JP2003172970A - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

Info

Publication number
JP2003172970A
JP2003172970A JP2001372358A JP2001372358A JP2003172970A JP 2003172970 A JP2003172970 A JP 2003172970A JP 2001372358 A JP2001372358 A JP 2001372358A JP 2001372358 A JP2001372358 A JP 2001372358A JP 2003172970 A JP2003172970 A JP 2003172970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emission
camera
flash
time
camera system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001372358A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4151264B2 (ja
Inventor
Riichi Higaki
利一 檜垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2001372358A priority Critical patent/JP4151264B2/ja
Publication of JP2003172970A publication Critical patent/JP2003172970A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4151264B2 publication Critical patent/JP4151264B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の電子閃光装置の特性に応じた制御を行
うことのできるカメラシステムを提供する。 【解決手段】 電子閃光装置の発光プロフィール情報を
生成する生成手段と、前記生成手段により生成された発
光プロフィール情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手
段により記憶された前記発光プロフィール情報に応じ
て、前記カメラの制御を行う制御手段とを備える。した
がって、カメラの制御に電子閃光装置の特性を有効に利
用することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子閃光装置(所
謂ストロボ装置)を使用可能なカメラシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子閃光装置の発光する閃光の光度は、
あるピークを有した山形の波形をしている。このため、
閃光撮影時、カメラのシャッタ速度(露光時間)が速す
ぎると、閃光の有効部分の全部を露光に利用することが
できなくなり、露光むらのある画像や露光不足の画像が
取得されてしまう可能性がある。
【0003】そこで、カメラと電子閃光装置とからなる
カメラシステムでは、閃光撮影の性能を示す指標の1つ
として、電子閃光装置とカメラとが同調可能な最速のシ
ャッタ速度である「ストロボ同調秒時」が用いられる
(なお、同調とは、閃光の有効部分の全部がシャッタ全
開時の露光中に出現し終わることを指す。)。すなわ
ち、ストロボ同調秒時が速いほど、カメラに対するシャ
ッタ速度や絞り値の設定の自由度が高まる。
【0004】カメラシステムは、ストロボ同調秒時に対
応した動作をしており、例えば、閃光撮影時にシャッタ
速度としてユーザが設定可能な速度の最速値を、このス
トロボ同調秒時に一致させていたり、ストロボ同調秒時
よりも高速なシャッタ速度の下ではレリーズ釦が押下で
きないようになっていたりする。なお、仮に、ストロボ
同調秒時よりも高速なシャッタ速度の下で良好な露出の
画像を取得しようとするのであれば、閃光の光度を保つ
ために、所謂「FP発光」などの消費電力の高い特殊な
発光方法を用いなければならない。
【0005】本来、ストロボ同調秒時は、電子閃光装置
に対する発光開始の指示から閃光の有効部分が出現し終
わるまでの時間Tk(本明細書では、「閃光所要時間」
という。)が短いほど速くなり、また、カメラのシャッ
タの幕速度Ts1が速いほど速くなる。図10は、従来
のカメラシステムにおけるストロボ同調秒時を説明する
図である。なお、図10では、カメラの露光制御がフォ
ーカルプレーンシャッタによって行われる場合の例(一
般の一眼レフカメラにおける露光制御である。)を示し
ている。
【0006】先ず、フォーカルプレーンシャッタの配置
位置は、レンズの瞳面に配置されるレンズシャッタのそ
れと異なり、焦点面(フィルム面)であるので、露光を
そのフィルム面の全域に亘り均一にするために、閃光の
発光は、シャッタが全開している期間のみに限定される
必要がある。このため、電子閃光装置に対する発光開始
信号(図10(2))と発光停止信号(図10(3))
が発行されるのは、何れもシャッタ全開中とされる。
【0007】シャッタの幕速度(シャッタ開放開始から
全開までの時間)がTs1(図10(1))であるとき
には、通常、発光開始信号の発行(図10(2))は、
シャッタ開放開始からTs1だけ後となる。そして、発
光開始信号の発行から若干遅れて、実際の閃光の発光が
開始される(図10(4))。
【0008】ここで、閃光の有効部分は、閃光光度がピ
ーク光度を経過してそのピーク光度の1/2の光度にな
るまでとされる。よって、閃光所要時間Tkは、発光開
始信号の発行(図10(2))から、閃光光度がピーク
光度の1/2になるまで(図10(5))の時間であ
る。この閃光の有効部分が露光に利用されるためには、
シャッタ閉鎖開始(図10(6))が、閃光所要時間T
kの終了時以降である必要がある。
【0009】したがって、閃光の有効部分の全部が利用
されるようなシャッタ速度TVのうち最速のものであ
る、ストロボ同調秒時T0は、T0=Ts1+Tkとな
る。なお、図10では、シャッタ速度TVがストロボ同
調秒時T0に等しい場合を示した。また、図11は、従
来の電子カメラシステムにおけるストロボ同調秒時を説
明する図である。
【0010】図10との相違は、カメラが電子カメラで
あり、露光制御が電子シャッタによって行われる点であ
る。電子シャッタによる露光制御は、シャッタの幕速度
には影響されない。したがって、ストロボ同調秒時T0
も、シャッタの幕速度Ts1に依らず、T0=Tkとな
る。
【0011】ところで、上記した何れのカメラシステム
においても、電子閃光装置は、撮影用途などに応じて、
異なる種類のものに交換される可能性がある。当然なが
ら、異なる種類の電子閃光装置の閃光所要時間Tkは、
それに使用されているキセノン管の長さなどによって異
なる。因みに、図10及び図11にも示したように、長
いキセノン管を使用した電子閃光装置Aの閃光所要時間
Tkは、短いキセノン管を使用した電子閃光装置Bの閃
光所要時間Tkよりも、長くなる傾向にある。
【0012】このため、従来のカメラシステムでは、ス
トロボ同調秒時T0を、想定される最長の閃光所要時間
Tkmaxに応じた値、すなわちT0=Ts1+Tkmaxと
認識している(なお、電子カメラシステムでは、シャッ
タの幕速度Ts1に依らないので、T0=Tkmaxであ
ると認識している。)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来のカメ
