JPH0989489A - ヘッダーの製法 - Google Patents
ヘッダーの製法Info
- Publication number
- JPH0989489A JPH0989489A JP24467595A JP24467595A JPH0989489A JP H0989489 A JPH0989489 A JP H0989489A JP 24467595 A JP24467595 A JP 24467595A JP 24467595 A JP24467595 A JP 24467595A JP H0989489 A JPH0989489 A JP H0989489A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip
- header
- branch pipe
- strip plate
- hole
- Prior art date
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- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘッダーの成形が簡単に行なえ、しかもそれ
ぞれの枝管の突出角度,寸法等を正確にできるヘッダー
の製法を提供する。 【解決手段】 帯板5aの長手方向に沿って該帯板5a
に所定間隔毎に複数の貫通孔51を穿設し、該貫通孔5
1に枝管6の端部を嵌入する。そこで、帯板5aの裏面
側に突出した枝管6の端部外周と貫通孔51の周縁部と
を溶接する。次に、枝管6を接続した前記帯板5aの長
手方向の側縁を帯板5aの裏面側に折り曲げ、帯板5a
の側縁同志を突き合わせ溶接する。 【効果】 角度,寸法精度等に優れたヘッダーを簡単に
製造できる。
ぞれの枝管の突出角度,寸法等を正確にできるヘッダー
の製法を提供する。 【解決手段】 帯板5aの長手方向に沿って該帯板5a
に所定間隔毎に複数の貫通孔51を穿設し、該貫通孔5
1に枝管6の端部を嵌入する。そこで、帯板5aの裏面
側に突出した枝管6の端部外周と貫通孔51の周縁部と
を溶接する。次に、枝管6を接続した前記帯板5aの長
手方向の側縁を帯板5aの裏面側に折り曲げ、帯板5a
の側縁同志を突き合わせ溶接する。 【効果】 角度,寸法精度等に優れたヘッダーを簡単に
製造できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッダーの製法に
関し、詳しくは密閉式冷却塔で好適に使用できるヘッダ
ーの製法に関する。
関し、詳しくは密閉式冷却塔で好適に使用できるヘッダ
ーの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に密閉式冷却塔は、図4に半断面図
で示した如く塔体1の上方に上部水槽2を設け、該上部
水槽2の下方に充填材ユニット3を上下に複数段配置す
ると共に、上下の充填材ユニット3の間に被冷却水を循
環させる導管4を配設した構成からなっており、前記導
管4の端部はヘッダー(マニホールド)Aの枝管6に接
続されている。
で示した如く塔体1の上方に上部水槽2を設け、該上部
水槽2の下方に充填材ユニット3を上下に複数段配置す
ると共に、上下の充填材ユニット3の間に被冷却水を循
環させる導管4を配設した構成からなっており、前記導
管4の端部はヘッダー(マニホールド)Aの枝管6に接
続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ヘッダ
ーAは従来から次のようにして製造していた。即ち、管
状に成形した本管5の長手方向に沿って所定間隔毎に複
数の貫通孔を穿設し、それぞれの貫通孔に枝管6の端部
を嵌入してから枝管6の端部外周と貫通孔の周縁部とを
溶接していた。しかしながら、この従来製法の場合に
は、本管5に所定間隔毎に貫通孔を穿設するとき位置決
めが正確に行なえなかったり、溶接作業に手間がかかる
ことがあった。また、この溶接時に発生した歪みによっ
て、それぞれの枝管6の突出方向(角度)が一定となら
ず、導管4との接続が旨く行なえないことがあった。
ーAは従来から次のようにして製造していた。即ち、管
状に成形した本管5の長手方向に沿って所定間隔毎に複
数の貫通孔を穿設し、それぞれの貫通孔に枝管6の端部
を嵌入してから枝管6の端部外周と貫通孔の周縁部とを
溶接していた。しかしながら、この従来製法の場合に
は、本管5に所定間隔毎に貫通孔を穿設するとき位置決
めが正確に行なえなかったり、溶接作業に手間がかかる
ことがあった。また、この溶接時に発生した歪みによっ
て、それぞれの枝管6の突出方向(角度)が一定となら
ず、導管4との接続が旨く行なえないことがあった。
【0004】本発明はかかる課題を解決したものであっ
て、ヘッダーの成形が簡単に行なえ、しかもそれぞれの
枝管の突出角度,寸法等を正確にできるヘッダーの製法
を提供するものである。
て、ヘッダーの成形が簡単に行なえ、しかもそれぞれの
枝管の突出角度,寸法等を正確にできるヘッダーの製法
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、平板状の帯板
を折り曲げて本管を成形すると共に、該本管に複数本の
