネットワー
ク複合機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
に接続されコピー機能を有するネットワーク複合機にお
いて、登録された通知先のアドレスに対応付けられた複
数の入力手段と、ネットワークを介して通信を行う通信
手段と、少なくともコピー機能を実現し入力手段で選択
された通知先に対してコピー処理状況を通信手段から通
知する制御手段を有することを特徴とするものである。
コピー処理状況を通知する通知先は、複数の入力手段か
ら選択操作するだけであるので、簡単にコピー処理状況
の通知先を設定することができ、利便性を向上させるこ
とができる。また、このような通知先のアドレスの登録
および消去を、このネットワーク複合機で行うことがで
きるとともに、ネットワークに接続されたクライアント
装置からの操作で行うことができるように構成すること
で、ネットワーク環境における通知機能の利便性をさら
に向上させることができる。
【0009】また、コピー処理状況の通知が指示されて
いる場合、通知先に対してコピー処理状況を通信手段か
ら通知した後、通知先から通知処理を中止する旨の指示
を受けてから、通知先への通知処理を解除する。これに
よって、ネットワーク上にコピー処理状況を送ったが通
知先で受け取っていないといった状況が発生しても、通
知処理が解除されないので、より確実にコピー処理状況
を通知先へ通知することが可能である。
【0010】なお、通知先の選択は、上述のように複数
の入力手段から選択するほか、ネットワークを介してク
ライアント装置からの操作で行えるように構成してもよ
い。また、クライアント装置からの要求に応じて、コピ
ー処理状況を通知可能に構成することもできる。さら
に、コピー処理に対して、設定の変更やコピー処理の中
止などをネットワークを介してクライアント装置から指
示できるようにしてもよい。さらに、このネットワーク
複合機は、フロントコンピュータを介してネットワーク
に接続される形態であってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のネットワーク複
合機の実施の一形態を示すブロック図、図2は、本発明
のネットワーク複合機の実施の一形態を含むネットワー
クシステムの一例を示すシステム構成図である。図中、
1はクライアント装置、2はLAN、3はネットワーク
複合機、4は公衆回線、5はファクシミリ装置、11は
主制御部、12は表示部、13は入力部、14は読取
部、15は記録部、16は通信部、17はNCU、18
はモデム、19は画像メモリ、20はRAM、21は通
知先テーブル、22はコピー管理ジョブエリア、23は
ROM、24はバスである。
【0012】ネットワーク複合機3は、図2に示すよう
にLAN2に接続されている。LAN2には、ネットワ
ーク複合機3とともに1ないし複数のクライアント装置
1が接続されており、それぞれ相互間でのデータ交換が
可能に構成されている。ここではクライアント装置1は
2台しか示していないが、1台あるいは3台以上であっ
てよい。また、LAN2にはこれらの装置のほか、サー
バ、ルータなどの各種のネットワーク機器が任意の台数
だけ接続されていてよい。
【0013】また、この例ではネットワーク複合機3は
公衆回線4とも接続されており、他のファクシミリ装置
5や複合機などとファクシミリ通信が可能である。さら
に、ネットワーク複合機3は、コピー機能を有してい
る。ネットワーク複合機3の概略構成を図1に示してい
る。
【0014】主制御部11は、装置全体を制御し、各部
を動作させて、ファクシミリ送受信機能、コピー機能、
ネットワーク通信機能などを実現する。特に、コピー機
能時には、コピー機能終了時(正常終了、異常発生時)
に指定された通知先に対してコピー処理状況を通知する
通知機能を実現している。また、クライアント装置1か
らの問い合わせに応じて、その時点でのコピー処理状況
の通知を行ったり、コピー処理の設定条件の変更やコピ
ー処理の中止などを受け付ける。さらに、通知機能にお
ける通知先の登録や削除、変更などの処理、および、通
知先からの指示に従って通知機能を解除する等の処理を
行う。
【0015】表示部12は、利用者に対するメッセージ
や、装置の状態を示すメッセージ、操作ガイダンスな
ど、種々の情報を表示することができる。
【0016】入力部13は、利用者が各種の設定や指示
などを行う際に用いられる。特に、コピー機能において
コピー処理状況を通知する通知先に対応付けられた複数
のキーを有している。このキーは、例えばファクシミリ
送信時に利用するワンタッチキーや短縮キー等を利用す
ることができる。もちろんこのほかにも、例えば各機能
のうち利用する機能を選択する選択キーや、選択した機
能の実行指示などを行うスタートキー、そのほか各機能
の設定に用いられる様々なキーが設けられている。これ
らのキーは、押しボタンやキーボードのように機械的に