ラシステムでは、閃光所要時間Tkが、Tkmaxよりも
短い電子閃光装置が使用された場合には、設定可能なシ
ャッタ速度が必要以上に遅く制限されてしまったり、F
P発光の必要頻度が必要以上に高くなったりする。
【0014】また、反対に、閃光所要時間Tkが、想定
していたTkmaxよりも長い電子閃光装置が使用された
場合には、閃光の有効領域がシャッタの後幕の走行と重
なり、露光むらのある画像が取得されてしまうことがあ
る。このように、個々の電子閃光装置の特性が有効に利
用されないのは、非効率的である。
【0015】そこで本発明の目的は、個々の電子閃光装
置の特性に応じた制御を行うことのできるカメラシステ
ムを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のカメラ
システムは、カメラと電子閃光装置とからなるカメラシ
ステムにおいて、前記電子閃光装置の発光プロフィール
を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された
前記発光プロフィールに関する情報を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段により記憶された前記発光プロフィー
ルに関する情報に応じて、前記カメラの制御を行う制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】請求項2に記載のカメラシステムは、請求
項1に記載のカメラシステムにおいて、前記測定手段
は、前記カメラの露出用測光手段を用いて、前記発光プ
ロフィールを測定することを特徴とする。請求項3に記
載のカメラシステムは、請求項1又は請求項2に記載の
カメラシステムにおいて、前記発光プロフィールに関す
る情報には、少なくとも、閃光の発光時間を示す閃光時
間情報が含まれることを特徴とする。
【0018】請求項4に記載のカメラシステムは、請求
項1〜請求項3の何れか1項に記載のカメラシステムに
おいて、前記発光プロフィールに関する情報には、少な
くとも、発光開始の指示から発光開始までの遅延時間を
示すディレイ時間情報が含まれ、前記制御手段は、前記
ディレイ時間情報に応じて、前記カメラの露光と前記電
子閃光装置の発光とのタイミングを制御することを特徴
とする。
【0019】請求項5に記載のカメラシステムは、請求
項1〜請求項4の何れか1項に記載のカメラシステムに
おいて、前記発光プロフィールに関する情報には、少な
くとも、閃光の光度がピークを迎えるまでに要す時間を
示すピーク到達時間情報が含まれ、前記制御手段は、前
記ピーク到達時間情報に応じて、前記カメラの露光と前
記電子閃光装置の発光とのタイミングを制御することを
特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 <第1実施形態>図1、図2、図3、図4を参照して本
発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施
形態のカメラシステムの概略構成図である。
【0021】カメラシステムは、カメラ本体1、撮影レ
ンズ2、電子閃光装置3からなる。例えば、撮影レンズ
2と電子閃光装置3とは、カメラ本体1に対し着脱可能
である。また、図1に示すカメラ本体1は、例えば、一
眼レフレックスカメラであり、ミラー4が破線で示した
ミラーダウン状態となることにより、撮影が不可となる
と共にユーザによる被写体の目視が可能となる。また、
ミラー4が実線で示したミラーアップ状態となることに
より、撮影が可能となる。
【0022】非撮影時に、撮影レンズ2を透過した光束
は、ミラーダウン状態のミラー4にて反射され、スクリ
ーン10、ペンタプリズム9を介して接眼レンズ11に
導かれる。なお、非撮影時に、ミラー4で反射した光束
の一部の光は、スクリーン10、ペンタプリズム9、集
光レンズ12を介して露出演算用測光素子8に導かれ
る。露出演算用測光素子8の出力は、露出演算(シャッ
タ速度TVや絞り値AVの決定)の際に参照される。因
みに、この露出演算用測光素子8は、測光を、被写界の
複数の分割領域のそれぞれについて行うことができ(分
割測光)、露出演算を、被写界の明るさ分布に応じて行
うことを可能とする。
【0023】撮影時には、撮影レンズ2内の絞り14が
絞り込まれた後、シャッタ5の先幕(不図示)の走行に
よりフィルム6の露光が開始される。このとき、ミラー
4はミラーアップ状態となっており、撮影レンズ2を通
過した被写体光は、フィルム6上に結像される。そし
て、電子閃光装置3が本発光して被写体を照明し、その
後、電子閃光装置3の発光が停止し、さらに、シャッタ
5の後幕(不図示)の走行により露光が終了する。
【0024】因みに、シャッタ5の先幕の走行は、先幕
マグネット(不図示)のOFFによって、また、シャッ
タ5の後幕の走行は、後幕マグネット(不図示)のOF
Fによって開始される。ここで、本実施形態のカメラシ
ステムには、TTL自動調光システムが適用されてお
り、上記の本発光中に、フィルム6上に結像された光の
一部はフィルム6上で反射され、集光レンズ13を介し
て調光用測光素子7上に結像される。この調光用測光素
子7による測光は、この本発光中に継続して行われ、実
際の調光量が、予め決定された目標値に正確に一致する
ようなタイミングで、発光停止信号(後述)が発行され
る。因みに、調光用測光素子7は、被写界の明るさ分布
に応じた調光(分割調光)を可能とする。
【0025】なお、上記本発光時における測光の各分割
領域に対する重み付け量や感度を決定したり、調光量の
目標値を決定したりするために、電子閃光装置3による
予備発光が行われてもよい。この予備発光による被写界
からの反射光は、ミラー4がアップ状態となった後しか
もシャッタ5が開く前にそのシャッタ5の幕面で反射さ
れ集光レンズ13を介して調光用測光素子7上に結像さ
れる。
【0026】図2は、本実施形態のカメラシステムの制
御系を示すブロック図である。カメラ本体1には、ユー
ザインタフェースであるレリーズ釦22、及びそのレリ
ーズ釦22の操作に応じてカメラ本体1のシーケンス制
御を行うカメラCPU21、ユーザの設定情報やカメラ
製造時の調整データなどが格納されるEEPROM32
が備えられる。なお、ユーザの設定情報とは、例えば、
ユーザが前回カメラシステムを使用した際の撮影モード
などであり、カメラ製造時の調整データとは、例えばカ
メラ本体1のデータ補正に関する情報などである。
【0027】また、カメラ本体1には、カメラCPU2
1の制御下で動作する以下の各部が備えられる。すなわ
ち、カメラ本体1に備えられるのは、シャッタ5、電子
閃光装置3内の閃光回路29(後述)に発光信号(発光
開始信号及び発光停止信号)を出力する発光制御回路2
8、調光用測光素子7の出力信号に基づいて分割調光動
作を行う信号処理回路である調光制御回路27、露出演
算用測光素子8の出力信号に基づいて分割測光動作を行
う信号処理回路である露出制御用測光回路26、装填さ
れたフィルム6のISO感度をDXコードから読み取る
ISO感度検出回路33、焦点検出を行いピントズレ量
を出力する焦点検出用回路34などである。
【0028】ここで、露出制御用測光用回路26は、カ
メラCPU21の指示により任意の分割された被写界の
輝度情報をリアルタイムにアナログ電圧信号としてカメ
ラCPU21に出力する。カメラCPU21は、このア
ナログ電圧信号をデジタルデータに変換するA/D変換
器35を内蔵する。また、EEPROM32には、カメ
ラ本体1が後述する方法で測定する電子閃光装置3の発
