JPH0990390A - 一括コンタクト型液晶パネル点灯検査装置 - Google Patents

一括コンタクト型液晶パネル点灯検査装置

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JPH0990390A
JPH0990390A JP25087895A JP25087895A JPH0990390A JP H0990390 A JPH0990390 A JP H0990390A JP 25087895 A JP25087895 A JP 25087895A JP 25087895 A JP25087895 A JP 25087895A JP H0990390 A JPH0990390 A JP H0990390A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal panel
electrode
axis
lcd
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JP25087895A
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English (en)
Inventor
Kenji Endo
健二 遠藤
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Osaki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Osaki Engineering Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0990390A publication Critical patent/JPH0990390A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶検査装置の高電極密度で安価な検査針を
提供する。 【解決手段】 液晶パネルのパネル電極63に検査電極
32を接触させて液晶パネルの点灯検査を行う一括コン
タクト型液晶パネル点灯検査装置において、検査電極
を、該液晶パネルの製造に用いるTAB3のTAB電極
32とし、プリント配線基板2に固定するとともに、L
CD駆動用IC23を搭載した。さらに、プリント配線
基板2を、治具ブロック4に固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルの検査
装置に関する。さらに詳細には、一括コンタクトによる
液晶パネルの点灯検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置(LCD)の製造に
おいては、LCDを組み上げた時点でTAB、PCB、
偏向膜などを取り付ける以前のLCDについて点灯検査
を実施している。この検査方法として、LCDの硝子面
上に設けた各画素に対応した複数の電極に対し、共通す
る電極をベタに押し当てて各画素を一成に点灯し、目視
によって線欠陥や点欠陥を検出している。この検査方法
は、簡便ではあるが、LCDの色むらや彩度むらもしく
は照度むら等を検出することができないので、このよう
な欠陥を有するLCDを次工程に流すこととなり、TA
BまたはPCBもしくは偏向膜などの高価な部品を無駄
に使用するばかりでなく、無駄な労力の浪費も生じ、製
品の歩止まりを引き下げるばかりか、コストの高騰を引
き起こすという問題を有していた。
【0003】このような問題を解決するために、LCD
のそれぞれの電極に独立した検査針(プローブピン)を
有したプローバを用い該プローバのプローブピンを各電
極に押し付けて各画素を独立に点灯して検査することが
行われている。この方法によれば、被検査LCDの線欠
陥および点欠陥のみならずは、色むらおよび彩度むらな
らびに照度むらなどの欠陥も検査することができるの
で、製造歩止まりの向上および製造コストを引き下げる
ことができた。しかしながら、このプローバはLCDの
硝子面上に設けた電極の配列パターンに対応してプロー
ブピンを配列したプローバが必要となり、高密度にプロ
ーブピンを配置しなければならず、極めて高価なもので
あった。さらに、このプローバは、検査するLCDの機
種の電極配置に対応したプローブピン配列のものが必要
となり、生産ラインに流す製品の機種変更時には、新た
