JPH08317112A - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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JPH08317112A
JPH08317112A JP7146776A JP14677695A JPH08317112A JP H08317112 A JPH08317112 A JP H08317112A JP 7146776 A JP7146776 A JP 7146776A JP 14677695 A JP14677695 A JP 14677695A JP H08317112 A JPH08317112 A JP H08317112A
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image
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signal
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JP7146776A
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Takeshi Kuroda
健 黒田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリから送信した画像情報を適正なタイミ
ングで消去でき、確実な伝送を確保でき、また再送の手
間を削減できる画像通信装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 コンピュータ等で作成されたPDL等のコー
ド情報で表された画像情報をそのまま公衆回線に伝送し
た場合、受信側にて正常終了したか、あるいは展開不可
能となるエラー等によりエラー終了したかを送信元に通
知する機能を設けたことにより、送信元でその返信を受
けて、それぞれのケースに適切な処置を行った後、送信
データ等の送信文書情報をデータを自動的に削除するこ
とにより、無駄なデータを保持する必要をなくし、限ら
れたメモリ容量を有効に使えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿やコンピュータ等
で作成された画像を電話回線等により伝送して、画像形
成出力を行う画像通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータ等で作成した文
書をファクシミリにより送信する場合には、コンピュー
タからプリンタに送るデータであるページ記述言語(以
下、PDLという)等のコード情報のまま送信し、受信
側の展開手段においてPDLをイメージ画像に展開して
出力装置により出力するという方法が用いられている。
また、この場合、送信先の電話番号や送信データ等は、
一旦メモリに記憶しておくという方法が用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一旦メ
モリに記憶した送信データを記憶領域から削除するタイ
ミングは、一律に送信終了後としたり、ユーザによるオ
ペレーション時としていた。このため、例えば受信側で
画像展開エラー等が発生し、正常に出力できなかった場
合に、そのエラーが判明した時点で既に送信データが消
失してしまっており、その結果として、再送が行われな
いまま適正な文書情報が伝わらなかったり、再度送信作
業をユーザが繰り返さなくてはならないといった問題が
生じる。
【0004】また逆に、定期的にユーザがメモリ内の送
信データのチェックを行い、削除して良いものと、そう
でないものとを判断し、削除作業をしなくてはならず、
オペレータの作業が煩雑になる、あるいは不要なデータ
があるために、限られたメモリ領域を有効に使えないと
いった問題が生じる。
【0005】特に、コンピュータ等で作成されたPDL
等の画像データをそのまま公衆回線に伝送して、受信側
で画像展開を行うシステムにおいては、通常のファクス
通信に比べ、受信側での展開時にエラーとなる確率も高
くなり、また、再送作業に伴う手数も多いため、上述の
ような問題は、より顕著となる。
【0006】そこで、本発明は、メモリから送信した画
像情報を適正なタイミングで消去でき、確実な伝送を確
保でき、また再送の手間を削減できる画像通信装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、コード情報で
表された画像情報を入力する入力手段と、前記入力手段
によって入力された画像情報をイメージデータに展開す
る展開手段と、任意の時間を指定することができる時間
指定手段と、画像情報および所定のデータを記憶してお
く情報記憶手段と、画像情報および所定のデータを所定
の手順で送受信する伝送手段と、前記伝送手段によって
伝送した画像情報の展開を受信側が正しく処理できた
か、エラーが発生したかを識別する識別手段と、前記識
別手段によって受信側において伝送した画像情報を展開
する際にエラーが発生したと判断した場合、画像情報を
展開し再送する展開画像再送手段とを備え、前記展開画
像再送手段による展開画像の再送後、あるいは前記識別
手段によって正しく処理されたと判断した場合、あるい
は前記時刻指定手段によって指定された時間が経過した
と判断した場合に、前記記憶手段に記憶されている該当
画像情報を削除することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明では、コンピュータ等で作成されたPD
L等のコード情報で表された画像情報をそのまま公衆回
線に伝送した場合、受信側にて正常終了したか、あるい
は展開不可能となるエラー等によりエラー終了したかを
識別し、エラー終了と識別した場合には、その画像情報
を展開して再送するとともに、その再送後、画像情報を
メモリより削除することにより、無駄なデータを保持す
る必要をなくし、限られたメモリ容量を有効に使えるよ
うにした。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す画像形成シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【0010】図1において、リーダ部1は、原稿を画像
データに変換する画像入力装置であり、プリンタ部2
は、複数種類の記録紙カセットを有し、プリント命令に
より画像データを記録紙上に可視像として出力する画像
出力装置である。
【0011】また、外部装置3は、リーダ部1と電気的
に接続されたものであり、各種の機能を有する。すなわ
ち、この外部装置3には、電話回線13およびハードデ
ィスク11が接続されたファクス部4、外部記憶装置6
が接続されたファイル部5、コンピュータ12と接続す
るためのコンピュータインタフェイス部7、コンピュー
タ12からの情報を可視像とするためのフォーマッタ部
8、リーダ部1からの情報を蓄積したり、コンピュータ
12から送られてきた情報を一時的に蓄積するためのイ
メージメモリ部9、および上記各機能を制御するコア部
10等を備えている。
【0012】また、ハードディスク11は、大量の画像
データ等を蓄積する補助記憶装置であり、コンピュータ
12は、ワークステーション(WS)、パーソナルコン
ピュータ(PC)としての機能を有する。
【0013】以下、詳細に各部の機能を説明する。
【0014】まず、リーダ部1について説明する。
【0015】図2は、リーダ部1およびプリンタ部2の
構成を示す断面図である。
【0016】原稿給送装置101上に蓄積された原稿
は、1枚ずつ順次原稿台ガラス面102上に搬送され
る。そして、原稿がガラス面102の所定位置へ搬送さ
れると、スキャナ部のランプ103が点灯し、かつスキ
ャナユニット104が移動して原稿を照射する。原稿の
反射光は、ミラー105、106、107、およびレン
ズ108を介してCCDイメージセンサ部109(以
下、CCDという)に入力される。
【0017】図3は、上記リーダ部1の信号処理回路の
構成を示すブロック図である。
【0018】CCD109に照射された原稿の反射光
は、ここで光電変換され、電気信号に変換される。CC
D109からのカラー情報は、次の増幅器110R、1
10G、110BでA/D変換器111の入力信号レベ
ルに合わせて増幅される。
【0019】A/D変換器111からの出力信号は、シ
ェーディング回路112に入力され、ここでランプ10
3の配光ムラや、CCDの感度ムラが補正される。シェ
ーディング回路112からの信号は、Y信号生成・色検
出回路113および外部I/F切り替え回路119に入
力される。
【0020】Y信号生成・色検出回路113は、シェー
ディング回路112からの信号について以下の式で演算
を行い、Y信号を得る。
【0021】Y=0.3R+0.6G+0.1B さらに、R、G、Bの信号から7つの色に分離し、各色
に対する信号を出力する色検出回路を有する。Y信号生
成・色検出回路113からの出力信号は、変倍・リピー
ト回路114に入力される。スキャナユニット104の
走査スピードにより副走査方向の変倍を行い、変倍・リ
ピート回路114により主走査方向の変倍を行う。ま
た、変倍・リピート回路114により複数の同一画像を
出力することが可能である。
【0022】輪郭・エッジ強調回路115は、変倍・リ
ピート回路114からの信号の高周波成分を強調するこ
とにより、エッジ強調および輪郭情報を得る。輪郭・エ
ッジ強調回路115からの信号は、マーカエリア判定・
輪郭生成回路116とパターン化・太らせ・マスキング
・トリミング回路117に入力される。
【0023】マーカエリア判定・輪郭生成回路116
は、原稿上の指定された色のマーカペンで書かれた部分
を読み取り、マーカの輪郭情報を生成し、次のパターン
化・太らせ・マスキング・トリミング回路117で、こ
の輪郭情報から太らせやマスキングやトリミングを行
う。また、Y信号生成・色検出回路113からの色検出
信号によりパターン化を行う。
【0024】パターン化・太らせ・マスキング・トリミ
ング回路117からの出力信号は、レーザドライバ11
8に入力され、各種処理された信号をレーザを駆動する
ための信号に変換する。レーザドライバ118の出力信
号は、プリンタ2に入力され、可視像として画像形成が
行われる。
【0025】次に、外部装置3とのI/Fを行う外部I
/F切り替え回路119について説明する。
【0026】外部I/F切り替え回路119は、リーダ
部1から画像情報を外部装置3に出力する場合、パター
ン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117から
の画像情報をコネクタ120に出力する。
【0027】また、外部装置3からの画像情報をリーダ
部1に入力する場合、外部切り替え回路119は、コネ
クタ120からの画像情報をY信号生成・色検出回路1
13に入力する。
【0028】上記の各画像処理は、CPU122の指示
により行われ、かつCPU122によって設定された値
によりエリア生成回路121は、上記画像処理に必要な
各種タイミング信号を生成する。さらに、CPU122
に内蔵されている通信機能を用いて外部装置3との通信
を行う。SUBCPU123は、操作部125の制御を
行うとともに、SUBCPU123に内蔵されている通
信機能を用いて外部装置3との通信を行う。
【0029】次に、図2を参照してプリンタ部2の構成
および動作について説明する。
【0030】プリンタ部2に入力された画像信号は、露
光制御部201にて変調された光信号に変換されて感光
体202を照射する。この照射光によって感光体202
上に作られた潜像は、現像器203によって現像され
る。上記現像像の先端とタイミングを合わせて転写積載
部204、もしくは205より転写紙が搬送され、転写
部206において、上記現像された像が転写される。
【0031】転写された像は、定着部207にて転写紙
に定着された後、排紙部208より装置外部に排出され
る。排紙部208から出力された転写紙は、ソータ22
0でソート機能が働いている場合には、各ビンに排出さ
れ、またソート機能が働いていない場合には、ソータの
最上位のビンに排出される。
【0032】次に、外部装置3は、リーダ1とケーブル
で接続され、外部装置3内のコア部で信号の制御や、各
機能の制御を行う。
【0033】この外部装置3内には、ファクス送受信を
行うファクス部4と、各種原稿情報を電気信号に変換
し、光磁気ディスクに保存するファイル部5と、コンピ
ュータ12からのコード情報をイメージ情報に展開する
フォーマッタ部8と、コンピュータ12とのインターフ
ェイスを行うコンピュータ・インターフェイス部7と、
リーダ部1からの情報を蓄積したり、コンピュータ12
から送られてきた情報を一時的に蓄積するためのイメー
ジメモリ部9と、上記各機能を制御するコア部10等が
設けられている。
【0034】次に、コア部10について説明する。
【0035】図4は、上述のコア部10の詳細構成を示
すブロック図である。
【0036】コア部10のコネクタ1001は、リーダ
部1のコネクタ120とケーブルで接続される。このコ
ネクタ1001には、4種類の信号線が内蔵されてお
り、信号線1057は、8bit多値のビデオ信号線で
ある。信号線1055は、ビデオ信号を制御する制御信
号線である。信号線1051は、リーダ1内のCPU1
22との通信を行う信号線であり、信号線1052は、
リーダ1内のSUBCPU123と通信を行う信号線で
ある。
【0037】そして、信号線1051と信号線1052
は、通信用IC1002で通信プロトコル処理され、C
PUバス1053を介してCPU1003に通信情報を
伝達するものである。
【0038】また、信号線1057は、双方向のビデオ
信号ラインであり、リーダ部1からの情報をコア部10
で受け取ることや、コア部10からの情報をリーダ部1
に出力することが可能である。
【0039】この信号線1057は、バッファ1010
に接続され、ここで双方向信号から片方向の信号の信号
線1058と信号線1070に分離される。
【0040】信号線1058は、リーダ部1からの8ビ
ット多値のビデオ信号の信号線であり、次段のLUT1
011に8ビット多値のビデオ信号を出力する。LUT
1011では、リーダ部1からの画像情報をルックアッ
プテーブルにより所望する値に変換する。LUT101
1からの出力信号線1059の信号は、二値化回路10
12または、セレクタ1013に入力される。
【0041】二値化回路1012には、信号線1059
の多値の信号を固定のスライスレベルで二値化する単純
二値化機能、スライスレベルが注目画素の周りの画素の
値から変動する変動スライスレベルによる二値化機能、
および誤差拡散法による二値化機能を有する。二値化さ
れた情報は、0の時00H、1の時FFHの多値信号に
変換され、次段のセレクタ1013に入力される。セレ
クタ1013は、LUT1011からの信号か、または
二値化回路1012の出力信号かいずれかを選択する。
セレクタ1013からの出力信号線1060の信号は、
セレクタ1014に入力される。
【0042】セレクタ1014は、ファクス部4、ファ
イル部5、コンピュータインターフェイス部7、フォー
マッタ部8、イメージメモリ部9からのビデオ信号出力
をそれぞれコネクタ1005、1006、1007、1
008、1009を介してコア部10に入力された信号
の信号線1064の信号と、セレクタ1013の出力信
号線1060の信号とをCPU1003の指示により選
択する。
【0043】セレクタ1014の出力信号線1061の
信号は、回転回路1015、またはセレクタ1016に
入力される。回転回路1015は、入力した画像信号を
+90度、−90度、+180度に回転する機能を有す
る。回転回路1015は、リーダ部1から出力された情
報を二値化回路1012で二値信号に変換した後、回転
回路1015にリーダ部1からの情報として記憶する。
【0044】次に、CPU1003からの指示により回
転回路1015は、記憶した情報を回転して読み出す。
セレクタ1016は、回転回路1015の出力信号線1
062と、回転回路1015の入力信号線1061のど
ちらかの信号を選択し、信号線1063の信号として、
ファクス部4とのコネクタ1005、ファイル部5との
コネクタ1006、コンピュータインターフェイス部と
のコネクタ1007、フォーマッタ部8とのコネクタ1
008、イメージメモリ部9とのコネクタ1009、お
よびセレクタ1017に出力する。
【0045】信号線1063は、コア部10からファク
ス部4、ファイル部5、コンピュータインターフェイス
部7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9へ画像情
報の転送を行う同期式8ビットの片方向ビデオバスであ
る。また、信号線1064は、ファクス部4、ファイル
部5、コンピュータインターフェイス部7、フォーマッ
タ部8、イメージメモリ部9から画像情報の転送を行う
同期式8ビットの片方向ビデオバスである。
【0046】上記の信号線1063と信号線1064の
同期式バスの制御を行っているのがビデオ制御回路10
04であり、ビデオ制御回路1004からの出力信号線
1056の信号によって制御を行う。コネクタ1005
〜コネクタ1009には、ほかに信号線1054がそれ
ぞれ接続される。
【0047】信号線1054は、双方向の16ビットC
PUバスであり、非同期式によるデータ、コマンドのや
り取りを行う。ファクス部4、ファイル部5、コンピュ
ータインターフェイス部7、フォーマッタ部8、イメー
ジメモリ部9とコア部10との情報の転送は、上記の2
つのビデオバス1063、1064とCPUバス105
4によって可能である。
【0048】ファクス部4、ファイル部5、コンピュー
タインターフェイス部7、フォーマッタ部8、イメージ
メモリ部9からの信号線1064の信号は、セレクタ1
014とセレクタ1017に入力される。セレクタ10
14は、CPU1003の指示により信号線1064の
信号を次段の回転回路1015に入力する。
【0049】セレクタ1017は、信号線1063と信
号線1064との信号のいずれかをCPU1003の指
示により選択する。セレクタ1017の出力信号線10
65は、パターンマッチング回路1018とセレクタ1
019に入力される。パターンマッチング回路1018
は、入力信号線1065の信号を予め決められたパター
ンとパターンマッチングを行い、パターンが一致した場
合、予め決められた多値の信号を信号ライン1066に
出力する。また、パターンマッチングで一致しなかった
場合は、入力信号線1065の信号を信号線1066に
出力する。
【0050】セレクタ1019は、信号線1065と信
号線1066をCPU1003の指示により選択する。
セレクタ1019の出力信号は、信号線1067を通
り、次段のLUT1020に入力される。
【0051】LUT1020は、プリンタ部2に画像情
報を出力する際にプリンタの特性に合わせて入力信号線
1067の信号を変換する。
【0052】セレクタ1021は、LUT1020の出
力信号線1068と信号線1065のいずれかの信号を
CPU1003の指示により選択する。セレクタ102
1の出力信号は、次段の拡大回路1022に入力され
る。
【0053】拡大回路1022は、CPU1003から
の指示により画像X方向、Y方向独立に拡大倍率を設定
することが可能である。拡大方法は、1次の線形補間方
法である。拡大回路1022の出力信号は、信号線10
70を通ってバッファ1010に入力される。
【0054】バッファ1010に入力された信号線10
70の信号は、CPU1003の指示により双方向信号
線1057を通って、コネクタ1001を介しプリンタ
部2に送られプリントアウトされる。
【0055】以下、コア部10と各部との信号の流れを
説明する。
【0056】まず、ファクス部4の情報によるコア部1
0の動作について説明する。
【0057】ファクス部4の情報を出力する場合につい
て説明する。CPU1003は、通信IC1002を介
して、リーダ部1のCPU122と通信を行い、原稿ス
キャン命令を出す。リーダ部1は、この命令により原稿
をスキャナユニット104がスキャンすることにより読
み取り、画像情報をコネクタ120に出力する。リーダ
部1と外部装置3は、ケーブルで接続されており、リー
ダ部1からの情報は、コア部10のコネクタ1001に
入力される。
【0058】また、コネクタ1001に入力された画像
情報は、多値8bitの信号ライン1057を通ってバ
ッファ1010に入力される。バッファ回路1010
は、CPUの指示により双方向信号線1057の信号を
片方向信号として信号ライン1058を介してLUT1
011に入力する。
【0059】LUT1011では、リーダ部1からの画
像情報をルックアップテーブルを用いて所望する値に変
換する。例えば原稿の下地を飛ばすことなどが可能であ
る。LUT1011の出力信号は、信号線1059を通
って次段の二値化回路1012に入力される。
【0060】二値化回路1012は、信号線1059の
8bit多値信号を二値化信号に変換する。すなわち、
この二値化回路1012は、二値化された信号が0の場
合00H、1の場合FFHと2つの多値の信号に変換す
る。そして、二値化回路1012の出力信号は、セレク
タ1013、セレクタ1014を介して、回転回路10
15またはセレクタ1016に入力される。
【0061】回転回路1015の出力信号も信号線10
62を介してセレクタ1016に入力され、セレクタ1
016は、信号線1061の信号または信号線1062
の信号のどちらかを選択する。信号の選択は、CPU1
003が、CPUバス1054を介してファクス部4と
通信を行うことにより決定する。セレクタ1016から
の出力信号線1063の信号は、コネクタ1005を介
してファクス部4に送られる。
【0062】次に、ファクス部4からの情報を受け取る
場合について説明する。
【0063】ファクス部4からの画像情報は、コネクタ
1005を介して信号ライン1064に伝送される。信
号線1064の信号は、セレクタ1014とセレクタ1
017に入力される。CPU1003の指示によりプリ
ンタ部2にファクス受信時の画像を回転して出力する場
合には、セレクタ1014に入力された信号線1064
の信号を回転回路1015で回転処理する。この回転回
路1015からの出力信号線1062の信号は、セレク
タ1016、セレクタ1017を介してパターンマッチ
ング回路1018に入力される。
【0064】CPU1003の指示によりファクス受信
時の画像をそのままプリンタ2に出力する場合には、セ
レクタ1017に入力した信号線1064の信号をパタ
ーンマッチング回路1018に入力する。
【0065】パターンマッチング回路1018は、ファ
クス受信した際の画像のギザギザを滑らかにする機能を
有する。パターンマッチングされた信号はセレクタ10
19を介してLUT1020に入力される。LUT10
20は、ファクス受信した画像をプリンタ部2に所望す
る濃度で出力するために、LUT1020のテーブルは
CPU1003で変更可能となっている。LUT102
0の出力信号線1068の信号は、セレクタ1021を
介して拡大回路1022に入力される。
【0066】拡大回路1022は、2つの値(00H、
FFH)を有する8bit多値信号を、1次の線形補間
法により拡大処理する。拡大回路1022から出力され
た00−FFの値を有する8bit多値信号は、バッフ
ァ1010とコネクタ1001を介してリーダ部1に送
られる。
【0067】リーダ部1は、この信号をコネクタ120
を介し、外部I/F切り替え回路119に入力する。外
部I/F切り替え回路119は、ファクス部4からの信
号をY信号生成・色検出回路113に入力する。Y信号
生成・色検出回路113からの出力信号は、前記したよ
うな処理をされた後、プリンタ部2に出力され、出力用
紙上に画像形成が行われる。
【0068】次に、ファイル部5の情報によるコア部1
0の動作を説明する。
【0069】まず、ファイル部5の情報を出力する場合
について説明する。
【0070】CPU1003は、通信IC1002を介
して、リーダ部1のCPU122と通信を行い、原稿ス
キャン命令を出す。リーダ部1は、この命令により原稿
をスキャナユニット104がスキャンすることにより読
み取り、画像情報をコネクタ120に出力する。リーダ
部1と外部装置3は、ケーブルで接続されており、リー
ダ部1からの情報は、コア部10のコネクタ1001に
入力される。
【0071】コネクタ1001に入力された画像情報
は、バッファ1010を介して片方向の信号線1058
に入力される。8bit多値の信号である信号線105
8の信号は、LUT1011によって所望する信号に変
換される。LUT1011の出力信号は、信号線105
9、セレクタ1013、セレクタ1014、セレクタ1
016を介してコネクタ1006に入力される。
【0072】すなわち、二値化回路1012および回転
回路1015の機能を用いずに8ビット多値のままファ
イル部5に転送される。CPU1003のCPUバス1
054を介してファイル部5との通信により二値化信号
のファイリングを行う場合には、二値化回路1012、
回転回路1015の機能を使用する。二値化処理および
回転処理は、上記したファクスの場合と同様であるので
説明は省略する。
【0073】次に、ファイル部5からの情報を受け取る
場合について説明する。
【0074】ファイル部5からの画像情報は、コネクタ
1006、信号線1064を介して、セレクタ1014
かセレクタ1017に入力される。8bit多値のファ
イリングの場合はセレクタ1017へ、二値のファイリ
ングの場合はセレクタ1014または、1017に入力
することが可能である。二値のファイリングの場合は、
ファクスと同様な処理であるので説明は省略する。
【0075】多値のファイリングの場合、セレクタ10
17からの出力信号を信号線1065、セレクタ101
9を介してLUT1020に入力する。LUT1020
では、所望するプリント濃度に合わせてCPU1003
の指示によりルックアップテーブルを作成する。LUT
1020からの出力信号は、信号線1068、セレクタ
1021を介して拡大回路1022に入力される。拡大
回路1022によって所望する拡大率に拡大した8bi
t多値信号1070は、バッファ1010、コネクタ1
001を介してリーダ部1に送られる。リーダ部1に送
られたファイル部の情報は、上記したファクスと同様
に、プリンタ部2に出力され、出力用紙上に画像形成が
行われる。
【0076】次に、コンピュータインターフェイス部7
の情報によるコア部10の動作を説明する。
【0077】コンピュータインターフェイス部7は、外
部装置3に接続されるコンピュータとのインターフェイ
スを行う。コンピュータインターフェイス部7は、SC
SI、RS232C、セントロニクス系との通信を行う
複数のインターフェイスを備えている。コンピュータイ
ンターフェイス部7は、上記の3種類のインターフェイ
スを有し、各インターフェイスからの情報は、コネクタ
1007とデータバス1054を介してCPU1003
に送られる。CPU1003は、送られてきた内容から
各種の制御を行う。
【0078】次に、フォーマッタ部8の情報によるコア
部10の動作を説明する。
【0079】フォーマッタ部8は、上述のコンピュータ
インターフェイス部7から送られてきた文書ファイルな
どのコマンドデータをイメージデータに展開する機能を
有する。CPU1003は、コンピュータインターフェ
イス部7からデータバス1054を介して送られてきた
データが、フォーマッタ部8に関するデータであると判
断すると、コネクタ1008を介し、データをフォーマ
ッタ部8に転送する。フォーマッタ部8は、転送された
データから文字や図形などの様に意味のある画像として
メモリに展開する。
【0080】次に、フォーマッタ部8からの情報を受け
取り、出力用紙上に画像形成を行う手順について説明す
る。
【0081】フォーマッタ部8からの画像情報は、コネ
クタ1008を介して、信号ライン1064に2つの値
(00H、FFH)を有する多値信号として伝送する。
信号線1064の信号は、セレクタ1014、セレクタ
1017に入力される。CPU1003の指示によりセ
レクタ1014および1017を制御する。以後、上記
したファクスの場合と同様であるので説明は省略する。
【0082】次に、イメージメモリ部9の情報によるコ
ア部10の動作を説明する。
【0083】まず、イメージメモリ部9に情報を出力す
る場合について説明する。
【0084】CPU1003は、通信IC1002を介
して、リーダ部1のCPU122と通信を行い、原稿ス
キャン命令を出す。リーダ部1は、この命令により原稿
をスキャナユニット104がスキャンすることにより読
み取り、画像情報をコネクタ120に出力する。リーダ
部1と外部装置3は、ケーブルで接続されており、リー
ダ部1からの情報は、コア部10のコネクタ1001に
入力される。コネクタ1001に入力された画像情報
は、多値8bitの信号ライン1057、バッファ10
10を介してLUT1011に送られる。
【0085】LUT1011の出力信号は、信号線10
59、セレクタ1013、1014、1016、コネク
タ1009を介してイメージメモリ部9へ、多値画像情
報として転送される。イメージメモリ部9に記憶された
画像情報は、コネクタ1009のCPUバス1054を
介してCPU1003に送られる。CPU1003は、
上述したコンピュータインターフェイス部7にイメージ
メモリ部9から送られてきたデータを転送する。コンピ
ュータインターフェイス部7は、上記した3種類のイン
ターフェイス(SCSI、RS232C、セントロニク
ス)のうちで所望するインターフェイスでコンピュータ
に転送する。
【0086】次に、イメージメモリ部9からの情報を受
け取る場合について説明する。
【0087】まず、コンピュータインターフェイス部7
を介してコンピュータから画像情報がコア部10に送ら
れる。コア部10のCPU1003は、コンピュータイ
ンターフェイス部7からCPUバス1054を介して送
られてきたデータが、イメージメモリ部9に関するデー
タであると判断すると、コネクタ1009を介し、イメ
ージメモリ部9に転送する。次にイメージメモリ部9
は、コネクタ1009を介して8bit多値信号を信号
線1064を介して、セレクタ1014、セレクタ10
17に伝送する。セレクタ1014またはセレクタ10
17からの出力信号は、CPU1003の指示により、
上記したファクスと同様に、プリンタ部2に出力され出
力用紙上に画像形成が行われる。
【0088】次に、ファクス部4について説明する。
【0089】図5は、ファクス部4の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【0090】ファクス部4は、コネクタ400でコア部
10と接続され、各種信号のやり取りを行う。コア部1
0からの2値情報をメモリA405〜メモリD408の
いずれかに記憶する場合には、コネクタ400からの信
号453が、メモリコントローラ404に入力され、メ
モリコントローラの制御下でメモリA405、メモリB
406、メモリC407、メモリD408のいずれか、
または2組のメモリをカスケード接続したものに記憶す
る。
【0091】メモリコントローラ404は、CPU41
2の指示により、メモリA405、メモリB406、メ
モリC407、メモリD408とCPUバス462のデ
ータのやり取りを行うモードと、符号化・復号化機能を
有するCODEC411のCODECバス463とデー
タのやり取りを行うモードと、メモリA405、メモリ
B406、メモリC407、メモリD408の内容をD
MAコントローラ402の制御によって変倍回路403
からのバス454とデータのやり取りを行うモードと、
タイミング生成回路409の制御下で2値のビデオ入力
データ454をメモリA405〜メモリD408のいず
れかに記憶するモードと、メモリA405〜メモリD4
08のいずれかからメモリ内容を読み出し、信号ライン
452に出力するモードの5つの機能を有する。
【0092】メモリA405、メモリB406、メモリ
C407、メモリD408は、それぞれ2Mbytes
の容量を有し、400dpiの解像度でA4相当の画像
を記憶する。タイミング生成回路409は、コネクタ4
00と信号ライン459で接続されており、コア部10
からの制御信号(HSYNC,HEN、VSYNC,V
EN)により起動され、次の2つの機能を達成するため
の信号を生成する。
【0093】1つ目は、コア部10からの画像信号をメ
モリA405〜メモリD408のいずれか1つのメモ
リ、または2つのメモリに記憶する機能であり、2つ目
は、メモリA405〜メモリD408のいずれか1つか
ら画像信号を読み出し、信号ライン452に伝送する機
能である。
【0094】デュアルポートメモリ410は、信号ライ
ン461を介してコア部10のCPU1003と、また
信号ライン462を介してファクス部4のCPU412
が接続されている。各々のCPUは、このデュアルポー
トメモリ410を介してコマンドのやり取りを行う。S
CSIコントローラ413は、図1のファクス部4に接
続されているハードディスクとのインターフェイスを行
う。そして、ファクス送信時や、ファクス受信時のデー
タなどを蓄積するものである。
【0095】CODEC411は、メモリA405〜メ
モリD408のいずれかに記憶されているイメージ情報
を読み出し、MH、MR、MMR方式の所望する方式で
符号化を行った後、メモリA405〜メモリD408の
いずれかに符号化情報として記憶する。
【0096】また、メモリA405〜メモリD408に
記憶されている符号化情報を読み出し、MH、MR、M
MR方式の所望する方式で復号化を行った後、メモリA
405〜メモリD408のいずれかに復号化情報すなわ
ちイメージ情報として記憶する。
【0097】MODEM414は、CODEC411ま
たはSCSIコントローラ413に接続されているハー
ドディスクからの符号化情報を電話回線上に電送するた
めに変調する機能と、NCU415から送られて来た情
報を復調して符号化情報に変換し、CODEC411ま
たは、SCSIコントローラ413に接続されているハ
ードディスクに符号化情報を転送する。
【0098】NCU415は、電話回線と直接接続され
電話局などに設置されている交換機と所定の手順により
情報のやり取りを行う。
【0099】次に、ファクス送信における動作例を説明
する。まず、リーダ部1からの2値化画像信号は、コネ
クタ400より入力され信号ライン453を通りメモリ
コントローラ404に達する。
【0100】信号線453の信号は、メモリコントロー
ラ404によってメモリS405に記憶する。メモリA
405に記憶するタイミングは、リーダ部1からのタイ
ミング信号線459の信号によってタイミング生成回路
409で生成される。
【0101】CPU412は、メモリコントローラ40
4のメモリA405およびメモリB406をCODEC
411のバスライン463に接続する。CODEC41
1は、メモリA405からイメージ情報を読み出し、M
R法により符号化を行い符号化情報をメモリB406に
書き込む。A4サイズのイメージ情報をCODEC41
1が符号化すると、CPU412は、メモリコントロー
ラ404のメモリB406をCPUバス462に接続す
る。
【0102】CPU412は、符号化された情報をメモ
リB406より順次読み出し、MODEM414に転送
する。MODEM414は、符号化された情報を変調
し、NCUを介し、電話回線上にファクス情報を送信す
る。
【0103】次に、ファクス受信における動作例を説明
