JP4151264B2 - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4151264B2
JP4151264B2 JP2001372358A JP2001372358A JP4151264B2 JP 4151264 B2 JP4151264 B2 JP 4151264B2 JP 2001372358 A JP2001372358 A JP 2001372358A JP 2001372358 A JP2001372358 A JP 2001372358A JP 4151264 B2 JP4151264 B2 JP 4151264B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emission
time
camera
flash
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001372358A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003172970A (ja
Inventor
利一 檜垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2001372358A priority Critical patent/JP4151264B2/ja
Publication of JP2003172970A publication Critical patent/JP2003172970A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4151264B2 publication Critical patent/JP4151264B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子閃光装置(所謂ストロボ装置)を使用可能なカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子閃光装置の発光する閃光の光度は、あるピークを有した山形の波形をしている。
このため、閃光撮影時、カメラのシャッタ速度(露光時間)が速すぎると、閃光の有効部分の全部を露光に利用することができなくなり、露光むらのある画像や露光不足の画像が取得されてしまう可能性がある。
【0003】
そこで、カメラと電子閃光装置とからなるカメラシステムでは、閃光撮影の性能を示す指標の1つとして、電子閃光装置とカメラとが同調可能な最速のシャッタ速度である「ストロボ同調秒時」が用いられる(なお、同調とは、閃光の有効部分の全部がシャッタ全開時の露光中に出現し終わることを指す。)。
すなわち、ストロボ同調秒時が速いほど、カメラに対するシャッタ速度や絞り値の設定の自由度が高まる。
【0004】
カメラシステムは、ストロボ同調秒時に対応した動作をしており、例えば、閃光撮影時にシャッタ速度としてユーザが設定可能な速度の最速値を、このストロボ同調秒時に一致させていたり、ストロボ同調秒時よりも高速なシャッタ速度の下ではレリーズ釦が押下できないようになっていたりする。
なお、仮に、ストロボ同調秒時よりも高速なシャッタ速度の下で良好な露出の画像を取得しようとするのであれば、閃光の光度を保つために、所謂「FP発光」などの消費電力の高い特殊な発光方法を用いなければならない。
【0005】
本来、ストロボ同調秒時は、電子閃光装置に対する発光開始の指示から閃光の有効部分が出現し終わるまでの時間Tk(本明細書では、「閃光所要時間」という。)が短いほど速くなり、また、カメラのシャッタの幕速度Ts1が速いほど速くなる。
図10は、従来のカメラシステムにおけるストロボ同調秒時を説明する図である。なお、図10では、カメラの露光制御がフォーカルプレーンシャッタによって行われる場合の例(一般の一眼レフカメラにおける露光制御である。)を示している。
【0006】
先ず、フォーカルプレーンシャッタの配置位置は、レンズの瞳面に配置されるレンズシャッタのそれと異なり、焦点面(フィルム面)であるので、露光をそのフィルム面の全域に亘り均一にするために、閃光の発光は、シャッタが全開している期間のみに限定される必要がある。このため、電子閃光装置に対する発光開始信号(図10(2))と発光停止信号(図10(3))が発行されるのは、何れもシャッタ全開中とされる。
【0007】
シャッタの幕速度(シャッタ開放開始から全開までの時間)がTs1(図10(1))であるときには、通常、発光開始信号の発行(図10(2))は、シャッタ開放開始からTs1だけ後となる。
そして、発光開始信号の発行から若干遅れて、実際の閃光の発光が開始される(図10(4))。
【0008】
ここで、閃光の有効部分は、閃光光度がピーク光度を経過してそのピーク光度の1/2の光度になるまでとされる。
よって、閃光所要時間Tkは、発光開始信号の発行(図10(2))から、閃光光度がピーク光度の1/2になるまで(図10(5))の時間である。
この閃光の有効部分が露光に利用されるためには、シャッタ閉鎖開始(図10(6))が、閃光所要時間Tkの終了時以降である必要がある。
【0009】
したがって、閃光の有効部分の全部が利用されるようなシャッタ速度TVのうち最速のものである、ストロボ同調秒時T0は、T0=Ts1+Tkとなる。
なお、図10では、シャッタ速度TVがストロボ同調秒時T0に等しい場合を示した。
また、図11は、従来の電子カメラシステムにおけるストロボ同調秒時を説明する図である。
【0010】
図10との相違は、カメラが電子カメラであり、露光制御が電子シャッタによって行われる点である。
電子シャッタによる露光制御は、シャッタの幕速度には影響されない。
したがって、ストロボ同調秒時T0も、シャッタの幕速度Ts1に依らず、T0=Tkとなる。
【0011】
ところで、上記した何れのカメラシステムにおいても、電子閃光装置は、撮影用途などに応じて、異なる種類のものに交換される可能性がある。
当然ながら、異なる種類の電子閃光装置の閃光所要時間Tkは、それに使用されているキセノン管の長さなどによって異なる。
因みに、図10及び図11にも示したように、長いキセノン管を使用した電子閃光装置Aの閃光所要時間Tkは、短いキセノン管を使用した電子閃光装置Bの閃光所要時間Tkよりも、長くなる傾向にある。