に高価なプローバを備えなければならないという問題が
あった。
【0004】また、LCDの画素密度が高くなり電極ピ
ッチは、従来の100μm程度から現在70μmと程度
となり、将来は50μm程度が望まれるように、電極ピ
ッチは小さくなる傾向にあって、従来のような機械的な
構造のプローブピンを高い密度の電極ピッチで設けたプ
ローバを製造することには限界があり、新たな検査装置
の出現が待ち望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題に鑑みなされたもので、液晶パネルの点灯検査装
置において、高密度の電極配置に対応することができ、
かつ電極配置パターンの変更にも柔軟に対応することが
でき、安価で取扱いの容易なプローバを備えた点灯検査
装置を提供することを目的とする。
【0006】さらに、本発明は、プローバに液晶ドライ
バなどを搭載して実際の液晶表示装置として組み立てた
後の状態で反完成品のLCDを検査することができる液
晶検査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、LCDの引出電極として用いられるTA
Bをプローバのプローブピンとして使用した。さらに、
本発明は、上記TABを基板上に弾性体を介して配列固
定してTABモジュールとしたものをプローバとして使
用した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一括コンタク
ト型液晶パネル点灯検査装置のプローブ部分の概要を説
明する。図1は、該プローブ部分の一部の縦断面図であ
る。プローブ部分1は、プリント基板(PCB)2と、
TAB(Tape Automated Bonding)3と、治具ブロック
4とから構成されている。プリント基板2は、絶縁性の
配線基板21と、その上下面に設けられた導電片22と
からなり、その一面に複数のTAB3が固定されてい
る。位置決めマークを設けたTAB3は、樹脂フィルム
31と、その一面に設けられた複数のTAB電極32
と、樹脂フィルムに設けた貫通孔33と、貫通孔33の
TAB電極32にマウントされたLCD駆動用IC34
からなり、LCD駆動用IC34は、樹脂35によって
樹脂フィルム31に固定されている。TAB電極32の
電極配列は、液晶パネル(LCD)6に設けたパネル電
極63の電極配列と一致するように構成されている。治
具ブロック4は、TAB3が位置決めされて取り付けら
れたPCB2が固定されるとともに、後述する検査装置
本体にプローブを取り付ける治具であり、TAB3の裏
面を押圧する位置に複数の弾性体41が設けられるとと
もに、プローブ部分1を装置本体に取り付けるときの位
置決め穴が複数個設けられている。
【0009】TAB3上の左右端およびLCD6のパネ
ル電極63部の左右端には、位置決めの基準となる位置
決めマークが設けられている。
【0010】図2および図3に上記プローブ部分1を用
いた一括コンタクト型液晶パネル点灯検査装置100の
外観を示す。図2は、正面図であり、図3は一部破断右
側面図である。一括コンタクト型液晶パネル点灯検査装
置100は、被検査LCDを検査装置100内の検査台
にセットし検査が終了したLCDを取り出すセット/リ
セット位置101と、検査台にセットされたLCDを点
灯検査する検査位置102と、複数のモニタ画面10
3,104と、タッチパネルなどで構成される操作パネ
ル105からなっている。図3は検査位置付近の断面を
示しており、検査機構200が傾斜して取り付けられて
いる。
【0011】図4〜図7に上記プローブ部分1を用いた
一括コンタクト型液晶パネル点灯検査装置100の検査
機構200の検査位置102付近の構造の概念を示す。
図4は、図3に示した検査機構を左斜め上方から見た平
面図であり、プローバ部を一部省略して示している。図
5はその側面図であり、プローバ部支持杆を一部省略し
て示している。図6は図3に示した検査機構を右斜め上
方から見た背面図で、プローバ部支持杆を破線で示して
いる。図7はY軸テーブル上におけるΘ駆動部の配置構
造を示すものである。
【0012】検査機構200は、機構基礎部210と、
X軸テーブル部220とY軸テーブル部230とΘ回動
部240と検査テーブル部250とからなるLCD吸着
可動部と、プローバ部260と、位置検出部270とか
ら構成されている。
