JPH0989962A - 電子写真用感光体の電気特性測定装置 - Google Patents
電子写真用感光体の電気特性測定装置Info
- Publication number
- JPH0989962A JPH0989962A JP7247084A JP24708495A JPH0989962A JP H0989962 A JPH0989962 A JP H0989962A JP 7247084 A JP7247084 A JP 7247084A JP 24708495 A JP24708495 A JP 24708495A JP H0989962 A JPH0989962 A JP H0989962A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- potential
- measured
- sensor
- photoconductor
- photoreceptor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】感光体の一円周連続部の暗減衰特性を高精度で
測定できる装置の提供。 【解決手段】定時間毎に同じ感光体１１の箇所の電位を
測定できる電位センサ１及び２を設け、帯電器１２によ
って帯電させ２つのセンサで測定した値の定時間後の測
定値をパーソナルコンピュータ３によって最初の測定値
で割り算して暗減衰特性を算出できる測定装置。
測定できる装置の提供。 【解決手段】定時間毎に同じ感光体１１の箇所の電位を
測定できる電位センサ１及び２を設け、帯電器１２によ
って帯電させ２つのセンサで測定した値の定時間後の測
定値をパーソナルコンピュータ３によって最初の測定値
で割り算して暗減衰特性を算出できる測定装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真応用製
品の複写機およびプリンタに使用される感光体の画像品
質に係る電気特性の測定装置に関する。
品の複写機およびプリンタに使用される感光体の画像品
質に係る電気特性の測定装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】感光体は電子写真プロセスを応用した装
置、例えば複写機やプリンタの重要な要素であり、この
技術の発展は複写機の普及に大きく貢献している。この
感光体を電子写真プロセスで用いる時、画像に濃度の異
なる部分すなわち画像ムラが生ずることがある。これは
感光体表面の帯電の不均一性すなわち帯電ムラが原因で
ある。この帯電の不均一性は定時間たとえば１秒後の電
位残存率で定義する暗減衰特性を感光体表面の連続した
点で測定できれば評価できるが、感光体の疲労による測
定精度低下、測定位置合わせの問題のため、特にドラム
状の感光体では評価が困難であった。
置、例えば複写機やプリンタの重要な要素であり、この
技術の発展は複写機の普及に大きく貢献している。この
感光体を電子写真プロセスで用いる時、画像に濃度の異
なる部分すなわち画像ムラが生ずることがある。これは
感光体表面の帯電の不均一性すなわち帯電ムラが原因で
ある。この帯電の不均一性は定時間たとえば１秒後の電
位残存率で定義する暗減衰特性を感光体表面の連続した
点で測定できれば評価できるが、感光体の疲労による測
定精度低下、測定位置合わせの問題のため、特にドラム
状の感光体では評価が困難であった。
【０００３】また、目視による外観検査でも判定できな
いこの部分欠陥は実際の機器による印刷画像によって評
価していたが、その印刷画像の濃度差の評価はやはり人
による官能検査であって定量化が難しく、不良の見落と
しや良品を不良と誤判定する原因になっていた。更に、
この実機による印刷画像評価は感光体表面に付着したト
ナーの除去が必要なためキズ不良の発生や、その他の取
り扱いミスによる検査品（感光体）の仕損の発生原因に
もなっていた。
いこの部分欠陥は実際の機器による印刷画像によって評
価していたが、その印刷画像の濃度差の評価はやはり人
による官能検査であって定量化が難しく、不良の見落と
しや良品を不良と誤判定する原因になっていた。更に、
この実機による印刷画像評価は感光体表面に付着したト
ナーの除去が必要なためキズ不良の発生や、その他の取
り扱いミスによる検査品（感光体）の仕損の発生原因に
もなっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】暗減衰特性の違いを電
気特性測定装置で評価できれば、定量評価となる為に精
度が向上し、非接触の評価のため仕損等の問題も無くな
る。しかしながら従来、感光体の暗減衰特性は停止させ
た感光体表面の帯電位の減衰を測定して評価していた。
この場合、測定位置は特定の１点となる。連続した点の
暗減衰特性の違いを評価する場合、繰り返し測定しなけ
ればならなくなり、感光体の疲労による測定精度の低
下，測定位置合わせの問題があった。
気特性測定装置で評価できれば、定量評価となる為に精
度が向上し、非接触の評価のため仕損等の問題も無くな
る。しかしながら従来、感光体の暗減衰特性は停止させ
た感光体表面の帯電位の減衰を測定して評価していた。
この場合、測定位置は特定の１点となる。連続した点の
暗減衰特性の違いを評価する場合、繰り返し測定しなけ
ればならなくなり、感光体の疲労による測定精度の低
下，測定位置合わせの問題があった。
【０００５】感光体の電気特性の内、帯電特性は感光体
が移動しながらの連続した点の測定が可能である。従っ
て感光体を帯電させてから表面電位の測定までに時間を
掛ける場合、感光体の初期帯電位を一定に出来れば表面
電位測定点での帯電位を測定する事で連続した点の暗減
衰特性評価を代用する事が出来る。しかしながら感光体
の初期帯電位は、測定系の機械精度，感光体の膜厚に大
きく依存するため、帯電位での暗減衰特性の代用評価で
高精度評価を行う事は困難であった。
が移動しながらの連続した点の測定が可能である。従っ
て感光体を帯電させてから表面電位の測定までに時間を
掛ける場合、感光体の初期帯電位を一定に出来れば表面
電位測定点での帯電位を測定する事で連続した点の暗減
衰特性評価を代用する事が出来る。しかしながら感光体
の初期帯電位は、測定系の機械精度，感光体の膜厚に大
きく依存するため、帯電位での暗減衰特性の代用評価で
高精度評価を行う事は困難であった。
【０００６】この発明の課題は、測定系の機械精度，感
光体膜厚により大きな影響を受ける事無く、感光体表面
の連続位置の暗減衰分布を、短時間に非接触で評価でき
る感光体電気特性測定装置を提供することである。
光体膜厚により大きな影響を受ける事無く、感光体表面
の連続位置の暗減衰分布を、短時間に非接触で評価でき
る感光体電気特性測定装置を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、円筒状感光
体を回転させる回転装置と、前記感光体の外周面に間隙
をおいて対向し、所定の円周方向の間隔で配置される帯
電器，第一，第二の電位センサ及び除電器をこの順で備
え、更に前記帯電器による表面の帯電後、感光体の一周
面に亘って所定の周角度毎に連続的に測定される各測定
電位のうち、同一場所に対応する第一電位センサによる
測定電位に対する第二センサによる測定電位の比を演算
する演算装置とを備えた構成である。
体を回転させる回転装置と、前記感光体の外周面に間隙
をおいて対向し、所定の円周方向の間隔で配置される帯
電器，第一，第二の電位センサ及び除電器をこの順で備
え、更に前記帯電器による表面の帯電後、感光体の一周
面に亘って所定の周角度毎に連続的に測定される各測定
電位のうち、同一場所に対応する第一電位センサによる
測定電位に対する第二センサによる測定電位の比を演算
する演算装置とを備えた構成である。
【０００８】また、この発明は請求項１に記載の測定装
置であって、感光体の軸心方向に感光体と測定系のいず
れかがピッチ送りされる機構が設けられ、感光体は１円
周の測定が終了すると隣の次ぎの１円周が測定される構
成である。
置であって、感光体の軸心方向に感光体と測定系のいず
れかがピッチ送りされる機構が設けられ、感光体は１円
周の測定が終了すると隣の次ぎの１円周が測定される構
成である。
【０００９】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図１に示す。
感光体１１のＲ方向回転の同一移動線上に帯電器１２，
第一の電位センサ１，第二の電位センサ２，および除電
器１３をこの順に配置し、更に、前記二つの電位センサ
の電位測定値の出力の演算装置としてパーソナルコンピ
ュータ３を設ける。図では、二つの電位センサ１，２を
感光体１１の周角度θ度を４５度の間隔で配置し、感光
体表面が正常に帯電されるよう、帯電器１２，除電器１
３の位置や感光体１１の回転速度を設定する。二つの電
位センサは同時に電位が測定でき、その測定電位の出力
をパーソナルコンピュータ３に記憶させる。
感光体１１のＲ方向回転の同一移動線上に帯電器１２，
第一の電位センサ１，第二の電位センサ２，および除電
器１３をこの順に配置し、更に、前記二つの電位センサ
の電位測定値の出力の演算装置としてパーソナルコンピ
ュータ３を設ける。図では、二つの電位センサ１，２を
感光体１１の周角度θ度を４５度の間隔で配置し、感光
体表面が正常に帯電されるよう、帯電器１２，除電器１
３の位置や感光体１１の回転速度を設定する。二つの電
位センサは同時に電位が測定でき、その測定電位の出力
をパーソナルコンピュータ３に記憶させる。
【００１０】感光体１１の一回転に要する時間Ｔを正確
に測定し、電位センサ１で測定された箇所が電位センサ
２に達するまでの時間Ｔｄ（＝Ｔ×θ／３６０）を求
め、両電位センサの測定間隔ｔはＴｄを割り切れる時間
に設定する。電位センサ１，２の最初の測定値をＶ
１1 ，Ｖ２1 、ｎ番目の測定値をＶ１n ，Ｖ２n とし、
電位センサ１のｎ番目の測定箇所の暗減衰特性をＶｋn
とすると、電位センサ１で測定された箇所が電位センサ
２に達するまでの測定回数Ｎ＝Ｔｄ／ｔとなって、Ｖｋ
n ＝Ｖ２n+N ×１００％／Ｖ１n となるので感光体１１
の一周分の分布が図２のように求められる。