枝管を突設したヘッダーを製造するにあたり、まず帯板
の長手方向に沿って該帯板に所定間隔毎に複数の貫通孔
を穿設する。次いで、予め準備した枝管の端部を前記帯
板の片面側からそれぞれの貫通孔に嵌入し、該帯板の裏
面側に突出したそれぞれの枝管の端部外周と貫通孔の周
縁部とを溶接する。そこで、枝管を接続した前記帯板の
長手方向の側縁を帯板の裏面側に折り曲げてから、該帯
板の側縁同志を突き合わせ溶接して本管を成形すること
を特徴とする。
を折り曲げて本管を成形すると共に、該本管に複数本の
枝管を突設したヘッダーを製造するにあたり、まず帯板
の長手方向に沿って該帯板に所定間隔毎に複数の貫通孔
を穿設する。次いで、予め準備した枝管の端部を前記帯
板の片面側からそれぞれの貫通孔に嵌入し、該帯板の裏
面側に突出したそれぞれの枝管の端部外周と貫通孔の周
縁部とを溶接する。そこで、枝管を接続した前記帯板の
長手方向の側縁を帯板の裏面側に折り曲げてから、該帯
板の側縁同志を突き合わせ溶接して本管を成形すること
を特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面にて
詳細に説明する。図1は帯板に貫通孔を穿設する工程の
斜視図、図2は貫通孔に枝管の端部を嵌入してから溶接
する工程の断面図、図3は本発明によって得られたヘッ
ダーの断面図であって、図中の符号5aは平板状の帯
板、5は本管、6は枝管である。
詳細に説明する。図1は帯板に貫通孔を穿設する工程の
斜視図、図2は貫通孔に枝管の端部を嵌入してから溶接
する工程の断面図、図3は本発明によって得られたヘッ
ダーの断面図であって、図中の符号5aは平板状の帯
板、5は本管、6は枝管である。
【0007】帯板5aは、鋼鉄,銅等の金属板からなる
ものであって、本発明ではこの平板状の帯板5aに長手
方向に亘って貫通孔51を穿孔する位置をけがき、ボー
ル盤等を用いて帯板5aに複数の貫通孔51を穿設す
る。この時、帯板5aに長手方向に連続、または断続す
る折曲線bを刻設しておくとよい。
ものであって、本発明ではこの平板状の帯板5aに長手
方向に亘って貫通孔51を穿孔する位置をけがき、ボー
ル盤等を用いて帯板5aに複数の貫通孔51を穿設す
る。この時、帯板5aに長手方向に連続、または断続す
る折曲線bを刻設しておくとよい。
【0008】そこで、所要個数の金属製枝管6を準備す
る。枝管6は、図2に示した如く一端部にフランジ61
を有し、その他端部に段差をもって外径が縮小した小径
部62が設けられている。この枝管6の小径部62を前
記帯板5aの片面側から貫通孔51に嵌入し、帯板5a
の裏面側に突出した枝管6の端部外周と貫通孔51の周
縁部とを溶接する。この操作を順次繰り返して、それぞ
れの貫通孔51に枝管6を接続する。
る。枝管6は、図2に示した如く一端部にフランジ61
を有し、その他端部に段差をもって外径が縮小した小径
部62が設けられている。この枝管6の小径部62を前
記帯板5aの片面側から貫通孔51に嵌入し、帯板5a
の裏面側に突出した枝管6の端部外周と貫通孔51の周
縁部とを溶接する。この操作を順次繰り返して、それぞ
れの貫通孔51に枝管6を接続する。
【0009】次に、枝管6を接続した前記帯板5aを折
曲線bに沿って折り曲げ、帯板の長手方向の側縁52,
52同志を突き合わせて溶接する。かくして、平板状の
帯板5aから断面正方形の本管5が成形されると共に、
本管5に複数の枝管6が突設したヘッダーAが製造され
る。本発明の製法によるヘッダーAは枝管6の突出角
度,位置寸法等が正確になるので、このヘッダーAを密
閉式冷却塔に使用するとき導管4との接続が簡単に行な
える。尚、図3には帯板5aを正方形に折り曲げて本管
5としたものを例示したが、本発明はこのものに限定さ
れない。本管5の断面形状を六角形、八角形等に成形す
ることもできる。
曲線bに沿って折り曲げ、帯板の長手方向の側縁52,
52同志を突き合わせて溶接する。かくして、平板状の
帯板5aから断面正方形の本管5が成形されると共に、
本管5に複数の枝管6が突設したヘッダーAが製造され
る。本発明の製法によるヘッダーAは枝管6の突出角
度,位置寸法等が正確になるので、このヘッダーAを密
閉式冷却塔に使用するとき導管4との接続が簡単に行な
える。尚、図3には帯板5aを正方形に折り曲げて本管
5としたものを例示したが、本発明はこのものに限定さ
れない。本管5の断面形状を六角形、八角形等に成形す
ることもできる。
【0010】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は平板状の帯
板を折り曲げて本管を成形する前に、帯板に貫通孔を穿
設し、該貫通孔に枝管の端部を嵌入して帯板の裏面側に
突出した枝管の端部外周と貫通孔の周縁部とを溶接する
ので、ヘッダーの成形が簡単に行なえ、しかもそれぞれ
の枝管の突出角度,寸法等を正確にすることがきる。従
って、このヘッダーを密閉式冷却塔に使用すると、導管
との接続が簡単に行なえる。
板を折り曲げて本管を成形する前に、帯板に貫通孔を穿
設し、該貫通孔に枝管の端部を嵌入して帯板の裏面側に
突出した枝管の端部外周と貫通孔の周縁部とを溶接する