【0013】機構基礎部210は、前記セット/リセッ
ト位置101と検査位置102間にわたって設けられて
おり、後述するプローバ部260を支持するプローバ部
支持杆212の軸受211が固定されるとともに、X軸
テーブル部220を前記セット/リセット位置101と
検査位置102間で移動させるX軸レール221が設け
られ、さらに図示を省略したスッテッピングモータなど
からなるX軸駆動モータが取り付けられている。
【0014】X軸テーブル部220は、X軸レール22
1と、X軸台車222と、X軸テーブル223と、X軸
回転ネジ軸225と、X軸雌ネジ部226とから構成さ
れている。
【0015】X軸レール221は、LCD吸着可動部を
10をセット/リセット位置101と検査位置102間
で移動させるように機構基礎部210上に設けられる。
X軸台車222は、X軸テーブル223の下面に設けら
れ該テーブルをX軸レール221上に摺動可能に載置し
ている。
【0016】X軸テーブル223の下面には、X軸回転
ネジ軸225に係合するX軸雌ネジ部226が固定され
ており、該テーブル223の上面には、Y軸テーブル部
230を載置支持するY軸レール231と、ステッピン
グッモータなどからなるY軸駆動モータ234が設けら
れている。
【0017】X軸回転ネジ軸225は、X軸レールと平
行に設置され、機構基礎部210に固定された軸受によ
って支持されるとともに、該基礎部210上に設けられ
た図示を省略した駆動用モータによって回転駆動され
る。
【0018】X軸回転ネジ軸225には、X軸雌ネジ部
226が係合されており、軸225が回転することによ
って、LCD吸着可動部がX軸方向に移動される。
【0019】X軸方向の移動は、セット/リセット位置
101と検査位置102との間を高速で移動する移動モ
ードと、検査テーブル250を所定のX位置に移動させ
るX位置調整モードの二つのモードで移動するように構
成される。
【0020】Y軸テーブル部230は、前記Y軸レール
231と、Y軸台車232と、Y軸テーブル233と、
前記Y軸駆動用モータ224と、Y軸回転ネジ軸235
と、Y軸雌ネジ部236と、Y軸伝達機構237から構
成される。
【0021】Y軸レール231は、Y軸テーブル233
をX軸テーブル223上でY軸方向に移動させるもの
で、Y軸テーブル233の下面に設けたY台車232を
摺動可能に載置している。
【0022】Y軸テーブル233の下面に設けたX軸雌
ネジ部236は、Y軸伝達機構237を介してY軸駆動
モータ234によって駆動回転するY軸回転ネジ軸23
5に係合しており、該ネジ軸235の回転によって、Y
軸テーブル233をY軸方向に移動して、Y軸方向位置
を調整する。Y軸レール231は、X軸レール221と
直交する方向に配置されており、Y軸回転ネジ軸235
は、Y軸レールと平行に設置されている。
【0023】さらに、Y軸テーブル233には、Θ回動
テーブル部240を回動させるΘ駆動用モータ244が
固定され、Θ回転ネジ軸245の軸受が取り付けられて
Θ回転ネジ軸245支持している。
【0024】Θ回動テーブル部240は、Y軸テーブル
233上に設けた受け部上を回動するΘ回動レール24
1を下面に設けたΘ回動テーブル243と、Y軸テーブ
ル233上に固定された例えばステッピングモータから
なるΘ駆動モータ244と、Θ伝達機構247を介して
該モータ244によって駆動されるΘ回転ネジ軸245
と、Θ回動テーブル243に固定されたΘ雌ネジ部24
6とから構成される。
【0025】回動テーブル243上には、検査テーブル
部250が載置されており、Y軸回転ネジ245を所定
の角度だけ回転することによって検査テーブル部250
を所望の微小角度回転できるように構成されている。
【0026】検査テーブル部250は、上面にLCD6
を吸着保持する吸着部251と、検査時に吸着部に吸着
保持されたLCD6を下から照明するランプハウス25
2と、前述のセット/リセット位置101でLCD6を
載置する際にLCDの1辺を当接して位置決めする複数
の位置決めピン253とを有している。
【0027】プローバ部260は、プローバ部支持杆2
12に固定されたプローバ支持枠261と、該支持枠2
61に固定された前記プローブ1が固定されたプローバ
治具4の保持部262を有している。プローバ支持枠2
61と、プローバ治具保持部262には、開口263お
よび264がそれぞれ設けられている。