に測定し、電位センサ１で測定された箇所が電位センサ
２に達するまでの時間Ｔｄ（＝Ｔ×θ／３６０）を求
め、両電位センサの測定間隔ｔはＴｄを割り切れる時間
に設定する。電位センサ１，２の最初の測定値をＶ
１1 ，Ｖ２1 、ｎ番目の測定値をＶ１n ，Ｖ２n とし、
電位センサ１のｎ番目の測定箇所の暗減衰特性をＶｋn
とすると、電位センサ１で測定された箇所が電位センサ
２に達するまでの測定回数Ｎ＝Ｔｄ／ｔとなって、Ｖｋ
n ＝Ｖ２n+N ×１００％／Ｖ１n となるので感光体１１
の一周分の分布が図２のように求められる。
【００１１】図２の例は、θ＝４５度，Ｔ＝８ｓ，ｔ＝
０．０２５ｓとしたので、Ｔｄ＝１ｓ，Ｎ＝４０となっ
た。このデータの時、角度の２２０〜３０度にかけて暗
減衰特性の低い部分が判明する。測定値は点であり、図
２のような特性値の最大値と最小値の差を求めたり、最
小値を求めたりしての規格値による定量評価を可能にし
た。
０．０２５ｓとしたので、Ｔｄ＝１ｓ，Ｎ＝４０となっ
た。このデータの時、角度の２２０〜３０度にかけて暗
減衰特性の低い部分が判明する。測定値は点であり、図
２のような特性値の最大値と最小値の差を求めたり、最
小値を求めたりしての規格値による定量評価を可能にし
た。
【００１２】図３はこの測定方法を更に自動化した測定
装置の構造例で、感光体１１の軸心と平行方向に移動で
きるテーブル６にステップモータ７がｒ方向にステップ
回転するにつれてＡ方向に移動する歯車が設けられてい
る。テーブル６には、電動機１５によって回転される感
光体１１の一円周部に帯電器１２，電位センサ１及び電
位センサ２を支え５でまとめて設け、下面に除電器１３
を設ける。これによると一円周の測定終了後にステップ
モータ７で隣の次の一円周部までテーブル６を移動させ
てから測定させると１本の良否判定が可能になる。な
お、ステップモータ７によるＡ方向の動きに代えて支え
５をＢ方向にステップ移動させる機構を設けても同様の
結果になることは当然である。
装置の構造例で、感光体１１の軸心と平行方向に移動で
きるテーブル６にステップモータ７がｒ方向にステップ
回転するにつれてＡ方向に移動する歯車が設けられてい
る。テーブル６には、電動機１５によって回転される感
光体１１の一円周部に帯電器１２，電位センサ１及び電
位センサ２を支え５でまとめて設け、下面に除電器１３
を設ける。これによると一円周の測定終了後にステップ
モータ７で隣の次の一円周部までテーブル６を移動させ
てから測定させると１本の良否判定が可能になる。な
お、ステップモータ７によるＡ方向の動きに代えて支え
５をＢ方向にステップ移動させる機構を設けても同様の
結果になることは当然である。
【００１３】
【発明の効果】この発明によれば、目視検査で発見でき
ない帯電不均一の欠陥を自動化した測定装置により検査
することにより、工数および仕損の低減に寄与するだけ
でなく、多数項目の評価が可能になるため、欠陥要因の
究明や製造品質の改善にも大きく貢献でき、感光体の作
り込み品質向上に寄与でき、更には省人化に寄与できる
装置を提供できる。
ない帯電不均一の欠陥を自動化した測定装置により検査
することにより、工数および仕損の低減に寄与するだけ
でなく、多数項目の評価が可能になるため、欠陥要因の
究明や製造品質の改善にも大きく貢献でき、感光体の作
り込み品質向上に寄与でき、更には省人化に寄与できる
装置を提供できる。
【図１】この発明の実施例の構成図
【図２】この発明の実施例の実測図
【図３】この発明の他の実施例の斜視図
１ 電位センサ ２ 電位センサ ３ パーソナルコンピュータ ５ 支え ６ テーブル ７ ステップモータ １１ 感光体 １２ 帯電器 １３ 除電器
Claims (2)
- 【請求項１】円筒状感光体を回転させる回転装置と、前
記感光体の外周面に間隙をおいて対向し、所定の円周方
向の間隔で配置される帯電器，第一，第二の電位センサ
及び除電器をこの順で備え、更に前記帯電器による表面
の帯電後、感光体の一周面に亘って所定の周角度毎に連
続的に測定される各測定電位のうち、同一場所に対応す
る第一電位センサによる測定電位に対する第二センサに
よる測定電位の比を演算する演算装置とを備えたことを
特徴とする電子写真用感光体の電気特性測定装置。 - 【請求項２】請求項１に記載の電子写真用感光体の電気
特性測定装置であって、更に円筒状感光体を軸方向に相
対的に移動させる機構を備えたことを特徴とする電子写
真用感光体の電気特性測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7247084A JPH0989962A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 電子写真用感光体の電気特性測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7247084A JPH0989962A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 電子写真用感光体の電気特性測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0989962A true JPH0989962A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17158194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7247084A Pending JPH0989962A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 電子写真用感光体の電気特性測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0989962A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007108173A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Xerox Corp | 帯電可能表面上の欠陥点を検出するためのコンタクトレスシステム |
-
1995
- 1995-09-26 JP JP7247084A patent/JPH0989962A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007108173A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Xerox Corp | 帯電可能表面上の欠陥点を検出するためのコンタクトレスシステム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6150824A (en) | Contactless system for detecting subtle surface potential charge patterns | |
| JPH0962042A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH02139583A (ja) | 静電記録装置とその感光体寿命評価方法 | |
| US8559832B2 (en) | Imaging apparatus and method of predicting the photoreceptor replacement interval | |
| WO2002010860A1 (en) | Image-forming device having on-line image quality assessment and related method | |
| JP5293100B2 (ja) | 電子写真感光体の特性評価方法及び特性評価装置 | |
| JPH0989962A (ja) | 電子写真用感光体の電気特性測定装置 | |
| JPS59136771A (ja) | 電子写真用感光体の検査方法 | |
| JP2002082572A (ja) | 感光体特性評価方法 | |
| US5448337A (en) | Method and apparatus for determining the charge or voltage distribution of an electrophotographic surface | |
| JP5821224B2 (ja) | 電子写真感光体の特性評価装置および特性評価方法 | |
| JP2000267363A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2003005578A (ja) | 感光体の特性評価装置及び特性評価方法 | |
| JP2004264732A (ja) | トナー帯電量の測定方法 | |
| JPH05333645A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2674002B2 (ja) | 電子写真用感光体の畫像欠陥評価装置 | |
| JPH04251859A (ja) | 静電電位測定方法 | |
| JPH04246666A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH05224542A (ja) | 転写ベルトのクリーニング装置 | |
| JP2010286612A (ja) | 電子写真感光体の特性評価装置 | |
| JP2004077125A (ja) | 電子写真感光体の欠陥検出装置、および、電子写真感光体の欠陥検出方法 | |
| JPH03172864A (ja) | 感光体ドラムの検査方法 | |
| JP2593100B2 (ja) | 電子写真感光ドラム用特性評価装置の露光光量監視方法 | |
| JPH09325542A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH08234558A (ja) | 部材表面の凹凸測定方法 |