ので、ヘッダーの成形が簡単に行なえ、しかもそれぞれ
の枝管の突出角度,寸法等を正確にすることがきる。従
って、このヘッダーを密閉式冷却塔に使用すると、導管
との接続が簡単に行なえる。
【図1】図1は本発明の一実施例を示す帯板に貫通孔を
穿設する工程の斜視図である。
穿設する工程の斜視図である。
【図2】図2は枝管の端部を貫通孔に嵌入して溶接する
工程の断面図である。
工程の断面図である。
【図3】図3は本発明によって得られたヘッダーの断面
図である。
図である。
【図4】図4は密閉式冷却塔の半断面図である。
1 塔体 2 上部水槽 3 充填材ユニット 4 導管 5 本管 6 枝管 5a 平板状の帯板 A ヘッダー
Claims (1)
- 【請求項1】 平板状の帯板を折り曲げて本管を成形す
ると共に、該本管に複数本の枝管を突設したヘッダーを
製造するにあたり、次の各工程からなることを特徴とす
るヘッダーの製法。 帯板の長手方向に沿って該帯板に所定間隔毎に複数の
貫通孔を穿設すること、 予め準備した枝管の端部を前記帯板の片面側からそれ
ぞれの貫通孔に嵌入し、 該帯板の裏面側に突出したそれぞれの枝管の端部外周と
貫通孔の周縁部とを溶接すること、 枝管を接続した前記帯板の長手方向の側縁を帯板の裏
面側に折り曲げ、該帯板の側縁同志を突き合わせ溶接し
て本管を成形すること、
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24467595A JP3634025B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | ヘッダーの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24467595A JP3634025B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | ヘッダーの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0989489A true JPH0989489A (ja) | 1997-04-04 |
JP3634025B2 JP3634025B2 (ja) | 2005-03-30 |
Family
ID=17122282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24467595A Expired - Fee Related JP3634025B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | ヘッダーの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3634025B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009115198A1 (de) * | 2008-03-19 | 2009-09-24 | Linde Aktiengesellschaft | Schweissbadsicherung |
US9366139B2 (en) | 2013-04-09 | 2016-06-14 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Repair method of plate member, plate member, combustor, ring segment, and gas turbine |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24467595A patent/JP3634025B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009115198A1 (de) * | 2008-03-19 | 2009-09-24 | Linde Aktiengesellschaft | Schweissbadsicherung |
US9366139B2 (en) | 2013-04-09 | 2016-06-14 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Repair method of plate member, plate member, combustor, ring segment, and gas turbine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3634025B2 (ja) | 2005-03-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041122 |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20041129 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
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