光プロフィールに関する情報も格納される。発光プロフ
ィールに関する情報とは、例えば、閃光所要時間Tkな
どである。
【0029】閃光所要時間Tkは、発光開始信号の発行
時を基準としても、実際の発光開始時を基準としても表
すことができるが、以下の説明では、閃光所要時間Tk
を、発光開始信号の発行時を基準とし、その発行時から
有効部分の全部が出現し終わるまでの時間とする。
【0030】なお、図2では図示を省略したが、カメラ
本体1は、ユーザが後述する発光プロフィール情報測定
モードを設定するための操作部を備えるものとする。撮
影レンズ2には、レンズの他、絞り14、レンズCPU
23、及びレンズの撮影距離を検出するエンコーダ24
などが備えられる。レンズCPU23内のレンズROM
25には、レンズの開放絞り値、射出瞳距離の誤差な
ど、撮影レンズ2に固有のレンズ情報が格納される。
【0031】電子閃光装置3には、閃光を発光する発光
部30、前記発光信号に応じて発光部30を駆動する閃
光回路29、閃光装置CPU31などが備えられる。そ
して、カメラ本体1内のカメラCPU21には、撮影レ
ンズ2内の絞り14及びレンズCPU23、及び電子閃
光装置3内の閃光装置CPU31が接続され、レンズC
PU23からカメラCPU21には、エンコーダ24が
検出する撮影距離やレンズ情報が送出され、閃光装置C
PU31とカメラCPU21との間では、お互いの設定
情報などの情報が授受される。
【0032】次に、本実施形態における電子閃光装置3
の発光プロフィールの測定方法について、図3に示すタ
イミングチャートを参照して説明する。ユーザにより、
不図示の操作部を介して発光プロフィール情報測定モー
ドに設定された状態で、カメラシステムが壁などの適当
な被写体に向けられ、レリーズ釦22の全押し操作がな
されると、カメラCPU21は、以下の手順で電子閃光
装置3の発光プロフィールを測定する。
【0033】1:カメラCPU21は、露出制御用測光
回路26に対して、測光した輝度を、リアルタイムのア
ナログ電圧信号として出力するよう指示する(図3
(1))。このような指示により露出制御用測光回路2
6は、アナログ電圧信号の出力を開始する(図3
(2))。 2:カメラCPU21は、前記リアルタイムのアナログ
電圧信号を一定時間間隔でサンプリングし始め、内部の
A/D変換器35を用いて、サンプリングした電圧信号
をデジタルデータに変換する(図3(3))。
【0034】3:カメラCPU21は、発光制御回路2
8を介して、電子閃光装置3へ発光開始信号を発行する
(図3(4))。 4:カメラCPU21は、変換したデジタルデータをも
とに、発光開始信号の発行から、閃光光度が増加し始め
る(図3(5))までの時間を演算して、ディレイ時間
Tdとする。
【0035】5:カメラCPU21は、変換したデジタ
ルデータをもとに、発光開始信号の発行から、閃光光度
がピーク光度になり(図3(6))、さらに、そのピー
ク光度の1/2に減少する(図3(7))までの時間を
演算して、閃光所要時間Tkとする。 6:カメラCPU21は、以上のデータを発光プロフィ
ールに関する情報としてEEPROM32に格納して発
光プロフィールの測定を終了する。
【0036】後述したように、本実施形態のカメラCP
U21は、このような方法で測定した電子閃光装置3の
発光プロフィールに関する情報に応じてストロボ同調秒
時T0を認識するので、カメラCPU21による制御
は、電子閃光装置3の特性に応じたものとなる(詳細は
後述する)。さらに、本実施形態では、露光と発光との
タイミング制御を、電子閃光装置3の特性に対してより
柔軟に適合させるために、発光プロフィールに関する情
報としては、閃光所要時間Tkだけでなく、ディレイ時
間Tdと有効閃光時間Tfとを個別に示す詳細な情報が
測定され、EEPROM32に格納されることが好まし
い。以下、この詳細な情報が格納されるとして説明す
る。
【0037】ここで、ディレイ時間Tdは、発光開始信
号が発行されてから実際に閃光の発光が開始されるまで
の遅延時間であり、有効閃光時間Tfは、閃光の発光が
開始されてから、閃光光度がピーク光度を経過してその
ピーク光度の1/2になるまでの時間である。
【0038】次に、本実施形態のカメラCPU21の制
御下における各部の動作について説明する。なお、ここ
で説明するのは、閃光撮影時(閃光撮影モード設定時)
の動作であり、それ以外の動作については、公知である
ので、その説明を省略する。レリーズ釦22の半押し操
作に引き続いて全押し操作がなされると、ISO感度検
出回路33からISO感度SVが読み込まれ、撮影レン
ズ2から、レンズ情報、撮影距離などが読み込まれる。
また、これと同時に、電子閃光装置3から、設定情報な
どが読み込まれると共に、EEPROM32に格納され
ている発光プロフィールに関する情報が読み込まれる。
【0039】次に、露出制御用測光回路26による被写
界の分割測光が行われ、その分割測光の結果とISO感
度SVとに基づく露出演算(EV=BV+SVの式を使
用するアペックス演算など)によって、シャッタ速度T
Vや絞り値AVが決定される。図4は、本実施形態の露
出演算に使用されるプログラム線図を示す図である。な
お、図4では、プログラムモード、しかもISO感度が
100である場合に使用されるプログラム線図の一例を
示したが、以下の説明は、他のモード(絞り値優先モー
ド、シャッタ速度優先モードなど)、ISO感度が別の
値である場合に使用される各プログラム線図について
も、同様に当てはまる。
【0040】先ず、このプログラム線図は、閃光撮影用
であるので、最速のシャッタ速度が、ストロボ同調秒時
T0に一致している。但し、本実施形態のストロボ同調
秒時T0は、発光プロフィールに関する情報(前もって
測定され、EEPROM32に格納されている)に応じ
た値となっている(詳細は後述)。
【0041】このように、電子閃光装置3の特性を反映
したストロボ同調秒時T0によれば、シャッタ速度TV
や絞り値AVの設定に、電子閃光装置3の特性が有効に
利用されることとなる。
【0042】なお、図4では、比較のため、従来のある
カメラシステムで使用されていたプログラム線図を一緒
に示した。図4中点線で示すのが本実施形態のプログラ
ム線図であり、実線で示すのが従来のプログラム線図で
ある。従来のストロボ同調秒時T0’は、想定される最
長の閃光所要時間を持つ電子閃光装置にも対処できるよ
う遅めの値に設定されるので、プログラム線図の最速の
シャッタ速度も、遅めの値(1/125秒)に設定され
ている。したがって、シャッタ速度TVや絞り値AVの
設定の自由度は、低い。
【0043】一方、本実施形態のストロボ同調秒時T0
は、電子閃光装置3の特性に応じて設定されるので、プ
ログラム線図の最速のシャッタ速度も、最適値(1/2
50秒)に設定されている。したがって、シャッタ速度
TVや絞り値AVの設定の自由度は、従来よりも高くな
る。もし、閃光所要時間Tkが想定される最長の閃光所
要時間Tkmaxより長かった場合でも、図4中破線で示
したようにストロボ同調秒時を手振れ限界の低速リミッ
ト秒時までの範囲で設定することにより、シャッタ5の
後幕の走行に閃光の発光が重なってしまうことが無くな
るので、露光むらのある画像が取得されてしまうのを防
ぐことができる。
【0044】なお、本実施形態のストロボ同調秒時T0
については、閃光所要時間Tkに応じた値(T0=Ts
1+Tk)ではなく、有効閃光時間Tfに応じた値(T
0=Ts1+Tf)とされる。この場合、ストロボ同調
秒時T0が、高速化されるので、シャッタ速度や絞り値
の設定の自由度が、さらに高まる。ここで、有効閃光時
間Tfに応じた値となるのは、後述するように、本実施