する。まず、電話回線より送られて来た情報は、NCU
415に入力され、NCU415で所定の手順でファク
ス部4と接続される。NCU415からの情報は、MO
DEM414に入り復調される。
【0104】CPU412は、CPUバス462を介し
てMODEM414からの情報をメモリC407に記憶
する。1画面の情報がメモリC407に記憶されると、
CPU412は、メモリコントローラ404を制御する
ことにより、メモリC407のデータライン457をC
ODEC411のライン463に接続する。
【0105】CODEC411は、メモリC407の符
号化情報を順次読み出し、復号化すなわちイメージ情報
としてメモリD408に記憶する。CPU412は、デ
ュアルポートメモリ410を介してコア部10のCPU
1003と通信を行い、メモリD408からコア部を通
り、プリンタ部2に画像をプリント出力するための設定
を行う。
【0106】設定が終了すると、CPU412は、タイ
ミング生成回路409に起動をかけ、信号ライン460
から所定のタイミング信号をメモリコントローラ404
に出力する。メモリコントローラ404は、タイミング
生成回路409からの信号に同期してメモリD408か
らイメージ情報を読み出し、信号ライン452に伝送
し、コネクタ400に出力する。
【0107】コネクタ400からプリンタ部2に出力す
るまでは、コア部10で説明したので省略する。
【0108】次に、コンピュータインターフェイス部7
について図6を用いて説明する。
【0109】コネクタA700およびコネクタB701
は、SCSIインターフェイス用のコネクタである。コ
ネクタC702は、セントロニクスインターフェイス用
コネクタである。コネクタD703は、RS232Cイ
ンターフェイス用コネクタである。コネクタE707
は、コア部10と接続するためのコネクタである。
【0110】SCSIインターフェイスは、2つのコネ
クタ(コネクタA700、コネクタB701)を有し、
複数のSCSIインターフェイスを有する機器を接続す
る場合には、コネクタA700、コネクタB701を用
いてカスケード接続する。また、外部装置3とコンピュ
ータを1対1で接続する場合には、コネクタA700と
コンピュータをケーブルで接続し、コネクタB701に
は、ターミネイタを接続するか、コネクタB701とコ
ンピュータをケーブルで接続し、コネクタA700にタ
ーミネイタを接続する。
【0111】コネクタA700またはコネクタB701
から入力される情報は、信号ライン751を介してSC
SI・I/F−A704またはSCSI・I/F−B7
08に入力される。SCSI・I/F−A704または
SCSI・I/F−B708は、SCSIのプロトコル
による手続きを行った後、データを信号ライン754を
介してコネクタ707Eに出力する。
【0112】コネクタE707は、コア部10のCPU
バス1054に接続されており、コア部10のCPU1
003は、CPUバス1054からSCSI・I/F用
コネクタ(コネクタA700、コネクタB701)に入
力された情報を受け取る。
【0113】また、コア部10のCPU1003からの
データをSCSI・コネクタ(コネクタA700、コネ
クタB701)に出力する場合は、上記と逆の手順によ
って行う。
【0114】セントロニクスインターフェイスは、コネ
クタC702に接続され、信号ライン752を介してセ
ントロニクスI/F705に入力される。セントロニク
スI/F705は、決められたプロトコルの手順により
データの受信を行い、信号ライン754を介してコネク
タE707に出力する。
【0115】コネクタE707は、コア部10のCPU
バス1054に接続されており、コア部10のCPU1
003は、CPUバス1054から、セントロニクスI
/F用コネクタ(コネクタC702)に入力された情報
を受け取る。
【0116】RS232Cインターフェイスは、コネク
タD703に接続され、信号ライン753を介してRS
232C・I/F706に入力される。RS232C・
I/F706は、決められたプロトコルの手順によりデ
ータの受信を行い、信号ライン754を介してコネクタ
E707に出力する。
【0117】コネクタE707は、コア部10のCPU
バス1054に接続されており、コア部10のCPU1
003は、CPUバス1054からRS232C・I/
F用コネクタ(コネクタD703)に入力された情報を
受け取る。また、コア部10のCPU1003からのデ
ータをRS232C・I/F用コネクタ(コネクタD7
03)に出力する場合は、上記と逆の手順によって行
う。
【0118】次に、フォーマッタ部8について説明す
る。図7は、フォーマッタ部8の構成を示すブロック図
である。
【0119】先に説明したコンピュータインターフェイ
ス部7からのデータは、コア部10で判別され、フォー
マッタ部8に関するデータである場合には、コア部10
のCPU1003は、コア部10のコネクタ1008お
よびフォーマッタ部9のコネクタ800を介してコンピ
ュータからのデータをデュアルポートメモリ803に転
送する。
【0120】フォーマッタ部8のCPU809は、デュ
アルポートメモリ803を介してコンピュータから送ら
れて来たコードデータを受け取る。
【0121】CPU809は、このコードデータを順次
イメージデータに展開し、メモリコントローラ808を
介してメモリA806またはメモリB807にイメージ
データを転送する。
【0122】メモリA806およびメモリB807は、
各1Mbytesの容量を持ち、1つのメモリ(メモリ
A806またはメモリB807)で300dpiの解像
度でA4の用紙サイズまで対応可能である。
【0123】300dpiの解像度でA3の用紙まで対
応する場合には、メモリA806とメモリB807をカ
スケード接続してイメージデータを展開する。上記のメ
モリの制御は、CPU809からの指示によりメモリコ
ントローラ808によって行われる。
【0124】また、イメージデータの展開の際、文字や
図形などの回転が必要な場合には、回転回路804にて
回転した後、メモリA806またはメモリB807に転
送する。
【0125】メモリA806またはメモリBにイメージ
データの展開が終了すると、CPU809は、メモリコ
ントローラ808を制御し、メモリA806のデータバ
スライン858またはメモリB807のデータバスライ
ン859をメモリコントロータ808の出力ライン85
5に接続する。
【0126】次に、CPU809は、デュアルポートメ
モリ803を介してコア部10のCPU1003と通信
を行い、メモリA806またはメモリB807から画像
情報を出力するモードに設定する。コア部10のCPU
1003は、コア部10内の通信回路1002を介して
リーダ部1のCPU122に内蔵している通信機能を用
いてCPU122にプリント出力モードを設定する。
【0127】プリント出力モードが設定されると、コア
部10のCPU1003は、コネクタ1008およびフ
ォーマッタ部8のコネクタ800を介してタイミング生
成回路802に起動をかける。
【0128】タイミング生成回路802は、コア部10
からの信号に応じてメモリコントローラ808にメモリ
A806またはメモリB807から画像情報を読み出す
ためのタイミング信号を発生する。
【0129】メモリA806またはメモリB807から
の画像情報は、信号ライン858を介してメモリコント
ローラ808に入力される。メモリコントローラ808
からの出力画像情報は、信号ライン851およびコネク
タ800を介してコア部10に転送される。
【0130】なお、コア部10からプリンタ部2への出
力に関しては、コア部10で説明したので省略する。
【0131】次に、本実施例において、コンピュータか
らのPDLデータをファクシミリにて送信する場合につ
いて説明する。
【0132】まず、コンピュータからのPDLデータが
インターフェイス部7のSCSIインターフェイスを介
してコア部10に至る。そして、そのデータはファクス
部4で処理するため、ファクス部4のデュアルポートメ
モリ410に転送する。
【0133】なお、このようなデータに先立って、ファ
クス部4にはSCSIコマンドによりデータの送信であ
ることと相手の電話番号が設定されている。また、デー
タ送信後から後述する送信文書管理テーブルを記憶部か
ら削除するまでの時間も設定される。この時間は、即時
(すなわち0)から、削除しない(すなわち無限大)ま
での間で、ユーザが任意に指定できる。
【0134】ファクス部4では、相手の電話番号や整理
番号等と送信するPDLデータとを組とする送信文書情
報を作成し、送信文書管理テーブルとして、ファクス部
4に接続するハードディスク11等に登録しておく。こ
の後、ファクシミリ呼が開始される。
【0135】図8は、ITU−Tの勧告T.30に従っ
たファクシミリ呼の手順信号を示す説明図である。以
下、図8に従ってデータ送受信の手順を説明する。
【0136】まず、発呼側がダイヤルし、被呼側が回線
をつなぐと、図8の手順が開始される。最初に、フェー
ズAでは被呼側がCEDを出す。続いてフェースBに移
り、NSF、CSI、DISを出す。ここで、NSFの
FIF第4オクテットにおいて、本実施例の動作に必要
な情報を割り当てる。
【0137】図9は、NSFおよびNSSの構成を示す
説明図である。図示のように、第1、第2オクテットは
ITU−Tのメンバーコードで、第3オクテットはメー
カコードである。そして、第4オクテットのビット0、
1、2にそれぞれ第1、第2、第3のPDLデータ展開
能力の有無を割り当て、各ビットの値が“1”のとき、
その能力有りとする。発呼側のCPU412は、相手の
能力をバックアップメモリ417に記憶しておく。ま
た、第5オクテットには、フォーマッタ部8の現在の動
作モード、たとえばLIPSなのかPR201のエミュ
レーションモードかを設定するためのモード領域として
割り当てる。
【0138】続いて発呼側は、NSS、TSI、DCS
を出す。ここで動作モードやPDLの指定を行う。たと
えば第1のPDLデータであったとすると、NSSの第
4オクテットのビット0を“1”とする(図9参照)。
【0139】ここで送信側の設定として、相手がエミュ
レーションモードなら送信しない設定になっていたとす
れば、DCNを送出して回線を切断し、エラーレポート
を出力する。
【0140】また、送信可であればトレーニングを行
い、回線の状態をチェックする。最初は、14.4kb
psでトレーニングを行う。そして、良好な状態であれ
ばフェーズCへ移行し、そうでなければボーレートを下
げていく。そして、相手の電話番号およびその番号に対
応した回線の状態をバックアップメモリ417に記憶し
ておく。
【0141】第1のPDLデータは、デュアルポートメ
モリ410にあるデータを一旦メモリA〜Dの空いてい
る領域に転送し、その後、MODEM414、NCU4
15を経て回線に転送する。
【0142】画像信号またはPDLデータが全て送信さ
れると、手順はフェーズDへ移る。発呼側がEOPを出
し、終了を示すと、被呼側はMCFを出す。そして、フ
ェーズEに移り、DCNより回線が閉じられファクシミ
リ呼は終了する。
【0143】次に、受信側の動作について、図10のフ
ローチャートに基づいて説明する。まず、S1001で
は、ファクス部4は前述の受信動作を行う。次に、S1
002では、ファクス部4からコア部10を介してフォ
ーマッタ部8へ受信データの転送を行う。仮に送信側の
ファクス部4と受信側のファクス部4との間で1Mバイ
トのデータ転送が行われたとしても、フォーマッタ部8
は、ここでは数Kバイトずつ転送する。
【0144】そして、S1003では、転送された数K
バイトのデータのビットマップデータへの画像展開を行
い、S1004では、フォーマッタ部8は、排紙命令が
あるかどうか判断する。そして、排紙命令があれば、画
像をプリンタ2に出力する(S1005)。この後、S
1006で、フォーマッタ部8は、ファクス部4にまだ
データがあるかどうか判断し、データがあれば、S10
02へ戻り、データを転送し、展開を繰り返す。また、
データをすべて処理した場合には、S1007へ進み、
受信側が送信元に正常終了通知をすべく発呼側となり、
被呼側となる送信元にダイヤルし、正常終了となった旨
を、その文書の整理番号等とともに通知する。
【0145】また、上記S1004で排紙命令がない場
合には、S1008へ進み、ファクス部4にまだデータ
があれば、S1002へ戻り、次のデータの処理を行
う。また、S1008で、ファクス部4で受信されたデ
ータをすべて処理したにも関わらず、最後に展開したペ
ージが排紙命令なしで終了した場合、データにエラーが
あったとしてS1009へ進む。
【0146】すなわち、通常のプリンタでは、データを
すべて展開終了しても、ホストコンピュータから再びデ
ータが送られることがあるため、すぐにエラーにはしな
い。しかしながら、ファクス部を用いた本実施例の場
合、データは完結しており、続くことはない。従って、
最後に排紙命令がないことはデータがエラーであること
を意味する。
【0147】そして、S1009では、エラー処理とし
て、ファクス部4およびフォーマッタ部8にある未処理
のデータをクリアする。そして、S1010では、受信
側が送信元にエラー通知すべく発呼側となり、被呼側と
なる送信元にダイヤルし、エラーとなった旨とともに、
そのエラーとなった文書の整理番号等を通知する。以上
で受信側の動作を終了する。
【0148】なお、S1004において、排紙命令のチ
ェックとともにエラーチェックを行ってもよい。たとえ
ば、プリンタはメモリがオーバーフローするとエラーと
なり、以後の処理を行わない。そこで、このようなエラ
ーが予め定められた所定の回数エラーした場合、それを
検知してS1009に進むようにしてもよい。
【0149】次に、送信を終了した送信元の動作につい
て、図11のフローチャートに基づいて説明する。
【0150】まず、S1101で送信終了を確認次第、
S1102にて受信側からの返信があるかどうかを判断
する。そして、返信があった場合、S1103へ進み、
その返信が正常終了通知かどうかを判断し、エラー通知
であった場合には、S1106に進み、図12に示すエ
ラー通知受信動作を行う。
【0151】また、正常終了通知の場合には、S110
4へ進み、受け取った正常終了となった文書の整理番号
を基に、ハードディスク11に登録されている送信文書
管理テーブルから該当する送信文書情報を特定し、その
データを削除する。
【0152】また、上記S1102で返信がないと判断
した場合には、S1105へ進み、送信終了時から予め
指定されている所定の時間が経過したかどうかを判断
し、経過したならばS1104へ進み、送信した文書情
報データを削除し、まだ経過していないならばS110
2へ戻り、再度受信側からの返信があるかどうかを判断
する。
【0153】次に、エラー通知を受けた送信元の動作を
図12のフローチャートに基づいて説明する。
【0154】まず、S1201において、ファクス部4
は、受け取ったエラーとなった文書の整理番号を基に、
ハードディスク11に登録されている送信文書管理テー
ブルから該当する送信文書情報を特定する。
【0155】S1202では、取り出した送信文書情報
からPDLデータを取り出し、その先頭に、この後転送
するデータを展開し、再びファクス部4に返送するよ
う、フォーマッタ部8に対して指示するためのデータを
付加する。
【0156】S1203では、ファクス部4からコア部
10を介してフォーマッタ部8へ前記PDLを転送す
る。S1204では、フォーマッタ部8において受け取
ったPDLを順次解析し、画像展開を行う。なお、先頭
のPDLを解析した時に、展開した後の画像をプリンタ
に出力せずにファクス部4に返送するという指示を認識
する。
【0157】次に、S1205では、画像の展開中にエ
ラーが発生したかどうか判断し、エラーが発生した場
合、エラー処理へと移行する。このエラー処理では、S
1210において、ファクス部4、フォーマッタ部8と
もにリセットし、それぞれのデータをクリアする。
【0158】また、エラーでない場合、S1206にお
いて、展開した画像を順次ファクス部4に転送する。フ
ァクス部4では、受け取った画像を一時的にハードディ
スク11に蓄積していく。
【0159】次に、S1207において、ファクス部4
はフォーマッタ部8から展開の終了通知を監視し、通知
がなければ、再びS1203に戻り、PDLの転送から
繰り返す。
【0160】また、終了通知を受けた場合、S1208
で、ファクス部4はハードディスク11から画像を取り
出し、前記送信文書情報に基づく送信先に対してダイヤ
ルを行い、通常のFAX送信と同様に送信を行う。そし
て、S1209において、前記送信文書情報を削除し終
了する。
【0161】以上のようにして、オペレータの手を煩わ
せることなく、メモリに保持した送信文書を有効に削除
できる。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンピュータ等で作成されたPDL等のコード情報で表
現された画像情報をそのまま公衆回線に伝送した場合、
受信側にて正常終了したか、あるいは展開不可能となる
データエラー等によりエラー終了したかを識別する手段
を設けることにより、エラー終了したと識別したなら
ば、当該画像情報をイメージデータに展開して再送し、
この再送後、当該画像情報をメモリより削除することに
より、無駄なデータを保持する必要がなくなり、限られ
たメモリ容量を有効に使うことができる。
【0163】また、予め所定時間を指示しておき、指定
時間経過時に当該画像情報をメモリから削除することに
より、同様の効果を得ることができる。
【0164】さらに、ユーザが後で画像情報を削除する
必要がなくなり、オペレーションの付加が軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における全体の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】上記実施例の構造を示す断面図である。
【図3】上記実施例のリーダ部における画像処理部の構
成を示すブロック図である。
【図4】上記実施例におけるコア部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】上記実施例におけるファクス部の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】上記実施例におけるコンピュータインターフェ
イス部の構成を示すブロック図である。
【図7】上記実施例におけるフォーマッタ部の構成を示
すブロック図である。
【図8】上記実施例におけるファクシミリ呼の手順を示
す説明図である。
【図9】上記実施例におけるファクシミリ呼の手順信号
の構成を示す説明図である。
【図10】上記実施例における受信側の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図11】上記実施例における送信側の送信終了後の処
理を示すフローチャートである。
【図12】上記実施例における送信側のエラー通知受信
時の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…リーダ部、 2…プリンタ部、 3…外部装置、 4…ファクス部、 5…ファイル部、 6…外部記憶装置、 7…コンピュータインターフェイス部、 8…フォーマッタ部、 9…イメージメモリ部、 10…コア部、 11…ハードディスク、 12…コンピュータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コード情報で表された画像情報を入力す
    る入力手段と、 前記入力手段によって入力された画像情報をイメージデ
    ータに展開する展開手段と、 任意の時間を指定することができる時間指定手段と、 画像情報および所定のデータを記憶しておく情報記憶手
    段と、 画像情報および所定のデータを所定の手順で送受信する
    伝送手段と、 前記伝送手段によって伝送した画像情報の展開を受信側
    が正しく処理できたか、エラーが発生したかを識別する
    識別手段と、 前記識別手段によって受信側において伝送した画像情報
    を展開する際にエラーが発生したと判断した場合、画像
    情報を展開し再送する展開画像再送手段とを備え、 前記展開画像再送手段による展開画像の再送後、あるい
    は前記識別手段によって正しく処理されたと判断した場
    合、あるいは前記時刻指定手段によって指定された時間
    が経過したと判断した場合に、前記記憶手段に記憶され
    ている該当画像情報を削除することを特徴とする画像通
    信装置。
JP7146776A 1995-05-22 1995-05-22 画像通信装置 Pending JPH08317112A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000216944A (ja) * 1999-01-22 2000-08-04 Murata Mach Ltd ネットワ―ク複合機

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JP2000216944A (ja) * 1999-01-22 2000-08-04 Murata Mach Ltd ネットワ―ク複合機

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