JPH09325542A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH09325542A JPH09325542A JP8200535A JP20053596A JPH09325542A JP H09325542 A JPH09325542 A JP H09325542A JP 8200535 A JP8200535 A JP 8200535A JP 20053596 A JP20053596 A JP 20053596A JP H09325542 A JPH09325542 A JP H09325542A
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- image forming
- forming apparatus
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電位センサの校正を正確に実行できる画像形成
装置を提供する。 【解決手段】本発明は、接地と非接地状態とが切り換え
可能である像担持体1と、像担持体の電位に応じて出力
が変化する電位センサ6と、像担持体に基準電圧を印加
する電圧印加手段19と、基準電圧印加時に電位センサ
により出力された出力値と基準電圧とに基づいて電位セ
ンサの出力値から像担持体の表面電位を算出する算出式
を演算する演算手段18とを有する画像形成装置におい
て、電位センサ6の校正動作時に、像担持体を非接地状
態にすると共に像担持体表面への接触部材14も非接地
状態にする手段20を設ける。具体例としては、電位セ
ンサ6の校正動作時に導電性クリーニングファーブラシ
14を電気的なリレー20を介して非接地状態にするこ
とで、電位センサ校正用基準電圧のファーブラシ14か
らのリークが防止され、電位センサの校正を確実に実行
することができる。
装置を提供する。 【解決手段】本発明は、接地と非接地状態とが切り換え
可能である像担持体1と、像担持体の電位に応じて出力
が変化する電位センサ6と、像担持体に基準電圧を印加
する電圧印加手段19と、基準電圧印加時に電位センサ
により出力された出力値と基準電圧とに基づいて電位セ
ンサの出力値から像担持体の表面電位を算出する算出式
を演算する演算手段18とを有する画像形成装置におい
て、電位センサ6の校正動作時に、像担持体を非接地状
態にすると共に像担持体表面への接触部材14も非接地
状態にする手段20を設ける。具体例としては、電位セ
ンサ6の校正動作時に導電性クリーニングファーブラシ
14を電気的なリレー20を介して非接地状態にするこ
とで、電位センサ校正用基準電圧のファーブラシ14か
らのリークが防止され、電位センサの校正を確実に実行
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式の
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関
し、特に、電位センサを用いて像担持体の表面電位を測
定し、その測定値に応じて作像プロセスを制御する電子
写真方式の画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関
し、特に、電位センサを用いて像担持体の表面電位を測
定し、その測定値に応じて作像プロセスを制御する電子
写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の電子写真方式の画像形成装置
においては、像担持体としてドラム状あるいはベルト状
の感光体を用い、その表面を帯電器によって所定電位に
均一に帯電させ、その帯電面を露光装置によって露光し
て静電潜像を形成した後、該静電潜像を現像装置により
現像しトナーを付着して顕像化し、そのトナー像を給紙
部から搬送された転写紙に転写し、転写後の転写紙を定
着装置に搬送してトナー像を定着し、コピー画像等を得
るようになっている。
においては、像担持体としてドラム状あるいはベルト状
の感光体を用い、その表面を帯電器によって所定電位に
均一に帯電させ、その帯電面を露光装置によって露光し
て静電潜像を形成した後、該静電潜像を現像装置により
現像しトナーを付着して顕像化し、そのトナー像を給紙
部から搬送された転写紙に転写し、転写後の転写紙を定
着装置に搬送してトナー像を定着し、コピー画像等を得
るようになっている。
【0003】このような画像形成装置においては、作像
プロセス上、感光体の電位を正確に知ることは非常に重
要であり、従来より感光体の表面に対向して配設され、
感光体の表面電位を測定する電位センサが用いられてい
る。しかし、一般に電位センサの出力はセンサの検出部
と被検出部との距離に依存性があり、特に振動容量型と
称される方式の電位センサはコストが低いが出力のセン
サ部と被検出部との距離に対する依存性が高い。そし
て、感光体表面と電位センサとの距離は画像形成装置毎
に微妙に異なり、また同一の画像形成装置であっても感
光体の交換等により感光体表面と電位センサの距離が変
化する。また、電位センサ表面には画像形成装置内で浮
遊したトナー等が付着してその表面を汚すため、同電位
を検出しても電位センサの出力が異なる事態が経時的に
発生する。従って、定期的に電位センサの出力を校正す
る必要がある。
プロセス上、感光体の電位を正確に知ることは非常に重
要であり、従来より感光体の表面に対向して配設され、
感光体の表面電位を測定する電位センサが用いられてい
る。しかし、一般に電位センサの出力はセンサの検出部
と被検出部との距離に依存性があり、特に振動容量型と
称される方式の電位センサはコストが低いが出力のセン
サ部と被検出部との距離に対する依存性が高い。そし
て、感光体表面と電位センサとの距離は画像形成装置毎
に微妙に異なり、また同一の画像形成装置であっても感
光体の交換等により感光体表面と電位センサの距離が変
化する。また、電位センサ表面には画像形成装置内で浮
遊したトナー等が付着してその表面を汚すため、同電位
を検出しても電位センサの出力が異なる事態が経時的に
発生する。従って、定期的に電位センサの出力を校正す
る必要がある。
【0004】ここで、電位センサの校正方法に関する従
来技術として、特開平4−181267号公報には、電
子写真方式による作像プロセスを行なうための記録体
と、その表面電位を測定するための表面電位センサを備
えた画像形成装置において、表面電位センサを校正する
ための現像バイアス用高圧電源等の高圧電源と、表面電
位センサの校正時には記録体の基材を高圧電源の出力端
に電気的に接続し、校正時以外は記録体の基材を装置筐
体に電気的に接続するように切り換える接続切換手段と
を設けたものが記載されている。
来技術として、特開平4−181267号公報には、電
子写真方式による作像プロセスを行なうための記録体
と、その表面電位を測定するための表面電位センサを備
えた画像形成装置において、表面電位センサを校正する
ための現像バイアス用高圧電源等の高圧電源と、表面電
位センサの校正時には記録体の基材を高圧電源の出力端
に電気的に接続し、校正時以外は記録体の基材を装置筐
体に電気的に接続するように切り換える接続切換手段と
を設けたものが記載されている。
【0005】また、特開平5−88491号公報には、
電位センサを用いて感光体の電位を測定し、その測定値
に応じて作像プロセスを制御する電子写真方式の画像形
成装置において、感光体上の電荷を本体に逃がすアース
ブラシを基準電圧を発生する基準電圧発生手段の給電部
に切り換え接続し、基準電圧発生手段よりアースブラシ
を介して感光体のベース層に複数の異なる基準電圧を順
次印加し、その各基準電圧印加時に電位センサから得ら
れる各電位測定値を基準値として、予め記憶されている
測定値変換用データを補正する電位センサ校正処理を行
なう電位センサの校正方法が記載されており、さらに、
上記電位センサの校正処理をパワーオン時と予め設定し
た画像形成枚数毎に行なうこと、および、上記電位セン
サの校正処理により、測定値変換用データの補正値が予
め設定した値以上になった時に異常信号を出力すること
が記載されている。
電位センサを用いて感光体の電位を測定し、その測定値
に応じて作像プロセスを制御する電子写真方式の画像形
成装置において、感光体上の電荷を本体に逃がすアース
ブラシを基準電圧を発生する基準電圧発生手段の給電部
に切り換え接続し、基準電圧発生手段よりアースブラシ
を介して感光体のベース層に複数の異なる基準電圧を順
次印加し、その各基準電圧印加時に電位センサから得ら
れる各電位測定値を基準値として、予め記憶されている
測定値変換用データを補正する電位センサ校正処理を行
なう電位センサの校正方法が記載されており、さらに、
上記電位センサの校正処理をパワーオン時と予め設定し
た画像形成枚数毎に行なうこと、および、上記電位セン
サの校正処理により、測定値変換用データの補正値が予
め設定した値以上になった時に異常信号を出力すること
が記載されている。
【0006】また、特開平5−323748号公報に
は、感光体の表面電位を測定する表面電位検出器を備え
た画像形成装置において、感光体の基板に基準電圧を印
加しながら該感光体を回動させ、その時表面電位検出器
から得られる電位測定値を基準値として表面電位検出器
を校正する表面電位検出器の校正方法が記載されてお
り、さらに、感光体の基板に基準電圧を印加しながら該
感光体を回動させ、該感光体が略1周する間に表面電位
検出器から得られる電位測定値を所定間隔で順次サンプ
リングしてその各測定値を平均化し、その平均化した値
を基準値として表面電位検出器を校正する方法、およ
び、表面電位検出器の校正時には感光体を画像形成時よ
り遅い速度で回動させることが記載されている。
は、感光体の表面電位を測定する表面電位検出器を備え
た画像形成装置において、感光体の基板に基準電圧を印
加しながら該感光体を回動させ、その時表面電位検出器
から得られる電位測定値を基準値として表面電位検出器
を校正する表面電位検出器の校正方法が記載されてお
り、さらに、感光体の基板に基準電圧を印加しながら該
感光体を回動させ、該感光体が略1周する間に表面電位
検出器から得られる電位測定値を所定間隔で順次サンプ
リングしてその各測定値を平均化し、その平均化した値
を基準値として表面電位検出器を校正する方法、およ
び、表面電位検出器の校正時には感光体を画像形成時よ
り遅い速度で回動させることが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来より、電位センサ
の校正は、通常のコピー動作時には導電性基体部が接地
状態である感光体を電気的なリレー等を介して非接地状
態にして、感光体の導電性基体部に直接低基準バイアス
電圧と高基準バイアス電圧を印加している。そしてこの
時の感光体表面電位を各々電位センサによって測定し、
この印加電圧と測定値により電位センサの校正式を算出
して、以降この校正式に基づいて感光体の表面電位を算
出することで行なっていた。
の校正は、通常のコピー動作時には導電性基体部が接地
状態である感光体を電気的なリレー等を介して非接地状
態にして、感光体の導電性基体部に直接低基準バイアス
電圧と高基準バイアス電圧を印加している。そしてこの
時の感光体表面電位を各々電位センサによって測定し、
この印加電圧と測定値により電位センサの校正式を算出
して、以降この校正式に基づいて感光体の表面電位を算
出することで行なっていた。
【0008】しかしながら、上記従来技術においては、
電位センサ校正時に感光体の導電性基体部を非接地状態
にした場合でも、まれに感光体表面に接触した導電性部
材を介して、感光体が接地状態となってしまう場合があ
る。具体的には、感光体の取り扱い上あるいは感光体表
面への異物付着等によって、経時で感光体上にその基体
部に達する傷が発生した場合、感光体表面の傷発生部と
感光体表面の導電性部材が接触することによって、導電
性部材を介して感光体が接地状態となってしまう。この
状態で電位センサの校正を実行した場合、感光体基体部
に基準バイアスを印加しても感光体が接地状態にあるた
め、感光体表面電位は0Vとなってしまう。そして、電
位センサの検出結果は正常値の検出範囲を逸脱してしま
うため、電位センサの校正異常と判断し、電位センサに
よる作像条件設定動作が実行できなくなってしまうとい
う問題があった。またこのような場合、電位センサの校
正動作を実行する以前に設定されていた作像条件のメモ
リ値に自動設定するといった暫定対応策はあるものの、
やはり経時的には理想の作像条件設定値との差が拡大し
ていき、安定した画像品質が得られなくなるといった問
題があった。
電位センサ校正時に感光体の導電性基体部を非接地状態
にした場合でも、まれに感光体表面に接触した導電性部
材を介して、感光体が接地状態となってしまう場合があ
る。具体的には、感光体の取り扱い上あるいは感光体表
面への異物付着等によって、経時で感光体上にその基体
部に達する傷が発生した場合、感光体表面の傷発生部と
感光体表面の導電性部材が接触することによって、導電
性部材を介して感光体が接地状態となってしまう。この
状態で電位センサの校正を実行した場合、感光体基体部
に基準バイアスを印加しても感光体が接地状態にあるた
め、感光体表面電位は0Vとなってしまう。そして、電
位センサの検出結果は正常値の検出範囲を逸脱してしま
うため、電位センサの校正異常と判断し、電位センサに
よる作像条件設定動作が実行できなくなってしまうとい
う問題があった。またこのような場合、電位センサの校
正動作を実行する以前に設定されていた作像条件のメモ
リ値に自動設定するといった暫定対応策はあるものの、
やはり経時的には理想の作像条件設定値との差が拡大し
ていき、安定した画像品質が得られなくなるといった問
題があった。
【0009】本発明は上記の問題点に鑑みなされたもの
であり、万一感光体表面にその基体部に達するような傷
が発生した場合でも、電位センサの校正を正確に実行で
きる画像形成装置を提供することを目的とする。また、
本発明では、万一感光体表面にその基体部に達するよう
な傷が発生した場合でも、その影響を受けない条件を探
し、その条件の下で、電位センサの校正を正確に実行す
ると共に、感光体表面に傷が発生したことを警告するこ
とができる画像形成装置を提供することを目的とする。
であり、万一感光体表面にその基体部に達するような傷
が発生した場合でも、電位センサの校正を正確に実行で
きる画像形成装置を提供することを目的とする。また、
本発明では、万一感光体表面にその基体部に達するよう
な傷が発生した場合でも、その影響を受けない条件を探
し、その条件の下で、電位センサの校正を正確に実行す
ると共に、感光体表面に傷が発生したことを警告するこ
とができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、接地状態と非接地状態とが切り
換え可能である像担持体と、前記像担持体の電位に応じ
て出力が変化する電位センサと、前記像担持体に基準電
圧を印加する電圧印加手段と、前記基準電圧の印加時に
前記電位センサにより出力された出力値と前記基準電圧
とに基づいて前記電位センサの出力値から前記像担持体
の表面電位を算出する算出式を演算する演算手段とを有
する画像形成装置において、前記電位センサの校正動作
時に、前記像担持体を非接地状態にすると共に前記像担
持体表面への接触部材も非接地状態にする手段を設けた
ことを特徴としている。すなわち請求項1の画像形成装
置においては、電位センサの校正動作時に、像担持体で
ある感光体を非接地状態にすると共に感光体表面への導
電性接触部材も非接地状態にすることで、電位センサ校
正用基準バイアス電圧の感光体表面からのリークが防止
され、電位センサの校正を確実に実行することが可能と
なる。
め、請求項1の発明は、接地状態と非接地状態とが切り
換え可能である像担持体と、前記像担持体の電位に応じ
て出力が変化する電位センサと、前記像担持体に基準電
圧を印加する電圧印加手段と、前記基準電圧の印加時に
前記電位センサにより出力された出力値と前記基準電圧
とに基づいて前記電位センサの出力値から前記像担持体
の表面電位を算出する算出式を演算する演算手段とを有
する画像形成装置において、前記電位センサの校正動作
時に、前記像担持体を非接地状態にすると共に前記像担
持体表面への接触部材も非接地状態にする手段を設けた
ことを特徴としている。すなわち請求項1の画像形成装
置においては、電位センサの校正動作時に、像担持体で
ある感光体を非接地状態にすると共に感光体表面への導
電性接触部材も非接地状態にすることで、電位センサ校
正用基準バイアス電圧の感光体表面からのリークが防止
され、電位センサの校正を確実に実行することが可能と
なる。
【0011】請求項2の発明は、接地状態と非接地状態
とが切り換え可能である像担持体と、前記像担持体の電
位に応じて出力が変化する電位センサと、前記像担持体
に基準電圧を印加する電圧印加手段と、前記基準電圧の
印加時に前記電位センサにより出力された出力値と前記
基準電圧とに基づいて前記電位センサの出力値から前記
像担持体の表面電位を算出する算出式を演算する演算手
段とを有する画像形成装置において、前記電位センサの
校正動作時には、前記像担持体を非接地状態にして校正
動作を実行し、該電位センサの校正結果が異常値となっ
た場合、前記電位センサの校正動作を再実行することを
特徴としている。すなわち請求項2の画像形成装置にお
いては、電位センサの校正結果が異常値となった場合、
前記電位センサの校正動作を再実行することにより、異
常となる原因を見極めて、電位センサの校正を確実に実
行することで安定した像担持体の表面電位制御を行なう
ことが可能となる。
とが切り換え可能である像担持体と、前記像担持体の電
位に応じて出力が変化する電位センサと、前記像担持体
に基準電圧を印加する電圧印加手段と、前記基準電圧の
印加時に前記電位センサにより出力された出力値と前記
基準電圧とに基づいて前記電位センサの出力値から前記
像担持体の表面電位を算出する算出式を演算する演算手
段とを有する画像形成装置において、前記電位センサの
校正動作時には、前記像担持体を非接地状態にして校正
動作を実行し、該電位センサの校正結果が異常値となっ
た場合、前記電位センサの校正動作を再実行することを
特徴としている。すなわち請求項2の画像形成装置にお
いては、電位センサの校正結果が異常値となった場合、
前記電位センサの校正動作を再実行することにより、異
常となる原因を見極めて、電位センサの校正を確実に実
行することで安定した像担持体の表面電位制御を行なう
ことが可能となる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の画像形成装置において、接地状態と非接地状態とが切
り換え可能な導電性のクリーニングファーブラシを備
え、前記電位センサの校正動作時に、前記導電性のクリ
ーニングファーブラシを非接地状態にすることを特徴と
している。すなわち請求項3の画像形成装置において
は、電位センサの校正動作時に、導電性のクリーニング
ファーブラシを電気的なリレー等を介して非接地状態に
することで、電位センサ校正用基準バイアス電圧のクリ
ーニングファーブラシからのリークが防止され、電位セ
ンサの校正を確実に実行することが可能となる。
の画像形成装置において、接地状態と非接地状態とが切
り換え可能な導電性のクリーニングファーブラシを備
え、前記電位センサの校正動作時に、前記導電性のクリ
ーニングファーブラシを非接地状態にすることを特徴と
している。すなわち請求項3の画像形成装置において
は、電位センサの校正動作時に、導電性のクリーニング
ファーブラシを電気的なリレー等を介して非接地状態に
することで、電位センサ校正用基準バイアス電圧のクリ
ーニングファーブラシからのリークが防止され、電位セ
ンサの校正を確実に実行することが可能となる。
【0013】請求項4の発明は、請求項1または2記載
の画像形成装置において、前記像担持体と接離可能な導
電性のクリーニングファーブラシを備え、前記電位セン
サの校正動作時に、前記導電性のクリーニングファーブ
ラシを前記像担持体と非接触状態にすることを特徴とし
ている。すなわち請求項4の画像形成装置においては、
電位センサの校正動作時に、導電性のクリーニングファ
ーブラシを感光体から離間させることで、電位センサ校
正用基準バイアス電圧のクリーニングファーブラシから
のリークが防止され、電位センサの校正を確実に実行す
ることが可能となる。
の画像形成装置において、前記像担持体と接離可能な導
電性のクリーニングファーブラシを備え、前記電位セン
サの校正動作時に、前記導電性のクリーニングファーブ
ラシを前記像担持体と非接触状態にすることを特徴とし
ている。すなわち請求項4の画像形成装置においては、
電位センサの校正動作時に、導電性のクリーニングファ
ーブラシを感光体から離間させることで、電位センサ校
正用基準バイアス電圧のクリーニングファーブラシから
のリークが防止され、電位センサの校正を確実に実行す
ることが可能となる。
【0014】請求項5の発明は、請求項1または2記載
の画像形成装置において、前記像担持体と導電性のクリ
ーニングファーブラシの間に可動式の絶縁性遮蔽部材を
備え、前記電位センサの校正動作時に、前記遮蔽部材を
前記像担持体と前記導電性クリーニングファーブラシの
間に移動することを特徴としている。すなわち請求項5
の画像形成装置においては、電位センサの校正動作時
に、感光体と導電性のクリーニングファーブラシの間に
備えられた可動式の絶縁性遮蔽部材を感光体と導電性ク
リーニングファーブラシの間に移動させることで、電位
センサ校正用基準バイアス電圧のクリーニングファーブ
ラシからのリークが防止され、電位センサの校正を確実
に実行することが可能となる。
の画像形成装置において、前記像担持体と導電性のクリ
ーニングファーブラシの間に可動式の絶縁性遮蔽部材を
備え、前記電位センサの校正動作時に、前記遮蔽部材を
前記像担持体と前記導電性クリーニングファーブラシの
間に移動することを特徴としている。すなわち請求項5
の画像形成装置においては、電位センサの校正動作時
に、感光体と導電性のクリーニングファーブラシの間に
備えられた可動式の絶縁性遮蔽部材を感光体と導電性ク
リーニングファーブラシの間に移動させることで、電位
センサ校正用基準バイアス電圧のクリーニングファーブ
ラシからのリークが防止され、電位センサの校正を確実
に実行することが可能となる。
【0015】請求項6の発明は、請求項1または2記載
の画像形成装置において、ファーブラシの軸方向と平行
に該ファーブラシの一部を削除した形状のクリーニング
ファーブラシを有するクリーニング装置を備え、前記電
位センサの校正動作時に、前記ファーブラシの削除部が
前記像担持体に対向して静止することを特徴としてい
る。すなわち請求項6の画像形成装置においては、電位
センサの校正動作時に、ファーブラシの削除部を感光体
に対向して静止させることで、電位センサ校正用基準バ
イアス電圧のクリーニングファーブラシからのリークが
防止され、電位センサの校正を確実に実行することが可
能となる。
の画像形成装置において、ファーブラシの軸方向と平行
に該ファーブラシの一部を削除した形状のクリーニング
ファーブラシを有するクリーニング装置を備え、前記電
位センサの校正動作時に、前記ファーブラシの削除部が
前記像担持体に対向して静止することを特徴としてい
る。すなわち請求項6の画像形成装置においては、電位
センサの校正動作時に、ファーブラシの削除部を感光体
に対向して静止させることで、電位センサ校正用基準バ
イアス電圧のクリーニングファーブラシからのリークが
防止され、電位センサの校正を確実に実行することが可
能となる。
【0016】請求項7の発明は、請求項2記載の画像形
成装置において、前記電位センサの校正時の出力値が、
予め設定された正常範囲の下限値以下となった場合、前
記像担持体に前記基準電圧を印加した状態で前記像担持
体を回転させて、前記電位センサ出力値が正常範囲に変
化した時点で前記像担持体の回転動作を停止し、前記電
位センサの校正動作を再実行することを特徴としてい
る。すなわち請求項7の画像形成装置においては、前記
電位センサの校正時の出力値が、予め設定された正常範
囲の下限値以下となった場合、前記像担持体に前記基準
電圧を印加した状態で前記像担持体を回転させて、前記
電位センサ出力値が正常範囲に変化した時点で前記像担
持体の回転動作を停止し、前記電位センサの校正動作を
再実行することにより、電位センサ校正異常の原因が像
担持体表面に発生した傷によるものかどうかを判断する
ことが可能となる。
成装置において、前記電位センサの校正時の出力値が、
予め設定された正常範囲の下限値以下となった場合、前
記像担持体に前記基準電圧を印加した状態で前記像担持
体を回転させて、前記電位センサ出力値が正常範囲に変
化した時点で前記像担持体の回転動作を停止し、前記電
位センサの校正動作を再実行することを特徴としてい
る。すなわち請求項7の画像形成装置においては、前記
電位センサの校正時の出力値が、予め設定された正常範
囲の下限値以下となった場合、前記像担持体に前記基準
電圧を印加した状態で前記像担持体を回転させて、前記
電位センサ出力値が正常範囲に変化した時点で前記像担
持体の回転動作を停止し、前記電位センサの校正動作を
再実行することにより、電位センサ校正異常の原因が像
担持体表面に発生した傷によるものかどうかを判断する
ことが可能となる。
【0017】請求項8の発明は、請求項7記載の画像形
成装置において、前記像担持体の回転動作は最大で1回
転とすることを特徴としている。すなわち請求項8の画
像形成装置においては、電位センサ校正動作の再実行時
に前記像担持体の回転動作を最大で1回転とし、必要最
低限の動作で終了させることにより、極力短時間で像担
持体への負荷をかけずに電位センサ校正異常の原因を判
断することが可能となる。
成装置において、前記像担持体の回転動作は最大で1回
転とすることを特徴としている。すなわち請求項8の画
像形成装置においては、電位センサ校正動作の再実行時
に前記像担持体の回転動作を最大で1回転とし、必要最
低限の動作で終了させることにより、極力短時間で像担
持体への負荷をかけずに電位センサ校正異常の原因を判
断することが可能となる。
【0018】請求項9の発明は、請求項7記載の画像形
成装置において、前記電位センサの再校正時の該電位セ
ンサ出力値が予め設定された正常範囲内となった場合、
前記像担持体が異常であることを警告表示することを特
徴としている。すなわち請求項9の画像形成装置におい
ては、前記電位センサの再校正時の該電位センサ出力値
が予め設定された正常範囲内となった場合、前記像担持
体が異常であることを警告表示することで、電位センサ
校正異常の原因を前記像担持体の異常に特定すると共
に、前記像担持体の交換の必要性を明示することが可能
となる。
成装置において、前記電位センサの再校正時の該電位セ
ンサ出力値が予め設定された正常範囲内となった場合、
前記像担持体が異常であることを警告表示することを特
徴としている。すなわち請求項9の画像形成装置におい
ては、前記電位センサの再校正時の該電位センサ出力値
が予め設定された正常範囲内となった場合、前記像担持
体が異常であることを警告表示することで、電位センサ
校正異常の原因を前記像担持体の異常に特定すると共
に、前記像担持体の交換の必要性を明示することが可能
となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
の実施例に基づいて詳細に説明する。
の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1は本発明が実施される画像形成装置の
作像系を示す概略構成図である。図中の符号1は像担持
体である感光体ドラムであり、その周囲には、除電ラン
プ2、帯電器3、図示しない露光装置、イレーサ5、電
位センサ6、現像装置7、転写搬送装置9、クリーニン
グ装置10等が配置されている。また、この画像形成装
置には、転写紙を給紙する給紙部や転写紙の搬送系、定
着装置等が具備されるが、図示を省略している。
作像系を示す概略構成図である。図中の符号1は像担持
体である感光体ドラムであり、その周囲には、除電ラン
プ2、帯電器3、図示しない露光装置、イレーサ5、電
位センサ6、現像装置7、転写搬送装置9、クリーニン
グ装置10等が配置されている。また、この画像形成装
置には、転写紙を給紙する給紙部や転写紙の搬送系、定
着装置等が具備されるが、図示を省略している。
【0021】図1において画像形成動作が開始される
と、まず感光体ドラム1の表面は帯電器3によって所定
電位に均一に帯電される。そして、その帯電面が図示し
ない露光装置からの照射光4によって露光されて静電潜
像が形成され、不要部分がイレーザ5により消去された
後に、静電潜像が現像装置7により現像されトナーが付
着して顕像化される。そして、そのトナー像が図示しな
い給紙部から搬送された転写紙に転写搬送装置9によっ
て転写され、トナー像が転写された転写紙は転写搬送装
置9により図示しない定着装置に搬送され、該定着装置
によってトナー像が転写紙上に定着され、画像形成装置
本体の排紙部へ搬送される。また、感光体ドラム1上に
残留したトナーは、クリーニング装置10のクリーニン
グファーブラシ14及びクリーニングブレード17によ
り除去され、さらに感光体ドラム1上の静電潜像が除電
ランプ2からの照射光を受けて消去されて感光体ドラム
1は初期状態に戻される。
と、まず感光体ドラム1の表面は帯電器3によって所定
電位に均一に帯電される。そして、その帯電面が図示し
ない露光装置からの照射光4によって露光されて静電潜
像が形成され、不要部分がイレーザ5により消去された
後に、静電潜像が現像装置7により現像されトナーが付
着して顕像化される。そして、そのトナー像が図示しな
い給紙部から搬送された転写紙に転写搬送装置9によっ
て転写され、トナー像が転写された転写紙は転写搬送装
置9により図示しない定着装置に搬送され、該定着装置
によってトナー像が転写紙上に定着され、画像形成装置
本体の排紙部へ搬送される。また、感光体ドラム1上に
残留したトナーは、クリーニング装置10のクリーニン
グファーブラシ14及びクリーニングブレード17によ
り除去され、さらに感光体ドラム1上の静電潜像が除電
ランプ2からの照射光を受けて消去されて感光体ドラム
1は初期状態に戻される。
【0022】電位センサ6は、その電位検知面を感光体
ドラム1に対向させて固定されている。この電位センサ
6は感光体ドラム1の表面との距離によりその出力が変
化する距離依存性を有する低コストタイプを用いてい
る。図2は感光体ドラム1の構成例を示す斜視図、図3
は感光体ドラムの構造例を示す部分断面図であり、図2
に示すアース板12は導電性金属でできており、図3に
示す感光体ドラム1の導電性基体部(アルミベース層)
と導通している感光体ドラム軸13に接触して配設され
ている。そして、アース板12は画像形成時等の通常時
は接地部に接続されていて感光体ドラム1への帯電及び
露光等によってベース層へ流れてくる電荷を接地部へ逃
がしており、電位センサ6の校正時は後述するように基
準電圧発生器19の電圧供給部に切り換え接続されるよ
うになっている。
ドラム1に対向させて固定されている。この電位センサ
6は感光体ドラム1の表面との距離によりその出力が変
化する距離依存性を有する低コストタイプを用いてい
る。図2は感光体ドラム1の構成例を示す斜視図、図3
は感光体ドラムの構造例を示す部分断面図であり、図2
に示すアース板12は導電性金属でできており、図3に
示す感光体ドラム1の導電性基体部(アルミベース層)
と導通している感光体ドラム軸13に接触して配設され
ている。そして、アース板12は画像形成時等の通常時
は接地部に接続されていて感光体ドラム1への帯電及び
露光等によってベース層へ流れてくる電荷を接地部へ逃
がしており、電位センサ6の校正時は後述するように基
準電圧発生器19の電圧供給部に切り換え接続されるよ
うになっている。
【0023】次に図4は図1に示す画像形成装置のクリ
ーニング装置10の一構成例を示す図である。図4に示
すように、感光体ドラム1の表面に、導電性繊維で構成
されたクリーニングファーブラシ14を回転可能に接触
させ、前記ファーブラシ14の先端部により感光体ドラ
ム1表面の残留トナーを捕獲、回収し、回収コイル16
で装置外の回収トナー貯蔵部等へ搬送するようにしたク
リーニング装置10において、前記ファーブラシ14は
導電性金属でできた軸15に接続されたリレー20を介
して接地部へ接続されている。前記ファーブラシ14は
画像形成時等の通常時は接地部に接続されていて、感光
体ドラム1とファーブラシ14の間に電位差を持たせる
ことで感光体ドラム1表面に残留したトナーのクリーニ
ング性を高めている。
ーニング装置10の一構成例を示す図である。図4に示
すように、感光体ドラム1の表面に、導電性繊維で構成
されたクリーニングファーブラシ14を回転可能に接触
させ、前記ファーブラシ14の先端部により感光体ドラ
ム1表面の残留トナーを捕獲、回収し、回収コイル16
で装置外の回収トナー貯蔵部等へ搬送するようにしたク
リーニング装置10において、前記ファーブラシ14は
導電性金属でできた軸15に接続されたリレー20を介
して接地部へ接続されている。前記ファーブラシ14は
画像形成時等の通常時は接地部に接続されていて、感光
体ドラム1とファーブラシ14の間に電位差を持たせる
ことで感光体ドラム1表面に残留したトナーのクリーニ
ング性を高めている。
【0024】図5は本実施例に関わる画像形成装置の制
御系を示すブロック図である。電位センサ6のアナログ
出力は、CPU(中央処理装置)、ROM,RAM等の
メモリ、A/Dコンバータ等からなる制御部18に入力
され、内部のA/Dコンバータでデジタル値に変換され
てCPUにより読み込まれる。制御部18は電位センサ
6を用いて感光体ドラム1の表面電位、すなわち画像
部、非画像部の潜像電位や残留電位等を検出し、その検
出値に応じて帯電、露光、現像、転写等に関わる各手段
の出力値を変化させて画像形成条件を最適に制御する。
また前述したように、感光体ドラム1のベース層に接続
しているアース板11は、通常はリレー20を介して接
地部に接続されており、電位センサ6の校正時は制御部
18によりリレー20がオン状態となって基準電圧発生
器19の電圧供給部に切り換え接続される。一方、前記
ファーブラシ14の軸15に接続されたリレーの常閉接
点20cも前記感光体ドラム1のリレー20の接点20
a及び20bと連動しており、ファーブラシ14は通常
はリレー20を介して接地部に接続されており、電位セ
ンサ6の校正時は制御部18によりリレー20がオン状
態となってフロート(非接地)状態となる(請求項1,
3)。
御系を示すブロック図である。電位センサ6のアナログ
出力は、CPU(中央処理装置)、ROM,RAM等の
メモリ、A/Dコンバータ等からなる制御部18に入力
され、内部のA/Dコンバータでデジタル値に変換され
てCPUにより読み込まれる。制御部18は電位センサ
6を用いて感光体ドラム1の表面電位、すなわち画像
部、非画像部の潜像電位や残留電位等を検出し、その検
出値に応じて帯電、露光、現像、転写等に関わる各手段
の出力値を変化させて画像形成条件を最適に制御する。
また前述したように、感光体ドラム1のベース層に接続
しているアース板11は、通常はリレー20を介して接
地部に接続されており、電位センサ6の校正時は制御部
18によりリレー20がオン状態となって基準電圧発生
器19の電圧供給部に切り換え接続される。一方、前記
ファーブラシ14の軸15に接続されたリレーの常閉接
点20cも前記感光体ドラム1のリレー20の接点20
a及び20bと連動しており、ファーブラシ14は通常
はリレー20を介して接地部に接続されており、電位セ
ンサ6の校正時は制御部18によりリレー20がオン状
態となってフロート(非接地)状態となる(請求項1,
3)。
【0025】次に本実施例の制御動作について図6のフ
ローチャートを用いて説明する(請求項2)。このルー
チンは、図示しない画像形成装置本体の電源オンと同時
に、あるいは予め設定した画像形成枚数到達毎に電位セ
ンサ校正動作として実行される。まず、制御部18は、
リレー切り換え信号を出して図5に示したリレー20を
オン状態にする。それによって、その常閉接点20b及
び20cが開くと共に常開接点20aが閉じて感光体ド
ラム1のアース板11が基準電圧発生器19の電圧供給
部に切り換え接続され、クリーニングファーブラシ14
はフロート状態となる。
ローチャートを用いて説明する(請求項2)。このルー
チンは、図示しない画像形成装置本体の電源オンと同時
に、あるいは予め設定した画像形成枚数到達毎に電位セ
ンサ校正動作として実行される。まず、制御部18は、
リレー切り換え信号を出して図5に示したリレー20を
オン状態にする。それによって、その常閉接点20b及
び20cが開くと共に常開接点20aが閉じて感光体ド
ラム1のアース板11が基準電圧発生器19の電圧供給
部に切り換え接続され、クリーニングファーブラシ14
はフロート状態となる。
【0026】次に、制御部18は基準電圧発生器19に
基準電圧を発生させるための信号Aを出力する。ここ
で、基準電圧発生器19へ出力する信号には2種類あ
り、基準電圧発生器19は信号Aが入力されるとDC1
00Vを、信号Bが入力されるとDC800Vの電圧を
発生する。信号Aの出力により、基準電圧発生器19か
らリレー20及びアース板11を介して感光体ドラム1
の図示しないベース層にDC100Vの電圧が印加さ
れ、その基準電圧印加時に電位センサ6を用いてその感
光体ドラム1表面の電位を検出し、その検出値VM100を
メモリAに記憶する。続いて、基準電圧発生器19に信
号Bを出力して感光体ドラム1のベース層にDC800
Vの電圧を印加して、その基準電圧印加時に電位センサ
6で検出した検出値VM800をメモリBに記憶する。
基準電圧を発生させるための信号Aを出力する。ここ
で、基準電圧発生器19へ出力する信号には2種類あ
り、基準電圧発生器19は信号Aが入力されるとDC1
00Vを、信号Bが入力されるとDC800Vの電圧を
発生する。信号Aの出力により、基準電圧発生器19か
らリレー20及びアース板11を介して感光体ドラム1
の図示しないベース層にDC100Vの電圧が印加さ
れ、その基準電圧印加時に電位センサ6を用いてその感
光体ドラム1表面の電位を検出し、その検出値VM100を
メモリAに記憶する。続いて、基準電圧発生器19に信
号Bを出力して感光体ドラム1のベース層にDC800
Vの電圧を印加して、その基準電圧印加時に電位センサ
6で検出した検出値VM800をメモリBに記憶する。
【0027】ここで、メモリA,Bに記憶された電位セ
ンサの検出値VM100、VM800の両方が予め設定された基
準範囲内であれば、制御部18のCPUは、検出値V
M100、VM800に基づいて校正式を算出する。この校正式
は例えば、 Y=(800−100)X/(VM800−VM100)+K
(Kは定数) なる式によって算出される。従って、感光体ドラム1上
に若干の残留電位が生じていても正しい校正式が得られ
るようになっており、上記検出値VM100、VM800の基準
値範囲は、感光体ドラム1上の残留電位が100〜20
0V程度であれば適正範囲と判断すべく設定されてい
る。
ンサの検出値VM100、VM800の両方が予め設定された基
準範囲内であれば、制御部18のCPUは、検出値V
M100、VM800に基づいて校正式を算出する。この校正式
は例えば、 Y=(800−100)X/(VM800−VM100)+K
(Kは定数) なる式によって算出される。従って、感光体ドラム1上
に若干の残留電位が生じていても正しい校正式が得られ
るようになっており、上記検出値VM100、VM800の基準
値範囲は、感光体ドラム1上の残留電位が100〜20
0V程度であれば適正範囲と判断すべく設定されてい
る。
【0028】次にリレー切り換え信号の出力を停止して
リレー20をオフ状態にして電位センサ校正動作を終了
する。それによって、その常開接点20aが開くと共に
常閉接点20b及び20cが閉じて感光体ドラム1のア
ース板11が接地部に切り換え接続される。そして、制
御部18は作像条件自動設定動作を実行する。また、以
降の感光体ドラム1の電位検出は、上記校正式に基づい
て算出されることとなる。
リレー20をオフ状態にして電位センサ校正動作を終了
する。それによって、その常開接点20aが開くと共に
常閉接点20b及び20cが閉じて感光体ドラム1のア
ース板11が接地部に切り換え接続される。そして、制
御部18は作像条件自動設定動作を実行する。また、以
降の感光体ドラム1の電位検出は、上記校正式に基づい
て算出されることとなる。
【0029】しかし、メモリA,Bに記憶された電位セ
ンサの検出値VM100、VM800の少なくともいずれか一方
が、予め設定された基準値範囲の下限値を下回った場合
には、電位センサ校正異常と判断して、基準電圧発生器
19に再度信号Aを出力して、感光体ドラム1のベース
層にDC800Vの電圧を印加し、感光体ドラム1を回
転駆動させる。そして、電位センサ6の検出値VM800が
予め設定された基準値範囲内になった時に感光体ドラム
1の回転駆動を停止する。そして信号Bの出力をオフに
し、電位センサの校正動作を再実行する(請求項7)。
これらの動作は、電位センサ校正異常となった原因が
「感光体ドラム1の表面に傷が発生したため」であるか
否かを判断し、傷の発生が原因であると判断された場合
に、電位センサ校正が可能となる状態にするためのもの
である。尚、この一連の動作時間を極力短時間で終了さ
せるため、前記感光体ドラム1の回転動作は最大で1回
転とする(請求項8)。
ンサの検出値VM100、VM800の少なくともいずれか一方
が、予め設定された基準値範囲の下限値を下回った場合
には、電位センサ校正異常と判断して、基準電圧発生器
19に再度信号Aを出力して、感光体ドラム1のベース
層にDC800Vの電圧を印加し、感光体ドラム1を回
転駆動させる。そして、電位センサ6の検出値VM800が
予め設定された基準値範囲内になった時に感光体ドラム
1の回転駆動を停止する。そして信号Bの出力をオフに
し、電位センサの校正動作を再実行する(請求項7)。
これらの動作は、電位センサ校正異常となった原因が
「感光体ドラム1の表面に傷が発生したため」であるか
否かを判断し、傷の発生が原因であると判断された場合
に、電位センサ校正が可能となる状態にするためのもの
である。尚、この一連の動作時間を極力短時間で終了さ
せるため、前記感光体ドラム1の回転動作は最大で1回
転とする(請求項8)。
【0030】ここで、再度基準電圧発生器19に信号A
及び信号Bを出力し、前記と同様の電位センサ校正動作
を実行した結果、メモリA,Bに記憶された電位センサ
の検出値VM100、VM800が予め設定された基準値範囲内
であった場合には、制御部18は作像条件自動設定動作
を実行すると共に、「感光体異常」信号を図示しない操
作パネル上の表示装置に出力する(請求項9)。また、
以降の感光体ドラム1の電位検出は、上記校正式に基づ
いて算出されることとなる。
及び信号Bを出力し、前記と同様の電位センサ校正動作
を実行した結果、メモリA,Bに記憶された電位センサ
の検出値VM100、VM800が予め設定された基準値範囲内
であった場合には、制御部18は作像条件自動設定動作
を実行すると共に、「感光体異常」信号を図示しない操
作パネル上の表示装置に出力する(請求項9)。また、
以降の感光体ドラム1の電位検出は、上記校正式に基づ
いて算出されることとなる。
【0031】一方、電位センサの校正動作を再実行した
結果、メモリA,Bに記憶された電位センサの検出値V
M100、VM800が予め設定された基準値範囲に対して再び
外れた場合には、電位センサ校正異常と判断して、それ
以降に実行予定の作像条件設定動作を中止し、電位セン
サ校正異常信号を図示しない操作パネル上の表示装置に
出力し、リレーの切り換え信号の出力を停止する。ま
た、この場合には、作像条件を前回制御値に設定する。
結果、メモリA,Bに記憶された電位センサの検出値V
M100、VM800が予め設定された基準値範囲に対して再び
外れた場合には、電位センサ校正異常と判断して、それ
以降に実行予定の作像条件設定動作を中止し、電位セン
サ校正異常信号を図示しない操作パネル上の表示装置に
出力し、リレーの切り換え信号の出力を停止する。ま
た、この場合には、作像条件を前回制御値に設定する。
【0032】以上のように、本実施例の画像形成装置で
は、電位センサ6の校正動作時に、感光体ドラム1を非
接地状態とすると共に導電性のクリーニングファーブラ
シ14を電気的なリレー20を介して非接地状態にする
ことで、電位センサ校正用基準バイアス電圧のクリーニ
ングファーブラシ14からのリークが防止され、電位セ
ンサ6の校正を確実に実行することができ、作像条件の
設定も確実に行なうことができる。
は、電位センサ6の校正動作時に、感光体ドラム1を非
接地状態とすると共に導電性のクリーニングファーブラ
シ14を電気的なリレー20を介して非接地状態にする
ことで、電位センサ校正用基準バイアス電圧のクリーニ
ングファーブラシ14からのリークが防止され、電位セ
ンサ6の校正を確実に実行することができ、作像条件の
設定も確実に行なうことができる。
【0033】さらに本実施例の画像形成装置では、電位
センサ6の校正動作時に、電位センサ6の校正結果が異
常値となった場合に、電位センサ6の校正動作を再実行
することにより、異常となる原因を見極めて電位センサ
6の校正を確実に実行することで安定した感光体ドラム
1の表面電位制御を行なうことができる。また、電位セ
ンサ6の校正時の出力値が、予め設定された正常範囲の
下限値以下となった場合、感光体ドラム1に前記基準電
圧を印加した状態で感光体ドラム1を回転させて、電位
センサ出力値が正常範囲に変化した時点で感光体ドラム
1の回転動作を停止し、電位センサ6の校正動作を再実
行することにより、電位センサ校正異常の原因が感光体
ドラム表面に発生した傷によるものかどうかを判断する
ことができる。また、電位センサ校正動作の再実行時に
感光体ドラム1の回転動作を最大で1回転とし、必要最
低限の動作で終了させることにより、極力短時間で感光
体ドラム1への負荷をかけずに電位センサ校正異常の原
因を判断することができる。さらに、電位センサ6の再
校正時の該電位センサ出力値が予め設定された正常範囲
内となった場合、感光体ドラム1が異常であることを警
告表示することで、電位センサ校正異常の原因を感光体
ドラム1の異常に特定すると共に、感光体ドラム1の交
換の必要性を明示することができる。
センサ6の校正動作時に、電位センサ6の校正結果が異
常値となった場合に、電位センサ6の校正動作を再実行
することにより、異常となる原因を見極めて電位センサ
6の校正を確実に実行することで安定した感光体ドラム
1の表面電位制御を行なうことができる。また、電位セ
ンサ6の校正時の出力値が、予め設定された正常範囲の
下限値以下となった場合、感光体ドラム1に前記基準電
圧を印加した状態で感光体ドラム1を回転させて、電位
センサ出力値が正常範囲に変化した時点で感光体ドラム
1の回転動作を停止し、電位センサ6の校正動作を再実
行することにより、電位センサ校正異常の原因が感光体
ドラム表面に発生した傷によるものかどうかを判断する
ことができる。また、電位センサ校正動作の再実行時に
感光体ドラム1の回転動作を最大で1回転とし、必要最
低限の動作で終了させることにより、極力短時間で感光
体ドラム1への負荷をかけずに電位センサ校正異常の原
因を判断することができる。さらに、電位センサ6の再
校正時の該電位センサ出力値が予め設定された正常範囲
内となった場合、感光体ドラム1が異常であることを警
告表示することで、電位センサ校正異常の原因を感光体
ドラム1の異常に特定すると共に、感光体ドラム1の交
換の必要性を明示することができる。
【0034】次に請求項4記載の画像形成装置におけ
る、クリーニングファーブラシ14の感光体ドラム1に
対する接離機構について説明する。図7に示すように、
クリーニングファーブラシ14の接離機構は、そのファ
ーブラシ14の軸15を支持する図示しない前後の側板
の外側にそれぞれ対称的に配置するもので、前記側板に
は、ファーブラシ14が感光体ドラム1に対して接触す
る位置と離間する位置の間を移動できるように、ファー
ブラシ14の軸15を玉軸受け21を介して移動自在に
支持するための図示しない長穴を穿設している。前記玉
軸受け21はソレノイド22の可動ロッド22aと連結
されており、ソレノイド22がオフ状態の時にファーブ
ラシ14が感光体ドラム1に接触する位置にある。そし
て、前述した電位センサの校正時に、図示しない制御部
によりソレノイド22をオン状態にして、前記玉軸受け
21を前記側板の長穴に沿って移動させることによりフ
ァーブラシ14を感光体ドラム1から離間させる。
る、クリーニングファーブラシ14の感光体ドラム1に
対する接離機構について説明する。図7に示すように、
クリーニングファーブラシ14の接離機構は、そのファ
ーブラシ14の軸15を支持する図示しない前後の側板
の外側にそれぞれ対称的に配置するもので、前記側板に
は、ファーブラシ14が感光体ドラム1に対して接触す
る位置と離間する位置の間を移動できるように、ファー
ブラシ14の軸15を玉軸受け21を介して移動自在に
支持するための図示しない長穴を穿設している。前記玉
軸受け21はソレノイド22の可動ロッド22aと連結
されており、ソレノイド22がオフ状態の時にファーブ
ラシ14が感光体ドラム1に接触する位置にある。そし
て、前述した電位センサの校正時に、図示しない制御部
によりソレノイド22をオン状態にして、前記玉軸受け
21を前記側板の長穴に沿って移動させることによりフ
ァーブラシ14を感光体ドラム1から離間させる。
【0035】このように請求項4記載の画像形成装置で
は、電位センサ6の校正動作時に、導電性のクリーニン
グファーブラシ14を感光体ドラム1から離間させるこ
とで、電位センサ校正用基準バイアス電圧のクリーニン
グファーブラシ14からのリークが防止され、電位セン
サ6の校正を確実に実行することができる。
は、電位センサ6の校正動作時に、導電性のクリーニン
グファーブラシ14を感光体ドラム1から離間させるこ
とで、電位センサ校正用基準バイアス電圧のクリーニン
グファーブラシ14からのリークが防止され、電位セン
サ6の校正を確実に実行することができる。
【0036】次に請求項5記載の画像形成装置では、図
8に示すように、感光体ドラム1とクリーニングファー
ブラシ14の間に可動式の絶縁性遮蔽部材23を配設す
る。この絶縁性遮蔽部材23は、ソレノイド24の可動
ロッド24aに一端側を連結されソレノイド24のオン
/オフによって支点25aを中心として回転するアーム
25の他端側に連結されている。通常はソレノイド24
がオフ状態で絶縁性遮蔽部材23は感光体ドラム1とク
リーニングファーブラシ14との間に介在しない位置に
あり、電位センサ校正時に、図示しない制御部によりソ
レノイド24をオン状態にして前記アーム25を回転
し、絶縁性遮蔽部材23を感光体ドラム1とファーブラ
シ14の間に進入させることで、感光体ドラム1とファ
ーブラシ14の導通を絶っている。尚、上記の絶縁性遮
蔽部材23としては、ポリエチレンフィルムやテフロン
フィルムなどがある。
8に示すように、感光体ドラム1とクリーニングファー
ブラシ14の間に可動式の絶縁性遮蔽部材23を配設す
る。この絶縁性遮蔽部材23は、ソレノイド24の可動
ロッド24aに一端側を連結されソレノイド24のオン
/オフによって支点25aを中心として回転するアーム
25の他端側に連結されている。通常はソレノイド24
がオフ状態で絶縁性遮蔽部材23は感光体ドラム1とク
リーニングファーブラシ14との間に介在しない位置に
あり、電位センサ校正時に、図示しない制御部によりソ
レノイド24をオン状態にして前記アーム25を回転
し、絶縁性遮蔽部材23を感光体ドラム1とファーブラ
シ14の間に進入させることで、感光体ドラム1とファ
ーブラシ14の導通を絶っている。尚、上記の絶縁性遮
蔽部材23としては、ポリエチレンフィルムやテフロン
フィルムなどがある。
【0037】以上のように請求項5記載の画像形成装置
では、電位センサ6の校正動作時に、感光体ドラム1と
導電性のクリーニングファーブラシ14の間に可動式の
絶縁性遮蔽部材23を感光体ドラム1とクリーニングフ
ァーブラシ14の間に移動させることで、電位センサ校
正用基準バイアス電圧のクリーニングファーブラシ14
からのリークが防止され、電位センサ6の校正を確実に
実行することができる。
では、電位センサ6の校正動作時に、感光体ドラム1と
導電性のクリーニングファーブラシ14の間に可動式の
絶縁性遮蔽部材23を感光体ドラム1とクリーニングフ
ァーブラシ14の間に移動させることで、電位センサ校
正用基準バイアス電圧のクリーニングファーブラシ14
からのリークが防止され、電位センサ6の校正を確実に
実行することができる。
【0038】次に請求項6記載の画像形成装置では、図
9に示すように、クリーニング装置10のクリーニング
ファーブラシ14を、そのファーブラシの一部がファー
ブラシ14の軸15方向と平行に削除された形状にし、
電位センサ校正時に、図示しない制御部により、前記フ
ァーブラシ14のブラシ欠落部が感光体ドラム1に対向
するようにファーブラシ14を回転させるようにしたも
のである。
9に示すように、クリーニング装置10のクリーニング
ファーブラシ14を、そのファーブラシの一部がファー
ブラシ14の軸15方向と平行に削除された形状にし、
電位センサ校正時に、図示しない制御部により、前記フ
ァーブラシ14のブラシ欠落部が感光体ドラム1に対向
するようにファーブラシ14を回転させるようにしたも
のである。
【0039】このように、請求項6記載の画像形成装置
では、電位センサ6の校正動作時に、クリーニングファ
ーブラシ14の削除部を感光体ドラム1に対向して静止
させることで、電位センサ校正用基準バイアス電圧のク
リーニングファーブラシ14からのリークが防止され、
電位センサ6の校正を確実に実行することができる。
では、電位センサ6の校正動作時に、クリーニングファ
ーブラシ14の削除部を感光体ドラム1に対向して静止
させることで、電位センサ校正用基準バイアス電圧のク
リーニングファーブラシ14からのリークが防止され、
電位センサ6の校正を確実に実行することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の画
像形成装置においては、電位センサの校正動作時に、像
担持体を非接地状態にすると共に前記像担持体表面への
接触部材も非接地状態にしているので、万一感光体表面
に傷が発生していた場合でも、電位センサ校正用基準バ
イアス電圧の感光体表面からのリークを防ぐことがで
き、電位センサの校正を確実に実行することができるの
で、安定した感光体表面電位制御を行なうことができ
る。
像形成装置においては、電位センサの校正動作時に、像
担持体を非接地状態にすると共に前記像担持体表面への
接触部材も非接地状態にしているので、万一感光体表面
に傷が発生していた場合でも、電位センサ校正用基準バ
イアス電圧の感光体表面からのリークを防ぐことがで
き、電位センサの校正を確実に実行することができるの
で、安定した感光体表面電位制御を行なうことができ
る。
【0041】請求項2記載の画像形成装置においては、
電位センサの校正動作時には、像担持体を非接地状態に
して校正動作を実行し、電位センサの校正結果が異常値
となった場合、電位センサの校正動作を再実行している
ので、万一感光体表面に傷が発生していた場合には、電
位センサ校正異常の要因を避けて、電位センサの校正を
確実に実行することができ、安定した感光体表面電位制
御を行なうことができる。
電位センサの校正動作時には、像担持体を非接地状態に
して校正動作を実行し、電位センサの校正結果が異常値
となった場合、電位センサの校正動作を再実行している
ので、万一感光体表面に傷が発生していた場合には、電
位センサ校正異常の要因を避けて、電位センサの校正を
確実に実行することができ、安定した感光体表面電位制
御を行なうことができる。
【0042】請求項3記載の画像形成装置においては、
請求項1または2の構成に加えて、電位センサの校正動
作時に、導電性のクリーニングファーブラシを非接地状
態にしているので、電位センサ校正用基準バイアス電圧
のクリーニングファーブラシからのリークを防ぐことが
でき、電位センサの校正を確実に実行することができる
ので、安定した感光体表面電位制御を行なうことができ
る。
請求項1または2の構成に加えて、電位センサの校正動
作時に、導電性のクリーニングファーブラシを非接地状
態にしているので、電位センサ校正用基準バイアス電圧
のクリーニングファーブラシからのリークを防ぐことが
でき、電位センサの校正を確実に実行することができる
ので、安定した感光体表面電位制御を行なうことができ
る。
【0043】請求項4記載の画像形成装置においては、
請求項1または2の構成に加えて、電位センサの校正動
作時に、導電性のクリーニングファーブラシを像担持体
と非接触状態にしているので、電位センサ校正用基準バ
イアス電圧のクリーニングファーブラシからのリークを
防ぐことができ、電位センサの校正を確実に実行するこ
とができるので、安定した感光体表面電位制御を行なう
ことができる。
請求項1または2の構成に加えて、電位センサの校正動
作時に、導電性のクリーニングファーブラシを像担持体
と非接触状態にしているので、電位センサ校正用基準バ
イアス電圧のクリーニングファーブラシからのリークを
防ぐことができ、電位センサの校正を確実に実行するこ
とができるので、安定した感光体表面電位制御を行なう
ことができる。
【0044】請求項5記載の画像形成装置においては、
請求項1または2の構成に加えて、電位センサの校正動
作時に、絶縁性遮蔽部材を像担持体と導電性クリーニン
グファーブラシの間に移動させているので、電位センサ
校正用基準バイアス電圧のクリーニングファーブラシか
らのリークを防ぐことができ、電位センサの校正を確実
に実行することができるので、安定した感光体表面電位
制御を行なうことができる。
請求項1または2の構成に加えて、電位センサの校正動
作時に、絶縁性遮蔽部材を像担持体と導電性クリーニン
グファーブラシの間に移動させているので、電位センサ
校正用基準バイアス電圧のクリーニングファーブラシか
らのリークを防ぐことができ、電位センサの校正を確実
に実行することができるので、安定した感光体表面電位
制御を行なうことができる。
【0045】請求項6記載の画像形成装置においては、
請求項1または2の構成に加えて、電位センサの校正動
作時に、ファーブラシの削除部が像担持体に対向して静
止しているので、電位センサ校正用基準バイアス電圧の
クリーニングファーブラシからのリークを防ぐことがで
き、電位センサの校正を確実に実行することができるの
で、安定した感光体表面電位制御を行なうことができ
る。
請求項1または2の構成に加えて、電位センサの校正動
作時に、ファーブラシの削除部が像担持体に対向して静
止しているので、電位センサ校正用基準バイアス電圧の
クリーニングファーブラシからのリークを防ぐことがで
き、電位センサの校正を確実に実行することができるの
で、安定した感光体表面電位制御を行なうことができ
る。
【0046】請求項7記載の画像形成装置においては、
請求項2の構成に加えて、電位センサの校正時の出力値
が、予め設定された正常範囲の下限値以下となった場
合、感光体に基準電圧を印加した状態で感光体を回転さ
せて、電位センサ出力値が正常範囲に変化した時点で感
光体の回転動作を停止し、電位センサの校正動作を再実
行しているので、万一感光体表面に傷が発生していた場
合には、電位センサ校正異常の要因を避けて、電位セン
サの校正を確実に実行することができ、安定した感光体
表面電位制御を行なうことができる。
請求項2の構成に加えて、電位センサの校正時の出力値
が、予め設定された正常範囲の下限値以下となった場
合、感光体に基準電圧を印加した状態で感光体を回転さ
せて、電位センサ出力値が正常範囲に変化した時点で感
光体の回転動作を停止し、電位センサの校正動作を再実
行しているので、万一感光体表面に傷が発生していた場
合には、電位センサ校正異常の要因を避けて、電位セン
サの校正を確実に実行することができ、安定した感光体
表面電位制御を行なうことができる。
【0047】請求項8記載の画像形成装置においては、
請求項7の構成に加えて、電位センサ校正動作再実行時
の感光体の回転動作を最大で1回転としているので、短
時間で感光体に不要に負荷をかけることなく、感光体表
面に発生した傷を検出することができる。
請求項7の構成に加えて、電位センサ校正動作再実行時
の感光体の回転動作を最大で1回転としているので、短
時間で感光体に不要に負荷をかけることなく、感光体表
面に発生した傷を検出することができる。
【0048】請求項9記載の画像形成装置においては、
請求項7の構成に加えて、電位センサの再校正時の電位
センサ出力値が予め設定された正常範囲内となった場
合、感光体が異常であることを警告表示しているので、
初回の電位センサ校正異常となった原因を特定できると
共に、感光体交換の必要性を明示することができる。
請求項7の構成に加えて、電位センサの再校正時の電位
センサ出力値が予め設定された正常範囲内となった場
合、感光体が異常であることを警告表示しているので、
初回の電位センサ校正異常となった原因を特定できると
共に、感光体交換の必要性を明示することができる。
【図1】本発明が実施される画像形成装置の作像系の構
成例を示す概略構成図である。
成例を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の感光体ドラムの構成
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図3】図1に示す画像形成装置の感光体ドラムの構造
例を示す部分断面図である。
例を示す部分断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示すクリーニング装置の概
略構成図である。
略構成図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置の制御系を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図6】図5に示す制御系による制御動作の一例を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図7】本発明の別の実施例を示すクリーニング装置の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図8】本発明のさらに別の実施例を示すクリーニング
装置の概略構成図である。
装置の概略構成図である。
【図9】本発明のさらに別の実施例を示すクリーニング
装置の概略構成図である。
装置の概略構成図である。
1 感光体ドラム(像担持体) 2 除電ランプ 3 帯電器 4 照射光 5 イレーサ 6 電位センサ 7 現像装置 9 転写装置 10 クリーニング装置 11 アース電極 12 アース板 13 ドラム軸 14 クリーニングファーブラシ 15 ファーブラシの軸 16 回収コイル 17 クリーニングブレード 18 制御部 19 基準電圧発生器 20 リレー 21 玉軸受け 22 ソレノイド 23 絶縁性遮蔽部材 24 ソレノイド 25 アーム
Claims (9)
- 【請求項1】接地状態と非接地状態とが切り換え可能で
ある像担持体と、前記像担持体の電位に応じて出力が変
化する電位センサと、前記像担持体に基準電圧を印加す
る電圧印加手段と、前記基準電圧の印加時に前記電位セ
ンサにより出力された出力値と前記基準電圧とに基づい
て前記電位センサの出力値から前記像担持体の表面電位
を算出する算出式を演算する演算手段とを有する画像形
成装置において、 前記電位センサの校正動作時に、前記像担持体を非接地
状態にすると共に前記像担持体表面への接触部材も非接
地状態にする手段を設けたことを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】接地状態と非接地状態とが切り換え可能で
ある像担持体と、前記像担持体の電位に応じて出力が変
化する電位センサと、前記像担持体に基準電圧を印加す
る電圧印加手段と、前記基準電圧の印加時に前記電位セ
ンサにより出力された出力値と前記基準電圧とに基づい
て前記電位センサの出力値から前記像担持体の表面電位
を算出する算出式を演算する演算手段とを有する画像形
成装置において、 前記電位センサの校正動作時には、前記像担持体を非接
地状態にして校正動作を実行し、該電位センサの校正結
果が異常値となった場合、前記電位センサの校正動作を
再実行することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】請求項1または2記載の画像形成装置にお
いて、接地状態と非接地状態とが切り換え可能な導電性
のクリーニングファーブラシを備え、前記電位センサの
校正動作時に、前記導電性のクリーニングファーブラシ
を非接地状態にすることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項4】請求項1または2記載の画像形成装置にお
いて、前記像担持体と接離可能な導電性のクリーニング
ファーブラシを備え、前記電位センサの校正動作時に、
前記導電性のクリーニングファーブラシを前記像担持体
と非接触状態にすることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項5】請求項1または2記載の画像形成装置にお
いて、前記像担持体と導電性のクリーニングファーブラ
シの間に可動式の絶縁性遮蔽部材を備え、前記電位セン
サの校正動作時に、前記遮蔽部材を前記像担持体と前記
導電性クリーニングファーブラシの間に移動することを
特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】請求項1または2記載の画像形成装置にお
いて、ファーブラシの軸方向と平行に該ファーブラシの
一部を削除した形状のクリーニングファーブラシを有す
るクリーニング装置を備え、前記電位センサの校正動作
時に、前記ファーブラシの削除部が前記像担持体に対向
して静止することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項7】請求項2記載の画像形成装置において、前
記電位センサの校正時の出力値が、予め設定された正常
範囲の下限値以下となった場合、前記像担持体に前記基
準電圧を印加した状態で前記像担持体を回転させて、前
記電位センサ出力値が正常範囲に変化した時点で前記像
担持体の回転動作を停止し、前記電位センサの校正動作
を再実行することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項8】請求項7記載の画像形成装置において、前
記像担持体の回転動作は最大で1回転とすることを特徴
とする画像形成装置。 - 【請求項9】請求項7記載の画像形成装置において、前
記電位センサの再校正時の該電位センサ出力値が予め設
定された正常範囲内となった場合、前記像担持体が異常
であることを警告表示することを特徴とする画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8200535A JPH09325542A (ja) | 1996-04-04 | 1996-07-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8277296 | 1996-04-04 | ||
JP8-82772 | 1996-04-04 | ||
JP8200535A JPH09325542A (ja) | 1996-04-04 | 1996-07-30 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09325542A true JPH09325542A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=26423787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8200535A Pending JPH09325542A (ja) | 1996-04-04 | 1996-07-30 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09325542A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007057610A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Fuji Xerox Co Ltd | クリーニング装置および前記クリーニング装置を有する画像形成装置 |
CN106597131A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-04-26 | 兰州空间技术物理研究所 | 一种用于空间电场探测传感器的地面信号输入装置 |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP8200535A patent/JPH09325542A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007057610A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Fuji Xerox Co Ltd | クリーニング装置および前記クリーニング装置を有する画像形成装置 |
CN106597131A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-04-26 | 兰州空间技术物理研究所 | 一种用于空间电场探测传感器的地面信号输入装置 |
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