形態における発光と露光とのタイミング制御が、発光プ
ロフィールに関する情報のうち特にディレイ時間Tdに
応じた柔軟な制御となっているからである。
【0045】次に、ミラー4がアップ状態になると共
に、撮影レンズ2内の絞り14が、先に決定された絞り
値AVまで絞り込まれる。続いて、電子閃光装置3によ
る予備発光が行われ、このときの調光制御回路27によ
る分割測光の結果に基づき、各分割領域ごとの重み付け
量や、本発光時の調光量の目標値が決定される。その目
標値は、調光制御回路27に対して設定される。
【0046】以上のように、絞り値AV、シャッタ速度
TV、調光量の目標値などの各撮影条件が決定される
と、発光と露光のタイミング制御が開始される。図5
は、本実施形態における発光と露光のタイミング制御を
説明するタイミングチャートである。先ず、先幕マグネ
ットがオフされて(図5(1))シャッタ5の先幕の走
行が開始される。
【0047】さらにその後、発光開始信号が発行される
(図5(2))。但し、本実施形態では、発光開始信号
の発行(図5(2))は、先幕マグネットがオフされて
(図5(1))から、時間(Ts1−Td)だけ経過し
た後である。したがって、本実施形態において、閃光の
発光が実際に開始される(図5(3))のは、シャッタ
5が全開した時点(図5(4))に一致する。
【0048】なお、発光開始信号の発行(図5(2))
と同時(又はシャッタ5の全開及び発光開始と同時)
に、本発光時における測光が開始される。その後、測光
される量が調光量の目標値と同じ値を示した時点で、発
光停止信号が発行され(図5(5))、閃光の発光が停
止する(なお、図5において、Tcで示すのが調光時間
である。)。
【0049】さらに時間が経過して、先幕マグネットが
オフされた時点(図5(1))から前記決定されたシャ
ッタ速度TVだけ時間が経過した時点で、後幕マグネッ
トがオフされる(図5(6))。これによって、シャッ
タ5の後幕が走行し、閃光撮影は終了する。
【0050】すなわち、本実施形態では、発光開始信号
の発行(図5(2))が、シャッタ5が全開する(図5
(4))よりも前、しかも、ディレイ時間Tdに応じた
時間(Ts1−Td)だけ前となるので、実際の発光開
始(図5(3))が、シャッタ5の全開(図5(4))
と同時になる。この結果、閃光の有効部分の全部が利用
されるようなシャッタ速度TVのうち最速のものである
ストロボ同調秒時T0には、ディレイ時間Tdが含まれ
ないこととなる。すなわち、ストロボ同調秒時T0は、
ディレイ時間Tdに依らず、T0=Ts1+Tfとな
る。
【0051】したがって、本実施形態では、仮に、電子
閃光装置3のディレイ時間Tdが長かったとしても、ス
トロボ同調秒時T0は高速化される。なお、図5では、
シャッタ速度TVがストロボ同調秒時T0に等しい場合
を示した。以上、本実施形態では、前もって測定した発
光プロフィールに関する情報に応じて、電子閃光装置3
の特性を反映したストロボ同調秒時T0が採用されるの
で、シャッタ速度TVや絞り値AVの設定に電子閃光装
置3の特性が有効に利用される。そのため、ストロボ同
調秒時が高速化でき、また、電子閃光装置3の閃光所要
時間Tkが想定される最長の閃光所要時間Tkmaxより
も長かった場合に、シャッタ5の後幕の走行に閃光の発
光が重なってしまうことが無くなるので、露光むらのあ
る画像が取得されてしまうのを防ぐことができる。
【0052】なお、言うまでもないが、本実施形態にお
いて、電子閃光装置3の特性を利用できるという効果に
ついては、発光プロフィールに関する情報として閃光所
要時間Tkのみを前もって測定してEEPROM32に
格納し、かつストロボ同調秒時T0をT0=Ts1+T
kと認識するだけでも、得ることができる。この場合、
発光プロフィールに関する情報として測定すべき情報
は、閃光所要時間Tkのみでもよい。
【0053】<第2実施形態>図3、図6、図7、図
8、図9を参照して本発明の第2実施形態について説明
する。ここでは、第1実施形態との相違点についてのみ
説明し、その他の説明を省略する。
【0054】図6は、本実施形態のカメラシステムの概
略構成図である。図7は、本実施形態のカメラシステム
の制御系を示すブロック図である。本実施形態のカメラ
システムにおいて、第1実施形態のカメラシステムとの
相違点は、カメラ本体1’が電子カメラであると共に、
これに伴い、電子閃光装置3’が電子カメラ対応の電子
閃光装置となっている点にある。
【0055】カメラ本体1’は、第1実施形態のカメラ
本体1において、フィルム6に代えてCCD撮像素子
(CCD)15が備えられ、カメラ本体1’には、CC
D15の出力信号に対し処理を施す画像処理回路36、
及び画像データを格納するメモリ37などが付加され、
ISO感度検出回路33が省略されたものである。な
お、シャッタ5’は、シャッタ5と同じものであっても
よいが、カメラ本体1’においては、露光制御が電子シ
ャッタにより行われるので、単一の幕からなるシャッタ
(幕開マグネット(不図示)のOFFにより開放され、
かつ、幕閉マグネット(不図示)のOFFにより閉鎖さ
れるようなシャッタ)であるのが一般的である。
【0056】電子閃光装置3’は、電子閃光装置3にお
いて、測光回路38が付加されたものである。また、本
実施形態のカメラシステムにおいては、CCD15がフ
ィルム6のような反射特性を有していないことから、本
発光時における測光は、調光用測光素子7が行う代わり
に、電子閃光装置3’に備えられた測光回路38が行
う。なお、測光回路38は、被写界の明るさではなく、
電子閃光装置3’による発光光量を直接測光するもので
あるので、本実施形態における本発光でモニタされるの
は、調光量に代えて発光量である。そして、発光量の目
標値は、予備発光時を基準とした倍数として表される。
【0057】以下、本実施形態のカメラCPU21’の
制御下における各部の動作について説明する。先ず、本
実施形態では、露光制御がメカシャッタ(シャッタ5)
により行われる第1実施形態とは異なり、露光制御が電
子シャッタにより行われるので、ストロボ同調秒時T0
は、シャッタの幕速度Ts1に依らず、T0=Tfであ
るとの認識がなされる。
【0058】次に、本実施形態における電子閃光装置
3’の発光プロフィールの測定方法について、図3に示
すタイミングチャートを参照して説明する。ユーザによ
り、不図示の操作部を介して発光プロフィール情報測定
モードに設定された状態で、カメラシステムが壁などの
適当な被写体に向けられ、レリーズ釦22の全押し操作
がなされると、カメラCPU21’は、以下の手順で電
子閃光装置3’の発光プロフィールを測定する。
【0059】1:カメラCPU21’は、露出制御用測
光回路26に対して、測光した輝度を、リアルタイムの
アナログ電圧信号として出力するよう指示する(図3
(1))。このような指示により露出制御用測光回路2
6は、アナログ電圧信号の出力を開始する(図3
(2))。 2:カメラCPU21’は、前記リアルタイムのアナロ
グ電圧信号を一定時間間隔でサンプリングし始め、内部
のA/D変換器35を用いて、サンプリングした電圧信
号をデジタルデータに変換する(図3(3))。
【0060】3:カメラCPU21’は、発光制御回路
28を介して、電子閃光装置3’へ発光開始信号を発行
する(図3(4))。 4:カメラCPU21’は、変換したデジタルデータを
もとに、発光開始信号の発行から、閃光光度が増加し始
める(図3(5))までの時間を演算して、ディレイ時
間Tdとする。
【0061】5:カメラCPU21’は、変換したデジ
タルデータをもとに、発光開始信号の発行から、閃光光
度がピーク光度になる(図3(6))までの時間を演算
して、ピーク到達時間Tpとする。 6:カメラCPU21’は、変更したデジタルデータを
もとに、発光開始信号の発行から、閃光光度がピーク光
度になり、さらに、そのピーク光度の1/2に減少する
(図3(7))までの時間を演算して、閃光所要時間T
kとする。
【0062】7:カメラCPU21’は、以上のデータ
を発光プロフィールに関する情報としてEEPROM3
2に格納して発光プロフィールの測定を終了する。後述
したように、本実施形態のカメラCPU21’は、この
ような方法で測定した電子閃光装置3’の発光プロフィ
ールに関する情報に応じてストロボ同調秒時T0を認識
するので、カメラCPU21’による制御は、電子閃光
装置3’の特性に応じたものとなる。
【0063】図8は、本実施形態における発光と露光の
タイミング制御を説明するタイミングチャートである。
なお、本実施形態の露光制御は、電子シャッタにより行
われるので、シャッタ速度(露光時間)の確保は、シャ
ッタ5’の幕が開放(幕開マグネットOFF)されてか
ら、シャッタ5’の幕が閉鎖(幕閉マグネットOFF)
されるまでの期間に、CCD15に対し電荷蓄積の開始
及び停止の制御信号が与えられることによって実現す
る。
【0064】このような本実施形態においても、発光開
始信号の発行(図8(1))は、露光が開始される(図
8(2))よりも前、しかも、ディレイ時間Tdに応じ
た時間(Ts1−Td)だけ前となる。したがって、本
実施形態においても、露光と発光とのタイミング制御
が、ディレイ時間Tdに応じた柔軟な制御となる。スト
ロボ同調秒時T0がディレイ時間Tdに依らず高速化
(T0=Tf)されているのは、このためである。
【0065】次に、本実施形態のカメラシステムは、特
に、シャッタ速度TVが、ストロボ同調秒時T0よりも
速いとき(TV<T0)には、以下の動作をする。図9
は、本実施形態において、TV<T0が成立するときの
発光と露光のタイミング制御を説明するタイミングチャ
ートである。このときには、電子シャッタの特徴のう
ち、「シャッタ5’の幕が走行中又は開放中であったと
して、CCD15の電荷蓄積が開始される以前であれ
ば、たとえ閃光が発光されたとしてもその閃光は露光に
影響を与えない」という特性が利用され、タイミング制
御は、閃光のうち最も効率良く被写体を照明できる部分
であるピーク近傍を、CCD15の電荷蓄積時間(露光
時間)内に割り当てるものである。
【0066】例えば、発光開始信号の発行(図9
(1))後、ディレイ時間Tdだけ経過すると、閃光の
発光が開始される(図9(2))が、本実施形態では、
その発光開始の時点(図9(2))からさらに、Tp−
(TV(Tp/Tf))だけ経過した時点で、撮像素子
の制御信号が発行されて電荷蓄積が開始される(図9
(3))。
【0067】このようなタイミング制御によると、閃光
のピークは、電荷蓄積が開始された後、TV(Tp/T
f)だけ経過したときに出現するので、露光に使用され
るのは、そのピーク近傍(図9中「使用部分」)とな
る。したがって、被写体を効率良く照明できる。以上、
本実施形態では、前もって測定した発光プロフィールに
関する情報に応じて、電子閃光装置3’の特性を利用し
て、シャッタ速度TVがストロボ同調秒時T0よりも速
いときに、被写体をなるべく効率よく照明するよう発光
と露光とのタイミングが制御される。
【0068】したがって、ストロボ同調秒時T0よりも
速いシャッタ速度の下において、しかも、FP発光など
の消費電力の高い特殊な発光方法を使用していないにも
拘わらず、従来よりも高い露出の画像を取得することが
可能となった。
【0069】<その他の実施形態>なお、上記各実施形
態では、発光プロフィールの測定のための測光用素子と
して、露出用測光素子を兼用するカメラシステムを説明
したが、露出用測光素子がCCDなどの蓄積型センサで
ある場合、これとは別に発光プロフィールの測定のため
の測光用素子を、カメラシステムに搭載すればよい。
【0070】また、上記各実施形態では、発光プロフィ
ールに関する情報として、ディレイ時間Tdと有効閃光
時間Tfや、ピーク到達時間Tpなどを説明したが、例
えば、発光プロフィールの測定に際して得られる全ての
データをEEPROMに格納しておき、露光時間中に露
光と発光とのタイミングを、より柔軟に制御することも
可能である。
【0071】また、上記各実施形態では、発光プロフィ
ール情報測定モードに設定するための操作部を備え、そ
のモードに設定された状態でレリーズ釦の全押し操作が
なされると、発光プロフィールの測定を開始する例を説
明したが、従来よりカメラシステムが備えている何れか
の操作部を発光プロフィール情報測定モード設定用とし
て兼用しても良いし、釦などの専用の操作部を設け、そ
の操作部が操作されると、発光プロフィール情報測定モ
ードが設定され、発光プロフィールの測定が開始される
ようにしても良い。
【0072】さらに、本発明は、露光制御がレンズシャ
ッタにより行われるカメラシステムにも適用することが
できる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子閃光装置の発光プロフィールに関する情報を前もっ
て測定することにより、その時に装着されている電子閃
光装置の特性を、カメラの制御に、有効に利用すること
が可能となる。
【0074】特に、発光と露光とのタイミング制御を、
前もって測定した電子閃光装置の発光プロフィールに関
する情報に応じて行えば、ストロボ同調秒時を高速化す
ることが可能であり、また、露光むらのある画像が取得
されてしまうのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のカメラシステムの概略構成図で
ある。
【図2】第1実施形態のカメラシステムの制御系を示す
ブロック図である。
【図3】第1実施形態における発光プロフィールの測定
方法について説明するタイミングチャートである。
【図4】第1実施形態の露出演算に使用されるプログラ
ム線図を示す図である。
【図5】第1実施形態における発光と露光のタイミング
制御を説明するタイミングチャートである。
【図6】第2実施形態のカメラシステムの概略構成図で
ある。
【図7】第2実施形態のカメラシステムの制御系を示す
ブロック図である。
【図8】第2実施形態における発光と露光のタイミング
制御を説明するタイミングチャートである。
【図9】第2実施形態において、TV<T0が成立する
ときの発光と露光のタイミング制御を説明するタイミン
グチャートである。
【図10】従来のカメラシステムにおけるストロボ同調
秒時を説明する図である。
【図11】従来の電子カメラシステムにおけるストロボ
同調秒時を説明する図である。
【符号の説明】
1,1’ カメラ本体 2 撮影レンズ 3,3’ 電子閃光装置 4 ミラー 5,5’ シャッタ 6 フィルム 7 調光用測光素子 8 露出演算用測光素子 9 ペンタプリズム 10 スクリーン 11 接眼レンズ 12,13 集光レンズ 14 絞り 15 CCD撮像素子(CCD) 21,21’ カメラCPU(請求項における制御手段
に対応) 22 レリーズ釦 23 レンズCPU 24 エンコーダ 25 レンズROM 26 露出制御用測光回路 27 調光制御回路 28 発光制御回路 29 閃光回路 30 発光部 31 閃光装置CPU 32 EEPROM(請求項における記憶手段に対応) 33 ISO感度検出回路 34 焦点検出用回路 35 A/D変換器 36 画像処理回路 37 メモリ 38 測光回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラと電子閃光装置とからなるカメラ
    システムにおいて、 前記電子閃光装置の発光プロフィールを測定する測定手
    段と、 前記測定手段により測定された前記発光プロフィールに
    関する情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段により記憶された前記発光プロフィールに
    関する情報に応じて、前記カメラの制御を行う制御手段
    とを備えたことを特徴とするカメラシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカメラシステムにおい
    て、 前記測定手段は、前記カメラの露出用測光手段を用い
    て、前記発光プロフィールを測定することを特徴とする
    カメラシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のカメラシ
    ステムにおいて、 前記発光プロフィールに関する情報には、少なくとも、
    閃光の発光時間を示す閃光時間情報が含まれることを特
    徴とするカメラシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載
    のカメラシステムにおいて、 前記発光プロフィールに関する情報には、少なくとも、
    発光開始の指示から発光開始までの遅延時間を示すディ
    レイ時間情報が含まれ、 前記制御手段は、前記ディレイ時間情報に応じて、前記
    カメラの露光と前記電子閃光装置の発光とのタイミング
    を制御することを特徴とするカメラシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載
    のカメラシステムにおいて、 前記発光プロフィールに関する情報には、少なくとも、
    閃光の光度がピークを迎えるまでに要す時間を示すピー
    ク到達時間情報が含まれ、 前記制御手段は、前記ピーク到達時間情報に応じて、前
    記カメラの露光と前記電子閃光装置の発光とのタイミン
    グを制御することを特徴とするカメラシステム。
JP2001372358A 2001-12-06 2001-12-06 カメラシステム Expired - Fee Related JP4151264B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001372358A JP4151264B2 (ja) 2001-12-06 2001-12-06 カメラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001372358A JP4151264B2 (ja) 2001-12-06 2001-12-06 カメラシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003172970A true JP2003172970A (ja) 2003-06-20
JP4151264B2 JP4151264B2 (ja) 2008-09-17

Family

ID=19181268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001372358A Expired - Fee Related JP4151264B2 (ja) 2001-12-06 2001-12-06 カメラシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4151264B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102141719A (zh) * 2010-02-01 2011-08-03 奥林巴斯映像株式会社 摄影装置
JP2011160188A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Olympus Imaging Corp 撮影装置
JP2011248173A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Olympus Imaging Corp 撮影装置
WO2012161772A1 (en) * 2011-02-20 2012-11-29 Lab Partners Associates, Inc. Photographic synchronization optimization system and method
US8326140B2 (en) 2007-05-29 2012-12-04 Lab Partners Associates, Inc. External photographic wireless communication device and method
US8326136B1 (en) 2009-02-12 2012-12-04 Lab Partners Associates, Inc. Systems and methods for communicating with a device using one or more camera body controls
US8326141B1 (en) 2009-02-12 2012-12-04 Lab Partners Associates, Inc. Systems and methods for changing power states of a remote device using one or more camera body controls and a preset delay
US8351774B2 (en) 2002-11-26 2013-01-08 Lab Partners Associates, Inc. Wireless communication system and method for photographic flash synchronization
US8559804B1 (en) 2006-04-07 2013-10-15 Lab Partners Associates, Inc. Wireless camera flash synchronizer system and method
US8571406B2 (en) 2009-02-12 2013-10-29 Lab Partners Associates, Inc. Early photographic predictor signal synchronization system and method
US8600224B2 (en) 2010-07-14 2013-12-03 Lab Partners Associates, Inc. Photographic wireless communication protocol system and method
US8614766B1 (en) 2009-02-12 2013-12-24 Lab Partners Associates, Inc. Systems and methods for controlling a power state of a remote device using camera body backlighting control signaling
US8718461B2 (en) 2009-02-12 2014-05-06 Lab Partners Associates, Inc. Photographic synchronization optimization system and method
US8803989B2 (en) 2005-07-20 2014-08-12 Lab Partners Associates, Inc. Zero delay photographic synchronization system and method
WO2016076777A1 (en) * 2014-11-14 2016-05-19 Profoto Ab A flash generator for a flash tube
US9690169B2 (en) 2013-11-04 2017-06-27 Lab Partners Associates, Inc. Photographic lighting system and method

Cited By (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8351774B2 (en) 2002-11-26 2013-01-08 Lab Partners Associates, Inc. Wireless communication system and method for photographic flash synchronization
US9420157B2 (en) 2005-07-20 2016-08-16 Lab Partners Associates, Inc. Zero delay photographic synchronization system and method
US9918000B2 (en) 2005-07-20 2018-03-13 Lab Partners Associates, Inc. Zero delay predictor signal synchronization system and method
US8803989B2 (en) 2005-07-20 2014-08-12 Lab Partners Associates, Inc. Zero delay photographic synchronization system and method
US8559804B1 (en) 2006-04-07 2013-10-15 Lab Partners Associates, Inc. Wireless camera flash synchronizer system and method
US8824882B2 (en) 2007-05-29 2014-09-02 Lab Partners Associates, Inc. TTL photographic wireless communication system and method
US8326140B2 (en) 2007-05-29 2012-12-04 Lab Partners Associates, Inc. External photographic wireless communication device and method
US10429724B2 (en) 2007-05-29 2019-10-01 Lab Partners Associates, Inc. TTL photographic wireless system, method, and device for synchronization of remote devices via hot shoe communications
US9602707B2 (en) 2007-05-29 2017-03-21 Lab Partners Associates, Inc. External photographic wireless communication device
US8526808B2 (en) 2007-05-29 2013-09-03 Lab Partners Associates, Inc. TTL photographic wireless communication system and method
US9250499B2 (en) 2007-05-29 2016-02-02 Lab Partners Associates, Inc. TTL photographic wireless communication system and method with exposure compensation value transfer to a remote lighting device
US8331776B2 (en) 2007-05-29 2012-12-11 Lab Partners Associates, Inc. External photographic wireless TTL communication device and method
US8571406B2 (en) 2009-02-12 2013-10-29 Lab Partners Associates, Inc. Early photographic predictor signal synchronization system and method
US8917350B2 (en) 2009-02-12 2014-12-23 Lab Patners Associates, Inc. Early photographic synchronization system and method
US10824053B2 (en) 2009-02-12 2020-11-03 Lab Partners Associates, Inc. Photographic synchronization optimization system and method
US8718461B2 (en) 2009-02-12 2014-05-06 Lab Partners Associates, Inc. Photographic synchronization optimization system and method
US20180024418A1 (en) * 2009-02-12 2018-01-25 Lab Partners Associates, Inc. Photographic Synchronization Optimization System and Method
US8614766B1 (en) 2009-02-12 2013-12-24 Lab Partners Associates, Inc. Systems and methods for controlling a power state of a remote device using camera body backlighting control signaling
US8705950B2 (en) 2009-02-12 2014-04-22 Lab Partners Associates, Inc. Early photographic critical point synchronization system and method
US8571401B2 (en) 2009-02-12 2013-10-29 Lab Partners Associates, Inc. Systems and methods for changing power states of a remote device using one or more camera body controls and a preset delay
US8326141B1 (en) 2009-02-12 2012-12-04 Lab Partners Associates, Inc. Systems and methods for changing power states of a remote device using one or more camera body controls and a preset delay
US9354491B2 (en) 2009-02-12 2016-05-31 Lab Partners Associates, Inc. Photographic synchronization optimization system and method
US8326136B1 (en) 2009-02-12 2012-12-04 Lab Partners Associates, Inc. Systems and methods for communicating with a device using one or more camera body controls
US8538250B2 (en) 2009-02-12 2013-09-17 Lab Partners Associates, Inc. Systems and methods for communicating with a device using one or more camera body controls
JP2011160188A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Olympus Imaging Corp 撮影装置
US9294684B2 (en) * 2010-02-01 2016-03-22 Olympus Corporation Photographing apparatus capable of flash light emission
CN103402296B (zh) * 2010-02-01 2016-03-23 奥林巴斯株式会社 摄影装置
US20140333827A1 (en) * 2010-02-01 2014-11-13 Olympus Imaging Corp. Photographing apparatus capable of flash light emission
CN102141719A (zh) * 2010-02-01 2011-08-03 奥林巴斯映像株式会社 摄影装置
US8817173B2 (en) 2010-02-01 2014-08-26 Olympus Imaging Corp. Photographing apparatus capable of flash emission
CN103402296A (zh) * 2010-02-01 2013-11-20 奥林巴斯映像株式会社 摄影装置
JP2011248173A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Olympus Imaging Corp 撮影装置
US8600224B2 (en) 2010-07-14 2013-12-03 Lab Partners Associates, Inc. Photographic wireless communication protocol system and method
GB2502729A (en) * 2011-02-20 2013-12-04 Lab Partners Associates Inc Photographic synchronization optimization system and method
WO2012161772A1 (en) * 2011-02-20 2012-11-29 Lab Partners Associates, Inc. Photographic synchronization optimization system and method
US10578950B2 (en) 2013-11-04 2020-03-03 Lab Partners Associates, Inc. Photographic lighting system and method
US9690169B2 (en) 2013-11-04 2017-06-27 Lab Partners Associates, Inc. Photographic lighting system and method
WO2016076777A1 (en) * 2014-11-14 2016-05-19 Profoto Ab A flash generator for a flash tube
US10349504B2 (en) 2014-11-14 2019-07-09 Profoto Ab Flash generator for a flash tube
US10785835B2 (en) 2014-11-14 2020-09-22 Profoto Ab Flash generator for a flash tube

Also Published As

Publication number Publication date
JP4151264B2 (ja) 2008-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4151264B2 (ja) カメラシステム
JPH04151631A (ja) カメラの自動調光装置
JP3695380B2 (ja) カメラ
JP4872170B2 (ja) カメラシステム
JPH08328069A (ja) ストロボ内蔵カメラ
JP4407163B2 (ja) カメラシステム
JP3647085B2 (ja) カメラシステム
JPH05127215A (ja) カメラ
JP2006106201A (ja) カメラ
JP2004361445A (ja) 閃光装置
JP2005148227A (ja) カメラシステムおよび閃光装置
JP4109943B2 (ja) オートフォーカスカメラ
JP4810768B2 (ja) カメラ
JP3145508B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP4262821B2 (ja) 撮像用ストロボ装置
JP3098047B2 (ja) 閃光撮影のためのカメラシステム
JP2000155350A (ja) 撮像機器のフラッシュライト調光方法及び装置
JPH0915490A (ja) 自動焦点調節装置及びカメラ
JP2000010148A (ja) 閃光制御装置
JP2004070099A (ja) 焦点検出装置及びカメラ
JP3098048B2 (ja) 閃光撮影のためのカメラシステム
JP2817153B2 (ja) Ttl自動調光カメラ
JP2588211Y2 (ja) カメラ
JP3709243B2 (ja) カメラ
JP2002277934A (ja) カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070907

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080404

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080610

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4151264

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140711

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140711

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140711

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees