JPH0990480A - 投光装置、および投光装置を有するカメラ - Google Patents

投光装置、および投光装置を有するカメラ

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JPH0990480A
JPH0990480A JP26775795A JP26775795A JPH0990480A JP H0990480 A JPH0990480 A JP H0990480A JP 26775795 A JP26775795 A JP 26775795A JP 26775795 A JP26775795 A JP 26775795A JP H0990480 A JPH0990480 A JP H0990480A
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JP
Japan
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light
camera
projecting device
light projecting
strobe
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Application number
JP26775795A
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Takeshi Ishikawa
剛 石川
Yuji Ogawa
祐司 小川
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロボの光量が不足する場合でも写真撮影
を可能とすることを課題としている。 【解決手段】 ズームレンズ(10)と、ストロボ(2
0)と、被写体に向けて可視光を投光する投光装置(6
0)とを有し、ストロボ撮影時に、さらに補助光が必要
かどうかを判定し、補助光が必要と判定された場合に
は、ストロボ発光と同時に前記投光装置を発光させるよ
う構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ装置を有
するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりズームレンズを有するカメラで
あってストロボが内蔵されているものが知られている。
ズームレンズは、焦点距離が変化するとそのFナンバー
も変化する。内蔵ストロボは、一般に比較的近距離の被
写体を、比較的Fナンバーが小さい状態で撮影する場合
に適正な光量となるように設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ズームレンズの焦点距
離が長い状態でストロボ撮影を行う場合、ズーミングに
よってレンズのFナンバーが大きくなっているために、
ストロボ発光によっても十分な光量が得られない場合が
ある。本発明は、上記の事情に鑑み、ストロボ発光して
も撮影に十分な光量が得られない場合にも、写真撮影を
可能とすることを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の投光
装置を有するカメラは、ストロボ発光と同時に被写体に
光を投光する投光装置を内蔵することを特徴としてい
る。前記投光装置は、撮影画面の一部に光を投光する構
成とすることができる。また、前記投光装置は、ストロ
ボだけでは光量が不足する場合に発光するよう制御する
ことができる。
【0005】また、本発明のカメラは、ズームレンズを
有し、ズームレンズの焦点距離に応じて前記投光装置が
発光または非発光となるよう制御する事ができる。ま
た、前記投光装置の出射光の光軸の向きを可変とするこ
とも可能である。さらに、前記投光装置は、赤目減少を
軽減するために、プレ発光するようにしても良い。ま
た、前記カメラが、パッシブ測距装置を有する場合に
は、前記投光装置は前記パッシブ測距装置による測距が
行われるときにも光を照射するようにすることができ
る。
【0006】また、本発明の投光装置は、ズームレンズ
と、ストロボを有するカメラに設けられ、ストロボ発光
を伴う撮影時に、ストロボ光の補助光を発光するよう構
成される。この場合、前記カメラが、撮影時にストロボ
発光が必要かどうかを判定する手段を有するものであ
り、さらにストロボ発光を伴う撮影が行われる場合に
は、補助光が必要かどうかを判定する手段を有するもの
であれば、補助光が必要な場合に光を照射するように構
成することができる。
【0007】また、本発明の投光装置は、別の観点から
は、ズームレンズと、ストロボと、被写体に向けて光を
投光する投光装置と、ストロボ発光が必要かどうかを判
定する手段と、ストロボ発光が必要な場合に、レンズの
Fナンバーを検知する手段と、レンズのFナンバーに基
づいて、補助光が必要かどうかを判定する手段と、補助
光が必要と判定された場合には、撮影時に、ストロボ発
光と同時に前記投光装置を発光させる制御手段と、を有
することを特徴としている。
【0008】さらに別の観点からは、本発明の投光装置
は、被写体までの距離を測定するためのパッシブ測距装
置を備えたカメラに設けられるものであって、前記被写
体の輝度が低く測距が行えない場合に、前記被写体の輝
度が測距可能な輝度となるよう前記被写体に向けて光を
照射することを特徴としている。
【0009】更なる観点からは、本発明の投光装置を備
えたカメラは、撮影画面に対応する被写体の一部分のみ
を照明する可視光を照射する投光装置を備えることを特
徴としている。この投光装置により、スポットライトに
より被写体を照明したような撮影効果が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
しての、ズームコンパクトカメラ1のレンズ、ファイン
ダ、ストロボ等の配置を示すための概略正面図である。
【0011】カメラ1は、ズームレンズ10、ストロボ
20、ファインダ30、測光用の受光素子(CdS)4
0、一対の測距用受光レンズ50、後述する投光装置6
0を有する。ズームレンズ10は、図示せぬズーム操作
ボタンによりその焦点距離が変えられる。撮影は、シャ
ッタボタン70によって行う。シャッタボタン70は、
2段階スイッチになっており、半押し状態で測光測距が
行われ、全押しすることにより、露光が行われる。な
お、この2段階スイッチは、全押し状態は半押し状態を
も含んでいる。即ち、半押し状態であるか否かの判定が
全押し状態の時に行われれば、判定結果は「半押し状
態」となる。測距用受光レンズ50を透過した被写体か
らの光は図示しない一対の受光素子(CCD)上に入射
し、一対の受光素子の出力信号に基づいて三角法により
被写体までの距離が求められる。
【0012】図2は、カメラ100の制御系を示すブロ
ック図である。シャッタボタン70およびズーム操作ボ
タン180の操作状態が、CPU100に入力される。
CPU100は、シャッタボタン70が半押し状態の時
には、測光回路140および測距回路150を駆動し
て、被写体輝度および被写体までの距離を測定し、適正
露出値を決定する。さらに、CPU100は、測距結果
に応じてレンズ駆動回路(合焦用)110Fを駆動して
フォーカシングレンズを合焦位置まで移動させる。ま
た、シャッタボタン70が全押し状態の時には、シャッ
タブレード駆動回路111を駆動して、露光を行う。本
カメラ1は、いわゆるレンズシャッタカメラであり、絞
り値の設定はシャッタブレード112の開きにより設定
する方式となっている。このため、シャッタブレード1
12の動きを制御することにより、絞り値およびシャッ
タスピードが共に制御される。
【0013】なお、本実施例のカメラ100において
は、ストロボ使用時に、ストロボと同時に投光装置60
を用いる場合がある(詳しくは後述)。投光装置60が
投光している状態で撮影を行う場合には、測光回路14
0の測定値に基づいて求められたシャッタスピードで露
光を行うと、オーバー気味に露出される場合がある。こ
のため、本実施例のカメラ100には、露出時のフィル
ム面に照射される光量に基づいてシャッタブレード11
2を閉じるタイミングを制御するためのTTL測光回路
200が設けられている。露光中はTTL測光回路20
0により、撮影レンズを介してカメラ1内に入射した光
量を検知し、積分する。そして、積分値が所定値に達し
た時点でシャッタブレード112を閉じるように制御し
ている。これにより、ストロボ20、投光装置60を任
意に組み合わせて撮影を行っても、常に適正な光量で露
光を行うことができる。
【0014】また、CPU100はズーム操作ボタン1
80の操作状態に応じてレンズ駆動回路(ズーム用)1
10Zを駆動して、ズーミング用レンズを駆動し、レン
ズ10の焦点距離を変更する。
【0015】測光の結果、被写体輝度が低くストロボの
発光が必要な場合には、CPU100は、ストロボ駆動
回路120を駆動し、シャッタブレード112の駆動に
同期させて、露光時にストロボ20を発光させる。さら
に、CPU100には、カメラ100に手動操作可能に
設けられた(図1には示さず)投光回路駆動スイッチ1
90の状態が入力され、後述するアルゴリズムに従っ
て、必要に応じて投光装置駆動回路160を駆動して、
投光装置60を駆動して可視光を投光させる。
【0016】図3は、投光装置の第一の実施例60Aの
構造を示す図である。第一実施例の投光装置60Aは、
カメラボディ11に固定された投光レンズ61、光源で
あるハロゲンランプ63、ハロゲンランプ63が取り付
けられた可動マウント65を有している。可動マウント
63は、光源の光軸と直交する方向(実施例において
は、撮影画面の長辺方向)に移動可能となっている。可
動マウント63の移動は、可動マウント63に連結され
てカメラボディ11の上面に露出している操作レバー6
7により行う。
【0017】可動マウント63は、レンズ61の光軸を
中心に、図中矢印で示す方向(a方向およびb方向)の
何れの方向にも所定量移動可能となっている。本実施例
の投光装置60Aにおいては、可動マウント63はその
移動可能範囲内の任意の位置に停止させることができ
る。光源63から射出された光はレンズ61を介して被
写体に向けて照射されるが、カメラ1から2〜3mの位
置において、撮影画面の中心部を照明するようにその照
射角が設定されている。すなわち、光源63の照射角度
はストロボ20の照射角度よりも小さく設定されてい
る。また、可動マウント65(即ち光源63)を移動し
た場合に、図4の(1)〜(3)に示すように、投光装
置60Aの投光範囲が光源63の移動方向とは逆方向に
シフトする。光源63をa方向またはb方向に最大限移
動した時に、撮影画面の端部に投光装置60Aからの光
が投光されるようになっている。
【0018】図4は、投光装置の第二の実施例60Bの
構造を示す図である。第二実施例の投光装置60Bに
は、カメラボディ11に固定された投光レンズ61と、
カメラ11内部において固定位置に配置された光源(ハ
ロゲンランプ)62を有する。投光レンズ61とハロゲ
ンランプ62との間には、可動マウント65Mが、光源
の光軸と直交する方向(実施例においては、撮影画面の
長辺方向)に移動可能に設けられている。
【0019】可動マウント65Mの移動は、可動マウン
ト65Mに連結されてカメラボディ11の上面に露出し
ている操作レバー67Mにより行う。可動マウント65
Mには、中央に開口66が形成されており、開口66を
挟んで両側には三角プリズム64および68が配置され
ている。
【0020】本実施例では、操作レバー67Mと、操作
レバー67Mが当接するカメラボディ11の上面との間
にクリック機構が設けられ、ハロゲンランプ62と投光
レンズ61との間の光路中に、プリズム64、68また
は開口66のいずれかが選択的に位置するようになって
いる。
【0021】プリズム64および68の取り付け方向
は、図6の上面図に示すように、レバー67Mをa方向
に移動させたときには、レンズ61から射出される光は
a方向にシフトし、レバー67Mをb方向に移動させた
ときには、射出光はb方向にシフトするようになってい
る。開口66が光路中に挿入されているときには、レン
ズ61の光軸方向に光が投光される。投光装置60Bか
ら射出される光の照射範囲は、図6の(2)に示す撮影
画面の中心部を照射する状態と、図6の(1)または
(3)に示す、撮影画面の端部を照射する状態のいずれ
かが選択される。
【0022】以上のように、第一実施例、第二実施例共
に、投光装置60(60Aまたは60B)は、撮影画面
に対応した被写体に対する投光位置を、撮影画面の長手
方向の端部ともう一方の端部との間でシフトできるよう
になっている。このため、投光装置60を用いて撮影を
行う場合に(ストロボ20を使用する、しないにかかわ
らず)、被写体に応じて投光位置を調整することによ
り、スポットライトを照射して撮影したような特殊な効
果を得ることができる。
【0023】図7〜10は、CPU100によるカメラ
1の制御のうち、シャッタボタン70が押されて測距、
測光および露光が行われる際の処理の部分のみを抜き出
して示す、露光処理のフローチャートである。露光処理
がスタートすると、まず、投光スイッチ190のオン・
オフに基づき、投光装置60による投光を、ストロボ撮
影時の光量が不足しているときに行うのか(スイッチ1
90:オフ)、それともストロボ発光するか否かにはか
かわらず、撮影の際には投光装置60を点灯させる(ス
イッチ190:オン)のかどうかを判定する(S1)。
【0024】投光スイッチ190がオフの場合には(S
1:NO)、処理は図8に示すフローチャートへと分岐
し、ストロボの補助光としてのみ投光装置からの光が用
いられる。S1で投光スイッチ190がオンと判定され
た場合には(S1:YES)、シャッタボタン70が半
押し状態になったかどうかが判定される(S2)。シャ
ッタボタン70が押されていない場合には(S1:N
O)、処理はS1の前に戻る。投光スイッチ190がオ
ンとなっている状態でシャッタボタンが半押しされると
(S2:YES)、ハロゲンランプ63(62)が点灯
される(S3)。ハロゲンランプ63(62)の光量が
安定するのを待って(S4)、測光および測距が行われ
る(S5、S6)。ハロゲンランプは点灯後3〜5秒間
で光量が安定する。これを利用して、第1及び第2実施
例においては、共に、S4の判定は点灯後の時間経過に
より行っている。従って、S4では、ハロゲンランプ点
灯後3〜5秒待って次のステップS5へ処理が移行す
る。なお、S3からS6の処理は、繰り返し実行される
可能性があるが、ハロゲンランプが点灯している状態で
S3の処理が実行される場合には、実際にはS3ではな
にも行われない。さらに、ハロゲンランプ63が点灯さ
れ、一旦光量安定が判定された後は、S4で3〜5秒待
つことなく、直ちに次のステップへ処理が移行する。ま
た、ハロゲンランプの点灯後に測光を行うことにより、
ハロゲンランプ63(62)を点灯した状態で、ストロ
ボ撮影を行う必要があるかどうかを判定することができ
る。なお、本実施例では前述のようにシャッタを閉じる
タイミングはTTL測光回路200の積分値に基づいて
制御される。しかしTTL測光回路200が無くとも、
上記のように測光前にハロゲンランプ63(62)を点
灯しているため、ハロゲンランプ63(62)の光量を
加味した状態で測光が行われるため、ハロゲンランプ6
3(62)を点灯した状態での適正な露出値を撮影前に
得ることができる。
【0025】測光および測距が終わると、測光により得
られた情報に基づいてストロボ20を発光させる必要が
あるかどうかが判定される(S7)。ストロボ発光が必
要と判定された場合には(S7:YES)、シャッタボ
タン70が全押しされると(S8:YES)、測距に基
づいて合焦レンズ駆動回路110Fによるレンズ駆動が
行われ、測光情報に基づいてシャッタブレード112が
適正な絞り値となるように開かれ、さらにストロボ20
の発光が行われる(S9)。この時、ハロゲンランプ6
3(62)は点灯している。
【0026】ストロボ発光が必要ないと判定された場合
には(S7:NO)、シャッタボタン70の全押しによ
り(S10:YES)、合焦レンズ駆動回路110Fに
よるレンズ駆動およびシャッタブレード112の駆動の
みが行われる(S11)。この時、ハロゲンランプ63
(62)は点灯している。
【0027】S8あるいはS10においてシャッタボタ
ン70が全押し状態ではないと判断された場合には(S
8:NOあるいはS10:NO)、処理はS1の直前に
戻る。
【0028】図8の処理は、図7のS1において、投光
スイッチ190がオフの場合に分岐する処理である。以
降の処理では、カメラ1のCPU100が、ハロゲンラ
ンプ63(62)を点灯する必要があるかどうかを判定
し、必要な場合にのみハロゲンランプ63(62)が点
灯されるよう制御される。
【0029】投光スイッチ190がオフであるため、S
21でハロゲンランプが消灯される。ここで、ハロゲン
ランプ63(62)が消灯された状態でS21が実行さ
れる場合にはS21ではなにも行われず、このステップ
はスキップされる。その後、シャッタボタン70が半押
しされると(S22:YES)、被写体の測光が行われ
る(S23)。本実施例のカメラは、位相差法による測
距を行っているため、被写体が暗いと測距が行えない場
合がある。S24では、被写体が測距可能な明るさかど
うかを判断し、被写体が暗くて測距できない場合には
(S24:NO)、S25にてハロゲンランプを点灯し
て測距を行い(S26)、測距後にハロゲンランプを消
灯する(S27)。すなわち、測距のための補助光とし
てハロゲンランプ63(62)を点灯している。S24
で、被写体が測距可能な明るさであると判定された場合
には(S24:YES)、ハロゲンランプを点灯するこ
となく測距が行われる(S28)。なお、S22におい
てシャッタボタン70が押されていないと判定された場
合には、処理は図7のS1の前に戻る。
【0030】次に、ストロボ20を発光させて撮影する
必要があるかどうかを測光結果に基づいて判定し(S2
9)、ストロボが必要ない場合には(S29:NO)、
シャッタボタンが全押しされると(S30:YES)、
合焦のためのレンズ駆動およびシャッタブレードの駆動
を行う(S31)。この時、ハロゲンランプ63(6
2)およびストロボ20は共に発光していない。S30
においてシャッタボタン70が押されていないと判定さ
れた場合には、処理は図7のS1の前に戻る。
【0031】撮影の際にストロボ20を発光させる必要
があると判定された場合には(S29:YES)、図9
に示すフローチャートへと処理が進む。
【0032】図9の処理ではストロボ20を発光させる
ため、まずストロボ20の充電が完了しているかどうか
をチェックする(S41)。ストロボ20は、図7〜図
10のフローチャートには示していないが、発光が行わ
れると、直ちに次の撮影に備えて充電が開始される。S
41において充電が完了していないと判定された場合に
は、充電完了まで待ってから、次へ処理を進める。
【0033】ストロボ撮影時に、いわゆる赤目現象を軽
減する、赤目軽減モードにより撮影を行うかどうかを判
定し(S42)、赤目軽減モードが選択されている場合
には(S42:YES)、処理は図10のフローチャー
トへと進む。赤目軽減モードではない場合には(S4
2:NO)、被写体の明るさがストロボ光のみで撮影可
能な明るさか、投光装置60をも利用する必要があるか
どうかを判定する(S43)。この判定にはS23の測
光の結果が利用される。
【0034】ストロボ光のみで撮影可能な場合には(S
43:YES)、シャッタボタン70が全押しされると
(S44:YES)、合焦のためのレンズ駆動、シャッ
タブレード112の駆動およびストロボ20の発光を行
う(S45)。この時、ハロゲンランプ63(62)は
発光していない。S44においてシャッタボタン70が
全押しされていないと判定された場合には、処理は図7
のS1の前に戻る。
【0035】S43で、ストロボ光だけでは光量が不足
すると判定された場合には(S43:NO)、ハロゲン
ランプ63(62)を点灯する。ハロゲンランプ63
(62)の光量が安定し(S47:YES)、シャッタ
ボタン70が全押しされると(S48:YES)、合焦
のためのレンズ駆動、シャッタブレード112の駆動お
よびストロボ20の発光を行う(S49)。すなわち、
ハロゲンランプ63(62)が発光している状態でスト
ロボ撮影が行われる。S49においてシャッタボタン7
0が全押しされていないと判定された場合には、処理は
図7のS1の前に戻る。
【0036】ここで、S47の判定は図1のS4の判定
と同様に、ハロゲンランプが点灯後3〜5秒間で光量が
安定することを利用して、点灯後の時間経過により行っ
ている。すなわち、S47では、ハロゲンランプ点灯後
3〜5秒待って次のステップS5へ処理が移行する。な
お、S46およびS47の処理は、シャッタボタンが半
押しの状態で繰り返し実行される可能性があるが、ハロ
ゲンランプ63(62)が点灯している状態でS46の
処理が実行される場合には、実際にはS46では何も行
われない。さらに、ハロゲンランプ63(62)が点灯
され、一旦光量安定が安定した後は、S47で3〜5秒
の経過を待つことなく、直ちに次のステップS48へ処
理は進む。
【0037】上述の、S43における判定は、制御を簡
単にするために、単にレンズのFナンバーにのみ基づい
て行うようにしても良い。たとえば、レンズのFナンバ
ーが10以上か、未満かという判定に基づいて、Fナン
バーが10以上なら投光装置60を駆動し、Fナンバー
が10未満なら投光装置を駆動しないという風にしても
良い。
【0038】図10は、図9のS42において赤目軽減
モードが選択されていると判定された場合に分岐する処
理を示すフローチャートである。赤目軽減モードでは、
ストロボ撮影に先立ってハロゲンランプ63(62)の
みを点灯して、撮影対象となる人物の瞳孔を閉じさせる
よう制御する。
【0039】まず、シャッタボタン70が全押しされた
かどうかを判定する(S51)。シャッタボタン70が
全押しされていない場合には(S51:NO)、処理は
図7のS1の直前へ戻る。シャッタボタン70が全押し
されると(S51:YES)、ハロゲンランプ63(6
2)を点灯し(S52)、瞳孔が閉じるに十分な時間
(0.6秒〜1.3秒)が経過するのを待って(S5
3)、ハロゲンランプ63(62)を消灯する(S5
4)。そして被写体である人物の瞳孔が閉じている状態
で、合焦のためのレンズ駆動、シャッタブレード112
の駆動およびストロボ20の発光を行う(S55)。
【0040】投光装置60は、投光位置を撮影画面の端
部からもう一方の端部の間でシフトできる用になってい
る。このため、投光装置60を用いて撮影を行う場合
に、被写体に応じて投光位置を調整して、スポットライ
トを照射して撮影したような特殊な効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である、ズームコンパクト
カメラの概略正面図である。
【図2】図1のズームコンパクトカメラの制御系を説明
するためのブロック図である。
【図3】第一実施例の投光装置の構造を示す図である。
【図4】第一実施例の投光装置による投光方向を示す図
である。
【図5】第二実施例の投光装置の構造を示す図である。
【図6】第二実施例の投光装置による投光方向を示す図
である。
【図7】常に投光装置により投光しながら撮影を行う場
合の露光処理を説明するフローチャートである。
【図8】露光処理において、測距の際の補助光源として
投光装置を利用する場合の制御を示すフローチャートで
ある。
【図9】露光処理において、ストロボ撮影時に投光装置
の使用を判定する場合の制御を説明するフローチャート
である。
【図10】赤目軽減モードにおけるストロボ撮影処理を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ 20 ストロボ 60 投光装置 61 投光レンズ 63 光源(ハロゲンランプ) 65 可動マウント 67 操作レバー 62 光源(ハロゲンランプ) 65M 可動マウント 67M 操作レバー 70 シャッタボタン 190 投光スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 15/035 G02B 7/11 B 15/05 G03B 3/00 A

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストロボ発光と同時に被写体に向けて可視
    光を投光する投光装置を有するカメラ。
  2. 【請求項2】前記投光装置は、撮影画面に対応する被写
    体の少なくとも一部分に向けて可視光を投光すること、
    を特徴とする請求項1に記載の投光装置を有するカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】ストロボだけでは光量が不足する場合に前
    記投光装置により可視光を発光させること、を特徴とす
    る請求項1または2に記載の投光装置を有するカメラ。
  4. 【請求項4】ズームレンズを有することを特徴とする、
    請求項1から3の何れかに記載の投光装置を有するカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】ズームレンズの焦点距離に応じて前記投光
    装置が発光または非発光となる請求項4に記載の投光装
    置を有するカメラ。
  6. 【請求項6】前記投光装置の出射光の光軸の向きが可変
    であることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに
    記載の投光装置を有するカメラ。
  7. 【請求項7】前記投光装置は、 前記カメラ内に固定されたレンズと、 前記カメラ内部に配置され、前記レンズの光軸と直交す
    る方向に移動可能なマウント部材に載置された光源と、
    を有すること、を特徴とする請求項6の投光装置を有す
    るカメラ。
  8. 【請求項8】前記投光装置は、 前記カメラ内に固定されたレンズおよび光源と、 前記レンズ及び光源間の光路中に挿入可能なプリズム
    と、を有すること、を特徴とする請求項6に記載の投光
    装置を有するカメラ。
  9. 【請求項9】前記投光装置は、赤目現象を軽減するため
    に、ストロボ発光を伴う撮影に先立って可視光を射出す
    ること、を特徴とする請求項1から8のいずれかに記載
    の投光装置を有するカメラ。
  10. 【請求項10】前記カメラは、パッシブ測距装置を有
    し、前記投光装置は前記パッシブ測距装置による測距が
    行われる時に光を照射すること、を特徴とする請求項1
    から9のいずれかに記載の投光装置を有するカメラ。
  11. 【請求項11】撮影画面に対応する被写体の一部分のみ
    を照明する可視光を照射する投光装置を備えたカメラ。
  12. 【請求項12】前記撮影画面に対する前記可視光により
    照明される前記被写体の一部分の相対位置が可変である
    こと、を特徴とする請求項11のカメラ。
  13. 【請求項13】前記可視光は撮影時に照射されること、
    を特徴とする請求項11のカメラ。
  14. 【請求項14】前記可視光は測距時に照射されること、
    を特徴とする請求項11、12または13に記載のカメ
    ラ。
  15. 【請求項15】前記投光装置は光源としてハロゲンラン
    プを有すること、を特徴とする請求項1から14のいず
    れかに記載のカメラ。
  16. 【請求項16】ズームレンズと、 ストロボと、 被写体に向けて光を投光する投光装置と、 ストロボ発光が必要かどうかを判定する手段と、 ストロボ発光が必要な場合に、レンズのFナンバーを検
    知する手段と、 レンズのFナンバーに基づいて、補助光が必要かどうか
    を判定する手段と、 補助光が必要と判定された場合には、撮影時に、ストロ
    ボ発光と同時に前記投光装置を発光させる制御手段と、
    を有する、投光装置を有するカメラ。
  17. 【請求項17】ズームレンズとストロボとを有するカメ
    ラに設けられ、ストロボ発光を伴う撮影時に、ストロボ
    光の補助光を発光する投光装置。
  18. 【請求項18】前記カメラは、撮影時にストロボ発光が
    必要かどうかを判定する手段を有し、さらにストロボ発
    光を伴う撮影が行われる場合には、補助光が必要かどう
    かを判定する手段を有し、補助光が必要な場合に光を照
    射する事を特徴とする、請求項17の投光装置。
  19. 【請求項19】被写体までの距離を測定するためのパッ
    シブ測距装置を備えたカメラに設けられ、前記被写体の
    輝度が低く測距が行えない場合に、前記被写体の輝度が
    測距可能な輝度となるよう前記被写体に向けて光を照射
    する投光装置。
  20. 【請求項20】前記投光装置は光源としてハロゲンラン
    プを有すること、を特徴とする請求項17、18または
    19に記載の投光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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