JPH0990064A - 発電機構付き電子時計 - Google Patents

発電機構付き電子時計

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JPH0990064A
JPH0990064A JP7247209A JP24720995A JPH0990064A JP H0990064 A JPH0990064 A JP H0990064A JP 7247209 A JP7247209 A JP 7247209A JP 24720995 A JP24720995 A JP 24720995A JP H0990064 A JPH0990064 A JP H0990064A
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憲二 藤田
Seiki Igarashi
五十嵐  清貴
Akikatsu Murakami
村上  哲功
Isamu Kobayashi
勇 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次電池の電圧が低下するごとに針位置書き
込み等の動作を行なうと消費電力の無駄になるばかりで
なく、針位置記憶機能等の動作が確実に行なえない可能
性がある。 【解決手段】 針位置記憶動作等の制御を行なう制御部
の動作開始点と動作終了点との間にヒステリシスを設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は発電機構付き電子時
計、特にクロノグラフ機能などの発電機構付き多機能電
子時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より時刻だけでなくクロノグラフや
アラーム等時計以外の機能を備えた多機能電子時計が開
発製品化されている。これら多機能電子時計は、製品に
よってどのような機能を時計に付加するか異なり、その
ため内部にマイクロコンピュータ(以下マイコンとい
う)を備え、マイコンのソフト変更により各製品の仕様
変更に対応していた。このような多機能時計では一つの
指針で様々な要素(例えば現在時刻とアラーム時刻な
ど)を指示しなければならないので、内部に指針と連動
する針位置カウンタを持ち、その針位置カウンタと現在
時刻等のカウンタを一致させることにより、指針で表示
を行なっていた。そのため予め指針の位置と針位置カウ
ンタとを一致させる操作、所謂基準位置合わせ操作を必
要としていた。
【0003】この基準位置あわせは電池交換など内部の
回路が不定となる度に行なわなければならず大変煩わし
いものであった。これを解決する手段として本出願人は
特願平5−517803号により、電池電圧の低下を検
出すると、針位置カウンタの内容を不揮発性メモリに書
き込み、電池交換後に書き込んだ内容を針位置カウンタ
に転送することにより、針位置合わせの必要ない電子時
計を開示している。
【0004】また従来より太陽電池等の発電機構と電気
2重層コンデンサなどの蓄電手段を備え、電池交換を不
要とした電子時計も開発製品化されている。これらの時
計は電池交換を必要とせず大変便利であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のような
発電機構と蓄電手段による電源は、電圧の変動が激しく
通常の電池交換に当たるような電圧の変化が度々起こる
可能性がある。つまり電子時計の動作限界電圧を挟んで
電源電圧が変化する可能性がある。よってこのような電
源を多機能時計に応用した場合は、前述のような針位置
記憶技術が極めて有用になる。なぜならこの技術を設け
ないと、電源電圧が動作限界電圧を下回る度に基準位置
合わせ操作を行なう必要が生じるからである。しかしな
がらこの針位置記憶技術を搭載した場合、やはり電源電
圧が電子時計の動作限界電圧点を挟んで変化すると、針
位置書き込み動作と針位置の読み出し動作を繰り返し行
なわなければならず、消費電力の無駄となるばかりでな
く、正確な書き込み動作や読み出し動作が行なわれない
可能性がある。本発明は上記課題を解決し、発電機構を
備えた電源を多機能時計に応用するためのシステムを確
立することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、水晶発振回路と、該水晶発振回路のクロック
を受け動作する制御部と、該制御部により動作制御され
る表示部とを有し、前記表示部が時刻または時刻以外の
機能を表示する電子時計において、発電手段と、該発電
手段で発生した電荷を蓄積する蓄電手段と、該蓄電手段
の電圧を検出する電圧検出手段と、該電圧検出手段の検
出信号を受け前記制御部の動作開始及び動作終了を管理
する制御部管理手段を設け、該制御部管理手段は前記制
御部の動作開始点と動作終了点とにヒステリシスを設け
ていることを特徴とする
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の一実
施例を説明する。図1は本発明の一実施例を示す回路ブ
ロック図である。1は発振回路であり、水晶振動子(図
示せず)を原振として32、768Hzの基準信号を出
力する。2は分周回路であり、発振回路1からの基準信
号を分周する。3は波形整形回路であり、後述する時分
針9や秒針6を駆動するためのステップパルスを出力す
る。4は秒モータ駆動回路であり、波形整形回路3から
のステップパルスをモータ駆動用の信号に変換する。5
は秒モータであり、秒モータ駆動回路4からの駆動信号
によって回転する。6は秒針であり秒モータ5の回転に
より、ステップ動作を行なう。7は時分針モータ駆動回
路であり、波形整形回路3からのステップパルスをモー
タ駆動用の信号に変換する。8は時分モータであり、時
分針モータ駆動回路7からの駆動信号により回転する。
9は時分針であり時分モータ8の回転により、ステップ
動作を行なう。
【0008】10は秒針位置カウンタであり、秒針6と
連動する60進カウンタである。11はクロノモータ駆
動回路であり、波形整形回路3からの1/20秒信号を
クロノモータ駆動用の信号に変換する。12はクロノモ
ータであり、クロノモータ駆動回路11からの信号を受
け回転する。13はクロノ針であり、クロノモータ13
の回転によりステップする。14はクロノ位置カウンタ
であり、クロノ針13と連動する。15はクロノカウン
タであり、クロノグラフの計時時間をカウントする。
【0009】16は秒カウンタであり、現在時刻の秒を
カウントする。17は21カウンタであり、21の値で
固定されている。同じく18は24カウンタ、19は1
8カウンタである。20はセレクタ手段であり、コント
ロール端子であるC1、C2、C3のいずれかの信号が
入力されると対応する番号の入力端子であるI1、I
2、I3のいずれかを出力する。なお複数のコントロー
ル端子に同時に信号が入力されると番号の小さいほうが
優先的に出力される。21は一致検出回路でセレクタ手
段20から出力される内容と、秒針位置カウンタ10の
カウンタ内容の一致を検出すると、検出信号を波形整形
回路3に出力する。22はカウンタ制御手段であり、後
述する不揮発性メモリに秒針位置カウンタ10及びクロ
ノ位置カウンタ14のカウンタ情報を書き込んだり、ま
た不揮発性メモリから読み出したりする。また書き込み
を終了した時に書き込み終了信号を、読み出しを終了し
たときに読み出し終了信号を出力する。23は不揮発性
メモリであり、カウンタ制御回路22の制御により、秒
針位置カウンタ10及びクロノ位置カウンタ14のカウ
ンタ情報を記憶する。
【0010】24は入力手段であり外部操作スイッチに
よって構成されている。25は針合わせ警告信号出力手
段であり、後述するマイコンリセット手段のリセット信
号が解除された直後から針合わせ警告信号を出力し、ス
イッチ手段24からの操作信号により、針合わせ警告信
号の出力を停止する。26は電力発生手段であり例えば
太陽電池と蓄電手段によって構成される。27は電圧検
出手段であり電力発生手段26の電圧が1.27V以下
では信号S1を、1.20V以下では信号S2をまた
1.15V以下では信号S3を出力する。28は充電警
告信号出力手段であり、電圧検出手段27の信号S1を
受けると充電警告信号JSを出力し、信号S1が解除さ
れて30分経過すると充電警告信号JSの出力を停止す
る。29は停止警告信号出力手段であり、電圧検出手段
27からの信号S3を受けると、停止警告信号TSを出
力し、信号S2が解除されると停止警告信号TSの出力
を停止する。以上の針合わせ警告信号出力手段25、充
電警告信号出力手段28および停止警告信号出力手段2
9は、動作を開始した直後はそれぞれの信号を出力する
よう構成されている。30はモード制御手段であり、入
力手段24の信号を受け電子時計のモード切り換えを制
御する。31はオア回路であり、針合わせ警告信号、充
電警告信号、停止警告信号のいずれかが出力されている
ときは、モード制御手段30が動作しないように制御し
ている。以上のセレクタ手段20、カウンタ制御手段2
2、モード制御手段30等によってマイコン100が構
成されている。
【0011】32は発振検出回路であり、発振回路1が
発振すると発振検出信号を出力する。33はマイコンリ
セット手段であり、停止警告信号が出力されている状態
で、発振検出回路32の出力する発振検出信号またはカ
ウンタ制御手段22の書き込み終了信号を受けるとマイ
コンリセット信号を出力する。以上の各構成要素のなか
で、発振回路1、マイコン100などにより時計回路2
00が構成されている。
【0012】続いて図1及び図2を用いて本発明の一実
施例の動作を説明する。図2は本発明に係る発電機構付
き多機能電子時計の外観図である。
【0013】図2において50は電子時計の状態を示す
状態指示部であり、充電警告状態を表示する”警告”5
0a、停止状態を表示する”停止”50b、針合わせ状
態を表示する”針合”50cとにより構成され、秒針6
によって指示される。また51はモード指示部でありモ
ード針51aが示しているモードが現在選択されてい
る。図2では”TIME”が指し示されており通常時刻
モードである。
【0014】先ず電力発生手段26の電圧が0Vであっ
たとする。この時図1に示した全ての構成要素は停止し
ている。やがて光が当たるなどして電力発生手段の電圧
が0.75Vを越えると、発振回路1が発振を開始す
る。すると発振検出回路32が発振検出信号を出力す
る。マイコンリセット回路33はこの信号を受け、マイ
コンリセット信号を出力する。よってマイコン100は
リセット状態となる。またマイコン100以外の素子、
例えば停止警告信号出力手段29などもパワーオンリセ
ット回路(図示せず)によりリセットがかけられ初期状
態となる。
【0015】さらに電力発生手段26の電圧が上昇し
て、1.15Vを越えると、電圧検出回路27は停止警
告信号出力手段29に出力している信号S3を解除する
が、停止警告信号出力手段29は停止警告信号の出力を
続ける。そしてさらに電力発生手段26の電圧が上昇し
て、1.20Vを越えると、電圧検出回路27は信号S
2を解除する。よって停止警告信号出力手段29は停止
警告信号を解除する。
【0016】停止警告信号が解除されると、マイコンリ
セット手段33が制御され、その結果マイコン100は
リセットを解除される。よってマイコン100は動作を
開始する。また時分針制御手段16も波形整形回路3か
らのステップパルスを通過させるため時分針9は動作を
開始する。次にカウンタ制御手段22が動作を開始し、
不揮発性メモリ23から秒針位置カウンタ10とクロノ
針位置カウンタ14のカウンタ内容を読み出し、それぞ
れのカウンタに転送する。しかしここでは初期状態であ
るので読み出す内容は記憶されておらずその結果2つの
位置カウンタは不定の値となる。しかしカウンタ制御手
段22は読み出し制御を終えるため読み出し終了信号を
一致検出回路21に出力する。またマイコン100がリ
セット直後であるので針合わせ警告信号出力手段25及
び充電警告信号出力手段28はそれぞれの信号を出力中
である。よってセレクタ手段20では停止警告信号が優
先され24カウンタ18の内容を出力する。一致検出回
路は24カウンタ18と秒針位置カウンタ10の内容が
一致するまで波形整形回路3を制御するが、前述したよ
うに秒針位置カウンタ10の内容が不定であるため、秒
針6は任意の点で停止してしまう。よってこの時点で0
位置合わせ動作を行なう必要がある。これは秒針位置カ
ウンタ10を電気的に0とした状態で秒針6をステップ
させ0秒の位置に合わせる動作である。この動作は図2
に示すモード針51aを”(0)”の位置にすればでき
るが、既に公知の技術であり、本発明には直接関係ない
ので詳細な説明は省略する。
【0017】さて秒針6の0位置が合わせられると、一
致検出回路21によって秒針位置カウンタ10は24カ
ウンタ18と一致させられる。よって秒針6は24秒位
置、つまり図2に示す”針合”50cで停止する。つま
り針合わせ警告状態となる。これは電子時計が一旦完全
に停止し、時分針9の示す時刻が正しい時刻と違ってい
ることを使用者に警告するモードである。ここで使用者
がスイッチ手段24を操作して時分針9を正しい時刻に
合わせると、針合わせ警告信号作成手段25はスイッチ
手段24からの操作信号を入力して、針合わせ警告信号
の出力を解除する。よってセレクタ手段20は18カウ
ンタ19の内容を出力し、その結果秒針6は18秒の位
置、すなわち図2に示す”警告”50aの位置で停止す
る。これは使用者に電力発生手段26の電力が不足して
いるため、さらに充電するように促すための表示であ
る。ここでオア31により針合わせ警告信号または充電
警告信号が出力されている間は、モード制御手段30が
働かない。よってスイッチ手段24を操作してもモード
移行は行なわれず、よって充電警告状態では、時刻機能
のみ動作可能である。
【0018】さらに電力発生手段の電圧が上昇して1.
27Vを越えると、電圧検出手段27は第2の信号S2
を充電警告信号出力手段28に出力する。充電警告信号
出力手段28は第2の信号S2を30分連続して検出す
ると、初期状態より出力している充電警告信号を解除す
る。するとセレクタ手段20は秒カウンタ16を出力し
その結果秒位置カウンタ10は秒カウンタと一致する。
よって秒針6は現在時刻秒を表示し、1秒ステップを開
始する。またモード制御手段30も動作状態となるため
スイッチ手段24を操作することにより、電子時計をク
ロノグラフモードに移行することが可能となる。具体的
なモード移行は秒針位置カウンタ10をクロノ秒カウン
タ(図示せず)と一致させることにより行なわれるが、
本発明とは直接関係ないため詳細な説明は省略する。
【0019】さらに電力発生手段26の電圧が上昇し
て、2.6Vになるとリミッタ回路(図示せず)が働い
て2.6Vを越えないように制御される。よって電力発
生手段26が1.27V〜2.6Vの間では通常の多機
能時計として使用することができる。
【0020】続いて電圧が低下する場合について説明す
る。電力発生手段26が1.27Vまでは通常の多機能
時計として働く。ここで電力発生手段26の電圧が1.
27Vになると電圧検出手段27が信号S1を出力す
る。よって充電警告信号出力手段28は充電警告信号を
出力する。その結果セレクタ手段20は出力を秒カウン
タ16から18カウンタ19の内容に切り換える。よっ
て秒針6は18の位置に停止し、時計は充電警告状態と
なる。またオア31を介して充電警告信号がモード制御
回路30に出力されるため、モード制御回路30は動作
不可能となり、モードの切り換えはできない。
【0021】さらに電力発生手段26の電圧が低下し、
1.20Vになると、電圧検出手段27は第2の信号S
2を出力する。しかし停止警告信号出力手段29はこの
第2の信号を受けてもなんら動作は行なわない。さらに
電力供給手段の電圧が低下し、1.15Vになると停止
警告信号出力手段29は停止警告信号を出力する。その
結果セレクタ手段20は18カウンタ19から21カウ
ンタ17へ出力を切り換える。よって秒針6は21秒の
位置、すなわち図2に示す”停止”50bで停止し、時
計は停止警告状態となる。また時分針制御手段16が動
作不可能状態となるため、時分針9は停止する。次に停
止警告信号TSを受けかつ秒針位置カウンタ10のカウ
ンタ値が21になるとカウンタ制御回路22は秒針位置
カウンタ10及びクロノ針位置カウンタ14のカウンタ
内容を不揮発性メモリ23に書き込む。書き込みを終了
したら書き込み終了信号をマイコンリセット手段33に
出力する。マイコンリセット手段33はこの書き込み終
了信号を受けてリセット信号を出力する。よってマイコ
ン100はリセットされる。
【0022】続いて電力発生手段26の具体的構成につ
いて図4を用いて説明する。51は太陽電池であり、光
を照射すると電圧を発生する。52は小容量コンデンサ
であり図1に示された時計回路200をすばやく動作さ
せるための充電手段である。53は2次電池であり、太
陽電池51で発生した電力を蓄えるための充電手段であ
る。55、56は小容量コンデンサ52と2次電池53
に蓄積された電荷が太陽電池1を介してリークすること
を防ぐための逆流防止ダイオードである。54は時分割
用スイッチであり、NPN型MOSトランジスタで構成
されている。時分割スイッチ54は分周回路2からの所
定のクロックを受けて、小容量コンデンサ52と2次電
池53を交互に充電するためのスイッチである。55は
コンデンサ接続スイッチであり、NPN型MOSトラン
ジスタで構成されている。コンデンサ接続スイッチ55
は前述した停止警告信号により制御され、停止警告信号
が解除されるとオンするように構成されている。
【0023】続いて電力発生手段26の動作について説
明する。先ず小容量コンデンサ52、2次電池53の蓄
電量が0で光の照射もないとする。ここで太陽電池51
に光が照射されると、電圧が発生する。時分割スイッチ
54はこの時点ではオフとなっているため発生電圧は小
容量コンデンサ52に蓄えられる。小容量コンデンサは
容量が小さいため、すぐに充電され、これを電力として
時計回路は動作を開始する。先ず発振回路1が発振を開
始し、それにより分周された所定のクロックにより、時
分割スイッチ54は制御され、小容量コンデンサ52と
2次電池53を交互に充電する。しかし2次電池53の
電圧はすぐには上がらないためしばらくは小容量コンデ
ンサ52によって時計回路は動作する。その後2次電池
53の電圧が1.15Vを越えてると前述したように電
圧検出手段27が第1の信号S1を出力し、この信号S
1が30分連続して出力されると、停止警告信号が解除
される。停止警告信号が解除されるとコンデンサ接続ス
イッチ58はオンされ、その結果時計回路には2次電池
53の電力が供給される。
【0024】2次電池53の電圧が低下するときは上記
の説明とは逆に、2次電池53の電圧が1.15Vにな
ったときに停止警告信号が出力され、それにより時計回
路の電源も2次電池53から小容量コンデンサ52へと
切り換えられる。
【0025】次に図4を用いて本実施例における2次電
池の特性について説明する。図4は本実施例で使用して
いるチタン・リチウム・イオン2次電池の放電特性であ
る。この2次電池は小型な上に蓄電量が従来使用してい
た大容量コンデンサに比べて大変大きく、発電機構付き
電子時計の電源として使用するのに適している。しかし
このチタン・リチウム・イオン2次電池は図4に示すよ
うに、蓄電量が減少すると1.2Vあたりで急激に電圧
が低下してしまう。しかし充電した2次電池をなるべく
長く使用するためには、本実施例のように1.15V付
近でマイコンを停止させるようにしたほうが良い。とこ
ろがこれでは本明細書の冒頭に説明した様に、2次電池
の電圧が1.15Vを横切る度に針位置記憶動作を行な
わなければならなくなる。そこで本実施例のように、マ
イコンの動作を停止させる電圧を1.15V、開始させ
る電圧を1.2Vとすると、一旦マイコンが停止しても
再び動作を開始する時には2次電池の電圧が安定してい
るため、上述のような問題を防止することができる。以
上説明したように本発明はチタン・リチウム・イオン2
次電池のような特性を持つ電源において、特に大きな効
果が発揮される。
【0026】以上の実施例では通常状態と充電警告状態
の切り換え点に時間的なヒステリシスを設け、充電警告
状態と停止状態の切り換え点に電圧によるヒステリシス
を設けているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、どちらにどのタイプのヒステリシスを設けても本発
明の目的を達成することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明では、電子時計を通
常状態から充電警告状態へ切り換える点にヒステリシス
を設けているため、電源電圧が不安定な2次電池を用い
ても、小刻みに状態変化を起こすことがなく、使用者に
混乱を与えない。また充電警告状態から停止状態へ切り
換える点にも、ヒステリシスを設けているため、マイコ
ンのリセットとリセット解除が小刻みに行なわれること
がないため、針位置記憶などの動作を必要以上に行なう
ことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発電機構付き多機能電子時計を示
す回路ブロック図である。
【図2】本発明に係る発電機構付き多機能電子時計の外
観図である。
【図3】本発明に係る発電機構付き多機能電子時計の電
力発生手段の回路ブロック図である。
【図4】本発明に係る2次電池の放電特性図である。
【符号の説明】
1 発振回路 25 針合わせ信号出力手段 27 電圧検出手段 28 充電警告信号出力手段 29 停止警告信号出力手段 51 太陽電池 53 2次電池 100 マイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 7/00 H02J 7/00 N 7/35 7/35 B K (72)発明者 小林 勇 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチズ ン時計株式会社田無製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水晶発振回路と、該水晶発振回路のクロ
    ックを受け動作する制御部と、該制御部により動作制御
    される表示部とを有し、前記表示部が時刻または時刻以
    外の機能を表示する電子時計において、発電手段と、該
    発電手段で発生した電荷を蓄積する蓄電手段と、該蓄電
    手段の電圧を検出する電圧検出手段と、該電圧検出手段
    の検出信号を受け前記制御部の動作開始及び動作終了を
    管理する制御部管理手段を設け、該制御部管理手段は前
    記制御部の動作開始点と動作終了点とにヒステリシスを
    設けていることを特徴とする発電機構付き電子時計。
JP24720995A 1995-09-26 1995-09-26 発電機構付き電子時計 Expired - Fee Related JP3706415B2 (ja)

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