上下動するキースイッチに限らず、表示部2上に配置さ
れたタッチパネルのような電気的なスイッチや、画面上
に表示されている仮想的なボタンをポインティングデバ
イスで指示するものなど、様々な入力手法を適用するこ
とができる。
【0017】読取部14は、イメージスキャナやデジタ
ルカメラなどの画像入力装置によって構成されており、
送信あるいはコピーすべき画像情報を読み取る。記録部
15は、受信した画像あるいはコピー画像などを、主制
御部11の制御に従って被記録媒体上に記録する。記録
方法としては、例えば電子写真方式やインクジェット方
式など、種々の方式を採用することができる。コピー機
能では、読取部14で読み取った画像を記録部15によ
って被記録媒体上に記録することになる。大量のコピー
にも対応できるように、読取部14には自動原稿送り装
置が設けられていてもよい。また、記録部15には、被
記録媒体を格納する1ないし複数のカセットや、排出さ
れた被記録媒体を分別するソータなどを有していてもよ
い。
【0018】通信部16は、ネットワーク複合機3をL
AN2に接続するためのインタフェースであり、LAN
2を介して画像情報やその他の情報を送信し、また、L
AN2を介して送られてくる情報を受信する。例えばL
AN2を介して記録部15で記録出力する情報や、さら
に公衆回線4を介して他のファクシミリ装置に転送する
情報を受け付ける。また、公衆回線4を介して受信した
ファクシミリ情報や、読取部14で読み取った画像など
を、LAN2を介してクライアント装置1やその他のネ
ットワーク機器に送信することができる。特にこの通信
部16は、コピー機能を実行した場合には、指定されて
いる通知先に対してコピー処理状況の通知を行う。ま
た、通知先から返される通知機能の中止指示を受け付け
る。さらに、コピー処理に対する各種の設定の変更やコ
ピー機能の停止、あるいは、通知先に関する設定や変
更、削除などの指示を受け付ける。
【0019】NCU17とモデム18は、公衆回線4を
用いたファクシミリ通信に利用される。NCU17は、
回線を制御して外部機器との通信を行う。また、モデム
18は、送受信する画像データの変復調を行う。なお、
ファクシミリ通信機能を有しない構成の場合には、この
NCU17およびモデム18は必要ない。
【0020】画像メモリ19は、送信する画像データや
受信した画像データ、読取部14で読み取った画像デー
タ、記録部15で記録すべき画像データ、その他処理中
の画像データなどを蓄積する。コピー機能の実行時にも
この画像メモリ19を利用することができ、例えば複数
部数のコピーや、電子ソート機能を利用する際など、種
々の機能を利用する場合に利用することができる。
【0021】RAM20は、主制御部11や他の各部の
処理においてデータの保存が必要なときに用いられる。
RAM20には、入力部13に設けられたキーと、コピ
ー機能においてコピー処理状況を通知する通知先とを対
応付けた通知先テーブル21を記憶している。図3は、
通知先テーブルの一例の説明図である。この例では、キ
ーの番号と、通知先となるクライアントのメールアドレ
スとを対応付けて保持している。この例ではさらに通知
先名を登録できるようにしている。なお、キーとしてフ
ァクシミリ送信時のワンタッチキーと兼用する場合に
は、この通知先テーブルはワンタッチキーのための電話
番号テーブルと共用してもよい。入力部13においてキ
ーが選択されたとき、そのキーのキー番号に基づいて、
この通知先テーブル21を参照し、対応付けられている
アドレスを通知先として取得することができる。なお、
この通知先テーブル21は、ネットワーク複合機3の電
源が切断されても消去されないように、電源バックアッ
プされた領域あるいは不揮発性のRAMを用いた領域、
または、ROM23に設けておくとよい。
【0022】RAM20には、コピー機能実行時に、コ
ピー処理状況を通知する通知先が指定された場合、コピ
ー管理ジョブエリア22が設けられる。例えば一連のコ
ピージョブが終了したときには、その終了状況、例えば
正常終了、あるいは用紙切れの異常終了などといった状
況が少なくとも格納される。このコピー管理ジョブエリ
ア22は、通知先から通知機能の中止が指示されたと
き、主制御部11が解放する。
【0023】ROM23は、主制御部11の動作を規定
したプログラムや、固定的なデータなどが格納されてい
る。なお、このROM23に通知先テーブル21を設け
てもよい。
【0024】バス24は、主制御部11、表示部12、
入力部13、読取部14、記録部15、通信部16、N
CU17、モデム18、画像メモリ19、RAM20、
ROM23等を相互に接続しており、これらの間のデー
タ転送を可能にしている。
【0025】次に、本発明のネットワーク複合機の実施
の一形態における主にコピー機能に関連した動作の一例
について説明する。コピー機能実行前に、入力部13の
各キーに通知先を対応付けておくことができる。このキ
ーと通知先の対応付けは、ネットワーク複合機3の入力
部13を用いて行ったり、あるいは、LAN2を介して
クライアント装置1から行うことができる。この2つの
方法について、順に説明する。
【0026】図4は、本発明のネットワーク複合機の実
施の一形態においてコピー処理状況を通知する通知先を
登録する処理の一例を示すフローチャートである。まず
S31において、通知先を登録したい入力部13のキー
を選択指定する。S32において、指定されたキーにす
でに通知先や電話番号などが登録済か否かを判定する。
指定されたキーにすでに登録されている場合には、その
キーに対する登録は行わずにS35へ進む。この場合に
は、登録内容の変更を行えばよい。
【0027】指定されたキーに登録がない場合には、通
知先の登録が可能である。S33において通知先となる
クライアントの例えばメールアドレスを入力部13から
入力する。ここではさらに図3に示すように通知先名も
登録可能であり、S34において通知先名の登録を行
う。
【0028】S35において、通知先の登録を継続する
か否かを判定し、続けていくつも通知先を登録する場合
には、そのままS31に戻って他のキーに対する登録操
作を行えばよい。
【0029】図5は、本発明のネットワーク複合機の実
施の一形態においてコピー処理状況を通知する通知先を
クライアント装置から登録する処理の一例を示すフロー
チャートである。以下の示す処理のうち、ほとんどの処
理はクライアント装置1において行われる処理である。
【0030】まずS41において、クライアント装置1
はLAN2を介してネットワーク複合機3に対して、登
録されている通知先の情報を要求する。ネットワーク複
合機3では、この要求を通信部16を介して受け取り、
RAM20に保持されている通知先テーブル21の内容
を通信部16からLAN2を介して要求元のクライアン
ト装置1に対して送る。このとき、ネットワーク複合機
3では、要求したクライアントに対して通知先テーブル
21を送ってもよいか否かを認証する処理を行ってもよ
い。
【0031】クライアント装置1は、ネットワーク複合
機3から通知先テーブル21の内容を受け取ると、S4
2においてその内容を表示する。クライアント装置1の
ユーザは、表示された内容を参照し、S43において、
通知先を登録したい入力部13のキーを選択指定する。
S44において、指定されたキーにすでに通知先や電話
番号などが登録済か否かを判定する。指定されたキーに
すでに登録されている場合には、そのキーに対する登録
は行わずにS47へ進む。
【0032】指定されたキーに登録がない場合には、通
知先の登録が可能である。S45において通知先となる
クライアントの例えばメールアドレスをクライアント装
置1の入力装置から入力する。ここではさらに、S46
において通知先名の入力を行う。これらの入力された通
知先のアドレスや通知先名は、この時点ではクライアン
ト装置1内に保持されているのみであり、ネットワーク
複合機3への登録はまだ行われていない。
【0033】S47において、通知先の登録を継続する
か否かを判定し、続けていくつも通知先を登録する場合
には、そのままS42に戻って他のキーに対する登録操
作を行えばよい。
【0034】このようにして一連のキーに対する登録操
作が終了した後、S48において、これらの登録操作さ
れた内容により、実際にネットワーク複合機3に登録さ
れている内容を変更するか否かの指示を受ける。ここ
で、変更しないとすれば、入力された内容はネットワー
ク複合機3には送られない。変更が指示された場合に
は、S49において、入力された通知先に関する内容を
LAN2を介してネットワーク複合機3に送る。ネット
ワーク複合機3では、送られてきた通知先に関する内容
を受け取り、必要に応じて認証を行った後、RAM20
内の通知先テーブル21を書き換える。このようにし
て、LAN2で接続されているクライアント装置1か
ら、コピー処理状況の通知を受ける通知先の登録を行う
ことができる。
【0035】図6、図7は、本発明のネットワーク複合
機の実施の一形態におけるコピー機能実行時の動作の一
例を示すフローチャートである。ここでは、入力部13
のキーに対応付けられている通知先にコピー処理状況を
通知するように設定する際の動作を説明する。
【0036】コピーを行うユーザは、まずS51におい
て、通知先の登録が可能な入力部13のキーを選択指定
する。本発明では、ワンタッチキーのように簡単に選択
指定可能なキーに通知先の情報が対応付けられているの
で、通知先の選択指定も非常に簡単に行うことができ
る。
【0037】キーが指定されると、そのキーに対応した
通知先アドレスや通知先名などの情報を通知先テーブル
21から読み出す。S52において、S51で指定した
キーに対応して通知先が登録されているか否かを判定す
る。通知先が登録されていれば、S53において表示部