【0028】前記LCD吸着可動部とプローバ部260
は、相対的に移動可能に構成され、例えば、LCD吸着
可動部の機構基礎部210を図示を省略した押し上げ機
構によって押し上げることによって、検査テーブル部2
50に吸着保持されたLCDをプローバ部260のTA
Bに押し当てて接触させるように構成されている。
【0029】LCD吸着可動部とプローバ部260との
相対的移動は、プローバ部260を移動させることによ
ってなされてもよい。
【0030】位置検出部270は、カメラ部271と、
カメラ部Y軸移動機構280と、カメラ部X軸移動機構
290とを具備している。
【0031】カメラ部271は、上下にレンズ275を
有するカメラヘッド部272と、光学系273と、例え
ばCCDなどからなる撮像部274とを有して構成され
る。カメラヘッド部271はTAB3に設けた位置決め
マークまたはLCD6に設けた位置決めマークからの光
を、光学系273を介して撮像部274上に導き、該撮
像部274上に位置決めマークの像を結像する。
【0032】カメラヘッド部272は、上からの画像と
下からの画像のX軸およびY軸の位置関係が正確に一致
するように構成されていることが望ましい。このことに
よって、TAB3の位置決めマークとLCD6の位置決
めマークとの位置調整時の演算処理を容易に行うことが
できる。
【0033】カメラ部Y軸移動機構280は、機構基礎
部210上に設けられたカメラ部Y軸レール281と、
該レール281上に載置されるカメラ部Y軸台車282
と、該台車282を下面に有するカメラ部Y軸テーブル
283と、機構基礎部210上に設けられた軸受によっ
て支持されカメラ部Y軸駆動用モータ285によって駆
動回転されるカメラ部Y軸回転ネジ軸284と、カメラ
部Y軸テーブル283に設けられ該ネジ軸284に係合
する図示を諸略した雌ネジ部とを有している。
【0034】カメラ部271は、検査位置102におい
てLCD6上にある検査位置と、プローバ部260の相
対移動時にカメラ部が干渉しない退避位置にカメラ部Y
軸移動機構280によって移動制御される。また、プロ
ーバ部260のTABに設けられた位置決めマークによ
って位置検出するときには、カメラ部のY軸方向の位置
がカメラ部Y軸移動機構280によって調整される。
【0035】カメラ部X軸移動機構290は、前記カメ
ラ部Y軸移動機構280は、前記カメラ部Y軸テーブル
283に配置され、該Y軸テーブル283に設置された
カメラ部X軸レール291と、該X軸レール291上に
載置されたカメラ部X軸台車292と、該X軸台車29
2を下面に有するカメラ部X軸テーブル293と、伝達
機構296を介して前記Y軸テーブル283に固定され
たカメラ部X軸駆動モータ295によって駆動されるカ
メラ部X軸回転ネジ軸294とを有している。
【0036】カメラ部X軸テーブル293には、前記カ
メラ部X軸回転ネジ軸294に係合する図示を省略した
雌ネジ部が設けられており、該ネジ軸294を回転させ
ることによって、カメラ部270をLCDの一端から1
1端に移動させることができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明に係るTABを用いたプローブ
部分1の製造工程を説明する。この製造に先立って、検
査の対象と同一の電極配置を持つLCD6と、LCD駆
動用ICチップ34を搭載した所定個数のTAB3と、
これらのTABが接続固定されるPCB2を用意する。
このTAB3は、LCD6の電極63の配置に対応して
電極32が配置されており、液晶パネルに実装されるも
のと同じものが用意される。ICチップ34は、TAB
3の樹脂フィルム31に設けた開口33内に配置され、
樹脂35によって該フィルム31に固定される。ICチ
ップ34の電極は、開口33内に延びている電極32に
接続されて、LCD駆動源として働く。このICは、実
際の液晶パネルに実装されるICを用いる。PCB2
は、TAB3やICチップ34と同様に液晶パネルに実
装されるPCBと同じものを使用する。
【0038】まず、LCD6の電極63に対応してTA
B3の電極32を仮付けする。この仮付けは、通常のL
CD組立装置を用いてLCDの電極63にTAB3の電
極32を正確に位置合わせした後、TAB3の樹脂フィ
ルム31をLCD6のガラス62表面に剥離可能な接着
剤によって接着することによって行われる。上記位置合
わせは、通常の製造方法と同様にTAB3およびLCD
6に設けた位置合わせマークを用いて行う。
【0039】次ぎに、TAB3の電極32の他端をPC
B2の配線22に通常の手法を用いて接続する。
【0040】次いで、TAB3が取り付けられたPCB
2を、治具ブロック4に固定してプローブ部1を完成す
る。このとき、TAB3の先端部付近のLCD6に接触
する部分の裏面に、検査時に治具ブロック4の押圧力が
TAB3とLCD6の接合部に加えられるように、弾性
体41を接着などによって配置する。このことによっ
て、TAB3の先端部がたれ下がり、検査時に操作性が
低下することを防ぐという2次的な効果を得ることがで
きる。
【0041】上記の実施例では、TAB3にLCD駆動
用ICチップ34を事前に取り付けたものを使用した
が、TAB3をPCB2に固定した後にICチップ34
をマウントするようにしても良い。また、TAB3およ
びLCD駆動用ICチップ34ならびにPCB2などは
液晶パネルに実装されるものと同じものを用いたが、当
然検査用に適したものを用いることもできる。
【0042】次に、上記プローブ部1を用いた一括コン
タクト型液晶パネル検査装置100の動作を説明する。
この実施例は、TFT型LCDの検査装置を説明するも
のである。まず、LCD吸着可動部をセット/リセット
位置101に移動させる。ここで手動もしくは既知の手
段を用いて、LCD6をLCD吸着可動部の検査テーブ
ル部250上に載置する。このとき、LCD6の下辺が
位置決めピン253に接するように載置することによっ
て、LCD6のY軸方向の粗い位置決めがなされる。
【0043】次いで、LCD吸着可動部ををX軸方向に
駆動して検査位置102へ移動させる。この移動は、高
速の移動モードで行う。この移動によって、LCD6の
第1の位置決めマークの粗い位置決めが行われる。
【0044】この位置で、位置検出部270のカメラ部
271を用いて、プローブ部260のプローブ支持枠2
61に固定されたプローブ治具保持部262に固定され
たTAB3の第1の位置決めマークの位置を読み取る。
この位置の読み取りは、TAB3の位置決めマークが撮
像部274のCCD画面のほぼ中央になるようにカメラ
部X軸移動機構290およびカメラ部Y軸移動機構28
0を移動させることおよび/またはX軸テーブル223
およびY軸テーブル233を移動させることによって行
う。読み取ったTAB3の第1の位置決めマークの位置
データは、図示を省略した記憶手段に格納される。
【0045】次いで、カメラ部271は、LCD6の第
1の位置決めマークの位置を読み取る。読み取ったLC
D6の位置決めマークの位置データは、記憶手段に格納
されたTAB3の位置決めマークの位置データに基づい
て演算処理され、LCD6の位置決めマークの位置がT
AB3の位置決めマークの位置と一致するようにX軸テ
ーブル223およびY軸テーブル233を移動させる。
このTAB3の第1の位置決めマークの位置データは前
記記憶手段に格納される。
【0046】以上の工程でLCD6とTAB3の一方の
位置決めマークの一致が得られると、位置検出部270
は、カメラ部X軸移動機構290によって、図4の破線
で示された他の(第2の)位置決めマークの位置に移動
させられる。ここで、カメラ部271は、TAB3の第
2の位置決めマークの位置を読み取る。この第2の位置
の読み取りは、TAB3の第2の位置決めマークが撮像
部274のCCD画面のほぼ中央になるようにカメラ部
X軸移動機構290およびカメラ部Y軸移動機構280
を移動させることのみによって行う。読み取ったTAB
3の第2の位置決めマークの位置データは、図示を省略
した記憶手段に格納される。
【0047】次いで、カメラ部271は、LCD6の第
2の決めマークの位置を読み取る。読み取ったLCD6
の第2の位置決めマークの位置データは、記憶手段に格
納されたTAB3の第1および第2の位置決めマークの
位置データならびにLCD6の第1の位置データに基づ
いて演算処理され、LCD6の第1および第2の位置決
めマークの位置がTAB3の第1および第2の位置決め
マークの位置とそれぞれ一致するように、X軸テーブル
223およびY軸テーブル233ならびにΘ回動テーブ
ル部240を移動させる。
【0048】この処理によって、LCD6の位置決めマ
ークの位置はTAB3の位置決めマークの位置と一致が
とられる。したがって、TAB3の検査電極32は、L
CD6の電極63と一致する。
【0049】この後、位置検出部270は、カメラ部Y
軸移動機構280を働かせることによって、プローブ部
260とLCD吸着可動部との相対位置が変化しても干
渉しない退避位置に移動させられる。
【0050】次いで、プローブ部260とLCD吸着可
動部との相対位置を変化させ、プローブ部260の検出
電極32をLCD6の電極63に接触させた後、LCD
6を駆動して検査する。
【0051】この方法によれば、LCD6が仮に組み立
てられた時点で、実相状態と同様の条件で点灯検査を行
うことができる。さらに、この方法によれば、プローブ
を安価なTABを用いて構成することができるので、生
産機種変更にともなってプローブを迅速にかつ安価に得
ることができる。さらに、本発明によれば、実装される
TABを用いるので、現実に生産可能なLCDの電極ピ
ッチに対応した検査電極を容易にかつ安価に得ることが
できる。
【0052】次に、LCD6のガラス61および62の
双方に電極が配置されるSTN方式のLCDの検査装置
のプローブ部分の構造を図8〜図10を用いて説明す
る。
【0053】NTS方のLCDは、貼り合わされた2枚
のガラスの内側の双方に電極が設けられていることか
ら、NTS用プローブでは、前記実施例に示したように
LCDの下面に配置されたガラス62の上面に設けられ
た電極の上方から検査電極を接触させることと同時に、
上面のガラス61の下面に設けた電極の下方から検査電
極を接触させることが必要となる。本実施例では、下方
のガラス62の電極に上方からの検査電極を接触させた
後に、上方のガラス61の電極に検査電極を下方から接
触させるプローブ部分としてクリップ方式のプローブの
構造を採用した。
【0054】図8は、クリップ式プローブの構造の概要
を示す上面図であり、図9は、クリップ部の動作状態を
説明する図であり、図8のA−A線での説明図である。
図10は、クリップ式プローブを遊動状態にするための
機構を説明する図であり、図8のB−B線での説明図で
ある。
【0055】クリップ式プローブ300は、浮遊枠体3
10と、クリップ開閉機構部320と、クリップ部33
0と、駆動部340と浮遊支持部350とを有してい
る。このクリップ式プローブ300は、前記実施例のプ
ローブ支持枠261に取り付けられている。
【0056】浮遊枠体310は、クリップ部を支持する
部分であり、かつ、クリップ部がLCD6のガラスを加
えたときに、ガラスにストレスを与えないように変位す
るように遊動する。浮遊枠体300は、コの字状に形成
された主枠310と、軸受312と、浮遊機構を構成す
る上受け部313と、下受け部314と、主枠310を
上下に誘導する摺動体315と、後述する案内杆354
を案内する案内孔316とを有している。さらに、この
浮遊枠体311には、クリップを動作させる駆動部34
0と、クリップ部330の支持軸331を受ける図示を
省略した受部が設けられる。軸受320は、開閉機構部
320を支持案内する案内杆324を支持している。
【0057】開閉駆動機構320は、開閉部主体321
と、この主体の立上り部に設けた上案内溝322と、下
案内溝323を有している。開閉機構部320は、駆動
部340に設けられた駆動機構によって進退する駆動杆
341に固定され、かつ案内杆324によって支持され
ているので、該駆動杆341が進退すると機構部主体3
21も移動する。
【0058】クリップ部330は、主枠311に固定支
持された支持軸331と、この支持軸に回動自在に取り
付けられた上梃子332および下梃子335と、下梃子
335に取り付けられたTAB検出電極1を有するプロ
ーブ固定具338とを有している。上記上梃子332
は、摺動ピン334が設けられた立上部333を有して
おり、上記下梃子335は、摺動ピン337が立設され
た垂下部336を有している。
【0059】摺動ピン334および337は、それぞれ
摺動溝322および323に嵌合しているので、開閉部
主体321が右側に押し付けられた図9(A)に示され
るLCDはさみ込み状態から開閉部主体321が左に移
動することによって、摺動ピンが摺動溝内を移動して上
梃子332および下梃子335は、図9(B)に示され
る開放状態に変化する。このように、このプローブ部3
00は、開閉機構部320の開閉部主体321を左右に
移動させることによってクリップ部を開閉することがで
き、LCDの電極部をはさみ込んで検出電極を下方から
接触させることができる。
【0060】駆動部340は、浮遊枠体310の主枠3
11に固定されており、開閉機構部320の開閉主体3
21に固定された駆動杆341を図に示す左右方向に駆
動する。
【0061】次に、浮遊支持部350の構造を説明す
る。浮遊支持部350は、プローブ支持枠261に固定
された固定部と、浮遊枠体310に固定された浮遊部と
から構成され、浮遊部がバネ356を介して固定部に支
持されている。固定部は、取付部357でプローブ支持
部261に固定された固定枠351と、下側支持部35
2と、上側支持部353とから構成されている。固定枠
351には、浮遊部の摺動体315を案内する摺動案内
358が設けられている。下側支持部352および上側
支持部353には、それぞれ案内杆354が固定されて
おり、該案内杆354にはバネ受け355によって一端
が受けられたバネ356が嵌められている。浮遊部の上
部受け313および下部受け314に設けられた案内孔
316に前記案内杆354の先端部が嵌合しており、そ
れぞれの受け部で前記バネ356の他端を受けている。
【0062】この浮遊支持構造を具備することによっ
て、前記クリップ部330が検査テーブル部の吸着部2
51に吸着保持されたLCD6の電極端部をはさみ込む
ときに、LCD6のガラスの厚みのバラツキによっては
さみ込み位置が相違している場合でも、浮遊枠体310
が上下に微小の力で移動するので、ガラスにストレスを
与えることなくガラスをはさみ込むことができる。
【0063】本発明は、上述のような方法でプローブを
製造するので、得られたプローブは、LCDのパネル電
極配置と密度に応じた正確かつ高密度の検査電極配置を
持っており、正確かつ安価なプローブを得ることができ
る。さらに、このプローブは、仕上がり製品と同様なL
CD駆動ICによって駆動して点灯検査をすることがで
きる。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明は、LCDの組立て
に用いるTABおよびPCBならびにLCD駆動用IC
を用いて一括コンタクト型のプローブを形成したので、
必要とする電極密度電極配列を持ったプローブを正確か
つ安価に得ることができるとともに、その製造方法も極
めて容易であるので、製品の変更が合ったときにも、迅
速かつ多数のプローブを供給することができる。
【0065】また、本発明は、完成したLCDと同じL
CD駆動用ICを搭載しているので、点灯検査は完成品
と同じ条件で行うことができ、検査の制度の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一括コンタクト型液晶パネル点灯
検査装置に用いるプローブの構成の一部を示す断面図。
【図2】本発明に係る一括コンタクト型液晶パネル点灯
検査装置の正面図。
【図3】本発明に係る一括コンタクト型液晶パネル点灯
検査装置の一部破断側面図。。
【図4】本発明に係る一括コンタクト型液晶パネル点灯
検査装置の検査機構部の概念構造を説明する上面図。
【図5】本発明に係る一括コンタクト型液晶パネル点灯
検査装置の検査機構部の概念構造を説明する正面図。
【図6】本発明に係る一括コンタクト型液晶パネル点灯
検査装置の検査機構部の概念構造を説明する側面図。
【図7】本発明に係る一括コンタクト型液晶パネル点灯
検査装置のY軸テーブルの構造を示す平面図。
【図8】本発明に係る一括コンタクト型液晶パネル点灯
検査装置の他の実施例におけるクリップ式プローブ部の
概念構造を説明する上面図。
【図9】本発明に係る一括コンタクト型液晶パネル点灯
検査装置の他の実施例におけるクリップ式プローブ部の
概念構造を説明する一部縦断面図。
【図10】本発明に係る一括コンタクト型液晶パネル点
灯検査装置の他の実施例におけるクリップ式プローブ部
の浮遊機構の概念構造を説明する一部縦断面図。
【符号の説明】
1 プローブ部分 2 プリント基板(PCB) 3 TAB 4 治具ブロック 6 (LCD) 21 配線基板 22 導電片 31 樹脂フィルム 32 TAB電極 33 開口 34 LCD駆動用IC 35 樹脂 41 弾性体 61,62 LCDガラス 63 パネル電極 100 一括コンタクト型液晶パネル点灯検査装置 101 セット/リセット位置 102 検査位置 103,104 モニタ 105 操作パネル 200 検査機構部 210 機構基礎部 211 軸受 212 プローブ支持杆 220 X軸テーブル部 221 X軸レール 222 X軸台車 223 X軸テーブル 225 X回転軸 226 X軸雌ネジ部 230 Y軸テーブル部 231 Y軸レール 232 Y軸台車 233 Y軸テーブル 234 Y軸モータ 235 Y軸駆動軸 236 Y軸雌ネジ部 237 Y伝達機構 240 Θ回動テーブル部 241 Θ回動レール 243 Θ回動テーブル 244 Θ駆動モータ 245 Θ回転軸 246 Θ雌ネジ部 247 Θ伝達機構 250 検査テーブル部 251 吸着部 252 ランプハウス 253 位置決めピン 260 プローブ部 261 プローブ支持枠 262 プローブ治具支持部 270 位置検出部 271 カメラ部 272 カメラヘッド 273 光学系 274 撮像部(CCD) 275 レンズ 280 カメラ部Y軸機構 281 カメラ部Y軸レール 282 カメラ部Y軸台車 283 カメラ部Y軸テーブル 284 カメラ部Y軸回転ネジ部 285 カメラ部Y軸駆動モータ 290 カメラ部X軸機構 291 カメラ部X軸レール 292 カメラ部X軸台車 293 カメラ部X軸テーブル 294 カメラ部X軸回転ネジ部 295 カメラ部X軸駆動モータ 296 カメラ部X軸伝達機構 300 クリップ式プローブ 301 支持板 310 浮遊枠体 311 主枠 312 軸受 313 上部受け 314 下部受け 315 摺動体 316 案内孔 320 開閉機構部 321 開閉部主体 322 上部案内溝 323 下部案内溝 324 案内杆 330 クリップ部 331 支持軸 332 上梃子 333 上梃子立上り 334 ピン 335 下梃子 336 下梃子垂下り 337 下ピン 338 プローブ治具 340 駆動部 341 駆動杆 350 浮遊支持部 351 固定枠 352 下側支持部 353 上側支持部 354 案内杆 355 バネ受け 356 バネ 357 取付部 358 摺動案内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶パネルのパネル電極に検査電極を接
    触させて液晶パネルの点灯検査を行う一括コンタクト型
    液晶パネル点灯検査装置において、検査電極は、該液晶
    パネルの製造に用いるTABのTAB電極であることを
    特徴とする一括コンタクト型液晶パネル点灯検査装置。
  2. 【請求項2】 検査電極は、プリント配線基板に固定さ
    れている請求項1記載の一括コンタクト型液晶パネル点
    灯検査装置。
  3. 【請求項3】 検査電極に、LCD駆動用ICが搭載さ
    れている請求項1または請求項2記載の一括コンタクト
    型液晶パネル点灯検査装置。
  4. 【請求項4】 プリント配線基板が、治具ブロックに固
    定されている請求項2または請求項3記載の一括コンタ
    クト型液晶パネル点灯検査装置。
  5. 【請求項5】 TABの背面に弾性体が設けられている
    請求項4記載の一括コンタクト型液晶パネル点灯検査装
    置。
  6. 【請求項6】 検査電極側の位置決めマークと液晶パネ
    ル側の位置決めマークを合致させてから液晶パネルのパ
    ネル電極に検査電極を接触させる請求項1ないし請求項
    5のいずれかに記載の一括コンタクト型液晶パネル点灯
    検査装置。
  7. 【請求項7】 液晶パネルのパネル電極部をはさみ込ん
    で検査電極を押し当てるクリップ式検査電極を有する請
    求項1ないし請求項6のいずれかに記載の一括コンタク
    ト型液晶パネル点灯検査装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114609810A (zh) * 2022-02-16 2022-06-10 江西胜宝莱光电科技有限公司 一种偏光片用半自动消泡设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114609810A (zh) * 2022-02-16 2022-06-10 江西胜宝莱光电科技有限公司 一种偏光片用半自动消泡设备
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