【0012】
このため、従来のカメラシステムでは、ストロボ同調秒時T0を、想定される最長の閃光所要時間Tkmaxに応じた値、すなわちT0=Ts1+Tkmaxと認識している(なお、電子カメラシステムでは、シャッタの幕速度Ts1に依らないので、T0=Tkmaxであると認識している。)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、従来のカメラシステムでは、閃光所要時間Tkが、Tkmaxよりも短い電子閃光装置が使用された場合には、設定可能なシャッタ速度が必要以上に遅く制限されてしまったり、FP発光の必要頻度が必要以上に高くなったりする。
【0014】
また、反対に、閃光所要時間Tkが、想定していたTkmaxよりも長い電子閃光装置が使用された場合には、閃光の有効領域がシャッタの後幕の走行と重なり、露光むらのある画像が取得されてしまうことがある。
このように、個々の電子閃光装置の特性が有効に利用されないのは、非効率的である。
【0015】
そこで本発明の目的は、個々の電子閃光装置の特性に応じた制御を行うことのできるカメラシステムを提供することにある。
【0016】
本発明のカメラシステムは、カメラと電子閃光装置とからなるカメラシステムにおいて、前記電子閃光装置の発光プロフィールに関する情報を測定する発光プロフィール測定モードと、前記電子閃光装置を用いて閃光撮影を行う閃光撮影モードとの何れかを設定する操作部と、前記電子閃光装置の発光動作時に測光した輝度をもとに前記電子閃光装置の前記発光動作時の発光波形を求め、求めた前記発光波形に基づいて、前記電子閃光装置の前記発光プロフィールに関する情報を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された前記発光プロフィールに関する情報を記憶する記憶手段と、前記発光プロフィール測定モードに設定されているときには、前記測定手段による前記発光プロフィールに関する情報の測定動作および前記記憶手段による前記発光プロフィールに関する情報の記憶動作を実行させ、前記閃光撮影モードに設定されているときには、前記記憶手段により記憶された前記発光プロフィールに関する情報に応じて、前記カメラと前記電子閃光装置とが同調可能な最速のシャッタ速度であるストロボ同調秒時を設定し、且つその設定されたストロボ同調秒時と前記発光プロフィールに関する情報とに基づいて前記電子カメラの露光と前記電子閃光装置の閃光発光とのタイミングを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
なお、好ましくは、前記測定手段は、前記カメラの露出用測光手段を用いて、前記発光プロフィールを前記カメラのレンズを介して測定しても良い。
また、好ましくは、前記発光プロフィールに関する情報には、少なくとも、閃光の発光時間を示す閃光時間情報が含まれても良い。
【0018】
また、好ましくは、前記発光プロフィールに関する情報には、少なくとも、発光開始の指示から発光開始までの遅延時間を示すディレイ時間情報が含まれ、前記制御手段は、前記ディレイ時間情報に応じて、前記カメラの露光と前記電子閃光装置の発光とのタイミングを制御しても良い。
【0019】
また、好ましくは、前記発光プロフィールに関する情報には、少なくとも、閃光の光度がピークを迎えるまでに要す時間を示すピーク到達時間情報が含まれ、前記制御手段は、前記ピーク到達時間情報に応じて、前記カメラの露光と前記電子閃光装置の発光とのタイミングを制御しても良い。
また、好ましくは、前記発光プロフィールに関する情報には、少なくとも、発光開始の指示から閃光の光度がピークに達し、さらに、所定の光度に減少するまでに要す時間を示す時間情報が含まれても良い。
また、好ましくは、前記発光プロフィールに関する情報には、少なくとも、発光開始から閃光の光度がピークに達し、さらに、所定の光度に減少するまでに要す時間を示す時間情報が含まれても良い。
また、好ましくは、前記電子閃光装置として、種類の異なる複数の電子閃光装置を前記カメラに着脱可能であっても良い。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1、図2、図3、図4を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のカメラシステムの概略構成図である。
【0021】
カメラシステムは、カメラ本体1、撮影レンズ2、電子閃光装置3からなる。例えば、撮影レンズ2と電子閃光装置3とは、カメラ本体1に対し着脱可能である。
また、図1に示すカメラ本体1は、例えば、一眼レフレックスカメラであり、ミラー4が破線で示したミラーダウン状態となることにより、撮影が不可となると共にユーザによる被写体の目視が可能となる。また、ミラー4が実線で示したミラーアップ状態となることにより、撮影が可能となる。
【0022】
非撮影時に、撮影レンズ2を透過した光束は、ミラーダウン状態のミラー4にて反射され、スクリーン10、ペンタプリズム9を介して接眼レンズ11に導かれる。
なお、非撮影時に、ミラー4で反射した光束の一部の光は、スクリーン10、ペンタプリズム9、集光レンズ12を介して露出演算用測光素子8に導かれる。露出演算用測光素子8の出力は、露出演算(シャッタ速度TVや絞り値AVの決定)の際に参照される。因みに、この露出演算用測光素子8は、測光を、被写界の複数の分割領域のそれぞれについて行うことができ(分割測光)、露出演算を、被写界の明るさ分布に応じて行うことを可能とする。
【0023】
撮影時には、撮影レンズ2内の絞り14が絞り込まれた後、シャッタ5の先幕(不図示)の走行によりフィルム6の露光が開始される。このとき、ミラー4はミラーアップ状態となっており、撮影レンズ2を通過した被写体光は、フィルム6上に結像される。そして、電子閃光装置3が本発光して被写体を照明し、その後、電子閃光装置3の発光が停止し、さらに、シャッタ5の後幕(不図示)の走行により露光が終了する。
【0024】
因みに、シャッタ5の先幕の走行は、先幕マグネット(不図示)のOFFによって、また、シャッタ5の後幕の走行は、後幕マグネット(不図示)のOFFによって開始される。
ここで、本実施形態のカメラシステムには、TTL自動調光システムが適用されており、上記の本発光中に、フィルム6上に結像された光の一部はフィルム6上で反射され、集光レンズ13を介して調光用測光素子7上に結像される。この調光用測光素子7による測光は、この本発光中に継続して行われ、実際の調光量が、予め決定された目標値に正確に一致するようなタイミングで、発光停止信号(後述)が発行される。因みに、調光用測光素子7は、被写界の明るさ分布に応じた調光(分割調光)を可能とする。
【0025】
なお、上記本発光時における測光の各分割領域に対する重み付け量や感度を決定したり、調光量の目標値を決定したりするために、電子閃光装置3による予備発光が行われてもよい。
この予備発光による被写界からの反射光は、ミラー4がアップ状態となった後しかもシャッタ5が開く前にそのシャッタ5の幕面で反射され集光レンズ13を介して調光用測光素子7上に結像される。
【0026】
図2は、本実施形態のカメラシステムの制御系を示すブロック図である。
カメラ本体1には、ユーザインタフェースであるレリーズ釦22、及びそのレリーズ釦22の操作に応じてカメラ本体1のシーケンス制御を行うカメラCPU21、ユーザの設定情報やカメラ製造時の調整データなどが格納されるEEPROM32が備えられる。なお、ユーザの設定情報とは、例えば、ユーザが前回カメラシステムを使用した際の撮影モードなどであり、カメラ製造時の調整データとは、例えばカメラ本体1のデータ補正に関する情報などである。
【0027】
また、カメラ本体1には、カメラCPU21の制御下で動作する以下の各部が備えられる。
すなわち、カメラ本体1に備えられるのは、シャッタ5、電子閃光装置3内の閃光回路29(後述)に発光信号(発光開始信号及び発光停止信号)を出力する発光制御回路28、調光用測光素子7の出力信号に基づいて分割調光動作を行う信号処理回路である調光制御回路27、露出演算用測光素子8の出力信号に基づいて分割測光動作を行う信号処理回路である露出制御用測光回路26、装填されたフィルム6のISO感度をDXコードから読み取るISO感度検出回路33、焦点検出を行いピントズレ量を出力する焦点検出用回路34などである。
【0028】
ここで、露出制御用測光用回路26は、カメラCPU21の指示により任意の分割された被写界の輝度情報をリアルタイムにアナログ電圧信号としてカメラCPU21に出力する。カメラCPU21は、このアナログ電圧信号をデジタルデータに変換するA/D変換器35を内蔵する。
また、EEPROM32には、カメラ本体1が後述する方法で測定する電子閃光装置3の発光プロフィールに関する情報も格納される。発光プロフィールに関する情報とは、例えば、閃光所要時間Tkなどである。
【0029】
閃光所要時間Tkは、発光開始信号の発行時を基準としても、実際の発光開始時を基準としても表すことができるが、以下の説明では、閃光所要時間Tkを、発光開始信号の発行時を基準とし、その発行時から有効部分の全部が出現し終わるまでの時間とする。
【0030】
なお、図2では図示を省略したが、カメラ本体1は、ユーザが後述する発光プロフィール情報測定モードを設定するための操作部を備えるものとする。
撮影レンズ2には、レンズの他、絞り14、レンズCPU23、及びレンズの撮影距離を検出するエンコーダ24などが備えられる。レンズCPU23内のレンズROM25には、レンズの開放絞り値、射出瞳距離の誤差など、撮影レンズ2に固有のレンズ情報が格納される。
【0031】
電子閃光装置3には、閃光を発光する発光部30、前記発光信号に応じて発光部30を駆動する閃光回路29、閃光装置CPU31などが備えられる。
そして、カメラ本体1内のカメラCPU21には、撮影レンズ2内の絞り14及びレンズCPU23、及び電子閃光装置3内の閃光装置CPU31が接続され、レンズCPU23からカメラCPU21には、エンコーダ24が検出する撮影距離やレンズ情報が送出され、閃光装置CPU31とカメラCPU21との間では、お互いの設定情報などの情報が授受される。
【0032】
次に、本実施形態における電子閃光装置3の発光プロフィールの測定方法について、図3に示すタイミングチャートを参照して説明する。
ユーザにより、不図示の操作部を介して発光プロフィール情報測定モードに設定された状態で、カメラシステムが壁などの適当な被写体に向けられ、レリーズ釦22の全押し操作がなされると、カメラCPU21は、以下の手順で電子閃光装置3の発光プロフィールを測定する。
【0033】
1:カメラCPU21は、露出制御用測光回路26に対して、測光した輝度を、リアルタイムのアナログ電圧信号として出力するよう指示する(図3(1))。このような指示により露出制御用測光回路26は、アナログ電圧信号の出力を開始する(図3(2))。
2:カメラCPU21は、前記リアルタイムのアナログ電圧信号を一定時間間隔でサンプリングし始め、内部のA/D変換器35を用いて、サンプリングした電圧信号をデジタルデータに変換する(図3(3))。
【0034】
3:カメラCPU21は、発光制御回路28を介して、電子閃光装置3へ発光開始信号を発行する(図3(4))。
4:カメラCPU21は、変換したデジタルデータをもとに、発光開始信号の発行から、閃光光度が増加し始める(図3(5))までの時間を演算して、ディレイ時間Tdとする。
【0035】
5:カメラCPU21は、変換したデジタルデータをもとに、発光開始信号の発行から、閃光光度がピーク光度になり(図3(6))、さらに、そのピーク光度の1/2に減少する(図3(7))までの時間を演算して、閃光所要時間Tkとする。
6:カメラCPU21は、以上のデータを発光プロフィールに関する情報としてEEPROM32に格納して発光プロフィールの測定を終了する。
【0036】
後述したように、本実施形態のカメラCPU21は、このような方法で測定した電子閃光装置3の発光プロフィールに関する情報に応じてストロボ同調秒時T0を認識するので、カメラCPU21による制御は、電子閃光装置3の特性に応じたものとなる(詳細は後述する)。
さらに、本実施形態では、露光と発光とのタイミング制御を、電子閃光装置3の特性に対してより柔軟に適合させるために、発光プロフィールに関する情報としては、閃光所要時間Tkだけでなく、ディレイ時間Tdと有効閃光時間Tfとを個別に示す詳細な情報が測定され、EEPROM32に格納されることが好ましい。以下、この詳細な情報が格納されるとして説明する。
【0037】
ここで、ディレイ時間Tdは、発光開始信号が発行されてから実際に閃光の発光が開始されるまでの遅延時間であり、有効閃光時間Tfは、閃光の発光が開始されてから、閃光光度がピーク光度を経過してそのピーク光度の1/2になるまでの時間である。
【0038】
次に、本実施形態のカメラCPU21の制御下における各部の動作について説明する。なお、ここで説明するのは、閃光撮影時(閃光撮影モード設定時)の動作であり、それ以外の動作については、公知であるので、その説明を省略する。レリーズ釦22の半押し操作に引き続いて全押し操作がなされると、ISO感度検出回路33からISO感度SVが読み込まれ、撮影レンズ2から、レンズ情報、撮影距離などが読み込まれる。また、これと同時に、電子閃光装置3から、設定情報などが読み込まれると共に、EEPROM32に格納されている発光プロフィールに関する情報が読み込まれる。
【0039】
次に、露出制御用測光回路26による被写界の分割測光が行われ、その分割測光の結果とISO感度SVとに基づく露出演算(EV=BV+SVの式を使用するアペックス演算など)によって、シャッタ速度TVや絞り値AVが決定される。
図4は、本実施形態の露出演算に使用されるプログラム線図を示す図である。なお、図4では、プログラムモード、しかもISO感度が100である場合に使用されるプログラム線図の一例を示したが、以下の説明は、他のモード(絞り値優先モード、シャッタ速度優先モードなど)、ISO感度が別の値である場合に使用される各プログラム線図についても、同様に当てはまる。
【0040】
先ず、このプログラム線図は、閃光撮影用であるので、最速のシャッタ速度が、ストロボ同調秒時T0に一致している。
但し、本実施形態のストロボ同調秒時T0は、発光プロフィールに関する情報(前もって測定され、EEPROM32に格納されている)に応じた値となっている(詳細は後述)。
【0041】
このように、電子閃光装置3の特性を反映したストロボ同調秒時T0によれば、シャッタ速度TVや絞り値AVの設定に、電子閃光装置3の特性が有効に利用されることとなる。
【0042】
なお、図4では、比較のため、従来のあるカメラシステムで使用されていたプログラム線図を一緒に示した。図4中点線で示すのが本実施形態のプログラム線図であり、実線で示すのが従来のプログラム線図である。
従来のストロボ同調秒時T0’は、想定される最長の閃光所要時間を持つ電子閃光装置にも対処できるよう遅めの値に設定されるので、プログラム線図の最速のシャッタ速度も、遅めの値(1/125秒)に設定されている。したがって、シャッタ速度TVや絞り値AVの設定の自由度は、低い。
【0043】
一方、本実施形態のストロボ同調秒時T0は、電子閃光装置3の特性に応じて設定されるので、プログラム線図の最速のシャッタ速度も、最適値(1/250秒)に設定されている。したがって、シャッタ速度TVや絞り値AVの設定の自由度は、従来よりも高くなる。
もし、閃光所要時間Tkが想定される最長の閃光所要時間Tkmaxより長かった場合でも、図4中破線で示したようにストロボ同調秒時を手振れ限界の低速リミット秒時までの範囲で設定することにより、シャッタ5の後幕の走行に閃光の発光が重なってしまうことが無くなるので、露光むらのある画像が取得されてしまうのを防ぐことができる。
【0044】
なお、本実施形態のストロボ同調秒時T0については、閃光所要時間Tkに応じた値(T0=Ts1+Tk)ではなく、有効閃光時間Tfに応じた値(T0=Ts1+Tf)とされる。この場合、ストロボ同調秒時T0が、高速化されるので、シャッタ速度や絞り値の設定の自由度が、さらに高まる。
ここで、有効閃光時間Tfに応じた値となるのは、後述するように、本実施形態における発光と露光とのタイミング制御が、発光プロフィールに関する情報のうち特にディレイ時間Tdに応じた柔軟な制御となっているからである。
【0045】
次に、ミラー4がアップ状態になると共に、撮影レンズ2内の絞り14が、先に決定された絞り値AVまで絞り込まれる。
続いて、電子閃光装置3による予備発光が行われ、このときの調光制御回路27による分割測光の結果に基づき、各分割領域ごとの重み付け量や、本発光時の調光量の目標値が決定される。その目標値は、調光制御回路27に対して設定される。
【0046】
以上のように、絞り値AV、シャッタ速度TV、調光量の目標値などの各撮影条件が決定されると、発光と露光のタイミング制御が開始される。
図5は、本実施形態における発光と露光のタイミング制御を説明するタイミングチャートである。
先ず、先幕マグネットがオフされて(図5(1))シャッタ5の先幕の走行が開始される。
【0047】
さらにその後、発光開始信号が発行される(図5(2))。
但し、本実施形態では、発光開始信号の発行(図5(2))は、先幕マグネットがオフされて(図5(1))から、時間(Ts1−Td)だけ経過した後である。
したがって、本実施形態において、閃光の発光が実際に開始される(図5(3))のは、シャッタ5が全開した時点(図5(4))に一致する。
【0048】
なお、発光開始信号の発行(図5(2))と同時(又はシャッタ5の全開及び発光開始と同時)に、本発光時における測光が開始される。
その後、測光される量が調光量の目標値と同じ値を示した時点で、発光停止信号が発行され(図5(5))、閃光の発光が停止する(なお、図5において、Tcで示すのが調光時間である。)。
【0049】
さらに時間が経過して、先幕マグネットがオフされた時点(図5(1))から前記決定されたシャッタ速度TVだけ時間が経過した時点で、後幕マグネットがオフされる(図5(6))。
これによって、シャッタ5の後幕が走行し、閃光撮影は終了する。
【0050】
すなわち、本実施形態では、発光開始信号の発行(図5(2))が、シャッタ5が全開する(図5(4))よりも前、しかも、ディレイ時間Tdに応じた時間(Ts1−Td)だけ前となるので、実際の発光開始(図5(3))が、シャッタ5の全開(図5(4))と同時になる。
この結果、閃光の有効部分の全部が利用されるようなシャッタ速度TVのうち最速のものであるストロボ同調秒時T0には、ディレイ時間Tdが含まれないこととなる。すなわち、ストロボ同調秒時T0は、ディレイ時間Tdに依らず、T0=Ts1+Tfとなる。
【0051】
したがって、本実施形態では、仮に、電子閃光装置3のディレイ時間Tdが長かったとしても、ストロボ同調秒時T0は高速化される。
なお、図5では、シャッタ速度TVがストロボ同調秒時T0に等しい場合を示した。
以上、本実施形態では、前もって測定した発光プロフィールに関する情報に応じて、電子閃光装置3の特性を反映したストロボ同調秒時T0が採用されるので、シャッタ速度TVや絞り値AVの設定に電子閃光装置3の特性が有効に利用される。そのため、ストロボ同調秒時が高速化でき、また、電子閃光装置3の閃光所要時間Tkが想定される最長の閃光所要時間Tkmaxよりも長かった場合に、シャッタ5の後幕の走行に閃光の発光が重なってしまうことが無くなるので、露光むらのある画像が取得されてしまうのを防ぐことができる。
【0052】
なお、言うまでもないが、本実施形態において、電子閃光装置3の特性を利用できるという効果については、発光プロフィールに関する情報として閃光所要時間Tkのみを前もって測定してEEPROM32に格納し、かつストロボ同調秒時T0をT0=Ts1+Tkと認識するだけでも、得ることができる。この場合、発光プロフィールに関する情報として測定すべき情報は、閃光所要時間Tkのみでもよい。
【0053】
<第2実施形態>
図3、図6、図7、図8、図9を参照して本発明の第2実施形態について説明する。
ここでは、第1実施形態との相違点についてのみ説明し、その他の説明を省略する。
【0054】
図6は、本実施形態のカメラシステムの概略構成図である。図7は、本実施形態のカメラシステムの制御系を示すブロック図である。
本実施形態のカメラシステムにおいて、第1実施形態のカメラシステムとの相違点は、カメラ本体1’が電子カメラであると共に、これに伴い、電子閃光装置3’が電子カメラ対応の電子閃光装置となっている点にある。
【0055】
カメラ本体1’は、第1実施形態のカメラ本体1において、フィルム6に代えてCCD撮像素子(CCD)15が備えられ、カメラ本体1’には、CCD15の出力信号に対し処理を施す画像処理回路36、及び画像データを格納するメモリ37などが付加され、ISO感度検出回路33が省略されたものである。
なお、シャッタ5’は、シャッタ5と同じものであってもよいが、カメラ本体1’においては、露光制御が電子シャッタにより行われるので、単一の幕からなるシャッタ(幕開マグネット(不図示)のOFFにより開放され、かつ、幕閉マグネット(不図示)のOFFにより閉鎖されるようなシャッタ)であるのが一般的である。
【0056】
電子閃光装置3’は、電子閃光装置3において、測光回路38が付加されたものである。
また、本実施形態のカメラシステムにおいては、CCD15がフィルム6のような反射特性を有していないことから、本発光時における測光は、調光用測光素子7が行う代わりに、電子閃光装置3’に備えられた測光回路38が行う。なお、測光回路38は、被写界の明るさではなく、電子閃光装置3’による発光光量を直接測光するものであるので、本実施形態における本発光でモニタされるのは、調光量に代えて発光量である。そして、発光量の目標値は、予備発光時を基準とした倍数として表される。
【0057】
以下、本実施形態のカメラCPU21’の制御下における各部の動作について説明する。
先ず、本実施形態では、露光制御がメカシャッタ(シャッタ5)により行われる第1実施形態とは異なり、露光制御が電子シャッタにより行われるので、ストロボ同調秒時T0は、シャッタの幕速度Ts1に依らず、T0=Tfであるとの認識がなされる。
【0058】
次に、本実施形態における電子閃光装置3’の発光プロフィールの測定方法について、図3に示すタイミングチャートを参照して説明する。
ユーザにより、不図示の操作部を介して発光プロフィール情報測定モードに設定された状態で、カメラシステムが壁などの適当な被写体に向けられ、レリーズ釦22の全押し操作がなされると、カメラCPU21’は、以下の手順で電子閃光装置3’の発光プロフィールを測定する。
【0059】
1:カメラCPU21’は、露出制御用測光回路26に対して、測光した輝度を、リアルタイムのアナログ電圧信号として出力するよう指示する(図3(1))。このような指示により露出制御用測光回路26は、アナログ電圧信号の出力を開始する(図3(2))。
2:カメラCPU21’は、前記リアルタイムのアナログ電圧信号を一定時間間隔でサンプリングし始め、内部のA/D変換器35を用いて、サンプリングした電圧信号をデジタルデータに変換する(図3(3))。
【0060】
3:カメラCPU21’は、発光制御回路28を介して、電子閃光装置3’へ発光開始信号を発行する(図3(4))。
4:カメラCPU21’は、変換したデジタルデータをもとに、発光開始信号の発行から、閃光光度が増加し始める(図3(5))までの時間を演算して、ディレイ時間Tdとする。
【0061】
5:カメラCPU21’は、変換したデジタルデータをもとに、発光開始信号の発行から、閃光光度がピーク光度になる(図3(6))までの時間を演算して、ピーク到達時間Tpとする。
6:カメラCPU21’は、変更したデジタルデータをもとに、発光開始信号の発行から、閃光光度がピーク光度になり、さらに、そのピーク光度の1/2に減少する(図3(7))までの時間を演算して、閃光所要時間Tkとする。
【0062】
7:カメラCPU21’は、以上のデータを発光プロフィールに関する情報としてEEPROM32に格納して発光プロフィールの測定を終了する。
後述したように、本実施形態のカメラCPU21’は、このような方法で測定した電子閃光装置3’の発光プロフィールに関する情報に応じてストロボ同調秒時T0を認識するので、カメラCPU21’による制御は、電子閃光装置3’の特性に応じたものとなる。
【0063】
図8は、本実施形態における発光と露光のタイミング制御を説明するタイミングチャートである。なお、本実施形態の露光制御は、電子シャッタにより行われるので、シャッタ速度(露光時間)の確保は、シャッタ5’の幕が開放(幕開マグネットOFF)されてから、シャッタ5’の幕が閉鎖(幕閉マグネットOFF)されるまでの期間に、CCD15に対し電荷蓄積の開始及び停止の制御信号が与えられることによって実現する。
【0064】
このような本実施形態においても、発光開始信号の発行(図8(1))は、露光が開始される(図8(2))よりも前、しかも、ディレイ時間Tdに応じた時間(Ts1−Td)だけ前となる。
したがって、本実施形態においても、露光と発光とのタイミング制御が、ディレイ時間Tdに応じた柔軟な制御となる。ストロボ同調秒時T0がディレイ時間Tdに依らず高速化(T0=Tf)されているのは、このためである。
【0065】
次に、本実施形態のカメラシステムは、特に、シャッタ速度TVが、ストロボ同調秒時T0よりも速いとき(TV<T0)には、以下の動作をする。
図9は、本実施形態において、TV<T0が成立するときの発光と露光のタイミング制御を説明するタイミングチャートである。
このときには、電子シャッタの特徴のうち、「シャッタ5’の幕が走行中又は開放中であったとして、CCD15の電荷蓄積が開始される以前であれば、たとえ閃光が発光されたとしてもその閃光は露光に影響を与えない」という特性が利用され、タイミング制御は、閃光のうち最も効率良く被写体を照明できる部分であるピーク近傍を、CCD15の電荷蓄積時間(露光時間)内に割り当てるものである。
【0066】
例えば、発光開始信号の発行(図9(1))後、ディレイ時間Tdだけ経過すると、閃光の発光が開始される(図9(2))が、本実施形態では、その発光開始の時点(図9(2))からさらに、Tp−(TV(Tp/Tf))だけ経過した時点で、撮像素子の制御信号が発行されて電荷蓄積が開始される(図9(3))。
【0067】
このようなタイミング制御によると、閃光のピークは、電荷蓄積が開始された後、TV(Tp/Tf)だけ経過したときに出現するので、露光に使用されるのは、そのピーク近傍(図9中「使用部分」)となる。
したがって、被写体を効率良く照明できる。
以上、本実施形態では、前もって測定した発光プロフィールに関する情報に応じて、電子閃光装置3’の特性を利用して、シャッタ速度TVがストロボ同調秒時T0よりも速いときに、被写体をなるべく効率よく照明するよう発光と露光とのタイミングが制御される。
【0068】
したがって、ストロボ同調秒時T0よりも速いシャッタ速度の下において、しかも、FP発光などの消費電力の高い特殊な発光方法を使用していないにも拘わらず、従来よりも高い露出の画像を取得することが可能となった。
【0069】
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態では、発光プロフィールの測定のための測光用素子として、露出用測光素子を兼用するカメラシステムを説明したが、露出用測光素子がCCDなどの蓄積型センサである場合、これとは別に発光プロフィールの測定のための測光用素子を、カメラシステムに搭載すればよい。
【0070】
また、上記各実施形態では、発光プロフィールに関する情報として、ディレイ時間Tdと有効閃光時間Tfや、ピーク到達時間Tpなどを説明したが、例えば、発光プロフィールの測定に際して得られる全てのデータをEEPROMに格納しておき、露光時間中に露光と発光とのタイミングを、より柔軟に制御することも可能である。
【0071】
また、上記各実施形態では、発光プロフィール情報測定モードに設定するための操作部を備え、そのモードに設定された状態でレリーズ釦の全押し操作がなされると、発光プロフィールの測定を開始する例を説明したが、従来よりカメラシステムが備えている何れかの操作部を発光プロフィール情報測定モード設定用として兼用しても良いし、釦などの専用の操作部を設け、その操作部が操作されると、発光プロフィール情報測定モードが設定され、発光プロフィールの測定が開始されるようにしても良い。
【0072】
さらに、本発明は、露光制御がレンズシャッタにより行われるカメラシステムにも適用することができる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電子閃光装置の発光プロフィールに関する情報を前もって測定することにより、その時に装着されている電子閃光装置の特性を、カメラの制御に、有効に利用することが可能となる。
【0074】
特に、発光と露光とのタイミング制御を、前もって測定した電子閃光装置の発光プロフィールに関する情報に応じて行えば、ストロボ同調秒時を高速化することが可能であり、また、露光むらのある画像が取得されてしまうのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のカメラシステムの概略構成図である。
【図2】第1実施形態のカメラシステムの制御系を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態における発光プロフィールの測定方法について説明するタイミングチャートである。
【図4】第1実施形態の露出演算に使用されるプログラム線図を示す図である。
【図5】第1実施形態における発光と露光のタイミング制御を説明するタイミングチャートである。
【図6】第2実施形態のカメラシステムの概略構成図である。
【図7】第2実施形態のカメラシステムの制御系を示すブロック図である。
【図8】第2実施形態における発光と露光のタイミング制御を説明するタイミングチャートである。
【図9】第2実施形態において、TV<T0が成立するときの発光と露光のタイミング制御を説明するタイミングチャートである。
【図10】従来のカメラシステムにおけるストロボ同調秒時を説明する図である。
【図11】従来の電子カメラシステムにおけるストロボ同調秒時を説明する図である。
【符号の説明】
1,1’ カメラ本体
2 撮影レンズ
3,3’ 電子閃光装置
4 ミラー
5,5’ シャッタ
6 フィルム
7 調光用測光素子
8 露出演算用測光素子
9 ペンタプリズム
10 スクリーン
11 接眼レンズ
12,13 集光レンズ
14 絞り
15 CCD撮像素子(CCD)
21,21’ カメラCPU
22 レリーズ釦
23 レンズCPU
24 エンコーダ
25 レンズROM
26 露出制御用測光回路
27 調光制御回路
28 発光制御回路
29 閃光回路
30 発光部
31 閃光装置CPU
32 EEPROM
33 ISO感度検出回路
34 焦点検出用回路
35 A/D変換器
36 画像処理回路
37 メモリ
38 測光回路

Claims (8)

  1. カメラと電子閃光装置とからなるカメラシステムにおいて、
    前記電子閃光装置の発光プロフィールに関する情報を測定する発光プロフィール測定モードと、前記電子閃光装置を用いて閃光撮影を行う閃光撮影モードとの何れかを設定する操作部と、
    前記電子閃光装置の発光動作時に測光した輝度をもとに前記電子閃光装置の前記発光動作時の発光波形を求め、求めた前記発光波形に基づいて、前記電子閃光装置の前記発光プロフィールに関する情報を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された前記発光プロフィールに関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記発光プロフィール測定モードに設定されているときには、前記測定手段による前記発光プロフィールに関する情報の測定動作および前記記憶手段による前記発光プロフィールに関する情報の記憶動作を実行させ、前記閃光撮影モードに設定されているときには、前記記憶手段により記憶された前記発光プロフィールに関する情報に応じて、前記カメラと前記電子閃光装置とが同調可能な最速のシャッタ速度であるストロボ同調秒時を設定し、且つその設定されたストロボ同調秒時と前記発光プロフィールに関する情報とに基づいて前記電子カメラの露光と前記電子閃光装置の閃光発光とのタイミングを制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とするカメラシステム。
  2. 請求項1に記載のカメラシステムにおいて、
    前記測定手段は、前記カメラの露出用測光手段を用いて、前記発光プロフィールを前記カメラのレンズを介して測定する
    ことを特徴とするカメラシステム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のカメラシステムにおいて、
    前記発光プロフィールに関する情報には、少なくとも、閃光の発光時間を示す閃光時間情報が含まれる
    ことを特徴とするカメラシステム。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記発光プロフィールに関する情報には、少なくとも、発光開始の指示から発光開始までの遅延時間を示すディレイ時間情報が含まれ、
    前記制御手段は、前記ディレイ時間情報に応じて、前記カメラの露光と前記電子閃光装置の発光とのタイミングを制御する
    ことを特徴とするカメラシステム。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記発光プロフィールに関する情報には、少なくとも、閃光の光度がピークを迎えるまでに要す時間を示すピーク到達時間情報が含まれ、
    前記制御手段は、前記ピーク到達時間情報に応じて、前記カメラの露光と前記電子閃光装置の発光とのタイミングを制御する
    ことを特徴とするカメラシステム。
  6. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記発光プロフィールに関する情報には、少なくとも、発光開始の指示から閃光の光度がピークに達し、さらに、所定の光度に減少するまでに要す時間を示す時間情報が含まれる
    ことを特徴とするカメラシステム。
  7. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記発光プロフィールに関する情報には、少なくとも、発光開始から閃光の光度がピークに達し、さらに、所定の光度に減少するまでに要す時間を示す時間情報が含まれる
    ことを特徴とするカメラシステム。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記電子閃光装置として、種類の異なる複数の電子閃光装置を前記カメラに着脱可能である
    ことを特徴とするカメラシステム。
JP2001372358A 2001-12-06 2001-12-06 カメラシステム Expired - Fee Related JP4151264B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001372358A JP4151264B2 (ja) 2001-12-06 2001-12-06 カメラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001372358A JP4151264B2 (ja) 2001-12-06 2001-12-06 カメラシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003172970A JP2003172970A (ja) 2003-06-20
JP4151264B2 true JP4151264B2 (ja) 2008-09-17

Family

ID=19181268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001372358A Expired - Fee Related JP4151264B2 (ja) 2001-12-06 2001-12-06 カメラシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4151264B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7016603B2 (en) 2002-11-26 2006-03-21 Lab Partners Associates, Inc. Wireless communication module
WO2007012041A2 (en) 2005-07-20 2007-01-25 Lab Partners Associates, Inc. Wireless photographic communication system and method
US7437063B2 (en) 2006-04-07 2008-10-14 Lab Partners Associates, Inc. Wireless camera flash synchronizer system and method
US7783188B2 (en) 2007-05-29 2010-08-24 Lab Partners Associates, Inc. System and method for maintaining hot shoe communications between a camera and a wireless device
US8326136B1 (en) 2009-02-12 2012-12-04 Lab Partners Associates, Inc. Systems and methods for communicating with a device using one or more camera body controls
US8718461B2 (en) 2009-02-12 2014-05-06 Lab Partners Associates, Inc. Photographic synchronization optimization system and method
US8614766B1 (en) 2009-02-12 2013-12-24 Lab Partners Associates, Inc. Systems and methods for controlling a power state of a remote device using camera body backlighting control signaling
CN102388342A (zh) 2009-02-12 2012-03-21 拉布合伙人联合公司 早期摄影同步系统和方法
US8326141B1 (en) 2009-02-12 2012-12-04 Lab Partners Associates, Inc. Systems and methods for changing power states of a remote device using one or more camera body controls and a preset delay
US8817173B2 (en) * 2010-02-01 2014-08-26 Olympus Imaging Corp. Photographing apparatus capable of flash emission
JP5683842B2 (ja) * 2010-05-28 2015-03-11 オリンパスイメージング株式会社 撮影装置
JP5541938B2 (ja) * 2010-02-01 2014-07-09 オリンパスイメージング株式会社 撮影装置
WO2012009537A1 (en) 2010-07-14 2012-01-19 Lab Partners Associates, Inc. Photographic wireless communication protocol system and method
GB2502729A (en) * 2011-02-20 2013-12-04 Lab Partners Associates Inc Photographic synchronization optimization system and method
US9690169B2 (en) 2013-11-04 2017-06-27 Lab Partners Associates, Inc. Photographic lighting system and method
US10349504B2 (en) 2014-11-14 2019-07-09 Profoto Ab Flash generator for a flash tube

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003172970A (ja) 2003-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4151264B2 (ja) カメラシステム
JP4872170B2 (ja) カメラシステム
JP3077791B2 (ja) ストロボ内蔵カメラ
JP3695380B2 (ja) カメラ
JPH08328069A (ja) ストロボ内蔵カメラ
US6160960A (en) Image pick-up apparatus
JP4407163B2 (ja) カメラシステム
JP3647085B2 (ja) カメラシステム
JPH11109453A (ja) カメラシステム
JPH05127215A (ja) カメラ
JP3382422B2 (ja) ストロボ制御システム
JP2006106201A (ja) カメラ
JPH02251941A (ja) 画像信号記録装置のための閃光撮影システム
US6327435B1 (en) Focus adjusting apparatus
JP2004361445A (ja) 閃光装置
JP3145508B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP3098047B2 (ja) 閃光撮影のためのカメラシステム
JP3049833B2 (ja) ワイヤレスフラッシュ撮影可能なカメラシステム
JP2004070099A (ja) 焦点検出装置及びカメラ
JP2503955B2 (ja) カメラの制御装置
JP3709243B2 (ja) カメラ
JP2817153B2 (ja) Ttl自動調光カメラ
JP3098048B2 (ja) 閃光撮影のためのカメラシステム
JP2935465B2 (ja) 露出制御装置
JP2000155350A (ja) 撮像機器のフラッシュライト調光方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070907

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080404

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080610

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4151264

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140711

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140711

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140711

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees