JP2981359B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
像状態をセンサー等にて認識させ、これに基づいて適正
条件でプロセス制御を行い、適正画像を得るための画質
補償機能を備えてなる画像形成装置に関する。
ンタ(レーザやLEDプリンタ等)においては、記録媒
体である感光体表面上に原稿の画像や記録情報による画
像を静電的に形成している。感光体上に形成された静電
的な画像は、そのままでは潜像(静電潜像)であって、
これを可視像化するためにトナー等の着色材を付着させ
る現像を施し、この可視化された画像を転写紙上に転写
させている。
件の変化によって、感光体特性や現像特性等が大きく変
化する。例えば、OPC(有料半導体)感光体であれ
ば、低温環境下においては光キャリアの移動度の温度依
存性によって、常温時の帯電電位に比べ100〜150
Vの帯電電位の低下が生じる。またSe系感光体の場合
は、感光層内の熱励起キャリア発生量の温度依存性によ
って、低温時に帯電電位が上昇し(50V)、高温時に
は帯電電位が低下(50〜100V)するという問題が
あった。そのため、常に一定の条件で画像形成のための
各プロセス部を制御しておれば、画像の画質が大きく変
化する。
に、経年変化によっても形成される画像の画質が大きく
変化する。例えばOPC感光体の場合、画像形成回数が
進むにつれクリーナーブレードや転写紙による研磨効果
によるメカ的ストレスによって感光層が膜減りをおこ
し、膜厚が減少することから、その表面の帯電電位が一
定値とならずに徐々に低下する傾向があった。これらの
表面電位の変化のために濃度低下など、複写される画質
に大きな変化が発生する。また、現像され消費されるト
ナーの量が変化し不経済な現象を引き起こしていた。
各種のプロセス部を個々に制御することで、画質を一定
に保つように補償する手段が設けられるようになった。
あるいはトナー画像を形成し、その形成部分の表面電位
あるいはトナー画像濃度の情報を制御回路に与えること
によって、良好な画像を得るための制御情報がその情報
をもとにして出力されるようになっている。
露光後の表面電位を表面電位計によって測定し、基準電
位との差を求めることによって、プロセスの一部である
帯電器の印加電圧や光源のランプ電圧、更には現像器の
現像バイアスを制御する方法。あるいは原稿台の一部に
設けられた一定濃度のパッチのトナー画像を感光体の一
部に形成し、そのトナー画像の濃度を光学センサで測定
し、現像剤中のトナー比率を制御したり、上述と同様に
各種プロセスを制御する方法が採られている。なお、こ
れらの方法は、用紙にトナー画像を転写する画像形成の
前の段階で行われている。
は、検出精度を劣化させる要素が存在している。即ち感
光体と帯電器間の距離の不安定性である。
μm程度存在する。このため前記の距離は150μmの
幅で変化することとなる。図6は感光体の回転による振
れの測定結果と感光体一周分の表面電位測定結果から、
感光体表面と帯電器間の間隔変化量を横軸にとり、表面
電位変化量を縦軸に採った図である。この図から、距離
変化量150μmで表面電位の振れは約30〜40Vで
あることが分かる。この電位の振れは画像濃度に換算す
ると0.2〜0.25の濃度差に相当する。この結果、
感光体上の電荷量を所望の値にコントロールしょうとす
る制御において大きな誤差要因となり、プロセス制御の
目的からすると全く許容出来ない精度である。
は、感光体素管自身の加工精度によって生じる±50μ
m程度の振れと、感光体取り付けフランジ自身の加工精
度によって生じる±50μm程度の振れと、更にこれら
を組み立てる時のはめ合いの精度で生じる±100μm
程度の振れによるものである。これらの加工精度をアッ
プすることによって振れを小さくすることができる。し
かし、コスト上昇が著しく極めて不経済である。
行うとその結果は、システム全体の様子を代表している
とは言いがたく、誤った結果に基づいてプロセス制御さ
れてしまうことになり、最適制御から大きくはずれてし
まう。よって得られる画像品質は、不安定なものとなっ
たり、あるいは、異常なプロセス制御の為に感光体にダ
メージを与えてしまったり、感光体に対するトナー付着
量の増加によってトナー消費量の増加という不経済に現
象や、トナー飛散を発生せしめ装置内を汚染させ重大な
結果さえ引き起こすことがあった。
荷量の検出手段を与えることであり、これによって検出
結果に基づいた制御を行い、効果的なプロセス制御を行
い安定した複写画質を供給する画像形成装置を提供する
ことである。感光体上の電荷量の正しい検出によって最
適なプロセス条件を正しく知ることが可能となる。この
結果として帯電条件の設定や露光条件等のプロセス条件
の設定が正しく行えるようになり、常に適正な複写画像
濃度と地肌汚れのない正常な画質を得ることが可能とな
る。
望の画像を形成するために画像形成のプロセス制御部を
備えてなる画像形成装置において、感光体の回転位置を
検出する手段を具備し、この信号に基づいて上記電荷像
の形成タイミングを決定して、プロセス制御のための基
準画像を形成し、該基準画像の形成状態をセンサーにて
検知することで、この検知状態に応じて上記プロセス制
御を行うと共に、上記位置検出手段による信号の未発生
時に警告を行う。
生によりプロセス制御の条件を低濃度レベルの画像品質
が得られる条件に設定することを特徴とする。
に同期した信号に基づいて一定の決められた条件で標準
の画像、例えば、電荷像を作成すれば、電荷像は常に感
光体上の同一場所に作成することになり、感光体の振れ
による電荷像作成時の誤差や検出時の誤差を軽減でき、
常に正しい電荷量の情報が検出できる。さらに感光体回
転制御と同期信号検出制御からなる同期信号の有無判定
制御を行い、同期信号が検出できなかった場合には、警
告表示を行い、プロセス制御の条件を、低濃度レベルの
画像品質が得られる条件に設定することによって、感光
体の誤着防止やマーキング不良感光体や異なる種類の感
光体が使用された場合でも、トナー消費量の増加やトナ
ー飛散等の不具合を未然に防止する。
できない場合には、複写機の操作パネル上のディスプレ
イに警告表示をすることによってユーザーに異常を知ら
しめる。あるいは電話回線を介してホストコンビュータ
ーに接続された遠隔情報収集システムに異常情報をロー
ドする。プロセス条件を低レベルの画像濃度が得られる
一定の設定にすることによって、感光体の誤装着や、マ
ーキング不良感光体や、異なる種類の感光体が装着され
ても、複写動作を止める事なく、またトナー消費量の増
大やトナー飛散等の不具合を防止する。
のような内容である。
よるS/N比の低下 異なる種類の感光体装着 などが挙げられる。いずれの原因においても、感光体同
期信号が検出できなくなると、前述の理由によって、感
光体上の電荷量の検出精度が大幅に劣化するため、誤っ
たプロセス制御を実行してしまう可能性が大となる。
い状態のままプロセス制御を継続することを未然に防止
できる。この結果、異常なプロセス制御のために感光体
にダメージを与える事を防止し、感光体に対するトナー
付着量の増大によってトナー消費量の増加という不経済
な現象を防止し、トナー飛散を発生せしめ複写機内を汚
染させ重大な結果を引き起こすことを未然に防止するこ
とができる。
成装置の制御系を含む断面略図である。
mm、直径100mm、長さ340mmのアルミニウム
素感上に、電荷発生層を膜厚0.5μmに均一に塗布し
た後、電荷輸送層を膜厚34μmとなるよう均一に塗布
した有機半導体材料からなる感光体である。
ングステンワイヤーからなる放電電極と、これを取り囲
むようにしてなるステンレス製シールド電極、及び板厚
0.1mmのステンレス材をエッチング処理によって作
成したスクリーングリッド電極を備えたスコロトロンチ
ャージャーである。このグリッド電極には、CPUから
の信号に基づいて出力可変となる高圧電源17が接続さ
れている。
感光体上に結像させるための光学系である。5は感光体
1上に形成された静電潜像をトナーによって顕像化する
ための現像器である。6は転写チャージャーであり、感
光体上のトナー像を搬送手段にて適宜送り込まれてくる
転写紙に転写するためのものである。
後、剥離用の剥離除電器7にて転写紙背面の電荷が除電
されることで、感光体1より剥離される。この剥離後、
転写紙は定着器8へと送り込まれ、その上面のトナー像
が加熱固定され機外へと搬出される。
ー像が残留しておりクリーニングユニット9によってそ
の表面の残留トナー等がかき落とされてクリーニングさ
れ、さらに除電ランプ10で除電されて次の画像形成に
備える。
真複写装置においては、帯電器2、コピーランプ3a、
現像器5等の画像形成のためのプロセス部の制御を行う
ために例えば原稿台4の先端部裏面に、基準画像部11
が形成されている。この基準画像部11は、原稿台4の
先端部より外れた非画像領域に設けられており、一定濃
度で所定の寸法に設定されている。特にプロセス制御の
精度上、中央部付近に形成されている。この基準画像部
11は光学系3を介して帯電器3にて均一帯電された感
光体1表面に露光され、プロセス制御用の基準画像とな
る電荷像が感光体1表面に形成される。
現像器5の上部に配置された表面電位センサー12に
て、その表面電位が検出される。表面電位センサー12
の出力は、増幅器13aによって増幅され、A/D変換
器14aを介した後プロセス制御及びその他の制御を行
う制御部であるCPU15に入力されるようになってい
る。CPU15はプロセスコントロールのため、これら
の入力情報に従って、最適なプロセス制御が行えるよう
に、帯電器の電源16やグリッド電極への高圧電源17
や、現像バイアス電源18、あるいはコピーランプ駆動
回路19を介してコピーランプ3aの電圧などをコント
ロールすることができる。
画像部11を均一帯電された感光体1に露光することに
限定されることなく、帯電器2のみにて電荷像を形成し
てもよい。この場合、スクリーングリッド電極に供給す
る電圧を、電源17を制御することで簡単に電位調整で
きる。また帯電器2にて必要領域にのみ電荷像を形成す
るために帯電器2の下流(感光体の回転方向に沿って)
側に配置されたブランクランプ20にて不要部が消去
(電荷消去)される。
の常に一定位置、つまり同一場所に形成するための手段
を備えている。その手段は、図2(a)に示す如く、感
光体1の一部に基準となる感光体の回転位置検出用のマ
ーク1aを形成しておき、このマーク1aを検出した時
点から、一定期間後に電荷像21を形成する。このマー
ク1aを検出するため発光及び受光素子からなる光学セ
ンサー22がクリーニングユニット9の下部に配置され
ている。
形成例を以下に示す。
光沢を持つように仕上げられている。この素管の画像領
域内に幅2mm、長さ15mmの傷(サンドペーパーで
粗らした)をつけマーク1aを形成しておく。さらにこ
の素管に感光体材料を塗布したものを使用する。このマ
ーク1aの部分の読み取りが可能なように、検出用の光
学センサー22が配置されている。
は、図1に示す如くクリーニングユニット9の下部に感
光体1と対向するように設けられているが、この位置に
限定されるものではなく、感光体1周囲のスペース部に
配置すればよい。この光学センサー22にて感光体1の
マーク1aを検出するために、発光素子の波長光として
は素管上に塗布された光導電性層(感光性材料)を透過
し、素管表面にて反射されるものを選ぶ。これにより、
マーク1a部分とそれ以外の部分とで光の反射方向等が
異なり、受光素子に受光される光量が異なることで十分
なS/N比をもって検出することができる。
器13bを介して増幅され、A/D変換器14bを介し
てCPU15に入力される。CPU15はこのマーク1
aの検出信号による入力に応じて、上述した電荷像21
を帯電器2等を駆動させて形成される。これにより、感
光体1表面の同一箇所に上記電荷像21を形成できる。
は、多くの感光性材料、例えば有機半導体、セレン、セ
レン化ひ素、アモルファスシリコン等においては、近赤
外光に対して吸収係数を持たず透明である。従ってこの
ような波長の光でトナー非付着部の感光体表面検出を行
うことは、感光体素管表面を観察していることになる。
感光体素管表面は感光体材料によって保護されており、
感光体寿命の間変化することはない。この方法において
は、比較的低コストで効果を上げることができる。
ることによって、本発明で使用可能なマーク1aを作成
することができる。感光体1の素管上に設けるマーク部
であるところの表面性状の異なる部分の、大きさ、位
置、光学的反射性状の異なり具合などは、使用する検出
センサーとのマッチングによって適宜決定されるもので
ある。即ち検出センサーの観察範囲が十分小さく高い感
度を持っている場合は、小さい幅でごく目立たない粗面
することで目的は達成される。また感光体回転位置を示
す同期信号作成用のマーキングとしては、光学的に性状
の異なるもののみならず、その他の物理特性が異なる性
状であってもその性状差を検出できるセンサーを用いる
ことによって感光体同期信号を得ることが可能である。
1aを検出することで電荷像を形成し、プロセス制御を
行う点について以下に説明するが、その前に本発明によ
るマーク1a検出に応じて基準画像である電荷像を検出
することで、プロセス制御の精度が向上することを明記
しておく。
とトナー付着量検出を20回繰り返し、検出精度の検討
を行った結果を図3に示した。参考のためにトナーパッ
チ像の作成及び検出を、前記マーク1aの検出信号を基
準に行った場合と、これを使用しない、感光体回転に非
同期で、トナーパッチ像作成及び検出を行った場合の両
方の結果を示した。
は、30mm×36mmの大きさのパッチとなるように
ブランクランプ20をタイミングを取って選択点灯さ
せ、かつ帯電チャージャーのスクリーングリッドに印加
されるバイアス電圧を300V,400V,500Vの
3種類に変化させて3つのトナーパッチ像を作成した。
この際、コピーランプは消灯した。マーク1aの検出に
よる感光体回転同期信号に基づいてトナーパッチ像を作
成する場合においては、同期信号検出後、0.5秒後に
スクリーングリッド電圧300Vによる電荷像21を形
成した。その後1.1秒間隔で400V,500Vに応
じた電荷像21を作成するようにした。この形成のタイ
ミングを図5のタイムチャートに示している。
るために現像器5を駆動させ所定の現像バイアス電圧を
供給させ、トナーパッチ像を形成した。図3はこれらの
トナーパッチの濃度(画像濃度)を濃度計で読み取り、
縦軸にそのトナー濃度を示した。
ク1aを形成することなく感光体1の回転と非同期でト
ナーパッチ像を形成した場合には、その濃度差が0.2
〜0.25程度になる。これに対し本発明によるマーク
1aの検出に基づく感光体1の回転と同期してトナーパ
ッチ像を形成した時には、その濃度差が±0.05程度
にまで押えられる。
荷像21を電位センサー12にて検出した結果を図3と
同様に図4に示した。該図において、表面電位は、表面
電位センサー12にて検出した電位であって、この値を
縦軸に示した。
は検出結果のバラツキが各電荷像において±20〜30
V程度存在するのに対して、本発明の方法によれば、検
出結果のバラツキは±5V程度に収まっており、本発明
の目的とするプロセス制御のための検出精度として満足
できるものとなっている。よって、マーク1aの検出に
基づいて標準の画像を形成した場合、この検出精度が向
上し、これに基づいてプロセス制御することで最良なる
画質制御を行える。
ると、一定速度で回転する感光体1に対し、光学センサ
ー22の発光部による光照射が始まる。光学センサー2
2は、マーク1aに対して、例えば、出力が低下する信
号を増幅器13b、A/D変換器14bを介してCPU
(制御部)15に送ることによって、感光体1上の基準
位置をCPU15に知らせる。
電器2による帯電を始めとして、ブランクランプ20を
駆動制御して電荷像21を形成する一連の動作を実行す
る。電荷像21は、基準位置の検出から一定時間経過後
に感光体1上に形成されるため、その形成位置は常に同
じである。
の如く形成された電荷像21の表面電位の検出が開始さ
れ、その検出信号が増幅器13a、A/D変換器14a
を介してCPU15に送られる。CPU15は、送られ
てくる信号と最適画像を得ることができる基準値とを比
較し、その比較結果に基づいて、例えばコピーランプ3
aの光量制御を行うためにランプ駆動回路9を介してコ
ピーランプ3aの電圧を最適値に制御する。また、ラン
プ制御ではなく、帯電器2による感光体1の表面電位を
制御するために、スクリーングリッド電極に供給される
電圧を、電源17を介して制御する。さらに、上述以外
には、現像器5、特に現像スリーブに供給される現像バ
イアスを電源18を介して最適状態に制御する。
したマーク1aの検出時を基準として、一定の電荷像2
1を感光体1上の同じ位置に形成し、この電荷像の検出
値に基づいて、プロセス因子の最適化を図った後に、原
稿に対する複写プロセス動作を行うので、黒ベタまたは
ハーフトーンの画像濃度が常に一定となり、非常に安定
した画質が得られる。
よびプロセス因子の最適制御を、基本的には原稿の複写
プロセス毎に行うことが理想的であるが、複写スピード
の低下やパッチ複写プロセスによるトナー消費の増大を
招く。このため、実際には、 (1)メインスイッチON時 (2)特定枚数の複写終了毎 (3)一定時間の放置後 等の組合せ、あるいはいずれか一つのタイミングで実施
するとよい。
ーク1aの検出に応じて、プロセス制御のための電荷像
21を形成し、この電荷像21の状態検出、つまり電位
検出に基づいてコピーランプ1a等を最適値に制御して
いる。そこで、上記感光体1の回転によりマーク1aが
検出できなければ、つまり数回転してもマーク1aが検
出されずCPU15にその信号が入力されなければCP
U15は、信号Aを出力し警告表示ランプ23を点灯さ
せ、ユーザーに最適画像を形成する制御が行えないこと
を知らせる。これと同時に、複写装置を使用不可能な状
態に設定してもよい。警告表示ランプ23は、例えば、
複写装置の操作パネル上に配置されている。
ることがCPU15にて自己診断等にて認識できたので
あれば、感光体1及びプロセス部での異常がなければ画
像を形成できる。そのため複写装置を使用可能な状態と
し、各画像形成にかかるプロセス部を低濃度レベルの画
像品質が得られる条件に設定し、画像形成を制御する。
CPU15による自己診断としては従来より周知のこと
であって、例えば感光体を停止させた状態において、光
学センサー22の発光部の出力を種々変化させた時の受
光部の出力変化により、異常であるか否かを自己診断で
きる。上記出力変化がなければ、センサー22を含む増
幅器13b、A/D変換器14bの検出回路が異常であ
ることが判別できる。
マーク1aの検出信号が入力されない場合には、感光体
1の不良や感光体の誤挿入等が考えられるため、画像形
成動作を阻止することが最良である。しかし、感光体1
等には感光体自体または感光体を回転支持する一体的に
なったフランジ等に、感光体の感度特性等が書き込まれ
ており、この特性を読み込む読込手段を含む特性入力器
24からの入力信号をCPU15に送り込む。該CPU
15が入力される特性情報が適性な感光体であると判別
できているのであれば、上述したように低濃度レベルの
画像品質が得られる条件で、プロセス制御してもよい。
ためのマーク1aの他の実施例を明記する。図2(b)
にその一例を示している。感光体1の非画像部に、幅3
mm、長さ15mmの黒色のマーク1bが少なくとも1
カ所印刷によつて施されている。この部分の読み取りが
可能な位置に光学センサー22aが配置されている。こ
の光学センサー22aの構造や回路は、図1に示される
ものと同等である。この回路によつて感光体1の各回転
に1つのパルスを発生させることができ、前記マーク1
bによる回転同期信号を作成することができた。
は、マークそのものの性状が感光体の使用にともなって
変化してしまうことが考えられる。本実施例においては
形成されるマーク位置は、感光体表面の非画像部であっ
て、クリーナーブレードの存在しない範囲に選択した。
こうすることによってマーク1bは、クリーナーブレー
ドによる機械的なストレス受けることがなく、長時間
(約300K枚コピー)にわたっても問題なく使用する
ことができる。
体1自体に回転位置検出用のマーク1a,1bを形成し
た場合、素管(導電性基板)上の一部に表面性状の異な
る部分、又は画像形成領域外に設けるだけでよく、また
このマークは感光体材料によって保護されており、感光
体寿命の期間中変化する事なく極めて安定したものであ
る。さらには、感光体表面には何らの凹凸等もないため
クリーナー部のトナー受けシール、現像槽の穂立ちなど
に対して悪影響を及ぼすこともなく、クリーナーブレー
ド反転の問題を発生させる事もなく、極めて優秀な効果
を得ることができる。
とは別に、感光体の回転軸に固定される回転円板にスリ
ットを形成し、該スリットを検出することで、容易に位
置検出が行える。この場合、回転円板のスリット幅を種
々変えることで、本発明による同期信号の他に他の制御
用の信号を操ることができる。しかも、回転円板の第1
番目のスリット検出信号に基づいて、第1番目の電荷像
を形成し、第2番目のスリット検出信号に応じて、第2
番目の電荷像を形成するといったことも可能で、より制
度のよいプロセス制御が望める。
成される電荷像を検出することで、プロセス制御してい
る。しかし、電荷像の表面電位置を検出する電位センサ
ーには非常に高価で、また感光体1との間隔の位置調整
が面倒になることが予測されるのであれば、次の現像器
5にて現像を行って、この現像されたトナー像(トナー
パッチ像)を、光学センサーにて濃度測定(検出)する
ことでプロセス制御することもできる。そのために、光
学センサーについては、少なくとも現像器5の下流側に
配置すればよい。該光学センサーについても、マーク検
出のための光学センサー22と同等のもので、感光体1
表面に付着したトナー密度等を容易に検出でき、そのト
ナー像の濃度に応じた信号を得ることができる。このト
ナー像の検出濃度に基づく信号に応じてCPU15は、
コピーランプ3a,帯電器2,現像器5等のプロセス制
御を行う。
学系3をレーザー駆動系としたレーザープリンタ、LE
D駆動系としたLEDプリンタ等の画像形成装置にも本
発明は同様にして実施できることは勿論である。
ロセス制御のため感光体への基準電荷像を、常に同一位
置に形成することから、該電荷像の検出状態に基づいた
適正状態でのプロセス制御を行うことができ、メカ的要
素による不具合を解消して適正な画質を得ることができ
る。
検出信号が出力されない場合には、警告により適正画像
が得られないことを知らせることと、低濃度レベルの画
像を得るようにプロセス条件を設定するため、感光体の
誤装着やマーキング不良感光体又は異なる種類の感光体
が使用された場合に、画像形成を行っても感光体へのダ
メージを軽減し、トナー消費量の増大防止や、トナー飛
散等を防止できる。
真複写装置の制御系を含めた概略断面を示す図。
出のためのマーク形成の一態様を示す斜視図であり、
(a)はマークを感光体の中央に、(b)は感光体の画
像形成領域外に設けられた例を示す。
るトナー濃度による振れの状態を示す特性図。
の振れとを示す特性図。
ングを示すタイムチャート。
量を示す図。
ク) 2 帯電器 3 光学系 3a コピーランプ 5 現像器 11 基準画像部 12 表面電位センサー(電荷像の表面電位検出用) 15 CPU(制御部) 16,17,18 電源 19 コピーランプ駆動回路 21 電荷像 22,21a 光学センサー(マーク検出用)
Claims (2)
- 【請求項1】 感光体に所望の画像を形成するための電
子写真法による各種プロセス部を備えてなる画像形成装
置において、 感光体の回転位置を検出する位置検出手段、 該位置検出手段の検出信号に基づいて画像形成に先立ち
感光体の所望の基準画像を形成する手段、 該基準画像形成手段にて形成された画像の状態を検出す
る画像検出手段、 該画像検出手段の検出状態に応じて画像形成プロセス部
を制御する制御手段、とを備え、 上記制御手段は上記位置検出手段による感光体の回転位
置の非検出に応答して警告を行う手段を制御すると共
に、低濃度レベルの画像を得ることができる条件に設定
してプロセス部を制御することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】 上記感光体の回転位置検出手段は、感光
体の一部に形成された基準マークと、該マークを検出す
る発光及び受光素子からなる光電センサーとからなる請
求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP5065283A JP2981359B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP5065283A JP2981359B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | 画像形成装置 |
Publications (2)
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JPH06273988A JPH06273988A (ja) | 1994-09-30 |
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JP5065283A Expired - Lifetime JP2981359B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | 画像形成装置 |
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---|---|---|---|---|
JP5028892B2 (ja) * | 2006-07-18 | 2012-09-19 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成装置及びプリントヘッド |
-
1993
- 1993-03-24 JP JP5065283A patent/JP2981359B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06273988A (ja) | 1994-09-30 |
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