12に通知先名を表示する。さらにS54において、R
AM20内にコピー管理ジョブエリア22を確保し、そ
のコピー管理ジョブエリア22に通知先アドレスを登録
する。S51で指定したキーに通知先が登録されていな
い場合には、S55において、RAM20内にコピー管
理ジョブエリア22を確保するのみとする。なお、この
場合は通知先として、例えば管理者など、予め設定され
ている通知先を設定してもよい。
【0038】S56において、コピーを行うユーザはさ
らにコピー部数やコピー属性など、各種のコピー機能を
利用するための設定を行う。ユーザにより設定されたコ
ピー部数やコピー属性などの情報は、S57において、
コピー管理ジョブエリア22に記憶する。
【0039】そしてユーザは、コピーする原稿をセット
した上でコピー開始を入力部13から指示する。S58
において、コピーする原稿があるか否かを判定する。コ
ピーすべき原稿が存在しない場合には、S59におい
て、RAM20に確保していたコピー管理ジョブエリア
22を解放し、S72において、解放したコピー管理ジ
ョブエリア22に記憶されていた情報を通知先アドレス
にLAN2経由で通知してコピー機能の動作を終了す
る。
【0040】S58でコピーすべき原稿を検出した場合
には、S60においてコピーすべき原稿の画像を読取部
14において読み取り、例えば画像メモリ19に蓄積す
る。S61において、読取時に異常が発生したか否かを
判定する。正常に読み取れた場合には、さらにS62に
おいてコピーすべき原稿が存在するか否かを判定する。
すべてのコピーすべき原稿の画像を読み取るまで、S6
0〜S62の処理を繰り返す。
【0041】読取の途中で異常が発生した場合には、S
63において、例えば画像メモリ19に蓄積しているコ
ピーすべき原稿から読み取った画像を消去し、S64に
おいて、コピー管理ジョブエリア22に読取エラーを記
憶させる。そして、S71において通知先アドレスに対
してコピー管理ジョブエリア22に記憶されている読取
エラーの情報をLAN2経由で通知し、さらにS72に
おいて、コピー管理ジョブエリア22に記憶されている
他の情報も通知先アドレスに対してLAN2経由で通知
し、コピー機能の動作を終了する。
【0042】セットされたすべての原稿の画像を読み取
ったら、次にS65において、読み取って画像メモリ1
9に蓄積されている画像を順次記録部15から記録出力
する。ここでは、各ページを1枚ずつ記録出力して1部
のコピー出力を行う。S66において、記録出力中に異
常が発生したか否かを判定する。異常がなければ、S6
7において、コピー管理ジョブエリア22に記憶されて
いるコピー部数を1だけ減算し、S68において、コピ
ー部数が0になったか否かを判定する。コピー部数が0
でなければ、まだ1部以上の記録出力が必要であるの
で、S65へ戻って記録出力の処理を行う。
【0043】記録中に異常が発生した場合には、S69
において、コピー管理ジョブエリア22にコピー記録エ
ラーを記憶させる。そして、S71において通知先アド
レスに対してコピー管理ジョブエリア22に記憶されて
いるコピー記録エラーの情報をLAN2経由で通知し、
さらにS72において、コピー管理ジョブエリア22に
記憶されている他の情報も通知先アドレスに対してLA
N2経由で通知し、コピー機能の動作を終了する。
【0044】設定された部数だけの記録出力を正常に終
了した場合には、コピー管理ジョブエリア22に記憶さ
れているコピー部数が0となり、S68からS70に進
む。S70において、画像メモリ19に蓄積しているS
60で読み取った画像を画像メモリ19から消去し、コ
ピー管理ジョブエリア22にコピー完了を記憶させる。
そして、S71において通知先アドレスに対してコピー
管理ジョブエリア22に記憶されているコピー完了の情
報をLAN2経由で通知し、さらにS72において、コ
ピー管理ジョブエリア22に記憶されている他の情報も
通知先アドレスに対してLAN2経由で通知し、コピー
機能の動作を終了する。
【0045】このようにして、コピー動作が正常に終了
した場合に限らず、異常終了した場合にも、その旨を付
して通知先に対して通知される。なお、これらの通知
は、例えばパケット化してクライアント装置1へ送信す
ることができる。
【0046】上述のコピー処理の動作において、RAM
20に確保されたコピー管理ジョブエリア22は、本発
明では、コピーすべき原稿がなかった場合以外は解放し
ない。これにより、例えば上述のようにして通知先に通
知されたコピー動作の正常/異常通知が正常に通知先に
届かなかった場合でも、このコピー管理ジョブエリア2
2が残っていることにより再通知したり、あるいは通知
先のクライアントが操作するクライアント装置1からコ
ピー処理状況を確認することが可能である。そのため、
確実にコピー処理状況を通知先に通知することが可能に
なる。
【0047】次に、このようなコピー処理によってコピ
ー処理状況(コピー動作の正常/異常通知)が通知され
たクライアント装置1における処理を簡単に説明してお
く。図8は、クライアント装置1においてネットワーク
複合機3からの情報を受信したときの受信処理の一例を
示すフローチャートである。S81において、LAN2
から情報を受信したか否かを判定し、受信した場合には
S82において、受信した情報がネットワーク複合機3
からのコピー処理状況の通知であるか否かを判定する。
それ以外の情報の場合には、ここでは処理を終了する
が、それぞれの情報に応じた処理を行えばよい。
【0048】受信した情報がネットワーク複合機3から
のコピー処理状況の通知である場合には、S83におい
て、クライアント装置1の表示装置に、通知されたコピ
ー処理状況の情報を表示させる。表示形態は任意であ
る。そして、S84において、コピー処理状況の通知を
正常に受信したことを示す情報(コピー通知取得情報)
をネットワーク複合機3に対して返信する。なお、この
コピー通知取得情報は、ネットワーク複合機3に対して
通知処理の中止を指示する情報として、ネットワーク複
合機3により受け取られる。
【0049】上述のようにして、ネットワーク複合機3
からコピー処理状況をクライアント装置1に通知する
と、クライアント装置1からコピー通知取得情報が返信
される。また、例えばクライアント装置1にコピー処理
状況がなかなか通知されない場合には、クライアント装
置1からコピー処理状況を確認するためのコピー状況確
認要求を送信することができる。これらのクライアント
装置1から送信される情報をネットワーク複合機3が受
け取ったときの処理の概要を説明する。
【0050】図9は、本発明のネットワーク複合機の実
施の一形態においてクライアント装置1からコピー通知
取得情報およびコピー状況確認要求を受け取った際の動
作の一例を示すフローチャートである。S91におい
て、LAN2を介してクライアント装置1から情報を受
信したか否かを判定し、情報を受信した場合には、S9
2において受信した情報がコピー状況確認要求であるか
否かを判定し、また、S94において受信した情報がコ
ピー通知取得情報であるか否かを判定する。
【0051】受信した情報がコピー状況確認要求である
場合には、S93において、RAM20内のコピー管理
ジョブエリア22からコピー処理状況を取得し、これを
要求元のアドレスに対して送信する。送信されたコピー
処理状況は、クライアント装置1において、図8に示し
たような処理によって表示装置に表示されるなどして、
コピー処理状況を確認することができる。このように、
コピー処理の途中や、コピーが終了しても通知が正常に
届かなかった場合には、コピー状況確認要求によってコ
ピー処理状況を確認することができる。
【0052】受信した情報がコピー通知取得情報である
場合には、先に通知先に対して通知したコピー処理状況
が正常に通知先で受信されたものとし、上述のようにコ
ピー通知取得情報を通知処理の中止を指示する情報とし
て受け取り、S95において、コピー管理ジョブエリア
22を解放する。これにより、コピー処理状況の通知や
確認はできなくなる。
【0053】なお、その他の情報を受信した場合につい
てはここでは示していないが、それぞれの情報に応じた
処理を行うように構成することができる。また、クライ
アントからのこれらの情報の取得時には、例えばコピー
処理状況を送信してよいか否かを判定する認証処理を行
ってもよい。例えば通知先のアドレスと同一アドレスか
らの要求に限ったり、あるいは登録されている同一グル
ープ内のアドレスは許可するなど、様々な範囲のクライ
アントに対して要求元を限定することが可能である。
【0054】このようにして、通知先が指定されてコピ
ー処理を行った場合、コピー処理終了時に正常終了ある
いは異常終了とその他の情報が通知先に通知される。ま
た、通知後もコピー管理ジョブエリア22を解放せず、
そのまま情報を保持しているので、通知先に通知が正常
に届かなかった場合でも、その後にコピー処理状況を確
認することが可能である。なお、通知先にコピー処理状
況を通知後、通知先からコピー通知取得情報が所定時間
内に返信されなかった場合には、コピー処理状況を再通
知するように構成することもできる。あるいは、コピー
処理状況を通知先に通知できなかった旨を、例えば管理
者に通知するなど、任意の処置を施すことができる。
【0055】上述の図2に示したシステム構成では、本
発明のネットワーク複合機は、直接、LAN2に接続さ
れているが、本発明はこれに限らない。例えば本発明の
ネットワーク複合機がフロントコンピュータを介してL
AN2に接続された構成であってもよい。また、公衆回
線4への接続は任意である。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、コピー処理状況が通知先に通知されるので、
ネットワーク複合機から離れた場所でも処理状況を知る
ことができ、コピー中にネットワーク複合機から離れて
他の作業を行うことができる。このとき、本発明では簡
単な操作でコピー処理状況の通知先を指示することがで
きるので、この通知機能の利便性を向上させることがで
きる。
【0057】また、コピー処理状況を通知後も通知処理
を解除しないので、そのままコピー処理情報が保持さ
れ、例えば通知先にコピー処理状況が正常に通知されな
かった場合でも、後でコピー処理状況を取得することが
可能である。
【0058】さらに、通知先のアドレスの登録および消
去を、ネットワーク複合機からの操作とともに、ネット
ワークに接続されたクライアント装置からの操作で行う
ことができるので、ネットワーク環境における利便性を
向上させることができる。本発明によれば、このように
種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワーク複合機の実施の一形態を
示すブロック図である。
【図2】本発明のネットワーク複合機の実施の一形態を
含むネットワークシステムの一例を示すシステム構成図
である。
【図3】通知先テーブルの一例の説明図である。
【図4】本発明のネットワーク複合機の実施の一形態に
おいてコピー処理状況を通知する通知先を登録する処理
の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明のネットワーク複合機の実施の一形態に
おいてコピー処理状況を通知する通知先をクライアント
装置から登録する処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明のネットワーク複合機の実施の一形態に
おけるコピー機能実行時の動作の一例を示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明のネットワーク複合機の実施の一形態に
おけるコピー機能実行時の動作の一例を示すフローチャ
ート(続き)である。
【図8】クライアント装置1においてネットワーク複合
機3からの情報を受信したときの受信処理の一例を示す
フローチャートである。
【図9】本発明のネットワーク複合機の実施の一形態に
おいてクライアント装置1からコピー通知取得情報およ
びコピー状況確認要求を受け取った際の動作の一例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1…クライアント装置、2…LAN、3…ネットワーク
複合機、4…公衆回線、5…ファクシミリ装置、11…
主制御部、12…表示部、13…入力部、14…読取
部、15…記録部、16…通信部、17…NCU、18
…モデム、19…画像メモリ、20…RAM、21…通
知先テーブル、22…コピー管理ジョブエリア、23…
ROM、24…バス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/00 357 G06F 13/00 357A Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AP07 HP00 HQ06 2H027 EJ15 5B089 GA16 GA21 GB01 HA01 HA06 JB03 JB15 KA03 KA12 KB06 LB04 LB14 5C062 AA05 AA35 AB17 AB20 AB38 AB42 AC23 AC42 AE16 AF00 AF02 BA04 9A001 CZ08 DD06 DD11 JJ35

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続されコピー機能を有
    するネットワーク複合機において、登録された通知先に
    対応付けられた複数の入力手段と、前記ネットワークを
    介して通信を行う通信手段と、少なくともコピー機能を
    実現し前記入力手段で選択された通知先に対してコピー
    処理状況を前記通信手段から通知する制御手段を有する
    ことを特徴とするネットワーク複合機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記入力手段で選択さ
    れた通知先に対してコピー処理状況を前記通信手段から
    通知した後、前記通知先から通知処理を中止する旨の指
    示を受けて前記通知先への通知処理を解除することを特
    徴とする請求項1に記載のネットワーク複合機。
  3. 【請求項3】 前記通知先のアドレスの登録および消去
    は、前記入力手段からの操作とともに、前記ネットワー
    クに接続されたクライアント装置からの操作で行うこと
    ができることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のネットワーク複合機。
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